JPH01235102A - 誘電体磁器 - Google Patents

誘電体磁器

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JPH01235102A
JPH01235102A JP63059714A JP5971488A JPH01235102A JP H01235102 A JPH01235102 A JP H01235102A JP 63059714 A JP63059714 A JP 63059714A JP 5971488 A JP5971488 A JP 5971488A JP H01235102 A JPH01235102 A JP H01235102A
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JP
Japan
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dielectric constant
mol
dielectric
batio3
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Pending
Application number
JP63059714A
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English (en)
Inventor
Junichi Kato
純一 加藤
Yoichiro Yokoya
横谷 洋一郎
Hiroshi Kagata
博司 加賀田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はJIS規格のY級B特性(誘電率の変化率が一
25〜85℃で1105以内)およびEIA規格(El
ectronic Industri5 associ
ationStandard )のX7R特性(誘電率
の変化率が一55〜125℃で±15%以内)をみたす
高誘電率系の誘電体磁器、特に20μm以下の薄い誘電
体層で使用する積層セラミックコンデンサに適した誘電
体磁器に関するものである。
従来の技術 従来より高誘電率系のセラミックコンデンサ材料として
BaTiO3系の磁器が利用されているが、純粋なりa
TiO3は誘電率の温度変化が太きいことや損失が大き
いことなどの理由て、コンデンサとしては使用できない
ため、(哀々な固溶体の形成や添加物が提案されている
BaTi03系におけるJIS規格のY級B特性および
EIA規格のX7R特性をみたす材料は純粋なり a 
T i Osのキュリー温度を有する組成と、室温ある
いは室温以下にキュリー点を有する組成の複合体により
温度特性を得ているものであるため、出発原料に用いる
B a T i 03の粒径、結晶性、不純物などが焼
成後の温度特性に大きな影響を及ぼす。このような材料
として、B a T i O3にBi2O5を添加した
磁器が用いられている。近年、電子部品の小型化にとも
ないコンデンサでは積層コンデンサが重要な部品となっ
てきている。
このコンデンサはシート成型した誘電体と電極を交互に
積層し同時に焼成する。焼成時に電極と誘電体が反応す
るとコンデンサが形成できないので電極材料と誘電体材
料の組み合わせが重要である。B i 20 aを含む
誘電体は一般に用いられるPd電極と反応するため、積
層コンデンサには使用できない。積層コンデンサではB
 a T i O3にNb2O5とCO2O3を添加し
た材料 (特開昭61−275164号公報など)が用
いられており、誘電率は3000〜4000である。ま
た、BaTiO3にNb20aとMnO2を添加した材
料として特開昭51−76597が知られているが、そ
の誘電率は3000以下である。
発明が解決しようとする課題 積層コンデンサはより小型で大容量のものが求められて
いるが、そのためには誘電率の高い材料で薄い誘電体層
を形成することが必要である。前述した温度特性をみた
す材料の多くは、炭酸バリウムと酸化チタンから固相反
応により得られたB a T i Oaを原料として使
用しており、その誘電率は2500以下であるため、よ
り高い誘電率を有する材料が望まれている。
また、一般にBaTiO3のような強誘電体では印加さ
れる電界強度が太き(なると損失(tanδ)が太き(
なる。従来使用されている誘電体層の厚みは30μm程
度であるが、20μ鼎以下の厚みにすることが試みられ
ている。コンデンサの特性はI V r m s 、の
信号電圧で評価されるため、誘電体層が薄くなると従来
の材料を使用した場合、規格で定められたtanδの値
である2、5%を越え、使用に耐えなくなる。B a 
T i O3にNbgO5とCo2O3を添加した材料
は、誘電率が高いがtanδが信号電圧(1kHx)の
増加とともに急速に増加するため20μI以下の厚みに
すると規格を満たさなくなる。
本発明ではこのような問題点を解決し、20μm以下の
厚みでも使用可能な、すなわち50v/I11の電界強
度においてもtanδが2,5%以下であり、かつ30
00以上の誘電率を有する誘電体磁器を提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 液相合成したのち1000℃以上、1250℃以下で熱
処理を行ったBaTiO3粉末に特定量のNb20ak
よびMnO2を添加し、焼成する。
作用 液相合成された高純度のBaTiO3を1000℃以上
の温度で熱処理した結晶性のよいBaTiO3を用いる
ことにより高い誘電率が得られ、さらにNb2O5、M
 n 02を特定量添加することにより、高い電界強度
が印加されてもtanδが低くなる。
実施例 1(水熱法) 塩化チタン水溶液にアンモニア水を加えて得た水酸化チ
タンに、Ti/Ba比が1.00となるよう水酸化バリ
ウム水溶液を加えて混合した後、150℃で水熱処理を
行う。得られたスラリーを乾燥した後、アルミナ製のる
つぼに入れ950〜1300℃で2時間熱処理を行い、
セラミックの出発原料となるBaTi0aとした。得ら
れたBaT i Oaに含まれるBaを除くアルカリ土
類酸化物の量は0.03重量%以下、ZrO2の量は0
.2重量%以下であった。参照例である固相反応による
BaTiO3(固相法)は、炭酸バリウムと酸化チタン
を後述するボールミルで混合したのち、1100℃で仮
焼して得たものである。
秤量したBaTiO3に対して表1で示した量のNbO
2/5およびM n O2を秤量し、ポリエチレン製の
容器にジルコニアボールを入れたボールミルにより純水
とともに15時間混合した。試料番号と添加したNbO
2/6およびMn02ffiを図1に示す。混合後、ス
ラリーを乾燥した粉末にPVA水溶液を加えて造粒した
。造粒粉を金型に入れ500 kg / cdの圧力で
直径13m+、厚さ1 nu++の円板状に成型した。
成型体を700℃で1時間加熱してバインダを焼却した
後、1250〜1450℃で2時間焼成し、その密度が
最大となる温度を最適焼成温度として表1に示す。得ら
れた焼成体の円板の両面にCr−Auを真空蒸着して電
極を形成し、測定用の試料とした。誘電率の温度特性は
、1kHz、l VrII+s、で−60〜150℃の
温度範囲で測定した。また、高い信号電界強度での誘電
的特性を調べるため、室温で1kHzの信号を150 
Vrms、 /amまで印加して誘電率とtanδを測
定し、tanδが2.5%になる電圧(V2.S)を求
めた。容量抵抗積(CR積)は、高絶縁抵抗計で測定し
た抵抗値と容量より求めた。表2に室温における誘電率
、tanδ、V2.5、CR積および20℃の誘電率に
対する各温度(−55、−25,85,125℃)での
変化率を示す。
実施例 2(シュウ酸バリウムチタニル法〉市販のシュ
ウ酸バリウムチタニルをアルミナ製のるつぼに入れ、6
00℃で熱分解させたのち、表1に示す所定の温度に2
時間保持しBaTiO3粉末を得た。これを実施例1と
同様にしてセラミックを合成し測定に供した。合成した
組成を表1に、結果を表2に示す。
実施例 3(アルコキシド法) バリウムのアルコキシドとしてバリウムイソプロポキシ
ドを、チタンのアルコキシドとしてチタニウムイソプロ
ポキシドを窒素気流中で等モル秤量し、溶媒としてイソ
プロピルアルコールを用い撹拌しながら85℃に保つ。
その後、純水のイソブパノール溶液を滴下し、加水分解
反応させる。
溶媒を蒸発させたのち所定の温度で2時間熱処理を行い
BaTiO3粉末を得た。これを実施例1と同様にして
セラミックを合成し、測定に供した。
合成した組成を表1に結果を表2に示す。
BaTiO3中に含まれるSrOおよびZ r O2の
許容量を調べるため、アルコキシド法により、SrO,
ZrO2を含むB a T i Osを合成し、105
0℃で熱処理を行った後、Nb06/2を2.45モル
%、MnO2を0.64モル%添加し実施例1に従って
試料を作製した。結果を表3に示す。
(以下余白) 表1 本を付した試料は請求範囲外の参照例 表1(つづき) 本を付した試料は請求範囲外の参照別 表2 本印を付した試料は請求範囲外の参照別表2(つづき) 本印を付した試料は請求範囲外の参照別表3 本印を付した試料は請求範囲外の参照例(以下余白) 表1、および表2からも明らかなように同相法で合成し
たBaTiOsを使用したとき誘電率が、2500以下
と低(なる。液相合成したB a ′I” io3を使
用する場合、その合成方法が水熱法(実施例1)、シュ
ウ酸バリウムチタニル法(実施例2)、アルコキシド法
(実施例3)と異なっていても1000℃を越え125
0℃以下の熱処理を行った時、はぼ3000以上の誘電
率を得ることができる。熱処理温度が1000℃以下で
あると誘電率の温度変化が太き(なりJISのY級B特
性やEIA規格のX7R特性のいずれをも満たさな(な
るので請求の範囲外とした。また、熱処理温度が125
0℃を越えると、1450℃での焼成でもセラミックの
緻密化が充分進まずポーラスな焼結体となったため評価
の対象から除外した。
添加物のうちM n 02の増加に伴い、高い信号電界
強度におけるtanδが改善され、0.4モル%以下で
は、表2のNo、4のサンプルから分かるように ta
nδが2.5%以上になる信号電界強度が30 V /
 m mであるため使用可能な誘電体の厚みはおよそ3
0μrn以上必要となり、本発明の目的を満足しない。
一方絶縁抵抗はMnO2の増加により低下し、1.0モ
ル%を越えて添加すると絶縁抵抗値が低(なりCR積と
して500以下となるためコンデンサ材料として不適切
である。絶縁抵抗はCaTiO3、MgTiO3、ある
いはS i O2を添加することにより改善される。水
熱合成し1050℃で熱処理したBaTiOsにNb2
O6を2.45モル%、MnO2を1.0モル%添加し
た組成に表4に示した添加物を加えた。結果を表4に示
す。
(以下余白) 表4 本印を付した試料は請求範囲外の参照別表4の結果から
明らかなように上記の添加物はCR積を特徴する請求の
範囲を越えた添加量では誘電率が著しく低下する。また
、これらの添加物によって高い電界強度でのtanδは
影響を受けず、誘電率の温度変化に与える影響も小さい
また、図は100モル部のB a T i O3に添加
するNb06/2MnO2を示す図であり、本発明は多
角形ABCDEで囲まれた範囲内のffi /、に加し
、直線BCの外側にある試料(No、20)では誘電率
の温度変化が大きくなるため請求の範囲外とした。一方
、Nb06/2が1.8モル%以下の試料(No、1)
ではCR積が低いので本発明の範囲外とした。
また、表3の結果から明らかなようにSrOが0.1重
量%以上、あるいZrO2が0.5重量%以上含まれる
試料では誘電率が低下するとともに、125℃における
変化率が太き(なる。変化率はM n O2の添加によ
り小さ(なるが、Y級B特性やX7R特性を満たす量M
nO2を添加すると誘電率は2500程度となる。従っ
て、上記の不純物は本発明、第2項の請求範囲内子・な
ければならない。
発明の効果 本発明の誘電体磁器は高い信号電圧においても損失が小
さいので、従来20μ!n以上必要とされた誘電体の厚
みを10μm以下とすることが可能となるとともに、3
000以上の高い誘電率を有しているため積層セラミッ
クコンデンナの大容量化を容易にするものである。
【図面の簡単な説明】
図面は100モル部のBaTiO3に対するNbOう・
2、M n O2の添加量の範囲を不4図である。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 はか1名x(NbO
5/2のモル%)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液相合成したのち1000℃を越え、1250℃
    以下で熱処理を行ったBaTiO_3粉末100モル部
    に対し、Nb_2O_5がNbO_5_/_2に換算し
    てxモル%、MnO_2がyモル%を、xおよびyが下
    に示すA、B、C、DおよびEで囲まれた範囲内の量添
    加し、焼成した誘電体磁器。 ▲数式、化学式、表等があります▼
  2. (2)BaTiO_3に含まれる不純物の内SrOが0
    .1重量%以下、ZrO_2が0.5重量%以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の誘電体磁器。
  3. (3)誘電体磁器に、0.5〜5重量%のCaTiO_
    3、またはMgTiO_3を添加したことを特徴とする
    請求項1に記載の誘電体磁器。
  4. (4)誘電体磁器に0.05〜0.5重量%のSiO_
    2を添加したことを特徴とする請求項1に記載の誘電体
    磁器。
JP63059714A 1988-03-14 1988-03-14 誘電体磁器 Pending JPH01235102A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110256067A (zh) * 2019-06-19 2019-09-20 天津大学 一种铌锰掺杂抗还原型电介质材料的制备方法

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