JPH01217127A - 燃焼機器の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は暖房機や給湯器等の燃焼機器の制御装置に関し
、特に機器の過熱や転倒の際に、燃料供給を停止する安
全機能を備えた制御装置に係る。

［従来の技術］ ガスストーブやファンヒータ等の燃焼機器には、マイク
ロコンピュータ等による幾つかの安全機能が備えられて
いるが、燃焼状態が異常になって過熱したときや、機器
が転倒した場合等のＦｌ、終的な安全確保のために、オ
ーバーヒートスイッチや転倒スイッチが設けられていて
、こうした異常発生時には燃焼機器の電源回路を開いて
運転を停止し、燃料の供給および燃焼を停止している。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、燃焼機器の過熱等によって燃焼機器の電源が切
られてしまい運転が停止になると、表示機能を備えた機
器であっても一切表示が行われなくなるため、使用者に
とってはその燃焼停止がどういう原因で行われたのか判
断できないという問題点がある。

本発明は、異常発生を感知するこれらのオーバ−ヒート
スイッチや転倒スイッチ等の安全機能を備えた燃焼機器
において、異常発生時に燃焼を停止するとともに、これ
らの安全機能が作用し°ζいることを表示することがで
きる表示機能を備えた燃焼機器の制御装置を提供するこ
とを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、バーナへ燃料を供給する燃料供給路中に設け
られ、通電時には前記バーナへ燃料を供給し、非通電時
には前記バーナへの燃料の供給を停止する電磁弁と、該
電磁弁を通電するための通電回路と、該通電回路中に設
けられ、異常を感知したとき前記通電回路を開く回路開
成手段と、表示手段を備え前記回路開成手段が前記通電
回路を開いたとき、前記表示４段を作動させるとともに
前記通電回路を制御し前記電磁弁の通電を停止する制御
手段とからなることを技術的手段とする。

［作用コ 本発明は、異常発生を感知すると作動する回路開成手段
が備えられていて、異常発生時には燃料を供給するため
の電磁弁ｌ＼の通電回路を開くため電磁弁への通電が停
止される。また、本発明では、回路開成手段が電磁弁へ
の通電を停止したときには、制御手段によって表示手段
に表示が行われるとともに、電磁弁への通電が停止され
る。従って、回路開成手段が作動すると電磁弁への通電
が継続して行われなくなり、燃料の供給が停止・する。

［発明の効果］ 本発明では、異常が発生すると回路開成手段により回路
が直接開かれるため、制御手段が異常であっても確実に
燃料供給を停止して燃焼を停止することができる。

また、回路開成手段が作動しても、回路開成手段は電磁
弁の通電回路に設けられているため、制御手段の正常作
動時には制御手段は継続し°ζ作動する。従って、回路
開成手段が作動したことを表示手段により表示させるこ
とができるとともに、電磁弁への通電を継続して停止す
ることができる。

［実施例］ 次に本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。

第２図に示すガス温風暖房機１は、燃焼器１０を備えた
暖房機本体２０と、ガス供給路３０と、制御装置４０と
から構成される。

この燃焼３１０は、室外から空気を燃焼用ファン１１で
吸入して燃焼器１０内へ供給する強制送風式のもので、
バーナ１２により燃焼された燃焼排ガスは熱交換器１３
を通過して排気口１４から室外Ｉ＼排気される。バーナ
１２の近くには点火用のスパーカ１５が設けられ、さら
に炎の温度を検出するサーモカップル１６が設けられ、
その信号を制御装ｖ４０へ送る。

暖房機本体２０は、室内に温風を循環させるための対流
ファン２１により室内の空気を空気導入口２２から導入
し、燃焼器１０の熱交換器１３を通過する高温の燃焼ガ
スとの間で熱交換を行い、温風吹出口２３から室内へ送
り出す。

ガス供給路３０は、図示しない燃料供給源から供給され
る燃料ガスを、燃焼器１０内へ供給するガス管３１であ
る。このガス管３１には、上流側から元電磁弁３２およ
び主電磁弁３３が設けられ、さらに下流には燃料ガスを
一定圧力で供給するガバナ弁３４、通電電流に応じて燃
料ガスの供給量を調節する比例弁３５が設けられ、比例
弁３５は土、流と下流とをバイパス管３６で連絡され、
バイパス管３６中には一定流量の燃料ガスを通過させる
オリフィス３７が設けられている。

ガス供給路３０を通過した燃料ガスは、燃焼器１０の外
気導入通路１７に設けられたノズル３８から燃焼器１０
内へ供給される。

制御装置４０は、第１図に示すとおり、マイクロコンピ
ュータ（以下ＣＰＵとする）８０を中心として、安全回
路５０、電磁弁３ｆｌ電回路６０、表示回路７０、スイ
ッチング回路８１からなつ°ζいて、制御装置４０には
他に図示しない運転スイッチ、燃焼温度サーミスタ、吹
出し風温度サーミスタ、温度調節ボリウムが備えられて
いる。

安全回路５０は本発明の安全手段で、ＣＰＵ８０ととも
に電磁弁通電回路６０を制御する。安全回路５０は、こ
のガス温ｍ暖房機１の運転開始時に所定時間電磁弁の通
電を行うためのタイマと、炎を検知すると炎検知信号を
発生する炎検知回路とからなっていて、運転が開始され
るときとバーナ１２で燃焼が行われているときのみ各電
磁弁を通電させるためのり、レベルの出力信号を送出す
る。

電磁弁通電回路６０は、第３図に示す回路からなる本発
明の通電回路であり、元電磁弁３２と主電磁弁３３をそ
れぞれ通電するためのリレー６１．６１ａを備えていて
、リレー６１．６１ａの図示しない接点には元電磁弁３
２と主電磁弁３３とがそれぞれ接続され、各リレーの作
動時には電磁弁が通電される。リレー６１．６１ａはス
イッチング用に設けられたｌ・ランジスタロ２．６２ａ
によって通電され、ＣＰＵ８０からそれぞれ抵抗６３．
６３ａを介してＨレベルの制御信号が伝送される場合に
のみ通電される。

しかし、各リレーはＣＰ　ｔＪ　８０からのＨレベルの
制御信号が伝送される場合でも、トランジスタ６４．６
４ａがＯＮになる場合には通電されない。

これらのトランジスタ６４．６４ａは、前述の安全回路
５０から抵抗６５．６５ａを介して伝送される信号によ
ってスイッチングするもので、各電磁弁の通電を行って
も安全がｉ保できる運転開始時とバーナ１２での燃焼時
にのみ安全回路５０のＬレベルの出力信号によってＯＦ
Ｆとなり、このときトランジスタ６２．６２ａはＯＮと
なってリレーが通電される。

逆に安全回路５０からＨレベルの出力信号が送出される
ときには、トランジスタ６４．６４ａはＯＮになる。こ
れによりｌ・ランジスタロ２．６２ａのそれぞれのベー
ス電位が下がるため、トランジスタ６２．６２ａはＯＦ
Ｆになりリレー６１、ｆ３１ａは通電されない。

リレー６１．６１ａは、図示しないリレー通電用電源Ｖ
ａから供給される電力によって通電されるが。

これらのリレー６１．６１ａはオーバーヒートスイッチ
（以下ＯＨ３とする）６６と、転倒スイッチ６６ａをそ
れぞれ介して電源Ｖａと接続され°Ｃいる。

０Ｈ３６６と、転倒スイッチ６６ａはいずれも本発明の
回路開成手段である。０Ｈ８６６は、このガス温風暖房
機１の燃焼温度が異常に干、昇したときに、バイメタル
を使用した可動接点を開くものである。

一方転倒スイッチ６６ａは、水銀によって電気的に接続
された固定接点が、転倒時には分離されるものである。

表示回路１０は、図示しない運転ランプ、燃焼ランプ、
転倒ランプ、過熱ランプを備えた本発明の表示手段であ
り、電源ｖｂから供給される電力によってこのガス温風
暖房機１の作動状態を表示するもので、ｃｐｕａｏから
の信号によってそれぞれ表示される。

マイクロコンピュータ（ｃｐｕ）ａｏは本発明の制御手
段であり、運転スイッチを閉じると所定のシーケンスで
運転を開始するとともに、燃焼器１０の燃焼状態の制御
、バーナ１２における空燃比制御も行われ、温度設定ボ
リウムとサーモカップル１６からの信号に基づき燃焼用
ファン１１と比例弁３５とをそれぞれ制御し′ζ、燃焼
用空気と燃料ガスの供給量を調整し、バーナ１２では所
望の空燃比で燃焼が行われる。

さらに本実施例では、燃焼器１０が過熱したときあるい
はガス温風暖房機１が転倒したとき等の危険を感知した
ときに、その後の各電磁弁の通電を継続して停止させて
いる。これは、本実施例では０１−Ｉ　Ｓ　６６および
転倒スイッチ６６ａは回路を開いたことによって各電磁
弁が閉じられ燃料の供給が停止されたことに作って燃焼
が停止し、その結果に温度が低下したり、ガス温風暖房
機１の転倒状態が正常に直された場合に、０Ｈ８ｔ３ｆ
３あるいは転倒スイッチ６６ａが再び回路を１１じて通
電が可能になってしまうため、このとき電磁弁が通電さ
れるのを防止するためである。本実施例では、これら０
Ｈ３６６および転倒スイッチ６６ａへの印加電圧を検知
するスイッチング回路８１が設けられ、これらの回路開
成手段の作動を検知して、その信号をＣＰＵ８０に伝送
している。

ＣＰＵ８０は、スイッチング回路８１から信号が伝送さ
れると、各電磁弁の通電を停止するために電磁弁通電回
路６０へのＨレベルの出力信号を！、レベルに反転する
。またＣＰＵ８０は、電磁弁通電回路６０への１．レベ
ルの出力信号を送出するときに同時に表示回路７０への
制御信号を送出し、該当する表示ランプを点灯させるよ
うにしている。

なおＣＰＵ８０およびスイッチング回路８１は、電源Ｖ
ｃから供給される電力によって作動する。

以上の構成からなる本実施例のガス温風暖房機１は次の
とおり作動する。

電源スィッチを投入し、運転スイッチを閏じると、燃焼
用ファン１１が作動して燃焼用空気が燃焼器１０内に供
給され、スパーカ１５が作動するとともに、元電磁弁３
２、主電磁弁３３が開状態にされ、比例弁３５が通電さ
れる。するとバーナ１２が着火する。

その後サーモカップル１６が燃焼器１０内の温度を検出
すると、温度設定ボリウム設定状態に応じた燃焼用空気
と燃料ガスが供給される。燃焼により燃焼器１０の温度
が上昇すると、対流ファン２１によって空気導入口２２
から導入された空気が熱交換器１３で加熱され、温風と
なって温風吹出口２３から室内へ送られる。

燃焼中に、異常燃焼により燃焼温度が上昇したり、使用
者の不注意によってガス温風暖ＦＡ機１が転倒したりす
ると、０Ｈ８ｅ６または転倒スイッチ６６ａがそれぞれ
電磁弁通電回路６０を開く。するとリレー６１またはリ
レー６１ａの通電が停止し接点を開くため電磁弁の通電
が停止される。

このとき、スイッチング回路８１からはＯＩ−Ｉ　Ｓ　
（ｉ６または転倒スイッチ６６ａの作動信号が送出され
、ｃｐｕａｏによって各電磁弁の通電信号が停止される
。またこのとき、ＣＩ）　Ｕ　８０により表示回路７０
が作動され、該当する表示ランプが点灯される。従って
、燃焼および燃料供給が停止されるとともに、燃焼停止
の原因が表示ランプで示される。

息子、のとおり、本発明では異常発生によりオーバーヒ
ートスイッチや転倒スイッチが作動すると、電磁弁がＣ
ＰＵと関係なく作動して電磁弁を開状態にするため、Ｃ
ＰＵが異常により異常燃焼をして過熱した場合にも、確
実に燃料供給を停止して燃焼を停止することができる。

また本実施例では異常を感知したとき通電回路を開く回
路開成手段としてオーバーヒートスイッチを使用しζい
るため、燃焼停止に伴ってバイメタルが復帰したり、燃
焼機器の転倒状態が使用者によって正常に直されて、そ
れぞれの回路が再び閉じた場合でも、継続して通電が停
止されるため、安全を確保することができる。

またこれらの回路開成手段が作動して燃焼が停止された
ときには、その燃焼停止の原因が表示されるため、使用
者はその原因を簡単に知ることができる。

第４図に電磁弁通電回路６０の他の実施例を示す。

図中第３図と同番号のものは同じものを示す。

上記の実施例では、元電磁弁３２、主電磁弁３３をそれ
ぞれ通電するためのリレー６１．６１ａのそれぞれ回路
を開成するために０Ｈ３６６および転倒スイッチ６６ａ
を設けたが、この実施例では、第４図に示すように０Ｈ
３Ｇ６および転倒スイッチ６６ａを電源Ｖａと直列に設
けている。上記の実施例では、ＯＨＳ　６６および転倒
スイッチ６６ａのいずれかが作動した場合には、始めに
作動したスイッチを介して電源Ｖａと接続された電磁弁
のみがＩＦ状態になり、その後ＣＰＵ８０からの信号に
よって他方の電磁弁も開状態にするが、この実施例では
、一方のスイッチが作動するとそのとき電磁弁がともに
閉状態になり、さらにＣＰＵ８０からの信号によってト
ランジスタ６２および６２ａがＯＦＩ’にされて各リレ
ーの通電も停止される。

本実施例では、表示回路７０での表示にランプを使用し
たが、他に発光ダイオードを使用してもよい、また、各
スイッチ毎に予めエラーコードを指定し、それを７セグ
メントによって表示するようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の制御装置の作動を示すブロック図、
第２図は本実施例のガス温風暖房機を示す構成図、第３
図は電磁弁通電回路の一実施例を示す回路図、第４図は
電磁弁通電回路の他の実施例を示す回路図である。 図中、３２・・・元電磁弁、３３・・・主電磁弁、６０
・・・電磁弁通電回路（通電回路）、６６・・・オーバ
ーヒー）・スイッチ（回路開成手段）　、６６ａ・・・
転倒スイッチ（回路開成手段）、７０・・・表示回路（
表示回路）、８０・・・マイクロコンピュータ（制御手
段）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）バーナへ燃料を供給する燃料供給路中に設けられ、
   通電時には前記バーナへ燃料を供給し、非通電時には前
   記バーナへの燃料の供給を停止する電磁弁と、 該電磁弁を通電するための通電回路と、 該通電回路中に設けられ、異常を感知したとき前記通電
   回路を開く回路開成手段と、 表示手段を備え前記回路開成手段が前記通電回路を開い
   たとき、前記表示手段を作動させるとともに前記通電回
   路を制御し前記電磁弁の通電を停止する制御手段と からなる燃焼機器の制御装置。