JPH07110335B2 - 排ガス処理装置 - Google Patents
排ガス処理装置Info
- Publication number
- JPH07110335B2 JPH07110335B2 JP6568788A JP6568788A JPH07110335B2 JP H07110335 B2 JPH07110335 B2 JP H07110335B2 JP 6568788 A JP6568788 A JP 6568788A JP 6568788 A JP6568788 A JP 6568788A JP H07110335 B2 JPH07110335 B2 JP H07110335B2
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- ash
- exhaust gas
- cooling
- dust
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- Electrostatic Separation (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は都市ごみ等の焼却炉から発生する燃焼ガス中の
塩化水素等の酸性ガスを除去する排ガス処理装置におい
て、捕集された排ガス中の排出灰を冷却して有効に利用
するようにした排ガス処理装置に関するものである。
塩化水素等の酸性ガスを除去する排ガス処理装置におい
て、捕集された排ガス中の排出灰を冷却して有効に利用
するようにした排ガス処理装置に関するものである。
都市ごみ又は産業廃棄物の燃焼排ガス中に含まれる極め
て濃度の高い塩化水素等の酸性ガスを除去するため、反
応吸収剤である消石灰粉末等を排ガス中に吹込み且つ集
じん装置にて捕集された集じん捕集灰（この灰の中には
未反応の消石灰等の未反応吸収剤が含まれている）を加
湿または冷却して再度排ガスに吹込むことによって、酸
性ガス除去率を高め且つ消石灰の反応率を高めるための
方式は、本出願人によってすでに提案されている（特願
昭59−230317）。
て濃度の高い塩化水素等の酸性ガスを除去するため、反
応吸収剤である消石灰粉末等を排ガス中に吹込み且つ集
じん装置にて捕集された集じん捕集灰（この灰の中には
未反応の消石灰等の未反応吸収剤が含まれている）を加
湿または冷却して再度排ガスに吹込むことによって、酸
性ガス除去率を高め且つ消石灰の反応率を高めるための
方式は、本出願人によってすでに提案されている（特願
昭59−230317）。
この方式においては、第２図に示すように、塩化水素含
有排ガスの集じん装置24に至る一連の排ガスダクト25の
集じん装置24の上流側に新鮮な粉状吸収剤（例えば消石
灰）21をライン26に沿って吹込み、反応室22で反応させ
る。一方、集じん装置24に捕集された未反応粉末吸収剤
は未反応吸収剤吹込ライン27に適宜設けた加湿装置28を
経て、未反応吸収剤の反応室23の上流に吹込まれる。
有排ガスの集じん装置24に至る一連の排ガスダクト25の
集じん装置24の上流側に新鮮な粉状吸収剤（例えば消石
灰）21をライン26に沿って吹込み、反応室22で反応させ
る。一方、集じん装置24に捕集された未反応粉末吸収剤
は未反応吸収剤吹込ライン27に適宜設けた加湿装置28を
経て、未反応吸収剤の反応室23の上流に吹込まれる。
なお、余剰の未反応吸収剤はライン29より系外へ排出さ
れる。
れる。
上記本出願人が提案した装置において、未反応吸収剤の
反応率を高めるためには、集じん装置から排出される集
じん捕集灰（未反応吸収剤を含む）を出来るだけ冷却す
る必要がある。ところが、集じん装置から排出される集
じん捕集灰の温度は、設備条件によって異なるが、概ね
200〜300℃と高く、例えば300℃の集じん捕集灰を、例
えば消石灰の場合に望ましい必要冷却温度60℃以下まで
冷却することは容易でない。しかも、集じん捕集灰は連
続供給されるため、オンラインでの冷却が必要である。
反応率を高めるためには、集じん装置から排出される集
じん捕集灰（未反応吸収剤を含む）を出来るだけ冷却す
る必要がある。ところが、集じん装置から排出される集
じん捕集灰の温度は、設備条件によって異なるが、概ね
200〜300℃と高く、例えば300℃の集じん捕集灰を、例
えば消石灰の場合に望ましい必要冷却温度60℃以下まで
冷却することは容易でない。しかも、集じん捕集灰は連
続供給されるため、オンラインでの冷却が必要である。
そこで本発明では、この集じん捕集灰をオンラインでし
かも多量の灰を冷却するようにすることを解決しようと
する課題とするものである。
かも多量の灰を冷却するようにすることを解決しようと
する課題とするものである。
本発明は、排ガス中に吸収剤を供給して酸性ガスを除去
する排ガス処理装置において、排ガス中の灰を捕集する
集じん装置、同集じん装置から排出される灰が供給され
同排出灰を冷却する水冷却スクリューを内装した灰冷却
輸送装置、同灰冷却輸送装置から灰が供給される灰定量
供給機、及び同灰定量供給機から供給される灰を排ガス
ダクト又は排ガス反応室へ還送する灰還送装置を備える
ようにした。
する排ガス処理装置において、排ガス中の灰を捕集する
集じん装置、同集じん装置から排出される灰が供給され
同排出灰を冷却する水冷却スクリューを内装した灰冷却
輸送装置、同灰冷却輸送装置から灰が供給される灰定量
供給機、及び同灰定量供給機から供給される灰を排ガス
ダクト又は排ガス反応室へ還送する灰還送装置を備える
ようにした。
集じん装置で捕集された未反応の吸収剤を含む灰は、灰
冷却輸送装置で輸送される間に水冷却スクリューによっ
て混合、撹拌されると同時に所定温度迄冷却され、灰定
量供給機及び灰還送装置によって所定量づつ排ガスダク
ト又は排ガス反応室に還送される。
冷却輸送装置で輸送される間に水冷却スクリューによっ
て混合、撹拌されると同時に所定温度迄冷却され、灰定
量供給機及び灰還送装置によって所定量づつ排ガスダク
ト又は排ガス反応室に還送される。
未反応の吸収剤を含む集じん装置で捕集された灰は熱伝
達が極めて悪い灰が、この灰は、水冷スクリューによっ
て混合、撹拌されながら冷却されて、同灰はオンライン
で所定温度に効果的に冷却される。このようにして冷却
された未反応の吸収剤を含む灰は、所定量づつ排ガス中
に還送され、低温の未反応の吸収剤と排ガスの酸性ガス
との反応率が高められる。
達が極めて悪い灰が、この灰は、水冷スクリューによっ
て混合、撹拌されながら冷却されて、同灰はオンライン
で所定温度に効果的に冷却される。このようにして冷却
された未反応の吸収剤を含む灰は、所定量づつ排ガス中
に還送され、低温の未反応の吸収剤と排ガスの酸性ガス
との反応率が高められる。
第１図によって本発明の一実施例を説明する。図示しな
い反応室又はダクトにおいて消石灰が噴射供給されて塩
化水素、亜硫酸ガス等の酸性ガスが除去された排ガスＧ
は集じん装置１に導入されてこゝで灰が捕集される。２
は集じん装置１の下部に設けられた灰出しコンベアで、
灰出しシュート３に接続されている。灰出しシュート３
は調節ダンパ４を経て集じん捕集灰の利用側シュート５
及び排出側シュート６に接続されている。利用側シュー
ト５は、中空状となっていてその内部が冷却水W1によっ
て冷却さ伝動プーリ９によって駆動される水冷却スクリ
ュー８を内装した灰冷却輸送装置７の入口側に開口し、
同灰冷却輸送装置７の出口側は灰定量供給機10に接続さ
れている。同灰定量供給機10は撹拌モータ12で駆動され
る撹拌翼11を備え、その灰切出し部13はブロワ14より空
気冷却器15を通った空気が供給される空気配管16に接続
され、灰切出し部13から排出された灰は同空気配管16に
よって排ガスの反応室17へ輸送されるようになってい
る。W2は、空気冷却器15へ供給される空気の冷却水であ
る。
い反応室又はダクトにおいて消石灰が噴射供給されて塩
化水素、亜硫酸ガス等の酸性ガスが除去された排ガスＧ
は集じん装置１に導入されてこゝで灰が捕集される。２
は集じん装置１の下部に設けられた灰出しコンベアで、
灰出しシュート３に接続されている。灰出しシュート３
は調節ダンパ４を経て集じん捕集灰の利用側シュート５
及び排出側シュート６に接続されている。利用側シュー
ト５は、中空状となっていてその内部が冷却水W1によっ
て冷却さ伝動プーリ９によって駆動される水冷却スクリ
ュー８を内装した灰冷却輸送装置７の入口側に開口し、
同灰冷却輸送装置７の出口側は灰定量供給機10に接続さ
れている。同灰定量供給機10は撹拌モータ12で駆動され
る撹拌翼11を備え、その灰切出し部13はブロワ14より空
気冷却器15を通った空気が供給される空気配管16に接続
され、灰切出し部13から排出された灰は同空気配管16に
よって排ガスの反応室17へ輸送されるようになってい
る。W2は、空気冷却器15へ供給される空気の冷却水であ
る。
本実施例では、集じん装置１で捕集された灰、すなわち
集じん捕集灰は、集じん装置の下部に設けた灰出しコン
ベア２によって、灰出しシュート３へ送られる。灰は、
灰出しシュートの中間部に設けられた排出灰の調節ダン
パー４によって、再利用する灰と系外へ排出する灰Ａと
に分けられる。再利用する灰は集じん捕集灰の利用側シ
ュート５へ、系外へ排出する灰は集じん捕集灰排出側シ
ュート６へ送られる。再利用する灰は集じん捕集灰の冷
却輸送装置７へ送られる。集じん捕集灰の冷却輸送装置
７には灰の冷却と灰の輸送を行う水冷却スクリュー８が
内装され、この水冷却スクリュー８は中空になっており
冷却水W1が連続供給され、冷却水W1によって集じん捕集
灰は同スクリュー８によって輸送される間に所定の温度
迄冷却される。この場合、集じん捕集灰は、集じん捕集
灰の冷却輸送装置７の水冷却スクリュー８によって混
合、撹拌されながら冷却され、熱伝達の極めて悪い集じ
ん捕集灰を効果的に冷却することができる。このように
集じん捕集灰の冷却輸送装置７で冷却された灰は、つぎ
に定量供給機10へ送られ、灰切出し部13から所定量、連
続的に切出される。冷却灰定量供給機10には撹拌翼11が
内装され供給機内の灰の均一化が図られている。
集じん捕集灰は、集じん装置の下部に設けた灰出しコン
ベア２によって、灰出しシュート３へ送られる。灰は、
灰出しシュートの中間部に設けられた排出灰の調節ダン
パー４によって、再利用する灰と系外へ排出する灰Ａと
に分けられる。再利用する灰は集じん捕集灰の利用側シ
ュート５へ、系外へ排出する灰は集じん捕集灰排出側シ
ュート６へ送られる。再利用する灰は集じん捕集灰の冷
却輸送装置７へ送られる。集じん捕集灰の冷却輸送装置
７には灰の冷却と灰の輸送を行う水冷却スクリュー８が
内装され、この水冷却スクリュー８は中空になっており
冷却水W1が連続供給され、冷却水W1によって集じん捕集
灰は同スクリュー８によって輸送される間に所定の温度
迄冷却される。この場合、集じん捕集灰は、集じん捕集
灰の冷却輸送装置７の水冷却スクリュー８によって混
合、撹拌されながら冷却され、熱伝達の極めて悪い集じ
ん捕集灰を効果的に冷却することができる。このように
集じん捕集灰の冷却輸送装置７で冷却された灰は、つぎ
に定量供給機10へ送られ、灰切出し部13から所定量、連
続的に切出される。冷却灰定量供給機10には撹拌翼11が
内装され供給機内の灰の均一化が図られている。
切出された冷却灰は、ブロワ14にて発生させ、空気冷却
器15を通して冷却した空気配管16を通る空気により反応
室17の方へ送られ、塩化水素等の酸性ガス除去用吸収剤
として再度利用される。
器15を通して冷却した空気配管16を通る空気により反応
室17の方へ送られ、塩化水素等の酸性ガス除去用吸収剤
として再度利用される。
本実施例では、上に説明したように、集じん装置１で捕
集された未反応の吸収剤を含む灰は、灰冷却輸送装置７
内で水冷却スクリュー８によって混合、撹拌されながら
所定温度迄効果的に冷却される。このように冷却された
灰は、灰定量供給機10によって所定量づつ空気配管16に
供給され、空気冷却器15によって冷却されたフアン14で
発生する空気によって更に冷却されて空気配管16内を通
って反応室17に十分に冷却された状態で還送される。
集された未反応の吸収剤を含む灰は、灰冷却輸送装置７
内で水冷却スクリュー８によって混合、撹拌されながら
所定温度迄効果的に冷却される。このように冷却された
灰は、灰定量供給機10によって所定量づつ空気配管16に
供給され、空気冷却器15によって冷却されたフアン14で
発生する空気によって更に冷却されて空気配管16内を通
って反応室17に十分に冷却された状態で還送される。
従って、未吸収剤を含む所定量の灰は、オンラインで十
分に冷却された上反応室に導入され、排ガス中の塩化水
素等の酸性ガスと高い反応率で反応してこれを除去する
ことができる。
分に冷却された上反応室に導入され、排ガス中の塩化水
素等の酸性ガスと高い反応率で反応してこれを除去する
ことができる。
実験例： 排ガス量3000Nm3/h規模の都市ごみ焼却炉排ガス処理装
置として第１図に示す構造の装置を使用した。電気集じ
ん装置より排出される集じん捕集灰は400kg/hで約300℃
の高温である。この灰のうちから150kg/h分を再利用灰
として使用し、残り250kg/hを系外へ排出した。約300℃
の集じん捕集灰は灰冷却輸送装置で120℃まで下がり、
更に冷却された輸送空気によって反応室へ噴射される直
前で50℃まで下がった。
置として第１図に示す構造の装置を使用した。電気集じ
ん装置より排出される集じん捕集灰は400kg/hで約300℃
の高温である。この灰のうちから150kg/h分を再利用灰
として使用し、残り250kg/hを系外へ排出した。約300℃
の集じん捕集灰は灰冷却輸送装置で120℃まで下がり、
更に冷却された輸送空気によって反応室へ噴射される直
前で50℃まで下がった。
その結果、未反応吸収剤（消石灰）の反応率が上がり、
塩化水素除去率は約15％増大し集じん捕集灰の有効利用
ができることが判明した。
塩化水素除去率は約15％増大し集じん捕集灰の有効利用
ができることが判明した。
本発明は以上説明したように、高温で排出される未反応
吸収剤を含む熱伝達の極めて悪い集じん装置の捕集灰を
水冷却スクリューにおいてオンラインで混合、撹拌しな
がら効果的に冷却し、その上で排ガス中に還送すること
ができ、これによって、未反応の吸収剤の反応率を上げ
て集じん装置の捕集灰の有効利用を行うことができる。
吸収剤を含む熱伝達の極めて悪い集じん装置の捕集灰を
水冷却スクリューにおいてオンラインで混合、撹拌しな
がら効果的に冷却し、その上で排ガス中に還送すること
ができ、これによって、未反応の吸収剤の反応率を上げ
て集じん装置の捕集灰の有効利用を行うことができる。
第１図は本発明の一実施例の説明図、第２図は従来方式
としての特願昭59−230317号に係る方式の基本フロー説
明図である。 １……集じん装置,2……灰出しシュート， ７……灰輸送冷却装置,8……水冷却スクリュー， 10……灰定量供給機,13……灰切出し部， 14……ブロワ,15……空気冷却器， 16……空気配管,17……反応室
としての特願昭59−230317号に係る方式の基本フロー説
明図である。 １……集じん装置,2……灰出しシュート， ７……灰輸送冷却装置,8……水冷却スクリュー， 10……灰定量供給機,13……灰切出し部， 14……ブロワ,15……空気冷却器， 16……空気配管,17……反応室
Claims (1)
- 【請求項１】排ガス中に吸収剤を供給して酸性ガスを除
去する排ガス処理装置において、排ガス中の灰を捕集す
る集じん装置、同集じん装置から排出される灰が供給さ
れ同排出灰を冷却する水冷却スクリューを内装した灰冷
却輸送装置、同灰冷却輸送装置から灰が供給される灰定
量供給機及び同灰定量供給機から供給される灰を排ガス
ダクト又は排ガス反応室に還送する灰還送装置を備えた
ことを特徴とする排ガス処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6568788A JPH07110335B2 (ja) | 1988-03-22 | 1988-03-22 | 排ガス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6568788A JPH07110335B2 (ja) | 1988-03-22 | 1988-03-22 | 排ガス処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01242125A JPH01242125A (ja) | 1989-09-27 |
| JPH07110335B2 true JPH07110335B2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=13294169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6568788A Expired - Fee Related JPH07110335B2 (ja) | 1988-03-22 | 1988-03-22 | 排ガス処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07110335B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6135829A (ja) * | 1984-07-30 | 1986-02-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排ガス処理方法 |
-
1988
- 1988-03-22 JP JP6568788A patent/JPH07110335B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01242125A (ja) | 1989-09-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |