JPH01226899A - 新規ペプチド - Google Patents

新規ペプチド

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JPH01226899A
JPH01226899A JP63054651A JP5465188A JPH01226899A JP H01226899 A JPH01226899 A JP H01226899A JP 63054651 A JP63054651 A JP 63054651A JP 5465188 A JP5465188 A JP 5465188A JP H01226899 A JPH01226899 A JP H01226899A
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JP
Japan
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peptide
acid
amino
amino acid
nucleo
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Pending
Application number
JP63054651A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuji Marumoto
丸本 龍二
Tsunehiko Fukuda
福田 常彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication of JPH01226899A publication Critical patent/JPH01226899A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規なペプチドに関する。さらに詳しくは、本
発明はω−ヌクレオ−α−アミノ酸とこれ以外のα−ア
ミノ酸とか交互に結合した新規ペプチドに関する。
従来の技術 核酸の二重螺旋モデルの基本は、アデニンとウラシル(
或いはチミン)並びにグアニンとシトシンとの間で形成
される水素結合にあり、それら塩基対はまた上・下相互
にスタッキング(staking)することによって安
定化に寄与している。
これらの関係を維持しつつ結合しうるオリゴヌクレオチ
ド鎖を互いに“相捕的”であるというか、この関係は互
いに相手の鎖の塩基配列を分子認識する上で重要であり
、核酸の複製、転写など生化学的な意味のほか、各種疾
患の治療や特定配列遺伝子の診断への応用面で大きな可
能性を持ってい最近の知見によると、生体系において、
“アンチセンスRNA”と弥される低分子量RN Aが
特定遺伝子の発現を調節しているとされている[Gre
enら、 Ann、 Rev、 Biochem、、 
 55 、 569(1986)i。このRNAは相補
的関係によってDNAやRNAを認識し、これと結合す
ることによって翻訳、転写などを抑制する。もしアンチ
センスDNA配列を持つプラスミドなとを用いて動・植
物の細胞を形質転換できれば、これと相補的配列のセン
スDNAあるいはRNAを持つ外来病原体(ウィルス、
微生物)に対して恒久的な耐性を獲得することができる
と考えられている。植物においてこの考えを適用したも
のとして例えば、[ルブリゾル・ジェネティクス・イン
コーホレイテッド、特開昭62−285790号]が挙
げられるが、一般に異質遺伝子によって高等生物を形質
転換するには多くの困難が潜んでいる。またこれらの形
質は生体の生命サイクルの途上で排除され易いことが知
られている。もし安定な形質転換に成功しても常にアン
チセンスRN Aを生産し続けることによる生体の不均
衡による悪影響は無視できない。
そこで最も安全な方法として、適宜アンチセンスなオリ
ゴもしくはポリヌクレオチドを必要に応して生体に投与
するのが良いと思われる。
ところで、通常の核酸においてヌクレオチド間ホスホジ
エステル結合は負に荷電しており、これらが規則正しく
配列することによる多大な負電荷は、生体におけるポリ
ヌクレオチドの移動を阻げており、薬剤への応用を困難
にしている。それに加えてホスホジエステル結合は細胞
内各所に存在するヌクレアーゼ類によって容易に分解さ
れる。
これら諸問題を解決するために、ポリヌクレオチド類縁
体をバックボーンとして採用する試みが数多くなされて
きた。そのなかでも最らよく研究されているのは、メチ
ルホスホン酸ジエステル結合をバックボーンとするもの
である[0g1lvieら。
Tetrahedron Letters、21.41
49(1980):Ts ’oら、Biochem、、
18.5134(1979);Ts ’oら、  Pr
oc、  Natl、  Acad、 Sci、  U
SA、  78゜1537(1981):Ts’oら、
 J、 Biol、 Chea+、。
225、 9659(1980); Agarwal 
ら、 Null。
Ac1d、 Res、、  6. 3009(1979
): Engelsら、特開昭60−72899号]。
これらのヌクレオチドアナログは全く荷電していないの
で、細胞内への透過が容易である上に、ヌクレアーゼに
対し高い抵抗性を持っている。最近ではヒト免疫不全症
ウィルス(HIV)ゲノムの一部に相捕的なオリゴヌク
レオチドのチオリン酸アナログが該ウィルスの複製を抑
制し、実質的に細胞毒性を示さないという報告しMat
sukuraら、Proc、Natl、 Acad。
Sci、USA、84,7706(1987)]もある
しかし、これらメチルホスホン酸あるいはチオリン酸の
ホスホジエステル結合は正常なホスホジエステル結合と
は異なり、キラルな燐原子が存在するため、ホモキラル
なオリゴマー合成に先立って原料モノヌクレオチドアナ
ログをキラルに合成してお(か、比較的低分子量の時点
で光学分割しておかねばならない。かくしてホモキラル
なホスホジエステルバックボーン調製には多大の労力か
要求される[Millerら、  J、 Biol、 
CheIll、、255 。
9659(1980)コ。
一方、アキラル(achiral)なバックボーンから
成るポリマーは相補鎖との結合に際し、著しい効率の低
下をまねくので、このようなポリマーを医療目的で使用
した場合には有害な影響が予想され、診断用プローブと
して用いた場合には高いバックグラウンドならびに誤診
の原因となるので避けなければならない。
これらのポリマーに引続き、ントンンを含むカルバメー
ト結合によるオリゴマーがpoly(CG )やpol
y(dG e)と強固に結合することが示され[5ti
rckakら、 J、 Org、 Chem、、  5
2. 4202(1987)]、これとほぼ同時にチミ
ジンのカルバメート結合によるヘキサマーの合成か報告
された[Cou l ら、Tetrahedron  
Letters、  28 。
745(1987)]。しかし、カルバメート結合形成
時の中間体、活性炭酸エステルが極めて加水分解され易
いなどオリゴマー合成上困難が多く、実用化には結び付
かないと考えられる。
これとは別に、α−型グリコシド結合を持つDNAオリ
ゴマーアナログがヌクレアーゼ類に耐性であるといわれ
ている[Morvanら、 Natl、 Acad。
Res、、15.4241(1987)]が、原料の調
達に煩雑な操作を要する点でこれまた非現実性を拭えな
い。
以上のポリヌクレオチドアナログによるバックボーン以
外にも数々のバックボーンが考案されている。初期の例
として、ポリビニル系化合物を挙げることができるが、
この場合は塩基部分の配列を自由に設定することができ
ず、その配列は統計的分布に従わざるをえない。更に分
子全体が水に難溶となる点でも不都合であった。その後
、バックボーンをポリエチレンイミン誘導体とし、側鎖
のホモセリンを介して核酸塩基を結合させるという改良
ら行われた[Haradaら、 日米合同薬学大会要旨
集、LO3−Z−03,219頁(1987)]が、単
に水溶性への改善が見られただけであった。最近核酸塩
基の一定配列を実現するための方法として、ω−アミノ
脂肪酸あるいはω−アミノアルキルスルホン酸のアミド
、ヒドラジド結合をバックボーンとする方法が開示され
ている[Jamesら、特表昭62−502338号]
が、ポリマー自身極度に非イオン性であるために実用性
が疑わしい。
発明が解決しようとする課題 上記のように、アンチセンスなオリゴもしくはポリヌク
レオチドを医療目的、あるいは診断用プローブとして利
用する考えは既知であるものの、これまでにバックボー
ンとしての使用が予定されていたポリマーには実用上、
種々の課題が残されている。
課題を解決するための手段 本発明者らは、上記のような状況に鑑み、核酸塩基を配
列するためのバックボーンとなる新規なポリマーを開発
する目的で種々研究を重ねた結果、本発明を完成したも
のである。
すなわち、本発明は (1)  L(またはD)−ω−ヌクレオ−α−アミノ
酸とω−ヌクレオ−α−アミノ酸以外のL(またはD)
−α−アミノ酸とが交互に結合したペプチド、 (2)一般式(+) [式中、R,は同一または異なるL(またはD)−ω−
ヌクレオ−α−アミノ酸の側鎖を、R1はω−ヌクレオ
−α−アミノ酸以外の同一または異なるL(またはD)
−α−アミノ酸の側鎖を表わし、Qおよびnはそれぞれ
Oまたは1であり、mは1以上の整数である]で示され
るペプチド、および(3)構成ポリペプチド鎖の一ケ所
以上の部分が前項(2)のペプチドに相当するペプチド
鎖であるポリペプチドである。
本発明のペプチドを構成するα−アミノ酸のうち、L(
またはD)−ω−ヌクレオ−α−アミノ酸は、この名称
から明らかなように、ω位の炭素原子に核酸塩基を有す
るアミノ酸をいう。ここでいう核酸塩基とは、天然の核
酸を構成する塩基を色味し、たとえばアデニン、グアニ
ンあるいはヒポキサンチンなどのプリン塩基、もしくは
ウラシル。
チミンあるいはシトシンなどのピリミジン塩基があげら
れる。さらに、通常、塩基対を形成するに際してこれら
核酸塩基と同等に機能する核酸塩基類縁体(例、2−ア
ミノアデニン)も、本発明でいう核酸塩基の概念に含ま
れるものとする。この核酸塩基は、直鎖状または分岐状
の炭素数1〜5程度の炭化水素残基を介してα位の炭素
原子と結合する。この炭化水素残基は水酸基、アミノ基
、カルボキシル、アルコキシ基、チオール基あるいは酸
アミド基で置換されていてもよいが、通常は、単に1〜
5個のメチレン基を介して結合するものでよい。核酸塩
基はプリン塩基の場合はそのN1位をピリミジン塩基の
場合そのN9位を介して炭化水素残基に結合する。
L(またはD)−ω−ヌクレオ−α−アミノ酸は、次の
ような方法によって得られる。
ウラシルを核酸塩基として有するω−ヌクレオ−α−ア
ミノ酸としては、ウイラルデイン[Willardin
e、  1−ウラシル−L−アラニン。
Gmelin、 Z、、 Physiol、 Chem
、、316 、  I 64(+959)]があげられ
る。ウウラシルィンはウレイドアラニンをホルミル酢酸
エチルで閉環することによっても得られ[5hvach
kinら、 Zh、 0bsh。
Khim、、32.3448(1962)]、同様の方
法でシトルリン(cytorullin)を原料として
ウイラルデインよりもメチレン基が1個多いアミノ酸が
得られる。また、オルニチンのアミノ基をウレイドとし
たのち、上記の方法を適用することによってメチレン基
を3個有するアミノ酸を製造することらできる。一方、
ウラシルに1〜ブロム−2,2−ノエトキシエタンを反
応させ、これを加水分解してアルデヒド体としたのち、
シアノヒドリン合成によってDルーα−アミノ酸へと導
き[Lidakら、 Kh、 Getero、 5oe
d、  530(1971)]、これを]D−ルーに分
割して用いることができる。
D、L一体は、α−アミノ基をアセチル化したのち、β
−ラクタマーゼで立体特異的に脱アシル化すると、L体
が得られるので、この方法でD一体。
L一体にそれぞれ分割できる。
チミンを有するω−ヌクレオ−α−アミノ酸はチミンを
用いて上記のLidakらの方法を適用することによっ
て得られる。
シトシンを有するω−ヌクレオ−α−アミノ酸は、上記
のような方法で得られたω−ウラシニルーα−アミノ酸
のウラシル環を4位のシリルオキシ体等を経由してシト
ンン環へ変換する方法[Yorbruggen、^nn
、、 988(1975)lによって得られる。
一方、プリン塩基を有するアナログは上記Lidakの
方法をプリン塩基に応用した例[Lidakら、 Kh
、 Getero、 5oed、  529(1970
)コやブチロラクトンから合成されるα−ペンジルオキ
ノ力ルポニルアミノーγ−ブロム酪酸−t−ブチルエス
テルをプリン塩基と縮合させたのち、脱保護する方法[
Nol letら、 Tetrahedron、 25
 。
5971(1969)]を適用して得られるラセミ体を
光学分割することによって得られる。
グアニンを有するω−ヌクレオ−α−アミノ酸としては
、γ−(9−グアニル)−α−アミノ酪酸[No1le
tら、 Tetrahedron、 25 、5971
(1969)]を利用でき、さらにリジン、α、γ−ジ
アミノ酪酸、α、β−ジアミノプロピオン酸、オルニチ
ンなどを[5healyら、 J、 Med、 Che
i+、。
27、 1416(1984)]方法で2−アミノ−4
,6−ジクロルピリミジンと反応させ、ピリミジン環の
5位をジアゾ化経由でアミノ化し、オルト蟻酸エチルで
閉環して得られるグアニン誘導体も利用できる。
アデニンを有するω−ヌクレオ−α−アミノ酸としては
、ルピニン酸(Lupinic  acid)[Mac
leodら、 Chew、 Commun、  l 9
. 809(1975)]、あるいは上記の5heal
yらの方法を利用して得られる2−アミノアデニン誘導
体があげられる。
アデニン誘導体はそのN1−オキシド経由でグアニン誘
導体に変換でき[Uedaら、 Chem、 Phar
m。
Bull、 26. 2122’(1978)]、各種
α、ω−ジアミノカルボン酸と2−(エトキシメチレン
アミノ)マレオニトリルとの反応で得られるω−(5−
アミノ−4−シアノイミダゾール−1−イル)−α−ア
ミノ酸を経由して各種プリン誘導体に至る方法[Kam
aljahら、 J、 Chew、 Soc、、 Pe
rkin。
Trans、、  2728(1980)]も実用性が
高い。
一方、光学活性なα、ω−ジアミノカルボン酸を5−ア
ミノ−4,6−ジクロルピリミジンと反応させ、中間体
をオルト蟻酸エチルで閉環してα−アミノ−ω−(6−
クロル−9−プリニル)カルボン酸としたのち、アンモ
ノリシスして、ω−(9−アデニル)−α−アミノカル
ボン酸の光学活性体を得ることもできる[Porite
reら、 Kh、 Getero。
5oed、、   I  6 9 0(1982)コ。
本発明のペプチドを構成するもう一方のα−アミノ酸は
、ω−ヌクレオ−α−アミノ酸以外のL(またはD)−
α−アミノ酸であって、ω−ヌクレオ−α−アミノ酸間
を連結する機能を有するものであれば特に限定されない
。以下、このα−アミノ酸を単に「連結アミノ酸」と略
称することがある。
一般には、動植物・微生物などの天然に存在するタンパ
ク質構成アミノ酸もしくはその光学異性体が好ましく用
いられる。さらに、天然に存在する種々の非タンパクア
ミノ酸や、各種の合成α−アミノ酸を用いることもでき
る。
上記の微生物か生産する特殊なアミノ酸としては、例え
ばアザセリン、6−ジアシー5−オキソ−L−ノルロイ
シン、アリイン、アリシン、N′−オキシリノン、L−
2−アミノ−4−クロル−4=ベンテノン酸、アミクレ
ノマインン (AmiclenolIlycin)、各種不飽和α−
アミノ酸があげられる。
本発明のペプチドは、前述したようなL(またはD)−
ω−ヌクレオ−α−アミノ酸とω−ヌクレオ−α−アミ
ノ酸以外のL(またはD)−α−アミノ酸とを交互に結
合したペプチドである。
すなわち、本ペプチドにおいては核酸塩基の側鎖はジペ
プチド単位に出現するように構成され、この単位長さは
核酸のモノヌクレオチド単位の長さに相当する。従って
、本ペプチドの核酸塩基側鎖を、特定のDNAあるいは
RNAの塩基配列と相補的であるように配列させること
によって、その核酸と塩基対を成すことができる。ここ
で、核酸との塩基対としては、A−T、A−U、C−G
を基本とするが、2−アミノアデニン(2N Ht A
 )−Tや2−NH,A−UはA−TやA−Uよりも強
固な結合を作るとされている[KirnosらNatu
re、 270.369(1977)]ので、必要に応
じてこのような塩基対も選択できる。またヒポキサンチ
ンはC,AあるいはTと結合できるので[0hlsuk
aら、 J、 Biol、 Chem、、 260 。
2605  (1985)]、G、A、Tの代用として
使用できる。
本ペプチドにおける塩基配列の順序および分子の長さは
、上記で説明したように、目的とするDNAあるいはR
NAに対応して定めればよい。鎖長は、一般式(1)に
おいてmが50までの範囲のペプチド鎖が実用に供する
のに便利である。
本発明のペプチドは、その核酸塩基の配列を標的とする
RNAあるいはDNAと相補的であるように構成せしめ
る。たとえば、B型肝炎ウィルス(HBV)、非A非B
型肝炎ウィルス、ヒト免疫不全症ウィルス(HIV)、
成人性白血病ウィルス(HTLV−1)、インフルエン
ザウィルス群、単純ヘルペスウィルス群、水痘・帯状庖
疹ウィルス、淋菌、マラリア原虫、アフリカ・トリバノ
ゾーマ原虫などの遺伝子の任意の一部分と相補的である
一般的(1)のペプチドを得、上記ウィルス遺伝子の発
現を抑制するために、すなわち抗ウィルス剤として利用
が可能である。さらに、具体的な例示をすると、B型肝
炎(HBV)ゲノムのプラス鎖の5′末端近傍にある繰
り返し配列(DR−1)T T T T CA CCT
 CT G CCT  j、:対応する本発明のペプチ
ドは、HBVの発現を抑制し、抗HB V作用が期待で
きる。また、本発明のペプチドは鎌型赤血球症、ダウン
症候群、抗生物質耐性菌、肝炎などに対する診断薬(遺
伝子診断)としても使用可能である。
一方、本ペプチドにおける連結アミノ酸は、その基本的
機能はω−ヌクレオ−α−アミノ酸間を連結させること
であるが、一般式(【)でR8で表わされる側鎖の種類
によって、目的ペプチドに様々の化学的ならびに物理的
性質を付与できる。従って、本ペプチドを利用する目的
に応じて適宜に1種または2種以上を組合せて用いられ
る。
たとえばペプチドの鎖長が比較的短かい場合にはグリシ
ン(最も単純なペプチドを形成できる)、アラニン、バ
リン、ロイシン、イソロイシンなどが使用できる。一方
、鎖長が長くなると水溶性を増す必要があるため、セリ
ン、トレオニン、N″−オキシリジン、ホモセリンなど
側鎖に水酸基を有するものが適当である。ペプチド合成
後、蛍光標識したり、インターカーレータ−を結合させ
る場合にはシスティンやペニシラミンなどメルカプト基
を持つアミノ酸が有効である。芳香環や異項環を有する
トリプトファン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロ
シン、チロキシン、マラリア(Lathyrine)。
β−ピラゾール−1−イル−アラニンなどは核酸塩基対
とのスクッキングにより二本鎖の安定化に寄与できる。
側鎖に塩基性残基を結合しているリジン、δ−オキシリ
ジン、オルニチン、アルギニン。
α、γ−ノアミノ酪酸、長鎖α、ω−ジアミノカルボン
酸類、カナバニン(canavanine) 、カナリ
ン(canaline)は相手となる核酸の負電荷を打
ち消すことにより、二本鎖を安定にする効果を持つ。酸
性アミノ酸すなわち、アスパラギン酸、グルタミン酸、
γ−オキシグルタミン酸、γ−メチレングルタミン酸、
γ−メチルグルタミン酸などはペプチドに水溶性を付与
するほか、もしこれらのアミノ酸が規則正しく導入され
ておれば、カルボン酸の負電荷数がペプチドの鎖長を反
映することになるため、該ペプチドの精製や確認上有利
となる。
上記において、蛍光標識された本発明のペプチドはDN
Aプローブとして用いることができ、ポリペプチド形成
後(ポスト)に連結アミノ酸の側鎖に各種蛍光試薬を反
応させることによってポスト標識できる。蛍光剤として
は、ロダミン、フルオレッセイン、アクリジン、ダンシ
ル、クマリン誘導体が挙げられる。更にテトラメチルピ
ロリジン−1−オキシル誘導体などとしてスピンラベル
することもできる。
最近、ウサギβ−グロビンmRNAのアンチセンスオリ
ゴデオキシヌクレオチドにインター・ヌクレオチド燐酸
を介してアクリジン誘導体を連結したところ、これが強
力にウサギβ−グロビンの生合成を抑えることが報告さ
れており[CazenaveらNucl、 Ac1d、
 Res、 4717(1987)]、これはイインタ
ーカーレータンの効果であるとされている。この方法で
は、オリゴヌクレオチド合成の際にインターカーレーシ
ヨンを結合させなければならないという不便さがある。
本発明のオリゴヌクレオペプチドでは連結アミノ酸とし
て特定部位に、上記にあげたような塩基性アミノ酸を組
込んでおけば、随時ポスト修飾できる。ここでインター
カーレータ−にラジカル生成能を随伴させておけば、特
定配列DNA鎖切断用のヌクレアーゼとして機能させる
こともできるであろう。
連結アミノ酸の側鎖がアルキル化剤など架橋剤として機
能できる場合には、標的核酸とハイブリダイズしたのち
アルキル化によるクロスリンキンによって不可逆的結合
を達成できる[Bartlett ら。
J、 Mo1ec、 Biol、、l 22.  l 
45(1978)]。
この原理は医療上、制癌剤や抗自己免疫剤として応用で
きる。
本発明のペプチドにおいて標識、活性基あるいは架橋剤
の導入はすべて核酸塩基部以外で行われており、ハイブ
リダイゼーションにおける水素結合やスクッキングに何
ら支障を与えないことは注目すべきことである。
基本的に連結アミノ酸はω−ヌクレオ−α−アミノ酸と
交互にN末端側からあるいはC末端側から一定の塩基配
列を構成して結合しているが、ペプチド全域に跨ってそ
うである必要はなく、塩基対形成による標的核酸との結
合を阻げない程度であればこの原則から逸脱していても
よい。例えば連結アミノ酸が長く連続して通常のペプチ
ド鎖を形成してもよい。このような通常のペプチド鎖は
数ケ所にわたってポリペプチドの中に存在してもよいが
、ペプチド鎖のN末端あるいはC末端のいずれか一方、
あるいは両方に存在してもよい。このようなペプチド鎖
が生理活性ペプチドと同一のアミノ酸組成を成している
場合には、このペプチドに対する市販の抗体を用いて酵
素免疫アッセイ(EIA)の手法によりプローブ(オリ
ゴヌクレオペプチド)と核酸との結合を検出することが
可能である。また抗体さえ入手可能であれば、どのよう
なアミノ酸配列でもよく、本手法は極めて応用面が広い
本発明のペプチド分子全体として、各構成アミノ酸のα
位炭素に関するキラリティは統一されねばならないが、
一般にD型、L型共に容易に得られるので、不斉合成に
頼らざるをえない他のパブクボーンに比して有利である
本発明のペプチドはその末端アミノ基が保護されたペプ
チドを得て、これを保護基脱離反応に付すことによって
得られる。このアミノ基保護基としては、たとえばベン
ジルオキシカルボ゛ニル(Z)。
第三ブチルオキシカルボニル(Boc)、9−フルオレ
ニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)、第三アミル
オキシカルボニル、イソボルニルオキシカルボニル、ア
ダマンチルオキシカルボニル、クロル−またはニトロ−
置換ベンジルオキシカルボニル、0−フェニルチオ、ジ
フェニルホスフィノチオイルなどが挙げられる。
本発明のペプチドは、その構成する部分α−アミノ酸ま
たは部分ペプチドとその残部を構成しうる化合物をペプ
チド合成手段により縮合させることにより行なう。該ペ
プチド合成手段は、任意の公知の方法に従えばよく、例
えばM、 Bodansky及びL A、0ndett
i著、ペプチド・シンセシス(Pertide  5y
nthesis)、 Inter  5cience、
NewYork、  1966年; F、 M、 Fi
nn及びに、 Hofn+ann著ザ・プロテインズ(
The  Proteins)、第2巻。
It、 Nenrath、 R,L、旧 It編集、A
cademic PressInc、 New  Yo
rk、  1976年;泉屋信夫他著゛ペプチド合成”
丸善(株)1975年などに記載された方法、たとえば
アジド法、クロライド法、酸無水物法、混酸無水物法、
DCC法、活性エステル法、ウッドワード試薬Kを用い
る方法、カルボジイミダゾール法、酸化還元法、DCC
/HONB法などが挙げられる。場合によっては、NC
A法(N−カルボキシアンハイドライド;保護基を使用
せずにアミノ酸に対応する分子内環状カルボニル化合物
を使用する方法)を適用してもよい。
本縮合反応を行なう前に、それ自体公知の手段により原
料の縮合反応に関与しないカルボキシル基、アミノ基を
保護したり、また反応に関与するカルボキシル基、アミ
ノ基を活性化させてもよい。
さらに、原料の側鎖官能基も常法によって保護しておく
のが一般的である。原料のカルボキシル基は、たとえば
金属塩(例、ナトリウム、カリウム塩等)、t−アルキ
ルアミン塩(例、トリエチルアミン。
N−メチルモルホリン等)あるいはエステル(例、メチ
ル、エチル、ベンジル、p−ニトロベンジル、1−ブチ
ル、t−アミル等のエステル)の形で保護することもで
きる。原料の側鎖アミノ基の保護基としては、たとえば
ベンジルオキシカルボニル基1第三ブトキシカルボニル
基、イソボルニルオキシカルボニル基等が、ヒスチジン
のイミノ基の保護基としては、たとえばベンジル、トン
ル、2.4−ジニトロフェニル、t−ブチルオキシカル
ボニル、カルボベンゾキシ等があげられる。水酸基の保
護基としては、たとえばベンジル、t−ブチル等のエー
テル等が例示される。グアニジノ基の保護基としては、
ニトロ基、4−メトキシ−2,6−シメチルベンゼンス
ルフオニル基、ペンタメチルベンゼンスルフォニルL 
2,4.6−ドリメトキシベンゼンスルフオニル基、4
−メトキシ−2,3,5,6−チトラメチルベンゼンス
ルフオニル基などが例示される。一方、ω−ヌクレオ−
α−アミノ酸の核酸塩基のうち、アデニン、シトノンあ
るいはグアニンのアミノ基は上記ベンジルオキシカルボ
ニルあるいは、F mocなどのペプチド化学で繁用さ
れる基で保護されてもよいJllatkinsら、 J
、 Am。
Chew、Soc、、104.5702(19B2):
He1kkilaら、 Acta Ches、 5ca
nd、  B 37 。
263(1983)]L、核酸化学において繁用される
ベンゾイル、イソブチリルあるいはジメチルアミノメチ
レン基 [池原森男ら、 核酸有機化学。
化学同人コで保護されてもよい。
原料のカルボキシル基の活性化されたものとしては、た
とえば対応する酸無水物、アンド、活性エステル[アル
コール(例、ペンタクロロフェノール。
2.4.5−)リクロロフェノール、2.4−ノニトロ
フェノール、シアノメチルアルコール、p−ニトロフェ
ノール、N−ハイドロキシ−5−ノルボルネン−2,3
−ジカルボキシイミド、N−ハイドロキシサクシシイミ
ド。N−ハイドロキシフタルイミド、N−ハイドロキシ
ベンズトリアゾール)とのエステル]などがあげられる
。原料のアミノ基の活性化されたものとして、たとえば
対応するリン酸アミドがあげられる。
本縮合反応は溶媒の存在下に行うことかできる。
溶媒としては、ペプチド縮合反応に使用しうろことが知
られているものから適宜選択されうる。たとえば無水ま
たは含水のジメチルホルムアミド。
ジメチルスルホキサイド、ピリジン、クロロホルム。
ジオキサン、ジクロルメタン、テトラハイドロフランあ
るいはこれらの適宜の混合物などがあげられる。
反応温度は、ペプチド結合形成反応に使用されうろこと
が知られている範囲から適宜選択され、通常約−20°
C〜約30℃の範囲から適宜選択される。また本発明ペ
プチドの前駆物質(保護ペプチド)は同相合成法によっ
ても容易に製造することができる。
このようにして得られた保護されたペプチドを保護基脱
離反応に付す。該反応は、使用する保護基の種類によっ
て異なるが、いずれにしてもペプチド結合に影響を与え
ず一工程で全保護基が除かれることが工業的にa利であ
る。
脱離条件としては、例えば、パラジウム黒、パラジウム
炭素、白金等を触媒とする接触還元、トリフルオロ酢酸
、希塩酸、メタンスルホン酸による酸分解等であるが、
この他にも液体アンモニア中ナトリウムによる還元、あ
るいはトリフルオロメタンスルホン酸や、臭化水素酸の
氷酢酸溶液、弗化水素等による酸分解もあげられる。こ
れらの反応は一般に一20℃から40℃の適温で行われ
るが、酸分解においてはアニソール、フェノール、チオ
アニソールの如きカチオン補足剤の添加が有効であこの
様にして製造されたペプチドは反応終了後、ペプチドの
分離手段、たとえばイオン交換、ゲルろ過、順相あるい
は逆相シリカゲルクロマトグラフィー、向流分配、電気
泳動、再結晶などの組合わせが適用される。また精製に
関しては、必要に応じてペプチド鎖の末端に塩基性アミ
ノ酸あるいは酸性アミノ酸の連続領域を設けてイオン交
換的要素を誇張したり、連結アミノ酸として酸性アミノ
酸を均一的に使用することによって、ペプチド鎖の長を
反影させたイオン交換高速液体クロマトグラフィーの手
段で分離・精製を容易にすることも可能である。また連
結アミノ酸にセリンを均一的に使用した場合には、シク
ロデキストリンカラムのジオールカラムとしての性質を
利用してペプチド鎖の長さに応じた分離を行うことがで
きる。さらに、His−His配列によるキレート形成
能やシスティンのメルカプト基を利用して分離を容易に
ならしめる事も可能である。
本発明のペプチドは抗ウィルス剤、抗真菌剤として有用
であるのみならず、核酸の塩基配列のプローブとして有
利な性質を備えており、これらの各種用途に利用できる
。例えば、D型肝炎ウィルス遺伝子の塩基配列の一部に
対応する該ペプチドは慢性肝炎の治療薬として利用でき
、ヒト免疫不全症ウィルス遺伝子の一部に対応するもの
は抗エイズ剤としての使用可能性がある。またこれらの
病気の診断薬としても利用できる。さらに、核酸化学に
おける各種試薬としても有用である。
実施例 参考例1 α−アミノ−β−(6−アミノ−9−プリニル)プロピ
オン酸を熱水に溶かし、Cu CC13・Cu(0[I
)2・Ht Oを加えて約10分煮沸し、ろ液を放冷す
る。水冷上攪拌しながらN aHCO3と塩化ベンジル
オキシカルボニル(Z −CI)を加えたのち、2体を
沈澱として得ろ。沈澱をろ取し、冷水、エタノール、ア
セトン、次いでエーテルで洗い、水に@濁し、6N−H
CIを加え溶解したのち、H,Sを通す。析出するCu
Sを除き、水冷下層アンモニア水で中和し、析出するZ
一体を得る。
次いでこれをジオキサン−水(2:l)に溶かし、[M
oroderら、 Hoppe−3eyler s  
Z、 physiol。
Chew、、357.I 651(1976)コの方法
に従って苛性ソーダと(Boc)、Oを加え反応さけ、
結晶状のα−Boc体を得る。
紫外吸収スペクトル(λ   ): 267nm(エタ
laX ノール) 元素分析値: Ct + Ht −Oa N a (分
子量456.45として)計算値 C,55,25,H
,5,30,N、18.41実測値 C,55,72,
H,5,12,N、17.93参考例2 L−シトルリンをアルカリ溶液中でホルミル酢酸エチル
と反応させる[5hvachkinら、 Zh、 0b
sh。
Kh、1え、3448(1962)の方法に従うコとL
−α−アミノ−γ−(1−ウラシニル)酪酸が得られる
。 これを参考例1と同様にα−Boc化する。
元素分析値:C1sH+5OaN3C分子量313.3
1として)計算値 C,49,83,H,6,11,N
、13.41実験値 C,49,56,H,6,53,
N、13.07参考例3 α、γ−ジアミノ酪酸をIN  NaOH中で2−アミ
ノ−4,6−シクロルビリミジンと反応させ[S he
aly  ら、 J、 Med、 Chew、、  2
7.  l 416(1984)の方法に従う〕、Nγ
−(2−アミノ−6−クロル−4−ピリミジニル)アミ
ノ−α−アミノ酪酸を得る。次に酢酸緩衝液中0〜5°
Cで4−クロルベンゼン−ノアゾニウムクロリドを反応
させ、黄色沈澱としてジアソ体を得る。これを50%エ
タノールに@濁し、少量の酢酸と亜鉛末を加え窒素を通
気しながら煮沸する。不溶物をろ去し、ろ液を濃縮した
のら、エーテルで抽出する。
水層を中和し、放置すると2.5−ジアミノ体が晶出す
る。これをオルト蟻酸エチルに懸濁し、耐圧容器中15
0℃に加熱し、溶媒留去後エタノールで再結晶すると目
的物が得られる。
mp>300℃(分解) 紫外吸収スペクトル(λ   ): 254.277n
i+1lax 0.1N−HCI);  257. 269nm(0,
IN−Mail)元素分析値:C5H1203Na(分
子量252.23)計算値 C,42,85,1+、4
.80. !!、33.32実験値 C,42,64,
11,5,14,N、33.07参考例4 ウイラルディンを参考例1と同様に処理してα−Boc
体とする。
紫外吸収スペクトル(λ   ): 265nm18X O,lN−11CI)+ 265nm(pH7):26
4r+m(0,1N−NaOH)元素分析値:C1tH
−+0sN3(分子量299.28として)計算値 C
,48,16,H,5,73,N、14.04実験値 
C,47,83,H,5,99,N、13.78参考例
5 a−Boc−ウイラルディンを[Vorbruggen
ら。
Ann、988(1975)コの方法に準じてシトシン
誘導体とする。
紫外吸収スペクトル(λ   )+ 281nm1aX (0,IN −1(CI):272.5rv(pH7)
;274nm(0,1N −Na0H)元素分析値:C
,tH,、O,N、(分子量298.30として)計算
値 C,48,31; H,6,08; N、18.7
8実験値 C,47,09: II、6.41. N、
18.45実施例IL−Set−(L−ウイラルディン
)”L−5et−(L−ウイラルディン)−L−9et
−(L〜9−アデニル−アラニン)−L−3er−(L
−ウイラルディン)−L−Set−(L−9−アデニル
−アラニン)−Glyの合成 Pam樹脂に結合したBoc−グリシンをペプチド自動
合成機(^pp1ied  Biosystems、 
Model 430A)に装着し、Bocをトリフルオ
ロ酢酸で除去し、参考例1で得られたL−β−(6−Z
アミノ−9−プリニル)−α−Boc−プロピオン酸を
常法に従って無水物としたものを反応させる。次に脱B
oc処理し、Bzl−Boc−セリン無水物を縮合さ仕
、以下順次、所定の配列通り保護アミノ酸を連結する。
耐フツ化水素容器にペプチド樹脂を入れ、アニソールを
添加してフッ化水素を冷時加え、1時間放置し、フッ化
水素を減圧上除去する。
残留物を含DMF−水に溶かし、活性炭束(武田薬品製
、白鷺)に吸着させ、水洗後、50%ピリジン−水で溶
出する。溶出液から溶媒を留去し、Cl8−逆相シリカ
ゲルの高速液体クロマトグラフィー[溶媒・5%CI(
3ONを含む0.1Mトリエチルアミン−酢酸溶液およ
び40%CH3CNを含む0.1Mトリエチルアミン−
酢酸溶液の直線濃度勾配法コで分離精製し、目的物を主
成分として得る。
上記で得たペプチドを気相シークエンサー(^ppli
ed  Biosyste@s、 Model  47
0 A)にて分析し、各サイクルで得られるPTH−ア
ミノ酸を分取し、高速液体クロマトグラフィーにおいて
各分画のPTH−アミノ酸を分析した結果、L −5e
t−Wil −L −5et−Wtl −L −Set
 −Ala −L−3er−Wil−L−Ser−Al
a−Glyの配列に一致した。
1L−ウイラルディン m1ll 1.−α−アミノ−
β−(6−アミノ−9−プリニル)プロピオン酸のPT
H一体に一致。
発明の効果 本発明のペプチドにおける核酸塩基は、核酸の塩基と塩
基対の形成が可能であるように配列することによって、
抗ウィルス剤あるいは診断用のプローブあるいは核酸化
学における試薬として利用できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)L(またはD)−ω−ヌクレオ−α−アミノ酸と
    ω−ヌクレオ−α−アミノ酸以外のL(またはD)−α
    −アミノ酸とが交互に結合したペプチド。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_1は同一または異なるL(またはD)−ω
    −ヌクレオ−α−アミノ酸の側鎖を、R_2はω−ヌク
    レオ−α−アミノ酸以外の同一または異なるL(または
    D)−α−アミノ酸の側鎖を表わし、lおよびnはそれ
    ぞれ0または1であり、mは1以上の整数である]で示
    されるペプチド。
  3. (3)構成ポリペプチド鎖の一ケ所以上の部分が請求項
    (2)のペプチドに相当するペプチド鎖であるポリペプ
    チド。
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