JPH01226553A - セルフドレイン容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、新規なセルフドレイン容器（ｓｅｌｆ−ｄｒ
ａｉｎｉｎｇ　ｃｏｎｔａｉｎｅｒｓ）に関するもので
ある・〔発明の背景〕 セルフ−ドレイン容器は当業界で公知である。

この種の容器は、その使用時に排出用スバウトの外側に
流出またはしたたり落ちた内容物を、容器の中に戻す手
段を有する。

従来のセルフドレイン容器は、たとえば米国特許第４，
５５０，８６２号および第４，６４０，８５５号明細書
に記載されている。

従来のセルフドレイン容器の大なる欠点の１つは、該容
器が多数の部材からなる複雑な構成のものであることで
ある。さらに、従来のセルフドレイン容器の多くは、セ
ルフドレイン機能の付与のために中間組立工程または後
期組立工程を必要とするものであった。

〔発明の構成〕

本発明のセルフドレイン容器は、一体化された単純なユ
ニットから構成され、容器の閉鎖のためのキャップまた
は閉鎖具の取付以外は、“複数の部材の形成およびその
組立”という複雑な工程は全く存在しない。

本発明の容器では、本体部からのびた形で一体的に形成
された排出部（ｄｉｓｐｅｎｓｉｎｇ　ｐｏｒｔｉｏｎ
）が存在し、これが該本体部と連通している。排出部は
、本体部の開口の周囲にのびた壁部（つば部ともいう）
を有する。この壁部に包囲された内側の場所に、一体的
に形成された排出用スバウトが存在する。排出用スバウ
トの上端部は、壁部の最上部よりも上方の位置までのび
ている。壁部と排出用スバウトの間の区域にウェブ部が
存在する。このスバウトの外面、ウェブ部および壁部に
よって画定された溝部が存在し、容器が反転されたとき
に（すなわち倒立状態にされたときに）流体が本体部か
ら流出して溝部に入る。この溝部の底部またはその近く
にドレイン口を設け、容器が直立状態の時に、溝部の流
体がドレイン口を通じて容器の本体部の中に戻ることが
できるようにする。

−層明確に述べると、本発明は、本体部の末端に開口を
有し、この開口を通じて内容物が排出でき； 本体部から延長された位置に、一体的に形成された排出
部を有し、排出部は本体部と連通しており、かつ、壁部
、排出用スバウト、ウェブ部およびドレイン口を備え； 前記の壁部は、前記本体部の開口の周りに環状にのびて
おり； 前記の排出用スバウトは前記の壁部の内側に位置して該
壁部に包囲されており、この排出用スバウトの上端部は
該壁部の最上部を超えた上方の位置までのびており； 前記のウェブ部は、前記の排出用スバウトを前記壁部に
、前記壁部の最上部より下の位置で連結させる部材であ
って、該ウェブ部は前記壁部および前記の排出用スバウ
トと共働して溝部を画定し、容器を倒立させたときに供
給用スバウトを経て流出した流体は、容器が直立位置に
あるときに溝部に流入し得るが、容器がその流体流出位
置の方に向かって部分的に反転せしめられた場合には、
前記の排出用スバウトの周りで少なくともハーフウェイ
までのびている前記のウェブ部が、前記溝部への流体の
流動を阻止し； 前記のドレイン口は前記溝部に近接して存在し、容器が
直立位置にあるときに、前記溝部に存在する流体がこの
ドレイン口を通って容器の本体部に再び戻ることができ
るように構成されたことを特徴とするプラスチック容器
に関するものである。

〔好ましい具体例の記述〕

添付図面において、本発明に係るセルフドレイン容器は
参照番号（１０）で示されている０図面に記載のセルフ
ドレイン容器（ｌＯ）は、液を入れるプラスチック容器
であるが、本発明の範囲内で別種の容器も製造でき、す
なわち他種の材料から容器を作りそして液、粉末または
粒状物を入れることができる。

セルフドレイン容器（１０）の本体部（！　１）の末端
に開口（１２）があり、ここを通じて容器（１０）の内
容物が排出できる。

一体的に形成された排出部（ｄｉｓｐｅｎｓｉｎｇ　ｐ
ｏｒｔ−ｉｏ口）（１４）は、本体部（１１）からのび
ている部分であって、本体部（１１）と連通している。

排出部（１４）は環状の壁部（１５）を有し、壁部（１
５）は開口（１２）の周りに環状にのびている。壁部（
１５）の内側に、排出用スバウト（１６）が配置され、
これは壁部（１５）によって包囲されている。排出用ス
バウト（１６）の上端部（１７）は、壁部（１５）の最
上部（１８）を超えた上方の区域にまでのびている。

壁部（１５）の上端部（１８）より下の場所と排出用ス
バウト（１６）との間に、それらの連結する部材である
ウェブ部（２０）が配置される。

ウェブ部（２０）は、壁部（１５）と排出用スバウト（
１６）とを連結する部材であり、そしてウェブ部（２０
）は、壁部（１５）および排出用スパウ）（１６）と共
働し、溝部（２１）を画定する。容器（ｌＯ）を逆さに
して液を流出させた後に容器（１０，）を直立状態にし
たときには、流体は排出用スパウ）（１６）の外面から
溝部（２１）へと流れる。ウェブ部（２０）は排出用ス
バウト（１６）の周囲で、少な（ともそのハーフウェイ
までのびていて、容器をその流出位置の方に部分的に倒
したときに（すなわち、少し倒したときに）、液が溝部
（２１）に流入するのを防止できるようになっている。

溝部（２１）の近傍にドレイン口（２３）を設ける。溝
部（２１）に入った流体は、容器（１０）をその流出時
の位置から直立位置に戻した後に、ドレイン口（２３）
を通じて容器（ｌＯ）の本体部（１１）に戻すことがで
きる。第１図−第３図に記載の具体例では、ドレイン口
（２３）は、排出用スバウト（１６）およびウェブ部（
２０）の両者で画定される。しかしながら別の具体例で
は、溝部（２１）はステップ部を１つだけ有する連続体
として形成でき、ドレイン口は単に排出用スバウトのみ
で画定される（図示せず）。

本発明のさらに別の具体例を第４図に示す。この具体例
では、ドレイン口（２６）はウェブ（２０°）を貫く円
形孔（２６）である。第３図および第４図に記載の両方
の具体例において、ドレイン口（２３）やドレイン口（
２６）は、排出用スバウト（１６）または（１６’）の
上端部（１７）の反対側の位置に存在する。

円形の壁部（１５）の内面にねじ山（２７）を形成させ
る。同様に、第４図の具体例では壁部（１５’）の内面
にねじ山（２７″）を形成させる。

第１図に記載の如く、閉鎖具またはキャップ（３０）は
、頂部（３１）と、そこから下方にのびた側壁部（３２
）を有するものである。側壁部（３２）から外方に半径
方向にのびた密閉リング（３３）が存在し、リング（３
３）の下方には、下方にのびた円筒状スカート部（３４
）が存在する。スカート部（３４）の外面に雄ねじのね
じ山（３５）を形成させる。ねじ山（３５）は、容器（
ｌＯ）の壁部（１５）の内面に形成されたねじ山（２７
）と係合するようにする。

容易に理解されるように、本発明の別の具体例では、壁
部の外面にねし山を形成させ、このねじ山を、キャップ
の内側に形成されたねじ山と係合するようにすることも
勿論可能である。

第１図にはキャップ（３０）を外したときの容器（１０
）状態が記載されており、第２図には、容器（ｌＯ）の
所定の位置にキャップ（３０）を取付けたときの状態が
示されている。第２図に示すような閉鎖状態のときには
、キャップ（３０）の密閉リング（３３）が容器（１０
）の壁部（１５）の最上部（１８）と係合し、容器（１
０）を適切に密閉状態に保つ。

本発明のセルフドレイン容器（１０）はＢＣ−３−成形
機として知られている第５図記載の吹込成形機を用いて
通常の成形サイクル（ｎｏｒｍａｌｃｙｃｌｅ）の範囲
内で成形操作を行うことによって製造できる。この型の
機械を用いた場合には、所望のセルフドレイン容器の最
終仕上のために、後成形操作を行うことは全く不必要で
ある。第５図には、ＢＣ−３−成形機の一部が参照番号
（４０）で示されている。ＢＣ−３−成形機の詳細は・
米国特許第２，８０４，６５４号明細書（発明者　ジャ
ーマン）に記載されている。この型の吹込成形は、射出
−押出−吹込成形であることを特徴とするものであって
、この操作は現在、本出願人および他の者によって、Ｂ
Ｃ−３−成形機を用いて行われている。

ＢＣ−３−成形機を用いる成形方法では、最初に射出成
形用の型を用いて容器（１０）の上部の首部、すなわち
出口部（ｆｉｎｉｓｈ）を射出成形によって作る。この
射出成形操作の完了後に、射出成形用ダイのオリフィス
から射出成形用金型を解放し、一方、加熱されて可塑さ
れた管状体をその全長にわたってダイのヘッドから押出
す操作を行う。

この管状体を前記の射出成形物に接続させ、管状体が押
出されるにつれて管状体が上方に引張られるよりにする
。管状体が適当な長さに押出された後に、管状体の周囲
を吹込成形用金型の２つの半体部で包囲して閉鎖し、射
出成形装置を通じて空気を供給し、閉鎖金型の中の管状
体をふくらませて成形容器（１０）の“残りの部分”の
成形を行う。この種の成形方法は米国特許第２，８０４
，６５４号明細書に記載されている。

第５図に記載の押出用ダイ　（４０）はブッシング（４
１）およびマンドレル（４２）を有し、これらは共働し
てオリフィス（４３）を画定する。″加熱されて可塑化
された材料は、オリフィス（４３）を通じて押出される
。第５図にはまた可動ネックリング部材（５１）が示さ
れているが、これは取付具（図示せず）に取付けられて
いて、射出成形工程の実施時には下降してオリフィス（
４３）と係合し、押出工程の実施時には、オリフィス（
４３）から来た管状体を上方に引上げる操作を行うもの
である。ネックリング部材（５１）は２つのネックリン
グ半休部（５２ａ）および（５２ｂ）を有し、この半休
部は容易に開放、閉鎖でき、内壁部（５３）を有し、こ
の内壁部（５３）に成形材料が押付けられ、これによっ
て、容器（１０）の環状の壁部の外面が形成される。

コアピン（５４）は長手方向にのびた通路を存する。吹
込成形用金型に前記押出成形後の管状体を入れた後に、
コアピン（５４）中の通路を経て加圧空気を管状体中に
吹込み、これによって管状体を吹込成形用金型の中でふ
くらませることによって、成形容器（１０）の本体部が
形成できる。コアピン（５４）は、容器（１０）のスバ
ウト（１６）の内面を形成する。

コアピン（５４）をスリーブ（６０）が包囲し、しかし
てスリーブ（６０）は、容器（ｌＯ）のスパウＩ−（１
６）の上端部（１７）および外面の形成に適した形状の
凹部（６１）を有する。

スリーブ（６０）の下方の外側の部分は、容器（１０）
の環状の壁部（１５）の内面を形成し、ねじ山の形の凹
部（６２）は、容器（１０）のねじ山（２“７）を形成
する。スリーブ（６０）の下端部（６３）はアングル結
合され（ａｎｇｌｅｄ）、したがって、射出成形段階の
間は、これはマンドレルの主要部から離れた位置に存在
し、その周辺部の周りの主要部が共働してウェブ部（２
ｏ）を形成しく第５図の左側参照）いただしスリーブ（
６ｏ）の下端部（６３）は、マンドレルの小部分とは接
触してドレイン口（２３）を形成する（第５図の右側参
照）、シたがって後成形操作は不必要である。

同様に、第６図に示されるように、ＢＣ−３−成形機に
は、スリーブ（６０）の下端部にピン（６４）が配置で
き、このピン（６４）によってセルフドレイン容器（１
０’）にドレイン口（２６）（第４図）が形成できる。

また、セルフドレイン容器（１０’）もＢＣ−３−成形
機によって製造でき、この場合にも、容器の仕上のため
の後成形操作は全く不必要である。

本明細書には、本発明のセルフドレイン容器の若干の好
ましい具体例について詳細に記載されているが、本発明
の容器の種々の構成要件は、請求項に記載の本発明の範
囲から逸脱することなく種々多様の態様変化が可能であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の容器、およびその上部に取付けられ
る容器用キャップを示す斜視図である。 第２図は、キャップを所定の位置に取付けた容器の上部
の一部を示す一部切開斜視図である。 第３図は、第１図記載の容器の上部を示す拡大斜視図で
ある。 第４図は、本発明の別の具体例に従って製造された容器
の一部の斜視図である。 第５図は、本発明の容器の製造のために使用される成形
機の一例を示す一部断面正面図である。 第６図は、第４図に記載の容器の製造のために使用され
る成形機の一部の断面図である。 １０・・−容器；　　　　１１−・・本体部；１２・−
・−開口；　　　　１４−・排出部；１５・−壁部；　
　　　１６−・排出用スバウト；２０・−ウェブ部；　
　２１〜・・溝部；２３・−ドレイン口：　２６・・・
ドレイソロ；２フーーーーーねε山；　　　３０・・−
キャップ；３２・−・側壁部；　　　３３・−・密閉リ
ング；３４−・・スカート部；　４ｏ−・押出用のダイ
；４１−・−ブッシング；４２−マンドレル；４３・・
・オリフィス；　５１・−ネックリング部材；５２ａお
よび５２ｂ−・−ネックリングの半休部；５３・・・内
壁部；　　　５４・・−コアピン；６０−・−スリーブ
；　　６１・−凹部。 代理人の氏名　　　川原１）−穂 ＦＩＧ、　３ ＦＩＧ、　４

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体部の末端に開口を有し、この開口を通じて内
   容物が排出でき； 本体部から延長された位置に、一体的に形成された排出
   部を有し、排出部は本体部と連通しており、かつ、壁部
   、排出用スバウト、ウェブ部およびドレイン口を備え； 前記の壁部は、前記本体部の開口の周りに環状にのびて
   おり； 前記の排出用スバウトは前記の壁部の内側に位置して該
   壁部に包囲されており、この排出用スバウトの上端部は
   該壁部の最上部を超えた上方の位置までのびており； 前記のウェブ部は、前記の排出用スバウトを前記壁部に
   、前記壁部の最上部より下の位置で連結させる部材であ
   つて、該ウェブ部は前記壁部および前記の排出用スバウ
   トと共働して溝部を画定し、容器を倒立させたときに供
   給用スバウトを経て流出した流体は、容器が直立位置に
   あるときに溝部に流入し得るが、容器がその流体流出位
   置の方に向かつて部分的に反転せしめられた場合には、
   前記の排出用スバウトの周りで少なくともハーフウェイ
   までのびている前記のウェブ部が、前記溝部への流体の
   流動を阻止し； 前記のドレイン口は前記溝部に近接して存在し、容器が
   直立位置にあるときに、前記溝部に存在する流体がこの
   ドレイン口を通つて容器の本体部に再び戻ることができ
   るように構成されたことを特徴とするプラスチック容器
   。
2. （２）ドレイン口が、排出用スバウトの上端部の反対側
   の位置に存在する、請求項１に記載のプラスチック容器
   。
3. （３）排出用スバウトを包囲するように前記の壁部に受
   けとめられるように構成されたキャップを備えた請求項
   ２に記載のプラスチック容器。
4. （４）前記の壁部は内面を有し、この内面上に画定され
   た第１のねじ山が存在し、キャップに第２のねじ山が存
   在し、第２のねじ山は、容器の前記壁部の第１のねじ山
   に係合し得るものである請求項３に記載のプラスチック
   容器。
5. （５）キャップが従属スカート部を有し、この従属スカ
   ート部の外面に前記の第２のねじ山が画定された請求項
   ４に記載のプラスチック容器。
6. （６）キャップが頂部および側壁部を有し、この側壁部
   から半径方向に外方にリング部材がのびており、容器が
   閉鎖位置にあるときにリング部材が容器の壁部に係合す
   るように構成された請求項４に記載のプラスチック容器
   。
7. （７）本体部の末端に開口を有し、この開口を通じて内
   容物が排出でき； 本体部から延長された位置に、一体的に形成された排出
   部を有し、排出部は本体部と連通しており、かつ、壁部
   、排出用スバウト、ウェブ部およびドレイン口を備え； 前記の壁部は、前記本体部の開口の周りに環状にのびて
   おり； 前記の排出用スバウトは前記の壁部の内側に位置して該
   壁部に包囲されており、この排出用スバウトの上端部は
   該壁部の最上部を超えた上方の位置までのびており； 前記のウェブ部は、前記の排出用スバウトを前記壁部に
   、前記壁部の最上部より下の位置で連結させる部材であ
   つて、該ウェブ部は前記壁部および前記の排出用スバウ
   トと共働して溝部を画定し、容器を倒立させたときに供
   給用スバウトを経て流出した流体は、容器が直立位置に
   あるときに溝部に流入し得るが、容器がその流体流出位
   置の方に向かつて部分的に反転せしめられた場合には、
   前記の排出用スバウトの周りで少なくともハーフウェイ
   までのびている前記のウェブ部が、前記溝部への流体の
   流動を阻止し； 前記のドレイン口は前記溝部に近接して存在し、容器が
   直立位置にあるときに、前記溝部に存在する流体がこの
   ドレイン口を通つて容器の本体部に再び戻ることができ
   ； この容器は、その本体部以外のすべての部分が射出成形
   によつて形成され、其後に本体部が吹込成形によつて形
   成されたものであることを特徴とする、プラスチック容
   器。
8. （８）射出成形工程の後に成長さの管状体が射出成形部
   と一体的に形成され、この管状体が其後に吹込成形操作
   によつて容器の本体部に成形される請求項７に記載のセ
   ルフドレイン容器。