JP3024342U - 釣り竿用固定環 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣り人が釣り場を変更して移動する場合、釣
り竿に吊り下げている釣り針や錘やルアーなどが揺れ動
くことによって絡まったり、釣り針が雑草や木や人体に
引っ掛かったりする。 【解決手段】 固定環本体１は釣り竿に嵌めることがで
き、固定環本体１には固定穴１１が設けられ、止め具２
には開口２３が形成され、止め具２の一端には固定端２
１が形成され、固定環本体１の固定穴１１に嵌めること
ができ、止め具２の他端は固定端２１とかなり接近し、
その間に開口２３が形成され、開口２３は釣り糸を引っ
掛けることができるよう構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、釣り竿用固定環を提供しようとするものである。 釣り場を変える過程において、固定環を使用することにより釣り糸や錘やルア ーなどが揺れ動くことによって絡まったりする問題が生じなくなる釣り竿用固定 環である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のものにあっては、下記のようなものになっている。 従来の釣り竿は台湾での公告第１５５８４７号「釣り竿活動型導線環」実用新 案に示す如く、釣り竿に数個の導線環を設け、導線環は釣り糸が貫通するのに用 いられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。 上述のような周知の釣り竿は魚の群れを追って釣り場を変更する場合、釣り人 が釣り場を変更して移動する過程において、釣り竿に吊り下げている釣り針や錘 やルアーなどのものは揺れ動くことによって絡まったり、または釣り針が雑草や 木や人体に引っ掛かったりする。 このため、以前あるメーカーが固釣環を製造したが、この固釣環は釣り針を引 っ掛けるのに用いられる。 そこで、一般の釣り人は釣り場を変更する場合、その釣り針にはまだ餌やルア ーが付けられていて、しかも、錘の直径は環の穴よりも大きく、そのために釣り 人は前もって餌やルアーを取り外さなければならず、または錘を付けたままにし ておくしか方法はなかった。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、 その目的とするところは、次のようなことのできるものを提供しようとするもの である。 本考案の目的は釣り竿用固定環を提供し、釣り人が釣り場を変更する場合、餌 やルアーや錘や釣り糸が簡単に固定環に引っ掛かり、釣り場の変更がスムーズに 行われるものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案のものは下記のようになるものである。 すなわち本考案のものは、固定環本体１は伸縮性を有する材質で製造され、固 定環本体１は釣り竿に嵌めることができ、固定環本体１には固定穴１１が設けら れ、固定穴１１は止め具２を結合するのに用いられ、止め具２に開口２３が形成 され、止め具２の一端には固定端２１が形成され、固定環本体１の固定穴１１に 嵌めることができ、止め具２の他端は固定端２１とかなり接近し、その間に開口 ２３が形成され、開口２３は釣り糸を引っ掛けるのに用いることができるよう構 成されている釣り竿用固定環である。 この場合、下記のように構成することができる。 Ａ．止め具２は三角形に近い形に形成され、固定端２１により固定環本体１に 結合することができ、止め具２の終端２２に近いところに一つのコーナー２４が 形成され、コーナー２４はやや小さい角度を有することができ、釣り糸を引っ掛 けるのに用いることができるよう構成されている。 Ｂ．固定環本体１には半円槽１２が設けられ、止め具２の固定端２１を嵌める のに用いることができ、止め具２は定位置に保持されることができるよう構成さ れている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

実施例について図面を参照して説明する。 図１に示す如く、本考案は固定環本体１、止め具２より構成される。 固定環本体１はゴムなどの伸縮性を有する材質より製造され、釣り竿に嵌める ことができ、原則として釣り竿の移動や操作に妨害を与えないことであり、固定 環本体１には固定穴１１が設けられ、固定穴１１は止め具２を結合するのに用い られ、固定穴１１の上方には凹んだ半円槽１２が設けられ、半円槽１２は止め具 ２の固定端２１を嵌めるのに用いることができるため、止め具２は定位置に保持 される。 止め具２は金属の材質より製造され、開口した環に形成され、また、止め具２ はどんな形状にしてもよい。 但し、経験からわかるように止め具２は図が示す三角形に近い形にした方が最 もよい。 その一端は一つの辺と平行してなる固定端２１で、終端２２と固定端２１との 間には適当な開口２３が形成され、また、必要があれば終端２２に近いコーナー ２４は縮めてやや小さい角度に作ることができるため、釣り糸を引っ掛けさせて よりよい固定効果を得ることができる。 図２は固定環本体１に止め具２を結合した場合の使用状況に関するものである が、先ず止め具２の固定端２１を固定環本体１の固定穴１１に貫通させ、固定端 ２１を半円槽１２に嵌め、止め具２と固定環本体１は結合することになり、釣り 糸や餌やルアーや錘の円形連結環が開口２３を通過する。 図３が示す如く、釣り竿３が正常に使用されている時、固定環本体１は釣り竿 ３の適当な位置に取付けられ、止め具２と導線環３１は１８０°の反対方向に設 置され、そのため固定環本体１及び止め具２は釣り糸が動くのを妨害することは ない。 図４が示す如く、釣り人が釣り場を変更する必要が生じた場合、釣り竿はより 短い長さに縮めることができ、餌や釣り針を付けた釣り糸は開口２３により確実 に貫通して止め具２に引っ掛けることができ、また、必要があれば釣り糸は終端 ２２に近いコーナー２４に引っ掛けることができ、釣り糸は更によい固定の効果 を得ることができる。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 本考案のものは、釣り糸を確実に貫通させることができるため、釣り人が釣り 場を変更して移動する時、先ず釣り竿をより短い長さに縮めることができ、釣り 糸を止め具に引っ掛けるので、釣り糸や釣り針や餌などが吊り下がったままで絡 まったり、人に引っ掛かったりすることはなくなり、正に新しく進歩的な構造で あり、産業においてはかなり利用価値を有し、実に実用的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】分解斜視図である。

【図２】組立後の１部を破断した正面図である。

【図３】釣り竿に付着した使用状況図である。

【図４】同上の収縮した使用状況図である。

【符号の説明】

１ 固定環本体 ２ 止め具 ３ 釣り竿 １１ 固定穴 １２ 半円槽 ２１ 固定端 ２２ 終端 ２３ 開口 ２４ コーナー ３１ 導線環

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 固定環本体（１）は伸縮性を有する材質
   で製造され、固定環本体（１）は釣り竿に嵌めることが
   でき、固定環本体（１）には固定穴（１１）が設けら
   れ、固定穴（１１）は止め具（２）を結合するのに用い
   られ、止め具（２）に開口（２３）が形成され、止め具
   （２）の一端には固定端（２１）が形成され、固定環本
   体（１）の固定穴（１１）に嵌めることができ、止め具
   （２）の他端は固定端（２１）とかなり接近し、その間
   に開口（２３）が形成され、開口（２３）は釣り糸を引
   っ掛けるのに用いることができるよう構成されているこ
   とを特徴とする釣り竿用固定環。
2. 【請求項２】 止め具（２）は三角形に近い形に形成さ
   れ、固定端（２１）により固定環本体（１）に結合する
   ことができ、止め具（２）の終端（２２）に近いところ
   に一つのコーナー（２４）が形成され、コーナー（２
   ４）はやや小さい角度を有することができ、釣り糸を引
   っ掛けるのに用いることができる請求項１記載の釣り竿
   用固定環。
3. 【請求項３】 固定環本体（１）には半円槽（１２）が
   設けられ、止め具（２）の固定端（２１）を嵌めるのに
   用いることができ、止め具（２）は定位置に保持される
   ことができる請求項１記載の釣り竿用固定環。