JPH01233923A - Ｉｃカードによるカーラジオの保護 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、運転者と同乗者が運転中にラジオ放送を聞く
ことができるようにするために自動車に取り付けられて
いる一般にカーラジオとして知られるラジオ装置の保護
に関する。このような装置の中にはカセット式テープレ
コーダも含まれ、この場合にはあらかじめ録音された話
や音楽を聞くことができる。

従来の技術 このような装置は極めて頻繁に自動車に右ける盗難の対
象となることが経験上知られており、盗難防止のために
様々な方策が講じられている。

第１には、カーラジオを取り外し可能にして、運転者が
運転を終わったときにこの装置を持ち去るのが一般的で
ある。この解決法は実用的でなく、普遍性もないことが
わかる。というのは、カーラジオの所有者がこの装置を
持ち運ぶことのできない場合が必ずあり、その場合には
この装置を自動車内に残しておかなくてはならないから
である。

別の方法も提案されている。そのうちの１つは、装置が
予備選択用のタッチキーを備えている場合に適用するこ
とができる。このキーは、あらかじめチューニング周波
数を調節しておき、利用者が単にタッチキーを押すこと
によってこのタッチに対してあらかじめ調節された周波
数に対応するラジオ放送を聞くことができるようにする
機能をもつ。この場合、動作許可コードを人力するため
の予備選択用タッチキーを利用することができる。

このコードは所有者のみが知っていて、このコードなし
には装置が動作しない。しかし、この方法は完全無欠と
いうわけではない。というのは、盗難者は、予備選択用
のタッチキーの数が少ないことからコードを見出し、こ
の装置を使用するに至るからである。

別の方法は、やはり予備選択用のタッチキーを備える装
置の場合に適用するこ吉ができる方法であり、単にこの
キーを取り外し可能な構成にして、利用者が自動車を去
るときにこのキーを持ち運べるようにすることからなる
。従って、この装置を使用することができなくなる。こ
の場合にも、自動車を去るたびごとに、カーラジオ−式
よりもましではあるがやはりかさばる物体を持ち運ぶ必
要があるという欠点がある。

また、動作−停止の命令が、テレビの遠隔操作用ケース
などの、装置とは別のケースによってしかなされない装
置も提案されている。カーラジオの所有者が自動車を去
るときに持ち運ぶのはこのケー°スである。しかし、遠
隔操作用ケースはやはり持ち運ぶには比較的かさばる物
体である。

発明が解決しようとする課題 本発明は、カーラジオなどの装置を保護するために、い
ちいちこの装置を持ち運ぶとか、いちいち予備選択用の
キーまたは遠隔操作用ケースなどのかさばる部分を持ち
運ぶ必要のない非常に簡単でほとんど破ることのできな
い方法を提供する。

課題を解決するための手段 本発明によれば、保護すべき装置に特有な情報が記憶さ
れているメモリ付カードと、この保護すべき装置内にあ
って、この情報を受信し、読み出されたこの情報が問題
となっている装置に対応している場合にのみこの装置の
動作を許可する手段とを備え、上記装置は（引き出し可
能な引き出しに）取り外し可能に取り付けられており、
上記システムには、カードに記憶されている上記情報が
ないときには上記装置の引き出し操作を禁止し、この情
報が存在しているときにはこの引き出し操作を許可する
手段が備えられていることを特徴とする保護システムが
提供される。

一作Ｂ そこで、カーラジオ装置を大量生産するときには、各装
置が、その装置とは合うが同時に製造された別の装置と
は合わない特定のカードとともに引き渡される。

従って、使用者は、装置を動作させたいときにはこの装
置にカードを挿入し、自動車を去るときにはカードを引
き抜くだけでよい。メモリ付カードはかさばる物体では
ない。というのは、このカードを一辺が数センチメート
ル、厚さが１〜２ミリメートルにすることが十分に可能
だからである。

このカードは、キーホルダに取り付けることができる。

使用者は、銀行用カードにおいて予期されるような資格
付与秘密コードとともにカードを使用する必要はない。

カード内に記憶されている情報とカード付で販売された
装置内に記憶されている情報が一致しさえすれば装置の
動作が許可される。

一実施例によれば、装置を（引き出し可能な引き出しに
）取り外し可能に取り付け、カードがあるときにのみこ
の装置を対応するハウジングから引き出すことができる
ようにすることが可能である。従って、装置を動作させ
るのに適切なカードが必要とされるだけでなく、この装
置を対応するハウジングから引き出して持ち運ぶのにも
このカードが必要とされる。このようにして、二重の安
全性が保証される。

本発明の他の特徴ならびに利点は、添付の図面を参照し
た以下の詳細な説明によってさらによく理解できよう。

実施例 本発明により保護される装置が図面に示されている。こ
こで詳しく説明する実施例は、詳細に説明する必要のな
い従来の回路を含むラジオ受信器に関する。従来の回路
には、例えば検出回路、周波数変調回路ＤＭ、入力が周
波数変調回路ＤＭの出力に接続され、出力がスピーカＨ
Ｐに接続された増幅回路ＡＭＰが含まれる。

本発明の保護システムの特別な実施例を以下に説明する
がこれは単なる例であり、これとは極めて異なる別の実
施態様も可能である。

ここで選択した実施例では、増幅回路に、抵抗、コンデ
ンサなどの調節可能な素子が含まれている。

増幅回路を動作させるためには、それぞれの素子の値を
厳密に決定する必要がある。従って、抵抗は、所定数の
単位抵抗または単位コンデンサを直列または並列に接続
して実現し、それぞれを独立したスイッチに接続する。

スイッチを１つ用いることにより、このスイッチに対応
する単位抵抗または単位コンデンサを接続したり、ある
いは逆に短絡したりすることができる。全体を参照符号
にで示したスイッチは例えばＭＯＳ）ランジスタであり
、そのゲートはＮ人力、Ｐ出力のプログラマブル論理ア
レイＰＬＡの出力ｊごよって制御することができる。図
面には極めて少数のスイッチ、従ってプログラマブル論
理アレイＰＬＡの極めて少数の出力と人力しか図示して
いないが、実際には、システムの不可侵性を向上させる
ためにはより多数のスイッチを設けることが望ましい。

増幅回路が動作するためには、プログラマブル論理アレ
イの出力から、増幅回路を動作させることのできる抵抗
とコンデンサの値を的確に接続するのに適したビット０
と１が正確に出力される必要がある。１つのビットが誤
っていることは、少なくとも１つの抵抗またはコンデン
サが必要とされる値になっておらず、増幅回路が動作し
ないことを意味する。さらに、所定数のスイッチが、単
に必要な接続を行うか、あるいは通常は短絡していては
ならない導体を短絡させるのに使用されるようにするこ
ともできる。これらスイッチも、プログラマブル論理ア
レイの出力によって制御されるスイッチの一部を構成す
る。従って、このようなスイッチを制御するプログラマ
ブル論理アレイＰＬＡの出力の１つの論理状態が正確で
ない場合には、接続が１つ確立されなかったり短絡が生
じたりする。この結果、いずれの場合にも回路の動作が
妨げられる。

プログラマブル論理アレイの全出力が安定した論理状態
であるためには、このアレイの人力が、アレイの構成に
もちろん依存する非常に明確な値をもつ必要がある。こ
のアレイは例えばフユーズを用いてプログラムすること
ができる。複数のアレイは、装置ごとに異なっている構
成に従って装置１つごとに個別にプログラムされるよう
にする。

この結果、与えられた装置を動作させるためには、Ｎ入
力プログラマプル論理アレイの人力のビット構成を所定
の形態にし、別の装置を動作させるためにはＮ人力に別
のビット構成が必要とされる。

本発明のメモリ付カードがない場合には、プログラマブ
ル論理アレイの入力が接続されなかったり、勝手なビッ
ト構成に接続されたりする。メモリ付カードがあるだけ
で、このメモリ付カードに対応する装置の特定のビット
構成を利用することができる。

保護すべき装置は、メモリ付カードの挿入口と、カード
と装置を電気的に接続することのできる従来の電気機械
的手段とを備えている。この電気機械的手段は、（装置
の周波数変調回路ＤＭと増幅回路ＡＭＰに供給するのと
同じバッテリ電圧ＶＢＡＴ）をカードに供給するためと
、カードと装置の間で情報を伝送することに使用される
。

例えば、従来と同様に、カードＣＰは、作業用メモリＲ
ＡＭとプログラム用メモリＲＯＭに接続された小さなマ
イクロプロセッサＭＰを備える構成にすることが可能で
ある。

プログラム用メモリＲＯＭに記憶されているプログラム
には、例えば、カードが挿入されている装置に電圧を印
加するときに、装置に伝送されてプログラマブル論理ア
レイの入力に設置されたレジスタＲＥＧに記憶されてい
るビット構成をマイクロプロセッサがカードのメモリ領
域に探しに行くことを可能にするプログラムが含まれる
。装置の動作に必要な情報を探すメモリ領域はＲＯＭ領
域にすることができる。しかし、このメモリ領域は、カ
ードを個別にプログラムするためには、電気的にプログ
ラムすることが可能な不揮発性メモリ領域（ＥＰＲＯＭ
）であることが好ましい。ビットはレジスタに直列に導
入されることが好ましい。このレジスタの出力はプログ
ラマブル論理アレイＰＬＡのＮ個の人力に接続されてい
る。カード自体がこのトリガプログラムを実行した後に
は、伝送されたビットがレジスタ内に残り、装置は動作
可能になる。

プログラマブル論理アレイの人力のビット数が大きくな
るほど安全性が増す。

先に指摘したように、アレイの入力レジスタにＮビット
の正確な構成を導入するだけでなく、この導入操作によ
って、電磁制御されるストッパの反転を開始させること
もできる。するとストッパは、それまでハウジング内に
固定されていて引き出すことのできなかった装置を開放
する。

レジスタＲＥＧの内容を装置に内蔵されているＲＯＭの
別のレジスタの内容と比較して、両者の内容が異なると
きではなく一致したときにストッパが開放されるように
することができる。あるいは、ＲＯＭのレジスタの内容
と比較されるのがプログラマブル論理アレイの出力であ
って、このアレイの出力とこのレジスタの内容が一致し
たときにのみストッパが開放されるようにすることがで
きる。

資格をもった複数の人が装置を使用できるようにするた
め、装置は複数のメモリ付カードとともに販売される。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の実施例を示す図である。 （主な参照符号） ＡＭＰ・・増幅回路、　　　ＣＰ・・カード、ＤＭ・・
周波数復調回路、　ＨＰ・・スピーカ、Ｋ・　・スイッ
チ、 ＭＰ・・マイクロプロセッサ、 ＰＬＡ・・プログラマブル論理アレイ、ＲＡＭ・・作業
用メモリ ＲＯＭ・・プログラム用メモリ、 ＲＥＧ・・レジスタ 特許出願人　　工スジェーエスートムソンミクロエレク
トロニクスエス、アー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）特にカーラジオなどの装置の盗難に対する保護シ
   ステムであって、保護すべき装置に特有な情報が記憶さ
   れているメモリ付カード（ＣＰ）と、この保護すべき装
   置内にあって、この情報を受信し、読み出されたこの情
   報が問題となっている装置に対応している場合にのみこ
   の装置の動作を許可する手段とを備え、上記装置は（引
   き出し可能な引き出しに）取り外し可能に取り付けられ
   ており、上記システムには、カードに記憶されている上
   記情報がないときには上記装置の引き出し操作を禁止し
   、この情報が存在しているときにはこの引き出し操作を
   許可する手段が備えられていることを特徴とするシステ
   ム。
2. （２）上記装置がプログラマブル論理アレイを備え、こ
   のアレイのプログラミングは、問題となっている装置に
   特有であり、しかもこの装置に対応するカードのメモリ
   に記憶されている情報と関連していることを特徴とする
   請求項１に記載のシステム。