JPH01223340A - 渦流探傷方法および装置 - Google Patents

渦流探傷方法および装置

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JPH01223340A
JPH01223340A JP63050222A JP5022288A JPH01223340A JP H01223340 A JPH01223340 A JP H01223340A JP 63050222 A JP63050222 A JP 63050222A JP 5022288 A JP5022288 A JP 5022288A JP H01223340 A JPH01223340 A JP H01223340A
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Japan
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pulse
sine wave
control pulse
eddy current
wavelength
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JP63050222A
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English (en)
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Sanshiro Kimoto
三四郎 木本
Norio Inoue
井上 典雄
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CHUGOKU X-RAY KK
Idemitsu Engineering Co Ltd
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CHUGOKU X-RAY KK
Idemitsu Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱交換器に使用される伝熱管等の欠陥探知に
好適な渦流探傷方法および装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の技術としては、特開昭59−75146号公報
に示された金属管の渦流探傷装置等が知られており、第
12図にはその装置100の構成がブロック図で示され
ている。
同図において、ブリッジ102は一対の試験コイル10
4を有し、それら試験コイル104へは発振器106か
ら交流励磁電流正弦波がブリッジ102を介して通電さ
れており、そのため試験コイル104には交番磁界が発
生している。
また、試験コイル104は各々プローブの外周に巻回さ
れており、第13図から理解されるように試験コイル1
04が巻回されたプローブ10Bは金属管110等の内
部に挿入される。
プローブ108が金属管110内に挿入されると、試験
コイル104には前記のように交番磁界が発生している
ので、プローブを一旦金属管110の奥方へ押し込んで
徐々に掃引していく過程で、金属管110には渦電流が
生じ、その渦電流の影響を受けて試験コイル104のイ
ンピーダンスが変化する。
そのインピーダンス変化はブリッジ102によって電圧
変化量へ変換され、2つの位相検波器112および11
4へ入力される。
位相検波器112では発振器106から制御信号が入力
されており、その制御信号に従ってリサージュ波形のY
軸成分となるX軸信号が出力される。
一方、位相検波器114では位相検波器112へ入力さ
れている制御信号と90度の位相差を有する制御信号が
発振器106から入力されており、位相検波器114で
はその制御信号に従って前記リサージュ波形のX軸成分
となるX軸信号を出力している。そして位相検波器11
2.114から出力されたX軸信号およびX軸信号に基
づいてブラウン管116へはりサージェ波形が表示され
る。
そのリサージュ波形は金属管110の欠陥に対応して第
14図に示すように形がパターン化されており、従って
リサージュ波形を見ることにより、金属管110の欠陥
状態をある程度判断することができる。
一方、位相検波器112.114の各出力は演算処理部
11Bおよび記録計120へも入力されており(例えば
第13図中のガタP、は第14図の(P、)に、ヘコミ
P8は(P、)に各々対応している)、演算処理部11
8では前記X軸信号およびX軸信号の振幅を電気的に読
み取ることにより、その位相角を求めて欠陥の種別、す
なわち内面傷であるか外面傷であるかの判別が行われる
とともに傷の深さが演算される。その演算結果は記録計
120へ入力されており、記録計120では位相検波器
112,114および演算処理部118からの出力が個
別に記録される。
ところで、位相検波器112.114へ入力される制御
信号と、ブリッジ102から位相検波器112,114
に入力される電気信号とがどの程度位相差を有している
かによって、位相検波器112.114から出力される
出力波形は異なってく る 。
第16図(A)、(B)にはその位相差に対応する位相
検波器112.114からの出力波形が示されており、
同図から理解されるように位相差が異なるとその出力波
形が異なり、位相検波器112.114から出力される
電圧は異なった値となる。
また第16図から理解されるように出力波形は、位相検
波器112,114へ入力される入力信号、すなわち電
圧−時間曲線を各々の制御信号のパルス幅に相等する時
間に亘って積分した値(正確には平均化した値)となっ
ており、各制御信号のパルス幅は入力信号に係わりなく
一定の値とされている。
そして、予め所定の傷を設けておいた金属管11Oに対
して演算処理部118で演算された結果に基づき第16
図に示された位相角−減肉率(減肉率較正)曲線を作成
し、その曲線及び演算処理部11Bでの演算結果(位相
角)に基づいて測定対象となる管体110の欠陥が内面
に存在するのか、あるいは外面に存在するのかの判断が
されるとともに、その欠陥傷の深さが読み取られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上説明したように前記制御信号は各々一定のパルス幅
とされているため、前記入力信号へ変換される前記正弦
波の周波数が異なると、前記位相角の変化量が適正な値
として算出できない場合がある。
・ すなわち、例えば制御信号のパルス幅が前記正弦波
の32分の16である場合には、減肉率変化に対する位
相角の変化量が小さく、その位相角の変化量からは減肉
率を正確に求めることは極めて困難である。
また正弦波の周波数が小さくなると制御信号のパルス幅
と正弦波の波長との比が小さくなり装置としての感度が
低下してしまうという問題を有する。
一方、正弦波の周波数を高くしてゆくと、その正弦波の
波長と制御信号のパルス幅との比が大きくなり、位相角
が歪んでしまうという不都合があった。
本発明の目的は、前記正弦波の波長と前記各々の制御信
号のパルス幅との比が所定の値に設定され、正弦波の周
波数に係わりなく減肉率の変化量に対する位相角の変化
量が常に正確かつ大きな値として算出可能とされた渦流
探傷方法および装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係る渦流探傷方法
では、 管体等の測定対象内部に挿入されたときに、当該測定対
象に生じた渦電流によりインピーダンス変化が発生可能
とされた試験コイルへ通電される交流励磁電流となる正
弦波に関する情報と、前記正弦波の波長とパルス幅との
比が所定の値に設定された第1制御パルスに関する情報
と、前記正弦波の波長とパルス幅との比が前記所定の値
に設定されるとともに、前記第1制御パルスとの位相差
がπ/2とされた第2制御パルスに関する情報とが記憶
される記憶手段に前記各々の情報が記録される第1の過
程と、 前記記憶手段に記憶された各々の情報が読み出される第
2の過程と、 読み出された各々の情報に基づいて、前記正弦波を交流
励磁電流として前記試験コイルへ通電するとともに、前
記第1および第2制御パルスを同期検波器へ入力させる
第3の過程と、 前記渦電流による前記インピーダンス変化が電圧変化量
に変換される変換手段からの出力信号に応答して、当該
電圧変化量に対応する電圧−時間曲線について、前記第
1制御パルスのパルス幅に相当する時間に亘って積分し
た値をリサージュ波形のY軸成分として出力させる一方
、前記電圧−時間曲線について前記第2制御パルスのパ
ルス暢に相等する時間に亘って積分した値を前記リサー
ジュ波形のX軸成分として出力させる第4の過程と、 を有することを特徴とする。
また、本発明に係る渦流探傷装置では、管体等の測定対
象内部に挿入されたときに、当該測定対象に生じた渦電
流によりインピーダンス変化が発生可能とされた試験コ
イルへ通電される交流励磁電流となる正弦波に関する情
報と、前記正弦波の波長とパルス幅との比が所定の値に
設定された第1制御パルスに関する情報と、前記正弦波
の波長とパルス幅との比が前記所定の値に設定されると
ともに、前記第1!11mパルスとの位相差がπ/2と
された第2制御パルスに関する情報とが各々記憶される
記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された各々の情報が読み出される情
報読み出し手段と、 前記情報読み出し手段により読み出された情報に基づい
て、前記正弦波、前記第1制御パルスおよび前記第2制
御パルスが各々発振される発振手段と、 前記インピーダンス変化が電圧変化量へ変換される変換
手段と、 前記変換手段により得られた電圧変化量に対応する電圧
−時間曲線を前記第1制御パルスのパルス幅に相等する
時間に亘って積分した第1積分値を演算するとともに、
前記曲線を前記第2制御パルスのパルス幅に相等する時
間に亘って積分した第2積分値を演算する積分値演算手
段と、前記第1積分値がリサージュ波形のY軸成分とし
て出力される一方、前記第2積分値が前記リサージュ波
形のX軸成分として出力される出力手段と、 を有することを特徴とする。
〔作用〕
本発明に係る渦流探傷方法および装置では、前記第11
!l1mパルスおよび第2制御パルスの各々のパルス幅
と前記正弦波の波長との比が所定の値に設定されており
、前記減肉率の変化量に対する前記位相角の変化量が、
前記電圧−時間曲線について前記各々のパルス幅に相等
する時間に亘って積分した値に基づいて算出される。
〔実施例〕
以下、本発明に係る渦流探傷方法および装置の好適な実
施例を図面に基づいて説明する。
まず、前記渦流探傷装置の構成について説明する。
第1図は、前記渦流探傷装置lの主要部、すなわち探傷
プローブ3に設けられた一対の試験コイル5,5に生じ
たインピーダンス変化が電圧変化量へ変換されて後述す
るりサージェ波形のY軸成分およびX軸成分として出力
されて表示等されるまでの回路構成が示されている。
同図において、発振器7からは適宜な周波数を有する正
弦波と、後述するSINパルス(第1制御パルス)およ
ヒCOSパルス(第2制御パルス)とが出力されており
(発振手段)、正弦波は前置アンプ9で所望の振幅が与
えられてブリッジ回路11へ入力されている。
そのブリッジ回路11は前記試験コイル5が構成要素と
されており、試験コイル5へ正弦波、すなわち交流励磁
電流を供給するとともに、試験コイル5に生じたインピ
ーダンス変化(後述)を電圧変化量に変換して(変換手
段)差動増幅器13へ入力している。その差動増幅器1
3では、入力された電圧変化量が増幅されて増幅器15
へ入力されており、増幅器15の出力は同期検波器17
および同期検波器19へ人力されている。
同期検波器17と同期検波器19へは、さらに発振器7
から前記SINパルスとCOSパルスとが各々入力され
ており、同期検波器17では第2図から理解されるよう
に、同期検波器17へ入力された前記電圧変化量に対応
する電圧−時間曲wA(図中点線で示した)をSINパ
ルスのパルス幅に相等する時間に亘って積分した値(第
1積分値であって図中斜線で示されるA+部分)が演算
され、後述するりサージュ波形のY軸成分として出力さ
れており、一方同期検波器19では前記曲線をCOSパ
ルスのパルス幅に相等する時間に亘って積分した値(第
2積分値であって図中斜線で示されるA8部分)が演算
され、リサージュ波形のX軸成分として出力されている
すなわち、本実施例では同期検波器17.19が積分値
演算手段および出力手段とされている。
同期検波器17.19の各出力はともに感度調整器21
へ入力されて適宜な大きさに増幅され、フィルタ23を
介してノイズ等の余分な電気信号が排除された状態で9
0度固定位相器25および27へ入力され、90度固定
位相器25ではその出力が増幅器29で増幅されて前記
X軸成分として出力される一方、90度固定位相器27
ではその出力が増幅器31で増幅されて前記X軸成分と
して出力されている。
ここで、第3図には発振器7のより具体的な回路構成が
示されており、ヒユーズROM2等の記憶手段には前記
正弦波、前記SINパルスおよびCOSパルスに関する
情報が記憶可能とされ、それらの各t[はクロックパル
スのクロック信号に応答してヒユーズROM2から出力
される(情報読み出し手段)。
なお、記憶手段としては、他の半導体メモリ等を使用す
ることも好適である。
本実施例では、ヒユーズROM2が32バイトの容量を
有するものとされており、第4図から理解されるように
、各バイトの下6桁には正弦波に関する情報が入力され
、次の7桁目にはCOSパルスに関する情報が人力され
、さらに次の8桁目にはSINパルスに関する情報が各
々入力・記憶されている。
このように、前記正弦波に関する情報はディジタル信号
としてヒユーズROM2に記憶されているので、実際に
発振器7からブリッジ回路11へ交流励磁電流を通電す
るときに゛は、ヒユーズROM2の出力は第3図から理
解されるように、負荷抵抗4A、4Bを介してD/A変
換器6に入力され、ディジタル−アナログ変換されて出
力されて前置アンプ9へ入力される。
一方、SINパルスおよびCOSパルスは前記クロック
信号に応答して各々同期検波器17と同期検波器19へ
入力されている。
第5図には、ヒユーズROM2から出力される正弦波(
ディジタル化されているので階段波となっている)とS
INパルスおよびCOSパルスとの一例が示されており
、同図から理−解されるように、SINパルスおよびC
OSパルスのパルスII !;! 正弦波の32分の1
波長となるように設定されている。
すなわち、正弦波の波長とSINパルスおよびCOSパ
ルスの各パルス幅との比は正弦波の周波数(波長)が変
化された場合にも、常に所定の値となるように予め設定
されてヒユーズROM2へ記憶されているとともに、S
INパルスとCOSパルスとは位相差がπ/2となるよ
うに予め設定されている。
モしてSINパルスとCOSパルスとの位相差がπ/2
と設定されているのは、ブリッジ回路11でのインピー
ダンス変化(ベクトルとして得られる)の位相角を正確
に求めるためであり、そのインピーダンス変化の位相角
は、後に行われる渦流探傷試験の際の位相分析の正確さ
を与えるものとなる。
渦流探傷装置lの主要部は以上のように構成され、前記
X軸成分およびX軸成分は演算回路30へ入力されて後
述する位相角θ等が演算されるとともに、CR7表示器
40へ入力されて前記リサージュ波形が表示され、それ
ら演算回路50とCR7表示器40の出力は記録計50
へ入力されて記録される。
次に、渦流探傷装置1を用いて渦流探傷試験を行う方法
について第6図を参照しつつ説明する。
まず、第1の過程では、ヒユーズROM2に前記正弦波
、SINパルスおよびCOSパルスを予めディジタル信
号で記憶させておく(手順S、)。
続いて、第2の過程では、前記クロックパルスに応答し
てヒユーズROM2から前記正弦波、SINパルスおよ
びCOSパルスを読み出しく手順S8)、正弦波はA/
D変換器6を介してディジタル−アナログ変換させた状
態で交流励磁電流として試験コイル5へ通電する(手順
S、)、一方、SlNパルスおよびCOSパルスはその
まま同期検波器17と同期検波器19へ各々供給する(
手順s4、第3の過程)。
次にプローブ3を第10図に示された管状の対比試験体
10(測定対象物)の奥方に空気圧で挿入させ、徐々に
引き抜く方向へ掃引させていく過程で、試験体10に生
じた渦電流に起因する試験コイル5のインピーダンス変
化がブリッジ回路11で電圧変化量として検出される(
手順Ss)。
ブリッジ回路11の出力は同期検波器17と19へ入力
され、同期検波器17と同期検波器19では前記積分値
AI 、A!が各々求められて出力される(手順S、)
、このように本実施例では手順S、と手順S、とが第4
の過程で行われる。
ところで、手順S、においては前述した手順S、を経て
SINパルスおよびCOSパルスのパルス幅が電圧変化
量の積分値演算に利用されている。
すなわち、第2図の点線で示された電圧出力■は第7図
から理解されるように第2図中実線で示した入力電圧と
の位相差がθである場合にはX軸成分■、およびY軸成
分vyが下式(1)により与えられる。
従って、SINパルスをY軸成分に対応させるとともに
、COSパルスをX軸成分に対応させることができる。
そこで、X−Y平面上に前記Y軸成分とX軸成分とを各
々Y軸とX軸方向の座標成分としてプロットすると第8
図に示されるリサージュ波形が得られる。さらにリサー
ジュ波形の出力信号はX軸成分、Y軸成分の2成分に分
出力させて図示しないチャートレコーダに入力させると
、第8図および第9図から理解されるようにリサージュ
波形のX軸成分とY軸成分の分出力値であるチャートデ
ータが得られる。
そのチャートデータから欠陥信号、(すなわち試験体1
0に欠陥がある場合に得られる電気信号)の振幅値と位
相角を読み取ることができる。
なお、位相角θは下式(2)から求めることができる(
第8図参照)。
θmarctan(y八)         ・(2)
続いて、前記CR7表示器40には、同期検波器17が
出力する積分値A1をY軸成分とする一方、同期検波器
19が出力する積分値A8をX軸成分とするりサージェ
波形が表示される(手順s1)。
演算回路30では前記積分値A + 、 A *が取り
込まれて前記リサージュ波形で示される欠陥信号の振幅
値および位相角θが演算される等、位相解析が行われる
(手順S、)。
なお、従来から知られているように、前記リサージュ波
形は、欠陥の状態(凹み、貫通孔、腐食による減肉等)
によりパターン化されているので、試験体lOにより探
傷試験を行って各種リサージュ波形のパターンを予め用
意しておき、実際に探傷を行う測定物から得られるリサ
ージュ波形と予め用意されたりサージュ波形とを比較す
ることにより、実際の探傷対象物の欠陥状態等を判断す
ることができる。
なお、試験体10は、実際に測定を行う対象が例えば熱
交換器の伝導管であれば、その伝導管と同材質、同寸法
に形成されている。
以上のようにして、内周減肉B1外周減肉H2外面減肉
Gおよび貫通孔■に対応するりサージュ波形のX軸成分
、Y軸成分の分出力値が各々得られ(第9図参照)、こ
れにより、上記(2)式から位相角θが各々演算される
そして、位相角θが求められると、第11図の位相角−
減肉率較正曲線から減肉率が読み取られる。
なお、第11図においてA、BおよびG、Hを各々通る
曲線は本願発明によって得られたものであり、一方、C
,DおよびE、Fを通る曲線は発振器7から発振される
正弦波の波長とSINパルスおよびCOSパルスのパル
ス幅との比が16/32とされた場合に得られる位相角
−減肉率較正曲線を示す。
また、第11図中の各ドツトA、B、C,D。
E、F、G、H,Iは各々第1θ図に示された対比試験
体lOの各所と対応しており、ドツトAとドツトBを通
る曲線は試験体10の内面に欠陥があることを示し、一
方ドソトGとドツトHとを通る曲線は試験体lOの外面
に欠陥があることを示している。
以上説明したように、本実施例では、前記正弦波とSI
NパルスおよびCOSパルスのパルス幅との比がl/3
2とされ、正弦波の周波数(波長)が変化された場合に
もその比は一定に維持されるように、予めヒユーズRO
M2へ正弦波、S!NハルスおよびCOSパルスに関す
る情報が各々記憶されている。
そのため、渦流探傷試験の位相解析に必要となる試験コ
イル5のインピーダンス変化(そのインピーダンス変化
はインピーダンスベクトルとして得られる)が正確に求
められる。
従って、位相角−減肉率較正曲線から減肉率を求める際
に必要な位相角θが正確に求まり、その結果減肉率が掻
めて正確に求められる。
また、前記正弦波の周波数を高くした場合にも位相角θ
を与えるデータ信号の歪みを回避できるとともに、逆に
前記正弦波の周波数が低くなった場合における渦流探傷
袋W1の悪魔低下を回避することができる。
そのため、渦流探傷装置1での探傷作業が容易に行なえ
るとともにその信鎖性が極めて優れる。
なお、前記実施例では位相角θが求められた後は、位相
角−減肉率較正曲線を目で読み取ることにより減肉率を
求めるようにしたが、その位相角−減肉率較正曲線を予
めRAM等の半導体メモリへ記憶させておき、位相角θ
の算出から減肉率の算出に至る全ての過程をマイクロコ
ンピュータにより演算・制御し、適宜な表示装置へ表示
する構成とすることも好適である。
〔発明の効果〕
以上の説明で理解されるように、本発明に係る渦流探傷
方法および装置では、前記正弦波の波長と前記第1制御
パルスおよび第2制御パルスのパルス幅との比が常に一
定の値となるように予め前記記憶手段へ記憶されており
、かつ第1制御パルスと第2制御パルスとはπ/2だけ
位相差を有している。
そのため前記試験コイルに生ずるインピーダンス変化が
正確に求められ、その結果、位相角−減肉率較正曲線か
ら減肉率を求める際に必要な位相角が正確に求められる
【図面の簡単な説明】
第1図は、特許請求の範囲第2項に記載された渦流探傷
装置の好適な実施例を示すブロック図、第2図は、前記
装置の構成要素とされた同期検波器での処理を示す説明
図、第3図は、前記装置の構成要素とされた発振器のよ
り具体的な回路構成を示すブロック図、第4図は、前記
発振器内のヒユーズROMの各アドレスにおける記憶内
容を示す説明図、第5図は、前記ヒユーズROMから出
力される正弦波、SINパルスおよびCOSパルスを各
々示すタイムチャート、第6図は、特許請求の範囲第1
項に記載された渦流探傷方法の手順を示す説明図、第7
図は、前記同期検波器における出力とSINパルスおよ
びCOSパルスとの相関関係を示す説明図、第8図は、
前記リサージュ波形から位相角θを算出する過程を示す
説明図、第9図は、対比試験体の各部位におけるチャー
トデータを示す説明図であって、同図(A)は本発明に
係る渦流探傷方法および装置により与えられるチャート
データ、同図(B)は従来の方法および装置により与え
られるチャートデータ、第1O図は、渦流探傷試験が行
われる対比試験体の概略図、第11図は、第9図のチャ
ートデータに基づいて描かれた位相角−減肉率較正曲線
、第12図は、従来の渦流探傷装置を示すブロック図、
第13図は、渦流探傷装置のプローブを金属管に挿入し
ている状態を示す説明図、第14図は、渦流探傷装置に
よって得られるリサージュ波形の具体例を示す説明図、
第15図は、前記従来の渦流探傷装置における制御信号
と出力波形との関係等を示すタイムチャート、第16図
は、前記従来の渦流探傷装置により得られた位相角−減
肉率曲線を示す説明図、である。 l・・・渦流探傷装置、2・・・ヒユーズROM、3・
・・プローブ、5・・・試験コイル、6・・・D/A変
換器、7・・・発振器、10・・・対比試験体、11・
・・ブリッジ回路、17.19・・・同期検波器、30
・・・演算回路、40・・・CRT表示器。 出願人 出光エンジニアリング株式会社代理人 弁理士
 木下 実三 (ほか1名)第2図 COSハリレス 第3図 よy’x;にz 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 1j/J2 Jfj I              
 (16/32jff灸1第16図 C7歳輻(mm)    C2罎輻(mmlイ立相島相
角) 手続争甫正書(自発) 1.19生のJしR 特願昭63−50222号 2、発明の名称 渦流探傷方法および装置 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所の100 東京都千代田区丸の白玉丁目1番1号名
称    出光エンジニアリング株式会社(検者 増野
 譲(tl*’1.fz)4、代理人 5、補正により増加する請求項の数  な  し6、補
正命令の日付         自  発7、補正の対
象          図  面第4図 第5図 手続十甫正書(自発) !、E牛の耘 特願昭63−50222号 2、発明の名称 渦流探傷方法および装置 3、補正をする者 胴中との関係   特許出願人 住所◎100 東京都千代田区丸の白玉丁目1番1号名
称   出光エンジニアリング株式会社代表者  増 
野  譲 (ほか1名)4、代理人 住所◎160東京都新宿区大久保−丁目1番7号高木ビ
ル4F 電話(03)205−84717、補正の対象
          図 面8、補正の内容 (1)第4図、第5図、第6図、及び第14図を別紙の
通り訂正する。 第4図 第5図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)管体等の測定対象内部に挿入されたときに、当該
    測定対象に生じた渦電流によりインピーダンス変化が発
    生可能とされた試験コイルへ通電される交流励磁電流と
    なる正弦波に関する情報と、前記正弦波の波長とパルス
    幅との比が所定の値に設定された第1制御パルスに関す
    る情報と、前記正弦波の波長とパルス幅との比が前記所
    定の値に設定されるとともに、前記第1制御パルスとの
    位相差がπ/2とされた第2制御パルスに関する情報と
    が記憶される記憶手段に前記各々の情報が記録される第
    1の過程と、 前記記憶手段に記憶された各々の情報が読み出される第
    2の過程と、 読み出された各々の情報に基づいて、前記正弦波を交流
    励磁電流として前記試験コイルへ通電するとともに、前
    記第1および第2制御パルスを同期検波器へ入力させる
    第3の過程と、 前記渦電流による前記インピーダンス変化が電圧変化量
    に変換される変換手段からの出力信号に応答して、当該
    電圧変化量に対応する電圧−時間曲線について、前記第
    1制御パルスのパルス幅に相当する時間に亘って積分し
    た値をリサージュ波形のY軸成分として出力させる一方
    、前記電圧−時間曲線について前記第2制御パルスのパ
    ルス幅に相等する時間に亘って積分した値を前記リサー
    ジュ波形のX軸成分として出力させる第4の過程と、 を有することを特徴とする渦流探傷方法。
  2. (2)管体等の測定対象内部に挿入されたときに、当該
    測定対象に生じた渦電流によりインピーダンス変化が発
    生可能とされた試験コイルへ通電される交流励磁電流と
    なる正弦波に関する情報と、前記正弦波の波長とパルス
    幅との比が所定の値に設定された第1制御パルスに関す
    る情報と、前記正弦波の波長とパルス幅との比が前記所
    定の値に設定されるとともに、前記第1制御パルスとの
    位相差がπ/2とされた第2制御パルスに関する情報と
    が各々記憶される記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された各々の情報が読み出される情
    報読み出し手段と、 前記情報読み出し手段により読み出された情報に基づい
    て、前記正弦波、前記第1制御パルスおよび前記第2制
    御パルスが各々発振される発振手段と、 前記インピーダンス変化が電圧変化量へ変換される変換
    手段と、 前記変換手段により得られた電圧変化量に対応する電圧
    −時間曲線を前記第1制御パルスのパルス幅に相等する
    時間に亘って積分した第1積分値を演算するとともに、
    前記曲線を前記第2制御パルスのパルス幅に相等する時
    間に亘って積分した第2積分値を演算する積分値演算手
    段と、 前記第1積分値がリサージュ波形のY軸成分として出力
    される一方、前記第2積分値が前記リサージュ波形のX
    軸成分として出力される出力手段と、 を有することを特徴とする渦流探傷装置。
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