JPH01227750A - 医用レーザ・システムの放射装置 - Google Patents

医用レーザ・システムの放射装置

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JPH01227750A
JPH01227750A JP1011802A JP1180289A JPH01227750A JP H01227750 A JPH01227750 A JP H01227750A JP 1011802 A JP1011802 A JP 1011802A JP 1180289 A JP1180289 A JP 1180289A JP H01227750 A JPH01227750 A JP H01227750A
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waveguide
laser
coupler
articulated arm
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JP1011802A
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James A Harrington
ジェームス・エー・ハリングトン
Michael G Clancy
マイケル・ジー・クランシー
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Heraeus Lasersonics Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、医用レーザ・システムに関し、特に、可撓性
と精度を兼ね備えた医用レーザ光の放射装置に関する。
[従来の技術及びその課題] 今日、レーザからの出力光は人体を含む各種の生体の医
学的処置に広く用いられている。レーザ光の放射装置の
性質は、発射する光線の種類、及び医学的処置又は診断
の種類によって大幅に変化する。CO2レーザ光が人体
を外部から及び体内で切開するのに用いられている。C
O2光の主要成分、例えば、IC1,6ミクロン、の波
長のもの、は電磁スペクトルの赤外線(IR)領域にあ
り、手術する生体の組織に好ましい状態で作用する。
しかしながら、これを用いて、手術する立場カーら見る
と、その方法及び手段は未だ理想的なものとは言えない
。−船釣に放射手段は関節腕を介して行われる。関節腕
は、基本的には、チュー(ング、コーナーの反射体(鏡
)、及び可動の接続部からなる装置である。この装置は
、−船釣に、その長さが1から1.5mで、7個以上の
鏡を持って0る。この腕はその出力端部にノ\ンドピー
ス又Cよマイクロマニプレータ−を備えて〜する。ノ\
ンドピ、−スは・−船釣に処置部位が体表にあるときシ
こ用0られ、出力エネルギーを処置部位の狭い範囲にフ
ォーカスさせる簡単なレンズである。マイクロマニプレ
ータ−は、−船釣に、その離れた端部で、内視鏡を介し
て、光線を処置部、位に向ける操縦力1んを持ってい、
る。(ここで言う内視鏡とは、−船釣5に、体の内腔に
差込まれる中空の管のことである。)このハンドピース
又はマイクロマニプレータ−・内視鏡が置かれる位置は
、処置部位から遠く離れた端部で、ここでレーザ光が遠
隔操作される。ある意味に於いてこれは、ツクイブの遠
く離れた尖端で所望の場所に光を当てるのに似ている。
即ち、光を案内するもの無しで、外科医は離れた所で光
を操作し、処置部位で所望の作業をしなければならない
関節腕は、CO2レーザー光を放射するために、十分に
頑丈で且つ可撓性を持っている。その関節により、この
腕は物理的に容易にその位置を変え、所望の部位に出力
光線を指し向けることが出来る。
これは手術を行なう場合、非常に重要なことである。し
かしながら、上述した如く、この関節腕は十分に可撓性
を持っているとは言いながら、現在までの所、これを用
い、必要に応じてこれを微妙に操作し、正確に処置部位
に差向けることは難しい。
関節腕に関するこのような問題点の故に、当該医師達は
光ファイバー及び中空コアの導波管を含む光導波管を用
い、外科手術又は医学的処置又!ま診断を行なっている
。このような導波管装置番よ一般的に壊れ易く及び又は
堅いものだが、これら(よ、その出力端部に案内された
出力光のビームと、その出力端部の物理的位置と、の間
に正確で一定の関係を持っている。従って、外科回連は
、これを用いることにより、必要に応じ、患部に光線を
正確に当てることが出来るようになった。しめ)し、そ
の代わりに、この種の導波管を使用した場合ζよ、関節
腕の可撓性を犠牲にすることになった。中空の導波管は
一般的に堅いが、又はその曲げ半径力く、小さい。報告
書名[腹腔鏡検査用可撓性CO2レーザψファイバーJ
 、Bagg’lSh氏他、1986年、7月、Fer
t111ty and 5teri+1ty” (多産
と不妊)発行、に記載されている沖空導波管は可撓性力
(あると報告されているが、これは誘電液!された金属
(アルミニウム)の管で、曲げ悴能に制限力(ある。
注意すべきことは1.レーザに装着された、自由に関節
運動をする腕を持つ光導波管を使用することだけによっ
て、所望の可撓性を回復すること4よ−  1 〇  
− 出来ないと言うことである。
この導波管が光ファイバー・プ・ローブである場合は、
曲げによって内部破壊が起り易く、出力する場合、それ
相当の注意を必要とする。更に、赤外線光フアイバー導
波管、即ち、CO2光を伝えることの出来る導波管の1
形式、の長さには、赤外線損失の大きいことによる制限
がある。文書名「医用IRファイバーの進歩」著者、本
発明の発明者の1人、James Harringio
n、 1987年7月、“Photonics 5pe
ctra ”記載、に各種のIRファイバー及びその限
界に就いての記載がある。
し課題を解決するための手段] 本発明は医用レーザシステムのための治療用光の放射装
置に関し、特に関節腕の可撓性を保持しつつ、一方では
光導波管の持つ正確性を提供するものである。この装置
は、放射される治療用光がCO2レーザ光の場合、特に
、有効なものである。
全体的に言うと、本発明は次の3つつの部分を組合わせ
たものを含んでいる、即ち、関節腕と、光導波管と、関
節腕の出力端部から放射される医用光線を受取るために
置かれ、又これを光導波管の入口端部で受取るように調
節するカプラとである。
この場合、この光線がある基準を満足したものであるな
らば、光導波管はその入口端部て受けた光線を只案内す
るだけで良い。適切な周波数の光線と導波管の入口端部
での案内方向との間の角度の関係は、この導波管の“開
口数“ (numericalaperture)によ
って決定される。例えば、多結晶体、ハロゲン化金属、
のファイバーの開口数は約0.46で、一方管状の中空
コアのそれは約0.03である。
このカプラはこの組合わせ体の中で重要な部分を構成し
、関節腕の出力端部から光導波管へのエネルギーの効率
の良いカプリング(coupl jng)即ち結合を行
なう。これにより、所望の正確度で、特に方向調整の助
けを借りることなく、光線を供給することが出来る。後
述する如く、このカプラは、導波管が中空コアの場合特
に重要で、これは、この種の導波管の開口数が非常に小
さいからである。
本発明はその他の特徴を色々と持っているが、この点に
関しては次の実施例の説明に於いて明らかにする。
[実施例] 先ず第1図に、その全体を参照符号11で示す本発明に
よるカプリング装置が模式図的に示されており、CO2
レーザ12の出力光が、医学的処置、例えば人体内での
外科的切開を行なうために、生体の組織に向って進む形
で描かれている。
既に説明した如く、多くの場合、CO2レーザ光の放射
装置は可撓性が非常に良くなければならず、即ち、外科
医又はその他の技術医が、装置そのものにより特に抵抗
を受けること無く、目的の部位に光線を向けて照射する
ことか出来なければならない。゛一般的に、この目的の
為に関節腕が用いられる。市販されているこの腕の構造
の改良に当たっては、外科医が満足するような抵抗の無
い可撓性を作り出す点が専ら注目されて来た。しかし、
これらはいずれも、人体に内視鏡として用いるのに十分
な可撓性と小形化が得られていない。
その結果、腕の端部にはマイクロマニプレータ−・内視
鏡が使用されている。即ち、この装置の場合は、腕の端
部でハンドピースを使用するものに於ける如く、光線の
方向をマニプレートする端末部が、−船釣に、所望の放
射を行なう部位から甚だしく離れている。又上述した如
く、この及びその他の理由から、外科医及び手術に係わ
るその他の技術者達はCO2光を放射するためには光導
波管を色々な位置で扱わねばならない。現在入手可能の
光導波管に係わる問題点は、それが堅いか又は壊れ易い
と言うことである。
本発明による放射装置は、関節腕の可撓性と共に、光導
波管、即ちその光路を案内することにより光線を伝える
装置、による放射の正確性を兼ね備えている。この目的
のために、本発明による放射装置は、参照符号16で示
す如く、CO2レーザに接続される関節腕を、組として
、持っており、これにより医用光を受取り、又その関節
部を介してこれをその出力端部に差向ける。光導波管1
7、例えば光ファイバー又は管状中空コアの導波管、が
光を、その案内入口端部から、処置組織13上の手術部
位18に隣接する出口端部に案内する。(ここで使用し
ている“光導波管”とは、紫外線、可視光線、及び又は
赤外線領域の波長を持つ光を、最低のエネルギー損失で
、装置の1端から他の端に伝える装置のことを言う。)
注意すべきことは、ここで言う導波管は一般的な内視鏡
とは違うと言うことである。即ち、この導波管は、スペ
クトルの光区域に於ける電磁波を、最低の損失で、入口
端部からその案内路の末端即ち組織端部に案内する装置
であり、一方、内視鏡は単に案内するだけの管である。
又、カプラ19はこの放射組合わせ装置の一部として含
まれるもので、関節腕から放射される光を受取り、上記
光を調節し、導波管17の入口端部で受取る如くにする
。この場合、導波管の入口端部は、光線がこれにカプリ
ングされるための角度関係を規定する開口数を持ってい
る。カプラはこの条件を満たす光線をその端部にフォー
カスさせねばならない。多くの導波管、例えば光ファイ
バーの導波管、は又、その入口端部で受けた光線が集中
し過ぎて、バーニング又はその他の有害な影響を起こさ
ないしなければならない。従って、本発明のカプラが設
けられ、又関節腕から受取った光線を調節する如べに作
られる。これは特定の特殊な導波管の場合必要とされる
ものである。
第2図は本発明による1つの実施例を示す略図である。
これは手術部位にCO2(炭酸ガス)レーザ光を放射す
るために特別に設計されたものである。関節腕22の入
口端部21がCO2レーザ23のヘッドに接続され、そ
の出力光を受取る。腕22は参照符号24から29で示
す数多くの関節部を含んでいる(入口端部21も又その
部分の1つである)。
各部分の間の接続部の隅角部反射板31〜37がレーザ
光の光路を変換し、これが各関節部に従って進むように
なっている。この光路の好ましい中心が、腕の断面中心
線38によって示されている。全体的に、光の光軸は関
節腕の中心線と一致するが、関節によりもたらされる角
度誤差及び光路の長さの誤差のために、光路の光軸は腕
の中心線から若干ずれている。この光軸が参照符号39
で示されている。
この光軸89と腕部の中心線とのずれは、はとんど、光
線が通過する関節部の性質によっている。
更に、定常的ずれが設置誤差によってしばしば発生する
この実施例の放射装置は、更に、管状の中空コアの導波
管41の形をした光導波管を含んでいる。
(上述の如く、普通、光導波管はその入口端部で仕様に
対応した光線を単に受入れる、即ち“カプリング(co
uple)するだけである。)導波管41が内視鏡42
の中に納められ、手術を行なう生体の内腔に放射装置を
入れることが出来るようになっている。
更に、この導波管は、必要に応じて交換することの出来
る尖端部44を持っている。この尖端部は手術部位に対
面するもので、使用中に詰まったり汚れたりする。この
尖端部を交換することによって、CO2レーザー光の放
射を元通りの放射状態に戻すことが出来る。
今までに見出だされたことは、セラミックのアルミナ(
A1203)で作られた中空コアの導波管が本発明の組
合わせ体の中で勝れた作用をすることである。1この導
波管自体は可撓性を持たないが、所望の放射を正確に行
なうことが出来る一方、組合わせ体の関節腕が可撓性を
持っている。
それ自体可撓性を持つ中空コアの導波管を用いて興22
の可撓性を助けることが出来る。中空コアのサファイヤ
(単結晶のA1203)チューブをこの目的に使用する
ことが出来る。この可撓性導波管は体内の内腔で好まし
い可撓性を示す。これに関連して、内視鏡42を選択し
て導波管の可撓性に対応させたり、又は、導波管が保護
を必要としなかったり、それ自体保護管等を持っている
場合は、これを省略することが出来る。サファイヤチュ
ーブを使用すると、更に、そのチューブ自体によって照
明光、例えば後に説明するHe Neレーザ光源からの
光を効率良く案内する利点がある。
これ以外の利料をこの中空コアの導波管に使用すること
が出来る。例えば、シリコン・カーパイド(S i C
) 、酸化ゲルマニウム(GeO2)、窒化アルミニウ
ム(AIN)、窒化シリコン(S i N) 、又は酸
化ベリリウム(B e O)を用いることが出来る。更
に、この導波管の構造を、外側チューブを例えば石英(
SiO2)とし、その内面に例えばアルミナの如き材料
の薄い層を、例えば化学蒸着法(CVD)によって沈着
させることも出来る。重要な点は、光と互いに作用する
案内材料が、CO2レーザ光の10.6ミクロンの主波
長に於いて、中空コアの反射率、1、よりも小さい反射
率を持っていることである。本発明の発明者の1人によ
ってかって提出された報告書に各種のIRファイバー材
料が記載されており、これらを本発明の組合わせ体の光
フアイバー導波管に使用することが出来る。
チップ部分44は、必ずしも、導波管の主体部分と同じ
材料である必要はない。例えば、導波管が上述した如く
セラミックのアルミナチューブである場合、チップをサ
ファイヤのチュービングにして、手術部位での可撓性を
与えることか出来る。
参照符号43でその全体を示すカプラが腕22と光導波
管の入口端部との間に置かれ、腕から放射される光を調
節して、導波管の入口端部で受光するようにする。カプ
ラが、少ないカプリング損失で、レーザ光線を導波管に
差し向けない場合は、高出力のレーザ光によって導波管
の入口端部が損傷される。放射装置が、CO2レーザか
ら中空コアの導波管の入口端部に周波数10.6ミクロ
ンの光を放射するように設計されている場合は、腕から
受けたこの光線が、腕の出力端部と光導波管の入口端部
との間に延びる中心線に対し、角度で、±5ミリラジア
ン(IIlrad)以上ずれないでフォーカスするよう
に、このカプラを設計するのが好ましい。この光導波管
が、赤外線ファイバーを持つ光ファイバーの導波管であ
るときは、このカプラが10.6ミクロンの光をフォー
カスし、上記中心線から±10mrad以上角度的にず
れないようにするのが好ましい。又、このカプラは、好
ましくは、上記中心線からの横方向のずれが±2■以下
のCO2光を導波管の入口端部に差向けるように−20
= する。
送られて来るビームの不正確性に関しては関節腕自身に
責任がある。個々の腕同士の間には差異があるが、これ
は製造及び出荷の工程の間に発生するものである。更に
、個々の腕は使用現場に於ける誤使用による経時的変化
がある。従って、本発明によるカプラは、腕から光導波
管への光線のカプリングを完全に行なうと共に、これら
の腕の誤差を吸収する如くに設計されているのが最も好
ましい。この目的で、カプラの1つの実施例は、この目
的を完全に行なうように設計された1つの焦点レンズ4
6(第3図)を持っている。レンズ46がカプラ43の
中心線47上に置かれ、関節腕22の出力端部からの光
線を受け、これを光導波管の入口端部にフォーカスさせ
る。このレンズは圧力リング及び補助リングの組合わせ
体49によって、ハウジングの中の所定の位置に保持さ
れている。実際に試作したある装置に於いては、このレ
ンズ46が反射防止のコーティングを施されたセレン化
亜鉛のレンズで、63.5mmの出力側焦点距離を持つ
たものであった。その光路が第3図に鎖線5■で示され
ている。
本発明の装置を体内の部位で使用する場合は、その部位
に於ける破片即ちデブリス、液体によって手術が妨害さ
れるのを防ぐのが好ましい。この手段が第3図に模式図
的にカプラの一部として示されており、これにより中空
導波管の中をパージする。即ち、1つのガス源52、例
えばCO2源、が、図に模式的に示した普通の管及びカ
プリング装置53を介して、レンズ46と導波管の入口
端部との中間に接続される。この管の内腔即ちハウジン
グがレンズ46の所で、例えば、0リング54により密
封状態にシールされ、ガス源52によって供給されたガ
スか中空の導波管の中を強制的に流され、パージする。
このパージガスは、最低の流量、即ち0.1から31p
m、の連続流量で送られるが、当該技術者には明らかな
如く、このパージガスをもっと高い流量で用いることも
出来る。実験した結果によれば、この連続流量を0.2
から0.51pmにすれば、婦人科手術に於いて、デブ
リスが−22= 導波管に入るのを十分に防ぐことが出来、これにより手
術部位が吹かれて歪んだりすることか無い。
注意すべきことは、この装置の場合、このカプラが、パ
ージガスとして用いられる殺菌ガスによって消毒される
と言うことである。このガス源は別に離れた供給源から
送ることも、又は、医用CO2レーザシステムで一般的
に使用される補助ガスを送ることも出来る。
多くの場合、手術部位に照明光を送るのが好ましい。こ
の照明光は、手術用の光を放射するのに用いられる同じ
放射装置によって手術部位に送られる。この場合、He
NeレーザがしばしばCO2レーザのヘッドに設けられ
、CO2ビームと照明用HeNeビームとを同軸に放射
する。
第4図に、本発明による照明光をブースト(boost
 )する好ましい配置の1つが示されている。主に関節
腕により起こされる光軸の誤配列も又この可視光線に影
響を与える。第4図に示すカプラがブーストした照明光
を直接受け、関節腕により生じた照明光の損失を全て補
う。HeNeレ一ザが光源として参照符号71で示され
ている。その出力が光ファイバーの導波管72により、
図のカプラ7Bのハウジングの側壁74に設けられた出
力レンズ73に差向けられる。レンズ73が導波管72
の光出力を希望する如くに調節し、平行な放射光をレン
ズ79に送り、放射装置の導波管部分でフォーカスさせ
る。この導波管部分が図には中空コアの導波管77とし
て描かれているが、これは光ファイバーの導波管でもよ
い。ビームスプリッタ−78がレンズ73から放射され
る光の光路の中に置かれ、カプラ・レンズ79を介して
、これを導波管の入口端部にフォーカスさせる。このビ
ームスプリッタ−は手術用レーザ光を効率良く透過し、
この光も又レンズ79によって受けられ、そして導波管
の入口端部にフォーカスする。
このような構造により、ブースティング照明光がこの放
射装置の中に導き入れられるが、この取入れ口の位置の
場合は、関節腕によって与えられる関節運動が照明スポ
ットの正確な位置決めを妨害することが無い。この“パ
イパッシングは、丁度手術用光に対して行なうのと同様
に、元の照明光の光路を修正してカプラに沿って方向変
換を行なうばかりでなく、最終照明光に対する腕の影響
を軽減すると言う効果を持っている。
注意すべき点は、この実施例も又第3図に示したガス源
52と接続装置53とを備えていることである。
例えばIRファイバーの中に効率の良いフォー力ッシン
グを行なうための実施例に於いて、CO2光のフォー力
ッシングと集光とを共に行ない、これが光導波管の入口
端部に対し適切に調整されるようにするのが好ましい。
第5図にフォー力ッシングと集光とを共に行なうカプラ
の実施例の1つが示されている。
この図面に於いて、カプラ43は、その中心線に置かれ
たレンズ4Gのみならず、中央に設けられた集光デバイ
ス56を持っている。この集光デバイス56は、プロー
ブの入口端部をこのデバイスの中心線に対し正確に位置
付けるための環状のストップ57を持っている。これは
又カプラの管状ハウジン= 25− グの中で滑動可能に納められており、レンズ46に対す
るプローブの入口端部の位置か製造時に調節出来るよう
になっている。レンズ46によって光ファイバーのプロ
ーブの入口端部にフォーカスする光の包絡線が参照符号
61で示されている。
集光デバイス56は第1の入口セクション62を持って
いる。この入口セクションはその形が環状で、このデバ
イスがハウジング58に対して安定させるための単なる
機械的手段として設けられた部分である。
集光デバイス56は文節2のセクション63を持ってお
り、焦点レンズを通過するが、このレンズにより導波管
の入口端部にその開口数以内でフォーカスしない光を導
波管41の入口端部に向って集光するように設計されて
いる。即ち、セクション63は、円錐型の反射面64を
持ち、これに衝突する全ての光を反射する。このセクシ
ョンは光を導波管の入口端部に向って反射すると言う意
味に於いて、誤って配列された光を捕捉する。この関連
に於いて、このセクションは、反射のために高度に研磨
された内面を持つアルミニウムの円錐体である。
この表面と光の中心線との角度関係は小さくした方が良
く、これは、角度の小さいことによって修正する誤配列
を最少にすることが出来るからである。全集光角度が約
5°の集光の場合、最も良い結果が得られた。この角度
が小さいので、表面64から繰返し反射された光線がフ
ァイバーの中に照射される。
ビームが導波管に放射される直前に、ビームを再配列す
る手段を持っていると、カプラの性能を改善することが
出来る。これが顕著なのは、導波管が管状の中空形の場
合で、これはその入口端部に於ける開口数が小さいから
である。第6図に、自動的にビームを再配列するアクテ
ィブ・カプラの1つの実施例が示されている。
この図に於いて、その全体を参照ネコ号81で示すアク
ティブ・カプラが、関節腕22と光導波管41の入口端
部との間に接続された状態で示されている。
このカプラ81は、ハウジング82と焦点レンズ83と
を持っている点、前に示したカプラと同じであるが、前
のカプラと異なる点は、ビームの再配列を自動的に行な
う機構を持っている点である。この目的で、このカプラ
は三角形の装着板86を備えており、これが、ハウジン
グに対して回動可能に装着されている。図から明らかな
如く、この構造の場合、関節腕から入射するビームに対
し鏡の角度を変更することが出来る。(このビームが線
88で示されている。)これにより、焦点レンズ83に
対する反射ビームの光路を変えることが出来る。
ビーム・スプリッター89が光の光路に挿入されており
、照明ビームの一部を反射する。この場合、注意すべき
ことは、ビーム88が、手術用の所望のCO2レーザ光
と、例えばHeNeレーザからの照明光とを共に含んで
いる点である。
ビームスプリッタ−89は角度をもって設けられ、照明
光の一部を検出器91に反射する。この検出器91は、
例えば、検出された誤配列に比例するエラー信号を発す
る形のカッドセル(quad cell )検出器であ
る。この場合、照明光が手術用光と同軸なので、反射さ
れた照明光が手術用光の誤配列を映し出す。
例えばピエゾ電気中継器の如き1対の低電圧のドライバ
ー92がカプラの中に設けられ、これが鏡装着台、86
とある場所で当接し、必要に応じこれを回転させる如く
に設けられる。(ドライバー92の1方は他の1方の陰
になり、この図面では見えない。)検出器91からの信
号がこのドライバー92の制御のための制御器93に送
られる。この検出器がカッド・セル検出器の場合は、こ
の制御器がバランス・ブリッジ及び増幅器を含み、ドラ
イバー92を操作する修正信号を送る。流れを示す線9
4は、制御器93に反射されたビーム96の位置に関す
る情報の流れ方向を示したものである。
以上の説明で明らかな如く、このアクティブ・カプラ8
1は誤配列を自動的に修正し、確実に、手術用ビームが
関節腕とプローブとの間で適切にカプリングされるよう
にする働きをする。この場合、注意すべきことは、腕の
動作により引き起こされる誤配列は、このアクティブ・
システムの短い応答時間に比較し、比較的長い期間に亙
って起きているので、外科用のCO2光は、効果的に、
導波管の中に常に完全にフォーカスしている。
以上、本発明に関し、いくつかの実施例によって説明し
たが、当該技術者には明らかな如く、本発明の思想から
離れること無く、これに各種の変更を加えることは容易
である。例えば、第6図に示した例を除いて、全ての配
置に於いて、関節腕の出口端部が導波管の入口端部と同
一線上に配置されているが、これは必ずしも必要なこと
では無い。即ち、カプラ(又はその他の構造体)にリフ
レクタ−又はそれに類するものを持たせ、手術用の光の
光路を変えることが出来る。この場合、本説明及び請求
項に、“中心線”と称して、腕の出口端部と導波管の入
口端部との間に延びる線は、上記腕と導波管との間に角
度を持ったりフレフタ−又はそれに類するものを設け、
カプラによって調節される光が所望の光路に進む如くに
した線であっても良い。従って、本発明は請求項に記載
した特許請求の範囲によってのみ制限されるものである
【図面の簡単な説明】
第1図は、処置すべき組織部位にCO2レーザ光を放射
する本発明による放射装置の構成を示すブロック図、 第2図は、本発明による実施例の1つを示す模式図、 第3図は、第2図の放射装置の一部で、本発明によるカ
プラ装置の実施例の1つを示す、拡大断面図、 第4図は、別のカプラ装置の実施例で、特に、関節腕と
照明ビームとの誤配列の問題を最少にするように設計さ
れたものの模式図、 第5図は、本発明によるカプラの別の実施例を示す部分
拡大図、 第6図は、関節腕のビーム誤配列を自動的に修正するカ
プラの1実施例を示す模式図、である。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)医用レーザ・システムのレーザ光放射装置に於い
    て、 A、レーザに連結された関節腕で、レーザにより作られ
    た光を受取り、これを、関節部を介して、出力端部に差
    向けるものと、 B、上記腕の上記出力端部からのレーザ光を受け、これ
    をその入口端部からその出口端部に案内する光導波管と
    、及び、 C、上記関節腕の出力端部からのレーザ光を受取り、又
    、上記光導波管の入口端部で受入れるべき上記光を調節
    するために設けられたカプラと、を含む、医用レーザ・
    システムのレーザ光放射装置。
  2. (2)上記関節腕に連結される上記レーザがCO_2レ
    ーザで、これから発生し、又上記関節腕に導かれる光の
    主要成分が10.6ミクロンの波長を持っている、請求
    項1記載のレーザ光放射装置。
  3. (3)上記カプラが、上記導波管の入口端部で受取るべ
    く上記腕の出力端部から受入れた光を調節するために設
    けられ、又、上記腕の出力端部と上記導波管の入口端部
    との間に延びる中心線に対するこの光のずれが、角度で
    言って±5ミリラジアンまで、又上記の中心線から横方
    向へのずれが±2mmまでである如くに、設計されてい
    る、請求項2記載のレーザ光放射装置。
  4. (4)上記光導波管が中空コアの導波管であり、更に、
    上記カプラにパージ・ガスを送り、これが上記中空導波
    管の中を流れる如くにする手段を含む、請求項1記載の
    レーザ光放射装置。
  5. (5)上記光導波管が2つのセクションを持ち、その1
    つが、上記関節腕の上記出力端部からのレーザ光を受取
    る主体セクションであり、又他の一方が、上記主体セク
    ションからの上記光を受取り、且つ、これを動物の結合
    組織上の所望の部位近くに案内するための、取替え可能
    のチップ・セクションである、請求項1記載のレーザ光
    放射装置。
  6. (6)上記カプラが、上記関節腕の上記出力端部からの
    光を受取り、又、これを上記光導波管の上記入口端部に
    集光させる焦点レンズを含む、請求項2記載のレーザ光
    放射装置。
  7. (7)更に、照明光を上記カプラに送る上記関節腕から
    分離された手段で、上記導波管の上記入口端部で、この
    光をその開口数以内で受取る如くに調節するもの、を含
    む、請求項6記載のレーザ光放射装置。
  8. (8)上記カプラが、上記関節腕の出力端部から放射す
    るレーザ光を遮る手段で、上記光導波管の入口端部で受
    取るべき、その光の配列の方向を自動的に修正するもの
    、を含む、請求項6記載のレーザ光放射装置。
  9. (9)上記手段が、上記関節腕の出力端部から入射する
    光の方向の誤配列を決定する検出器と、上記誤配列の指
    示に応答し、レーザ光の光路を上記光導波管の入口端部
    に修正する手段と、を含む、請求項8記載のレーザ光放
    射装置。
  10. (10)上記光導波管が光ファイバーの導波管であり、
    又、上記カプラが、上記焦点レンズを通過するが、上記
    レンズによって上記入口端部にその開口数以内でフォー
    カスしない光を上記光ファイバーの導波管の上記入口端
    部に向って集光する手段を含み、上記集光手段が上記入
    口端部に向って、上記腕の出力端部と上記導波管の入口
    端部との間に延びる中心線に対し、約2.5°の角度で
    、光を反射させる面を含む、請求項6記載のレーザ光放
    射装置。
  11. (11)上記光導波管が、空気のコアを持つ管状の中空
    導波管である、請求項1から3又は5から9のいずれか
    1つに記載のレーザ光放射装置。
  12. (12)上記中空導波管がセラミックのアルミナ管であ
    る、請求項11記載のレーザ光放射装置。
  13. (13)上記中空導波管がサファイヤの管である、請求
    項11記載のレーザ光放射装置。
  14. (14)上記中空導波管が、可撓性の基材上に設けられ
    た、波長10.6ミクロンの電磁波の光を案内する材料
    で出来た薄いフィルムである、請求項11記載のレーザ
    光放射装置。
  15. (15)医用レーザシステムの関節腕からレーザ光を受
    取り、又、これを中空コアの光導波管の中に導くカプラ
    に於いて、 A、上記関節腕の出力端部からのレーザ光を受取り、又
    、これを、上記導波管の入口端部にフォーカスさせる焦
    点レンズと、 B、上記中空導波管の中に流すパージ・ガスを上記カプ
    ラに送る手段と、 を含む、カプラ。
  16. (16)上記関節腕に接続される上記レーザが、CO_
    2レーザであり、これにより作られ又、上記関節腕に導
    かれる光が主として10.6ミクロンの波長を持ってい
    る、請求項15記載のカプラ。
  17. (17)上記中空導波管がセラミックのアルミナ管であ
    る、請求項15記載のカプラ。
  18. (18)上記中空導波管がサファイヤの管である、請求
    項15記載のカプラ。
  19. (19)上記中空導波管が、可撓性の基材の上に設けら
    れ、波長10.6ミクロンの電磁波の光を案内する材料
    で出来た薄いフィルムである、請求項11記載のカプラ
  20. (20)医用レーザシステムの関節腕からレーザ光を受
    取り、又、これを中空コアの光導波管の中に導くカプラ
    に於いて、 A、上記関節腕の出力端部からのレーザ光を受取り、又
    、これを、上記導波管の入口端部にフォーカスさせる焦
    点レンズと、 B、照明光を上記カプラに送り、これが光導波管の入口
    端部で、その開口数以内で受取られるように調節するた
    めの、上記関節腕から分離された手段と、 を含む、カプラ。
  21. (21)上記レーザ光がCO_2レーザー光で、その主
    要波長が約10.6ミクロンである、請求項20記載の
    カプラ。
  22. (22)医用レーザシステムの関節腕からレーザ光を受
    取り、又、これを中空コアの光導波管の中に導くカプラ
    に於いて、 A、上記関節腕の出力端部からのレーザ光を受取り、又
    、これを、上記導波管の入口端部にフォーカスさせる焦
    点レンズと、 B、上記焦点レンズを通過するが、上記レンズによって
    、その開口数以内で上記入口端部にフォーカスしない光
    を、上記入口端部に向って集光する手段、を含むカプラ
  23. (23)上記レーザ光がCO_2レーザ光であり、その
    波長が主として約10.6ミクロンである、請求項22
    記載のカプラ。
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