JPH0123701B2 - - Google Patents

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JPH0123701B2
JPH0123701B2 JP59037643A JP3764384A JPH0123701B2 JP H0123701 B2 JPH0123701 B2 JP H0123701B2 JP 59037643 A JP59037643 A JP 59037643A JP 3764384 A JP3764384 A JP 3764384A JP H0123701 B2 JPH0123701 B2 JP H0123701B2
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JP
Japan
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capacity
compressor
temperature
compressors
air
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JP59037643A
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JPS60181536A (ja
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Haruo Oonishi
Yasuo Kuroda
Hitoshi Jinno
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は空気調和装置、詳しくはフアンを付設
し暖房時凝縮器となる第1、第2熱交換器と容量
を段階的に制御する容量制御手段と高圧圧力開閉
器を備えた第1、第2圧縮機とをそれぞれもつ第
1、第2冷媒回路を備え、かつ、前記各熱交換器
を、一方の第1熱交換器が他方の第2熱交換器に
対し、空気流通方向の風下側になるごとく並設
し、前記各容量制御手段を操作して前記第1、第
2圧縮機の総計の容量を段階的に調節することに
より冷凍能力の調整を可能とした空気調和装置に
関する。 (従来技術) 本出願人は以上の如く構成する空気調和装置を
先に特許出願している(特願昭58−74697号)。こ
の先出願に係る空気調和装置は暖房運転時に、吹
出空気温度を制御すべく、第1表および第8図に
示す如く、2台の第1、第2圧縮機50,51の
総計の容量段階を調節して冷凍能力を段階的に制
御する如く成していたのである。
【表】 そして、凝縮運転時第1表に示した第3ステツ
プから第4ステツプに移行させる場合のように、
一方の圧縮機の容量を減少させ、他方の圧縮機の
容量を増大させて冷凍能力を全体に減少させる場
合には、凝縮器となる前記第1、第2熱交換器5
2,53における放熱効果上の配慮から、空気流
通方向風下側にある第1熱交換器52に対応した
第1圧縮機50の容量を増加させると共に、他方
の風上側の第2熱交換器53に対応する第2圧縮
機51の容量を減少させるように成していたので
ある。 尚、第7図において54はフアンである。 ところが斯くすると、吹出空気温度が上昇し、
この吹出空気温度を低下さすべく冷凍能力を前記
した第3ステツプから第4ステツプへと能力減少
側に移行させた場合に、この第4ステツプへの移
行直後においては、前記第2熱交換器53に高温
の余熱が残つているので、前記第1熱交換器52
に第2熱交換器53で加熱された高温の空気が流
入する上に、前記第1圧縮機50の容量の増加に
伴ない第1熱交換器52の放熱量も増加するため
に、能力ステツプを減少させたにも拘わらず吹出
空気温度および第1圧縮機50の吐出圧力がかえ
つて上昇し、ひいては該第1圧縮機50を保護す
る高圧圧力開閉器(図示せず)が開成して該圧縮
機50が停止する事態が生じていたのである。 この結果、全体に前記第1圧縮機50の発停頻
度が多くなり、該圧縮機50の耐久性を損うばか
りでなく、吹出空気温度の安定した制御が行なえ
ない問題を生じていたのである。 (発明の目的) 本発明の目的は、暖房運転時前記した如く、一
方の第2圧縮機の容量を減少させ、他方の第1圧
縮機の容量を増大させて、全体の冷凍能力を減少
させる場合には、前記第2圧縮機の容量を減少さ
せる一方、前記第2熱交換器の余熱が取れるまで
の間前記第1圧縮機の容量増加を抑制し、その
後、該第1圧縮機の容量を所定量まで増大させる
ようにすることにより、前記第1圧縮機の停止頻
度を減少させ、該圧縮機の耐久性を向上させると
共に、吹出空気温度の安定した制御を行えるよう
にする点にある。 (発明の構成) 本発明の構成は、フアンを付設し暖房時凝縮器
となる第1、第2熱交換器と容量を段階的に制御
する容量制御手段と高圧圧力開閉器を備えた第
1、第2圧縮機とをそれぞれもつ2系統の第1、
第2冷媒回路を備え、かつ前記各熱交換器を、一
方の第1熱交換器が他方の第2熱交換器に対し、
空気流通方向の風下側になるごとく並設した空気
調和装置において、吹出空気温度を検出する検出
手段と、吹出空気温度を設定する設定手段と、こ
れら検出手段と設定手段との出力を基に吹出空気
の検出温度と設定温度とを比較する判定手段と、
該判定手段の出力に応じて前記各圧縮機の総計の
容量段階を調節する能力制御指令手段を設ける一
方、前記各圧縮機の総計の容量段階を検出し、前
記第2冷媒回路の前記第2圧縮機の容量を減少さ
せ、かつ前記第1冷媒回路の前記第1圧縮機の容
量を増加させて前記総計の容量段階を冷凍能力減
少側に移行させる調節時、前記第1圧縮機の容量
増加を所定時間抑制させる容量増加抑制手段を設
け、前記第2圧縮機の容量を減少させ、第1圧縮
機の容量を増大させて前記容量段階を冷凍能力減
少側に移行させる時に、前記容量増加抑制手段の
出力により前記第1圧縮機の容量の増加を所定時
間抑制する如く成して、前記移行時、第2熱交換
器の余熱の影響で吹出空気温度や前記第1圧縮機
の吐出ガス圧力が不都合に上昇するのを防止する
如く成したものである。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。 先ず、本実施例の空気調和装置の構造を第2,
3図に基づいて概略説明する。 第2,3図において、1は室内ユニツトでA,
Bは前記室内ユニツト1に接続する2台の室外ユ
ニツトである。前記室内ユニツト1を詳記する
と、該ユニツト1は独立した2系統の第1第2冷
媒回路2,3に各々介装される第1、第2圧縮機
4,5と第1、第2熱交換器6,7およびフアン
8を内装している。そして前記第1熱交換器6は
第2熱交換器7に対し、空気流通方向の風下側に
配設している。また、前記第1、第2圧縮機4,
5はアンローダ機構(図示せず)と該機構を操作
する電磁三方弁9,10とをもつ容量制御手段を
備えるもので、詳しくは、図示していないが3気
筒を備え、そのうち一気筒に電磁三方弁9,10
を接続するアンローダ機構(図示せず)を設け、
該アンローダ機構に前記三方弁9,10を操作し
て前記高低圧を選択的に作用させることにより全
容量運転と、全容量に対し67%の部分容量運転と
が行える如く成している。 従つて、第1、第2圧縮機4,5を各別に容量
制御、又は発停制御することによつて前記圧縮機
4,5の総計の容量段階、即ち前記空気調和装置
の冷凍能力を第2表に示す如く5段階に調節でき
るようにしている。
【表】 尚、第2図中、11,11はそれぞれ室外ユニ
ツト1A,1Bに内装される熱交換器、13,1
3は四路切換弁、14,14は暖房用の膨張機
構、15,15は冷房用の膨張機構、16,16
は逆止弁、17,17は受液器、18,18はア
キユムレータである。そして前記四路切換弁13
の切換操作により前記2系統の冷媒回路2,3に
実線矢印で示す暖房サイクルと、破線矢印で示す
冷房サイクルとを形成できるようにしている。 又、第3図において19は複数の被空気調和室
20,20に前記フアン8の吹出空気を送るダク
ト、21は前記被空気調和室20,20の吹出口
に設けるダンパーで、室内負荷により開度が調節
されるように成している。更に、22は前記フア
ン8の吹出空気温度を検出する検出手段で、該検
出手段22の検出温度を基に後記する制御系Xを
作用させて冷凍能力を第2表に示した各ステツプ
に調節し、吹出空気温度を一定に制御する如く成
している。尚、以下冷凍能力のステツプを単に能
力ステツプという。 以上の如く構成する空気調和装置において、暖
房運転時の吹出空気温度を制御すべく第1図にブ
ロツク示する如く前記制御系xを構成するのであ
る。 しかしてこの制御系xは、前記した吹出空気温
度tを検出する検出手段22を制御入力部とする
のであつて、以下この制御系xの基本構成を説明
すると、 (a) 吹出空気温度tの設定温度t0を設定する第1
設定手段23と、 (b) 前記検出手段22と第1設定手段23との出
力を基に検出温度tと設定温度t0とを比較する
第1判定手段24と、 (c) 前記第1判定手段24の出力に応じて冷凍能
力を増減または保持すべく、前記各圧縮機4,
5の総計の容量段階(能力ステツプ)を調節す
る能力制御指令手段25と、 (d) 前記各圧縮機4,5のトータルの容量段階
(能力ステツプ)を検出し、前記第2冷媒回路
3の第2圧縮機5の容量を減少させ、かつ前記
第1冷媒回路2の第1圧縮機4の容量を増加さ
せて前記総計の容量段階を冷凍能力減少側に移
行させる調節時、前記第1圧縮機4の容量増加
を所定時間抑制させる容量増加抑制手段26 とから構成するのである。 具体的には、前記能力制御指令手段25は前
記第1判定手段24の出力を基に、所定時間
(例えば3分間)毎に前記各圧縮機4,5に第
2表に示した総計の容量段階(能力ステツプ)
を1段増加、減少または保持させるべく出力す
るものである。 また、前記容量増加抑制手段26は、前記容
量段階(能力ステツプ)を第3ステツプから第
2ステツプに減少させる調節時、第1圧縮機4
の容量増加を所定時間(例えば10秒間)抑制す
べく前記能力制御指令手段25に対し、冷凍能
力を一旦第3ステツプから第1ステツプに減少
させて10秒間保持し、その後第2ステツプに移
行させるべく出力する如く成している。 また、本実施例においては、各圧縮機4,5
の容量の切換頻度が多くなりすぎるのを防止す
るために、前記能力制御指令手段25の前記第
1判定手段24の出力に基づく出力を3分間周
期としており、斯くすると、被空気調和室20
の負荷の急激な減少により前記フアン8の風量
が激減した場合等に、前記能力制御指令手段2
5の出力周期の間に過剰な冷凍能力のために吹
出空気温度と共に吐出圧力が急上昇して、該圧
力が前記圧縮機4,5に備える前記高圧圧力開
閉器HPS−1,HPS−2(第4図に図示)の
設定圧力に達してしまい、これら圧縮機4,5
が停止する不具合が生じる場合がある。そこ
で、この不具合を防止するために本実施例にお
いては、前記第1判定手段24の出力に基づく
周期的な前記容量段階(冷凍能力)の調節以外
にこの周期間に吹出空気温度が不都合に上昇し
た場合は、前記容量段階の減少により前記各圧
縮機4,5の一方でも新たに停止することがな
いかぎり、前記容量段階(能力ステツプ)を1
段減少させて吹出空気温度の上昇を抑制すべく
成しており、このために前記制御系xに下記す
る構成を追加している。 即ち、 (e) 前記設定温度(t0)より高く、かつ、前記高
圧圧力開閉器HPS−1,HPS−2の設定圧力
に対応した吹出空気温度より低い判定基準温度
(t1)を設定する第2設定手段27と (f) この第2設定手段27と前記検出手段22と
の出力を基に検出温度(t)が判定基準温度
(t1)に達したことを判定して出力する第2判
定手段28を設けると共に、 前記能力制御指令手段25に、前記第2判定手
段28の出力により前記各圧縮機4,5の前記
総計の容量段階を能力減少(具体的には1段減
少)側に調節する機能を追加し、更に、 (g) 前記第2判定手段28の出力時に、前記容量
段階(能力ステツプ)を検出して、現ステツプ
から前記容量段階(能力ステツプ)を1段低能
力側に減少させると、前記各圧縮機4,5の少
なくとも一方が新たに停止する場合には、前記
第2判定手段28の出力に拘わらず前記各圧縮
機4,5の総計の容量段階(能力ステツプ)を
保持させる能力保持手段29 とを設けるのである。 尚、第1、第3ステツプの場合は、ステツプを
保持させるようにして理由は、第1、第3ステツ
プの状態において検出温度(t)が前記判定基準
温度(t1)に達した場合に、直ちに、前記圧縮機
4,5の両方もしくは一方が停止する第0、第2
ステツプへと前記能力ステツプを1段減少させる
と、前者(第0ステツプへの移行)については結
局圧縮機4,5を全停することになるし、後者
(第2ステツプへの移行)については第2圧縮機
5を停止させるとともに第1圧縮機4の方が100
%容量となり、かつ停止側に第2回路3の圧縮機
7の余熱を受けることからこの第1回路2の高圧
が一層上昇することとなつて第1圧縮機4も停止
することがあり、従つて能力ステツプの減少の意
義が失われることとなるからである。 斯くすることにより、前記圧縮機4,5の停止
頻度を一層減少させる如く成している。 第4図に示したものは前記した制御系xを実施
した電気回路図である。 第4図において30はタイマをもつマイクロコ
ンピユータから成る制御器で、第1図に示し前記
した第1第2判定手段24,28、能力制御指令
手段25、容量増加抑制手段26、能力保持手段
29をプログラムにより組込んだものである。 また、前記制御器30の入力側には吹出空気温
度を検出する前記検出手段(以下検出器という)
22、前記設定温度(t0)を設定する前記第1設
定手段(以下、第1設定器という)23、前記判
定基準温度(t1)を設定する第2設定手段(以下
第2設定器という)27を接続している。 また、前記制御器30の出力側には前記各圧縮
機4,5を構成する機器への出力を制御する容量
制御出力部35を接続しており、該出力部35は
前記アンローダ機構を操作する前記電磁三方弁
9,10の各ソレノイドS1,S2、各圧縮機4,5
駆動用のモータCM1,CM2の発停制御用の開閉
器C2,C3をもつている。 また、前記制御器30の入力側には前記した検
出器22、第1第2設定器23,27以外に、前
記各高圧圧力開閉器HPS−1,HPS−2、およ
び冷暖房用の各運転スイツチPBS−1,PBS−
2を接続している。又、C3は室内側のフアン8
のモータFMの発停制御用の開閉器である。 而して、第5図に示したものは前記制御器30
に用いた暖房運転に関するプログラムを示すフロ
ーチヤートであり、このフローチヤートに基づき
前記空気調和装置の暖房運転時の作用を説明す
る。 尚、暖房運転時、前記設定温度(t0)を40℃、
前記判定基準温度(t1)を41.5℃として、前記検
出温度(t)と設定温度(t0)との温度差(Δt=
t−t0)に応じてこの温度差(Δt)を下記する4
つの領域に区分し、下記領域Bを吹出空気温度の
制御域としている(第7図参照)。 A領域…Δt≦−4.5℃ B領域…−4.5℃<Δt≦0℃ C領域…0℃<Δt<1.5℃ D領域…1.5℃≦Δt また、前記容量制御出力部35の出力状態と冷
凍能力のステツプとの関係は第3表に示す通りで
ある。
【表】 尚、各開閉弁C2,C3において、ONは励磁状態
で、該開閉器C2,C3の接点が閉成して各モータ
CM1,CM2が駆動していることを示し、OFFは
その逆で前記各モータCM1,CM2が停止してい
ることを示している。 又電磁三方弁9,10においてON・OFFはそ
れぞれ前記各圧縮機4,5の部分容量運転、全容
量運転に対応している。 而して、暖房用の運転スイツチPBS−2を閉
成して運転を開始すると、開閉器C1の接点が閉
成されて、室内側のフアン8のモータFMが駆動
し、これと同時に前記タイマが始動し3分周期で
発令する。そして、運転開始時の冷凍能力のステ
ツプを予め設定しておくことにより、前記圧縮機
4,5のモータMC1,MC2および室外側のフア
ンF,Fのモータ(図示せず)が駆動して暖房運
転が開始される。 そして、前記タイマの始動(発令)から3分経
過したか否かにより 〔〕 3分経過するまでの間は、前記検出温度
(t)と設定温度(t0)との温度差(Δt)が領
域Cから領域Dへと移行したか否かを判定し、 (a) 温度差(Δt)が領域Cから領域Dに移行
したのであれば、その時の前記各圧縮機4,
5の容量段階(能力ステツプ)を更に判定
し、現ステツプが第1、第3ステツプでなけ
れば、前記容量段階を1段冷凍能力減少側に
調節すべく前記容量制御出力部35に出力す
るのである。また、現ステツプが第1、第3
ステツプであればそのステツプを保持させる
のである。また、 (b) 温度差(Δt)が領域Cから領域Dに移行
しなければ、その場合もステツプを現ステツ
プに保持させるのである。一方、 〔〕 前記タイマの発令から3分経過すると、該
タイマの発令と同時に前記検出温度(t)と設
定温度(t0)との温度差(Δt)の領域に応じ
て、冷凍能力を増減または保持させて吹出温度
を一定制御すべく前記容量制御出力部35に対
し、 (a) 温度差(Δt)が領域Aであれば、前記容
量段階(能力ステツプ)を1段高い能力増加
ステツプに移行させるべく出力し、 (b) 温度差(Δt)が領域Bであれば、前記容
量段階(能力ステツプ)を保持すべく出力
し、 (c) 温度差(Δt)が領域Cもしくは領域Dで
あれば、先ず、その時のステツプが第3ステ
ツプか否かを判定し、換言すると、ステツプ
減少により、第1圧縮機4の容量が増大し、
第2圧縮機5の容量が減少するステツプへの
移行か否かを判定し、現ステツプが第3ステ
ツプでなければ前記容量段階(能力ステツ
プ)を能力減少側に1段下げるべく出力する
一方、現ステツプが第3ステツプであれば、
前記容量段階(能力ステツプ)を第1ステツ
プへと2段減少させて10秒間保持し、10秒経
過により第2ステツプへ移行させるべく出力
するのである。 斯く、前記タイマの周期的発令時に前記温
度差(Δt)に応じて、前記容量段階(能力
ステツプ)を調節することにより、吹出空気
温度を領域Bに調節すると共に、 この調節時で、容量段階(能力ステツプ)
を第3ステツプから第2ステツプへと減少さ
せる場合、即ち、このステツプ減少により第
1圧縮機4の容量が増大し、第2圧縮機5の
容量が減少する場合には、一旦第3ステツプ
から第1ステツプへと2段階減少させ、前記
第1圧縮機4の容量増加を所定時間(10秒
間)抑制させるようにしたから、この10秒間
の間に前記第2熱交換器7の余熱がとれ、第
2ステツプに移行した時には前記第2熱交換
器7を通過する室内空気は加熱されることな
く前記第1熱交換器6に至るのであり、斯く
して、前記第3ステツプから第2ステツプへ
の能力減少側ステツプへの移行時に吹出空気
温度がかえつて上昇したり、第1圧縮機4の
高圧圧力が前記高圧圧力開閉器HPS−1の
設定圧力まで上昇して該圧縮機4が停止する
のを確実に防止できるものである。その上、
前記タイマの発令周期間に吹出空気温度が前
記判定基準温度(t1)に達した時には、その
時の容量段階(能力ステツプ)が第1、第3
ステツプでないかぎり、能力減少側に1段下
げられるので、この場合、吹出空気温度、前
記各圧縮機4,5の高圧圧力の不都合な上昇
を防止し、前記高圧圧力開閉器HPS−1,
HPS−2が働き前記圧縮機4,5が停止す
るのを回避でき、この点からも前記圧縮機
4,5の停止頻度を従来に比し少なくできる
のである。 尚、上記実施例においては第1、第2判定手段
24,28もブログラミングして前記制御器30
に組込む如くしたが、第6図に示すように、これ
ら第1、第2判定手段24,28を多段サーモス
タツトから成る比較器40により構成し、該比較
器40の入力側に前記検出器22、第1、第2設
定器23,27を接続する一方、出力側をコンピ
ユータから成り、前記能力制御指令手段25、容
量増加抑制手段26、能力保持手段29を組込ん
だ制御器41に接続する如くしてもよい。 この場合、前記比較器40と制御器41とは3
本の出力線42,43,44で接続するのであつ
て、前記比較器40が検出温度(t)と設定温度
(t0)との温度差(Δt)の前記領域(A〜D)に
応じて、前記各出力線42,43,44を介した
それれぞれON−OFF信号の組合せにより、第7
図および第4表に示す如く4種の信号を出力する
如く成している。そしてこの4種の信号に基づき
前記制御器41が前記実施例と同様に冷凍能力の
ステツプを調節する如く成すのである。
【表】 (発明の効果) 以上の如く本発明は吹出空気の検出温度と設定
温度とを比較する判定手段24の出力に応じて前
記各圧縮機4,5の総計の容量段階を調節する能
力制御指令手段2を設ける一方、前記能力制御指
令手段25とは別に、容量増加抑制手段26を設
けたから、暖房運転時、前記各圧縮機4,5の総
計の容量段階を調節することより、吹出空気温度
の安定した制御を行ないながら、しかも、前記第
2冷媒回路3の前記第2圧縮機5の容量を減少さ
せ、かつ、前記第1冷媒回路2の前記第1圧縮機
4の容量を増加させて前記総計の容量段階を冷凍
能力減少側に移行させる調節時、前記第1圧縮機
4の容量増加を所定時間抑制させることにより、
第2圧縮機5に接続した第2熱交換器7自体の熱
容量及び、該第2熱交換器7への液冷媒量の減少
に要する時間等により、該第2熱交換器7に余熱
が残つても、この余熱が原因となる高圧カツトに
よる第1圧縮機4の停止を避けることができるの
である。この結果、前記第1圧縮機4の発停頻度
を少なくしてその耐久性を向上できると共に、こ
の第1圧縮機4の不要な停止により吹出空気温度
が急激に低下する事態も回避できるので、吹出空
気温度の一層安定した制御が行えるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の制御系を示すブロツ
ク図、第2図は同実施例の冷媒回路図、第3図は
同実施例の構造説明図、第4図は同実施例の電気
回路図、第5図は同実施例の暖房運転時における
能力制御を示すフローチヤート、第6図は他の実
施例の電気回路図、第7図は同実施例の比較器の
出力パターンを示す説明図、第8図は従来例を示
す説明図である。 2,3……第1、第2冷媒回路、4,5……第
1、第2圧縮機、6,7……第1、第2熱交換
器、8……フアン、22……検出器(検出手段)、
23……第1設定器(第1設定手段)、24……
判定手段、25……能力制御指令手段、26……
容量増加抑制手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フアン8を付設し暖房時凝縮器となる第1、
    第2熱交換器6,7と、容量を段階的に制御する
    容量制御手段を備えた第1、第2圧縮機4,5と
    をそれぞれもつ2系統の第1、第2冷媒回路2,
    3を備え、かつ、前記各熱交換器6,7を、一方
    の第1熱交換器6が他方の第2熱交換器7に対
    し、空気流通方向の風下側になるごとく並設する
    と共に、前記第1、第2圧縮機4,5の容量増減
    により、総計の容量を段階的に制御するごとくし
    た空気調和装置において、吹出空気温度を検出す
    る検出手段22と、吹出空気温度を設定する設定
    手段23と、これら検出手段22と設定手段23
    との出力を基に吹出空気の検出温度と設定温度と
    を比較する判定手段24と、該判定手段24の出
    力に応じて前記各圧縮機4,5の総計の容量段階
    を調整する能力制御指令手段25を設ける一方、
    前記各圧縮機4,5の総計の容量段階を検出し、
    前記第2冷媒回路3の前記第2圧縮機5の容量を
    減少させ、かつ、前記第1冷媒回路2の前記第1
    圧縮機4の容量を増加させて前記総計の容量段階
    を冷凍能力減少側に移行させる調節時、前記第1
    圧縮機4の容量増加を所定時間抑制させる容量増
    加抑制手段26を設けたことを特徴とする能力調
    整を可能とした空気調和装置。
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