JPH01220614A - 移動保管庫装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、固定保管庫列の前に移動保管庫列を設けて収
納効率を向上させることができるようにした移動保管庫
装置に関するものである。

［従来の技術］ この種の移動保管庫装置として、複数台の固定保管庫を
左右方向に隣設してなる固定保管庫列の前面側に、駆動
機構を備えた複数台の移動保管庫からなる移動保管庫列
を複数列近接配置し、前記移動保管庫を左右方向に移動
させて所望の保管庫の前面を開放し得るように構成した
ものが知られている。

ところで、この種のものは、固定保管庫及び移動保管庫
が、予め工場で製作された筒形をなしている。そして、
固定保管庫は、その底部にアジャスタ等を有しており、
一方、移動保管庫は、その底部に車輪や駆動機構などが
組み込んである。そのため、固定保管庫と、移動保管庫
とは、外観は似ているが、異なった部品により構成され
ているのが現状である。

［発明が解決しようとする課題］ 固定保管庫及び移動保管庫が、それぞれ筒形をなす完成
品であると、嵩が高いため運搬やオフィス等への搬入が
難しく、外面に傷等も付き易い。

しかも、最端の側板外面等、目立つ部分に傷が付いた場
合でも、その傷を隠すことができない。

そして、従来のものは、移動保管庫の底部裏面部分に車
輪及び駆動機構を組み込む必要があるため、工場での組
立作業が難しく、しかも、設置後の保守点検などにも手
間をかかかるという問題がある。

本発明は、かかる課題を解決することを目的としている
。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、以上のような目的を達成するために、次のよ
うに構成したものである。

すなわち、本発明に係る移動保管庫装置は、複数単位の
固定保管庫を左右方向に隣設してなる固定保管庫列の前
面側に、複数台の移動保管庫を備えた移動保管庫列を配
置し、前記移動保管庫を左右方向に移動させて所望の保
管庫の前面を開放し得るようにしたものにおいて、前記
固定保管庫を、左右の側板を構造部材により連結してな
る組立式の保管庫本体と、その保管庫本体を床上に支持
させるベース部とを具備してなるものにすると共に、移
動保管庫を、左右の側板を構造部材により連結してなる
組立式の保管庫本体と、この保管庫本体の下端に着脱可
能に係合する車輪付きの移動枠とを具備してなるものに
し、少なくとも前記固定保管庫の側板と、前記移動保管
庫の側板とを同一形状のものにしたことを特徴とする。

そして、工場等での組立作業性を良好なものにするため
に、車輪と、その車輪にモータの出力を減速機を介して
伝達する駆動機構とを上方に開口するフレームに搭載し
て駆動ユニットを構成し、この駆動ユニットを移動枠の
左右の側枠部間に架設するようにしてもよい。

また、設置後の保守点検を容易にするために、車輪と駆
動機構とをユニット化するのに加えて、移動保管庫の側
板の下端部間を接続する構造部材を開口部を有したもの
にし、その開口部に底板を着脱可能に装着してもよい。

［作用］ このような構成のものであれば、固定保管庫及び移動保
管庫を分解した状態で、運搬し搬入することができる。

しかも、固定保管庫の側板と、移動保管庫の側板とを共
通のものにしているので、製作が容易である。そして、
側板に傷などがついた場合でも、隠れて見えにくくなる
箇所の側板と取り替えることによって、その傷を容易に
隠蔽することもできる。

そして、前記駆動ユニットは、保管庫本体とは別の製造
ラインで製作し、移動枠に組み付けることができる。

また、移動保管庫の底板を取り除けば、構造部材の開口
部を通して駆動ユニットが上方に解放されることになり
、保守点検を行うことが可能となる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明する。

この移動保管庫装置は、第１図及び第２図に示すように
、複数単位の固定保管庫１１〜１４を左右方向に隣設し
てなる固定保管庫列Ａの前面側に、複数台の移動保管庫
２１〜２６からなる２列の移動保管庫列Ｂ、Ｃを近接配
置し、前記移動保管庫２、〜２６を左右方向に移動させ
て所望の保管庫１、〜１４．２１〜２３の前面を開放し
得るように構成したものである。

詳述すれば、固定保管庫１、〜１４は、第１図〜第３図
に示すように、前面を開口させた筒形をなす組立式の保
管庫本体３と、この保管庫本体３を床Ｆ上に支持させる
ベース部４とを具備してなるもので、壁Ｗに沿って配列
させてあり、その前面開口部には、引戸５が設けである
。保管庫本体３は、左右の側板３１の上端及び下端を土
構造部材３２及び下構造部材３３により接続し、その背
面に背面板３４を設けてなる筒形のもので、その内部に
は、棚板６が高さ調節可能に架設しである。

なお、側板３１は、その前端及び後端に外方への折曲部
３１ａ、３１ｂを有した板金製のもので、その前端近傍
部及び後端近傍部には、補強柱３１Ｃ１３１ｄを備えて
いる。そして、最端の側板３１の外面には、化粧板３５
が蓋着しである。下構造部材３３は、開口部３３ａを有
した枠状のもので、その両側枠部３３ｂを図示しないボ
ルト・ナツト等を用いて前記側板３１に止着しである。

そして、その開口部３３ａには、底板３６を着脱可能に
蓋着しである。なお、側板３１と、土構造部材３２及び
背面板３４との接続も、ボルト・ナツト等を使用してい
る。ベース部４は、前記側板３１の下端を受ける受台４
１と、この受台４１の高さを調節するためのアジャスタ
４２とから構成されている。

一方、移動保管庫２、〜２６は、第１図〜第３図および
第５図に示すように、前面開口部に観音扉７を有した筒
形をなす組立式の保管庫本体８と、この保管庫本体８を
支持する移動枠９とを具備してなるもので、その移動枠
９に車輪９１２．９１２を有した駆動ユニット９２を設
けており、その車輪９１が、床Ｆ上に敷設したレールユ
ニット１０のレール１０１１．１０１２上を転動し得る
ようになっている。保管庫本体８は、左右の側板８１の
上端及び下端を土構造部材８２及び下構造部材８３によ
り接続し、その背面に背面板８４を設けてなる筒形のも
ので、その内部には、棚板６が高さ調節可能に架設しで
ある。なお、側板８１は、その前端及び後端に外方への
折曲部８１ａ、８１ｂを有した板金製のもので、その前
端近傍部及び後端近傍部には、補強柱８１ｃ、８１ｄを
備えている。しかして、この側板８１は、前記側板３１
と全く同一の寸法形状をなしている。そして、これら各
側板８１の外面には、化粧板８５が蓋着しである。下構
造部材８３は、開口部８３ａを有した枠状のもので、そ
の両側枠部８３ｂを図示しないボルト・ナツト等を用い
て前記側板８１に止着しである。そして、その開口部８
３ａには、底板８６を着脱可能に蓋着しである。そして
、側板８１と、土構造部材８２及び背面板８４との接続
も、ボルト・ナツト等を使用している。なお、この実施
例のものは、移動保管庫２１〜２６の移動方向と直交す
る断面において、前記固定保管庫１１〜１４の土構造部
材３２、下構造部材３３及び背面板３４と、移動保管庫
２、〜２４の土構造部材８２、下構造部材８３及び背面
板８４とが、同一の形状をなすようにしである。移動枠
９は、第５図に示すように、左右の側枠部９ａと、前枠
部９ｂと、後枠部９Ｃとからなるもので、その上面内周
縁に突条９ｄを周回状に突設している。そして、この移
動枠９上に前記保管庫本体８を載置した状態で、その突
条９ｄが、前記保管庫本体８の下構造部材８３の開口部
８３ａに係合するようになっており、それによって該移
動枠９と前記保管庫本体８との位置決めがなされるよう
にしである。駆動ユニット９２は、上面を開口させたチ
ャンネル状のフレーム９３の両端近傍部に、前記車輪９
１を軸着すると共に、このフレーム９３に、モータ９４
の出力を減速機９５及びベルト９６を介して一方の車輪
９１、に伝達する駆動機構９７を搭載したものである。

前記モータ９４と前記減速機９５とは、連設状態で前記
フレーム９３の前壁９３ａの外面に取着されており、そ
の減速機９５と前記車輪９１とをフレーム９３内に配し
たベルト９６により接続している。左右の車輪９１０．
９１２は、前記フレーム９３の底壁９３ｂを貫通してそ
の下面側に突出している。そして、このフレーム９３を
、前記移動枠９の左右の側枠部９ａ間に架設している。

そして、各動保管庫２１〜２６のモータ９４を、図示し
ない適宜な制御装置により駆動制御して、それら移動保
管庫２□〜２６をレール１０１□、１０１□に沿って移
動させ得るようにしている。

このような構成のものであれば、固定保管庫１１〜１４
及び移動保管庫２１〜２６を、板状の部品に分解した状
態で運搬し、必要なオフィスなどに搬入することができ
る。しかも、固定保管庫１１〜１４の保管庫本体３の側
板３１と、移動保管′　庫２□〜２６の保管庫本体８の
側板８１とを共通のものにしているので、異なった形状
のものを各８旧こ作る場合に比べて製作が容易であり、
製造設備も簡略化することができる。そして、側板３１
．８１に傷などがついか場合でも、隠れて見えにくくな
る部分の側板３１．８１と取り替えることによって、そ
の傷を容易に隠蔽することもできる。

また、この実施例では、固定保管庫１□〜１４の保管庫
本体βと、移動保管庫２□〜２６の保管庫本体８とを、
断面形状が等しい部品により構成しているので、特に製
造設備の簡略化を促進することができる。すなわち、断
面形状の等しい下構造部材３２と８２、下構造部材３３
と８３、背面板３４と８４、棚板６等は、たとえその左
右方向の寸法が多少異なったものであっても、共通のプ
レス装置や、ロールフォーミング装置を用いて加工する
ことが可能である。そのため、製造設備を大幅に簡略化
することができるものである。

そして、前記駆動ユニット９２は、従来のもののように
筒形に完成された保管庫の底部に組み付ける必要はなく
、保管庫本体３とは別の製造ラインで製作し、移動枠９
に組み付ければよい。そのため、製造ラインの多重化が
可能となり、最少のスペースと設備を用いて能率よく製
作することができる。

また、移動保管庫２□〜２６の底板８６を取り除けば、
下構造部材８３の開口部８３ａを通して駆動ユニット９
２が上方に解放される。そのため、移動保管庫をレール
から外して裏返しにするようなことなしに、車輪９１や
モータ９４あるいは駆動機構９７を外部から視認し、そ
の調整や部品の取替えなどを行うことができる。したが
って、保守点検を従来のものに比べて遥かに簡単に実施
することが可能となる。

なお、固定保管庫や移動保管庫の連敗、或いは、移動保
管庫列の列数は、以上説明した実施例のものに限定され
ないのは勿論であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形が可能である。

［発明の効果］ 本発明は、以上のような構成であるから、次のような効
果が得られる。

まず、固定保管庫及び移動保管庫の各保管庫本体を組立
式のものにしているので、運搬や搬入作業を容易に行う
ことができる。

また、固定保管庫の保管庫本体と、移動保管庫の保管庫
本体の各側板を共通化しているので、製作の簡略化を図
ることができ、また、その側板を適宜取り替えることが
できるので、目立ち易い部分の側板に傷が付いたような
場合に、適切に対処することができる。

さらに、モータと駆動機構とをユニット化して移動枠に
装着するようにすれば、大形の保管庫の底部に機械部品
を組み付けるような作業が不要になり、製造ラインの多
重化、効率化を促進することができる。

また、移動保管庫の側板の下端部間を接続する構造部材
を開口部を有したものにし、その開口部に底板を着脱可
能に装着するようにすれば、その底板を取り外すことに
よって、移動枠に設けた駆動ユニットを上方に解放する
ことができ、保守点検を容易に行うことができるという
効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は正面図、第２
図は平面図、第３図は第２図における■−ｍ線に沿う拡
大断面図、第４図は固定保管庫の底部を分解して示す斜
視図、第５図は移動保管庫の底部を分解して示す斜視図
である。 Ａ・・・固定保管庫列 Ｂ・・・移動保管庫列 １、〜１４・・・固定保管庫 ２１〜２６・・・移動保管庫 ３・・・保管庫本体　　　　４・・・ベース部８・・・
保管庫本体　　　　９・・・移動枠８３・・・構造部材
（下構造部材） ８３ａ・・・開口部　　　　８３ｂ・・・側枠部９１・
・・車輪　　　　　　９２・・・駆動ユニ・ソト９３・
・・フレーム　　　　９４・・・モータ９７・・・駆動
機構

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数単位の固定保管庫を左右方向に隣設してなる固
   定保管庫列の前面側に、複数台の移動保管庫を備えた移
   動保管庫列を配置し、前記移動保管庫を左右方向に移動
   させて所望の保管庫の前面を開放し得るようにした移動
   保管庫装置において、前記固定保管庫を、左右の側板を
   構造部材により連結してなる組立式の保管庫本体と、そ
   の保管庫本体を床上に支持させるベース部とを具備して
   なるものにすると共に、移動保管庫を、左右の側板を構
   造部材により連結してなる組立式の保管庫本体と、この
   保管庫本体の下端に着脱可能に係合する車輪付きの移動
   枠とを具備してなるものにし、少なくとも前記固定保管
   庫の側板と、前記移動保管庫の側板とを同一形状のもの
   にしたことを特徴とする移動保管庫装置。 ２、車輪と、その車輪にモータの出力を減速機を介して
   伝達する駆動機構とを上方に開口するフレームに搭載し
   て駆動ユニットを構成し、この駆動ユニットを移動枠の
   左右の側枠部間に架設していることを特徴とする請求項
   １記載の移動保管庫装置。 ３、請求項２記載の移動保管庫装置において、移動保管
   庫の側板の下端部間を接続する構造部材を開口部を有し
   たものにし、その開口部に底板を着脱可能に装着してい
   ることを特徴とする移動保管庫装置。