JPH01235577A - 微生物検査用袋及び検査方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は微生物検査用の袋と、この袋を用いた検査方法
に関する。更に詳しくは、大腸菌等の増殖に伴ってガス
を発生する微生物の検査に関するものである。

〈従来の技（＋１〉 食品等の被検体がこれらの微生物に汚染されているかい
ないかの判断をするため、従来、第８図に示すように、
試験管（８）に培地と希釈した被検体（６）′を入れ、
ダラム管（９）を逆さに入れ、シリコン栓θω等で空気
の流入可能に封止して、一定時間、一定温度で培養する
ことにより、増殖に伴って発生するガス（７）の有無に
より判断するのが通常であった。

被検体が食品類の場合は、その被検体の種類が撓めて多
いため、このような方法でまず検査して陰性と認められ
たものを除き、残部を確定試験、完全試験等で詳細に検
査するのである。

〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、このような検査用器具は常に菌類に汚染され
る危険が伴うことから、使い捨てが本来の姿であり、ま
た望まれている。

しかるに、上述のように被検体の種類が極めて多く、ま
た？ＩＰ！１法を採用すれば−の被検体を数段階に希釈
してそれぞれについて検査しなければならず、更に検査
する対象が増加するから、上述の検査器具を数多く、洗
浄、滅菌しなければならず、検査に至るまでに多くの時
間と手間が必要であった。

そこで、本発明は、安価でしかも保管場所をとらず、使
い捨てに適する検査用の材料と、この材料を用いた検査
方法を提供することを目的とする。

く課題を解決するための手段〉 この目的を達成するため、本発明は、気体不透過性材料
から構成される上部が開口した装本体内部に、この装本
体を構成する材料同士又は他のシート材料を接着して小
袋を形成して成る袋であって、この小袋が装本体の底部
に向けて開口していることを特徴とする微生物検査用袋
と、この袋に、小袋の開口部まで又はこれより上部まで
液体培地を充填し、加熱することにより滅菌と同時に小
袋中の空気を脱気し、被検体又はその希釈液を混合して
培養することを特徴とする微生物の検査方法を提供する
。

〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明を説明する。図面の第１図
から第６図は本発明の袋の例を示す平面図又は斜視図、
第７図（Ａ）〜（Ｃ）　は検査方法を示す説明図である
。

第１図において、（１）は装本体を示している。その構
成材料はポリエステルフィルム等の気体不透過性かつ透
明なシート材料であり、耐熱性のあるものが望ましい。

図から分かるように、２枚のシート材料を重ねて三方シ
ールすることにより、装本体（１）は上部のみが開口し
た形状となっている。

（ａ）はこの構成材料同士をシールしたシール綿で、こ
のシール線（ａ）により、小袋（２）が形成されており
、小袋（２）の開口部は装本体（１）の底部方向を向い
ている。

第２図は、第１図の袋の構成材料の一方を開口部方向に
延設して蓋とし、この蓋内面に粘着剤（３）を塗布して
、密封可能としたものである。通常この粘着剤（３）面
には剥離紙が貼付され、使用に当たっては培地等を充填
した後剥離紙を除去し、粘着剤（３）により密封する。

第３図は装本体（＋１の内面にプラスチックファスナー
（４）を設けて開閉自在としたものである。

第４図は、第２図の袋内部をシール線により仕切ったも
ので、ＭＰＮ法等に適する。

第５図は断面五角形の装本体（１）の内面に、他のシー
ト材料（５）を接着して小袋を形成したものである。な
お、装本体（１）の後壁部分は、構成材料が透明である
ため眼に見えるが、説明の便のため図示を省略している
。

第６図の袋は、シール線（ａ）の形状が異なる外、第１
図の袋と同じである。

この袋は以下の如く使用する。

すなわち、第７図（Ａ）に示すように、液体培地（６）
を小袋（２）の開口部又はそれ以上に達するように袋中
に充填する。この際、小袋（２）中には空気が残留する
から、袋を加熱して、内部を滅菌すると共に、小袋（２
）中の空気の膨張を利用して、脱気する。

（第７図（Ｂ））。

次いで、食品等の被検体又はその希釈液を一定量液体培
地に混合する。ＭＰＮ法の場合は、被検体を１０倍、１
００倍、１０００倍等、１０倍単位で希釈した希釈液の
複数を、それぞれ検査する必要がある。

しかして装本体（１）の開口部を密封する。

密封は装本体（１）の構成材料同士をシールすることに
よってもできるが、第２図又は第４図の袋では粘着剤（
３）によって、また第３図の袋ではファスナー（４）に
よって密封できる。培養装置のクランプ材によってクラ
ンプすることによっても密封は可能である。但し、培養
には酸素を必要とすることから、袋の残存空気のみで培
養が困難な場合は袋の開口部全体を完全密封するのでは
なく、その−部が、外気と接する様に一部に通気性をも
たせて封することも可能である。

次いで、一定温度、一定時間の条件で培養し、小袋（２
）中に生じるガス（力を有無を袋外側から目視により判
断する。（第７図（Ｃ））。なお、大腸菌の場合はＢＧ
ＬＢ培地で、３５〜３７°Ｃ２４８時間培養する。

〈効果〉 以上のように、本発明の袋は安価に製造でき、しかも保
管場所をとらないから、多量の検査に際しても使い捨て
で十分対応でき、器具の洗浄、滅閑が不要となる。また
、検査の際に小袋中に空気が残留することがなく、検査
も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明の袋の例を示す正面図又は斜視
図、第７図（Ａ）〜（Ｃ）は検査方法を示す説明図、第
８回は従来例を示す説明図である。 （１）・・・装本体　　　　　（２）・・・小袋（３）
・・・粘ｉ　剤（４）・・・ファスナー（５）・・・シ
ート材料　　　（６）・・・培地（６）゛　・・・培地
と被検体の混合物（７）・・・ガス 特　　許　　　出　　　願　　　人 凸版印刷株式会社 代表者　鈴木和夫 第１図　　　　第２じ 第３図　　　第４−野； りｖ５コ 店６し ４ニア”口、Ａ　　　　　　“４１口ＩＢ筒７　、；’
Ｃ箇８図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）気体不透過性材料から構成される上部が開口した
   装本体内部に、この装本体を構成する材料同士又は他の
   シート材料を接着して、小袋を形成して成る袋であって
   、この小袋が装本体の底部に向けて開口していることを
   特徴とする微生物検査用袋。
2. （２）請求項１記載の袋に、小袋の開口部まで又はこれ
   より上部まで液体培地を充填し、加熱することにより滅
   菌と同時に小袋中の空気を脱気し、被検体又はその希釈
   液を混合して培養することを特徴とする微生物の検査方
   法。