JPH01231774A - エレベータの制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレベータの制御装置に係り、特に、一般用
とは別に設置される特定のホール呼び装置。

又は、かご呼び装置（以下、特設呼び）の乱用による運
転効率の低下を防ぐ装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、エレベータの呼び釦には、車椅子利用者のサービ
スを良くするための車椅子利用者専用のホール呼び釦や
かご呼び釦、荷物運搬用に空いたかごを呼び寄せるため
のホール呼び釦ホテルのルームサービス専用の優先呼び
釦、ＶＩＰｔ！Ｗに設けられたＶＩＰ専用運転指令用釦
のように、特定利用者のための専用の呼び釦が実用化さ
れている。

これらの特設呼び釦はその釦を必要としている人にとっ
ては非常に有効であるが、特設呼び釦が操作されると一
般の呼びが制限を受けるため全体の運転効率は低下する
。−例をあげれば、実開昭筒５９−１６２５６３号公報
では複数台で群管理運転をしている中に一台の車椅子運
転用エレベータが併設されているときに、車椅子専用ホ
ール呼び釦が操作されると車椅子専用エレベータがその
呼びに直行し、そのエレベータに既に割り当てられてい
る一般の呼びは他のエレベータに割り当て変更する方法
が開示されている。このように、特設呼びは特設呼び操
作者に対するサービスを向上させる半面、特設呼び釦が
乱用された時には運転効率が激しく低下する欠点を持っ
ており、乱用の激しいビルでは特設呼びを無効にしてし
まう事もある。

〔発明が解決しようとする課題〕

特設呼びが乱用される原因には、次の二つが考えられる
。

（１）特設呼びが一般呼びより優先してサービスされる
ことを知っている利用者が特設呼びを使って優先的にサ
ービスを受けようとする。

（２）特設呼び釦がめずらしく、手近かにあったという
理由で特設呼び釦を操作する。

この二つの原因はいずれも、特設呼び釦がだれもが簡単
に操作出来る位置に取り付けられていることに起因して
いる。そこで、単純に特設呼び釦を操作しにくい位置に
移動してしまうと、特設呼びを必要としている人に非常
に不便をかけることになってしまう。

本発明の目的は、特設呼び釦を利用し易い位置に設置し
ながら目的外の利用を極力制限し、特設呼びの乱用によ
る運転効率の著しい低下を防ぐことにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、特設呼びを操作した人が適
格者であるかどうかを判定する手段を設け、適格者であ
ると判定したときには特設呼びに対応した特定の運転を
行ない、適格者ではないと判定した時には一般の呼びと
同等に扱う構成とすることによって達成される。具体的
に適格者を検出する方法には次の二つが考えられる。

（１）適格者が持っている一般的な特徴を検出する方法
であり、車椅子利用者を検出するために車椅子の全屈部
分を検知する金属検知機を設けたり、荷物運搬用の専用
台車の大きさを検出するためのセンサＩＴＶカメラ、（
遮光型センサ）を設置する方法である。

（２）適格者に適格者を識別させるための信号発生装置
を所持させてこの信号を検出する方法であり、ＶＩＰや
車椅子利用者に無線発信機を所持してもらったり、荷物
運搬用台車に発信機を取り付け、その信号を受信機で検
出し、適格者の判定とその運転要求内容を解読する方法
である。

〔作用〕

このような構成とすることによって特設呼びの操作適格
者を検出出来るので特設呼びの乱用を防ぐことができる
。さらに適格者ではない人が操作したときにも一般呼び
として扱われるので誤操作の後で一般呼びを操作しなお
す必要もない。このように、適格者以外の人が操作した
ときには一般呼びとして扱うことによって全ての呼び釦
を特設呼び釦として一般呼び釦を設置しないこともでき
る。さらに、この判定結果を操作された釦の近くに表示
すれば利用者もどのようなサービスを受けるかが理解で
きる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図から第６図を使って説明する
。

第２図は、本発明の全体構成を示す説明のために、エレ
ベータは二台３，４、サービス階床は十六階としである
。エレベータ制御装置１には、各階乗り場の一般用ホー
ル呼び釦１１，１２．１３の信号、特設ホール呼び釦２
１．２２．２３の信号、各エレベータかご内のかご呼び
釦３１，４１の信号、特設かご呼び釦４１．４２の信号
が入力されている。エレベータ制御装置１は公知のマイ
コン制御装置であるので詳細説明は省略する。そして特
設ホール呼び釦と特設かご呼び釦の近くにはいずれも無
線の受信機２が組み込まれている。

この受信機２は後述する発信機からの信号を受信してエ
レベータ制御装置１に入力する。特定運転許可信号発生
装置８は、車椅子呼び優先運転、ＶＩＰ専用運転、荷物
運搬用のかご内負荷の軽いエレベータ呼び寄せ運転等の
各種特別な運転をしても良いという許可信号を与えるも
のでエレベータの管理者の判断をエレベータ制御装置１
に入力する。この特定運転許可信号発生装置８は、時刻
情報をもとに特定の時刻だけ特定の運転を許可すること
もできる。

第３図は、発信機の説明図である。（ａ）は名札５０の
ようになっていて、裏面にはフック５１があり胸ポケッ
トに止められるようになっている。

（ｂ）は荷物運搬用台車のＮｏカードとなっていて台車
に取り付けられる。　（ｃ）は発信機の構成を示し、電
源部５２、ＭＰＵ５３、通信部５４、メモリ部５５から
構成されている。（ｄ）はメモリ部５５の本発明に関す
る部分の記憶内容を示している。記憶内容は、車椅子利
用フラグ、ＶＩＰ利用フラグ、台車フラグであり各々１
ビツトが割振られている。車椅子利用者の名札（カード
１）には車椅子利用フラグがセットされており、投置の
名札（カード２）にはｖｒＰフラグがセットされており
、台車のカード（カード３）には台車フラグがセットさ
れている。そして、一般の利用者の名札（カード４）に
はいずれのフラグもセットされていない。発信機５０は
、常時、若しくは、要求のあったとき（例えば、特設呼
び釦操作により、特設釦からのデータ送信要求があった
時）に、フラグの内容を発信するようになっている。

第１図（ａ）はエレベータ制御装置１の本発明に関する
部分の処理フローチャートである。この処理は４０ｍ５
位の時間で定期的に起動される。

ステップ５ＡＩＯ，５Ａ８０，５Ａ９０で全階床の処理
を順に行なうことを示している。ステップ５Ａ２０では
特設呼び釦が操作されたかどうかを判定し操作されてい
なければステップ５Ａ６０へ飛ぶ。操作されていればス
テップ５Ａ３０で該当する階の受信機に第３図で説明し
たフラグ信号が受信されているかどうかを判定する。受
信されていればステップ５Ａ４０でフラグ内容を識別し
そのフラグに対応する特定運転が許可されているかどう
かを判定し、許可されていわば、その内容に応じた特定
運転指令を発行する。特定運転とじて公知の車椅子呼び
優先運転、ＶＩＰ専用運転、荷物運搬用のかご内負荷の
軽いエレベータ呼び寄せ運転等を指示する。一方、ステ
ップ５Ａ３０でフラグ信号が受信されていない時、ステ
ップ４０でフラグ信号はあったが対応する特定運転が許
可されていない時は、特設呼び釦が不適格者によって操
作されたものと判定してステップ５Ａ７０へ飛び、一般
呼びとして取り扱う。ステップ５Ａ６０では一般呼び釦
が操作されたかどうかを判定し、操作されていれば、ス
テップ５Ａ７０でその処理を行ない操作されていなけれ
ば、ステップ５Ａ８０へ進む。全階床の処理終了後、ス
テップ５Ａ１００でかご呼びについてもステップＳＡ、
３Ｏ−８Ａ７０と同等の処理を行なう。

第１図（ｂ）は、ステップ５Ａ３０〜５Ａ７０の判定結
果を特設呼び釦の近傍の表示器７に表示した時の例であ
る。「車椅子専用運転を行います。」、ｒＶＩＰＶＩＰ
専用運転ます。」、「−般呼びを登録しました。」等の
表示を行って、特設呼びを操作した人にどのような運転
が行なわれるかを案内する。これにより、特設呼とを操
作した人は、安心してエレベータを待つことができる。

第４図は、本発明の他の実施例を示す。第２図に対し、
一般ホール呼び釦１１〜１３、一般かご呼び釦３１〜３
２を取り除いたことが特徴である。

この例では第１図のフローチャートでステップ５Ａ６０
の一般呼び釦の操作チエツクが不要になる。この実施例
では、全てのホール呼び釦とかご呼び釦を特設呼び釦と
しているので設備が少な〈実施でき、すっきりした乗り
場、かご内とすることができる。このように構成できる
のは、特設呼び釦が不適格者によって操作されたときに
一般呼びとして扱う本発明独自の効果である。

本発明は無線機を使った場合に限定されるのではなく、
特設呼びを操作した人が適格者であるかどうかを判定で
きれば良い。そして、その判定精度も１００％である必
要もない。その理由は本発明の目的が特設呼び釦の乱用
によって運転効率が著しく低下するのを防ぐことにある
からである。

第５図は、車椅子利用者を検出する例である。

車椅子専用ホール呼び釦の脇に金Ｂ探知機５を設ケル。

この例では、車椅子利用者が釦を操作したときに、車椅
子の金属フレームに反応して適格者を判定する。

第６図は、荷物運搬用の台車を検出する例である。特設
ホール呼び釦の設置されている階のエレベータホールに
ＩＴＶカメラを設置している。この例では荷物を運搬す
る人が釦を操作したときに、ＩＴＶカメラで台車の大き
さを検出して（例えば、背景に対する台車の占める割合
を検出する。）適格者を判定する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、特設呼び釦を利用し易い位置に設置し
ながら目的外の利用を極力制限し、特設呼びの乱用によ
る運転効率の著しい低下を防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はエレベータ制御装置の本発明に関する部分の処
理フローチャート、第２図は、本発明の全体構成図、第
３図は発信機の説明図、第４図は本発明の他の実施例の
全体構成図、第５図、第６図は第４図の説明図である。 １・・・エレベータ制御装置、８・・・特定運転許可信
号発生装置。 毛ＩＩ！］ 第３囚 （艮） ６３区 第６の

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の階床をサービスするエレベータと、乗り場で
   前記エレベータを呼び寄せるための一般用ホール呼び装
   置と、かご内で行き先階を指示する一般用かご呼び装置
   とを備え、これら一般用とは別に設置される特定のホー
   ル呼び装置、又は、かご呼び装置が操作された時に予め
   定めた特定の運転をさせるものにおいて、 前記特定のホール呼び装置、または、前記かご呼び装置
   を操作した人が特定の運転をするのに適格者であるかど
   うかを判定する手段を設け、適格者であると判定したと
   きには前記特定の運転を行ない、適格者ではないと判定
   した時には一般の呼びと同等に扱うことを特徴とするエ
   レベータの制御装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、 前記特定のホール呼び装置、又は、前記かご呼び装置は
   車椅子利用者のための専用のホール呼び装置または前記
   かご呼び装置であり、適格者を判定する装置は金属を検
   出する装置であることを特徴とするエレベータの制御装
   置。 ３、特許請求の範囲第１項において、 前記特定のホール呼び装置又は前記かご呼び装置は荷物
   運搬のための専用のホール呼び装置、または、前記かご
   呼び装置であり適格者を判定する装置は荷物運搬用機器
   の大きさを検出する装置であることを特徴とするエレベ
   ータの制御装置。 ４、特許請求の範囲第１項において、 前記特定のホール呼び装置又は前記かご呼び装置は多目
   的に共用される呼び装置であり、適格者を判定する装置
   は適格者が所持する発信機の信号を受信して適格者とそ
   の人の要求を検出する装置であることを特徴とするエレ
   ベータの制御装置。 ５、特許請求の範囲第１項において、 前記判定した結果に関する情報を前記特定のホール呼び
   装置又は前記かご呼び装置の近傍に報知することを特徴
   とするエレベータの制御装置。