JPH01226587A

JPH01226587A - バッグインボックスを使用したディスペンサ

Info

Publication number: JPH01226587A
Application number: JP63052572A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Takahashi; 豊高橋
Original assignee: Kirin Brewery Co Ltd
Current assignee: Kirin Brewery Co Ltd
Priority date: 1988-03-08
Filing date: 1988-03-08
Publication date: 1989-09-11
Anticipated expiration: 2012-09-24
Also published as: JP2656935B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はバッグインボックスを使用したディスペンサに
係り、特に飲料用シロップの収納用としてバッグインボ
ックスを使用したディスペンサに関する。

〔従来の技術〕

従来、ジュース、コーラ等の清涼飲料やコーヒー飲料等
の飲料供給機（ディスペンサ）の分野においては、飲料
用シロップの保管用として、通常、回収再使用可能なり
ターナプルタンクを使用しており、このリターナブルタ
ンクを使用したディスペンサシステムについて第６図を
参照して説明する。

ディスペンサ５１は飲料用シロップを充填しなリターナ
ブルタンクＴに接続され、このリターナブルタンクＴは
減圧弁を介して炭酸カスボンベ１０に接続されている。

そして、飲料は加圧炭酸ガスによりリターナブルタンク
Ｔよりディスペンサに加圧注出されるようになっている
。

しかしなから、上述のりターナプルタンクを使用した場
合には、リターナブルタンクの回収、再充填、タンク洗
滌殺菌等に経費及び手間を要するとともに、リターナブ
ルタンクは気密性及び高耐圧性を要するため金属製で高
価である。そのなめ、リターナブルタンクに代わって使
い捨てのバッグインボックス（Ｂａｇ　ｉｎ　Ｂｏｘ）
の適用が考えられている。バッグインボックスは折りた
たみ可能なプラスチック袋または容器を、外装用段ボー
ル箱の中に入れ、液体の輸送・保管に使用する形式の包
装をいい、従来のガラス場、タンク、ブリキ缶などに比
べ、軽くて丈夫で輸送・保管に便利でコストか安価であ
る等の多くの利点を有している。特に最近は、柔軟な単
体フィルムやラミネートフィルムを２枚以上重ねなり、
複合フィルムを使用することによって、耐圧性、耐薬品
性などに優れた製品が出始め液体食品をはじめ、工業薬
品など各種分野への適用か考えられている。

次に、バッグインボックスを使用した従来のディスペン
サシステムについて第７図を参照して説明する。

ディスペンサ５１は吸引ポンプＰを介して飲料用シロッ
プを充填したバッグインボックス２に接続され、吸引ポ
ンプＰは減圧弁を介して炭酸カスボンベ１０に接続され
ている。そして、炭酸ガスボンベ１０からの炭酸ガスに
より吸引ポンプＰは駆動されてバッグインボックス２か
ら飲料用シロップを吸引するようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、バッグインボックスを使用したディスペ
ンサの注出方式として上述のポンプを使用した吸引式の
注出方式は、バッグインボックスから吸引ポンプまでの
配管経路が負圧になるため接続部やバッグから外気を吸
い込み飲料用シロップが微生物汚染される可能性が高い
という吸引式特有の衛生管理上の大きな問題点がある。

また、吸引ポンプを使用しているため装置が高価となり
、しかもこの吸引ポンプ及び配管系統を定期的に洗滌殺
菌しなければならないという保守管理上の問題点もある
。

本発明は上述した事情に鑑み創案されたもので、その目
的とする処は、バッグインボックス内に収納された飲料
用シロップを加圧注出方式により注出することにより、
上述した従来のディスペンサが有する諸問題点を解消す
ることができるバッグインボックスを使用したディスペ
ンサを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上述したＢＭを解決するなめ本発明は、飲料用シロップ
を収納する収納袋体と流体を充填することにより上記収
納袋体を加圧する加圧袋体とを有したバッグインボック
スと、上記加圧袋体に加圧流体を供給するための加圧源
と、上記収納袋体に注出バルブを有したシロップ注出配
管を介して連通され収納袋体からの飲料用シロップを受
容して供給する飲料供給部とを備えたことを特徴とする
らのである。

〔作用〕

本発明は上記手段により、飲料用シロップを収納した収
納袋体に、加圧源より流体を供給して体積彫版した加圧
袋体を押しつけて収納袋体を加圧し、これにより収納袋
体から飲料用シロップを注出して飲料供給部に供給して
、ここから注出容器に供給することができる。そして、
上記収納袋体及び加圧袋体は別体の２袋体で形成するこ
とも、一体の二重構造の袋体で形成することも可能であ
る。

〔実施例〕

以下、本発明に係るバッグインボックスを使用したディ
スペンサの実施例を第１図乃至第４図を参照して説明す
る。

第１図はバッグインボックスを使用したディスペンサの
基本構成図を示し、同図において符号１はディスペンサ
であり、ディスペンサｌは飲料用シロップを収納した複
数のバッグインボックス２と、炭酸ガスボンベ１０と、
飲用水槽１１と、炭酸化器１２とを備えている。

上記バッグインボックス２は、耐圧容器３内に収納され
ており、耐圧容器３及びバッグインボックス２の断面図
が第２図に示されるようにバッグインボックス２は外装
用段ボールからなるボックス４とこのボックス４内に上
下に収納された２個のバッグ５．６とから構成されてお
り、各バッグ５は飲料用シロップを収納する収納袋体を
構成しその注出口５゜Ｕｌは第１図に示されるようにそ
れぞれ注出バルブＶ　　　を有したシロップ注出配置〜
５管７によってロート状の飲料供給部８の上部に導かれ、
各バッグ６は収納袋体を加圧するための加圧袋体を構成
しその加圧口６□、は第１図に示されるように供給バル
ブｖ６〜１ｏを有した炭酸ガス供給配管９によって加圧
源である炭酸ガスボンベ１０に接続されている。なお、
炭酸ガスボンベ１０内の炭酸ガスは減圧弁ｖ１１によっ
て減圧供給されるようになっている。

また、飲用水槽１１と炭酸化器１２は冷却槽１３内に設
置されており、この冷却＋ｆｆ１３内の冷　　−却媒体
（例えば水）は冷却［１３に隣接して設置された冷凍ｆ
ｉ１４により冷却されるようになっている。そして、飲
用水槽１１内の水及び炭酸化器１２内の炭酸水は冷却槽
１３内の冷却媒体により冷却されるようになっている。

上記炭酸化器１２は炭酸ガス供給配管９に接続されると
ともに水供給管１５に接続されており、この水供給管１
５はポンプ１６を介して水供給源を構成する飲用水Ｗ１
１１に接続されている。そして、炭酸化器１２内で製造
された炭酸水は、炭酸水注出バルブ■１２を有した炭酸
水注出配管１８によってロート状の飲料供給部８の上部
に導かれる。

一方、飲用水槽１１には水道１７より飲用水が補充され
るようになっており、この飲用水槽１１内の飲用水はポ
ンプ１６及び水供給管１５を介して飲用水注所バルブＶ
１３を有した飲用水注出配管１９によって同様にロート
状の飲料供給部８の上部に導かれる。上記ロート状の飲
料供給部８は混合部８ａと供給口８゜、Ｔとを有し、混
合部８ａにてバッグ５からの飲料用シロップと炭酸化器
１２からの炭酸水とを混合し−１又は、飲料用シロップ
相互を混合し、成るいは飲料用シロ；７プと飲用水槽１
１からの飲用水とを混合し、供給口８゜ｕＴからこの混
合飲料を容器に供給するようになっている。　　　゛・
　　　　。

次に、第３図を参照してバッグインボックスを使用″し
たディスペンサの全体構成を説明する。

ディスベン′す１は箱形のケーシング２０を有し、こ゛
のケーシング２０の中央部に飲料供給部８と容器載置部
２１とが設けられている。そして、ケ゛−シング２０の
前部には操作パネル２２′が形成され、この操作パネル
２２上に電源スィッチＳＷ１、選択スイッチＳ　Ｗ　２
等が配置されている。　”また、容器載置部２１の下方
にある前面′パネル２３の′裏側には冷凍機１４、冷却
槽１３及びポンプ１６がそれぞれ配置されている。

一方、ゲージング２０の両側にあるサイドパネル２４．
２５は、各々複数の゛バッグインボックス２を上下方向
に載置するバッグインボックス用棚を構成しており、こ
れらサイドパネル２４．２５はＴ番等により左右に開閉
可能となっており（仮想線で図示）、これによりバッグ
インボックス２の取替えが容易にできるようになってい
る。

次に、第３図に示す全体構成の変形例を第４図を参照し
て説明する。

ディスペンサ１は下部に箱形のケーシング３０を有し、
このケーシング３０上に容器載置部３１が設けられると
ともに支持フレーム３２が立設されている。そして゛、
支持フレーム３２には飲料供“給部８と操作〉マネル３
３とが設けられ、この操作パネル３３上に電源スィッチ
ＳＷ　、選択スイッチｓｗ　　等が配置されている。

また、ケージ′ング３０の前面パネル３４の裏側には複
数のバッグインボックス２が設置されるとともに（ゲー
ジング下段）、冷凍８１１４、冷却槽１３及びボン１１
６がそれぞれ設置されている（ゲージング上段）、そし
て、ゲージング３０の側部にあるサイドパネル３５はＴ
番等に上り開閉可能になっており、パンクインボックス
２をこの部分から引出して取替えるようになっている。

次に、前述のように構成されたバックインボックスを使
用したディスペンサの動作を第１図を参照して説明する
。

ディスペンサ１から炭酸飲料を供給するときには、所定
の選択スイッチＳＷ２を押し、炭酸カスボンベ１０から
加圧炭酸ガス（使用圧０．０２〜１０　ｋｇ／　ｃｌ　
）を炭酸カス供給配管９を介して加圧袋体を構成するバ
ング６に充填する。すると、バッグ６は次第に膨脹して
ゆきこれに住い収納袋体を構成するバック５が加圧され
てバッグ５から所定の飲料シロップか加圧注出されシロ
ップ注出配管７を介して飲料供給部８の混合部８ａに供
給される。一方、飲用水４’Ｗ１１からポンプ１６によ
って炭酸化器１２内に飲用水か供給されるとともに炭酸
ガスボンベ１０から炭酸カスが供給され、器内で炭酸水
が製造され、冷却された炭酸水は炭酸水注出配管１８を
介して飲料供給部８の混合部８ａに供給される。そして
、この混合部８ａにて前記飲料シロップと炭酸水とが後
混合（ポストミックス）され、炭酸飲料が供給口８ｏＵ
■から容器載置部２１上の注出容器４０に供給される。

この場合、各バッグインボックス２のバッグ５に異なっ
た種類の飲料用シロップを収納しておき、炭酸ガスボン
ベ１０から複数のバッグ６に炭酸ガスを充填してゆけば
、バッグ５から異種の飲料用シロップを同時に注出でき
、飲料供給部８においてこの異種の飲料用シロップを後
混合して注出容器４０に供給できる。

また、ディスペンサ１から無炭酸飲料を供給するときに
は、所定の選択スイッチＳ　Ｗ　２を押し、炭酸ガスボ
ンベ１０から加圧炭酸ガスを炭酸ガス供給配管９を介し
てバッグ６に充填すると、バッグ５から所定の飲料シロ
ップが加圧注出されシロップ注出配管７を介して飲料供
給部８に供給される。一方、飲料シロップを希釈する冷
却された飲用水は飲用水槽１１からポンプ１６、水供給
管１５及び飲用水注出配管１９を介して飲料供給部８に
供給され、飲料供給部８にてこの飲用水と前記飲料シロ
ップとか後混合されて無炭酸の希釈飲料が注出容器４０
に供給できる。

さらに、ディスペンサ１から１００％の飲料シロップを
供給するときには、所定の選択スイッチＳ　Ｗ　２を押
し、炭酸ガスボンベ１０から加圧炭酸カスを炭酸ガス供
給配管９を介してバッグ６に充填すると、バッグ５から
所定の飲料シロップが加圧注出され、飲料用シロップは
第１図の仮想線で示されるように冷却水槽１３内に配設
された冷却用配管３６によって冷却された後、飲料供給
部８に供給されて注出容器４０に注出される。

次に、第２図に示すバッグインボックスの別実施例を第
５図を参照して説明する。

第５図は、収納袋体及び加圧袋体を構成するバッグ４１
．４２を二重構造の袋体とし、内袋（バッグ４１）は収
納袋体を、外袋（バッグ４２）は加圧袋体をそれぞれ、
構成する変形例の断面図を示すものである。なお、第５
図においてはバッグのみを図示し、バッグ４１．４２を
収納するボックスは省略する。

上記バッグ４１は注出口４１　　を有し、バラＵＴグ４２は加圧口４２□ｉ有しており、注出口”ＯＵＴは
注出バルブを有したシロップ注出配管７によって飲料供
給部８の上部に導かれ、加圧口４２１Ｎは炭酸ガス供給
配管９によって加圧源である炭酸ガスボンベ１０に接続
されている。

次に、本実施例の二重横道の袋体からなるバッグインボ
ックスの注出工程について説明する。

炭酸ガスボンベ１０から加圧炭酸ガス（使用圧０．０２
〜Ｌｏｋｔ１０１１）を加圧袋体を構成するバッグ４２
に充填する。すると、外袋のバッグ４２は次第に膨脹し
ていきこれに伴ない収納袋体を構成する内袋のバッグ４
１は加圧されてバッグ４１から飲料シロップが加圧注出
され、飲料供給部８から飲料シロップが供給できる０本
実施例の２重構造の袋体によれば加圧力は収納袋体（バ
ッグ４１）の全面に作用することとなり注出効率（残留
液の減少）は極めて良好となる。内袋を収納袋体、外袋
を加圧袋体としたが、内袋を加圧袋体、外袋を収納袋体
とすることもできる。

〔発明の効果〕

以上、実施例の説明から明らかなように本発明のディス
ペンサによれば、バッグインボックスの収納袋体内の飲
料シロップを注出するのに加圧注出方式を採用できるた
め、外気を吸引することにより飲料シロップを微生物汚
染する恐れが全くなく衛生管理上大きな効果を°奏する
。

また、本発明のディスペンサによれば、簡単な構造の飲
料供給装置とすることができ、装置コストの低減及び保
守管理上の簡便化を達成できる。

さらに、本発明のディスペンサによれば、炭酸飲料、無
炭酸飲料、更には複数種の飲料シロップを混合した混合
飲料等を選択供給できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るバッグインボックスを使用したデ
ィスペンサの基本構成を示す図、第２図は同バッグイン
ボックスを使用したディスペンサのバッグインボックス
の断面図、第３図は同バッグインボックスを使用したデ
ィスペンサの全体構成を示す斜視図、第４図は第３図に
示すバラグイ　　　−ンボックスを使用したディスペン
サの変形例を示す斜視図、第５図はバッグインボックス
の別実施例を示す断面図、第６図及び第７図は従来のデ
ィスペンサシステムの概略図である。１・・・ディスペンサ、２・・・バッグインボックス、
３・・・耐圧容器、４・・・ボックス、５．６・・・バ
ッグ、７・・・シロップ注出配管、８・・・飲料供給部
、９・・・炭酸ガス供給配管、１０・・・炭酸ガスボン
ベ、１１・・・飲用水槽、１２・・・炭酸化器、１３・
・・冷却槽、１４・・・冷凍機、１５・・・水供給管、
１６・・・ポンプ、１８・・・炭酸水注出配管、１９・
・・飲用水注出配管。出願人代理人　　石　　川　　泰　　男第　　２　　図 ′ｉ　　　第　４　図

Claims

【特許請求の範囲】１、飲料用シロップを収納する収納袋体と流体を充填す
ることにより上記収納袋体を加圧する加圧袋体とを有し
たバッグインボックスと、上記加圧袋体に加圧流体を供
給するための加圧源と、上記収納袋体に注出バルブを有
したシロップ注出配管を介して連通され収納袋体からの
飲料用シロップを受容して供給する飲料供給部とを備え
たことを特徴とするバッグインボックスを使用したディ
スペンサ。２、上記加圧源を構成する炭酸ガスボンベと、この炭酸
ガスボンベからの炭酸ガスと水供給源からの水を受容し
て炭酸水を製造する炭酸化器と、この炭酸水を冷却する
冷凍機とを備え、上記炭酸化器からの炭酸水と上記収納
袋体からの飲料用シロップとを上記飲料供給部にて後混
合することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のバ
ッグインボックスを使用したディスペンサ。