JPH0122122Y2 - - Google Patents

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JPH0122122Y2
JPH0122122Y2 JP9659284U JP9659284U JPH0122122Y2 JP H0122122 Y2 JPH0122122 Y2 JP H0122122Y2 JP 9659284 U JP9659284 U JP 9659284U JP 9659284 U JP9659284 U JP 9659284U JP H0122122 Y2 JPH0122122 Y2 JP H0122122Y2
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JP
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microphone
cell
sound receiving
gas
receiving part
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JP9659284U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、光音響効果を利用して、光音響セル
内に導入した被測定ガス中の特定の固体分子の濃
度、例えば自動車排ガス中のパテイキユレート
(煤粒子)の濃度や、その他アンモニヤ、エチレ
ン、オゾン等のガス分子の濃度を測定するように
した光音響効果型分析計に関する。
<従来技術> 光音響効果とは、試料と気体とを気密構造のセ
ル室中に入れて断続光を照射すると、試料が光を
吸収してセル室内部に圧力変化を生じるという効
果をいう。この内部圧力変化は、試料が吸収する
光エネルギー量に比例するので、マイクロフオン
で圧力変化を検出して、その検出値から濃度を求
めることができる。
ところで、セル室内の圧力変化をマイクロフオ
ンで検出するためには、マイクロフオンの受音部
とセル室内とが連通していなければならない。こ
のため、従来は、セル側壁にセル室内に通じる孔
をあけ、この孔に受音部をセル室内に向けた状態
でマイクロフオンを挿設して実施している。
しかるに、このようにマイクロフオンの受音部
と、セル室内とが連通していると、マイクロフオ
ンの受音部に試料と気体(以下、この両者を併せ
てサンプルガスという。)が直接接触することと
なり、そのためサンプルガス中に含まれる水分等
が受音部に付着しマイクロフオンの感度を変化さ
せたり、マイクロフオンを腐蝕させたりするとい
つた不都合を生じる。
<考案の目的及び構成> 本考案は、このような点にあつてマイクロフオ
ンの受音部とセル室内とを連通させて、マイクロ
フオンがセル室内の圧力変化を検出する作用は保
証した上で、マイクロフオンの受音部に直接サン
プルガスが接触しないようにして、上述した従来
技術における不都合の解消を図つたものである。
即ち、本考案に係る光音響効果型分析計は、光
音響セルの内部圧力変化を検出するマイクロフオ
ンの受音部付近にドライエヤー等のガスを流し、
セル内のサンプルガスがマイクロフオンの受音部
に接触しないようにしたことを特徴としている。
<実施例> 図において、1は光音響セルで、中央のセルブ
ロツク2と、左右のセルブロツク3,4とを気密
高く連結して組立てられている。セル1内にはセ
ル室5が形成してあると共に、その両端はセル窓
6,7によつて閉止され密閉構造としてある。左
右のセルブロツク3,4にはサンプルガスの入口
8と出口9とが形成されている。入口8からセル
室5内に導入されたサンプルガスはセル窓6又は
7を通じて入射されるレーザー光に照射されるこ
ととなる。
10はセル室内の圧力変化を検出するためのマ
イクロフオンで、マイクケース11に立設されて
いる。マイクケース11は中央のセルブロツク2
に形成した窪み12内に嵌め入れられ、ボルト等
で固定されている。そして、この状態でセル室5
内とマイクロフオン10の受音部10aとが連通
するようマイクケース11と中央セルブロツク2
とに孔13,14が形成されている。マイクロフ
オン10の周部はパツキン15が嵌められ、その
上から押え板16で押えて、セル室5内の気密が
漏れるのを防止してある。
17は、ドライエヤー等のガスを流すライン
で、その先端は押え板16を貫通し、マイクケー
ス11を通つてマイクロフオン受音部10a付近
の孔13まで連通してある。このライン17中に
は毛細管18及び調圧弁19が挿入してあるが、
これはドライエヤー等のガスを一定量ずつマイク
ロフオンの受音部付近に供給するためである。
尚、ライン17に流すガスとしては、水分が少な
く、またマイクロフオンを腐蝕させるような成分
を含まないガスであれば何でもよく、ドライエヤ
ーに限られるものではない。
この構成によれば、マイクロフオンの受音部1
0aとセル室5内とは孔13,14を通じて連通
しているが、ライン17からドライエヤー等のガ
スが供給されるために、マイクロフオンの受音部
10aに直接サンプルガスが接触することがなく
なる。従つて、マイクロフオン10に水分が付着
して感度が劣化したり、腐触したりするといつた
ことがなくなる。なお、ライン17を通じて供給
されるガスは孔13,14を通つてセル室5内に
入り、サンプルガス出口9から排出されるため、
ドライエヤー等のガスがセル室5内に流入する分
だけサンプルガスが希釈され、そのため内部圧力
変化もその分少なくなるが、ドライエヤー等のガ
スは毛細管18と調圧器19によつて常に一定量
にコントロールされているので、検出値が一定量
少なくなるだけで容易に補正でき、測定誤差とは
ならない。
<考案の効果> 本考案は以上説明したように、マイクロフオン
の受音部付近にドライエヤー等のガスを流してい
るので、マイクロフオンの受音部とセル室内とを
連通させる構成をとりつつも、サンプルガスがマ
イクロフオンの受音部に直接接触することがなく
なり、従つてマイクロフオンが感度変化を起した
り、腐蝕したりするのを効果的に防止した状態で
セル室内の圧力変化を検出できるといつた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す断面図である。 1……光音響セル、10……マイクロフオン、
10a……受音部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光音響セルの内部圧力変化を検出するマイクロ
    フオンの受音部付近にドライエヤー等のガスを流
    し、セル内のサンプルガスがマイクロフオンの受
    音部に接触しないようにしたことを特徴とする光
    音響効果型分析計。
JP9659284U 1984-06-26 1984-06-26 光音響効果型分析計 Granted JPS6112047U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9659284U JPS6112047U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 光音響効果型分析計

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JP9659284U JPS6112047U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 光音響効果型分析計

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Publication Number Publication Date
JPS6112047U JPS6112047U (ja) 1986-01-24
JPH0122122Y2 true JPH0122122Y2 (ja) 1989-06-29

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JPS6112047U (ja) 1986-01-24

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