JPH01226049A - ディスク・ボリュームのガベージ方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディスク・ボリュームのガベージ方式に関し、
特にコンピュータ・システムにおけるディスク・ボリュ
ームのガベージ方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のディスク・ボリュームのガベージ方式は
、ディスク・ボリュームの容量が溢れた時点（ディスク
・ボリューム上のファイル空間の使用量がディスク・ボ
リュームの容量を越えた時点）で何らかの手段を用いて
そのディスク・ボリュームのＶＴＯＣ（Ｖｏ　ｌ　ｕｍ
ｅ　　Ｔａ　ｂ　ｌ　ｅＯｆ　　Ｃｏｎｔｅｎｔｓ）を
参照し、このＶＴＯＣの参照に基づきディスク・ボリュ
ーム上の不要なファイルを１つ１つ削除したり上述のＶ
ＴＯＣの参照に基づきディスク・ボリューム上の分割型
順編成ファイルや索引型順編成ファイル（これらのファ
イルは更新の繰返しにより無効ファイル空間が生じやす
い）の無効ファイル空間（不要な情報を有するファイル
空間）を１つ１つ圧縮したりして、ガベージ（ディスク
・ボリューム上の無効ファイル空間の解放）を人手で行
っていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のディスク・ボリュームのガベージ方式で
は、ディスク・ボリュームの容量が溢れた時点で人手に
よりガベージが行われているので、ガベージ処理に長時
間を要し、ディスク・ボリュームの容量が溢れた時点に
よってはそのディスク・ボリュームを有するコンピュー
タ・システムを使用してそのディスク・ボリュームのガ
ベージを行うことが困難になる（そのコンピュータ・シ
ステムの資源が他の用途に使用されておりガベージのた
めに確保できない事態等が生じる。この事態は、ディス
ク・ボリュームの容量が溢れる以前にそのディスク・ボ
リュームに係る資源を使用して予防的にガベージを行う
ことにより防ぐことができる）という欠点がある。

本発明の目的は、上述の点に鑑み、ガベージ処理を自動
化し、ガベージ処理の処理時間を短縮でき、ガベージ処
理を予防的に確実に行うことができるディスク・ボリュ
ームのガベージ方式を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のディスク・ボリュームのガベージ方式は、監視
ボリュームの溢れ監視を開始するために監視ボリューム
の監視関連情報を利用者から取得し記憶域に設定する監
視設定手段と、この監視設定手段により開始された監視
ボリュームの溢れ監視を解除するために監視ボリューム
の監視関連情報を記憶域から削除する監視解除手段と、
一定時間毎に監視ポリニーム上のファイル空間の使用量
をチェックする容量チェック手段と、この容量チェック
手段によるチェックに基づき監視ポリニームにおいてガ
ベージが必要であるか否かを判定しガベージが必要な場
合には監視ボリューム上の分割型順編成ファイルをサー
チし当該分割型順編成ファイルとワークボリューム上の
コピー用ファイルとの間のコピー処理により当該分割型
順編成ファイルの無効ファイル空間を解放するガベージ
手段とを有する。

〔作用〕

本発明のディスク・ボリュームのガベージ方式では、監
視設定手段が監視ボリュームの溢れ監視を開始するため
に監視ボリュームの監視関連情報を利用者から取得し記
憶域に設定し、監視解除手段が監視設定手段により開始
された監視ボリュームの溢れ監視を解除するために監視
ボリュームの監視関連情報を記憶域から削除し、容量チ
ェック手段が一定時間毎に監視ポリニーム上のファイル
空間の使用量をチェックし、ガベージ手段が容量チェッ
ク手段によるチェックに基づき監視ボリュームにおいて
ガベージが必要であるか否かを判定しガベージが必要な
場合には監視ボリューム上の分割型順編成ファイルをサ
ーチし当該分割型順編成ファイルとワークボリューム上
のコピー用ファイルとの間のコピー処理により当該分割
型順編成ファイルの無効ファイル空間を解放する。

（実施例〕 次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は、本発明のディスク・ボリュームのガベージ方
式の一実施例の構成を示すブロック図である０本実施例
のディスク・ボリュームのガベージ方式は、入力装置１
と、出力装置２と、監視設定手段３と、監視解除手段４
と、容量チェック手段５と、ガベージ手段６と、記憶域
７と、ＶＴＯＣ８と、ディレクトリ９とを含んで構成さ
れている。

記憶域７は、本実施例のディスク・ボリュームノカヘー
ジ方式を有するコンピュータ・システムの主記憶装置（
図示せず）の一部が使用され、チェック間隔、ガベージ
要使用率、監視ボリューム名およびワークポリニーム名
を有する監視関連情報を記憶している。

ＶＴＯＣ８は、Ｏ３（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ　　Ｓｙｓｔ
ｅｍ、図示せず）によるディスク・ボリューム上のファ
イルの管理のために作成されるもので、ファイル名９．
ファイル全体のプロンク数、ｌブロックのレコード数、
ファイル編成およびデイレクトリポインタを含むＶＴＯ
Ｃ情報をファイル毎に有している。

ディレクトリ９は、ＶＴＯＣ８と同様にＯ８によるディ
スク・ボリューム上のファイルの管理のために作成され
るもので、メンバ数ならびにメンバ毎のメンバ先頭レコ
ードおよびメンバ最終レコード等を含むディレクトリ情
報をファイル毎に有している。

第２図を参照すると、監視設定手段３の処理は、記憶域
確保ステップ１１と、監視関連情報記憶域設定ステップ
１２と、タイマ設定ステップ１３とからなる。

第３図を参照すると、監視解除手段４の処理は、タイマ
キャンセルステップ１４と、記憶域解放ステップ１５と
からなる。

第４図を参照すると、容量チェック手段５の処理は、監
視ボリュームＶＴＯＣ取得ステップ１６と、監視ボリュ
ーム使用量使用率計算ステップ１７と、使用率判定ステ
ップ１８と、ガベージ手段起動ステップ１９と、タイマ
再設定ステップ２０とからなる。

第５図を参照すると、ガベージ手段６の処理は、ファイ
ル編成判定ステップ２１と、ファーイル有効ブロック数
計算ステップ２２と、ワークボリューム上ファイル確保
ステップ２３と、ファイルコピーステップ２４と、監視
ボリューム上ファイル消去ステップ２５と、監視ボリュ
ーム上ファイル確保ステップ２６と、ファイル再コピー
ステップ２７と、ワークボリューム上ファイル消去ステ
ップ２８とからなる。

次に、このように構成された本実施例のディスク・ボリ
ュームのガベージ方式の動作について説明する。

ディスク・ボリュームの溢れ監視（ディスク・ボリュー
ムの容量が溢れる前にガベージを行うための監視）を行
いガベージを自動的に行うために（上述の溢れ監視およ
びガベージの対象となるディスク・ボリュームを監視ポ
リニームという）、まず利用者は入力装置１から監視設
定手段３に起動の指示を与える。

監視設定手段３は、入力装置１からの指示により起動し
、以下に示す処理を行う。

まず、記憶域７を確保する（ステップ１１）。

次に、利用者に対して監視ボリュームの監視に必要とな
る情報の入力を促し、この入力促進に基づいて入力装置
１から入力されたチェック間隔（容量チェック手段５を
起動する周期）、ガベージ要使用率（ガベージ手段６を
起動するか否かを判定するための判定基準となる監視ポ
リニームの使用率）、監視ボリューム名（監視ボリュー
ムの識別情報）およびワークボリューム名（−時的に監
視ポリニーム上のファイルをコピーするためのディスク
・ボリュームの識別情報）を読み込み、それらの情報を
監視関連情報として記憶域７に設定する（ステップ１２
）。

さらに、監視関連情報中のチェック間隔に基づいて容量
チェック手段５のタイマ起動（チェック間隔が示す周期
の一定時間毎の起動）を行うために、Ｏ３が提供するタ
イマ設定手段（図示せず）を使用してＯ３内のタイマ機
構に対してタイマを設定する（タイマ起動に係る一定時
間の設定を行う）　（ステップ１３）。

容量チェック手段５は、このタイマ機構の指示によりタ
イマ設定手段によって設定された一定時間毎に起動し、
以下に示す処理を行う。

まず、利用者が入力装置１から指定した監視ボリューム
（監視関連情報中の監視ボリューム名が示すディスク・
ボリューム）のＶＴＯＣ８を取得する（ステップ１６）
。

取得したＶＴＯＣ８に登録されている全てのファイルの
容量を各ファイルのＶＴＯＣ情報中のファイル全体のブ
ロック数および１ブロツクのレコード数等のファイル容
量情報に基づいて合計して監視ボリュームの使用量を計
算し、この使用量を監視ポリニームのボリューム容量で
除して監視ボリュームの使用率を計算する（ステップ１
７）。

次に、ステップ１７で求めた使用率と記憶域７に記憶さ
れているガベージ要使用率との大小比較を行い、使用率
がガベージ要使用率よりも大きくなっておりガベージを
行う必要があるか否かが判定される（ステップ１８）。

この判定で使用率がガベージ要使用率以下である場合に
は、ガベージを行わす（ガベージ手段６を起動せず）再
びタイマ機構のタイマを設定する（この時点から一定時
間の後に容量チェック手段５が起動する）（ステップ２
０）。

ステップ１８の判定で使用率がガベージ要使用率よりも
太き（なった時点で、ガベージ手段６を起動する（ステ
ップ１９）。

後述するガベージ手段６によるガベージ処理が終了する
と、再びタイマ機構のタイマを設定する（ステップ２０
）。

容量チェック手段５の指示（ステップ１９参照）により
起動したガベージ手段６は、以下に示すステップ２１〜
２８に示す処理および判定をＶＴＯＣ８で管理されてい
る監視ボリューム内の全てのファイルについて実施する
。

まず、当該ファイルのファイル編成が分割型順編成であ
るか否かを判定する（ステップ２１）。

この判定でファイル編成が分割型順編成ではない場合に
は、次のファイルの処理に移る。

ステップ２１の判定でファイル編成が無効ファイル空間
のできる可能性の最も高い分割型順編成（索引型順編成
ファイルにも無効ファイル空間が生じやすいが、後述す
るガベージ手段６の処理を適用しにくいことと一般的に
分割型順編成ファイルの方が索引型順編成ファイルより
も多いこと等により、分割型順編成ファイルのみがガベ
ージ処理の対象とされる）である場合には、ＶＴＯＣＢ
内のＶＴＯＣ情報中のデイレクトリポインタに基づいて
ディレクトリ９内の当該ファイルに関するディレクトリ
情報を取得する。取得したディレクトリ情報中の当該フ
ァイル内の各メンバ（ファイルの構成要素、プログラム
等）のメンバ先頭レコードおよびメンバ最終レコードに
基づいて当該ファイル内の全メンバのレコード数を合計
する。さらに、ＶＴＯＣ８内の当該ファイルに係るＶＴ
ＯＣ情報中の「１ブロツクのレコード数」に基づいてこ
のレコード数をブロック数に換算し、このブロック数と
ディレクトリ・ブロック数とを加算して当該ファイルの
有効ブロック数を求める（ステップ２２）。

次に、Ｏ３の機能を使用してワークボリューム上にステ
ップ２２で求めた有効ブロック数分の大きさを有するコ
ピー用ファイルを確保する（ステップ２３）。

確保したコピー用ファイルに対して、監視ボリューム上
の当該ファイル（以下、ガベージ対象ファイルという）
の全メンバをレコード単位でコピーする（このコピー処
理では各メンバの有効レコードのみをコピーしているの
で、ガベージ対象ファイル内に存在する無効ファイル空
間を消去（解放）することができる）　（ステップ２４
）。

さらに、ワークボリューム上のコピー用ファイルへのコ
ピーが終了した監視ボリューム上のガベージ対象ファイ
ルを、Ｏ８の機能を使用して消去する（ステップ２５）
。

続いて、Ｏ８の機能を使用して監視ボリューム上にステ
ップ２２で求めた有効ブロック数分の大きさを有するフ
ァイル（ステップ２４で確保したコピー用ファイルと同
一のブロック数を有するファイル）を新たなガベージ対
象ファイルとして確保する（ステップ２６）。

確保したファイルに対して、ワークボリューム上のコピ
ー用ファイルの全メンバをレコード単位でコピーする（
このコピー処理により、新たなガベージ対象ファイルは
無効ファイル空間が消去されてガベージ前の対応するガ
ベージ対象ファイルより容量が小さ（なっている）　（
ステップ２７）。

さらに、監視ボリューム上の新たなガベージ対象ファイ
ルへのコピーが終了したワークボリューム上のコピー用
ファイルを、Ｏ３の機能を使用して消去する（ステップ
２８）。

なお、上述のようなガベージ処理が終了すると、ガベー
ジ手段６は出力装置２により利用者に対してその旨を通
知する。

監視ボリュームの溢れ監視およびガベージが不要になっ
た場合には、利用者は入力装置１から監視解除手段４に
起動の指示を与える。

監視解除手段４は、入力装置１からの指示によ　、り起
動し、以下に示す処理を行う。

まず、監視ボリュームの監視を停止するためにＯ８の提
供するタイマ解除手段（図示せず）を使用してタイマ機
能に対するタイマの設定を解除する（タイマをキャンセ
ルする）　（ステップ１４）。

次に、不要となった監視関連情報を記憶域７から削除し
て記憶域７を解放する（ステップ１５）。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、一定時間毎に（ディスク
・ボリュームの容量が溢れる前に）ディスク・ボリュー
ム上のファイル空間の使用状況を監視し、人手により行
われていたガベージ処理を自動化することにより、ガベ
ージ処理の処理時間を短縮でき、ガベージ処理を予防的
に確実に行うことができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第２図は第１図中の監視設定手段の処理を示す流れ図、 第３図は第１図中の監視解除手段の処理を示す流れ図、 第４図は第１図中の容量チェック手段の処理を示す流れ
図、 第５図は第１図中のガベージ手段の処理を示す流れ図で
ある。 図において、 １・・・入力装置、 ２・・・出力装置、 ３・・・監視設定手段、 ４・・・監視解除手段、 ５・・・容量チェック手段、 ６・・・ガベージ手段、 ７・・・記憶域、 ８・・・ＶＴＯＣ。 ９・・・ディレクトリである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 監視ボリュームの溢れ監視を開始するために監視ボリュ
   ームの監視関連情報を利用者から取得し記憶域に設定す
   る監視設定手段と、 この監視設定手段により開始された監視ボリュームの溢
   れ監視を解除するために監視ボリュームの監視関連情報
   を記憶域から削除する監視解除手段と、 一定時間毎に監視ボリューム上のファイル空間の使用量
   をチェックする容量チェック手段と、この容量チェック
   手段によるチェックに基づき監視ボリュームにおいてガ
   ベージが必要であるか否かを判定しガベージが必要な場
   合には監視ボリューム上の分割型順編成ファイルをサー
   チし当該分割型順編成ファイルとワークボリューム上の
   コピー用ファイルとの間のコピー処理により当該分割型
   順編成ファイルの無効ファイル空間を解放するガベージ
   手段と、 を有することを特徴とするディスク・ボリュームのガベ
   ージ方式。