JPH0123865Y2 - - Google Patents

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JPH0123865Y2
JPH0123865Y2 JP1983068497U JP6849783U JPH0123865Y2 JP H0123865 Y2 JPH0123865 Y2 JP H0123865Y2 JP 1983068497 U JP1983068497 U JP 1983068497U JP 6849783 U JP6849783 U JP 6849783U JP H0123865 Y2 JPH0123865 Y2 JP H0123865Y2
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locking plate
base
stay
mirror
mounting
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JP1983068497U
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JPS59180943U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は車両用の脱落式ミラーに関する。
[従来の技術とその問題点] 従来の脱落式ミラーとしては例えば実開昭54−
97944号「車両用脱落ミラー」がある。
この従来のものは、ルームミラーのステー基部
に短筒部を備え、この短筒部に外方へ突出する3
本の係合用の爪とテーパ内周面とが形成されてい
る。一方、車体に固定する取付ベースはプラスチ
ツク製で箱形に形成されていて、その底板の略中
央内面に前記テーパ内周面に嵌合する円錐台形の
突起が設けられ、さらにこの突起の周囲に3本の
かぎ形弾性係合片(受け片)が立設されている。
ステーを取付ベースに装着するときは、まず短筒
部側の3個の爪をかぎ形弾性係合片相互間の隙間
に落し込むようにしてテーパ内周面を円錐台形突
起に嵌め合わせる。次いでステーを回してこのス
テー側の各爪をかぎ形弾性係合片に係合させ、こ
れら各爪を当該かぎ形弾性係合片と円錐台形突起
との間に挾持させている。そして車両走行時にお
いて事故発生によりルームミラーにドライバーの
頭部などがぶつかつて衝撃荷重が加わつたとき、
その荷重の方向によつて3本のかぎ形弾性係合片
のうちの何れかを撓ませるか或いは破断させてル
ームミラーを脱落させて危険を防止するようにし
ている。しかしながらこのような従来の脱落式ミ
ラーにあつては事故の際ルームミラーが脱落した
時、その取付ベースには、3本のかぎ形弾性係合
片の何れかが破断しないまま残りまた円錐台形突
起が取付ベースの底板部に突き出たまま残るので
ルームミラーが脱落しても、なおこれらの突出物
によりドライバーが負傷するおそれがあるという
問題点があつた。
またこの従来型にあつてはステーを取付ベース
に取付ける際、ステー基部側に突設された3個の
爪と、取付けベース側に突設された3個のかぎ形
弾性係合片とを対向させて相互に相手側の隙間を
見定めて互いにその突出部を落し込み位置決めを
なさねばならないので、この位置決めないしは落
し込み操作は狭い車室内において必らずしも容易
に行えないという問題点があつた。
[問題点を解決するための手段] この考案はこのような従来の問題点を解決する
ことを目的としている。
上記の目的を達成するためにこの考案が採用す
る技術手段は、車体に固定されるプラスチツク製
取付ベース上にルームミラーのステーの基部を離
脱可能に装着した車両用脱落ミラーにおいて、 前記取付ベース中央の前面取付部にほぼ3角状
の嵌入孔を開設し、前記取付部に当接するステー
の基部には前記嵌入孔に挿入されるほぼ相似形の
係止板を突設する一方、 前記取付ベースの後面には前記嵌入孔と連通し
且つ前記係止板の外接円を構成する周壁を有した
円形凹部を設けると共に、前記嵌入孔の周縁三辺
には係止板の回動時に係止板の通り抜けを阻止す
る張出し片を設け、さらに係止板の回動時この張
出し片と係止板との対向面の何れか一方に緊締用
の凸部カム面を設け、 また前記取付部とステーの基部との間の当接面
に緊締位置決め用手段を形成したことを特徴とす
る。
[作用] 本考案は上記の解決手段を備えているので、取
付ベースの嵌入孔にステー側の係止板を挿入した
後これを若干回すと、係止板は取付ベース側に引
き寄せられて締着するとともに所定の位置にロツ
クするので、ステーは取付ベース上に緩むことな
く固定されることとなる。また、使用時にステー
に所定以上の外力が加わると張出し片が変形して
係止板が嵌入孔より抜け出て、取付ベースよりス
テーの基部が脱落することとなる。
[実施例] 以下この考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図および第2図は使用状態を示し、第3
図および第4図はステーの基部を示す部分図、第
5図ないし第7図は取付ベースの部分図である。
第5図および第6図に示されているように車体に
固定される取付ベースBはプラスチツク材料で箱
形に形成されており、その前面部はステーの基部
を装着保持する平面取付部1となつている。この
取付部1の中央部には後記する係止板10を挿入
することができるほぼ三角状の嵌入孔2が開設さ
れている。そしてこの嵌入孔2の後面側には、前
記係止板10の外接円を構成する周壁を有した円
形凹部4が形成されていてこの凹部は前記嵌入孔
2と連通している。一方、前記嵌入孔2の周縁三
辺には板状の張出し片3形成されている。この張
出し片は後記のように係止板を固定する係合片と
して作用する。この張出し片3の厚み方向下面側
で(第7図参照)、各張出し片のほぼ中央位置に
凸部カム面3a,3b,3cが突設されている。
この凸部カム面3a,3b,3cは後述のように
係止板の回動時、この凸部カム面と係止板とが圧
着して強い係合力を発生する。なおこの凸部カム
面は係止板側に設けてもよい。
円形凹部4における周壁上には前記各張り出し
片に対応した2位置に係止板の緊締位置決め用凹
所4a,4bが形成されている。またこの各凹所
4a,4bの両側には、それぞれ係止板の乗越し
用突起4c,4d又は4e,4fが形成されてい
る。そしてさらに前記凹所4a,4bの外側に円
形凹部と同心状にスリツト5を形成することによ
りこの凹所4a,4bの壁面部分を弾性変形可能
な薄肉部として可撓性を付与する。因みに符号1
b,1cは前記ベースの前面取付部1に突設した
緊密係着用の凸部で、後述するステー基部の装着
面に当接する。6,6は取付部1の両側に設けた
取付ビス孔である。
第3〜4図に示すようにステーの基部S′は、取
付ベースBの前面取付部とほぼ同形状に形成さ
れ、その後面に平面状の装着面8が形成されてい
る。この装着面8の中央には短杆部9を介して前
記嵌入孔2に嵌入できる相似形の係止板10が突
設形成されている。なおこの係止板の各頂点10
a,10b,10cはそれぞれ丸く面取りされて
いる。
なお第1図中符号11は球継手で、これにミラ
ーケース12が回動可能に取付けられている。M
はミラーである。
次に本考案脱落ミラーの取付け操作および脱落
時の作用を図を参照しながら説明する。
まず取付け操作を説明すると取付ベースBを車
両の運転席上方の天井等に取付ビス孔を介してビ
ス止めする。次にステー基部の係止板10を取付
ベースの中央前面に設けた嵌入孔2に挿入した後
ステー基部S′を取付部1に押当てながら所定方向
にひねり回し動かすと、係止板10は嵌入孔2に
入り込んだ状態で円形凹部4の周壁に沿つて摺動
する。このとき嵌入孔2に挿入された係止板10
の頂点10a,10b,10c3箇所は円形凹部4
の内周壁に当接するので係止板10の中心と円形
凹部4の中心とが一致する。そしてこの嵌入状態
で係止板10を回動させると係止板10の頂点は
円形凹部4の周壁に設けた乗越し突起4c,4e
に突き当るが、この部分はスリツト5により肉薄
とされているので前記係止板の頂点が乗越し突起
を乗り越えるとき第8図に示すように外側の方向
に撓んで、位置決め用凹所4a,4bに嵌入す
る。このようにして取付ベースBとステー基部
S′の位置合わせ(ロツク)がなされる。そしてこ
の位置合わせがなされた状態で係止板10は嵌入
孔の周縁に設けた張出し片3によつて通り抜けを
阻止される。また係止板の回動時張出し片に形成
された厚み方向の凸部カム面が強い係合力を発生
するので係止板は取付ベース方向に引きよせら
れ、これによりステーの基部はベース中央の前面
取付部に緊密に固定される。したがつてステーの
基部は回転方向に対し、またステーの軸方向に対
しても緩むことがなくが確実に車体に固定され
る。因みに取付部1に突設した3個の凸部1a,
1b,1cは、係止板10を回動させるとき、前
記取付部1とステー基部S′とを点接触状態とし
て、回動をスムーズにさせるように作用する。
一方、車両事故等の発生によりステーSに所定
の力以上の衝撃荷重が加わると、この荷重の方向
により取付ベースの張出し片3,3,3の何れか
が破断しまたは撓んで、取付部1よりステーSの
基部ごと脱落することとなる。そして脱落後露出
する取付ベースBは平面状の取付部1が現われる
だけなので、突出部でドライバーに障害を及ぼす
おそれが除去される。
[考案の効果] 本考案は以上詳述したように構成されているの
で、プラスチツク製取付ベースにステーの基部を
取り付ける際、ベースの取付部に開設された三角
状嵌入孔にステーの基部に突設した三角状の係止
板を嵌入し若干回すと、係止板は取付ベース側に
強く引き寄せられ所定の位置でロツクするので、
取付ベースに対するステーの位置合わせおよび固
定がいわばワンタツチで簡単に行え、しかも使用
する部品点数も極めて少ないので狭い車室内での
取付作業が容易になし得るという効果が得られ
る。
さらに事故等発生の際ミラー脱落後に露出する
取付ベースは平面状の取付部が現われるだけの
で、突出物によるドライバーの受傷のおそれを少
なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図はこの考案に係る脱落式ミラー
の実施例を示すもので、第1図は使用時の一部破
断側面図、第2図は同じく使用時の取付ベースの
背面図、第3図はステー基部の平面図、第4図は
第3図の−線断面図、第5図は取付ベースの
背面図、第6図は同上取付ベースの部分の平面
図、第7図は第6図の−線の部分を破断
して示す取付ベースの側面図、第8図は取付ベー
スの嵌入孔とステー基部の位置決め手段を示す拡
大部分背面図である。 1:取付部、1a〜1c:凸部、2:嵌入孔、
3:張出し片、3a,3c:凸部カム面、4:円
形凹部、4a,4b:緊締位置決め用凹所、4c
〜4f:乗越し用突起、5:スリツト、7:車
体、8:装着面、9:短杆部、10:係止板、1
2:ミラーケース、B:取付ベース、M:ミラ
ー、S:ステー、S′:ステー基部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体に固定されるプラスチツク製取付ベース
    上にルームミラーのステーの基部を離脱可能に
    装着した車両用脱落ミラーにおいて、前記取付
    ベース中央の前面取付部にほぼ3角状の嵌入孔
    を開設し、前記取付部に当接するステーの基部
    には前記嵌入孔に挿入されるほぼ相似形の係止
    板を突設する一方、 前記取付ベースの後面には前記嵌入孔と連通
    し且つ前記係止板の外接円を構成する周壁を有
    した円形凹部を設けると共に、前記嵌入孔の周
    縁三辺には係止板の回動時に係止板の通り抜け
    を阻止する張出し片を設け、 さらに該係止板の回動時この張出し片と係止
    板との対向面の何れかの一方に緊締用の凸部カ
    ム面を設け、 また前記ステーの取付部とステーの基部との
    間に緊締位置決め手段を形成したことを特徴と
    する脱落式ミラー。 (2) 緊締位置決め手段は前記円形凹部の周壁内面
    と係止板との対向面間に少なくとも1ケ以上設
    けている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    脱落式ミラー。 (3) 緊締位置決め用凹所を円形凹部の周壁上に設
    け、該周壁の一部を弾性変形可能な薄肉部とし
    ている実用新案登録請求の範囲第2項記載の脱
    落式ミラー。 (4) 緊締位置決め用凹所の両側に乗越し用突起が
    形成されている実用新案登録請求の範囲第3項
    記載の脱落式ミラー。
JP6849783U 1983-05-10 1983-05-10 脱落式ミラ− Granted JPS59180943U (ja)

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JP6849783U JPS59180943U (ja) 1983-05-10 1983-05-10 脱落式ミラ−

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JPS59180943U JPS59180943U (ja) 1984-12-03
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474566U (ja) * 1971-02-08 1972-09-11

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