JPH01230813A - 地下構造体の施工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、地下構造体の施工装置に関するものである
。

従来の技術 地下構造体を予め地盤上に設置するが又は組み立て、し
かる後、この地下構造体下方の土を掘削しながら自重に
よって地中へ進入させるが、或いは、地下構造体に圧入
力を与えて１順次圧入させながら、その内部の土を排出
するようにした地下室の工法は従来から公知である。（
例えば特公昭６０−１４５８号公報及び同５４−１９６
８２号公報参照）。このような工法によれば、地盤を掘
削した後に、その内部に地下構造体を組み立て或いは設
置するものに比較して、周囲の地盤が崩れるのを防止す
るため地盤の側壁部を斜め状にカントしたり、或いは土
留めを施す必要がないといった利点がある。

このような工法においては、地下構造体を地中へ進入さ
せる際に、その構造体全体が傾いて進入されやすいとい
う欠点があり、そのためには、逐次地下構造体の垂直を
確認しながら地中へ進入させる必要がある。そして、か
かる地下構造体の垂直を確認するため、従来においては
、地下構造体外周の所要個所に垂直方向の高さを表す指
標（例えばメジャー等を貼り付けておく）を設け、作業
員がそれらを見て廻りながらどの部分が高いか或いは低
いか測定していた。

発明が解決しようとする課題 そのため、従来においては、前記の指標を見るため、そ
の都度作業員が構造体の周囲を一周しなければならず、
作業性が悪いという欠点があった。

この発明は、かかる従来の欠点を解消することを目的と
してなされたものである。

課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明では、地下構造体
（１）の水平方向の各部のレベルを検出する検出手段（
２）と、その検出手段（２）によって検出された検出結
果に基づき、前記水平方向の各部のレベル又はレベル差
を集中表示する表示手段（４）とを備え、その表示手段
（４）の表示に基づいて地下構造体（１）を垂直状態で
地中へ進入させるようにしたことを特徴とする。

また、この発明の他の装置では、地下構造体（１）を地
中へ圧入させる圧入手段（４）　　（１３）と、地下構
造体（１）の水平方向の各部のレベルを検出する検出手
段（２）と、この検出手段（２）の検出結果に基づき、
前記の各レベルが略同一レベルとなるよう前記の圧入手
段（１３）へ制御信号を出力する制御回路（２２）とか
らなることを特徴とする地下構造体の施工装置が提供さ
、れる。

作　　　用 この発明によれば、地下構造体の垂直状態が容易に確認
でき、或いは、垂直状態を保持させたまま自動的に地中
へ進入させることができる。

実施例 第１図及び第２図において、（１）は地下構造体であり
、この地下構造体（１）の上端面に、その要レベル検出
位置である４ケ所のコーナ一部において、複数個の受光
器（２）（２）が設置されている。地下構造体（１）の
外方には、この受光器（２）（２）へ向けてレーザー光
を発するレーザー発光器（３）が設置されており、この
レーザー発光器（３）より発射されたレーザー光を受光
器（２）（２）によって受光し、そのデータを、この発
明の表示手段としてのレベル表示器（４）へ送信する。

このレベル表示器（４）では、各受光２３（２）（２）
・・・に対応した夫々のレベルを表示するようになって
いる。

（５）は、第２図のように、地下構造体（１）の外周の
各コーナ一部分に対応して設置した支柱であり、この支
柱（５）の外側面に取り付けた巻上げ機としてのチルホ
ール（６）のロープ（７）が、支柱（５）上端のアーム
（８）に装置’？Ｉしたガイドローラ（９）（９）を通
り、地下構造体（１）上端の金具（１０）へ連結されて
、この地下構造体（１）を吊下げ状態に支持するように
なっている。なお、前記の受光器（２）（２）・・・は
、このローブ（７）の連結位置に対応させて設置されて
いる。なお、支柱（５）の下端には、水平フレーム（１
１）が突設され、この水平フレーム（１１）の先端に、
地中へ埋設した反力錘り（１２）が連結されて、支柱（
５）が倒れないよう保持している。

この実施例において、上記チルホール（６）は、油圧作
動のものであり、これらのチルホール（６）には、第１
図の油圧ユニット（１３）より、それぞれ個別に圧油が
供給される。（１４）　　（１４）・・・は、それぞれ
各チルホール（６）（６）に対応して設けた操作レバー
であり、この操作レバー（１４）　　（１４）・・・を
操作することにより、対応するチルホール（６）（６）
・・・が駆動されることになる。この第１図では、油圧
ユニット（１３）の操作により、チルホール（６）のロ
ーブ（７）の巻上げ量を徐々に開放し、これによって、
地下構造体（１）をその自重によって地中に進入させる
ものである。

上記の構成に基づいて、その操作の方法を説明すると、
上記のように、油圧ユニット（１３）を操作することに
より、チルホール（６）のローブ（７）が開放されて、
地下構造体（１）はその分だけ地中へ進入する。その際
、レベル表示器（４）によって表示された各部のレベル
を確認し、部分的に高いところがある場合には、それに
対応する部分のチルホール（６）のローブ（７）を開放
させるよう、油圧ユニット（１３）の８亥当する操作レ
バー（１４）を操作して、その部分のみ必要量下降させ
、このようにして、地下構造体（１）の垂直状態を確認
しながら地中へ進入させるものである。

なお、チルホール（６）は手動のものであってもよく、
その時には、作業者が各チルホール（６）のレバー（６
ａ）を操作しながら、ローブ（７）を開放させる。

第２図中（１５）は、地下構造体（１）の各コーナ一部
より突出させた転勤ローラで、支柱（５）のガイド面（
５ａ）上を転勤しつつ下降し、これによって地下構造体
（１）が垂直に下降するよう保持している。

第４図は、地下構造体（１）を圧入させる場合であり、
前記地下構造体（１）を吊り下げたローブ（７）の他端
を、チルホール（６）を通過させるとともに、支柱（１
５）の下端に設けたガイドローラ（１６）　　（１６）
を迂回して、地下構造体（１）に無端状に連結している
。チルホール（６）を操作すると、吊下げ側のローブ（
７）が図の矢印方向に順回し、そのチルホール（６）の
駆動力によって地中へ圧入されるようになっている。

次に、第５図は、マイクロコンピュータを用いた場合の
この発明の装置を示している。図において・マイクロコ
ンピュータ（２１）はＣＰＵ（中央処理装置）（２２）
と、各種処理のプログラムを格納するＩ？ＯＭ（リード
オンリーメモリー＞　　（２３）と、各種のデータを記
憶するＲＡＭ　（ランダムアクセスメモリー）　　（２
４）とからなる。そして、前記レベル検出手段である受
光器（２）の出力データーが入力回路（２５）を介して
前記ＣＰＵ（２２）へ入力される。また、ＣＰＵ（２２
）の制御信号は、出力回路（２６）を介して、油圧ユニ
ット（１３）及びレベル表示手段としてのレベル表示器
（４）へ出力される。なお、このレベル表示器（４）の
具体例としては、例えば、ＣＲＴデイスプレィ等が用い
られる。

第６図は、この場合の処理の流れを示したものであり、
まず、プログラムがスタートすると、ＣｐｔＪ（２２＞
は受光器く２）によって検出された各部のレベル値を人
力する（ステップＳｌ）。そして、各部のレベルが一致
するかどうかを判疋しくステップＳ２）、各部のレベル
が一致して地下構造体（］）が垂直状態を保持されてい
る場合には、前記油圧ユニソ）　（１３）へその旨の制
御信号を出力して、地下構造体（１）を全体に亘って均
等に下降させる（ステップＳ３）。他方、このとき、Ｃ
ＰＵ（２２）は、レベル表示Ｂ（４）にレベルを表示さ
せており（ステップＳ４）、レベルが一致していない場
合には、高い方のレベル部分に対応する前記チルホール
（６）を作動させるよう、前記油圧ユニット（１３）側
へその旨の制御信号を出力する（ステップＳ５）、そし
て、これらを繰り返しながら、地下構造体（１）の垂直
状態を保持しつつ、自動的に地中へ進入させるものであ
る。

なお、前記油圧ユニ、７　ト（１３）の操作レバー（１
４）又はチルホール（６）のレバー（６ａ）を手動で操
作する場合には、前記のレベル表示器（４）の表示を見
ながら、上記ステップＳ３及びステ・７ブＳ５部分を手
動操作する。

発明の効果 以上のように、この発明の第１の発明によれば、地下構
造体の垂直状態を容易に確認でき、従来のように構造体
周囲を見て廻りながら垂直をＧ［ｉ２する必要がなく、
作業性を向上させることができるという効果がある。

また、この発明の第２の発明では、地下構造体を垂直に
保持しつつ自動的に地中へ圧入させることができるとい
う効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施例を示す装置全体の側面図、
第２図は、地下構造体の吊下げ構造を示す要部の斜視図
、第３図は、同しく吊下げ装置の設置状態を示す平面図
、第４図は、地下構造体を圧入させる場合の駆動装置の
例を示す要部の斜視図、第５図は、マイクロコンピュー
タを用いた場合の装置のブロックダイヤグラム、第６図
は、同じくそのフロチャートである。 （１）・・・地下構造体、（２）・・・レーザー受光器
、（４）・・・レベル表示器、（６）・・・チルホール
、（１３）・・・油圧ユニット、（２２）・・・ＣＰ［
Ｊ（制御回路）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、地下構造体の水平方向の各部のレベルを検出する検
   出手段と、その検出手段によって検出された検出結果に
   基づき、前記水平方向の各部のレベル又はレベル差を集
   中表示する表示手段とを備え、その表示手段の表示に基
   づいて地下構造体を垂直状態で地中へ進入させるように
   したことを特徴とする地下構造体の施工装置。 ２、地下構造体を地中へ圧入させる圧入手段と、地下構
   造体の水平方向の各部のレベルを検出する検出手段と、
   この検出手段の検出結果に基づき、前記の各レベルが略
   同一レベルとなるよう前記の圧入手段へ制御信号を出力
   する制御回路とからなることを特徴とする地下構造体の
   施工装置。