JP2000136523A - 基礎工法選定方法 - Google Patents

基礎工法選定方法

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JP2000136523A
JP2000136523A JP10309142A JP30914298A JP2000136523A JP 2000136523 A JP2000136523 A JP 2000136523A JP 10309142 A JP10309142 A JP 10309142A JP 30914298 A JP30914298 A JP 30914298A JP 2000136523 A JP2000136523 A JP 2000136523A
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Kimihiko Izaki
公彦 井崎
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物を建築する際に、地盤の状況に最適な基
礎工法を作業者に大きな負担なく選定することができる
基礎工法選定方法を提供する。 【解決手段】 所望建物の種類に応じて破壊および圧密
沈下に関して安全であるために必要な最低地盤耐力値を
各深度毎にあらかじめ記憶しておき、所定深度毎の貫入
ロッド2の半回転数と貫入力を発生させる荷重とから算
出される実測地盤耐力と、建物の種類に応じて呼出され
る同一深度の最低地盤耐力値とを順次比較し、所望建物
の種類に応じた良質地盤の有無および支持杭を支持する
に十分な支持層の有無並びに実測地盤耐力が最低地盤耐
力値よりも小さくなる時の深度に応じて、被調査地盤に
最適な基礎工法を選定するように構成されている。その
ため、貫入試験から得られたデータがあれば、建物の種
類に対応して調査地盤の強度に最適な基礎工法を作業者
の負担なく、簡単且つ間違いなく選定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スウエーデン式サ
ウンディング試験方法による貫入試験で地盤調査した結
果に基づき住宅等の建物の基礎工法を選定する基礎工法
選定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物を建築する場合には、あらか
じめ建築予定地の地盤の強度を調査するため、スウエー
デン式サウンディング試験方法が広く普及している。こ
の試験方法では、スクリュウポイントを先端に持つ最大
径が19mmの貫入ロッドに一定荷重を加えて、これを回
転させながら被調査地盤に貫入させ、その際の所定貫入
深度毎の貫入ロッドの半回転数、その時の荷重が記録さ
れる。同時にこれらデータとともに、調査の際に作業者
が感知した音情報から、その時の土質情報等が記録され
る。これらデータから、被調査地盤の強度を示す指標と
してJISで規定するN値が算出され、このN値から被
調査地盤の状況を推測してこれが不良地盤と判定される
場合には、支持杭を打ち込む等により行う基礎補強を含
めた被調査地盤に最適な基礎工法が選定されている。最
近、この貫入試験を行う自動貫入試験機が開発され、N
値に相当した換算N値と、土質情報とが自動的に測定で
きるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記貫入試験の自動化
にともない、N値もしくは換算N値あるいは地盤を悪化
させたり、地盤を補強する必要のある地盤情報から、作
業者が簡単に最適な基礎工法を選定する方法が発明され
ている。この選定方法では、自動貫入試験機により検出
された所定貫入深度毎の貫入ロッドの半回転数、その時
の荷重をもとに得られる換算N値が記憶部で記憶され、
この換算N値から各深度に対応した実測地盤耐力が算出
される一方で、この実測地盤耐力から得られる実測地盤
耐力曲線と所望建物に応じた限界地盤耐力曲線とがパソ
コン画面上に表示される。これら曲線と、パソコン画面
上に表示された工法選定フローチャートの判定フローに
従って作業者が呼出す地盤判定条件とから作業者の判断
で最適の基礎工法が選定されている。この基礎工法選定
方法では、最適な基礎工法をほぼ自動的に決定すること
ができるが、作業者はパソコン画面上の曲線および判定
フローを目で追わねばならないばかりか、判定条件が多
くなればなるほど多くの地盤情報を準備してその中から
必要な地盤情報を取り出して判定ルートを選定しなけれ
ばならず、作業者に過度の負担をかけるばかりか、時に
は間違った判定ルートを追ってしまい、間違った基礎工
法を選定する等の欠点が生じている。
【0004】本発明は、上記欠点の除去を目的として創
案されたもので、建物を建築する際に、被調査地盤の状
況に最適な基礎工法を作業者に大きな負担なく選定する
ことができる基礎工法選定方法を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】所望建物の種類に応じて
破壊および圧密沈下に関して安全であるために必要な最
低地盤耐力値を各深度毎にあらかじめ記憶部に記憶する
とともに、所定深度毎の貫入ロッドの半回転数と貫入力
を発生させる荷重とをもとに得られる値から算出される
実測地盤耐力を記憶部に記憶し、各深度の実測地盤耐力
を建物の種類に応じて呼出される同一深度の最低地盤耐
力値と順次比較し、所望建物の種類に応じた良質地盤の
有無、支持杭を支持するに十分な支持層の有無および実
測地盤耐力が最低地盤耐力値よりも小さくなる時の深度
に応じて、被調査地盤に最適な基礎工法を選定するよう
に構成されている。そのため、被調査地盤の貫入試験に
よるデータがあれば、これから被調査地盤に最適な基礎
工法を作業者に大きな負担なく、簡単にかつ正確に選定
することができる。
【0006】また、被調査地盤中の良質地盤および支持
層の有無、並びに実測地盤耐力が最低地盤耐力値よりも
小さくなる時の深度に応じて、地盤補強を必要とする地
盤の判定条件を表示部上に呼出し、対話形式で地盤判定
条件に応じた地盤情報を入力して被調査地盤に最適な基
礎工法を選定するようにしてもよい。
【0007】さらに、前記実測地盤耐力を算出する値
を、所定深度毎の貫入ロッドの半回転数と貫入力を発生
させる荷重とから得られる換算N値としてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を、基礎工法が選定される条件が自動的に呼出さ
れるようにしたものについて説明する。図1において、
1はスクリュウポイント2aを先端に持つ貫入ロッド2
が所定単位深度貫入する間の貫入ロッド2の半回転数と
その時の荷重とを作業者が得た音情報とともに被調査地
盤の地盤情報として検出する自動貫入試験機である。こ
の自動貫入試験機1は、その制御装置3から単位深度毎
の貫入ロッド2の半回転数と、その時の荷重と、作業者
の得た音情報とを基礎工法選定装置4に出力するように
構成されている。この基礎工法選定装置4はパソコン上
で構成されており、制御部5と、入力部6と、自動貫入
試験機1からRS232C等の通信手段を通して入力さ
れるデータを記憶する記憶部7と、各表示指令信号に従
って表示情報を表示する表示部8とで構成されている。
【0009】前記入力部6からは、地下水の有無、その
深度、敷地位置、その中の建物の位置等被調査地盤の地
盤補強を必要とするか否かの地盤判定条件に対応した地
盤情報が入力され、これらが記憶部7で記憶されるよう
に構成されている。また、前記記憶部7には戸建て住
宅、鉄骨建築物等の建物の種類毎に、破壊と圧密沈下に
関して安全であるために必要な最低地盤耐力値が記憶さ
れている。さらに、この記憶部7には前記自動貫入試験
機1の制御装置3から出力される各深度毎の換算N値お
よび音情報から得られる土質の種類が各調査ポイントご
とにまとめて記憶されている。
【0010】前記制御部5は、入力部6からの工法選定
開始指令信号を受けると(呼出し深度アドレス番号、良
質地盤厚さ、支持層厚さおよび各フラグをリセットす
る。調査ポイントの初期値を1にする。)、図2および
図3に示すように、 1)単位深度毎の換算N値から各深度毎の実測地盤耐力
を算出し、これを各深度に対応する深度アドレス毎に記
憶する(全調査ポイント分について)。 2)呼出し深度アドレス番号に最浅の深度アドレス番号
をセットする。 3)呼出し深度アドレス番号に対応する実測地盤耐力お
よび建物の種類に応じた同一深度に対応する最低地盤耐
力値を呼出す。 4)呼出された実測地盤耐力と、最低地盤耐力値とを比
較し、実測地盤耐力が最低地盤耐力値よりも大きい時、
8)にジャンプする。 5)良質地盤厚さをリセットし、さらに不良地盤検出フ
ラグに1をセットする。 6)実測地盤耐力と支持杭を支持するに十分な支持層耐
力値とを比較し、実測地盤耐力が支持層耐力値より大き
い時、9)にジャンプする。 7)支持層厚さをリセットして、10)にジャンプす
る。 8)良質地盤厚さに単位深度を加算する。 9)支持層厚さに単位深度を加算する。 10)呼出し深度アドレス番号に対応する深度が支持杭
を選定できる限界深度に達したか否かが判断され、これ
が限界深度に達している時、不良地盤判定、摩擦杭工法
選定、不良地盤の平均地盤耐力値を調査ポイントに対応
した表示情報として記憶し、さらに良質地盤厚さおよび
支持層厚さをリセットし、19)にジャンプする。 11)不良地盤検出フラグが1か否かを判断し、これが
1の時、13)にジャンプする。 12)呼出し深度アドレス番号に対応する深度が建物の
種類に応じて設定された所定深度(2階小住宅の場合、
1.5m)に達したか否かを判断し、これがその深度に
達している時、良質地盤判定および標準基礎工法選定な
らびに所定深度での実測地盤耐力およびその平均地盤耐
力値を調査ポイントに対応した表示情報として記憶し、
良質地盤厚さをリセットし、19)にジャンプする(調
査ポイントに対応する良質地盤判定フラグ=1)。 13)良質地盤厚さが所定厚さに達したか否かを判断
し、これが所定厚さに達しない時、 15)にジャンプ
する(良質地盤厚さの所定厚さ<支持層の所定厚さ)。 14)呼出し深度アドレス番号に対応する深度が建物の
種類に応じて設定された所定深度(2階小住宅の場合、
1.5m)に達したか否かを判断し、これが所定深度に
達していない時、17)にジャンプする。 15)支持層厚さが建物の種類に応じた支持杭を支持す
るに十分な所定厚さを有するか否かが判断され、これが
所定厚さを有さない時、呼出し深度アドレス番号に+1
加算して、 3)に戻る。 16)不良地盤判定、支持杭工法選定、支持層の深度、
平均地盤耐力値を調査ポイントに対応した表示情報とし
て記憶し、さらに良質地盤厚さおよび支持層厚さをリセ
ットして、19)にジャンプする。 17)地下水の有無を判断し、これがある時、不良地盤
判定、深基礎/表層改良選定、支持層の深度、その平均
地盤耐力を調査ポイントに対応した表示情報として記憶
し、さらに良質地盤厚さおよび支持層厚さをリセットし
て、19)にジャンプする。 18)不良地盤判定、転圧等基礎下改善選定、良質地盤
の深度、その平均地盤耐力値を調査ポイントに対応した
表示情報として記憶し、さらに良質地盤厚さおよび支持
層厚さをリセットする。 19)調査ポイントが最終の調査ポイントか否かを判断
し、これが最終の調査ポイントでない時、次の調査ポイ
ントを呼出し、2)に戻る。 20)各調査ポイントの良質地盤判定フラグがすべて
「1」か否かを判断し、これがすべて「1」の時、全面
良質地盤表示指令信号および各調査ポイントの表示情報
の表示指令信号を出力して、24)にジャンプする。 21)各調査ポイントの良質地盤判定フラグがすべて
「0」か否かを判断し、これがすべて「0」でない時、
23)にジャンプする。 22)全面不良地盤表示指令信号とともに、各調査ポイ
ントの表示情報の表示指令信号を表示部に出力し、2
4)にジャンプする。 23)部分不良地盤表示指令信号とともに、不良地盤ポ
イントおよび各調査ポイントの表示情報の表示指令信号
を出力する。 24)エンド。となるように構成されている。
【0011】なお、実施例では地下水の有無の判定条件
があらかじめ呼出されるように構成されているが、これ
を含め土質条件、敷地の位置等の地盤補強にかかわる各
種地盤判定条件を加えて基礎工法を選定する必要のある
時には、各種の判定条件を対話方式で呼出してこれらに
対応した地盤情報を入力部6から入力して、基礎工法を
さらに詳細に選定するように構成してもよい。
【0012】上記基礎工法選定装置では、複数の調査ポ
イントで自動貫入試験機1により検出された所定深度毎
の貫入ロッド2の半回転数と貫入力を発生させる荷重と
から算出された換算N値が単位深度毎に対応する深度ア
ドレス毎に実測地盤耐力に変換され、これら実測地盤耐
力が調査の際の音情報から得られる土質の種類とともに
記憶部7に記憶される。また、建物の種類、各調査ポイ
ント毎の地下水の有無、その深度、敷地の状況、その中
の建物の位置等の地盤の状況を判定するに必要な地盤情
報が入力部6から入力され、これらが記憶部7で記憶さ
れる。その後、入力部6から基礎工法選定開始指令信号
が入力されると、最初の調査ポイントの最浅の深度に対
する実測地盤耐力から順に実測地盤耐力が1個宛呼出さ
れる。これらが建物の種類に応じて設定された同一深度
に対応する最低地盤耐力値と比較される。
【0013】前記実測地盤耐力が最低地盤耐力値よりも
小さくなると、その時の深度が支持杭工法を選定できる
限界深度に達してない時には、支持杭を支持する支持層
耐力を持った支持層が建物の種類に応じた所定厚さある
か否かが判定されるとともに、所定深度までに所定厚さ
の良質地盤が存在するか否かが判定される。所定深度ま
でに所定厚さの良質地盤が存在する時には、この所定深
度までに地下水の有無が判定される。この時、地下水が
ある時には、不良地盤判定と併せて、基礎工法として深
基礎/表層改良工法が選定され、この不良地盤判定と、
選定された深基礎/表層改良工法と、良質地盤の深度
と、所定深度での実測地盤耐力と、地下水の深度とが表
示情報として記憶され、次の調査ポイントでの判定が同
様に行われる。この時、良質地盤厚さおよび支持層厚さ
並びに不良地盤検出フラグがリセットされる。
【0014】また、所定深度までに地下水がない時に
は、不良地盤判定と併せて、基礎工法として転圧等基礎
下改善工法が選定され、この不良地盤判定と、選定され
た転圧等基礎下改善工法と、良質地盤の深度と、その平
均地盤耐力と、所定深度での実測地盤耐力とが表示情報
として記憶され、次の調査ポイントでの判定が同様に行
われる。この時、良質地盤厚さおよび支持層厚さ並びに
不良地盤検出フラグがリセットされる。
【0015】さらに、所定深度までに所定厚さの良質地
盤はないが、支持杭を支持するに十分な支持層が存在す
る場合には、不良地盤判定と併せて、基礎工法として支
持杭工法が選定され、この不良地盤判定と、選定された
支持杭工法、支持層の深度と、その平均地盤耐力とが表
示情報として記憶され、次の調査ポイントでの判定が同
様に行われる。この時、良質地盤厚さおよび支持層厚さ
並びに不良地盤検出フラグがリセットされる。
【0016】前記実測地盤耐力が最低地盤耐力値よりも
小さくなった時の深度が支持杭工法を選定できる限界深
度に達しても、所定厚さの良質地盤および支持層がない
場合には、不良地盤と判定されるとともに、基礎工法と
して摩擦杭工法が選定される。この不良地盤判定と、選
定された摩擦杭工法と、不良地盤の平均地盤耐力とが表
示情報として記憶され、次の調査ポイントでの判定が同
様に行われる。この時、良質地盤厚さおよび支持層厚さ
がリセットされる。
【0017】一方、前記実測地盤耐力が建物の種類に応
じて設定された所定深度(2階小住宅の場合、1.5
m)にわたって、最低地盤耐力値より大きい時には、良
質地盤と判定されるとともに基礎工法として標準基礎工
法が選定される。この良質地盤判定と、選定された標準
基礎工法と、所定深度での実測地盤耐力と、良質地盤の
平均地盤耐力とがこの調査ポイントに対応する表示情報
として記憶され、次の調査ポイントでの判定が同様に行
われる。この時、この調査ポイントの良質地盤判定フラ
グが「1」にセットされるとともに、良質地盤厚さがリ
セットされる。
【0018】これら判定がすべての調査ポイントで行わ
れ、すべての調査ポイントで良質地盤と判定されると
(良質地盤判定フラグから)、被調査地盤の全面良質地
盤、被調査地盤に最適な基礎工法としての標準基礎工法
および良質地盤の所定深度の地盤耐力並びにその平均地
盤耐力が表示部8で表示される。また、各調査ポイント
で良質地盤、不良地盤の両方の判定がなされていると、
被調査地盤の部分不良地盤とともに、どの調査ポイント
が不良地盤かと、各調査ポイントで選定された工法と、
不良地盤下の良質地盤の深度、所定深度での地盤耐力、
支持層の深度、それらの平均地盤耐力、不良地盤の平均
地盤耐力の内の適当項目とが表示部8で表示される。さ
らに、すべての調査ポイントで不良地盤と判定される
と、被調査地盤の全面不良地盤表示とともに、各調査ポ
イント毎に、選定された工法、不良地盤の状況に応じて
良質地盤の深度、所定深度の地盤耐力、支持層の深度、
それらの平均地盤耐力、不良地盤の平均地盤耐力が表示
部8で表示される。
【0019】そのため、作業者は被調査地盤の状況に最
適な基礎工法を大きな負担なく選定することができるば
かりか、その地盤判定条件を作業者の判断で呼出す必要
もなく、地盤判定条件を間違えて呼出して間違った基礎
工法を選定するようなことも皆無となる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は所望建物
の種類に応じて破壊および圧密沈下に関して安全である
ために必要な最低地盤耐力値を各深度毎に記憶してお
き、所定深度毎の貫入ロッドの半回転数と貫入力を発生
させる荷重とをもとに得られる値から算出される実測地
盤耐力と建物の種類に応じて呼出される同一深度の最低
地盤耐力値とを順次比較し、所望建物の種類に応じた良
質地盤および支持杭を支持するに十分な支持層の有無、
並びに実測地盤耐力が最低地盤耐力値よりも小さくなる
時の深度に応じて、被調査地盤に最適な基礎工法が選定
されるように構成されている。そのため、貫入試験から
得られたデータがあれば、建物の種類に対応して被調査
地盤の地盤耐力に最適な基礎工法を作業者の負担なく、
簡単且つ間違いなく選定することができる等の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基礎工法選定装置の概略説明図で
ある。
【図2】本発明に係る制御部の概略動作を説明する第1
フローチャートである。
【図3】本発明に係る制御部の概略動作を説明する第2
フローチャートである。
【符号の説明】
1 自動貫入試験機 2 貫入ロッド 2a スクリュウポイント 3 制御装置 4 基礎工法選定装置 5 制御部 6 入力部 7 記憶部 8 表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望建物の種類に応じて破壊および圧密
    沈下に関して安全であるために必要な最低地盤耐力値を
    各深度毎にあらかじめ記憶部に記憶するとともに、所定
    深度毎の貫入ロッドの半回転数と貫入力を発生させる荷
    重とをもとに得られる値から算出される実測地盤耐力を
    記憶部に記憶し、各深度の実測地盤耐力を建物の種類に
    応じて呼出される同一深度の最低地盤耐力値と順次比較
    し、所望建物の種類に応じた良質地盤の有無、支持杭を
    支持するに十分な支持層の有無および実測地盤耐力が最
    低地盤耐力値よりも小さくなる時の深度に応じて、被調
    査地盤に最適な基礎工法を選定することを特徴とする基
    礎工法選定方法。
  2. 【請求項2】 所望建物の種類に応じて破壊および圧密
    沈下に関して安全であるために必要な最低地盤耐力値を
    各深度毎にあらかじめ記憶部に記憶するとともに、所定
    深度毎の貫入ロッドの半回転数と貫入力を発生させる荷
    重とをもとに得られる値から算出される実測地盤耐力を
    記憶部に記憶し、各深度の実測地盤耐力を建物の種類に
    応じて呼出される同一深度の最低地盤耐力値と順次比較
    し、所望建物の種類に応じた良質地盤および支持杭を支
    持するに十分な支持層の有無、並びに実測地盤耐力が最
    低地盤耐力値よりも小さくなる時の深度に応じて、地盤
    補強を必要とする地盤判定条件を表示部上に呼出し、対
    話形式で地盤条件に応じた地盤情報を入力して被調査地
    盤に最適な基礎工法を選定することを特徴とする基礎工
    法選定方法。
  3. 【請求項3】 実測地盤耐力を算出する値は、自動貫入
    試験機により検出される所定深度毎の貫入ロッドの半回
    転数と貫入力を発生させる荷重とをもとに得られる換算
    N値であることを特徴とする請求項1、または2記載の
    基礎工法選定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003082647A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Nitto Seiko Co Ltd 貫入試験機
CN103953023A (zh) * 2014-04-08 2014-07-30 珠海电力设计院有限公司 一种真空联合堆载预压法沉降量的测量方法

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JP2003082647A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Nitto Seiko Co Ltd 貫入試験機
CN103953023A (zh) * 2014-04-08 2014-07-30 珠海电力设计院有限公司 一种真空联合堆载预压法沉降量的测量方法

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