JPH01236841A - ローカルエリアネットワークシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、ローカルエリアネットワークシステムに関す
る。

（従来の技術） 近年、ホスト計算機や端末装置などの各種の電子機器を
たとえば同軸ケーブルなどの共用通信ラインで相互に接
続してデータ伝送を行うＬＡＮ（ローカルエリアネット
ワークシステム）が、同一建物、同一構内における分散
処理システムとして広く採用されている。

ところで、最近このようなＬＡＮにおいて、時間に関す
る各種の情報を得ることがシステム運営上の便宜を図る
上で強く望まれている。

その時間に関する情報としては、たとえば単位時間当た
りのパケットの発生頻度や、各端末装置におけるホスト
アクセス時間およびそのホスト専有時間などがその一例
として上げられ、これらの情報はシステム稼働統計資料
を作成する上で必要とされるものである。

このことから、ＬＡＮにおいては、各ノードのもつ時計
機構の時刻そのものを一致させてより正確に時間に関す
る情報を得ることが重要とされている。

そこで、最近のＬＡＮでは、各端末装置におけるデータ
発生時刻を、ホスト計算機において計時するのではなく
、それぞれ各端末装置と通信ラインとの間に介挿された
ノードアダプタの時計機構を用いて計時する方法がとら
れており、これにより、端末装置から送出されたデータ
が通信ラインを経由することによって遅延しても、これ
に関係なく正確なデータ発生時刻が得られるようになり
、ている。

しかしながら、これら各ノードアダプタに内蔵された個
々の時計機構は、時間経過とともに各時計機構間の狂い
が生じるため、正確なデータ発生時刻が得られなくなっ
て信頼性の高いシステム稼働統計資料を作成することが
困難となり、また各端末装置からホスト計算機へのパケ
ット伝送の際の遅延時間を正確に測定することもできな
くなるという課題があった。

（発明が解決しようとする課題） 本発明はこのような課題を解決するためのもので、各端
末に対応して備えられたそれぞれの時計機構の時刻合せ
を容易にしかも正確に行うことができ、これにより信頼
性の高いシステム稼動統計資料を作成することができ、
また各端末からホスト計算機へのパケット伝送の際の遅
延時間を正確に１１ｐ１定することのできるローカルエ
リアネットワークシステムの提供を目的としている。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は上記した目的を達成するために、パケットの伝
送が可能な通信ライン上に、時計機構を有するホスト計
算機と、複数の端末とをそれぞれ接続してなるａ−カル
エリアネットワークシステムにおいて、通信ラインと各
端末との間にそれぞれ介挿され各端末からのデータ受信
時刻を計時するための時計機構と、この時計機構により
得られた計時データをホスト計算機に転送すべくパケッ
ト化して通信ライン上に送出可能な計時パケット送出手
段と、時刻放送波を受信してその時刻に応じた基準計時
パケットを通信ライン上に送出可能な第１の基準計時パ
ケット送出手段と、ホスト計算機から内部の時計機構の
時刻に応じた基準計時パケットを通信ライン上に送出可
能な第２の基県計時パケット送出手段と、前記第１また
は第２の基準計時パケット送出手段から全ての端末側ま
たは一部の端末側に向、けて同時に伝送された基準計時
パケットを受信し、各端末にて対応する時計機構の時刻
合せを行う制御手段とを具備したものである。

（作　用） 本発明のローカルエリアネットワークシステムでは、制
御手段が、前記第１または第２の基準計時パケット送出
手段から全ての端末側または一部の端末側に向けて同時
に伝送された基準計時パケット、を受信し、各端末にて
対応する時計機構の時刻合せを行うので、各端末に対応
して備えられたそれぞれの時計機構の時刻合せを容易に
しかも正確に行うことができ、これにより信頼性の高い
システム稼働統計資料を作成することができ、また各端
末からホスト計算機へのパケット伝送の際の遅延時間も
正確にΔ１１定することが可能となる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例のローカルエリアネットワー
クシステムの構成を説明するためのブロック図である。

同図において、１はたとえば同軸ケーブル、光フアイバ
ケーブルあるいはツイストペアケーブルなどの通信ライ
ン、２は通信ライン１にパケット送受信用のトランシー
バ３を介して接続されたホスト計算機、４はホスト計算
機２内部の時計機１１カである。また５は端末装置、６
は端末装置５と通信ライン１との間に介挿して接続され
たノードアダプタであり、このノードアダプタ６は端末
装置５から送出されたデータを所定のフォーマットにパ
ケット化して通信ライン１上に送出する機能とともに、
通信ライン１上の伝送パケットを端末装置５により解読
可能なデータに変換して端末装置５に送る機能を持って
いる。さらに７はこのノードアダプタ６内に備えられた
時計機構、８は端末装置５から送出されたデータがノー
ドアダプタ６において受信された時刻を時計機構７より
得てその時刻を記憶する記憶部、９はノードアダプタ６
の制御部である。そして上述した端末装置５およびノー
ドアダプタ６は、このシステムにおいてひとつのノード
として通信ライン１上にトランシーバ１０を介して複数
組接続されている。

また１１は時刻放送波を常時受信してその時刻に応じた
計時データをたとえば１時間間隔などにより定期的に発
生する計時データ発生装置、１２は計時データ発生装置
１１より発生した計時データを所定のフォーマットでパ
ケット化して、これを通信ライン１上に送出するための
計時データ用アダプタ、１３はこの計時データ用アダプ
タ１２を通信ライン１と接続するためのトランシーバで
ある。

第２図はこの実施例システムにおいて用いられるパケッ
トのフレーム構成を示す図で、同図において、Ａはたと
えばホスト計算機２などの個々のノードに対し５１時デ
ータを伝送する際用いられるパケット、Ｂは全ての同報
ノードすなわちこのシステムでは全てのノードアダプタ
６に対し計時データを伝送する際用いられるパケットＢ
を示している。

パケットＡは、プリアンプル部Ａａ、宛先を示す相手ア
ドレス部Ａｂ、出所を示す自アドレス部Ａｃ、計時デー
タを示す計時データ部Ａｄ、およびこのパケットＡの符
号チエツクを行うためのフレーム・チエツク・シーケン
ス（Ｆｅ２）Ａｅからそのフレームが構成されている。

一方パケットＢは、プリアンプル部Ｂａ、全てのノード
アダプタ６の宛先を示す同報アドレス部Ｂｂ、計時デー
タを示す計時データ部Ｂｄ、およびこのパケットＢの符
号チエツクを行うためのフレーム・チエツク・シーケン
スＢｅからそのフレームが構成されている。

次にこの実施例のローカルエリアネットワークシステム
の動作について説明する。

まず、端末装置５によりノードアダプタ６の制御部９に
対し、ホスト計算機２との結合を要求する手続きが行わ
れることで、端末装置５はホスト計算機２のもつ処理プ
ログラムに従ってその動作が実行されることになる。

その動作の実行において、端末装置５より送出されたデ
ータは、まずノードアダプタ６に入力される。ノードア
ダプタ６はそのデータを所定のフォーマットにパケット
化し、この後、このパケットをトランシーバ１０を介し
て通信ライン１上に送出する。この動作とともにノード
アダプタ６は端末装置５から送られてきたデータの受信
時刻を内部の時計機構７より得、これを計時データとし
てノードアダプタ６内部の記憶部８に記憶する。

一方、通信ライン１上に伝送されたパケットは、トラン
シーバ３を介してホスト計算機２に伝送される。

これによりホスト計算機２の内部において、伝送された
データに基づく何らかの処理が実行され、しかる後、そ
の処理結果のデータを含んだパケットが端末装置５に向
けて送出される。そしてこのパケットは通信ライン１を
介してノードアダプタ６に伝送される。そしてこのノー
ドアダプタ６において、受信したパケットを端末装置５
において読取可能なデータに変換され、変換完了後、端
末装置５に出力される。

ところで、ノードアダプタ６の記憶部８に記憶された計
時データは、第２図に示したパケットＡのフォーマット
でパケットされて、ノードアダプタ６から通信ライン１
上への通常のデータバケ、ットの送出とともにあるいは
ホスト計算機２からの要求により通信ライン１上に送出
され、ホスト計算機２に伝送される。そしてこの計時デ
ータを含んだパケットＡを受けたホスト計算機２はその
時刻データをシステム稼働統計資料データ格納用の記憶
部（図示せず）に記憶する。

またこの実施例のローカルエリアネットワークシステム
では、次の２つの方法により各ノードアダプタ６に内蔵
されたそれぞれの時計機構の時刻合せが行われる。

その第１の方法は、ホスト計算機２の時計機構４の時刻
に合せて各ノードアダプタ６の時計機構７の時刻合せを
行うものであり、また第２の方法は、時刻放送波の時刻
に合せて各ノードアダプタ６の時計機構７の時ｐ１合せ
を行うものである。

すなわち、これら各方法による時刻合せは、ホスト計算
機２から、または計時データ発生装置１１から計時デー
タ用アダプタ１２を介して、時刻合せの基準となる計時
データを各ノードアダプタ６に向けて伝送すべく第２図
に示したパケットＢのフォーマットで、通信ライン上１
にたとえば１時間間隔などにより定期的に送出すること
により、各ノードアダプタ６においてその計時データを
含んだパケットＢが受信され、そしてこの計時データに
合せて各時計機構７の修正が制御部９により実行される
。

かくしてこの実施例のローカルエリアネットワークシス
テムによれば、各ノードアダプタ６に備えられた時計機
構７の正確な時刻合せを容品に行うことが可能となり、
この結果、信頼性の高いシステム稼働統計資料を作成す
ることができ、また各端末装置５からホスト計算機２へ
のパケット伝送の際の遅延時間を正確に測定することが
できるようになる。

なおこの実施例では、各ノードアダプタ６の時計機構７
の時刻合せを１時間間隔などにより定期的に行っている
が、たとえば端末装置４などからによる指令により任意
にこの時刻合せを実行してもよい。

またこの実施例では、全てのノードアダプタ６に対し時
刻合せのためのパケットＢをホスト計算機２または計時
データ発生装置１１より送出するよう構成したが、一部
のノードアダプタ６を指定してその時刻合せを行うこと
もパケット内の一部のフォーマットを変えることにより
可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明のローカルエリアネットワー
クシステムによれば、各端末と通信ラインとの間に介挿
された各時計機構の時刻合せを容易にしかも正確に行う
ことができ、これにより信頼性の高いシステム稼働統計
資料を作成することができ、また各端末からホスト計算
機へのパケット伝送の際の遅延時間を正確に測定するこ
とが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のローカルエリアネットワー
クシステムの構成を説明するためのブロック図、第２図
はこの実施例において用いられる計時データを含んだパ
ケットのフレーム構成を示す図である。 １・・・通信ライン、２・・・ホスト計算機、３．１０
．１３・・・トランシーバ、４．７・・・時計機構、５
・・・端末装置、６・・・ノードアダプタ、９・・・制
御部、１１・・・計時データ発生装置、１２・・・計時
データ用アダプタ。 出願人　　　　　株式会社　東芝 代理人　弁理士　須　山　佐　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）パケットの伝送が可能な通信ライン上に、時計機
   構を有するホスト計算機と、複数の端末とをそれぞれ接
   続してなるローカルエリアネットワークシステムにおい
   て、前記通信ラインと各端末との間にそれぞれ介挿され
   前記各端末からのデータ受信時刻を計時するための時計
   機構と、この時計機構により得られた計時データを前記
   ホスト計算機に転送すべくパケット化して前記通信ライ
   ン上に送出可能な計時パケット送出手段と、時刻放送波
   を受信してその時刻に応じた基準計時パケットを前記通
   信ライン上に送出可能な第１の基準計時パケット送出手
   段と、前記ホスト計算機から内部の時計機構の時刻に応
   じた基準計時パケットを前記通信ライン上に送出可能な
   第２の基準計時パケット送出手段と、前記第１または第
   ２の基準計時パケット送出手段から全ての端末側または
   一部の端末側に向けて同時に伝送された基準計時パケッ
   トを受信し、各端末にて対応する時計機構の時刻合せを
   行う制御手段とを具備したことを特徴とするローカルエ
   リアネットワークシステム。