JPH0123968Y2 - - Google Patents

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JPH0123968Y2
JPH0123968Y2 JP1981135301U JP13530181U JPH0123968Y2 JP H0123968 Y2 JPH0123968 Y2 JP H0123968Y2 JP 1981135301 U JP1981135301 U JP 1981135301U JP 13530181 U JP13530181 U JP 13530181U JP H0123968 Y2 JPH0123968 Y2 JP H0123968Y2
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JP
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hole
plate
dispensing
seal cylinder
locking
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JP1981135301U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、粒状内容物、例えば調味料等の振出
し容器に使用されるキヤツプに関するもので、要
求される使用状況の変化に適合して同一振出し操
作により振出される内容物の量を調整できるよう
にすることを目的としたものである。
〔従来の技術〕
粒状内容物の振出し容器に組付け使用されるキ
ヤツプは、一般に容器の開口部に組付けられた有
頂筒形状をしたキヤツプ本体の頂板に振出し孔を
開孔しておき、この振出し孔をキヤツプ本体の頂
板上に組付けられた蓋板体により開閉する構成と
なつている。
従来、この蓋板体は約半分部分がキヤツプ本体
への組付き部分となり、他の半分部分が、前記組
付き部分にヒンジを介して結合されて、振出し孔
を実際に開閉する蓋板を形成する部分となつてい
る。
また、内容物の取出しが便利であるように、蓋
体を前後に2分割し、この2分割されたそれぞれ
の蓋体により開口部を開閉するように構成したも
の(例えば、特開昭53−095777号公報)がある。
この特開昭53−095777号公報に示された蓋体は、
個々に開閉される大穴と小穴とを設け、スプーン
を使用して大量の内容物をほぼ定量づつ取出す場
合には大穴側を開放し、内容物を振出し操作によ
り取出す場合には、小穴側を開放するものとなつ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように、従来の振出し容器用キヤツプは、
単一口径の振出し口を有するか、振出し用の単一
口径の振出し口と、スプーンを利用した取出し口
とを設けた構成となつているので、振出しと云う
特定された内容物の取出し操作に従つて内容物を
取出す場合は、振出し口の口径が一定であるの
で、その一回の振出し操作により取出される内容
物の量は常にほぼ一定となつてしまい、内容物の
使用目的および状況の変化に対応した振出し量の
変化を達成できないので使用上の不便が多々生じ
ていた。
すなわち、同一の容器は、味付けに使用する場
合と、味付け終了後のわずかな味の調整をする場
合とでは、前者の方が後者に比べて大量に内容物
を使用することになるが、前者の場合に適合すべ
く構成された振出し容器用キヤツプの場合、1回
の振出し操作で多量の内容物が振出されることに
なり、後者の場合に使用するのに全く不適当とな
つてしまい、反対に後者に適合すべく構成した場
合には、前者の使用時に所望の量の内容物を振出
すのに長い振出し操作時間を要することになつて
極めて不便となる。
本考案は、上記した従来例における問題点を解
消すべく考案されたもので、予め口径の異なる振
出し孔を設けておき、要求される振出し能力に応
じてこの口径の異なる振出し孔を選択使用できる
ようにしたことをその技術的課題とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の手段は、 キヤツプ本体1(第1図および第2図参照)
と、蓋板体12(第5図および第6図参照)とか
ら構成されること、 キヤツプ本体1を、 容器の開口部に組付けられる有頂筒体の頂板2
中央に、この頂板2を横切る形態で設けられると
共に、係止孔10を開孔形成した組付き板部3
と、 この組付き板部3により分割された頂板2の一
方に設けられた大口径の第1の振出し孔8と、他
方に設けられた小口径の第2の振出し孔9と、 振出し孔8および9の間近である頂板2の周端
に設けられた係止片11と、 を有するものとし、また蓋板体12を、 係止孔10に嵌入係止する組付き突片20を下
面に垂下設した取付け板15と、 この取付け板15の一方側端から肉薄となつた
第1のヒンジ21を介して延出設され、下面に第
1の振出し孔8を密閉する第1のシール筒16お
よび嵌入する第1の突片17を設けた第1の蓋板
13と、 取付け板15の他方側端から肉薄となつた第2
のヒンジ22を介して延出設され、下面に第2の
振出し孔9を密閉する第2のシール筒18および
嵌入する第2の突片19を設けた第2の蓋板14
と、 両蓋板13,14の周端内側に係止片11に下
方から係止すべく設けられた係止突片23と、 両蓋板13,14の周端外側に突出設された指
掛け片24と、 を有するものとしたことにある。
〔作用〕
キヤツプ本体1に対する蓋板体12の組付け
は、組付き筒片20を係止孔10内に強引に嵌入
させることにより達成される。
使用に際しては、1回の振出し操作により多量
の内容物を振出したい場合、もしくは内容物を限
定された箇所だけに振出したい場合には、閉状態
(第7図参照)から第1の蓋板13だけを開放
(第8図参照)して第1の振出し孔8を開放して、
この第1の振出し孔8から内容物を振出す。
反対に、1回の振出し操作により少量の内容物
を振出したい場合、もしくは内容物を広範囲に散
布して振出したい場合には、閉状態から第2の蓋
板14だけを開放(第8図2点鎖線参照)して第
2の振出し孔9を開放して、この第2の振出し孔
9から内容物を振出す。
言うまでもないが、一方の蓋板が開放されてい
る場合には、他方の蓋板を“閉”状態にしてお
く。
このように、本考案によるキヤツプは、1回の
振出し操作により振出される内容物の量を切替え
調整することができると共に、内容物を特定の限
定された範囲に振出す場合と、広い範囲に散布し
て振出す場合とで使い分けすることができ、これ
がため単一の容器で種々の振出し形態を得ること
ができて、内容物のより正確な使用を達成するこ
とができる。
また、キヤツプ本体1と蓋板体12とだけによ
り構成され、キヤツプ本体1に対して蓋板体12
を単に嵌入固定するだけで組立てが達成されるの
で、製作組立てが容易である。
そして、両振出し孔8,9は、閉状態において
シール筒片16,18により密閉されるので、そ
の開孔縁部が不要に湿ることがなく、このため開
孔縁部に湿気により内容物が附着するのを確実に
阻止することができ、これにより長期間にわたつ
て内容物の良好な振出し動作を得ることができ
る。
さらに、振出し能力の切替えは、単に容器を反
転すれば良いだけであるので、その振出し容器と
しての使用形態が複雑化するようなことがない。
〔実施例〕
図示実施例の場合、キヤツプ本体1は、内周面
に螺条5を設けた筒壁4を有する有頂筒形状をし
ており、係止孔10はやや肉厚に成形された組付
き板部3に並列に2個形成され、もつてキヤツプ
本体1に対する蓋板体12の組付きを安定したも
のとしている。大口径の第1の振出し孔8は1個
開孔されているのに対し、小口径の第2の振出し
孔9は3個並列に開孔され、もつて内容物の散布
範囲を広くすることができるようにしている。
筒壁4と頂板2との連設部の部外周面には段部
6が形成されていて、この段部6よりも上位とな
る周面部分に係止片11を設け、もつて各蓋板1
3,14の閉姿勢が安定して維持されるようにし
ている。筒壁4の内側に高さの低い内筒片7が垂
下設され、キヤツプ本体1の容器への組付きをよ
り密に達成保持するようにしている。
また、組付き突片20は、その先端を膨大させ
ると共に縦割溝が設けられており、これにより係
止孔10に対する強力な係止を達成すると共に、
この係止孔10に対する嵌入を達成し易くしてい
る。両蓋板13,14の周端部は湾曲下降した形
状となつており、この周端部の下面は、閉状態に
おいて段部6上に乗載位置するものとなつてい
る。頂板2上面の振出し孔8,9開孔縁部にはメ
クラ穴部分が形成されていて、各シール筒片1
6,18がこのメクラ穴部に嵌入することによ
り、振出し孔8,9のより確実な密閉を達成する
ようにしている。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本考案による
キヤツプは、内容物の振出し量、振出し形態を切
替え使用することができ、これにより適確な内容
物の振出し使用を得ることができ、また構造およ
び組立てが極めて簡単なので、安価にかつ簡単に
製造することができ、さらに閉状態の振出し孔を
確実に密閉シールすることができるので、湿気に
よる内容物の振出し孔開孔縁への附着による振出
し機能の低下の発生を阻止することができ、これ
により長期間にわたり良好な振出し形態を維持す
ることができ、またさらにその使用形態に簡単で
ある等多くの優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本考案によるキヤツプ
におけるキヤツプ本体の一実施例を示すもので、
第1図はその平面図、第2図は縦断面図、第3図
は底面図である。第4図ないし第6図は、第1図
ないし第3図に示されたキヤツプ本体に組付けら
れる本考案によるキヤツプの蓋板体の一実施例を
示すもので、第4図は平面図、第5図は縦断面
図、第6図は底面図である。第7図および第8図
は、第1図ないし第6図に示した実施例の組付け
使用形態を示すもので、第7図は閉状態を示す縦
断面図、第8図は、一方の蓋板を開放した状態を
示す縦断面図である。 符号の説明、1……キヤツプ本体、2……頂
板、3……組付き板部、4……筒壁、8……第1
の振出し孔、9……第2の振出し孔、10……係
止孔、11……係止片、12……蓋板体、13…
…第1の蓋板、14……第2の蓋板、15……取
付け板、16……第1のシール筒、17……第1
の突片、18……第2のシール筒、19……第2
の突片、20……組付き突片、21……第1のヒ
ンジ、22……第2のヒンジ、23……係止突
片、24……指掛け片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 容器の開口部に組付けられる有頂筒体の頂板2
    中央に該頂板2を横切る形態で係止孔10を有す
    る組付き板部3を設け、該組付き板部3により分
    割された頂板2の一方に大口径の第1の振出し孔
    8を、そして他方に小口径の第2の振出し孔9を
    開孔すると共に該振出し孔8,9の間近となつた
    前記頂板2の周端にそれぞれ係止片11を設けた
    キヤツプ本体1と、 前記係止孔10に嵌入係止する組付き突片20
    を下面に垂下設した取付け板15の一方側端から
    肉薄となつた第1のヒンジ21を介して前記振出
    し孔8を密閉する第1のシール筒16および嵌入
    する第1の突片17を設けた第1の蓋板13を延
    出設すると共に他方側端から肉薄となつた第2の
    ヒンジ22を介して前記第2の振出し孔9を密閉
    する第2のシール筒18および嵌入する第2の突
    片19を設けた第2の蓋板14を延出設し、さら
    に両蓋板13,14周端内側に前記係止片11に
    下方から係止する係止突片23を設けると共に外
    側に指掛け片24を設けた蓋板体12と、から成
    る振出し容器用キヤツプ。
JP13530181U 1981-09-11 1981-09-11 振出し容器用キヤツプ Granted JPS5841353U (ja)

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JP13530181U JPS5841353U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 振出し容器用キヤツプ

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JP13530181U JPS5841353U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 振出し容器用キヤツプ

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JPS5841353U JPS5841353U (ja) 1983-03-18
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JP13530181U Granted JPS5841353U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 振出し容器用キヤツプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4488667A (en) * 1983-03-03 1984-12-18 Dart Industries Inc. Condiment shaker
JPH066057Y2 (ja) * 1987-07-22 1994-02-16 株式会社吉野工業所 注出栓付きキャップ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5395777A (en) * 1977-01-31 1978-08-22 Toyo Seikan Kaisha Ltd Container

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JPS5395777A (en) * 1977-01-31 1978-08-22 Toyo Seikan Kaisha Ltd Container

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