JPH0122598Y2 - - Google Patents

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JPH0122598Y2
JPH0122598Y2 JP1985149986U JP14998685U JPH0122598Y2 JP H0122598 Y2 JPH0122598 Y2 JP H0122598Y2 JP 1985149986 U JP1985149986 U JP 1985149986U JP 14998685 U JP14998685 U JP 14998685U JP H0122598 Y2 JPH0122598 Y2 JP H0122598Y2
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heat insulating
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heating device
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、融氷・保冷貯水器に関し、特に、そ
の内部に氷を入れ、加熱することによつて融氷さ
せ、この融氷水を保冷する貯水器の断熱材の配設
構造の改良に関するものである。
b 従来の技術 従来、用いられている加熱形の貯水器として
は、種々の構成が採用されているが、その中で代
表的な構造について述べると、第2図に示される
通りである。
すなわち、全体がほぼ有底筒形をなす本体部1
の上部に形成された開口部2には、蓋体3が着脱
自在に設けられている。この蓋体3は、断熱材4
と蓋容器5とから構成され、この本体部1の開口
部2に着脱自在に設けられている。
前記本体部1は、有底筒形の内容器6と、この
内容器6とは所定の間隔をおいて設けられた外容
器7とからなり、これらの各容器6及び7間に
は、断熱材4が内蔵されている。
さらに、前記内容器6の外周部には、温度検知
器8及び補助ヒータ9が配設され、この内容器6
の底部6aの外面には、シーズヒータ等からなる
メインヒータとしての加熱装置10が設けられ、
この加熱装置10に対応する前記外容器7の底部
7aは、開放された開口状に構成されていたり、
また、この開口部に耐熱性の高いガラスウール等
の断熱材を介して支持蓋が設けられていた(実公
昭56−41614号公報参照。)。
c 考案が解決しようとする問題点 従来の貯水器、すなわち電気保温ポツトにあつ
ては、加熱が主に考えられ、保温(保冷)につい
ては充分に考慮されていなかつた。
したがつて、従来の電気保温ポツトにより氷を
融解し、その融氷水を保冷しようとすると、本体
の外面、特に加熱装置に接続する電気部品付近に
著しい結露を生じ、電気ポツト使用の際に漏電の
危険があるばかりでなく、電気部品に腐食が生じ
やすいという問題点があつた。
本考案は、このような問題点を解消するために
なされたもので、本件の外面、特に加熱装置に接
続する電気部品付近に結露の生ずることのない融
氷・保冷貯水器を提供することをその目的として
いる。
d 問題点を解決するための手段 前述の目的を達成するために、本考案は、上部
に開口部を有する内容器と、この内容器との間に
間隔を置いて設けられた外容器と、これら内容器
と外容器との間に設けられた第1断熱材部及び第
2断熱材部と、内容器の裏面に設けられた加熱装
置とを備えた融氷・保冷貯水器において、第2断
熱材部を第1断熱材部よりも高い耐熱性を有する
断熱材料で構成すると共に加熱装置を包囲して設
け、さらに第1断熱材部が遮蔽体を介して第2断
熱材部を包囲して設けたものである。
e 作用 融氷用の加熱装置を高い耐熱性の断熱材料で構
成される第2断熱材部で包囲した後に、さらにそ
の上から遮蔽体を介して耐熱性よりは本来の断熱
性を主眼とする断熱材料で構成される第1断熱材
部で包囲したので、融氷・保冷貯水器の加熱装置
に対する断熱効果が充分となり、内容器内で融氷
水を保冷する場合にも、本体の外面、特に加熱装
置用の電気部品などに結露を生ずることがなくな
つた。
f 実施例 以下、図面と共に本考案による融氷・保冷貯水
器の好適な実施例について詳細に説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同
一符号を用いて説明する。
第1図は本考案による融氷・保冷貯水器の好適
な実施例を示すものであり、符号1で示されるも
のは、全体がほぼ有底筒形をなす本体部である。
この本体部1は、内容器6、外容器7及びこれら
の各容器6及び7内に充填されたウレタン材等か
らなる発泡材による第1断熱材部4とから構成さ
れており、本体部1全体が断熱構造となつてい
る。
この本体部1の上部に形成された開口部2に
は、第1断熱材部4を内蔵した蓋容器5からなる
蓋体3が着脱自在に設けられていると共に、この
本体部1の側壁部1aの下端部には、開閉弁11
を有する吐出口12が設けられている。内容器6
の底の外側には、加熱装置10が添着状態で取付
けられ、この加熱装置10の周囲には、他の部分
に設けられた第1断熱材部4の構成材料よりも高
い耐熱性を有するグラスウール等の断熱材料で構
成される第2断熱材部13が、加熱装置10を直
接包囲するように設けられている。
そして、この第2断熱材部13の外側周囲に
は、アルミ箔などの金属箔からなる遮蔽体19を
介して、ウレタン系統の発泡材からなる第1断熱
材部4がさらに第2断熱材部を包囲して設けられ
ている。
なお、遮蔽体19を両断熱材部間に介在させる
のは、両者の断熱材料が混合して、両者の特性が
低下するのを防止するためである。
さらに、第1断熱材部4と外容器7の底板部7
aとの間に形成された空隙部7b内には、前記加
熱装置10の通電時間を制御するための制御装置
としてのタイマ装置14が設けられている。
前記タイマ装置14には、タイマ目盛板14a
及びタイマダイヤル14bが設けられており、こ
のタイマ装置14の駆動源としては、ゼンマイ
式、モータ式及び電子式等、いずれかの構成より
なり、タイマ目盛板14aに形成されたタイマ目
盛14cは、内容器6内に投入された氷量に対す
る適正な融解時間を示しており、このタイマ目盛
14cにタイマダイヤル14bをセツトすると、
タイマ設定時間帯のみ加熱装置10への通電が行
われる。この氷の融解時間は、内容器6内に投入
された総氷量のうち、約80%が融解して融氷水に
なるまでの時間であり、投入される氷量、加熱装
置10の容量等によつて異なり、実験又は計算に
よつて求めることが出来る。
前記内容器6の内面には、内容器6内に投入さ
れた氷量を目視するための氷量目盛15が形成さ
れ、この氷量目盛15とタイマ装置14のタイマ
目盛14cは、各々、氷量とタイマセツト時間と
が一致するように設定されており、内容器6内に
投入された氷量を氷量目盛15で読み取り、その
氷量に対応したタイマセツト時間を、タイマ装置
14のタイマダイヤル14b及びタイマ目盛14
cによつてセツトすると、タイマ装置14のタイ
ムアツプ後には、内容器6内の氷の約80%が融解
するように構成されている。
さらに、前記本体部1の上部には、取手16a
が回動自在に設けられていると共に、前記底板部
7aの下面には、一対の脚部16が実線及び点線
で示すように、折りたたみ自在に設けられてお
り、前記本体部1の側壁部1aの下部位置には、
前記加熱装置10及びタイマ装置14に接続され
た電源プラグコード17が設けられている。
次に、以上の構成において、本考案による融
氷・保冷貯水器を作動させる場合について述べ
る。
まず、内容器6内に氷18を所要量投入し、そ
の氷量に対する適正融解時間にタイマ装置14の
タイマダイヤル14bをセツトすると共に、電源
プラグコード17をコンセント(図示せず)に差
し込むと、加熱装置10に通電される。
氷18の投入直後は、内容器6内に水がなく、
氷18の内容器6への接触部の融解熱でしか、加
熱装置10の発熱が吸収されないので、加熱装置
10及びこの加熱装置10付近の底部6a及び第
2断熱材部13の温度が急上昇する。従つて、こ
の加熱装置10から離れるほど氷18により温度
上昇が抑えられている。
加熱時間が経過して氷18が融解し、内容器6
内に水が溜まつてくると、水の伝熱によつて加熱
装置10の発熱は、氷18の融解熱でその殆んど
が吸収され、加熱装置10及び内容器6の温度上
昇は殆んどなくなる。従つて、加熱装置10を覆
つている第2断熱材部13は、前述の初期的な上
昇温度に十分耐えられる耐熱温度を有しているた
め、加熱装置10から離れた位置にある第1断熱
材部4は、第2断熱材部13よりも十分低い耐熱
温度しか備えていない安価な材料であつても、何
ら問題が生じることはない。つまり、第2断熱材
部13としては、約200℃以上の耐熱温度を有す
るガラスウール、石綿等が使用され、第1断熱材
部4としては、約70℃の耐熱温度を有する発泡ス
チロール、ウレタン一体発泡等が使用されてい
る。又、加熱装置10の容量密度によつては、第
2断熱材部13に100〜120℃の耐熱温度を有する
耐熱性ポリエチレンフオーム、耐熱性ウレタンフ
オーム等を使用可能な場合もあり、その温度分布
により材料を適宜決定することが出来る。
又、第1断熱材部4として、ウレタン発泡のよ
うに、液状で各容器6,7間に発泡注入する材料
の場合、発泡の際に圧力を生じるため、ガラスウ
ール等フエルト状の第2断熱材部13と組合せて
用いる場合には、第1断熱材部4が第2断熱材部
13の中に侵入、又は、第1断熱材部4の発泡圧
力で第2断熱材部13が著るしく圧縮・変形され
たりすることのないように、第1及び第2断熱材
部4及び13間の境界には、アルミ箔、金属フイ
ルム等からなる前記遮蔽体19が設けられている
ものである。
さらに、前記蓋体3を設けた開口部2は、氷1
8の投入口として用いられるもので、最低限、一
般的な30ミリ角の氷18が投入出来る大きさが必
要である。
従つて、前述のタイマ装置14のタイムアツプ
後には、約80%の氷が融氷し、残りの20%の残氷
と共に、融氷水が長時間、保冷され、雑菌等の繁
殖もなく清潔な冷水貯水が出来る。そして、この
保冷状態において、融氷、保冷貯水器の本体部1
の外表面、特に下部の外表面にも露付きの生じる
ことがない。
(g) 考案の効果 本考案によれば、融氷・保冷貯水器、特にその
加熱装置に対する断熱効果が高く、融氷水を保冷
する場合に、本体の外面、特に電気部品などに結
露を生じることがなく、結露による漏電の危検が
防止され、また、電気部品の腐食による事故がな
くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による融氷・保冷貯水器を示す
断面図、第2図は従来構成による加熱ポツトを示
す断面図である。 1は本体部、2は開口部、3は蓋体、4は第1
断熱材部、6は内容器、7は外容器、10は加熱
装置、13は第2断熱材部、14はタイマ装置、
19は遮蔽体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部に開口部2を有する内容器6と、この内容
    器6との間に間隔を置いて設けられた外容器7
    と、これら内容器6と外容器7との間に設けられ
    た第1断熱材部4及び第2断熱材部13と、前記
    内容器6の裏面に設けられた加熱装置10とを備
    えた融氷・保冷貯水器において、前記第2断熱材
    部13が、前記第1断熱材部4よりも高い耐熱性
    を有する断熱材料で構成されると共に前記加熱装
    置10を包囲して設けられ、さらに前記第1断熱
    材部4が遮蔽体19を介して前記第2断熱材部1
    3を包囲して設けられていることを特徴とする融
    氷・保冷貯水器。
JP1985149986U 1985-10-02 1985-10-02 Expired JPH0122598Y2 (ja)

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JP1985149986U JPH0122598Y2 (ja) 1985-10-02 1985-10-02

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JP1985149986U JPH0122598Y2 (ja) 1985-10-02 1985-10-02

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JPS6258540U JPS6258540U (ja) 1987-04-11
JPH0122598Y2 true JPH0122598Y2 (ja) 1989-07-06

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ID=31065703

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940427U (ja) * 1972-07-10 1974-04-09
JPS5641614U (ja) * 1979-09-10 1981-04-16

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940427U (ja) * 1972-07-10 1974-04-09
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