JPH01228616A - 硬質アルミニウム合金薄板材の深絞り方法 - Google Patents

硬質アルミニウム合金薄板材の深絞り方法

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JPH01228616A
JPH01228616A JP63053446A JP5344688A JPH01228616A JP H01228616 A JPH01228616 A JP H01228616A JP 63053446 A JP63053446 A JP 63053446A JP 5344688 A JP5344688 A JP 5344688A JP H01228616 A JPH01228616 A JP H01228616A
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JP
Japan
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pattern
deep drawing
aluminum alloy
shear
cage
Prior art date
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Pending
Application number
JP63053446A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Yoshida
吉田 正勝
Yuji Abe
佑二 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sky Aluminium Co Ltd
Original Assignee
Sky Aluminium Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、深絞り加工で成形されて、主として飲料鑵
、食鑵に使用される極薄硬質アルミニウム合金板材の深
絞り方法に関するものである。
(従来の技術) アルミニウム合金は、その美観、衛生、軽量、耐食、耐
久性などに優れているので、飲料鑵容器として大量に使
用されている。ところで最近では、飲料鑵に使用される
アルミニウム円筒容器のコストをより一層低減するとと
もに軽量化を計るため、従来の板厚0.32〜0.42
mm材よりもさらに板厚が薄い0.3mm以下の極薄ア
ルミニウム合金板材を成型加工することが強く望まれて
いる。また、アルミニウム合金を食鑵に使用するには板
厚が0.3mm以下の合金材を深絞り加工する必要があ
ると考えられている。さらに、これらの罐容器を得るた
めの加工方法には、絞り−しごき(D、I方式)と、絞
り一再絞り方式(D、R,D方式)とがあり、いずれの
方式でも、絞り加工が含まれているが、極薄アルミニウ
ム合金板材の成形加工にはり、R,D方式が主力になる
と考えられている。この様な極薄板を用いて円筒容器を
作るには、従来使用されているものよりも高強度である
硬質薄板材を用いる必要がある。ところで、硬質高強度
薄板材をり、I方式や+ D、R,D方式で、罐容器に
成形する際に、絞り加工時に、カゴ目模様又はひずみ模
様と称される線状模様が発生し易くなる。特に絞り一再
絞り方式では絞り比が大となる。ため、この線状模様が
極めて発生し易くなる。
カゴ目模様と称される線状模様は、深絞り容器側壁部に
垂線方向に対し約28°〜40°の傾斜角度で傾斜した
曲線群が交差したものであり、絞り−しごき方式の加工
における絞り時や、絞り一再絞り方式の加工における初
回絞り時又は再絞り時において、容器の内外両面に発生
する。
カゴ目模様が発生すれば、容器として重要な外観が損な
われ、また塗膜剥離の原因となり耐食性を悪化させ、商
品価値が低下する。また強いカゴ目模様が発生すれば、
成形加工時にその部分から破断し、それ以上の加工が不
可能となる問題が生じる。
本発明者は前述の問題を解決するべく、カゴ目模様の原
因について種々検討の結果、カゴ目模様は、深絞り加工
時の縮みフランジ変形が平面歪状態となって最大せん断
歪線がすベリ線状模様に現われたものと推定した。そし
てこの推定の下にせん断性能とカゴ目模様との関係を種
々検討したところ、せん断試験によるアルミニウム合金
板材のせん断変形開始点より最大ぜん断荷重を示すまで
の歪が板材の板面内における圧延方向、これと直角また
はこれと45度の角度を有する方向のいずれか一方向で
も10%未満の場合に、その方向にカゴ目模様が現われ
る事を見比した。このことから、前記各方向におけるア
ルミニウム合金板材のせん断変形開始点より最大ぜん断
荷重を示すまでの歪がそれぞれ10%以上であるアルミ
ニウム合金板材を用いれば、カゴ目模様の発生を防止で
きることを見出して完成した発明を特願昭60=271
212号(特開昭62−130265号)にて提案しな
(発明が解決しようとする課題) 本発明者等のその後の研究によると、せん断歪が大きく
なると耐力が低下する傾向があり、上記出願の材料では
深絞り性は向上するものの罐の薄肉化に必要な強度は犠
牲にされるきらいがあり、この問題を解決する必要が認
められた。しかしながら、従来の知見は本発明が対象と
する硬質薄板材を罐に成形する成形条件を限定してカゴ
目模様を防止する方策を提示していない。
(課題を解決するための手段) 本発明者は前述の課題を解決するべく、潤滑油の種類、
工具形状、しわ押さえ圧力、成形速度等を種々変化させ
てカゴ目模様の発生防止方法について検討した結果、そ
の中でも、成形速度に□ よってカゴ目模様の変化が大
きいことを確認した。その後種々検討して完成した本発
明は、板厚0.3mm以下でかつ1/2テンパー以上の
硬質薄板材を絞り速度2Qm/min以上で深絞り加工
することを特徴とする。
以下、本発明の限定条件を説明する。
(イ)板厚 罐の軽量化のためには板厚が0.3mm以下であること
が要求されている。さらに、アルミニウム合金圧延板を
食鑵に適用するためには素材の板厚が0.3mm以下、
とくに0.20mm以下であることが必要であると考え
られている。このような理由より、素材の板厚0.3m
m以下を本発明の限定要件とした。
(ロ)調質(テンパー)度 JIS  HOOOIに規定されている加工硬化材(H
)の加工硬化程度(1=1/8.2=1/4.4=1/
2.8=硬質、9=超硬質)のうち、4=1/2、すな
わち1/2テンパー、以上の硬質材が本発明の対象材で
ある。上記のような薄板材を罐に用いるためには硬質・
高強度が材質要件となる。具体的には板厚が0.3mm
以下で加工硬化程度が2以下の板材は1強度が不足し。
罐としての用途に不適当であるので、これを除外したテ
ンパー度を本発明の限定要件とした。
(ハ)絞り速度 上記(イ)及び(ロ)の素材を深絞りする成形速度とカ
ゴ目模様の強さの関係について種々検討した所、20m
/min以上の成形速度において、カゴ目模様の発生が
極めて少なくなり、又、30m/min以上の成形速度
で絞り加工を行なえばカゴ目模様の発生を防止できるこ
とが分かった。よって20m/min以上の絞り速度を
本発明の限定要件としな。
上述のように20m/min以上の成形速度によって深
絞り加工を行なえば実用上必要とされる絞り比1,6以
上でも、カゴ目模様が発生せず容器としての外観が損な
われたり、加工が困難となることはない。
絞り加工用プレスとしては成形速度が15m/min程
度のクランクプレスを使用する例が多く、また難成形材
では成形速度を低くするのが通例であるが、これらの例
と異なり本発明の方法は生産性を阻害しない。
本発明における材質要件は上記の(イ)及び(ハ)の通
りであり、組成は用途により適宜選択される。
また、素材のせん断歪の値に関係なく本発明を深絞り法
に適用できるが、特にせん断歪が低い材料に本発明を適
用することが有効である。
第1図はせん断試験の形状を示すものであり、試験片1
の巾方向の中心線上に1mmφの孔2a、2bが2mm
間隔で形成されており、この孔2a、2bには幅方向中
心線と45度の傾きを持ち、巾端に達する切り込み3a
、3bが形成されている。したがって切り込み3a、3
bは互いに平行な関係にある。
このせん断試験片は例えば巾10mm、長さ100mm
の形状からなるが、上記および切り込みを形成する加工
が可能な巾および長さを有していればよい。ここで試験
片の圧延方向とは、第2図に示される圧延方向Aと試験
片の巾方向での中心1QDとを平行に採った場合の当該
り方向を言う。圧延方向に対し直角な方向のせん断歪の
測定は同様にして方向Bと中心線りとを平行に採り、当
該りおよびB方向に試験片を引張ることにより行なわれ
、圧延方向に対し45度の角度をなす方向のせん断歪の
測定は方向Cと中心線りとを平行に採り、当該りおよび
C方向に試験片を引張ることにより行なわれる。
このせん断試験片1を引張試験のチャック間で一定速度
(例えば2.5mm/m1n)で引張る。なお、この引
張速度は、前述の絞り加工速度よりかなり遅いが、一般
的に歪特性を測定する際に使用されているから、歪特性
測定の際の条件として使用することとした。引張りにし
たがい、孔2a、2b間の巾方向中心線に沿ってせん断
変形が発生する。この際のチャック間における荷重−変
位曲線を第3図に示す。せん断変形開始点Eから最大ぜ
ん断荷重を示す点Fまでの変位E−Fを孔2a、2b間
の距離で除した値(X100%)がせん断歪である。
上記した三方向のいずれか一つ以上のせん断歪の値が1
0%未満である材料には特にカゴ目模様が出易いので、
かかる低せん断歪材を深絞り加工する際に特に絞り速度
を制御する必要がある。
以下本発明の詳細な説明する。
(実施例) 第1表に示すように板厚が0.20mmである、アルミ
ニウム合金極薄硬質板材の高強度材を用いて、ポンチ径
120mmφ、ポンチ肩部の曲率半径3mmRのポンチ
と、ダイス肩部の曲率半径3mmRのダイスで、クリア
ランス15%、ブランク径200mmφ、絞り比1.6
7の条件で深絞りを行ない、容器壁のカゴ目模様の発生
の有無を判定した。この判定でカゴ目模様が強く発生し
たものは不合格のX印とし、実用上カゴ目模様が問題と
ならない程度の弱い発生のものをΔ印、又、カゴ目模様
が発生しないものは合格の○印として、その結果を第2
表に示した。
(以下、余白) 第1表 供試材質 第2表 成形速度とカゴ目模様 第1表および第2表の結果からも明らかなように特に、
3004,5082.5182などのAρ−Mn−Mg
系、Aff−Mn系アルミニウム合金で、いずれか一方
向のせん断歪が10%未満である材料にはこの成形法を
適用することが有効である。通常の成形速度である6m
/min以下ではカゴ目模様は強く発生し、15m/m
inでは弱くなるが不充分である。しかし20m/mi
n以上の高速で深絞り加工を行なうとカゴ目模様が発生
せず、カゴ目模様の発生を防止できることが分かる。
(発明の効果) 罐等の軽量化のためにはアルミニウム合金圧延板を硬質
にしかつ板厚を薄くしなければならないが、これに伴っ
てカゴ目模様が発生し易くなるが、本発明によればこの
ような問題を回避して軽量食鑵等の成形加工が容易にな
る。このため、食鑵等の軽量化が可能となり、また高ぜ
ん断歪材使用などの材質上の制限もなくなるので、本発
明はアルミニウム合金の用途を拡大する上でも有意義で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はせん断試験片の平面図、 第2図は同じく圧延状態の斜視図、 第3図はせん断試験片のせん断試験における荷重変位曲
線である。 1−せん断試験片、2−孔、3−切り込み特許出願人 
  スカイアルミニウム株式会社特許出願代理人 弁理
士 村井卓雄 第1図 第2図 第3図 斐位□

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、板厚0.3mm以下でかつ1/2テンパー以上の硬
    質薄板材を絞り速度20m/min以上で深絞り加工す
    ることを特徴とする硬質アルミニウム合金薄板材の深絞
    り方法。
JP63053446A 1988-03-09 1988-03-09 硬質アルミニウム合金薄板材の深絞り方法 Pending JPH01228616A (ja)

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