JPH01238107A - バイアスチョークコイルの着磁方法 - Google Patents

バイアスチョークコイルの着磁方法

Info

Publication number
JPH01238107A
JPH01238107A JP6552288A JP6552288A JPH01238107A JP H01238107 A JPH01238107 A JP H01238107A JP 6552288 A JP6552288 A JP 6552288A JP 6552288 A JP6552288 A JP 6552288A JP H01238107 A JPH01238107 A JP H01238107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic material
core
coil
bias
ferrite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6552288A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Konno
明 今野
Masayuki Onuma
尾沼 昌幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6552288A priority Critical patent/JPH01238107A/ja
Publication of JPH01238107A publication Critical patent/JPH01238107A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F3/00Cores, Yokes, or armatures
    • H01F3/10Composite arrangements of magnetic circuits
    • H01F2003/103Magnetic circuits with permanent magnets

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えばリニアティコイル等のバイアスチョーク
コイルの着磁力法に関する。
〔発明の概要〕
本発明は例えばテレビジョン受像機の水平偏向回路に接
続し、水平偏向コイルに流れるのこぎり波状の偏向電流
の波形を補正してテレビ画面上で水平方向の直線圧を補
正する水平リニアティコイル等のバイアスチョークコイ
ルにおいて、直流重畳特性を改善するために磁気バイア
スをかける場合の着磁力法に関するもので、コイルを巻
装したコアに永久磁石を取付けることなく、硬質磁性材
料と軟質磁性材料から成るコアにコイルを巻装し、直流
重畳特性を測定した後バイアス量を決めてこのバイアス
量に適合した磁界をかけてコア中の硬質磁性材料に着磁
させるようにしたことにより、着磁量を自由に制御でき
て不良率が低下し、また着磁量は個々に調節できると共
に機械的調節が不用となってコアの着磁の自動化が可能
となる。
〔従来の技術〕
従来、テレビジョン受像機の水平偏向回路に接続し、テ
レビ画面上で水平方向の直線性を補正する可飽和リアク
タ形のり二アリティコイルは水平偏向コイルに直列に接
続されるコイルを巻装したフェライトコアに永久磁石を
接着してコイルに磁気バイアスをかけるように構成され
ている。
そしてこのリニアリティコイルはコイルの電流極性によ
って電流値に対するインダクタンスが変化し、電流波形
を補正することができて直線性を補正する。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述しした如〈従来のりニアリティコイルはコイルを巻
装したフェライトコアに永久磁石を接着して構成するの
で、永久磁石の接着作業工程において磁石極性の判別作
業、フェライトコアの接着面の研削作業等が必要で作業
工程数が多く作業に手数を要し、また永久磁石が接着後
、ずれて精度不良が生じ易く歩留まりも低くコスト高に
なる等の問題点があった。
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところはコアに巻
装されたコイルに磁気バイアスを自由に制御して所要量
に正確にかけることができるようにしたバイアスチョー
クコイルの着磁力法を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前述した目的を達成するために本発明におけるバイアス
チョークコイルの着磁力法は、未着磁の硬質磁性材料と
軟質磁性材料から成るコアにコイルを配し、直流重畳特
性を測定した後バイアス量を決め、そのバイアス量に適
合した磁界をコアにかけてコア中の硬質磁性材料に着磁
させてコイルに磁気バイアスをかけるようにしたもので
ある。
〔作用〕
このように未着磁の硬質磁性材料と軟質磁性材料から成
るコアにコイルを配した状態でバイアス量を決めてこれ
に適合した磁界をコアにかけてコア中の硬質磁性材料に
着磁させるようにしたことにより、着磁量を自由に制御
できてコイルに所要の磁気バイアスを正確にかけること
ができ、所望の直流重畳特性を得ることができる。
また、コアに対する着磁は個々に調節できると共に機械
的調節が不用であるため自動化が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細な説明するに本発明の着磁力法によ
り着磁されるバイアスチョークコイルのコアは硬質磁性
材料と軟質磁性材料から成形されるものである。
このバイアスチョークコイルとして第1図に示すものは
コア(1)を2種の磁性材料によりプレス二色成形した
もので、軟質磁性材料部(1a)と硬質磁性材料部(1
b)の二層構造となし、軟質磁性材料部(1a)に巻線
部(la、)  を形成してコイル(2)を巻装し、硬
質磁性材料部(1b)に着磁して構成されている。
また、第2図に示すものはコア(11)を2種の磁性材
料に夫々高分子材を混合し二色射出成形したもので、軟
質磁性材料部(lla)  と硬質磁性材料部(llb
)  の二層でコイル(12)を軟質磁性材料部(ll
a)にインサートした構造で硬質磁性材料部(llb)
  に着磁して構成されている。
また、第3図に示すものはコア(21)を2種の磁性材
料と高分子材とを混合して射出一体成形したもので軟質
磁性材料(21a)  と硬質磁性材料(21b)が混
在しコイル(22)をインサートした一体構造で硬質磁
性材料(21b)  に着磁して構成されている。
更に、第4図に示すものはコア(31)を軟質磁性材料
により形成した巻線体(31a)  に硬質磁性材料か
ら形成した未着磁の磁性片(31b)  を接着し、巻
線体(31a)  にコイル(32)を巻装した構造で
磁性片(31b)  に着磁して構成されている。
以上のように構成されるバイアスチョークコイルを更に
詳細に説明するに、このバイアスチョークコイルのコア
の原材料としては次のものを使用できる。
即ち、硬質磁性材料としては COを含有する7 −Fe20゜ ハードフェライトとしてのBaフェライト、Srフェラ
イト MnA! 希土類−コバルト合金 Fe −Nd−8合金 軟質磁性材料としては ソフトフェライトとしてのMn−2nフエライト、N1
−加フエライト、Mg−21フエライトパーマロイ センダスト アモルファス金属としてのFe −Co−3+−3゜C
o −Zr−Nb 等がある。
次に、以上のような原材料によりコアを形成する工程を
説明する。
先ず、第1図に示すバイアスチョークコイルのコアのホ
ットプレス法による成形工程を説明する。
この場合硬質、軟質の両磁性材料として熱膨張係数及び
焼成条件が合ったものを用いる。
先ず、前述した2種の磁性材料を夫々仮焼成した後粉砕
して粒径300μm以下の仮焼粉末としたものを原材料
とする。そして、軟質磁性材料粉(以下ソフトフェライ
ト扮という)を二色成形ホットプレス炉においてプレス
し、その後硬質磁性材料粉(以下ハードフェライト粉と
いう)を二層プレスし、二色成形を行う。
このように二層に成形された原型品のソフトフェライト
成形部(la)にコイル(2)を巻装する巻線部(la
、)  をドラム状に研削して形成する。
そしてこの原型品を本焼成した後全面研摩することによ
りコア(1)が得られる。
このようにして得られたコア(1)のソフトフェライト
成形部(1a)に形成された巻線部(la、)  にコ
イル(2)を巻装しハードフェライト成形部(1b)に
着磁することによりバイアスチョークコイルが構成され
る。
また、第1図に示すバイアスチョークコイルのコアは加
圧押出し法によっても成形できるもので硬質磁性材料及
び軟質磁性材料を焼成した後、粉砕して粒径300μm
以下の粉末としたものを原材料とする。
この硬質磁性材料粉く以下焼成ハードフェライト粉とい
う)と軟質磁性材料粉(以下焼成ソフトフェライト粉と
いう)に夫々結着剤を数Vo1%の割合で添加する。
この結着剤としてはポリビニルアルコール、固型パラフ
ィン、各種ポリマー例えばポリエステル樹脂、フェノー
ル樹脂、エポキシ樹脂、ゴノ、等を用いることができ、
これ等のものは焼成フェライト粉に微粉末のまま添加混
合するか、或いは溶剤に溶かした後添加混練する。
そして、プレス二色成形装置において先ず結着剤を添加
した焼成ソフトフェライト粉をプレスし、次いで結着剤
を添加した焼成ハードフェライト粉をプレスして二層プ
レスを行い、二色成形品として押出した後、結着剤を硬
化させることにより原型品を得る。
このように二層に成形された原型品のソフトフェライト
成形部(1a)にコイル(2)を巻装する巻線部(la
、)  をドラム状に研削して形成し、全面研摩するこ
とによりコア(1)が得られる。
このようにして得られたコア(1)のソフトフェライト
成形部(1a)の巻線部(la、)  にコイル(2)
を巻装し、ハードフェライト成形(ffl(lb)に着
磁することによりバイアスチョークコイルが構成される
なお、コア(1)は熱硬化性樹脂を用いて圧縮成形によ
っても形成できる。この場合の熱硬化性樹脂としでは、
エポキシ系、ポリイミド系、ポリアミド系が使用可能で
ある。
次に第2図に示すバイアスチョークコイルの二色射出成
形法による成形工程を説明するに、この場合はコイルも
同時にインサート成形されるもので、この二色射出成形
の場合の原材料も硬質磁性材料及び軟質磁性材料を焼成
した後、粉砕して粒径300μm以下の粉末とする。
この硬質磁性材料粉(以下焼成ハードフェライト粉とい
う)と軟質磁性材料粉(以下焼成ソフトフェライト粉と
いう)に夫々成形用高分子材と添加剤を混合する。
この成形高分子材としては熱可塑性樹脂が使用され、こ
の樹脂としてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、アクリレートfit脂、ナイ
ロン、ポリサルフォン等を使用できる。
このように高分子材を混合した焼成ハードフェライト粉
と焼成ソフトフェライト粉を用いて二色射出成形装置に
よりコイルをインサートした状態でコアを二色成形する
この二色射出成形方法の一例を第5図を参照して説明す
るに本例の構造は第2図に示すバイアスチョークコイル
の構造と異なるものである。
先ず金型装置を説明する。この金型装置は固定側金型(
以下固定型という) (41)と可動側金型(以下可動
型という) (42)とを有し、この固定型(41)と
可動型(42〉にわたってキャビティ(43)を形成す
る四部(41a)  と空洞部(42a) が設けられ
ると共に固定型(41〉と可動型(42)の合せ面(4
1b>、 (42b)に跨って1次側ランナー(44)
が形成されてこの1次側ゲー) (44a)  が可動
型(42)の空洞部(42a) の側面、即ちキャビテ
ィ(43)の周面側において連通されている。また2次
側ランナー(45)は固定型(41)に形成されて2次
側ゲート(45a)  が凹部(41a)  の内面、
即ちキャピテイ(43)端面の中央に連通されている。
そして、可動型(42)の空洞部(42a)  にはス
ライドコア(46)が摺動可能に嵌挿され、このスライ
ドコア(46)の軸芯部にはイジエククーピン兼用スラ
イドコア(以下イジエククーコアという) (47)が
軸方向に摺動可能に嵌挿されている。また、固定型(4
1)と可動型(42)の合せ面(41b)、 (42b
)  には前記1次側ランナー(44)の形成部から離
れた部位において対向してコイルク12)の挟み込み用
半円溝部(48a)、 (48b)  が形成されてこ
の可動型(42)側の溝部(48b)  の端末から可
動型(42)内に直角方向にコイル先端挿入孔り49)
が穿設され、この挿入孔(49)に連続して径大のばか
穴(49a)が穿設されており、またスライドコア(4
6)の端面にもコイル先端挿入孔(50)が穿設されて
いる。そしてこの両挿入孔(49)、 (50)  の
口部は案内面取りが施されている。
次に、以上のように構成される二色射出成形装置の金型
装置によりコイルをインサートしたチョークコイルの二
色成形について説明する。
先ず、可動型(42)を固定型り41)から離隔した状
態でスライドコア(46)を、その端面が可動型(42
)の合せ面(42b)  と同一面となるようにj8動
させると共にイジェクタ−コア(47)をスライドコア
(46)の端面からコイル(12)の長さより長く突出
させておく。
そこでコイル(12)を自iI1機(図示i七ず)によ
り両型(41)、 (42)  間に搬入してイジェク
タ−コア(47)にその軸方向において対応させると共
に可動型(42)方向に移送してイジェクタ−コア(4
7)の突出部に嵌挿し、このコイル(12)の軸方向に
平行に折曲される画先端部(12a)  と(12b)
  を可動型(42)の挿入孔(49)とスライドコア
(40)の挿入孔(50)に挿入させる。
次いで可動型〈42)を固定型(41)側へ移動し閉じ
るとイジェクタ−コア(47)の突出端面が固定型(4
1)の凹部(41a)  の内面に突当り、このためス
ライドコア<46)がイジェクタ−コア(47)と一体
的に後退摺動され、可動型(42)が完全に閉じて合せ
面(42b)  が固体型(41)の合せ面(41b)
  に密接された状態で型締めする。
この状態で固定型(41)と可動型(42)とに跨って
イジェクタ−コア(47)の突出部の外周部に凹部(4
1a)  と空洞部(42a)  とにより空間即ち第
1のキャピテイ(43)が形成され、このキャビティ(
43)に1次側ゲー) (44a)  が連通される。
またこの状態でコイル(12)の一端側導出部(12C
)  は固定型(41)と可動型(42)の溝部(48
a)  と(48b)  に挟み込まれてコイル(12
)は仮固定される。一方、二次側ゲー) (45a) 
 はイジェクタ−コア(47)の端面により閉塞されて
いる。
このようにして型締めされた成形金型(41)、 (4
2)内に形成される第1のキャビティ(43)内に1次
側ランナー(44)から1次側ゲート(44a)  を
通して、混合された高分子材が加熱溶解した状態にある
焼成ソフトフェライト粉を射出させる。
この射出された焼成ソフトフェライト粉を高分子材と共
に固化させることにより1次成形、即ち外周部のソフト
フェライト部(lla)  が成形される。
このソフトフェライト部(lla)  が成形された後
、イジェククーコア(47)を後退させることによりソ
フトフェライト部(lla)  の内周部に軸方向の空
間、即ち第2のキャビティ(43a)  が形成されて
、このキャピテイ(43a)  に2次側ランナー(4
5)の2次側ゲー) (45a)  が連通される。そ
こで2次側ランナ−(45)から2次側ゲート(45a
)  を通し一〇、混合された高分子材が加熱溶解した
状態にある焼成ハードフェライト粉を射出させる。
この射出された焼成ハードフェライトワ)を高分子材と
共に固化させることにより2次成形、即し内周部のハー
ドフェライト部(llb)  が形成され、コイル(1
2)がハードフェライト部(flb)  巻回した状態
でインサートされる。
このハードフェライト部(llb)  の成形後、可動
型(42)の全体を後退させ型開きを行う。この型開き
と同時に2次側ゲート(45a>  のゲート切れが行
われ、成形品は可動型(42)に嵌合させた状態で一体
的に移動される。
この型開きが終了した状態でイジエタターコ゛r(47
)を突出摺動することによりハードフェライト部(ll
b)  とソフトフェライト部<1la)  から成る
成形品(11)が可動型(42)の空洞部(42a) 
 、即ち第1のキャビティ(43)内から突出され、こ
の際、コイル(12)の画先端部(12a)  と(1
2b)  は可動型(42)とスライドコア(46)の
挿入孔(49)と(50)から抜脱されると共に1次側
ゲー1− (44a)  のゲート切れが行われる。
このようにして成形品(11)は可動型(42)から完
全に突出された状態で取出しロボット (図示せず)で
受取られ、所定位置に移送される。また金型の両ランナ
ー(44)、 (45)  から両ゲー) (44a)
、 (45a)にかけて残存するスプールは金型に備え
られたスプールランナー用イジェクタ−ビン(図示せず
)により突出されて自然落下等により排出される。
以」このようにして二色射出成形によりコア(11)に
軟質磁性材料部(lla)  と硬質磁性材料部(ll
b)とを有してコイル(12)がインサートされたチョ
ークコイルが成形され、硬質磁性材料d部(llb> 
 に着磁することにより第6図に示すバイアスチョーク
コイルが構成される。
以上はチョークコイルのコアを外周部を軟質磁性材イ4
(ソフトフェライト)で成形し、内周部を硬質磁性材料
(ハードフェライト)で成形する二色成形により構成し
たが、チョークコイルの形状によりコア各種形状となし
、ソフトフェライト部とハードフェライト部をインサー
トコイルに対して各種の配置関係で成形できるものであ
る。これは二色射出成形装置の金型の構成を変えること
によって所望のものを得ることでできる。第7図乃至第
10図は二色射出成形により形成されるバイアスチョー
クコイルの各種の変形例を示すもので図中、(11)は
コア、(lla)  はソフトフェライト成形部、(l
lb)  はハードフェライト成形部、(12>はコイ
ルである。なお第1O図は複数のチョークコイルを一体
的に構成した場合の例である。
また、第3図に示すバイアスチョークコイルのコア(2
1)は軟、硬質磁性材料による二色射出成形により形成
することなく、この両磁性材料、即ち焼成後のソフトフ
ェライト粉(21a)  とハードフェライト粉(21
b>  と高分子材料を混合しコイル(22)をインサ
ートして一体射出成形したものでハードフェライト粉(
21b)  に着磁することによりバイアスチョークコ
イルが構成される。
更に、第4図に示すバイアスチョークコイルのコア(3
1)は軟質磁性材料(ソフトフェライト粉)によりコイ
ル(32)を巻装する巻線体(31a)  をプレス成
形成いは射出成形により成形し、この巻線体(31a)
  に硬質磁性材料(ハードフェライト粉〉により成形
した未着磁の磁性片(31b)  を接着して形成し、
巻線体(31a)  にコイル(32)を巻装し、磁性
片(31b)  に着磁することによりバイアスチョー
クコイルが構成される。
以上の各実施例において説明した如く軟質磁性材イ4と
硬質磁性材料により形成されるコアにコイルを巻装或い
はインサートとすることによりチョークコイルを形成し
、そしてこのチョークコイルのコアに磁界をかけてコア
中の硬質磁性材料部に着磁することによりバイアスチョ
ークコイルを構成するが、このコアの硬質磁性材料部の
着磁は、コイルの直流重畳特性を測定した後バイアス量
を決め、そのバイアス里に適合した磁界をコアにかける
ことにより行う。
このコアの硬質磁性材料部の着磁はコアに外部磁界をか
けることにより行うことができ、また、コアに巻装又は
インサートされたコイルに瞬間的に大電流を流すことに
よっても行うことができる。
なお、チョークコイルを多数個同時に形成した場合には
第11図に示す如く各チョークコイル(11,)。
(11□)、・・・・(lln)  のコイル(12,
)、 (122)、・・・・(12n)を1個の電源E
に接続して電源スィッチSの1回のオン・]フ動作で多
数個を同時に着磁できる。
゛よだ、前述した磁性材料ム)(ハードフェライト粉、
ソフトフェライト粉)と高分子材を混合してコアを形成
するものにおいて、実効透磁率を1−げるためには磁性
材料粉の充填率を」二げればよい。
この充填率を−Lげる一例としては磁性材第4を2種の
異なる粒径に粉砕して2種の粉末となし、この場合例え
ば一方の粉末aの粒径を100とすると他方の粉末すの
粒径を14〜22又は35〜41とし、この2種の粒径
の磁性材料粉末aとbを混合すると第12図に示す如く
粉末a、b間にはほとんど空隙が生ぜず密の状態となる
。なお、第12図への場合は粒径100の粉末aと粒径
22.5の粉末すを混合した場合、同図Bは粒径100
の粉末aと粒径41.4の粉末Cを混合した場合である
このように磁性材月の粉末間が密の状態となることによ
り磁性材料粉の充填率が上がり、従ってこの磁性材料わ
)により射出成形されるコアの実効透磁率が上がること
になる。
また、このようにチョークコイルを、コイルをインサー
トして成形するものにおいて、この成形品の端面にコイ
ルの極性を表示するマーク等を付けることにより、実装
する場合においてコイルの極性の判別が容易となって実
装を正確に行えることになる。
このマークとしては第13図へに示す如くバアスチョー
クコイルの成形コア(11)の上端面にコイル(12〉
の一端から他端方向に矢印<13)を表示したり、同図
已に示す如くコイル(12)の一端側に丸印(14)を
表示する。また同図Cに示す如く、成形コア(11)の
周面にコイル(12)の一端側には凹部(15)を他端
側には凸部(16)を形成するが、この何れか一方のみ
を形成する。
このように矢印(13)、丸印(14)、凹部(15)
、凸部〈16)等はコア(11)の成形金型に予め刻設
しておくことによりコア(11)の成形時に同時に形成
される。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば未着磁の硬質磁性材料と軟
質磁性材料から成るコアにコイルを配し、直流重畳特性
を測定した後バイアス量を決めてそのバイアス量に適合
した磁界をコアにかけてコア中の硬質磁性材料に着磁さ
せるようにしたことによりバイアスチョークコイルの製
造において着磁量を自由に制御できるため製品の不良率
が低減できると共に、個々のバイアスチョークコイルに
ついて着磁量を調節できて接続回路に合致した特性が得
られ、また着磁は機械的調節が不用であるため自動化が
可能となってバイアスコイルの生産性が向上する等の効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の着磁方法を適用するバイア
スチョークコイルの各側の斜視図、第5図はバイアスチ
ョークコイルの一例の製造工程図、第6図は第5図に示
す工程により得られたバイアスチョークコイルの斜視図
、第7図乃至第10図はコアが二色射出成形により形成
されるバイアスチョークコイルの変形例の説明図、第1
1図は着磁動作の一例の説明図、第12図は磁性材料粉
の混合状態の説明図、第13図はマークを付したバイア
スチョークコイルの斜視図である。 図中、(1)、 (11)、 (21)、 (31) 
 はコア、(la)、 (lla)。 (21a>、 (31a)は軟質磁性材料部、(lb)
、 (llb)、 (21b>。 (31b)  は硬質磁性材料部、(2)、 (12)
、 (22)、 (32)  はコイルである。 代  理  人     伊  藤     頁間  
      松  隈  秀  盛t、n、2t、3t
コア 2”tb儒)杖1釦 2.12,22.32 コイル −#iJ の斜A1ム月コ           イも
イダリ11 ヤキ年1Lドσ第1図     第2図 ・生ネオna 生11料部 第3図     第4図 第11図 す 第12図 第13図 <tb 変形V/U n i 第7 fb 変形例を 第[ llU                 ffa税a
ft図 図 り説B月図 )図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  未着磁の硬質磁性材料と軟質磁性材料から成るコアに
    コイルを配し、直流重畳特性を測定した後バイアス量を
    決め、そのバイアス量に適合した磁界を前記コアにかけ
    て前記コア中の硬質磁性材料に着磁させることを特徴と
    するバイアスチョークコイルの着磁方法。
JP6552288A 1988-03-18 1988-03-18 バイアスチョークコイルの着磁方法 Pending JPH01238107A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6552288A JPH01238107A (ja) 1988-03-18 1988-03-18 バイアスチョークコイルの着磁方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6552288A JPH01238107A (ja) 1988-03-18 1988-03-18 バイアスチョークコイルの着磁方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01238107A true JPH01238107A (ja) 1989-09-22

Family

ID=13289439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6552288A Pending JPH01238107A (ja) 1988-03-18 1988-03-18 バイアスチョークコイルの着磁方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01238107A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02306604A (ja) * 1989-05-22 1990-12-20 Tdk Corp リニアリティコイル装置の製造方法
GB2336387B (en) * 1998-04-15 2002-01-09 Andrew Housecroft Restraining clip for a scaffold gate
JP2006114536A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Nec Tokin Corp 線輪部品およびその製造方法
TWI679659B (zh) * 2009-06-08 2019-12-11 乾坤科技股份有限公司 扼流器與具有電感之元件以及製作具有電感之元件之方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02306604A (ja) * 1989-05-22 1990-12-20 Tdk Corp リニアリティコイル装置の製造方法
GB2336387B (en) * 1998-04-15 2002-01-09 Andrew Housecroft Restraining clip for a scaffold gate
JP2006114536A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Nec Tokin Corp 線輪部品およびその製造方法
TWI679659B (zh) * 2009-06-08 2019-12-11 乾坤科技股份有限公司 扼流器與具有電感之元件以及製作具有電感之元件之方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4327346A (en) Anisotropic polymeric magnet in the tubular form and process for producing the same
US4441875A (en) Mold apparatus for forming article under influence of magnetic field
US7531050B2 (en) Method for manufacturing bonded magnet and method for manufacturing magnetic device having bonded magnet
JPH01238107A (ja) バイアスチョークコイルの着磁方法
JPS5853491B2 (ja) 異方性リング状樹脂磁石の製造方法
JPS6252913A (ja) 多極異方性円筒状磁石の製造方法及び装置
GB1506053A (en) Apparatus and method for forming permanent magnets by moulding
JP3936231B2 (ja) 射出成形金型
JPS55162204A (en) Manufacture of anisotropic cylindrical polymer magnet
JPH027856A (ja) 回転電機用ロータの製造装置
JP2000081789A (ja) マグネットロール
JP2910777B2 (ja) リング状ボンデッドマグネット及びリング状樹脂スペーサー並びにそれらを用いたコンバージェンス調整装置
JPH0726813Y2 (ja) バイアスモールドコイル
JP3004204U (ja) 異方性磁石
JPS5849011B2 (ja) 異方性筒状重合体磁石の製造方法
JPS59136054A (ja) ロ−タ回転軸の軸方向位置規制方法およびこれを実施するための装置
JPH03145106A (ja) ロータリートランスの製造方法
JPH0343707Y2 (ja)
JPS60220917A (ja) 異方性マグネツトロ−ルの製造方法
JPS5814046B2 (ja) 異方性樹脂磁石の製造方法
JPS59121815A (ja) 樹脂磁石成形用金型
JP2730961B2 (ja) 円筒型ロータリートランスコア
JPS63250808A (ja) 樹脂マグネツトの製造方法
JPS5482099A (en) Anisotropic magnet manufacturing process
JPS61125010A (ja) 多極異方性円筒状磁石の製造方法及び装置