JPH01217729A - 光ディスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ビームによって情報の記録、再生を行う光
ディスクに係り、特に比較的短いセンタ単位で情報の記
録、再生を行う追記型光ディスクまたは光磁気ディスク
等において、これらと同一のフォーマットに従って基板
面の凹凸として予め埋め込まれた情報を有する光ディス
クにおけるデータ信頼性の向上に関するものである。

〔従来の技術〕

再生専用型の光ディスクは、基板面に微細な凹凸からな
るピットを形成することによって情報の記録を行うこと
ができるものであり、ディジタルデータの再生専用のも
のとしてＣＤ−ＲＯＭが提案されているが、この場合は
データの誤り対策として、かなりの長さに亙るインター
リーブを用いる方式を採用している。

一方、記録可能な光ディスクすなわち追記型の光ディス
クあるいは光磁気ディスクの場合は、比較的短いセクタ
単位で記録再生する方式をとっている。そして、これら
の光ディスク或いはこれらと同一のフォーマットによっ
て基板面の凹凸で構成した埋め込みデータを予め形成し
た光ディスクの場合には、それぞれのセクタに誤り訂正
コードを具えることによって、データの誤り発生を防止
するようにしている。

第４図は、従来の記録可能な光ディスクにおけるデータ
ブロック４０の構成を示し、７セクタによって１ブロツ
クを構成する場合を例示している。

各セクタ４１は、番地情報が記録されているＩＤ部４２
と、データおよび制御用データからなるデータ部４３と
、データ部４３に対する誤り訂正コード４４とから構成
されている。

第５図は、従来技術におけるセクタ内のデータと誤り訂
正コードとの関係を示す、データ部４３は、１０２４バ
イトのデータ（ＤＴＯ〜Ｄ　Ｔ　１０２３）　　と、記
録時に書き込まれる１２バイトの番地情報（ＣＤＯ〜Ｃ
ＤＩＩ）と、４バイトからなるＣＲＣ部（ＣＲＣＯ〜Ｃ
ＲＣ３）との計１０４０バイトから構成されており、デ
ィスク上においてＤＴＯ，ＤＴｌ、ＤＴ２．・・・のよ
うに順に記録されている。

これに対し１０バイトごとに順にピックアップしたデー
タ、すなわち第５図に示すように１０バイトを１行とし
て配列したときの各行の対応する位置のデータ、例えば
第１列の１０４バイトのデータＤＴＯ，ＤＴＩＯ，ＤＴ
２０・・・ＣＤ６に１６バイトの誤り訂正コードｒＰｏ
、ＯＪ〜ｒＰＯ，１５Ｊを対応させ、次の第２列の１０
４バイトのデータＤＴＩ、ＤＴＩＩ、ＤＴ２１．・・・
ＣＤ７に１６バイトの誤り訂正コードｒＰ１．ＯＪ〜ｒ
Ｐ１，１５Ｊを対応させるというように、順次１列の１
０４バイトのデータごとに１６バイトの誤り訂正コード
４４を対応させるように構成されている。

この場合、それぞれの誤り訂正コードは予め定められた
論理多項式に従って生成されるが、一般的に採用されて
いるＬ　Ｄ　Ｃ（Ｌｏｎｇ　Ｄｉｓｔａｎｃｅ　Ｃｏｄ
ｅ）に従って生成した場合には、同一行内に８バイトま
での誤りがあっても正しく復元することができ、第５図
に示すようなインターリーブによる構成とすることによ
って、連続する大きな誤りに対しても対応が可能なよう
になっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

記録可能な光ディスクすなわち追記型の光ディスクまた
は光磁気ディスク、あるいはこれらと同一のフォーマッ
トを有する埋め込み型のデータを有する光ディスクの場
合は、インターリーブ長が短いため、大きな媒体欠陥や
ディスク表面の擦り疵等がある場合には、記録、再生す
るデータにおける十分な信頼性が保証されないという問
題がある。

例えば第５図に示されたインターリーブの構成では、デ
ィスク表面の擦り疵等によって連続して８０バイト以上
の誤りがあった場合には、セクタ単位の誤り訂正コード
４４のみによっては十分対応できない場合がまま存在す
る。

〔発明の目的〕

本発明は、このような従来技術の課題を解決しようとす
るものであって、比較的短いデータ単位で記録可能な光
ディスクすなわち追記型光ディスクまたは光磁気ディス
クであって、これらと同一のフォーマットによって埋め
込みデータを形成した光ディスクにおいて、埋め込みデ
ータの十分な信軌度を確保し得る光ディスクを提供する
ことを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の光ディスクは、番地情報およびトラッキング用
誤差信号情報等が基板面の凹凸によって予め記録されて
いるとともに、該基板上に施された反射層に追記型記録
または光磁気記録方式によって誤り訂正コードを含む一
定長の物理的なセクタ単位で記録を行うようになってい
る。この光ディスクの基板面に、プログラムあるいはデ
ータ等を述した反射層における記録と同じフォーマット
によって誤り訂正コードを含む一定長の物理的なセクタ
を単位として、Ｎ（Ｎは任意の整数）セク夕ごとに該Ｎ
セクタのデータから所定の規則によって生成した付加誤
り訂正コードを「Ｎ＋１」番目のセクタに付加したブロ
ック単位で、基板面の凹凸として予め記録するようにし
である。そして、該プログラムあるいはデータ等の再生
時に、セクタごとの誤り訂正コードによって訂正不可能
な誤りが発生した場合、該セクタに対応するブロックご
との付加誤り訂正コードによって誤り訂正を行うように
した。これによって基板面の凹凸によって予め埋め込み
データを形成した光ディスクにおいて、これらのデータ
における十分な信頼度を確保しようとするものである。

〔発明の実施例〕

第１図に本発明の一実施例を示す、この第１図はデータ
信韻性のある埋め込みデータを基板表面の凹凸として有
するとともに、余白部をファイルとして記録に使用でき
る光ディスク１１の構成を、一部切断斜視図によって示
している。

この第１図において、光ディスク１１は、基板１２の表
面に番地情報部（第４図に示されたＩＤ部４２）および
トラッキング用誤差信号情報部がグループ１４で示す溝
を有しており、さらに一部あるいは全部のトラック上に
、プログラムあるいはデータがセクタ単位で基板表面の
凹凸１３として形成されている。さらにこれらの埋め込
みデータの上部には、反射層として光磁気記録媒体層１
５が形成されている。

′この場合、埋め込みデータにおけるグループ１４の部
分は、通常の光ディスクとして機能し、光磁気記録媒体
層１５上から光学的に反射を検出して埋め込まれた溝の
形状を検知することによって、予め記録されている情報
を読み出すことができる。凹凸１３の部分は埋め込みデ
ータを光磁気記録媒体層１５上から同様に光学的に読み
出して再生することによって、プログラムあるいはデー
タのファイルとして使用することができる。さらに上部
に設けられた光磁気記録媒体層１５に対しては、グルー
プ１４および凹凸１３の余白に相当する部分において、
周知の光磁気記録方式によってセクタ単位でデータを記
録し、再生することができる。なお、この場合光磁気記
録媒体層１５に代えて追記型記録用の層を設け、この層
における余白部にレーザビームによって穴あけを行う等
の方法で同様にして記録を行うようにしてもよい。

この場合において光磁気記録媒体層１５に記録されるデ
ータには、第５図において説明したような誤り訂正コー
ドをセクタごとに付与することによって、データの信頼
性を向上させる。

一方、凹凸１３によって基板面に埋め込んで記録するデ
ータ等に対しては、光磁気記録媒体層１５に記録される
データ等と同一のフォーマットによって記録し、同一の
誤り訂正コードをセクタごとに付与するとともに、さら
に複数のセクタを単位として、データの信頼性をさらに
向上させるようにする。

第２図は本発明の一実施例における付加誤り訂正コード
の構成を示したものであって、例えば７セクタからなる
データブロックにおいて、６セクタごとに゛１セクタの
付加誤り訂正コード記録用のセクタを設ける場合を例示
している。

第２図において、６セクタ分のデータ２１を連続したデ
ータとみなして、６０バイトごとの行に配列したときの
それぞれの列方向の１０４バイトに対して、第５図の場
合と同様に１６バイトの誤り訂正コード２２を生成して
第７番目のセクタに記録することによって、６０バイト
の長さのインターリーブを実現する。

第２図においてＤＴｉ、ｊ（ただしｒｉ”−１，２゜３
、・・・：ｊ−１，２，３，・・・」以下同じ）はデー
タ、ＣＤｉ、ｊは番地情報、ＣＲＣｉ、ｊはＣＲＣ部を
示し、各データにおけるｌはセクタの番号、ｊは同一セ
クタ内の連続番号をそれぞれ示している。

またＱＬｊは、第ｉ行の付加誤り訂正コードであって、
第ｉ行におけるデータに所定の論理演算を施すことによ
って得られる。第２図において２３〜２８は、この付加
誤り訂正コード処理単位での仮想的なセクタを示してい
る。

この場合における付加誤り訂正コード２２すなわちＱｉ
、ｊ　は、第５図に示された各セクタの誤り訂正コード
４４の生成と同一のアルゴリズムを使用することによっ
て生成することができる。

これによって記録、および再生時において、付加誤り訂
正コード２２の生成、解読に、誤り訂正コード４４の生
成と同一のアルゴリズムを使用することが可能となり、
本発明の光ディスクに対応する光デイスク装置を安価に
構成することができるようになる。

このように付加誤り訂正コードを用いてデータを二重に
誤り訂正コードで保護することによって、データの信頼
性を向上させることができる。なお以上の実施例におい
ては簡単のため、１データブロツクをディスク上の連続
した位置に形成した場合について説明したが、本発明は
必ずしもこれに限るものでなく、媒体欠陥の影響を最小
限にするためには、それぞれのセクタを他のブロックと
インターリーブさせるようにすれば、さらに効果的であ
る０本発明の実施に当っては、媒体の特性。

使用環境等を十分に勘案して上記の各方式を選択採用す
ることが重要である。

第３図は第１図に示された実施例の光ディスクからデー
タを再生するための光デイスク装置における、付加誤り
訂正コード処理回路の構成例をブロック図によって示し
たものである。なお機構部。

光ヘッド、記録再生回路部等光デイスク装置を構成する
他の大部分は、通常の光デイスク装置と同様にして構成
することができる。

第３図において、光ディスクから再生されたディジタル
データは、信号線３１から導かれて誤り訂正の処理を行
われたのち、バッファメモリ３４に蓄えられる。誤り訂
正コード処理回路３３は、第５図に示された１セクタ分
のデータの誤り発見訂正用に設計されているが、誤り訂
正コード４４の能力以上の誤りが存在した場合には誤り
訂正の可能性があり、またその検出機部が付加されてい
る。誤り訂正コード４４の能力以上のデータ誤りが存在
した場合は、信号線３８によって付加誤り訂正コード処
理回路３５に通知することによって、ｌデータブロック
を構成する７セクタのデータがバッファメモリ３４に格
納されたのち、付加誤り訂正コード処理回路３５から信
号線３６．３９を介して指示することによって、バッフ
ァメモリ３４から一定の規則に従ってピックアップした
１セクタ分のデータと付加誤り訂正コード（第２図にお
けるセクタ２３〜２８）が、信号線３７およびスイッチ
３２を介して誤り訂正コード処理回路３３において発生
した正しいデータによってバッファメモリ３４における
データが訂正される。この訂正されたデータは信号線４
０を経て出力される。

このように第３図の構成例によれば、付加誤り訂正コー
ドを有する光ディスクを使用可能な光デイスク装置を、
新たな誤り訂正コード処理用電子回路やＬＳＩを用いる
ことなく安価に実現できる。

なお、光デイスク装置のデータ制御にはマイクロコンピ
ュータを使用することが多いが、これに対して付加誤り
訂正コード処理回路３５の機能を行うプログラムを装備
することによって、他に新な電子回路を追加することな
く本発明を実施する光デイスク装置を実現することがで
きる。

本発明においては、基板表面に形成される埋め込みデー
タは、セクタごとの誤り訂正コードと、前述の実施例に
よるブロックごとの付加誤り訂正コードとによって、二
重に保護されているので、信頼性が十分向上する。なお
反射層として光磁気記録媒体層を採用した場合は誤って
埋め込みデータ部上にデータを記録しても、埋め込みデ
ータの再生に支障を生じることがない利点がある。

上述の実施例においては、必要最小限の基本的構成のみ
を説明したが、−ａに周知の各種構成、例えば光磁気記
録媒体層への保護幕の付与、基板２枚の接着強化構造等
を特徴とする特性、使用環境等に応じて選択採用すべき
ことは言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、比較的短いデータ
単位で記録可能な光ディスクすなわち追記型光ディスク
または光磁気ディスクであって、これらと同一のフォー
マットによって埋め込みデータを形成した光ディスクに
おいて、埋め込みデータの十分な信頼性を確保すること
ができるようになる。これらの埋め込みデータは製造時
の欠陥があったとき修復することが困難なので、このよ
うな保護を行うことは信頼性向上のために有効である。

またこれを実施する装置構成も簡単であって安価に実現
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の光ディスクの構成を示す図
、第２図は本発明の一実施例の付加誤り訂正コードの構
成を示す図、第３図は付加誤り訂正コード処理部の構成
例を示すブロック図、第４図は従来の光ディスクにおけ
るデータブロックの構成を示す図、第５図は従来技術に
おけるセクタ内のデータと誤り訂正コードとの関係を示
す図である。 １１・・・光ディスク、１２・・・基板、１３・・・凹
凸、１４・・・グループ、１５・・・光磁気記録媒体層
、２１・・・データ、２２・・・付加誤り訂正コード、
２３〜２８・・・付加誤り訂正コード処理単位での仮想
的なセクタ。 特許出願人　　日　本　電　気　株式会社第１図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、番地情報およびトラッキング用誤差信号情報等
   が基板面の凹凸によって予め記録されているとともに、
   該基板上に施された反射層に追記型記録または光磁気記
   録方式によって誤り訂正コードを含む一定長の物理的な
   セクタ単位で記録を行う光ディスクにおいて、 該基板面に、プログラムあるいはデータ等を前記反射層
   における記録と同じフォーマットによって誤り訂正コー
   ドを含む一定長の物理的なセクタを単位として、Ｎ（Ｎ
   は任意の整数）セクタごとに該Ｎセクタのデータから所
   定の規則によって生成した付加誤り訂正コードを「Ｎ＋
   １」番目のセクタに付加したブロック単位で、基板面の
   凹凸として予め記録し、 該プログラムあるいはデータ等の再生時に、前記セクタ
   ごとの誤り訂正コードによって訂正不可能な誤りが発生
   した場合、該セクタに対応するブロックごとの前記付加
   誤り訂正コードによって誤り訂正を行うことを特徴とし
   た光ディスク。