JPH01221458A - 水溶性染料の製造方法 - Google Patents

水溶性染料の製造方法

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JPH01221458A
JPH01221458A JP4469388A JP4469388A JPH01221458A JP H01221458 A JPH01221458 A JP H01221458A JP 4469388 A JP4469388 A JP 4469388A JP 4469388 A JP4469388 A JP 4469388A JP H01221458 A JPH01221458 A JP H01221458A
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water
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diazotization
pyrrolidone
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Hiroshi Takimoto
滝本 浩
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水溶性染料特にインクジェットプリンターある
いは文房具の記録液に用いられる記録紙上における耐水
性の優れた水溶性染料の製遣方法に関する。
〔従来の技術〕
最近オフィスにおけるプリンターとして低騒音のノンイ
ンパクト型プリンターが増えてきている。特に維持費が
安く又カラー化も容易なインクジェットプリンターは将
来大きく伸びると予想されているが、インクジェットプ
リンターに用いられる記録液は、臭気、安全性等の面か
ら水性が主であり記録液中に含有される染料も水溶性染
料が用いられている。
一方文房具の分野でも油性のザインペン等が筆記性など
の理由から水性に変りつつありこれにともなって使用さ
れる染料も水溶性染料に変わってきている。
何れの記録液に於てもそこに用いられる水溶性染料に対
しては記録紙上における高い耐水性が要求されている。
水溶性染料の記録紙上における耐水性を向上させるため
に、 ■ 分子中のアゾ基の数をポリアゾとりわけトリスアゾ
以上にする ■ 分子中のスルホン酸基の数を減らす■ アミノ基等
の水素結合性基を分子内に導入する 等染料の構造面からの種々の試みがなされている。
しかしながら、このような分子構造の変更は場合により
染料それ自体はもちろんのこと、その原料或は中間体で
あるアミン類も水、稀鉱酸に対する溶解性が著しく低下
するため、これらアミン類のジアゾ化反応を通常の稀鉱
酸中、亜硝酸塩を作用させる方法で行った場合、反応に
著しく長時間を要するのみ々らず反応が完結しないこと
が度々である。
このため、このようにして得られる該アミン類のジアゾ
化反応液を用いてカップリング反応させた場合得られる
染料の収率が低くなり又反応時副成する不純物のため耐
水性が劣化する他、変異原性においても本来陰性のもの
が陽性になるなどの問題が生じている。
−3= 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は上記の欠点を解決するために成されたもので記
録紙上における耐水性の優れた水溶性染料を高収率で製
造するために、水に難溶性のアミン類の、優れたジアゾ
化方法の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、下記−数式CI〕、 C旧又は〔■〕で示さ
れるアミン類をジアゾ化した後カップリング成分と反応
させることにより水溶性染料を製造するに当り、該ジア
ゾ化反応を、全媒体に対しピロリドン又はその誘導体を
、30’−gO重量係含有する水溶液中で行なうことを
特徴とする水溶性染料の製造方法に関する。
(式中xl 、 x2 、 x3 、 x4及びX5は
夫々水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低
級アシン環を表わす。但し、環A、B、Cの少くともλ
つが同時にベンゼン環を表わすことはない。)(式中X
7及びX9は、水素原子、低級アルキル基、又は低級ア
ルコキシ基を表わす。)(式中、Pは0又は/を表わす
。) 中に前記アミン類を添加して溶解もしくはスラリー状態
とし、次いで、少量の鉱酸を添加しだ後、冷時、もしく
は必要に応じて加温しつつ温時、亜硝酸塩又はその水溶
液を添加し、同温度で攪拌することによって行なうこと
にある。
本発明のジアゾ化反応において用いられるピロリドン及
びピロリドン誘導体としては、ピロリドン、N−メチル
ピロリドン、N−ブチルピロリドン、N−ヒドロキシエ
チルピロリドン。
N−メトキシ−プロピル−ピロリドン等のN−アルキル
ピロリドン又はN−置換アルキルピロリドン等を用いる
ことができる。中でも、N−メチルピロリドン、N−ヒ
ドロキシエチルピロリドンが入手のしやすさなどから好
適である。
その使用量はジアゾ化反応の媒体全重量に対して30〜
80(重量)%好捷しくはllo〜70(重量)%の範
囲から選ばれる。この範囲を超えてあ捷りに使用量が少
ないと前記アミン類を十分溶解することが出来ないため
反応に長時間を要するようになるので好壕しくない。他
方、あ丑りに多すぎると亜硝酸塩と鉱酸とから生成する
ニトロシル塩が不安定となって分解したり、あるいは亜
硝酸塩の溶解が不十分となるためジアゾ化が十分に進行
しなくなるので不利である。
鉱酸としては塩酸、硫酸、リン酸が挙げられ、その添加
量に関しては、亜硝酸塩を添加した後の反応液のpHを
一〜ダに保つに足る量で十分である。
亜硝酸塩としては、通常この種の反応に使用されるもの
から選ばれ、例えば亜硝酸ソーダ、亜硝酸カリが挙げら
れる。
ジアゾ化反応時の反応液のpHは、a〜グのだジアゾニ
ウム塩の分解物と思われる副生物が増加するので好まし
くない。
ジアゾ化反応時の温度は、70〜SO℃、より好ましく
は/S−り0℃が適用される。70℃より低い場合には
反応が著しく遅くなり又汐0℃よシ高い場合には生成し
たジアゾニウム塩の分解物と思われる副生物が増加する
ので好ましくない。
本発明の原料として使用する前記−数式〔■〕。
[:n:] 、 CI:Iで示されるアミン類としては
具体的には以下の様なものが挙げられる。
」−記アミン類の反応液中における含有量は反応液の粘
稠性及び攪拌設備の強弱によって異なるが、−殻内にジ
アゾ化反応の媒体全重量に対し1.2−20重量係の範
囲が挙げられる。
本発明の方法によって得られた前記アミン類のジアゾニ
ウム塩をカップリング成分、例えばI]酸、ガンマ−酸
、J酸等のナフトール誘導体、あるいはメタフェニレン
ジアミン、メタフェニレンジアミンスルホン酸フェノー
ル等の水溶液中に、s〜、20℃ pHλ〜10で徐々
に添加してカップリングせしめることにより水溶性染料
を製造することが出来る。本水溶性染料は耐水性の優れ
た染料でありインクジェットプリンターあるいは文具用
として有用である。
〔発明の効果〕
本発明の方法に従えば、通常の稀鉱酸中、亜硝酸塩を作
用させる方法では反応に著しく長時間を要したり、反応
が完結しないよう々前記−数式CI:] 、 (113
又はCI]I’]で示されるアミン類のジアゾ化反応を
短時間に転化率、選択率共に高く行うことができる。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例で更に詳細に説明するが本発明は
これら実施例により何等限定されるものではない。
実施例/ 下記式で表わされるアミン類77.9Elを水779 
ml及びN−メチル−ピロリドン779m1の混合物中
に添加し次いで33%塩酸70m1を添加して20℃で
2時間攪拌した後亜硝酸ソーダ/ 3.9.9を含む水
!iθmlを、20℃で添加し、pHi、20℃でS時
間攪拌してテトラゾ化を行った0 高速液体クロマトグラフィー(以降HPLCと略す。)
により分析した結果、転化率9g%、選択率93%であ
った。
前記テトラゾ化反応液にスルファミノ酸10gを加えて
残存するニトロシルクロライドを消去した。
水900 mlにメタフェニレンジアミン22.3 g
を含む混合液を該テトラゾ化反応液に加え、20℃、p
Hλの条件で70時間カップリング反応して、下記の染
料を合成した。
得られたカップリング反応液に食塩/30gを加えて塩
析を行い、更に濾過を行った後10飴食塩水3θoml
で洗浄した。
前記構造式で示される染料93./ 9 (純量)を得
、これは対理論収率9λ係であった。
HPLC分析の結果、染料の有機物ベースによる純度は
91I−係であった。
尚、HPLC分析は以下の条件で行った。
分析機器 LC−、tA  (高滓製作所)カ  ラ 
 ム   Unisil  NQ  C1g(ガスクロ
工業■) 溶離液水/アセトニトリル−50150(■01比)0
.2%NaH2P○4 0.5%テトラブチルアンモニウムクロリド試料液 −
00θppln q μノ 比較例/ 実施例/における水779m1及びN−メチル−ピロリ
ドン779−の代りに水15乙0−を用いた以外は同様
にして反応を行ったところ、転化率37%と著しく低か
った。その−jlt2’1時間反応を続行したが転化率
75%、選択率g/チと低いものであった。
この反応液を用いて実施例/と同様にカップリング反応
を行った結果、染料の収率は乙9%、純度は7g%と低
いものであった。
実施例ス 下記式で示されるアミン類’I 3.k gをSO31
10CH3CH3 水3乙Ome及びピロリドンXO−の混合物中に添加し
次いで35%塩酸g mlを添加し/3゛℃で3時間攪
拌した後亜硝酸ソ〜ダg、グgを添加しpHll−、/
!i℃で3時間攪拌してジアゾ化を行った。実施例/と
同様にしてI−I P L、C分析した結果、転化率9
7%、選択率9s係であった。とのジアゾ化反応液にス
ルファミノ酸gyを加えて残存するニトロシルクロライ
ドを消去した。
混合液に、左℃、pI−Ig〜10にて、該ジアダ液を
滴下しS℃、pH9にてS時間カップリング反応させ、
下記の染料を合成した。
得られたカップリング反応液に食塩/ gagを加え実
施例/と同様に処理して前記構造式の染料7 t、、b
 g(純量)を得た(対理論収率90係)。
I−I P L C分析の結果、純度は9g%であった
比較例λ 実施例−における水5 k Oml、及びピロリドン3
乙Omlの代りに水910m1を用いた以外は同様にし
て反応を行ったところ、転化率73%と著しく低かった
。その捷ま//、g時間反応を続行したが、転化率は3
9%と低いものであった。
実施例3〜k及び比較例3〜S 実施例/及び比較例/におけるジアゾ成分の代シに下記
のアミン類を用いる以外は全て実施例/及び比較例/と
同様にして反応を行った。
結果をまとめて表に記す。
出 願 人  三菱化成工業株式会社 代 理 人 弁理士長香川  − (ほか7名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式〔 I 〕、〔II〕又は〔III〕で示され
    るアミン類をジアゾ化した後カップリング成分と反応さ
    せることにより水溶性染料を製造するに当り、該ジアゾ
    化反応を、全媒体に対しピロリドン又はその誘導体を3
    0〜80重量%含有する水溶液中で行なうことを特徴と
    する水溶性染料の製造方法 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕 (式中、X^1、X^2、X^3、X^4及びX^5は
    夫々水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低
    級アシルアミノ基又はスルホン酸基を表わし、Xはスル
    ホン酸基を表わし、環A、B及びCはベンゼン環を表わ
    す。但し、環A、B、Cの少くとも2つが同時にベンゼ
    ン環を表わすことはない。) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔II〕 (式中、X^7及びX^8は、水素原子、低級アルキル
    基、又は低級アルコキシ基を表わす。) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔III〕 (式中、Pは0又は1を表わす)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5663309A (en) * 1994-12-12 1997-09-02 Ciba-Geigy Corporation Diazo dyes having a phenylene group as the middle component and a naphthalene group as the terminal diazo component

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5663309A (en) * 1994-12-12 1997-09-02 Ciba-Geigy Corporation Diazo dyes having a phenylene group as the middle component and a naphthalene group as the terminal diazo component

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