JPH01240262A - 非円形内面研削方法 - Google Patents

非円形内面研削方法

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JPH01240262A
JPH01240262A JP6505488A JP6505488A JPH01240262A JP H01240262 A JPH01240262 A JP H01240262A JP 6505488 A JP6505488 A JP 6505488A JP 6505488 A JP6505488 A JP 6505488A JP H01240262 A JPH01240262 A JP H01240262A
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JP
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work
grinding
diameter
grindstone
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JP6505488A
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English (en)
Inventor
Kazufumi Mikami
三上 和文
Hidehiro Kurono
黒野 英弘
Yoshiharu Watabe
良晴 渡部
Hiroshi Okunishi
弘 奥西
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は非円形内面研削方法に関し、−層詳細には、ワ
ークの回転速度を加工形状に応じて制御しながら研削工
具により当該ワークの内面に非円形内面研削加工を施し
た後、前記ワークの内面形状を計測し、必要に応じ研削
工具径を拡径して再研削加工を施すことにより高精度な
内面形状を得ることの出来る非円形内面研削方法に関す
る。
[発明の背景] ワークに真円以外の内面を研削するために、従来から各
種の非円形内面研削装置が採用されている。自動車エン
ジンにおける楕円型シリンダの内面加工を行う如きはそ
の好例と謂えよう。
この種の非円形内面研削装置の従来例を第1図に示す。
この従来例においては、機台2の上面にワークセット用
の治具4を変位自在に設け、この治具4上にワークスピ
ンドル6を回転自在に支承している。ワークスピンドル
6の先端部にはスピンドルヘッド8が設けられ、当該ス
ピンドルヘッド8の尾端部にはマスタカム10が取り付
けられている。このマスタカム10のインターナルカム
面には機台2の上部に取り付けられているタッチローラ
12が当接する。
そこで、ワークスピンドル6はベルト14の回転作用下
に低速で回転し、この結果、スピンドルヘッド8はタッ
チローラ12に当接するマスタカム10に倣ってZ方向
にスライドし、前記スピンドルヘッド8に保持されてい
るワークWの内面が定位置て回転する回転砥石16によ
って研削される。第2図a乃至Cはこの非円形内面研削
装置によって加工されるワークWと回転砥石16との関
係を示したものである。この場合、回転砥石16はマス
タカム10に倣って回転するワークWの加工点P1、P
2、P3に順次当接することで非円形形状の加工面C1
を形成する。
ところで、ワークWの回転速度を一定にすると、加工形
状が円形の場合には問題ないが、非円形形状の加工面C
1を形成する場合には回転砥石16とワークW(!:が
接触する加工点P1、P2、P3の位置がZ軸に対して
変化するため加工速度が変動してしまう。この場合、均
一な仕上げ面が得られず、また、加工速度の変動に伴い
切削力も変化するた必、ワークWにびびりが発生し易く
、重切削、重研削に対して支障を来す不都合が生じる。
一方、ワークWに対する内面研削加工を長時間行うさ、
回転砥石16が摩耗し工具径が変化する。工具径の変化
した回転砥石16aを用いてさらにワークWの研削加工
を継続すると、当該研削砥石16aとワークWとは加工
点Q、 、Q2、Q3に順次当接することで加工面c2
を形成する。この場合、加工面C2は所望の加工面c1
とは異なった形状となるため、工具径が変化した場合に
も高精度な研削加工を行うことが不可能上なる。
そこで、このような欠点を解消し得るものとして特開昭
第51−79084号に開示された方法がある。この方
法では、ワークに対する回転砥石の加工点が移動しない
よう回転砥石を揺動させながら研削作業を行っている。
この場合、回転砥石の工具径が変化しても所望の形状の
加工面を得ることが出来ると共に、加工点における加工
速度の変動も低減される効果が得られる。
然しなから、ワークの変位動作に連動して回転砥石を揺
動させるためには揺動カム等の複雑なカム機構が必要で
あり、従って、極めて高価なものとなる欠点が指摘され
ている。また、機構の複雑化に伴ってメンテナンスの頻
度が増大するため、作業性も著しく低下する。さらに、
回転砥石を揺動させるだけでは加工点における加工速度
を完全に一定とすることは不可能である。この場合、加
工速度を低速にして当該加工速度の変動の影響を可及的
に低減させることが考えられるが、加工時間が長くなり
生産性が低下する不都合が生じてしまう。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、ワークの回転速度を加工形状に応じて制御しな
がら研削工具により研削加工を行った後、加工面の形状
を計測し、必要に応じ研削工具径を拡径して再研削する
ことにより極めて安価な構成で高精度な非円形内面形状
を有した加工面を得ることの出来る非円形内面研削方法
を提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は揺動自在なスピ
ンドルヘッドにタッチローラと当接するマスタカムおよ
びワークを一体的に取着し、前記スピンドルヘッドを回
転するマスタカムに倣って揺動させワークの内面を回転
する研削工具によって研削する際、ワークの内面に当接
し拡径自在な研削工具のワークに対する移動速度が一定
となるようワークの回転速度を加工形状に応じて制御し
つつ研削を行った後、前記ワークの内面形状を計測し、
この計測結果に基づき必要に応じ工具径調整手段を付勢
して研削工具径を所定量拡径し再研削を行うことを特徴
とする。
また、本発明は研削工具の拡径量をワークの内面形状を
計測することで得られる所望の加工形状に対する偏差量
に基づいて求めることを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係る非円形内面研削方法について好適な
実施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
第3図乃至第6図において、参照符号20は本実施態様
に係る非円形内面研削方法が適用される非円形内面研削
装置を示し、この非円形内面研削装置20は複数個の脚
部22を有する機台23によって支承されている。機台
23の上面には一方の端部側近傍にプレート24が配置
され、このプレート24上にはスピンドル駆動用モータ
26の回転数を所定の範囲で減速する減速機28が載置
固定されている。減速機28の出力軸30にはベルト3
4が張架されている。さらに、プレート24には第1の
軸受32が配設され、この第1軸受32から所定間隔離
間してプレート36上に第2の軸受38が配設されてい
る。第1軸受32と第2軸受38との間には揺動軸40
が橋架されると共に、この揺動軸40にはスピンドルホ
ルダ42が連結されている。すなわち、揺動軸40には
幅広な支柱44の下端側が軸支され、この支柱44の上
端側には前記スピンドルホルダ42が矢印方向に揺動可
能な状態で支承される。スピンドルホルダ42には図示
しないワークスピンドルが軸支されており、前記ワーク
スピンドルの一方の端部にはプーリ46が嵌着され、こ
のプーリ46に前記ベルト34が張架されている。ワー
クスピンドルの他方の端部にはスピンドルヘッド48が
設けられ、このスピンドルヘッド48にはワークWを保
持した治具50が着脱自在に装着されている。そして、
この治具50と前記スピンドルヘッド48との間にアウ
ターナルカムから構成されているマスタカム52が配設
されている。
一方、支柱44には、第7図に示すように、バランスシ
リンダ80から延在するシリンダロッド82が係着され
る。バランスシリンダ80はプレート36に立設されて
いる保持体84に揺動自在に軸支され且つシリンダロッ
ド82の先端部は前記支柱44に取着されている連結部
材85に係合する。
従って、バランスシリンダ80を付勢すれば、第3図の
矢印に示すように、前記揺動軸40を介して支柱44並
びにスピンドルホルダ42がベルト34と共に揺動自在
である。この場合、前記揺動軸40を中心にしてバラン
スシリンダ80側にはショックアブソーバ88が設けら
れ先端部がスピンドルホルダ42の一側部に対設すると
共に、プレート36上には所定角度傾斜してストッパ9
0を設け、このストッパ90によって前記支柱44がバ
ランスシリンダ80の反対側に揺動する時、その変位量
を規制するよう構成している。
そこで、バランスシリンダ80の側部に前記マスタカム
52の周面に当接するタッチローラ92が配設される。
タッチローラ92は一対の軸受94.96によって両端
支持がなされると共に、前記軸受96からタッチローラ
92を回転自在に軸支する軸98の先端部を外部へと露
呈させておく。
次に、機台23の他方の端部側にはプレート100が配
設されている。プレート100には砥石位置補正用モー
タ102が設けられると共に、この砥石位置補正用モー
タ102の回転軸には図示しないがボール螺子が連結さ
れ、このボール螺子の先端部には、第4図および第5図
に示すように、所定角度傾斜する面部を有する補正テー
ブル104が配設されている。この補正テーブル104
の傾斜面104aに対しては幅広なレール部材106が
係合し、レール部材106にはスライドテーブル108
が固着されている。スライドテーブル108の上部には
、第8図に示すように、V字溝107を有するレール1
10aと平坦なガイド面109を有するレール110b
とが配設され、このレール110a、 110bに対し
て変位自在に切込テーブル111が係合すると共に、前
記スライドテーブル108には切込用モータ112が固
着されている。
切込用モータ112にはその回転駆動軸にボール螺子1
13が連結され、このボール螺子113が前記切込テー
ブル111に螺合することによって当該切込テーブル1
11をレール110a、 110b上に変位自在に動作
させる。切込テーブル111には、さらに砥石回転用モ
ータ116が固着され、前記砥石回転用モータ116の
回転駆動軸118の先端部には砥石120が着脱自在に
装着されている。
なお、スライドテーブル108の中央部には砥石回転用
モータ116の外周形状に応じた凹状部108aが形成
されており、この凹状部108aと前記砥石回転用モー
タ116との間には間隙115が画成される。
ここで、砥石回転用モーフ116の回転駆動軸118 
には、第9図および第10図に示すように、先端部に指
向して徐々に小径となる工具径調整手段としてのテーパ
部122が段部124を介して形成されており、前記テ
ーパ部122の先端部には雄螺子部126が形成される
。この場合、段部124には切粉排出用のテーパ面12
8を有したスペーサ130が嵌合する。また、テーパ部
122には砥石120が嵌合し、ワシャ132を介して
雄螺子部126に螺合するナツト134により回転駆動
軸118に固定される。
なお、砥石120は第11図aおよびbに示すように構
成される。すなわち、この砥石120は略円筒状の基台
136の外周面に研削用の砥粒138を貼着して構成さ
れており、前記基台136の内周面は回転駆動軸118
に形成されたテーパ部122に対応したテーパ面140
となっている。また、このテーパ面140には基台13
6の長手方向に指向して複数の溝部142が形成されて
いる。従って、砥石120は回転駆動軸118のテーパ
部122に嵌合しその軸線方向に移動させた場合、スペ
ーサ130の長さlの範囲内で拡径されることになる。
なお、前記溝部142の底部はその断面形状が略円形に
構成されており、砥石120の拡径時における応力集中
がこの部分によって回避される。
一方、プレート100のストッパ90側には測定機構1
44が隣接される。すなわち、プレート100上に支持
体146が立設され、この支持体146にはエアシリン
ダ148が固着されている。エアシリンダ148のシリ
ンダロッド150の先端部には前記ワークWの加工面に
対応するように所定圧力でエアを噴出する複数個のエア
マイクロ152が着脱自在に装着されている。なお、図
中、参照符号154a、154bはエアシリンダ148
の付勢作用下にシリンダロッド150並びにエアマイク
ロ152を正確に動作させるためのガイドロッドである
本実施態様に係る非円形内面研削方法が適用される装置
は基本的には以上のように構成されるものであり、次に
この装置を用いた非円形内面研削方法について説明する
先ず、バランスシリンダ80を駆動させることによって
揺動軸40を介して支柱44をストッパ90側へと傾動
させる。この結果、スピンドルホルダ42側では十分な
スペースが得られ、これによって、スピンドルヘッド4
8には倣い加工に必要とされるマスタカム52および治
具50が装着される。次いで、前記治具50に対してワ
ークWが装着される。
そこで、再びバランスシリンダ80を駆動して支柱44
を現位置へ復帰させる。その際、支柱44が所定量以上
揺動しようとする時、ショックアブソーバ88の先端部
はこの支柱44に保持されるスピンドルホルダ42に当
接し、それ以上の傾動動作を阻止する。このようにして
バランスシリンダ80を介してスピンドルホルダ42に
軸支されたワークスピンドルが位置決めされる。その際
、タッチローラ92はスピンドルヘッド48に取着され
たマスタカム52の周面に当接されることは謂うまでも
ない。
次に、スピンドル駆動用モータ26を付勢すれば、その
回転力は減速機28を介して所定の低速回転数に減速さ
れ、出力軸30を経てベルト34に当該減速された回転
力が伝達され、これによってプーリ46を回転させる。
この結果、プーリ46’を軸支するワークスピンドルが
回転し、タッチローラ92に圧接するマスタカム52の
形状に沿ってスピンドルヘッド48が倣い回転すること
になる。一方、切込用モーフ112が駆動され、切込テ
ーブル111が図示しないボール螺子の作用下に砥石1
20を前記ワークWに指向して変位させる。この間、砥
石回転用モータ116を所定の回転数で回転しておけば
、回転駆動軸118は前記砥石120を所望の回転数で
回転することになる。
そこで、砥石120を最終的にワークWに形成されてい
るボア内面に臨ませ、当該内面を研削する。
ここで、スピンドル駆動用モータ26は非円形の加工形
状に応じて制御される。すなわち、例えば、第2図a乃
至Cに示す加工面C1を形成する場合、砥石120が加
工面C1の直線部分を研削する時はワークWの回転速度
を遅くし、また、円弧部分を研削する時はワークWの回
転速度を速くするようにスピンドル駆動用モータ26を
制御する。この結果、砥石120は当該ワークWの非円
形状ボアの内周壁面を一定の速度で研削するに至る。こ
のように、スピンドル駆動用モータ26を制御すること
によって、ワークWの非円形からなるボアが精密に研削
される。
なお、砥石回転用モータ116から砥石120に至る部
分には研削加工時において熱が発生し、この熱によって
これらが膨張し砥石120に位置ずれの生じることが懸
念される。然しなから、本実施態様では、第8図に示す
ように、スライドテーブル108に凹状部108aを形
成することにより、砥石回転用モータ116 とスライ
ドテーブル108との間に間隙115を画成している。
従って、砥石回転用モータ116の熱膨張の影響は前記
間隙115によって好適に吸収されるため、砥石120
に熱による位置ずれの生じることがなく、−層高精度な
内面研削が実現される。
一方、ワークWに所定の加工面が形成されると、切込用
モータ112が再び駆動され切込テーブル111を現位
置へと復帰させる。すなわち、砥石120はワークWか
ら退出することになる。
そこで、バランスシリンダ80が再び駆動されて支柱4
4はストッパ90側へと揺動する。この結果、ストッパ
90により保持されたスピンドルホルダ42側に対して
測定機構144が臨むことになる。
すなわち、前記のようにスピンドルホルダ42がストッ
パ90側へと位置決めされると、シリンダロッド150
の先端のエアマイクロ152は前記ワークWの非円形型
内面に臨むことになる。そこで、エアシリンダ148を
付勢すれば、当該エアマイクロ152はワークWのボア
内へと進入する(第5図および第6図参照)。
ここで、エアマイクロ152を伺勢して所定圧力でワー
クWのボア内壁に対して圧力空気を送給する。この結果
、予め基準となるワークから得られている非円形ボアに
対する圧力と今回加工されたワークWのボアとが許容範
囲内であるならば、所定の研削加工品質を備えたものと
してワークWは治具50から取り出される。
一方、ワークWの加工面において所定の研削が施されて
いない場合、エアマイクロ152によって得られた情報
に基づいて砥石120の径の調整を行った後、再びバラ
ンスシリンダ80を駆動してワークWを原位置に復帰さ
せ、前記と同様の研削工程を再開する。
すなわち、ワークWに所望の加工面が形成されていない
場合、砥石120が摩耗し縮径されたものと考えること
が出来る。そこで、回転駆動軸118の先端部よりナツ
ト134を取り外し、砥石120およびスペーサ130
を離脱させる。次いで、スペーサ130をエアマイクロ
152によって測定したデータに従い軸方向に対する長
さβの短いものと交換して再び回転駆動軸118の段部
124に装着した後、前記砥石120をテーパ部122
に嵌合させる。そして、雄螺子部126にワシャ132
を介してナツト134を螺合させる。この場合、砥石1
20の内周面には複数の溝部142が画成されたテーパ
面140が形成されており、このテーパ面140が回転
駆動軸118のテーパ部122に沿ってスペーサ130
側に移動する。従って、砥石120は徐々に拡径された
後、その端面がスペーサ130の端面に当接する。この
ようにして砥石120の工具径を所定の工具径に調整し
た後、再びワークWの非円形内面に対し研削を行う。
ここで、ワーク化の非円形内面は、結局、−定の工具径
からなる砥石120によって研削されたことと略同じ状
態となるため、極約で正確な加工面が得られることにな
る。また、砥石120はスペーサ130を長さlの順次
短くなるものと交換して回転駆動軸118のテーパ部1
22に嵌合することで一定の工具径とすることが出来る
ため、極めて経済的である。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、ワークの回転速度を加
工形状に応じて制御しながら非円形内面研削加工を行っ
た後、前記ワークの内面形状を計測し、必要に応じ研削
工具径を拡径して再研削するようにしている。この場合
、ワークの加工面は一定の加工速度で研削されるため、
研削むらのない高品質な加工面が得られる。また、研削
工具の工具径も一定の範囲内に確保されるため、工具径
の変化に伴う加工精度の低下が生じることがなく、極め
て高精度な加工面を得ることが出来る。さらに、前記研
削工具は工具径がワークの内面形状を計測して得られる
計測値に基づいて拡径することにより一定の範囲内に保
持される。従って、ワークに対する当該研削工具による
加工点は常時一定となる。この結果、前記加工点を一定
とするために研削工具を揺動させる等の複雑な機構が不
要となり、極めて簡便な構成で高精度な非円形内面研削
加工が可能となる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る非円形内面研削装置の一部断面
概略斜視説明図、 第2図a乃至Cは従来技術に係る非円形内面研削方法に
おけるワークと研削工具との関係図、第3図は本発明方
法が適用される非円形内面研削装置の斜視説明図、 第4図は本発明方法が適用される非円形内面研削装置の
平面図、 第5図は本発明方法が適用される非円形内面研削装置が
研削工程終了後、測定機構を介して測定されている状態
を説明する平面図、第6図は本発明方法が適用される非
円形内面研削装置がワークの測定状態にある側面図、第
7図は本発明方法が適用される非円形内面研削装置にお
けるワーク側の配置状態を示す側面説明図、 第8図は本発明方法が適用される非円形内面研削装置に
おける研削工具側の配置状態を示す側面説明図、 第9図は本発明方法が適用される研削工具の分解斜視図
、 第10図は本発明方法が適用される研削工具の断面構成
図、 第11図aおよびbは本発明方法が適用される研削工具
における砥石の断面図および正面図である。 20・・・非円形内面研削装置 23・・・機台 26・・・スピンドル駆動用モータ 28・・・減速機     34・・・ベルト40・・
・揺動軸     42・・・スピンドルホルダ44・
・・支柱      48・・・スピンドルヘッド50
・・・治具      52・・・マスタカム80・・
・バランスシリンダ 88・・・ショックアブソーバ 90・・・ストッパ 102・・・砥石位置補正用モータ 104・・・補正テーブル 108・・・スライドテー
ブル111・・・切込テーブル 112・・・切込用モ
ータ116・・・砥石回転用モータ 120・・・砥石     130・・・スペーサ14
4・・・測定機構   148・・・エアシリンダ15
2・・・エアマイクロ FIG、8

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)揺動自在なスピンドルヘッドにタッチローラと当
    接するマスタカムおよびワークを一体的に取着し、前記
    スピンドルヘッドを回転するマスタカムに倣って揺動さ
    せワークの内面を回転する研削工具によって研削する際
    、ワークの内面に当接し拡径自在な研削工具のワークに
    対する移動速度が一定となるようワークの回転速度を加
    工形状に応じて制御しつつ研削を行った後、前記ワーク
    の内面形状を計測し、この計測結果に基づき必要に応じ
    工具径調整手段を付勢して研削工具径を所定量拡径し再
    研削を行うことを特徴とする非円形内面研削方法。
  2. (2)請求項1記載の方法において、研削工具の拡径量
    はワークの内面形状を計測することで得られる所望の加
    工形状に対する偏差量に基づいて求めることを特徴とす
    る非円形内面研削方法。
JP6505488A 1988-03-18 1988-03-18 非円形内面研削方法 Pending JPH01240262A (ja)

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