JPH01223049A - 車両盗難防止用２レバー式かじ取りロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、２つのピボットレバーを備える自動車盗難防
止用かじ取りロックに関する。

〔従来の技術および問題点〕

自動車の回転時にかじ取り軸をロックするため、かじ取
り軸に固定された部材に形成された溝と協働する２つの
独立レバーを用いることは公知である。例えば、西ドイ
ツ国特許第２６３２９０８号明細書二には、スカート部
に通孔を有するさら形スリーブを備えるかじ取り軸が開
示されており、この軸との直交軸線に枢支されたレバー
からなる２つのレバー、またはラッチでロックするよう
になってぃる。

しかし、この種の盗難防止用ロックでは、さら形スリー
ブへの接近を防止する保護手段を設ける必要があり、し
かも非常にかさばるという難点がある。また、ロックを
こじ開けようとすると、レバーが曲がってしまう。

西ドイツ国特許第３４１４２７７号明淵書には、直線移
動をするように配設されるとともに、かじ取り軸に固定
された歯付クラウンと協働する２つの独立レバーの使用
が提案されており、このうち、少なくとも片方のレバー
は、常にクラウンの２つの歯の間に落下するように構成
されている。

このかじ取りロックは、上記のものより小型であはある
が、レバーに加わる力がそのままロック機構に伝わると
いう欠点を有しており、またその組み立ては、複雑かつ
困難である。

〔課題を解決するための手段〕

上に述べた課題を解決するため１本発明によれば、組立
てが非常に簡単かつ低コストですみ、かさばらず、しか
も、かじ取り軸を無理に回転させようとする力を加えて
も、かじ取りロック機構に伝わらず、レバーおよびその
支持手段に吸収されてしまう盗難防止用２レバー式かじ
取りロックが提供される。

〔作　用〕

本発明による盗難防止用かじ取りロックは、かじ取り軸
に固定されたスリーブ、このスリーブに設けられた半径
方向の歯、それぞれが尖端を有する２つのロックレバ−
、クレドール付固定ラッチ支持手段、各ロックレバ−を
各クレドールに枢支して支持させるとともに、かじ取り
レバーと平行する枢支軸を形成するラッチ支持手段に固
定された枢支手段、および、狭域ゾーンと広域ゾーンと
で構成される窓付き制御ブラケットからなっており、ロ
ックレバ−の第２端部（尖端の反対側）が、前記窓と協
働し、前記狭域ゾーンに入った時に互いに抑圧され、前
記広域ゾーンにあっては、前記ブラケットと非接触状態
になるように構成されており、また、ロックレバ−尖端
間の角間隔は、ロックスリーブの連続する２歯間の角度
、またはその倍数角度よりも若干小さくなっている。

また、ロックレバ−第２端部間にばねを設けて。

前記端部を互いに反対方向に偏倚できるようにするのが
好ましい。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照して、本発明の好適実施例を詳細
に説明する。

ロックスリーブ（１）は、かじ取り軸（２）に錠止され
ており、その周りには、半径方向のフランク（４）を備
える歯（３）が、一定間隔で配設されている。連続する
２歯（３）間の角度は、（ａ）である。

このように構成されたスリーブアセンブリは、横スロッ
トまたは窓（６）付のかじ取り管または柱（５）で包囲
されている。

ラッチキャリヤからなる固定部材（７）は、ｇ（６）と
対向して配設されており、互いに対向して、キャリヤ（
７）から外向きに配向されたクレドール部（８）（８’
）を画成する２つの横向き開口部を有している。

２つのロックレバ−（９）および（９′）は、それぞれ
、軸（ｌＯ）および（１０’　）に枢支され、ラッチキ
ャリヤ（７）に固定されたかじ取り軸（２）と平行する
ピンを構成している。また、レバー（９）および（９′
）は、それぞれ、クレドール部（８）　（８’　）に対
応する円形断面の部分（ｔｔ）（１１’）を有しており
、この部分（１１）（１１’）は、それぞれクレドール
部（８）（８′）内に位置している。

各レバー（９）（９’　）のかじ取り柱（５）隣接端部
は、窓（６）内に位置し、それぞれ尖端部（１２）（１
２’）で終結している。前端部（１２）（１２’）間の
角間隔は。

２Ｘ（ａ）より若干小さくなっている。

ロックレバ−（９）（９’）は、さらに尖端（１２）（
１２’）の反対側に、キー作動機構、電動機等のロック
・ロック解除機構（図示せず）の制御下で、かじ取り軸
（２）の軸線平行方向に移動する制御ブラケット（１５
）に形成された窓（１４）内に位置する端部（１３）（
１３’）を有している。ブラケット（１５）の窓（１４
）は、ブラケット（１５）移動方向に対して、互いに縦
配列された狭域部（１６）および広域部（１７）を有し
ている。

レバー（９）　（９’　）端部（１３）　（１３’　）
間には、らせん状の圧縮ばね（１８）が、張設されてお
り、これら端部を互いに押し離している。

ブラケット（１５）は、ロック解除位置（第１図および
第２図参照）、およびロック位［（第３図乃至第５図参
照）を、選択的に占めるよ、うに配設されている。

ロック解除位置では、ロックレバ一端部（１３）（１３
’）が、窓（１４）の狭域部（１６）に入り、ばね（１
８）作用に抗して互いに確実に押圧され、レバー（９）
　（９’　）尖端（１２）　（ｔｚ′）が、後退して、
ロックスリーブ（１）の歯（３）から外れるため、かじ
取り軸（２）は自由になる。

ブラケット（１５）のロック位置では、レバー（９）（
９′）の端部（１３）　（１３’　）は、窓（１４）の
広域部（１７）に入り、ばね（１８）で押し離され、尖
端（１２）　（１２’　）は、かじ取り柱（５）の窓（
６）を貫通してロックスリーブ（１）と接触する。この
位置では、端部（１３）（１３″）は、ブラケット（１
５）と接触しなくなる。

スリーブ（１）と接触することによって、少なくとも片
方の尖端（１２）または（１２’）は、ロックスリーブ
（１）の連続する２歯（３）間にとどまる。

３通りの状況が考えられる。つまり、尖端（１２’）が
２歯（３）間に入り、尖端（１２）が１歯（３）上にく
ると、第３図示の「前ロック」位置が得られる。

かじ取り軸が微小角度だけ右回り（図面において）する
と、ロックレバ−（９）（９’）は、次に詳細を説明す
る第２の状態である第５図示の確実ロック位置にくる。

第３図示の位置から、かじ取り軸が、微小角度だけ左回
りすると、レバー（９）（９’）が、中間位置（図示せ
ず）、即ち第３の状態にきて、各尖端（１２）（１２’
）は、２歯（３）間に入り、互いに連続する２歯で単離
される。統計上、この状態は、最も可能性が高い。

かじ取り軸（２）が、この中間位置からいずれかの方向
に回転すると、片方の尖端（１２）または（１２’）は
、ばね（１８）の作用に抗して歯（３）で引き上げられ
、次の角（角度（ａ）より小さい）回転で、第５図示の
ロック位置にくる。

かじ取り軸（２）の角（角度（ａ）以下）回転で得られ
るこのロック位置では、各レバー尖端（１２）（１２’
）は、歯（３）種領域に位置する。かじ取り軸（２）を
無理に回わそうとすると、いずれかの尖端（１２）（１
２’）が、回転方向の先導をとり、隣接歯（３）の歯根
にウェッジ止めされる。

前記レバー（９）または（９″）にかかる力は、円形部
（１１）または（１１’）から、クレドール部（８）ま
たは（８′）に伝えられる。すなわち、この力は、それ
に耐え得る強度を有するラッチキャリヤ（７）に全部伝
わり、制御機構に固定されたブラケットには伝わらない
。

上記実施例では、尖端（１２）　（１２’　）間の角度
は、２Ｘ（ａ）よりも若干小さくしたが、（ａ）より若
干小さいか、あるいは（ａ）の３の整数倍より若干小さ
くすることができる。

すなわち、かじ取り軸が、確実にロック位置に到達する
前に１回転し得る最大角度については。

任意に変えることができる。ただし、理論上の最小角度
は、連続する２歯（３）間の距離以下にする必要のある
レバー（９）（９’）の厚さによって決まる。

〔発明の効果〕

上記のように、本発明によるかじ取りロック番ま、組立
てが簡単で、しかも低コストで製作でき、カーつかさば
らず、無理にこじ開けようとしても、その力がかじ取り
ロック機構に伝わらず番こ、レノベーおよびその支持手
段に吸収されてしまうため、こじ開けることができない
という利点を有して−る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ロック解除位置における本発明の実施例によ
る盗難防止用かじ取りロックの断面図である。 第２図は、第１図示のかじ取りロックの側面図である。 第３図は、前ロック位置における第１図示の装置の断面
図である。 第４図は、第３図と同様の位置における第１図示の装置
の側面図である。 第５＠は、ロック位置における第１図および第３図と同
様の断面図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）かじ取り軸を有する車両盗難防止用２レバー式か
   じ取りロックであって、前記かじ取り軸に固定されたス
   リーブ、前記スリーブ上に配設された半径方向の歯、そ
   れぞれが尖端を有する２つのロックレバー、クレドール
   部が付いている固定ラッチ支持手段、前記各ロックレバ
   ーを前記各クレドール部に枢支して支持させ、かつ前記
   かじ取り軸と平行をなすとともに、前記ラッチ支持手段
   に固定された枢支軸を有する枢支手段、および、狭域ゾ
   ーンと広域ゾーンとを備える窓を有する制御ブラケット
   から構成され、ロックレバー尖端の反対側にある第２端
   部が、前記狭域ゾーンにある時、前記窓と協働して互い
   に押圧され、前記広域ゾーンにあっては、前記ブラケッ
   トから離れる様に構成され、かつ、前記ロックレバー尖
   端間の角度が、ロックスリーブの連続する２歯間の角度
   、またはその倍数角度より若干小さくなっていることを
   特徴とする車両盗難防止用２レバー式かじ取りロック。
2. （２）第２端部を互いに反対方向に偏倚させるように、
   ばねが、前記第２端部間に張設されていることを特徴と
   する請求項（１）記載の車両盗難防止用２レバー式かじ
   取りロック。