JPH012318A - 薄膜の形成方法 - Google Patents

薄膜の形成方法

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JPH012318A
JPH012318A JP62-158098A JP15809887A JPH012318A JP H012318 A JPH012318 A JP H012318A JP 15809887 A JP15809887 A JP 15809887A JP H012318 A JPH012318 A JP H012318A
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JP
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ain
film
thin film
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heat treatment
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JP62-158098A
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松本 良成
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日本電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特にm−v化合物半導体へのイオン注入後の熱
処理工程等の熱処理時に表面保護用の表面被覆などや、
■−v化合物半導体デバイスの表面安定化に適用した場
合に有効な薄膜の形成方法に関する。
〔従来の技術〕
III −V化合物に代表される化合物半導体へ不純物
を導入する技術の再現性と制御性には問題があることは
良く知られている。この原因としてはSiに較べてGa
As結晶等の化合物半導体の機械的性質か弱いためにイ
オン注入等により結晶中に損傷が発生しやすいといった
本質的な問題もあるが、活性化過程である熱処理時にお
ける保護膜として適切なものがないためである。半導体
デバイス・プロセスでの熱処理はイオン注入後の熱処理
に限ったものではない、化合物半導体ではこうした熱処
理過程で表面の化学量論比が変動し、多くの問題が発生
する。このため適切な熱処理保護膜が待望されるもので
ある。また、適切な保護膜はデバイスの表面安定化にと
ってもぜひ必要なものであるが、化合物半導体では適切
なものがなく、これがデバイスの性能や歩留りを低下さ
せる大きな原因となっているのが現状である。
GaAsへのイオン注入後の熱処理保護膜としては通常
、Si、 N4や5in2膜が用いられてきたが、これ
らの膜では活性化率等に再現性が得られないことは良く
知られた事実である。これに対してプラズマ堆積法によ
るA I N暎はイオン注入後の活性化率が高く、イオ
ン注入層先端部における不純物の拡散による裾がきわめ
て少ないことが報告されている。AIN膜が活性化プロ
セスにとって適したものであることはSi、 N4やS
iO□膜とは違い、AIN自身が■−■化合物であるこ
とからも容易に類推できよう。例えばAINはGaAs
などの■−V化合物半導体と、熱膨張係数が近いといっ
た物性が熱処理保護膜としての良好な特性を与えている
と思われる。
さらにAINはデバイスの表面安定化膜としても良好な
特性を与えるもので製造歩留りの向上をももたらす。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このAINは吸湿性を有するためであると考え
られるが、AIN堆積後の保管状況が悪かったりすると
、必ずしも活性化率やキャリア分布の形状に安定したも
のが得られず、この優れた再現性を維持するためにはA
IN堆積後、速やかに熱処理活性化プロセスに移行する
必要がある。
この解決手段としてAINの表面を酸化する方法がある
が、 AlとNとの結合が強いために表面酸化は必ずし
もうまく行かず、再現性に問題があった。
本発明の目的はGaAs結晶等の化合物半導体の、イオ
ン注入後の熱処理時等において、その再現性を向上する
こと、しかも表面安定化にとっても有効な薄膜の製造方
法を提供するものである。
即ち、AINtl!Jが堆積直後ではきわめて優れた性
質を有するにもかかわらず、長期の安定性に欠けること
は上述のとおりであるが1本発明においてはこの長期の
安定性にも優れた薄膜の形成方法を提供するものである
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はm−v化合物半導体表面にAINを堆積したウ
ェーハを、加湿したガス雰囲気で熱処理を行ってAIN
膜表面を酸化する工程、後に加湿のされてない雰囲気で
再度熱処理を加えて表面酸化層を焼締めする工程を行う
■−■化合物半導体表面上のAIN膜の形成方法である
〔作用〕
AIN膜表面を酸化することでAIN表面の酸化は確実
に進み、イオン注入後の熱処理保護膜としても、また表
面保護膜としてもきわめて優れた特性を有するものが再
現性良く得られる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の薄膜形成を適用したウェーハ構造の断
面図を示したもので、以下にその作成方法を示す。まず
、半絶縁性’GaAs基板11にイオン注入層12を設
ける。イオン注入は100keVで行い、ドース量は1
×10″″am−”で行ったものである。次にイオン注
入層12の表面にAIN薄膜13を形成する。 AIN
薄膜13は減圧系での有機金属熱分解法を用い、すなわ
ちトリメチルアルミニウムとヒドラジンを原料として堆
積温度450℃で約1000オングストロームを堆積し
たものである。次に〜60℃に加熱した水中でバブルさ
せることで加湿した酸素あるいは窒素ガスの雰囲気中、
200℃の下で上記ウェーハを加熱処理し、AIN表面
を〜5分間酸化する。加湿雰囲気での熱処理により表面
には確実な酸化層131が生じる。この酸化層131は
このままでは不安りである。すなわち、膜は傷つきやす
い。その原因としてはゲル状の水酸化アルミニウムがで
きているためと考えられる。そこで水分を除くために再
び、加湿していない酸素あるいは窒素ガス中で300℃
、5分間の熱処理を加える。以上の工程を経て酸化層1
31は強固な酸化層に変質する。このときのAIN膜表
面酸化層の厚さ100オングストローム足らずである。
こうしてAIN表面を酸化した後、イオン注入層12の
活性化を行うために800℃から950℃の間で50度
毎の各温度で20分間の熱処理を施し、活性化率および
キャリア分布を測定した。その結果、800℃から95
0℃に至るまで活性化率は〜70%を示し、イオン注入
層先端部における不純物の拡散によるキャリア分布の裾
はきわめて少ないものが得られた。
ところが、堆積後、数日たったものを熱処理した場合に
は活性化率が低下し、かつ不純物の拡散によるキャリア
分布の裾が明瞭に見られるようになった。
また1本発明の表面酸化を行ったAIN薄膜をGaAs
@界効果トランジスタ(通称MESFET)のゲートと
ソースおよびゲートとドレイン間のGaAStlj4出
表面に形成したところ、ソースとドレイン間の電流値は
いかなるバイアス電圧条件下にあっても数ケ月以ヒの長
期にわたり変動がないものが得られた。
一方、酸化層131を有しない場合は長期的なソースと
ドレイン間の電流変動が観測された。
表面酸化層131を設けた構造が有利であることはプラ
ズマ法やスパッタ法によるAIN膜に対しても観測でき
る。この場合1表面安定化膜としての特性は良いとはい
えない。この原因はプラズマ法やスパッタ法ではGaA
s表面に物理的損傷を与えるためであろう。しかし、イ
オン注入における熱処理保護膜としての特性は良いもの
であり、堆積後の時間経過に伴う活性化率の低下は酸化
することで起こらなくなる。従って、この表面酸化層の
効果は堆積法に依存するものではなく、吸湿性を有する
AIN膜の表面を酸化層で覆うことで、このAINの吸
湿を防いだことで生まれる効果であると考えられる。酸
化層131の厚さとしては数十オングストローム程度以
下でも効果があるもので要は酸化層131があることで
本発明の効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の方法を用いてAIN堆積後の表面
酸化層131は再現性よく形成され、この表面酸化層1
31を設けた構造を有するAIN膜では吸湿性が防止さ
れ、膜の性質の経時変化がない安定なもの−どなる。こ
の結果として本発明による表面酸化したAIN薄膜を■
−■化合物半導体表面に形成し、イオン注入後の熱処理
保護膜等に適用すると活性化率がきわめて高く、不純物
の拡散によるキャリア分布の裾も生じないものが、きわ
めて再現性よくえられる。また1本発明による表面酸化
したAlN11I2をGaAsM)ミ5FETのゲート
とソースおよびゲートとドレイン間のcaAs露出表面
に形成したものではソースとドレイン間の電流値の電流
変動のないものが再現性よくえられる。すなわち、プロ
セス途中での熱処理保護膜としてもデバイス動作時の表
面安定化膜としてもきわめて信頼性の高いAIN膜とな
る。本発明の表面酸化したAIN膜を用いれば懸案であ
ったIII −V化合物半導体のプロセス途中での保護
膜問題とデバイスの信頼性を左右する表面安定化の問題
は大幅に改善され、■−V化合物半導体デバイスの真の
実用化への道を開くものと行える。
【図面の簡単な説明】 第1図はGaAsへのイオン注入後に熱処理用の本発明
の多層薄膜を配したウェーハの断面図である。 11・・・GaAsj、l;板     12・・・イ
オン注入層13・・・AINIIり      131
・・・AIN膜の酸化層特許出願人 [1本電気株式会
社 ゛・′−山1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体表面にAINを堆積したウェーハを、加湿
    したガス雰囲気中で熱処理する第1工程と、後に加湿さ
    れてない雰囲気中で再度熱処理をする第2工程とを行う
    ことを特徴とする薄膜の形成方法。
JP15809887A 1987-06-24 1987-06-24 薄膜の形成方法 Expired - Lifetime JPH0797567B2 (ja)

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JPS642318A JPS642318A (en) 1989-01-06
JPH012318A true JPH012318A (ja) 1989-01-06
JPH0797567B2 JPH0797567B2 (ja) 1995-10-18

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