JPH0122919Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0122919Y2 JPH0122919Y2 JP1981178451U JP17845181U JPH0122919Y2 JP H0122919 Y2 JPH0122919 Y2 JP H0122919Y2 JP 1981178451 U JP1981178451 U JP 1981178451U JP 17845181 U JP17845181 U JP 17845181U JP H0122919 Y2 JPH0122919 Y2 JP H0122919Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- piston
- overlapping
- rings
- polymerized
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 230000013011 mating Effects 0.000 claims description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本案はピストンのリング嵌溝に嵌装する重合ピ
ストンリングのような重合シールリングに関する
ものである。
ストンリングのような重合シールリングに関する
ものである。
合い口を有するシールリング例えばピストンリ
ングを２枚重ねとしてピストンの凹部のリング嵌
溝に嵌装し、各ピストンリングの合い口を互いに
対側に位置せしめて合い口からのガス漏洩を可及
的に阻止しブローバイガスの減少を計る手段があ
る。
ングを２枚重ねとしてピストンの凹部のリング嵌
溝に嵌装し、各ピストンリングの合い口を互いに
対側に位置せしめて合い口からのガス漏洩を可及
的に阻止しブローバイガスの減少を計る手段があ
る。
しかしながら、従来の２枚重ねピストンリング
の上リングと下リングの対向重ね合せ面は何れも
水平面状であつたため、組付け時の不備、ピスト
ンリングの挙動等による回動によつて、上リン
グ、下リングのそれぞれの合い口が合致する場合
があり、このように合い口が合致したときには上
リングの合い口、下リングの合い口を経て高圧ガ
スが吹き抜けブローバイガス減少効果を減退させ
ることとなつた。
の上リングと下リングの対向重ね合せ面は何れも
水平面状であつたため、組付け時の不備、ピスト
ンリングの挙動等による回動によつて、上リン
グ、下リングのそれぞれの合い口が合致する場合
があり、このように合い口が合致したときには上
リングの合い口、下リングの合い口を経て高圧ガ
スが吹き抜けブローバイガス減少効果を減退させ
ることとなつた。
本案は前記のような事情に鑑み、少くとも２枚
重ねピストンリングの上リングと下リングを組付
時にそれぞれの合い口を合致させることなく、し
かもピストンリングの挙動によつても上リング、
下リングのそれぞれ合い口が合致することのない
ようにした重合ピストンリング等の重合シールリ
ングを提供するものであつて、合い口を有する少
くとも２枚のリングを重ね合せ、凹状のリング嵌
溝に嵌装する重合シールリングにおいて、前記リ
ングのそれぞれの互いの合せ面を同一傾斜角を有
する傾斜面とするとともに前記合い口を非合致状
態としてなる重合シールリングである。
重ねピストンリングの上リングと下リングを組付
時にそれぞれの合い口を合致させることなく、し
かもピストンリングの挙動によつても上リング、
下リングのそれぞれ合い口が合致することのない
ようにした重合ピストンリング等の重合シールリ
ングを提供するものであつて、合い口を有する少
くとも２枚のリングを重ね合せ、凹状のリング嵌
溝に嵌装する重合シールリングにおいて、前記リ
ングのそれぞれの互いの合せ面を同一傾斜角を有
する傾斜面とするとともに前記合い口を非合致状
態としてなる重合シールリングである。
本案重合シールリングを２枚重ねピストンリン
グとした場合の実施例について図面を参照し説明
する。
グとした場合の実施例について図面を参照し説明
する。
シリンダ１内を上下動するピストン２の凹状の
リング嵌溝３，４にコンプレツシヨンリングとし
て重合ピストンリング５，６を嵌装し、凹状のリ
ング嵌溝７にオイルリングとして重合ピストンリ
ング８を嵌装する。
リング嵌溝３，４にコンプレツシヨンリングとし
て重合ピストンリング５，６を嵌装し、凹状のリ
ング嵌溝７にオイルリングとして重合ピストンリ
ング８を嵌装する。
前記重合ピストンリング５は第３図に示すよう
に、上リング９とこの上リング９と同形同大の下
リング１０とを重ね合せてなり、上リング９の重
ね合せ下面９ａを右下り傾斜面とし、下リング１
０の重ね合せ上面１０ａを左上り傾斜面として互
いの合せ面を同一傾斜角を有する傾斜面としてあ
り、上リング９の合い口９ｂと下リング１０の合
い口１０ｂとは対側配置として非合致状態として
ある。さらに、上リング９と下リング１０とを重
ね合せて同方向一様な厚さに形成するとともに上
リング９の上面９ｃと下リング１０の下面１０ｃ
とは平行するよう形成してある。
に、上リング９とこの上リング９と同形同大の下
リング１０とを重ね合せてなり、上リング９の重
ね合せ下面９ａを右下り傾斜面とし、下リング１
０の重ね合せ上面１０ａを左上り傾斜面として互
いの合せ面を同一傾斜角を有する傾斜面としてあ
り、上リング９の合い口９ｂと下リング１０の合
い口１０ｂとは対側配置として非合致状態として
ある。さらに、上リング９と下リング１０とを重
ね合せて同方向一様な厚さに形成するとともに上
リング９の上面９ｃと下リング１０の下面１０ｃ
とは平行するよう形成してある。
なお、対向する重ね合せ下面９ａと重ね合せ上
面１０ａとはリング嵌溝３内における上リング
９、下リング１０の回動によつても合い口９ｂ，
１０ｂを合致不能とするよう傾斜面の傾斜角を選
定するものとする。
面１０ａとはリング嵌溝３内における上リング
９、下リング１０の回動によつても合い口９ｂ，
１０ｂを合致不能とするよう傾斜面の傾斜角を選
定するものとする。
前記重合ピストンリング６，８は重合ピストン
リング５と同様な構造としてある。
リング５と同様な構造としてある。
本案重合ピストンリング５，６，８は前記のよ
うに構成するから、組付け時において上リング９
の合い口９ｂと、下リング１０の合い口１０ｂは
上面９ｃと下面１０ｃとを平行状とすれば合致す
ることはない。
うに構成するから、組付け時において上リング９
の合い口９ｂと、下リング１０の合い口１０ｂは
上面９ｃと下面１０ｃとを平行状とすれば合致す
ることはない。
またピストン２の上下動に伴い重合ピストンリ
ング５，６，８が回動しても上リング９の重ね合
せ下面９ａは右下り傾斜面であり、下リング１０
の重ね合せ上面１０ａは左上り傾斜面であるから
互いに登板状となることなく、しかもリング嵌溝
３，４，７内において上下動し回動しても合い口
９ｂ，１０ｂを合致せしめないよう傾斜面の傾斜
角を定めてあるから合い口９ｂ，１０ｂが合致状
態となることはない。
ング５，６，８が回動しても上リング９の重ね合
せ下面９ａは右下り傾斜面であり、下リング１０
の重ね合せ上面１０ａは左上り傾斜面であるから
互いに登板状となることなく、しかもリング嵌溝
３，４，７内において上下動し回動しても合い口
９ｂ，１０ｂを合致せしめないよう傾斜面の傾斜
角を定めてあるから合い口９ｂ，１０ｂが合致状
態となることはない。
第４図に示すものは本案を３本重ね合せ重合ピ
ストンリングとした場合であつて、重合ピストン
リング１１は上リング１２、中リング１３、下リ
ング１４からなり、上リング１２の重ね合せ下面
１２ａは右下り傾斜面とし、中リング１３の重ね
合せ上面１３ａは左上り傾斜面としてあり、中リ
ング１３の重ね合せ下面１３ｂは右上り傾斜面と
し、下リング１４の重ね合せ上面１４ａは左下り
傾斜面としていずれの合せ面も同一傾斜角を有す
る傾斜面としてあり、重ね合せ下面１２ａと重ね
合せ上面１３ａを密接させ、重ね合せ下面１３ｂ
と重ね合せ上面１４ａとを密接せしめて順次、上
リング１２、側方から視て楔形を呈する中リング
１３、下リング１４を重ね合せるとともに下リン
グ１４の合い口１２ｂと中リング１３の合い口１
３ｃとを非合致状態とし、中リング１３の合い口
１３ｃと下リング１４の合い口１４ｂとを非合致
状態としてあり、さらに上リング１２の上面１２
ｃと下リング１４の下面１４ｃとを平行状として
ある。
ストンリングとした場合であつて、重合ピストン
リング１１は上リング１２、中リング１３、下リ
ング１４からなり、上リング１２の重ね合せ下面
１２ａは右下り傾斜面とし、中リング１３の重ね
合せ上面１３ａは左上り傾斜面としてあり、中リ
ング１３の重ね合せ下面１３ｂは右上り傾斜面と
し、下リング１４の重ね合せ上面１４ａは左下り
傾斜面としていずれの合せ面も同一傾斜角を有す
る傾斜面としてあり、重ね合せ下面１２ａと重ね
合せ上面１３ａを密接させ、重ね合せ下面１３ｂ
と重ね合せ上面１４ａとを密接せしめて順次、上
リング１２、側方から視て楔形を呈する中リング
１３、下リング１４を重ね合せるとともに下リン
グ１４の合い口１２ｂと中リング１３の合い口１
３ｃとを非合致状態とし、中リング１３の合い口
１３ｃと下リング１４の合い口１４ｂとを非合致
状態としてあり、さらに上リング１２の上面１２
ｃと下リング１４の下面１４ｃとを平行状として
ある。
重合ピストンリング１１による場合においても
前記重合ピストンリング５による場合と同様な作
用・効果を奏する。
前記重合ピストンリング５による場合と同様な作
用・効果を奏する。
本案重合シールリングは対向する重ね合せ面を
互いに逆方向の傾斜面としたから重合ピストンリ
ングとした場合において該重合ピストンリング挙
動により回動しても互いの合い口が合致すること
なく、ブローバイガスを極力少くすることができ
る重合ピストンリングとしてその実用的効果は著
大である。
互いに逆方向の傾斜面としたから重合ピストンリ
ングとした場合において該重合ピストンリング挙
動により回動しても互いの合い口が合致すること
なく、ブローバイガスを極力少くすることができ
る重合ピストンリングとしてその実用的効果は著
大である。
なお、本案重合シールリングは分割された排気
マニホルドの継ぎ部において、排気ガスをシール
するために用いられるガスシールリング等にも適
用し得ることは勿論である。
マニホルドの継ぎ部において、排気ガスをシール
するために用いられるガスシールリング等にも適
用し得ることは勿論である。
第１図は本案を重合ピストンリングとしピスト
ンのリング嵌溝に嵌装した状態の説明図、第２図
はピストンのリング嵌溝部分の要部拡大断面図、
第３図は第１図におけるピストン部分の平面図、
第４図は本案に係る重合ピストンリングの側面
図、第５図は本案に係る重合ピストンリングの他
の実施例を示す側面図である。 １……シリンダ、２……ピストン、３，４，７
……リング嵌溝、５，６，８，１１……重合ピス
トンリング、９，１２……上リング、９ａ……重
ね合せ下面、１０，１４……下リング、１０ａ…
…重ね合せ上面、９ｂ，１０ｂ……合い口、９ｃ
……上面、１０ｃ……下面、１３……中リング。
ンのリング嵌溝に嵌装した状態の説明図、第２図
はピストンのリング嵌溝部分の要部拡大断面図、
第３図は第１図におけるピストン部分の平面図、
第４図は本案に係る重合ピストンリングの側面
図、第５図は本案に係る重合ピストンリングの他
の実施例を示す側面図である。 １……シリンダ、２……ピストン、３，４，７
……リング嵌溝、５，６，８，１１……重合ピス
トンリング、９，１２……上リング、９ａ……重
ね合せ下面、１０，１４……下リング、１０ａ…
…重ね合せ上面、９ｂ，１０ｂ……合い口、９ｃ
……上面、１０ｃ……下面、１３……中リング。
Claims (1)
- 合い口を有する少くとも２枚のリングを重ね合
せ、凹状のリング嵌溝に嵌装する重合シールリン
グにおいて、前記リングのそれぞれの互いの合せ
面を同一傾斜角を有する傾斜面とするとともに前
記合い口を非合致状態としてなる重合シールリン
グ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17845181U JPS5881349U (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 重合シ−ルリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17845181U JPS5881349U (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 重合シ−ルリング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5881349U JPS5881349U (ja) | 1983-06-02 |
| JPH0122919Y2 true JPH0122919Y2 (ja) | 1989-07-12 |
Family
ID=29973258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17845181U Granted JPS5881349U (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 重合シ−ルリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5881349U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4675863A (en) | 1985-03-20 | 1987-06-23 | International Mobile Machines Corp. | Subscriber RF telephone system for providing multiple speech and/or data signals simultaneously over either a single or a plurality of RF channels |
| WO2008047454A1 (fr) * | 2006-10-20 | 2008-04-24 | Bando Kiko Co., Ltd. | Moteur alternatif |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52170908U (ja) * | 1976-06-19 | 1977-12-26 |
-
1981
- 1981-11-30 JP JP17845181U patent/JPS5881349U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5881349U (ja) | 1983-06-02 |
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