JPH01224310A

JPH01224310A - 毛髪化粧料

Info

Publication number: JPH01224310A
Application number: JP4779388A
Authority: JP
Inventors: Toshio Suzuki; 俊夫鈴木; Tomohito Kojika; 智仁小鹿
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 1988-03-01
Filing date: 1988-03-01
Publication date: 1989-09-07
Anticipated expiration: 2011-10-23
Also published as: JP2546703B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は毛髪化粧料、更に詳しくは水不溶性シリコーン
及び電器チタンを含有する、毛髪をソフトに固定しかつ
ウェットルックなツヤを長時間持続保持することの可能
な毛髪化粧料に関する。

〔従来の技術〕

従来より、セット効果のある毛髪化粧料には、アニオン
？リマー、カチオンーリマー及び両性？リマーを１種又
は２種以上含有する予科の組成物カ知うれている（フラ
ンス特許第２３８３６６０号、特開昭５６−９２８１２
号）。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、これらのフィルム形成性献すマーを含有
する毛髪化粧料は、充分なセット保持力を与えるが、反
面ごわごわとして感触の悪い仕上りとなる欠点があシ、
また高湿度下では急速に整髪力を失うという問題点があ
った。

一方、フィルム形成往信リマー以外の油剤を整髪成分と
する毛髪化粧料は、ごわごわとした感触を与えないもの
の、セット効果が低く、べとついたり、ギラギラした光
沢を与えるという欠点があった。

これらの問題点を克服するために、整髪成分そのものを
他の種々の成分と組み合わせることが行われているが、
未だ毛髪のとわつき、ベタつき、ギラつきが少なく、か
つ整髪性に優れた毛髪化料は得られていないのが現状で
あった。

〔課題を解決するための手段〕

斯かる実状において、本発明者らは上記問題点を解決す
べく鋭意研究を行なった結果、水不溶性シリコーンと雲
母チタンを併用した毛髪化粧料が、上記問題点を悉く改
善し、毛髪上に適度な柔らかさを持つ皮膜を形成してソ
フトなセット効果を与え、かつウェットルックなつやを
長時間保持することができることを見い出し、本発明を
完成した。

すなわち、本発明は粘度２０，０００ｃｐ以上の水不溶
性シリコーン及び雲母チタンを含有する毛髪化粧料を提
供するものである。

本発明における水不溶性シリコーンは粘度が２０，００
０ｃｐ以上のメチルポリシロキサン、メチルフェニルポ
リシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アル
コール変性ポリシロキサン、アルキル変性ホリシロキサ
ンおよび脂肪酸変性ポリシロキサンの群から選択された
ものであり、これらは毛髪上に皮膜を形成する効果を奏
する。

これらのシリコーン誘導体の好ましいものとしては次の
■〜■のものが挙げられる。

■　次の式（Ｔ）、（ＣＨ３）５ｓｉｏ（（ＣＨｓ）ｚｓｉｏ）　　５ｉ（
ＣＨｓ）ｓ　　　（Ｉ）（式中、ｘｌは３〜６５０の整
数を示す）で表わされるメチルポリシロキサン。

■　次の式（Ｉ［）または（Ｉｌｌ）、（ＣＨ３）３　
Ｓ　ｉｏ　Ｃ（ＣＨ３）２　Ｓ　ｉｏ：＋ｘ３（（Ｃ６
Ｈ５）２８１０）ｙ３８　ｉ　（ＣＨ３）３（１■）（式中、ｘ２は１〜５００の整数を示し、ｘ３、ｙ３は
その和が１〜５００の整数を示す）で表わされるメチルフェニルポリシロキサン。

■　次の式（Ｆ／）、（ＣＨ２）３（ＯＣｚＨ４）ｍ□（ＯＣｓＨｓ）ｎＩＲｔ（ＩＶ）（式中、Ｒ１は炭素数１〜１２のアルキル基、炭素数１
〜６のアルコキシ基または水酸基を示し、ｘ４は１〜１
００、好ましくは２０〜３０の整数を、ｙ４は１〜２０
、好ましくは２〜１０の整数を、ｍｌはＯ〜５０、好ま
しくは２０〜３０の整数を、ｎｌはＯ〜５０、好ましく
は２０〜３０の整数をそれぞれ示す）で表わされる？リエーテル変性？リシロキサン。

■　次の式（Ｖ）または（Ｖｌ）、ＨＯ（ＣＨＩ）・Ｒ２（（ＣＨ３）ｚｓｉｏ）ｘ７（Ｃ
Ｈｓ）ｚｓｉＲｚ−ＣＨｚＯＨ（Ｖ）（ＣＨｓ）ｓｓ　１Ｏ（（ＣＨｓ）ｚｓ　ｉｏ：＋ｘ７
（ＣＨｓＳ　ｉＯ）、ａｓ　ｉ　（ＣＨ３）３ＣＨＯＨ
（Ｖｌ）ＣＨｓ（式中、Ｒ２は存在しないか、または炭素数１〜４のア
ルキレン基を示し、ｘ７、ｙ７はそれぞれ１〜５００、
好ましくは１〜２００の整数を示す）で表わされるアルコール変性ポリシロキサン。

■　次の式（■）または（■）、（式中、Ｒ３は炭素数２〜１８のアルキル基を、Ｒ４は
炭素数１０〜１６のアルキル基を示し、Ｒ２、Ｘ７、ｙ
７は前記した意味を有する）で表わされるアルキル変性ポリシロキサン。

■　次の式（１）０、（式中、ｐは１〜２６、好ましくは６〜２２の整数を、
Ｘｌｌ、Ｙ８はそれぞれ１〜５００、好ましくは１〜２
００の整数を示す）で表わされる脂肪酸変性ｙｊｅ　リシロキサン。

これら■〜■のシリコーン誘導体は、単独又は２種以上
を混合し、粘度を２０，０００ｃｐ以上として使用する
ことができるが、この中でも、処理後の毛髪に良好な感
触を与える点で、ポリエーテル変性？リシロキサン、メ
チルポリシロキサン及びメチルフェニルビリシロキサン
が好ましい。

水不溶性シリコーンの配合量は全組成の５０．０〜９９
．９９　ｍ　景％（以下単にチで示す）であることが好
ましく、特に８００〜９９．９０％が好ましい。

また、さらに本発明の水不溶性シリコ〜ンの他に粘度が
１〜１０００　ｃｐの低粘度シリコーンを併用すること
により、本発明の毛髪化粧料に適度な流動性を付与する
ことができ、毛髪への均一塗布が容易になり、本発明の
効果を更に発揮できる。

これらの低粘度シリコーンとしては上記の■〜■の水不
溶性シリコーンの群から選ばれる１＠もしくは２種以上
の混合物のうち粘度が１〜１０００ｃｐのもの及び次の
式（Ｘ）、（式中、ｘ９は３〜７の整数を示す）で表わされる環状ゾメチル？リシロキサンが挙げられる
。

低粘度シリコーンの配合量は全組成のＯ〜６０チである
ことが好ましく、特に１０〜３０チが好ましい。

本発明に用いられる雲母チタンは二酸化チタンで表面を
コートした雲母が特に好ましく、その重量平均粒径は２
〜１００μｍ１特に５〜６０μｍのものが好ましい。

雲母チタンの配合量は全組成の０．０００５〜１．０チ
であることが好ましく、特に０．００１〜０．５％が好
ましい。

尚、本発明の毛髪化粧料中には、上記成分の他に、本発
明の効果を妨げない範囲内（たとえば０．１〜１０％）
で、例えばヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油
、オリーブ油の如きグリセライド類；ミツロウ、鯨ロウ
、ラノリン、カルナウバロウの如きロウ類；セチルアル
コール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール
、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、インス
テアリルアルコール、２−オクチルドデカノール、ポリ
プロピレングリコールの如きアルコール類；ミリスチン
酸イソゾロビル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モ
ノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレ
イル、２−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、ミリスチン
酸オクチルドデシルの如きエステル類等の化料用油脂類
を添加することができる。

更にこれらの油脂類を乳化安定化するために乳化剤を添
加することができる。乳化剤としてはアニオン性、両性
、カチオン性、非イオン性のいずれの界面活性剤も使用
することができる。

また商品価値を高めるために香料、あるいは色素全添加
しても良い。さらに組成物の経日的変質防止のため防腐
剤あるいは酸化防止剤、さらにグリセリン、プロピレン
グリコール等の調湿剤を添加することができる。

〔実施例〕

以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、
これらによって本発明は限定されるものではない。

尚、本実施例中における雲母チタンの沈降防止効果、雲
母チタンの凝集防止効果、まとま夛易さおよび光沢量は
以下の方法に従って測定・評価を行なった。

（１）雲母チタンの沈降防止効果（高温安定性）１００
　ｍｌ容の透明ガラス容器に試料を入れ、密閉して５０
℃の恒温槽中に１チ月保存した後、雲母チタンの沈降の
有無を視覚判定により下記の基準で評価を行なった。

Ｑ　：　、Ｑ−ル光沢が均一に認められる。

Ｘ　：　、Ｑ−ル光沢が沈降し、上層部にほとんど認め
られない。

（２）雲母チタンの凝集防止効果製造直後の試料を顕微鏡によシ観察し、下記の基準で評
価を行なった。

○：凝集がない。

×：凝集が認められる。

（３）　　まとまシ易さ（セット効果）市販ノ９−マ剤
を用いて１０２．１５ｃｒｎの／ｅ−マ処理毛を作る。

その毛束に２ｙの試料を均一に塗布し、毛束の幅ｔ。を
測定する。その毛束を５０回振った後毛束にブラシを通
し、毛束の幅ｔｉ　ｉ測定する。この操作を１０回行な
い、下式を用いてまとまり易さを計算し、下記の基準で
評価を行なった。

ｔ。

−Ｘ　１００　＝まとまり易さ（％）ｔＯ：まとまり易さ８０％以上 ×：まとまり易さ８０チ未満（４）光沢量（つや）長さ１５ｃｒｎ、重−１５１３Ｆの毛束に試料３？を塗
布Ｌｌ後、光沢測定器ＣＧＭＸ−２００８（７５）型光
沢測定器；村土色材（株）製〕にて、毛束の光沢量を測
定し、下記の基準で評価を行なった。

Ｏ：光沢［１５以上 ×：光沢量１５未満実施例１第１表に示す組成の毛髪化粧料を常法によシ製造し、そ
れぞれについて雲母チタンの凝集防止効果および雲母チ
タンの沈降防止効果の評価を行なった。結果を第１表に
示す。

来１ゾメチル？リシロキサン（信越シリコーン社製）ｌ
Ｉ２ゾメチル？リシロキサン（信越シリコーン社製）実
施例２第２表に示す組成の毛髪化粧料を常法により製造し、そ
れぞれについてまとまり易さ、光沢量および雲母チタン
の沈降防止効果の評価を行なった。

結果を第２表に示す。

以下余白

Claims

【特許請求の範囲】１、粘度２０，０００ｃｐ以上の水不溶性シリコーン及
び雲母チタンを含有する毛髪化粧料。２、水不溶性シリコーンがメチルポリシロキサン、メチ
ルフエニルポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロ
キサン、アルコール変性ポリシロキサン、アルキル変性
ポリシロキサンおよび脂肪酸変性ポリシロキサンの群か
ら選ばれたものである特許請求の範囲第１項記載の毛髪
化粧料。