JPH01222316A - 多自由度作業機械の位置と力の制御装置 - Google Patents

多自由度作業機械の位置と力の制御装置

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JPH01222316A
JPH01222316A JP4848788A JP4848788A JPH01222316A JP H01222316 A JPH01222316 A JP H01222316A JP 4848788 A JP4848788 A JP 4848788A JP 4848788 A JP4848788 A JP 4848788A JP H01222316 A JPH01222316 A JP H01222316A
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柏木 邦雄
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透 榑沼
Shinsaku Tsutsui
筒井 真作
Kazunori Yamada
一徳 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は少なくとも2以上の自由度を持つロボットや工
作機械等の多自由度作業機械の位置と力の制御装置に係
わり、特にパリ取り、曲面研磨等、曲面の倣い動作、そ
の他の動作を行うロボットや工作機械等の多自由度作業
機械の位置と力の制御装置に関する。
〔従来の技術〕
現在の産業用ロボットや自動工作機械のほとんどは、位
置情報をもとに位置の制御で動作している。しかしなが
ら、はめ合い作業や研磨作業に代表されるような作業で
は力加減を制御する必要が生じてきている。力加減を制
御するには位置と力の両方をうまく制御する必要があり
、このために種々の研究がなされている。その代表的な
ものk、位置制御と力制御を座標軸ごとに切換えて制御
するハイブリット制御や、位置と力の間をバネで関係ず
けるコンプライアンス制御がある。
また近年、「計′測自動制御学界論文$JVOI22、
No3 (1986)、343〜350頁、特開昭60
−3010号及び特開昭61−7905号に記載のよう
に仮想コンプライアンス制御と呼ばれているものがある
。これは、バネ・マス・ダンパーを有する力学系モデル
を仮想的に実現しようとするもので、力学系の式 mf+c大十にΔx=f のm、c、 kの値を任意に与えて、その動作をソフト
ウェア上で模擬して、その動きを実現するように制御を
行うものである。これを多自由度系で行うためk、座標
系の各軸筋にm、c、にの値を変えられるようになって
おり、この値を適当に選べば各軸筋に特性を変えること
が出来る。またに=0にすれば、位置のフィードバック
がなくなり力制御モードになり、k、cの値を大きくし
てカフィードバックをなくすようにすれば、位置制御モ
ードとなり、いわゆるハイブリッド制御を行うこともで
きる。このように仮想コンプライアンス制御は、ハイブ
リッド制御とコンプライアンス制御を包含した制御方式
ということができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の仮想コンプライアンス制御を応用
した制御装置においては、制御演算の座標系の与え方に
ついて配慮がされておらず、作業内容によっては適切か
つ効率的な作業ができないという問題があった。
例えば、位置と力の制御によりロボットが行う作業の1
つにワーク表面を倣って表面研磨やパリ取り等を行なわ
せる曲面倣い動作がある。第11図はこのような曲面倣
い動作を模式的に示すもので、ロボット50の手先効果
器51がワーク表面52を倣って動くように制御される
0手先効果器51に加わる力及びモーメントは力センサ
53により検出される。この曲面倣い動作を仮想コンプ
ライアンス制御を応用して行う場合、−例として第12
図に示すように行われる。第12図は簡単のためX−Z
平面で説明するものであり、この例ではX軸方向にはk
、cの値を大きくしてかたくし、手先効果器51を位置
制御によって速度VXで送り、Z軸方向にはに=oとし
位置の拘束を解除し、手先効果器51を力制御により目
標力f「で押し付けている。このとき、力センサ−53
により検出される力をfとすると、手先効果器51はZ
軸方向には m※z +cvZ =f−fr の式を模擬して動いているので、速度変化のない定常状
態ではcvZ=f−frとなり、曲面を倣う速度VZを
発生ずるには、それに応じた力偏差Δf=f−frがな
ければならないことが分かる。
ここでX方向の送り速度VXを一定とすると、V2は曲
面の勾配に比例する。従って力偏差Δfは曲面の勾配に
比例しな値となり、押ト[カーfは曲面の勾配によって
変化する。今、倣い動作で許容される力偏差をΔfOと
ずれば、定常状態で追従できる勾配は 1   ΔrO Cvx となる。
ここで1 / cを大きくすれば、追従できる勾配も大
きくなるが、1 / cは力に対する速度のゲイン(v
=1/c−f)になるので、これを大きくするとハンチ
ングを起こしてしまう、そのため1/Cは小さくせねば
ならず、大きな勾配に対しては送り速度VXを小さくし
て対応するしかなく、効率的でなく実用性に乏しくなる
このようk、第12図に示すように任意曲面を倣わせる
には限界があるので、曲面の目標値を記述し、その記述
(教示)誤差や工具摩耗やワークのバラつき誤差を仮想
バネで吸収するようにk。
Cの値を設定したのが第13図である。この例では、曲
面での上記誤差を吸収するためにZ軸方向だけでなくX
軸方向にも仮想バネを入れる必要がある。従ってこの場
合、送り方向にバネの影響が入るので目標位置と実際の
位置と間の位置の偏差が増大してしまい、適切な作業が
できなくなるなどの不都合を生じる。特に曲面の変化の
大きい所では、位置の偏差の大きいまま送り方向が変わ
ることにより、削り過ぎ等の悪影響が出る。
本発明の目的は、座標系を任意に与えられるようにして
上述した従来の問題点を解決し、適切がつ効率的な作業
を確保することのできる多自由度作業機械の位置と力の
制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、少なくとも位置の3自由度を持つロボット
や工作機械等の多自由度作業機械の位置と力の制御装置
において、作業用ツールに加わる少なくとも直交3軸方
向の力を検出する第1の検出手段と、作業用ツールの位
置又は速度を検出する第2の検出手段と、第1の検出手
段で検出されたカデータから、作業用ツールがワーク表
面から受ける反力ベクトルfを演算する第1の演算手段
と、第2の検出手段で検出された位置または速度データ
から作業用ツールの移動方向ベクトルマを演算する第2
の演算手段と、第1及び第2の演算手段で演算された反
力ベクトルtと移動方向ベクトルVとから互いに直交す
る単位ベクトル−1j。
kを演算する第3の演算手段と、第3の演算手段で演算
された単位ベクトルi、j、kを座標変換データとして
用い、その単位ベクトルi、j、kを座標軸とする直交
座標系(s、j、k)上で位置と力の制御演算を行う第
4の演算手段とを有することを特徴とする多自由度作業
allの位置と力の制御装置によって達成される。
第3の演算手段は、−例として、第1の演算手段で演算
された反力ベクトルIから単位ベクトルkを演算し、こ
の単位ベクトルにと第2の演算手段で演算された移動方
向ベクトルVとからこれら両ベクトルk、vに垂直な単
位ベクトルjと、単位ベクトルk、マの張る平面上で単
位ベクトルkに垂直な単位ベクトル1を演算することが
できる。
このとき第3の演算手段は、曲面倣い動作の場合には、
第1の演算手段で演算された反カベクトル賃からワーク
表面の法線ベクトルnを演算し、この法線ベクトルiか
ら法線方向の単位ベクトルkを演算する。
また第3の演算手段は、他の手法として、第2の演算手
段で演算された移動方向ベクトルマから作業用ツールの
移動方向の単位ベクトルiを演算し、この単位ベクトル
−と第1の演算手段で演算された反力ベクトルfとから
両ベクトルi、tに垂直な単位ベクトルjと、単位ベク
トルi、tの張る平面上で単位ベクトル1に垂直な単位
ベクトルにと演算し、これによりワーク表面座標系の直
交3軸の単位ベクトルi、j、kを演算することができ
る。
第3の演算手段は、曲面倣い動作の場合には、第1の演
算手段で演算された反力ベクトルfと第2の演算手段で
演算された移動方向ベクトルVとから、作業用ツールの
先端を原点としワーク表面の法線及び接線を座標軸とす
るワーク表面座標系の単位ベクトルs、j、kを演算す
る。
第3の演算手段で演算された単位ベクトル−1j、kを
他の教示データと共に記憶する記憶手段と、この記憶し
たデータをプレイバック時に再生する再生手段を設けて
もよい。
〔作用〕
第3の演算手段で互いに直交する単位ベクトルi、j、
kを演算し、第4の演算手段でその単位ベクトルi、j
、kを座標変換データとして用い、単位ベクトルi、j
、kを座標軸とする直交座標系(i、j、k)上で位置
と力の制御演算を行うようにしたので、作業用ツールに
適切かつ効率的な動作を行なわせることが可能となる。
例えば曲面倣い動作を行う場合には、第3の演算手段で
作業用ツールの先端を原点としワーク表面の法線及び接
線を座標軸とするワーク表面座標系の単位ベクトルi、
j、kを演算するようにしたので、第4の演算手段では
ワーク表面座標系(i、j、k)上で位置と力の制ms
算が行われる。これにより、ワーク表面の法線方向が常
にZ軸、移動しようとする接線方向が常にX軸方向にと
ることができるようになり、仮想コンプライアンス制御
を採用し、X軸方向に位置制御、Z軸方向に力制御を行
った場合には、曲面の勾配は座標設定等の誤差によるも
ののみとなり、Z軸方向の力の偏差は小さくなり、X軸
方向の移動速度即ち送り速度VXを大きくすることがで
きる(第5図参照)、またそのわずかの誤差をも吸収す
べく仮想バネを入れる場合には、X軸が接線方向である
ことからこの方向に拘束されないので、X軸方向には仮
想バネを入れる必要がなく、通常の位置制御で送ること
ができ、送り方向の位置偏差が増大することによる不都
合が生じることはない(第6図参照)。
第3の演算手段で、第1の演算手段で演算された反力ベ
クトルlから単位ベクトルkを演算することにより、単
位ベクトルi、j、kを簡便に求めることができる。こ
こで、上記ワーク表面座標系の単位ベクトルを求める場
合には、第1の演算手段で演算された反力ベクトルIか
らワーク表面の法線ベクトルnを演算し、この法線ベク
トルnから法線方向の単位ベクトルkを演算ずればよい
また第3の演算手段で、第2の演算手段で演算された移
動方向ベクトルVから作業用ツールの移動方向の単位ベ
クトルtを演算する場合には、反力データから直接、法
線方向の単位ベクトルを求めないので、例えばワーク表
面座標系の演算において、摩擦力等により反力の方向が
法線方向からずれていた場合でも正確にワーク表面座標
系の単位ベクトル−、j、kを求めることができる。
第3の演算手段で演算された単位ベクトル−0j、kを
他の教示データと共に記憶する記憶手段と、この記憶し
たデータをプレイバック時に再生する再生手段を設ける
ことにより、ワーク表面座標系を教示データとして与え
ておくことができ、この教示データを用いて多自由度作
業機械の動作を容易に制御することができる。また形状
認識等の他の用途に使用することもできる。
〔実施例〕
以下、本発明の好適実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例による位置と力の制御装置の
ワーク表面座標の演算部分を示し、第2図はその演算結
果を利用した制御装置本体部分の全体構成を示す。
第1図及び第2図において、符号1は例えば6自由度の
関節型ロボットであり、ロボット1は半部2を有し、半
部2に力センサ−3が取り付けられ、力センサ−3の先
k、工具や把持具でワークに対して仕事を行う手先効果
器4が取り付けられている。力センサ−3は手先効果器
4に加わる力及びモーメントを検出する。ロボット1は
また、各関節廻りの駆動を行う図示しない駆動モータを
有し、手先効果器4の位置及び姿勢はこの駆動モータを
駆動することにより制御される。各駆動モータには符号
5で例示される角度計、例えばエンコーダが取り付けら
れ、このエンコーダ5により駆動モータの駆動量従って
各関節の軸角度データを検出する。
第2図において、ロボット1の制御装置は全体的に符号
6で示され、力センサ−3及び角度計5はこの制御装置
6の一部を構成する。制御装置6はまた、手先効果器4
に加わる力及びモーメントの目標値f「を設定する角目
標値設定部7と、手先効果器4の位置及び姿勢の目標値
を設定する位置目標値設定部8とを有する。角目標値設
定部7は力及びモーメントの目WA値を後述するワーク
表面座標系の値として設定し、位置目標値設定部8は位
置及び姿勢の目標値を後述するベース座標系の値として
設定する。
力センサ−3で検出された力及びモーメントは力vAr
L部9に送られ、ここで後述するセンサ座標系から手先
座標系への変換を行うと共、k、手先効果器4の重力分
を差し引いて重力補償を行う。
手先座標系で表わされた力及びモーメントは座標変換部
10で後述するベース座標系を利用した基準座標系に変
換する。この基準座標系への変換は、後述するように方
向のみの変換(回転変換)である。
基準座標系で表した力及びモーメントは、さらに座標変
換部11で後述するワーク表面座標系に変換する。この
座標変換された力及びモーメントを−とする。この変換
も方向のみの変換(回転変換)である。
座標変換部11で座標変換された力及びモーメントfは
、角目標値設定部7で設定された力及びモーメントの目
標値t「と力偏差演算部12で比較され、偏差Δtが求
められる。即ち、Δf=f−frを演算する。
一方、ロボット1のモータに取付けたエンコーダ5から
の軸角度データは角度演算部13に送られ、ここで関節
角0を算出する。この関節角0は位置演算部14に送ら
れ、関節角0から後述するベース座標系での手先の位置
及び姿勢λ°が求められる。 位置演算部14で演算さ
れた位置及び姿勢X°は位置偏差演算部15で位置目標
[設定部8で設定された位置及び姿勢の目標値λ°「と
比軸され、偏差Δ入°が求められる。このベース座標系
で表した位置及び姿勢の偏差Δ入°は座標変換部16で
後述するワーク表面座標系に変換され、Δλを算出する
。この変換は座標変換部11での座標変換と同じ変換行
列を用いた方向のみの変換(回転変換)である。
力偏差演算部12で演算したワーク表面座標系での力及
びモーメントの偏差Δ四と座標変換部16でワーク表面
座標系に変換した位置及び姿勢の偏差Δλは位置と力の
制御演算部17に送られる。
この位置と力の制御演算部17では、偏差Δfと偏差Δ
Xから、ワーク表面座標系での位置と力の制御演算を行
い、この座標系での指令速度Vを演算する0本実施例で
は、この演算部に仮想コンプライアンス制御による制御
演算を使用する。
位置と力の制御演算部17は、具体的には不感帯演算部
18と、バネ定数乗算部19と、減算部20と、特性補
償演算部21とからなっている。
不感帯演算部18は、力偏差演算部12で演算した力偏
差Δfに不感帯を持たせ、Δf°を算出すもので、ノイ
ズや外乱などの微小力に反応しないように設定すること
ができる。この不感帯幅は各る座標軸毎に自由に設定す
ることが出来、不感帯をなくすことも出来るし、不感帯
幅を大きくとることによってこの出力を常に0にし、カ
フィードバックをなくして、位置制御のみを行うことも
出来る。バネ定数乗算部19は各座標軸毎に設定した仮
想バネ定数行列I(を位Nm差Δλに乗じてにΔλを演
算する。には対角行列で、成分kiは各座標軸毎の仮想
バネ定数で、任意に設定出来る。
特にki =Oにすれば位置のフィードバックをなくし
て、力制御のみを行うことも出来る。
減算部20は、力の偏差Δfに不感帯演算を行った値Δ
I゛から位置の偏差Δλに仮想バネ定数行列Kを乗じた
値にΔ入を減算する。
特性補償演算部21は、減算部の出力Δt’−にΔスに
制御上の特性補償演算を行って速度指令値Vを出力する
もので、仮想コンプライアンス制御では、仮想質量行列
Mと仮想粘性係数行列Cによって、 M*+Cv=Δf’−にΔx    −・・(1)を模
擬して動くように速度指令値を演算する。
位置と力の制御演算部17で演算された速度指令値Vは
ワーク表面座標系での値なので、これをS標変換部22
でベース座標系での速度V“に変換する。このベース座
標系での速度指令値V゛は角速度演算部23で各関節の
角速度指令値Wに演算され、この角速度指令値Wからモ
ータ速度演算部24で各駆動モータの速度指令値を演算
する。
モータ速度演算部24で演算された速度指令値はサーボ
アンプ25に送られ、各駆動モータの速度指令値によっ
てロボット1のモータを駆動する。
この中にはモータに取り付けたタコジェネレータからの
速度フィードバックも含まれる。
上述した座標変換部11.16.22においては、ワー
ク表面座標系への座標変換又はワーク座標系からの座標
変換のため、第1図に示す演算部分で演算されたワーク
表面座標系のデータが用いられる。
第1図においてこのワーク座標系演算部分は、座標変換
部10(第2図参照)で基準座標系(ベース座標系)に
変換された力のデータからワーク表面の法線方向ベクト
ルnを求める法線方向演算部60と、位置演算部14(
第2図参照)で求められた手先の位置を手先の移動に従
って順次記憶する記憶部61と、記憶部61に記憶され
たデータをもとk、移動方向ベクトルVを求める移動方
向演算部62と、法線方向ベクトルnと移動方向ベクト
ルVとから、第3図の手順でワーク表面座標の座標軸i
、、j、kを演算する座標軸演算部63とからなってい
る。記憶部61で記憶する位置の個数は移動方向演算部
62の演算で用いる範囲とされる0M標原軸算部63で
演算されたワーク表面座標ノFMl[ltl i 、 
j 、 kg、t、第2 図ニ示t M種変換部11.
16.22のU標変換行列用のデータとされる。
次にこのように構成された制御装置の動作を説明する。
ロボット1にワーク表面を倣って表面研磨やパリ取り等
を行なわせる曲面倣い動作をさせた場合、ロボット1に
取り付けられた手先効果器4には押付力の反力としての
力及びモーメントが加わり、この力及びモーメントは、
力センサ−3で検出される。この検出された力及びモー
メントはセンサーに固定された、センサーの変形中心を
原点とするセンサー座標系の値になっているので、これ
を力演器部9で手先効果器の適当な場所を原点とし、手
先効果器に固定されて手先と共に移動する手先座標系に
変換する。この原点は普通、力の加わる着力点付近にと
り、センサー座標系からの変換行列は定数行列になる。
さらにこの力演器部9では、手先効果器4の重力分を差
し引いて重力補償を行い、手先の姿勢によって変化する
手先効果器4の重力の影響を取り除く。
このように手先座標系に変換された力及びモーメントは
、座標変換部to、ttによってワーク表面座標系に変
換される。このワーク表面座標系は原点を手先座標系の
原点と同一にとり、その方向をワーク表面の接線及び法
線方向にとっている。
従ってこの方向はワークと同じ空間に固定された基準座
標系からの回転として記述するのが演算上都合が良い、
そこでその方向を、ロボットが据え付けられている空間
に固定されたベース座標系を利用し、このベース座標系
からの回転変換として記述する。この変換が座標変換1
1であり、ここでは後述する座標軸演算部63の演算デ
ーター。
j、kを用いる。この座標変換を行うにはベース座標系
への変換が必要なので、座標変換部10によって手先座
標系からベース座標系(基準座標系)への変換を行う、
ここで言うベース座標系とは直交3軸の方向がベース座
標系と一致するという意味で、原点は手先座標系と同じ
である。即ち座標変換部10では方向のみベース座標系
に変換する。
この座標変換は、ベース座標系に対する手先座標系の方
向によって与えられ、後述する手先の姿勢を表す行列と
同様なので、常に計算されており、簡単に変換を行うこ
とが出来る。
このようにして得られたワーク表面座標系での力fは、
山口標値設定部7で設定されたワーク表面座標系上の目
標力t「と比較され、力偏差演算部12によって方間差
出Δtが演算される。
一方、位置及び姿勢に関しては、ロボット1のモータに
取り付けたエンコーダの値から角度演算部13によって
関節角θを演算する。さらにこの関節角0から位置演算
部14によって、ベース座標系における手先の位置及び
姿勢入°を演算する。
この手先の位置及び姿勢は手先座標系の原点の位置及び
座標軸の方向で見る。第2図では、図を理解しやすいよ
うにベース座標系でのこの位置及び姿勢を6次元ベクト
ルλ°で表わしており、この場合、6次元ベクトルλ°
中の姿勢を表す3次元ベクトルは、ベース座標系に対す
る手先座標系の回転角度を表すベクトル(方向が回転軸
方向で大きさが回転角となるベクトル)となる。
実際の演算では、この姿勢は上記のように表記せず、手
先座標系の各座標軸方向の単1位ベクトルをベース座標
系で表したih、jh、khからなる3X3行列(ih
、jh、kh)で表す。
このように位置演算部14で演算された位置及び姿勢X
°は、位置目標値設定部8で設定された目標位置及び姿
勢x’rと比較され、位′、!l偏差演算部15で位置
及び姿勢の偏差Δ入°が計算される。
このうち姿勢の偏差は、目標姿勢と実際の姿勢との間の
回転角を表すベクトルで表わせ、目標手先座標系の姿勢
を表す行列を(ihr、 3hr、 khr)とすれば
姿勢の偏差はIPeで表せる。ここでCは回転軸の単位
ベクトルであり、市は軸廻りの回転角であり、それぞれ
以下のように表わされる。
このようにして求められた位置及び姿勢の偏差Δ入°は
ベースJiJili系で表わされているので、これを座
標変換16によってワーク表面座標系に変換する。この
変換は、座標変換部11の変換と同様、後述する座標軸
演算部63の演算データー。
j、kを用いて行い、かつ回転変換として与えられる。
このようにして得られたワーク表面座標系での力の偏差
Δtと位Wl偏差ΔXを用いて位置と力の制御演算部1
7で制御演算を行う0本実施例ではこの演算の具体例と
して、前述したように要素18〜21による仮想コンプ
ライアンス制御演算を行う。
即ち、不感帯演算部18では力偏差Δtの各座標軸毎に
不感帯演算をしてΔ冒゛を算出し、バネ定数乗算部19
では各座標軸毎に設定した仮想バネ定数行列Kを位置偏
差Δスに乗じてにΔλを演算し、減算部20では不感帯
演算を行った力め偏差Δf°からKAxを減算する。特
性補償演算部21では、減算部の出力Δ1°−にΔλに
制御上の特性補償演算を行って速度指令値Vを出力し、
仮想コンプライアンス制御では、仮想質性列Mと仮想粘
性係数行列Cによって前述した(1)式を模擬して動く
ように速度指令値を演算する。この演算は、実際は例え
ば(1)式を離散系で変形した+(I−ΔtM  C)
v   ・・・(2)の形で行う、ここでΔtはサンプ
リング周期であり、Vnはn回目のサンプリングを表す
、またVは並進速度及び回転速度を表わす6次元ベクト
ル、Δf°は力及びモーメントの偏差を表わす6次元ベ
クトル、Δλは位置及び姿勢の偏差を表す6次元ベクト
ル、M、C,には6X6の行列で、特に対角行列を用い
る。
ここで各要素のパラメータk、M、Cや不感帯幅は当該
ワーク表面座標系上で与えられており、上記位置と力の
制御演算をこのワーク表面座標系上で行う。
位置と力の制御演算部17で演算された速度指令値Vは
ロボット1を動かすための指令値である。
この速度指令値Vはワーク表面座標系での値なので、こ
れを座標変換部22で一旦ベース座標系のriv’に変
換する。この座標変換には、後述する座標軸演算部63
の演算データk、j、kが用いられる。ベース座標系に
変換された速度指令値V゛は角速度演算部23によって
ロボットの各関節の角速度Wに変換され、さらにモータ
速度演算部24で、モータの回転速度に変換した後、サ
ーボアン125によってこの速度で動くようにロボット
1を制御する。
ここで座標変換部11.16.22で行われる回転変換
につきさらに詳しく説明する。
ベース座標系から見たワーク表面座標系座の座標軸の単
位ベクトルは前述したi、j、にであり、3次元ベクト
ルUのワーク表面座標系での表現Uaは、 ua = (i、j、k)’ u となる、ここでTは転置行列を表す、即ち、座標変換行
列は、原点が動かずに回転のみ行う場合は、(t、j、
k)’で表せる。座標変換部11.16で使用する行列
は6X6行列であるが、これは並進と回転、それぞれに
この変換を行えばよく、となる、一方、座標変換部22
はワーク表面Ju標系からベース座標系への変換であり
、上記式を変形して u= [(i、j、k)” ]−’uaとなり、[(i
、j、k)’ ]”= (i、j、k)となるので、こ
の座標変換部22の変換行列はで表せる。
このように座標変換部11.16.22での座標変換は
ワーク表面座標系の座標軸の単位ベクトルs、j、にで
与えることが出来、第1図に示した演算部分で前述した
ように単位ベクトルi、j。
kを演算すれば、ワーク表面座標系へのまたはワーク表
面座標系からの座標変換が可能である。
次に第1図に示すワーク座標系演算部分の動作を第3図
及び第4図を参照して説明する。
第4図はワーク表面座標系の与え方を示す図である。ワ
ーク表面座標系はワーク表面の法線及び接線方向を座標
軸にとるが、接線方向のとり方は一義的には決まらない
ので、本実施例では接平面上で手先の移動方向をMfl
i軸の1つにとり、第4図(a)に示すようにi、j、
kを座標軸にとる。
ここで1は移動方向にある接線方向の単位ベクトル、k
は法線方向の単位ベクトル、jは1.kに垂直にとった
単位ベクトルであり、座標系(1゜j、k)が右手系と
なるようにとられる。
第4図(b)はこの座標系(i、j、k)の<i、k)
平面について説明したもので、ロボット1の手先効果器
4がワーク表面から受ける反力t、及び手先の移動方向
ベクトルVはこの平面内にあるので、これを用いてi、
j、kを決定する。
ワーク座標系演算部分は以上の考え方に基づきワーク座
標系の座標軸を演算するものである。即ち、力センサ−
3で検出した力は、前述したように力演算部9、座標変
換部10によってベース座標系(基準座標系)での手先
効果器4に加わる力に変換される。この力は第4図(b
)に示す反力Iに相当する。この力tから法線方向演算
部60によって、ワークの法線方向ベクトルnを演算す
る。この演算では、摩擦力の影響が問題となるので、こ
れを除去するようにする。一番正確に行うには、手先効
果器4自身を摩擦のないプローブで作ればよく、この場
合は上記の検出した反力fが法線方向になる。即ち、第
4図(b)においては反力fと法線方向ベクトルれとが
一致する。摩擦力が出てしまう場合は、一定の動摩擦係
数を仮定すれば、第4図(b)の1とnのなす角が一定
となり、これによって法線方向ベクトルnを求めること
が出来る。更に力の他にモーメントも検出すれば力の作
用線が分かり、手先効果器4の外形がわかればその接触
点を求めることが出来、これによって摩擦係数が変わっ
ても常に法線方向を求、められる。
一方、手先効果器4の位置は、前述したように角度演算
部13、位置演算部14で演算される。
この位置を記憶部61に必要な個数だけ記憶し、移動方
向演算部62で移動方向Vを演算する。このVは移動速
度と同じだが、その方向が分かればよいので、大きさは
速度と同じでなくてよい、その方向を演算するための一
番単純な方法は、1つ(あるいはいくつか前)の値との
差分をとる方法である。その他、ノイズ等の誤差要因を
除くために数点の重み付き平均をとるなどいく通りかの
既知の方法がある。
このようにして法線方向演算部60で求めた法線方向ベ
クトルnと、移動方向演算部62で求めた移動方向ベク
トルVを用いてワーク表面座標座標軸演算部63によっ
て、座標軸の単位ベクトルs、j、kを求める。このi
、にの方向は、第4図(b)に示すようにn、vの方向
と同一になるはずであるが、測定誤差やノイズによって
必ずしも同一にはならず、nとVが直交しないことがあ
る。そこで、本実施例では力の値は比軸的正確に測定出
来たものとして法線方向nをに方向とし、iはnとVを
含む平面内でkと垂直になるように定める。jはこれら
に垂直な方向である。この求め方を示したのが、第3図
のフローチャートである。
まず手順70において、法線ベクトルnをその大きさf
ilで割って正規化し、長さ1の単位ベクトルにとする
1次に手順71で、kとVに垂直な方向を求めるためk
、外積kXvを演算する。
そして手順72でこれを正規化した単位ベクトルをjと
する0次に手順73で、外積jXkを1とすれば、iは
n、vを含む平面内でkと垂直な単位ベクトルになる。
ここで、手順71において、kXvを求めたが、これは
nxvでもよく、この場合nの正規化を行うのは手順7
1の後でもよい。
このようにして、ワーク表面の座標軸−1jlkを求め
たが、このi、j、kを第2図に示す制御系の座標変換
部11,16.22へ送り、ワーク表面座標系とベース
座標系との間の座標変換に使用する。
本実施例は以上のように構成したので、ロボット1にワ
ーク表面を倣って表面研磨やパリ取り等を行なわせる曲
面倣い動作をさせる場合には、作業用ツールの先端を原
点としワーク表面の法線及び接線を座標軸とするワーク
表面座標系で仮想コンプライアンス制御を行うことがで
き、第7図の従来例に対応して第5図に示すようk、ワ
ーク表面の法線方向を常に2軸、移動しようとする接線
方向を常にX軸方向にとることができる。これにより、
位置と力の制御演算部17でX軸方向に位置制御、Z軸
方向に力制御を行わせた場合には、曲面の勾配は座標設
定等の誤差によるもののみとなり、Z軸方向の倣い速度
尾VZは第7図の従来例のようには大きくならず、力の
偏差は小さくなる。従って、曲面の勾配に制約されるこ
となく、X軸方向の移動速度即ち送り速度VXを大きく
することができる。
また第8図の従来例に対応して第6図に示すようk、誤
差をも吸収すべく仮想バネを入れた場合には、X軸が接
線方向であることからこの方向に拘束されることがなく
、X軸方向には仮想バネを入れて柔らかくする必要がな
い、従ってX軸方向には通常の位置制御で送ることがで
き3、送り方向の位置偏差が増大することによる不都合
が生じることはない。
以上の実施例は、ワーク表面座標系演算部分での座標軸
−、j、にの演算をロボットの動作と同時に逐次行う例
であるが、その演算結果を教示データとして格納してお
き、プレイバック時に座標変換データとして用いること
もできる。第7図はそのような実施例を示すもので、第
1図に示した実施例の構成に加えて、ワーク表面座標座
標軸演算部63で演算したi、j、kを、位置演算部1
4で演算した手先の位置及び姿勢と共に教示データとし
て記憶する記憶部80と、記憶された一1j、kをプレ
イバック時に再生し、補間演算等を行って座標変換デー
タとして座標変換部11,16.22に送る再生部81
と、記憶された位置及び姿勢をプレイバック時に再生し
、捕間演算等を行って位置及び姿勢の目標値として位置
目標値設定部8に送る再生部82とを有している。
本実施例では、ワーク表面座標系を位置及び姿勢と共に
教示データとして与えておくことができ、この教示デー
タを用いて多自由度作業機械の動作を制御することがで
きる。またこの教示データを形状認識等の他の用途に使
用することもできる。
第8図に本発明のワーク座標系演算部分のさらに他の実
施例を示す6図中第1図に示す部材と同等の部材には同
じ符号を付しである。第1図に示す実施例では、座標変
換部10で求められた力のベクトルからワーク表面の法
線方向ベクトルnを演算し、これと移動方向ベクトルV
とから座標軸の単位ベクトルs、j、kを求めたが、こ
の場合は摩擦力の影響が除去できないとnが不正確とな
り、第4図(b)に示すようにi、にの方向がn。
マの方向に正確に一致しなくなる。一方、移動方向Vは
比軸的正確に求めることができるので、これを基準とし
てi、j、kを求めれば、摩擦力の影響を排除すること
ができる。第8図はこのような実施例を示すもので、第
1図の法線方向演算部60は無く、座標変換部10でベ
ース座標系に変換された反力ベクトルtは直接ワーク表
面塵ll座標軸演算部90に送られ、ここで、その力ベ
クトルfと移動方向ベクトルVとから、ワーク表面座標
系のPi標原軸、j、kを演算する。即ち、移動方向ベ
クトルVを1方向とし、kは電とマを含む平面内でiと
垂直になるように定め、jはこれらに垂直な方向として
定める。
座標軸演算部90でのこの演算手順を示したのが第9図
のフローチャートである。まず手順91で、移動方向ベ
クトルVをその大きさIVIで割って正規化し、長さ1
の単位ベクトルiとする。
次に手順92で、反力ベクトルtと1に垂直な方向を求
めるために外積fXiを演算する0次に手順93で、こ
れを正規化した単位ベクトルをjとする0次に手順94
で、外積iXjをkとすれば、kはt、マを含む平面内
で1と垂直な単位ベクトルとなる。
ここで、手順92においてfXiを求めたが、これはf
Xvでもよく、この場合Vの正規化を行うのは手順92
の後でもよい。
なお第8図に示す実施例も、第1図の実施例について第
7図に示す実施例で行ったごとく、演算して求めた座標
軸データs、j、kを教示データとして使用するように
することができ、第10図はそのような実施例を示すも
のである6図中第7図に示す実施例と同等の部材には同
じ符号を付しである。この実施例においても第7図の実
施外と同様の効果を得ることができる。
以上の実施例においては、ワーク表面座標系の座標軸を
演算するのに使用する手先効果器4の移動方向ベクトル
Vを、手先効果器の位置を検出する角度計5の軸角度デ
ータから演算した。しかしながらこれは、手先効果器4
の移動速度を検出する速度計を設置し、この速度計の速
度データから移動方向ベクトルマを演算することもでき
る。
また以上の実施例は、ロボット1が行う作業として表面
倣い動作を想定し、位置と力の制御演算部17において
ワーク表面座標系上で位置と力の制御演五を行った例で
あるが、この座標系としてはワーク表面座標系以外k、
作業内容において適宜最適の座標系を設定することがで
きる0例えば3次元クランク回しなどの作業においては
、作業用ツールの拘束による反力の方向及び移動方向に
より拘束座標系を定め、この拘束座標系で位置と力の演
算制御をする。この場合は、第1図等において示す座標
系演算部分で当該拘束座標系の座標軸を演篤し、この拘
束座標系の座標軸データを座標変換部11.16.22
に送り、座標変換用のデータとする。これによりその拘
束座標系で適切かつ効率的なりランク回し作業を行うこ
とができる。
〔発明の効果〕
本発明は、以上のように構成したので以下に列挙する効
果を奏することができる。
(1)力の検出値と移動方向から位置と力の制御演算を
行う座標軸を自動的に算出することができるので、作業
内容に応じて最適の座標系を設定することができ、適切
かつ効率的な作業を行うことができる。
(2)曲面倣い動作の場合は、ワーク表面座標系の座標
軸を演算することにより、ワークの法線方向に押し付け
たり、この方向に仮想バネを設定したりすることが出来
、接線方向にはこれと独立して送ることが出来、適切か
つ効率的な作業を行うことができる。またワーク座標系
を常に演算しながら、未知の物体の表面をなぞって行く
ような倣い動作を容易に行うことができる。
(3)ワーク表面座標が演算できるので、ワークに対し
て工具の姿勢を一定に保つような姿勢制御も簡単に付加
することができる。
(4)演算された座標軸データを記憶し、再生できるよ
うにすることにより、そのq原糸の教示を簡単に行うこ
とができ、当該座標系を自由に使いこなすことができる
。またその教示データが記憶されているので、物体表面
の方向を容易に知ることができ、形状認識等の他の用途
に使用することもできる。
(5)ワーク表面座標系に限らず、拘束による反力と移
動方向によって拘束座標系を定めることにより、3次元
クランク回しなどの作業を行うことも出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による位置と力の制御装置の
ワーク表面座標系演算部分を示すブロック図であり、第
2図はその制御装置の本体部分を示すブロック図であり
、第3図は第1図に示すワーク表面座標系演算部分にお
ける座標軸の演算手順を示すフローチャートであり、第
4図(a)及び(b)はその座標軸の与え方を説明する
説明図であり、第5図はその制御装置を用いて一定押付
力制御で曲面を倣う例を示す説明図であり、第6図は同
制御装置を用いて仮想バネによって曲面を倣う例を示す
説明図であり、第7図は本発明の他の実施例によるワー
ク表面座標系演算部分を示すブロック図であり、第8図
は本発明のさらに他の実施例によるワーク表面座標系演
算部分を示すブロック図であり、第9図は第8図に示す
ワーク表面座標系演算部分における座標軸の演算手順を
示すフローチャートであり、第10図は本発明のなおさ
らに他の実施例によるワーク表面座標系演算部分を示す
ブロック図であり、第11図はロボットによって曲面を
倣う動作を示す概略図であり、第12図は従来の制御方
法を用いて一定押付力制御により曲面を倣う例を示す説
明図であり、第13図は従来の制御方法を用いて仮想バ
ネによって曲面を倣う例を示す説明図である。 符号の説明 1・・・ロボット     3・・・力センサ−4・・
・手先効果器(作業用ツール) 5・・・エンコーダ(位置検出手段) 6・・・制御装置 10・・・座標変換部(第1の演算手段)17・・・位
置と力の制御演算部(第4の演算手段)60・・・法線
方向演算部(第1の演算手段)62・・・移動方向演算
部(第2の演算手段)63.90・・・ワーク表面座標
座標軸演算部(第3の演算手段) 80・・・記憶部     81.82・・・再生部代
理人  弁理士 春 日  譲 1− ロボット 81.82−−−・再生部 第1図 第3図 第4図 (a) (b) 第7図 第8図 第9図 第10図 5゜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも位置の3自由度を持つロボットや工作
    機械等の多自由度作業機械の位置と力の制御装置におい
    て、 作業用ツールに加わる少なくとも直交3軸方向の力を検
    出する第1の検出手段と、作業用ツールの位置又は速度
    を検出する第2の検出手段と、第1の検出手段で検出さ
    れた力から、作業用ツールが受ける反力のベクトルfを
    演算する第1の演算手段と、第2の検出手段で検出され
    た位置又は速度データから作業用ツールの移動方向ベク
    トルvを演算する第2の演算手段と、第1の演算手段で
    演算された反力ベクトルfと第2の演算手段で演算され
    た移動方向ベクトルvとから互いに直交する単位ベクト
    ルi、j、kを演算する第3の演算手段と、第3の演算
    手段で演算された単位ベクトルi、j、kを座標変換デ
    ータとして用い、その単位ベクトルi、j、kを座標軸
    とする直交座標系(i、j、k)上で位置と力の制御演
    算を行う第4の演算手段とを有することを特徴とする多
    自由度作業機械の位置と力の制御装置。
  2. (2)前記第3の演算手段は、第1の演算手段で演算さ
    れた反力ベクトルfから単位ベクトルkを演算し、この
    単位ベクトルkと第2の演算手段で演算された移動方向
    ベクトルvとからこれら両ベクトルk、vに垂直な単位
    ベクトルjと、単位ベクトルk、vの張る平面上で単位
    ベクトルkに垂直な単位ベクトルiを演算することを特
    徴とする請求項1記載の多自由度作業機械の位置と力の
    制御装置。
  3. (3)前記第3の演算手段は、第1の演算手段で演算さ
    れた反力ベクトルfからワーク表面の法線ベクトルnを
    演算し、この法線ベクトルnから法線方向の単位ベクト
    ルkを演算することを特徴とする請求項2記載の多自由
    度作業機械の位置と力の制御装置。
  4. (4)前記第3の演算手段は、第2の演算手段で演算さ
    れた移動方向ベクトルvから作業用ツールの移動方向の
    単位ベクトルiを演算し、この単位ベクトルiと第1の
    演算手段で演算された反力ベクトルfとから両ベクトル
    i、fに垂直な単位ベクトルjと、単位ベクトルi、f
    の張る平面上で単位ベクトルiに垂直な単位ベクトルk
    を演算することを特徴とする請求項1記載の多自由度作
    業機械の位置と力の制御装置。
  5. (5)前記第3の演算手段で演算された単位ベクトルi
    、j、kを他の教示データと共に記憶する記憶手段と、
    この記憶したデータをプレイバック時に再生する再生手
    段とを有することを特徴とする請求項1、2、3、又は
    4記載の多自由度作業機械の位置と力の制御装置。
  6. (6)前記第3の演算手段は、第1の演算手段で演算さ
    れた反力ベクトルfと第2の演算手段で演算された移動
    方向ベクトルvとから、作業用ツールの先端を原点とし
    ワーク表面の法線及び接線を座標軸とするワーク表面座
    標系の単位ベクトルi、j、kを演算することを特徴と
    する請求項1記載の多自由度作業機械の位置と力の制御
    装置。
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