JPH0123693Y2 - - Google Patents

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JPH0123693Y2
JPH0123693Y2 JP1985158202U JP15820285U JPH0123693Y2 JP H0123693 Y2 JPH0123693 Y2 JP H0123693Y2 JP 1985158202 U JP1985158202 U JP 1985158202U JP 15820285 U JP15820285 U JP 15820285U JP H0123693 Y2 JPH0123693 Y2 JP H0123693Y2
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annular
supply ring
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annular recess
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、回転体の外周の環状凹部に相対回動
自在に嵌装された非回転の供給リングから回転体
と一体回転する複動シリンダへ圧流体を供給する
装置に関する。
従来の技術 従来、このような装置は例えば回転シリンダ
のデイストリビユータとして広く知られており、
その構造は一般的に第4図に示すように複動シリ
ンダ101のシリンダカバー102後部をシヤフ
ト103に形成し、このシヤフト103には複動
シリンダ101の各シリンダ室104,105と
連通する管路106,107の一端が軸方向に並
設されており、このシヤフト103を回転自在に
嵌装するデイストリビユータハウジング108に
はその内周面109に前記管路端と連通する環状
溝110,111が軸方向に並設されている。そ
してこの環状溝110,111は夫々圧流体供給
ポート112,113に連通され、圧流体を複動
シリンダ101の各シリンダ室104,105へ
供給するようにしたものである。また、アメリ
カ特許第3771803号に開示されているように、複
動シリンダへの圧流体通路2回路を形成する供給
リング側の通路が開口する環状溝(絞りを伴なう
にしろそうでないにしろ)が供給リングの一方の
端面において半径方向に並設され、供給リングと
回転体の環状凹み間に軸方向遊びをもたせると共
にこの遊び部分の圧力を圧流体の供給で自動的に
調整するようにして回転体と供給リングが接触し
ないようにしたものがある。
考案が解決しようとする問題点 前記従来の技術によれば、デイストリビユー
タハウジングに2つの環状溝を軸方向に並設する
ためにこの部分の軸方向の短寸化が図れず、ま
た、によれば供給リングの一方の端面に2つの
環状溝が半径方向に並設されるので回転体の環状
凹みの深さも大きくならざるを得ず、従つて供給
リングの半径方向の厚みも小型化できないという
問題があり、小型小径の回転チヤツクには使用で
きない等の問題があつた。
問題点を解決するための手段 本考案は、回転体外周に形成した環状凹部に供
給リングを遊嵌し、この環状凹部の底部円筒面と
これと対向する供給リングの内周円筒面の何れか
一方に環状流路を形成して圧流体用ポートの一方
と連通させ、また、環状凹部の供給リングをはさ
む両側面と、これと対向する供給リングの両端面
の何れか一方には、夫々回転体の軸心と同心で、
かつ、同一面積の環状溝を形成し、これら2つの
環状溝を夫々他方の圧流体ポートと連通させ、前
記回転体には前記複動シリンダの各シリンダ室へ
連通する二つの流路の端部を夫々前記環状流路及
び前記環状溝の一方へ開口したことを特徴とす
る。
作 用 両端面の環状溝に連通した圧流体ポートから圧
流体を供給すると圧流体は回転体の環状凹部の両
側面に作用して供給リングの両端面にかかる力の
バランスがとれて供給リングと回転体の接触がな
く回転体と一体回動する複動シリンダの一方のシ
リンダ室へ圧流体を供給し、また、複動シリンダ
への他のシリンダ室へは供給リングと環状凹部の
底面の環状流路を介して圧流体を供給する。
実施例 第1図は、回転体として示す低速回転(10rpm
程度)用の回転チヤツク1が、内部にチヤツク爪
操作用の複動シリンダ2を備えたもので、回転チ
ヤツク1の本体3は、前側ボデイ4と後側ボデイ
5とから構成され前側ボデイ4はその後部に段部
が形成され、後側ボデイ5との間に環状凹部6が
形成されている。この環状凹部6は底部円筒面6
aと、軸方向に対向する両側面6b,6cとから
成り、この環状凹溝6内には圧流体を前記複動シ
リンダ2へ供給するための供給リング7が前記本
体3に対し相対回動するように遊嵌されており、
この供給リング7の内周円筒面7aは環状凹部6
の底部円筒面6aと半径方向すきま(3/100〜4/1
00mm程度)を持つて対向し、また、供給リング7
の両端面7b,7cは環状凹部6の両側面6b,
6cと軸方向すきま(2/100mm程度)を有して対
向している。供給リング7の内周円筒面7aに
は、回転チヤツク1の回転軸心と同心に、底部円
筒面6aに開口した環状流路8が形成され、ま
た、供給リング7の両端面7b,7cには環状凹
部6の両側面6b,6cに開口した同一面積の環
状溝9a,9bを夫々前記軸心と同心に形成して
ある。このように環状流路8と環状溝9a,9b
を供給リング7の内周円筒面7aと両端面7b,
7cとに別々に形成したため、供給リング7の半
径方向厚み及び軸方向厚みを小さくできる。ま
た、供給リング7の両端面7b,7cには、前記
環状溝9a,9bより半径方向外側に夫々もれ油
回収用の環状回収溝10,10を前記軸心と同心
に形成し、更にその外側にはOリング用溝11,
11がこれも前記軸心と同心に形成され、Oリン
グ12,12が嵌入されている。このOリング溝
11は、Oリング12が嵌入された状態でOリン
グ12が前記環状凹部6の両側面6b,6cと軽
く接触するようにその深さ、及び溝幅が設定され
ている。供給リング7には、一対の圧流体用ポー
ト13,14が外周に設けられ、一方の圧流体用
ポート13が前記環状流路8に通路15を介して
連通され、他方の圧流体用ポート14が供給リン
グ7の両端面7b,7cの環状溝9a,9bと分
岐通路16を介して連通されている。また、前記
環状回収溝10,10は夫々その底部が前記通路
15に逆止弁17,17を介して接続されてい
る。環状凹部6の一方の側面6cには前記複動シ
リンダ2の前側シリンダ室18aと連通する流路
19の端部が、前記環状溝9bと対向して連通す
るように位置され、また、後側シリンダ室18b
と連通する流路20の端部が環状流路8に開口す
るように環状凹部6の底部円筒面6aに設けてあ
る。複動シリンダ2のシリンダ室18内にはピス
トン21が軸方向移動自在に嵌装され、このピス
トン21前部にウエツジプランジヤ22が形成さ
れてこのウエツジプランジヤ22が前後動するこ
とでマスタジヨー23が半径方向に摺動し、この
マスタジヨウ23に固定されたチヤツク爪24が
工作物を把持しまたは、解放するようになつてい
る。尚、圧流体用ポートは切換弁25を介して油
圧供給源26と油タンク27に接続されている。
次に作用を説明する。先ず、加工物を外径把握
する時には、圧流体用ポート14から圧油を供給
する。圧油は分岐通路16を通つて供給リング7
の両端面7b,7cの環状溝9a,9bに供給さ
れ、環状凹部6の両側面6b,6cに作用する
が、環状溝9a,9bの面積が同一なので、供給
リング7にはその両端面7b,7cに圧油による
同一圧力が加わり軸方向の力のバランスがとれ、
環状凹部6の両側面6b,6cと供給リング7が
圧接することがない。圧油は流路19から前側シ
リンダ室18aへ流入し、ピストン21が後退し
てマスタジヨー23が半径方向内方へ移動して加
工物を外径把握する。この圧油供給状態で回転チ
ヤツク1を回転させるが、環状溝9a,9bから
のもれ油は供給リング7と環状凹部6との間の半
径方向及び軸方向のすきまから減圧されつつ環状
流路8、及び回収環状溝10,10と逆止弁17
を介して通路15へ戻され、油タンク27へ回収
される。この時、もれ油は各すきまにより殆んど
大気圧程度に減圧されるため、Oリング12はこ
の極めて小さな圧力の圧油を封止する程度に両側
面6a,6bに接触している程度で良く、回転チ
ヤツク1の回転中にはこのOリング12による回
転抵抗は小さい。また、逆に圧流体用ポート13
から圧油を供給する時には通路15、環状流路
8、流路20を介して後側シリンダ室18bへ流
入し、ピストン21を前進させてマスタジヨー2
3を半径方向外方へ移動させる。この圧油供給状
態では、環状流路8から半径方向すきまと軸方向
すきまを通つてもれ油が減圧され、殆んど大気圧
と同じ程度の小さな圧力となつて環状溝9a,9
bから圧流体用ポート14を介して油タンク27
へ戻され、極めて僅かなもれ油をOリング12に
て封止する。従つてOリング12はやはり極めて
小さい圧力のもれ油を封止するだけで良く、この
圧油供給状態で回転チヤツク1を回転しても、圧
油による力は供給リング7の半径方向に生じてい
るだけで軸方向の力はバランスしており、Oリン
グ12による回転抵抗は極めて小さい。
本実施例では、回収環状溝10,10と通路1
5に連通する逆止弁17及びOリング12でもつ
てもれ油の回収手段を構成したので、油の回収回
路を格別に必要とせず、配管が極めて容易であ
る。
他の実施例 第3図では、高速回転する回転チヤツクに用い
て好適な例で、前記実施例と同一部分には同一番
号を付して説明を省略する。供給リングはその外
周にもれ油の回収カバー28が一体に形成され、
その一部にドレン用通路29が穿けてあり、ここ
から油タンク27に配管されている。この実施例
では、Oリングでもれ油を封止するかわりに回収
カバー28でもれ油を回収するためOリング等が
不要で、例えば工作物を把握する方向への圧油の
供給が供給リング7の両端面7b,7cの環状溝
9a,9bから回転する複動シリンダへ行われる
ようにした時には、圧油により生じる供給リング
7の両端面7b,7cにかかる圧力は軸方向で同
一であり、供給リング7の両端面7b,7cが環
状凹部6の両側面6b,6cと圧接しないので回
転抵抗は殆んどない。
これらの実施例において、環状流路8を供給リ
ング7の内周円筒面7aに、また、一対の環状溝
9a,9bを供給リング7の両端面7b,7cに
設けたが、夫々環状凹部6の底部円筒面6a及び
両側面6b,6cに設けてもよい。また、回転チ
ヤツクに適用した例で説明したが、回転シリンダ
等にも適用可能であることは言う迄もない。
考案の効果 以上のように本考案では、回転する複動シリン
ダへ供給する圧流体2回路のうち、1回路は1方
の圧流体ポートから供給リングの内周円筒面と回
転体の環状凹部の底面円筒面の何れか一方に形成
される環状流路を経て複動シリンダの一方のシリ
ンダ室へ連動して形成され、他の1回路は他の圧
流体ポートから供給リングの両端面と環状凹部の
供給リングをはさむ両側面の何れか一方に形成し
た一対の同一面積の環状溝の一方を経て複動シリ
ンダの他のシリンダ室へ連通して形成されるの
で、環状凹部又は供給リングの軸方向にもまた、
半径方向にも圧流体供給のための2回路を形成す
る上記二つの溝が並設されることがなく、従つて
環状凹部の深さ及び幅を小さくでき、供給リング
の小型化を図ることができ、小型チヤツクにも適
用できる。しかもこのように小型にできるもので
あつても、供給リングの両端面、または、環状凹
部の両側面に形成される一対の環状溝は、同一面
積であつて、一方の圧流体ポートがこの両方に連
通されているので、この圧流体ポートから圧流体
を供給するときには、供給リングにかかる軸方向
力がバランスし、供給リングの端面と環状凹部の
側面とが圧接せず、圧流体の供給状態で回転体を
回転抵抗少なく回転させることができるという利
点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願を実施した回転チヤツクの断面
図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は他の
実施例、第4図は従来技術である。 1……回転チヤツク、2……複動シリンダ、6
……環状凹部、6a……底部円筒面、7……供給
リング、7a……内周円筒面、6b,6c,7
b,7c……端面、13,14……圧流体用ポー
ト、18……シリンダ室、19,20……流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転体外周の環状凹部に供給リングを相対回動
    自在に遊嵌し、この供給リングに圧流体用ポート
    を一対設け、これらの圧流体用ポートから、前記
    回転体と一体回転する複動シリンダへ圧流体を供
    給するようにした圧流体供給装置において、前記
    環状凹部の底部円筒面とこれと対向する供給リン
    グの内周円筒面の何れか一方に環状流路を形成し
    て前記圧流体用ポートの一方と連通させ、また、
    供給リングをはさむ、前記環状凹部の両側面と、
    これと対向する供給リングの両端面の何れか一方
    には、夫々回転体の軸心と同心で、かつ、同一面
    積の環状溝を形成し、これら2つの環状溝を夫々
    前記圧流体ポートの他方に連通させ、前記回転体
    には前記複動シリンダの各シリンダ室へ連通する
    二つの流路の一端を夫々前記環状流路及び前記環
    状溝の一方へ開口したことを特徴とする回転する
    複動シリンダへの圧流体供給装置。
JP1985158202U 1985-10-16 1985-10-16 Expired JPH0123693Y2 (ja)

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JP1985158202U JPH0123693Y2 (ja) 1985-10-16 1985-10-16

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JPS6265103U JPS6265103U (ja) 1987-04-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0724164Y2 (ja) * 1988-04-08 1995-06-05 豊和工業株式会社 流体分配器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544248A (en) * 1977-06-13 1979-01-12 Kaneda Rika Kogyosho Kk Method of selective plating in continuous plating bath
JPS5936777U (ja) * 1982-09-01 1984-03-08 笹野 喜一 物品つり下げ具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544248A (en) * 1977-06-13 1979-01-12 Kaneda Rika Kogyosho Kk Method of selective plating in continuous plating bath
JPS5936777U (ja) * 1982-09-01 1984-03-08 笹野 喜一 物品つり下げ具

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