JPH0122463Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は、釣り仕掛けに関するものである。

(2) 従来の技術 従来、一度に多くの魚を釣る目的で、先糸に多
数の枝針を交互に取り付けた胴突き仕掛けの釣り
仕掛けが普及している。

(3) 考案が解決しようとする問題点 ところが、このような釣り仕掛けでは、枝針は
片持式であり、枝針間隔は上下の枝針のもつれ防
止のために縮めることができず、多数の枝針を装
着するのに非常に長い先糸が必要となり、また先
糸に枝針が接近するため餌の動きがにぶい等の問
題点があつた。

(4) 問題点を解決するための手段 この考案は、上記のような問題点を解決するた
めに、両天秤式２本針状枝針の天秤棒に連結用ハ
リスを取り付け、先糸に複数の前記枝針を所要間
隔に連結用ハリスを介して取り付け、前記枝針の
天秤棒は、透明性未延伸ナイロン管に釣針用ハリ
スを挿通し、このナイロン管を延伸して釣針用ハ
リスに密着せしめてなるものである。

(5) 作用 この考案は、両天秤式２本針状枝針の天秤棒に
は延伸一体化したナイロン管があつて補強されて
いると共に所要の弾性を備えており、２本針状枝
針であるため短い先糸により多くの釣針を装着す
ることができ且つ釣針、餌が先糸より離れていて
互にからみ付くようなことがなく動きやすいため
大きい釣果が期待できる。

(6) 実施例 以下この考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。この考案の釣り仕掛は、両天秤式２本針
状枝針１の天秤棒２の中央部に連結用ハリス３の
下端が取り付けられ、所要の先糸４に複数の前記
枝針１が所要間隔に連結用ハリス３を介して順次
左右交互に取り付けられ、上記枝針１の天秤棒２
は、透明性未延伸ナイロン管５に釣針用ハリス６
が挿通され、この未延伸ナイロン管５を延伸して
細くし釣針用ハリス６に密着せしめてなるもので
ある。

前記両天秤式２本針状枝針１は、天秤棒２から
垂れ下がる略同じ長さの２本のハリス６の下端に
所要の型、サイズの釣針７が固着されている。ま
た先糸４には、下端にこの仕掛に対応した分銅型
重錘８が取り付けられ、上端に止環９が取り付け
られている。

前記各枝針１は、上下のものの連結用ハリス３
と釣針７とが互に引掛かることのないような間隔
をあけて先糸４に取り付けられている。また天秤
棒２はへの字状に屈曲固定されており、ナイロン
管５があるため適宜な弾性を備えている。

なお、連結用ハリス３は、釣針用ハリス６より
やや太目のものが用いられている。

本考案の釣り仕掛は、釣るべき魚に対応して、
釣針７の型、サイズ、先糸４の太さ、連結用ハリ
ス３、釣針用ハリス６の太さ及び長さ等を適宜選
択することができる。

(7) 効果 以上述べたように、この考案に係る釣り仕掛に
よると、両天秤式２本針状枝針を備えているため
比較的短い先糸により多くの釣針を装着すること
ができ、且つ天秤棒によつて釣針、餌が先糸より
離れてからみ付くようなことがないと共に天秤棒
の弾性によつて動きやすく大きい釣果が期待でき
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の一実施例を示す側面図、
第２図は同上の枝針部を示す側面図、第３図は同
上の天秤棒部を示す平面図である。 １……枝針、２……天秤棒、３……連結用ハリ
ス、４……先糸、５……ナイロン管、６……釣針
用ハリス、７……釣針、８……重錘、９……止
環。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 両天秤式２本針状枝針の天秤棒に連結用ハリス
   を取り付け、先糸に複数の前記枝針を所要間隔に
   連結用ハリスを介して取り付け、前記枝針の天秤
   棒は、透明性未延伸ナイロン管に釣針用ハリスを
   挿通し、このナイロン管を延伸して釣針用ハリス
   に密着せしめてなる釣り仕掛。