JPH01217012A - オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法 - Google Patents

オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法

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JPH01217012A
JPH01217012A JP4367288A JP4367288A JPH01217012A JP H01217012 A JPH01217012 A JP H01217012A JP 4367288 A JP4367288 A JP 4367288A JP 4367288 A JP4367288 A JP 4367288A JP H01217012 A JPH01217012 A JP H01217012A
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JP
Japan
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titanium
catalyst
compound
olefin polymerization
group
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Pending
Application number
JP4367288A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Tsutsui
俊之 筒井
Takeshi Yoshiji
健 吉次
Akinori Toyoda
昭徳 豊田
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 九匪立孜歪±ヱ 本発明は、オレフィン重合用触媒に関する。さらに詳細
には、本発明は、炭素数3以上のα−オレフィンの重合
に適用した場合、高立体規則性重合体を高収量で得るこ
とのできるオレフィン重合用触媒に関する。
また本発明は、上記のようなオレフィン重合用触媒を用
いたオレフィン重合体またはオレフィン共重合体の製造
方法に関する。
“の  Oゝ″)trびに の!、β −マグネシウム
、チタン、ハロゲンおよび電子供与体を必須成分とする
固体成分と有機アルミニウム化合物とから形成される触
媒を用い、オレフィンを重合する方法に関しては、すで
に多くの提案があり、このような触媒成分を炭素数3以
上のα−オレフィンの重合に適用した場合、高立体規則
性重合体を高い触媒活性で得られることが可能であるこ
とも知られている。
一方、有機アルミニウム化合物を用いないオレフィン重
合用触媒として、チタントリクロリドと有機チタン化合
物とを組合せた触媒系が米国特許第2.992,212
号明細書に提案されている。
また、前記有機チタン化合物として使用されているジメ
チルビス(シクロペンタジェニル)チタンは、熱的に不
安定であるという問題点があり、特開昭57−1113
07号公報には、この問題点を改善すべくジメチルビス
(メチルシクロペンタジェニル)チタンを用いる方法が
提案されている。
最近、曽我らは、塩化マグネシウム担持型Ti触媒と有
機チタン化合物とを組合せた触媒系がプロピレン重合に
おいて高い活性を示し、高立体規則性のポリプロピレン
が得られることを報告している(Hakroiol、C
hen、、Rapid Connun、 7.719(
1986)ibid、 8.27311987)) 、
 L、かじながら、塩化マグネシウム担持型T1触媒と
有機チタン化合物とからなる触媒は、チタントリクロリ
ドを用いた場合に比べ重合活性はかなり改善されるもの
の、重合活性は充分満足されるものではないという問題
点があった。
本発明者らは、オレフィン重合、とくに炭素数3以上の
α−オレフィンの重合において、高い活性と立体規則性
を有する新規触媒系について鋭意検討した結果、[A]
マグネシウム、チタンおよびハロゲンを必須成分とする
固体触媒成分、[8]アルミノオキサンおよび[C]特
定の有機チタン化合物から形成される触媒を用いること
によって、前述の問題点が一挙に解決されることを見出
し、本発明を完成させるに至った。
几肌Ω旦預 本発明は、上記のような従来技術にtl−う問題点を一
挙に解決しようとするものであって、オレフィンの重合
特に炭素数が3以上のα−オレフィンの重合に用いた場
合に、高い活性を示し、しかも高立体規則性の重合体を
得ることができるようなオレフィン重合用触媒およびこ
のオレフィン重合用触媒を用いたオレフィンの重合方法
を提供することを目的としている。
九肌座11 本発明に係るオレフィン重合用触媒は、(A)マグネシ
ウム、チタンおよびハロゲンを必須成分とする固体触媒
成分 (B)アルミノオキサン  および (C)有機チタン化合物 から形成されることを特徴としている。
また本発明に係るオレフィンの重合方法は、(A)マグ
ネシウム、チタンおよびハロゲンを必須成分とする固体
触媒成分 (n)アルミノオキサン  および (C)有機チタン化合物 から形成されるオレフィン重合用触媒の存在下に、オレ
フィンを重合もしくは共重合させることを特徴としてい
る。
1朋ヱ」U幻凱反」 以下、本発明に係るオレフィン重合用触媒およびこのオ
レフィン重合用触媒を用いたオレフィンの重合方法につ
いて具体的に説明する。
本発明において重合という語は、単独重合のみならず共
重合を包含した意で用いられることがあり、また重合体
という語は単独重合体のみならず共重合体を包含した意
で用いられることがある。
本発明において使用される触媒は、3つの触媒成分[A
]、[B]および[C]から形成されるものである。
本発明に係るオレフィン重合用触媒で用いられる固体触
媒成分(A)は、マグネシウム化合物、チタン化合物そ
して必要に応じてハロゲン化合物の相互の反応により形
成されたマグネシウム、チタンおよびハロゲンを必須成
分とする固体触媒成分である。このような固体触媒成分
の形成に用いられるマグネシウム化合物およびチタン化
合物の各触媒構成成分のうちの少なくとも1種がハロゲ
ンを含有しているならば、ハロゲン化合物を改めて使用
する必要性はないが、マグネシウム化合物およびチタン
化合物の各触媒構成成分のいずれもがハロゲンを含有し
ていない場合には、固体触媒成分の構成成分としてハロ
ゲン化合物が使用される。
このような固体触媒成分は、マグネシウム化合物、チタ
ン化合物および必要に応じてハロゲン化合物の各触媒構
成成分を相互に反応させることによって形成させること
ができるが、原料マグネシラム化合物のいかんにかかわ
らずマグネシウムのハロゲン化合物が形成されている。
この固体触媒成分は、常温にお(Jるヘキサン等による
洗浄のような簡単な手段では、通常、チタン化合物は脱
離してこない。
該固体触媒成分(A>は、前述のマグネシウム、チタン
およびハ1コゲンの各m子の他に、他の金属原子、陰イ
オン、配位子、電子供与体などを含有していてもよいし
、さらにその他の無機化合物成分や有機化合物成分を含
有していても差しつかえない。
該固体触媒成分(A)をJil製する方法としては、特
公昭50−32270号、特公昭54−25517号、
特開昭50−95384号、同50−126590号、
特公昭56−5403号、特開昭55−135102号
、同55−135103号、同56−811号、同56
−67311号、同56−152810号、同58−8
3006号の各公報などに提案されている高活性チタン
固体触媒成分の調製法を採用することができる。
このような高活性チタン固体成分の調製に使用できるマ
グネシウム化合物としては、酸化マグネシウム、水酸化
マグネシウム、ハイドロタルサイト、マグネシウムのカ
ルボン酸塩、アルコキシマグネシウム、アリロキシマグ
ネシウム、アルコキシマグネシウムハライド、アリロキ
シマグネシウムハライド、マグネシウムシバライド、有
機マグネシウム化合物またはこれらのマグネシウム化合
物と電子供与体との銘木(付加体)を例示することがで
きる。
上記のような高活性チタン触媒成分の調製に使用される
チタン化合物としては、たとえばテトラハロゲン化チタ
ン、アルコキシチタンハライド、アリロキシチタンハラ
イド、アルコキシチタン、アリロキシチタンなどを例示
することができ、とくにテトラハロゲン化チタン、中で
も四塩化チタンが好ましい。
また、高活性チタン回外触媒成分の調製に使用されるこ
とのある電子供与体としは、アルコール、フェノール類
、ケトン、アルデヒド、カルボン酸、有機酸または無a
酸のエステル、エーテル、酸アミド、酸無水物、アルコ
キシシランなどの含酸素電子供与体、アンモニア、アミ
ン、ニトリル、イソシアネートなどの含窒素電子供与体
などを用いることができる。より具体的には、メタノー
ル、エタノール、プロパツール、ペンタノール、ヘキサ
ノール、オクタツール、ドデカノール、オクタデシルア
ル=1−ル、オレイルアルコール、ベンジルアルコール
、フェニルエチルアルコール、クミルアルコール、イソ
プ11ビルアルコール、クミルアルコール、イソプロピ
ルベンジルアルコールなどの炭素数1〜18のアルコー
ル類;フェノール、クレゾール、キシレノール、エチル
フェノール、プロピルフェノール、ノニルフェノール、
クミルフェノール、ナフトールなどの低級アルキル基を
有してよい炭素数6〜20のフェノール類:アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセト
フェノン、ベンゾフェノン、ベンゾキノンなどの炭素数
3〜15のケトン類;アセトアルデヒド、10ピオンア
ルデヒド、オクチルアルデヒド、ベンズアルデヒド、ト
ルアルデヒド、ナフトアルデヒドなどの炭素数2〜15
のアルデヒド類:ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル
、酢酸ビニル、酢酸プロピル、酢酸オクチル、酢酸シク
ロヘキシル、10ピオン酸エチル、酪酸メチル、吉草酸
エチル、クロル酪酸メチル、ジクロル酢酸エチル、メタ
クリル酸メチル、クロトン酸エチル、シクロヘキサンカ
ルボン酸エチル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安
息香酸プロピル、安息香酸ブチル、安息香酸オクチル、
安息香酸シクロヘキシル、安息香酸フェニル、安息香酸
ベンジル、トルイル酸メチル、1〜ルイル酸エチル、ト
ルイル酸アミル、エチル安息香酸エチル、アニス酸メチ
ル、マレイン酸n−ブチル、メチルマロン酸ジイソブチ
ル、シクロヘキセンカルボン酸ジn−ヘキシル、ナジッ
ク酸ジエチル、テトラヒドロフタル酸ジイソプロピル、
フタル酸ジエチル、フタル酸ジイソブチル、フタル酸ジ
n−ブチル、フタル酸ジ2−エチルヘキシル、γ−ブチ
ロラクトン、δ−バレロラクトン、クマリン、フタリド
、炭酸エチレンなどの炭素数2〜30の有機酸エステル
;アセチルクロリド、ベンゾイルクロリド、トルイル酸
クロリド、アニス酸クロリドなどの炭素数2〜15の酸
ハライド類;メチルエーテル、エチルエーテル、イソプ
ロピルエーテル、ブチルエーテル、アミルエーテル、テ
トラヒドロフラン、アニソール、ジフェニルエーテルな
どの炭素数2〜20のエーテル類;酢酸アミド、安息香
酸アミド、トルイル酸アミドなどの酸アミド類;メチル
アミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリブチルア
ミン、ピペリジン、トリベンジルアミン、アニリン、ピ
リジン、ピコリン、テトラメチレンジアミンなどのアミ
ン類;アセトニトリル、ベンゾニトリル、トルニトリル
などのニトリル類:無水酢酸、無水フタル酸、無水安息
香酸などの酸無水物;ケイ酸エチル、ジフェニルジメト
キシシラン、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン、
ジトリルジメトキシシラン、t−ブチルメチルジメトキ
シシラン、トリメチルメトキシシランビニルトリメトキ
シシランなどのアルコキシシラン類などを挙げることが
できる。これらの電子供与体は、2種以上用いることが
できる。
このような高活性チタン固体触媒成分の調製方法につい
て例示する。
(1)振動ミルなどで機械粉砕したマグネシウム化合物
と液状チタン化合物とを反応させる。マグネシウム化合
物の機械粉砕時には必要に応じ、電子供与体を共存させ
てもよい。
(2)炭化水素溶奴に可溶化したマグネシウム化合物に
液状チタン化合物を反応させることにより、炭化水素不
溶性のマグネシウム−チタン複合体を得る。該反応時に
は、必要に応じ、電子供与体を共存させてもよい。
(3)炭化水素溶媒不溶性のマグネシウム・電子供与体
鉛体と液状チタン化合物とを反応させる。
必要に応じて、トリアルキルアルミニウムあるいはジア
ルキルアノiミニウムクロリドなどの有機アルミニウム
化合物を用いることもできる。
本発明に係るオレフィン重合用触媒で用いられる触媒成
分[8Fは、アルミノオキサンである。触媒成分として
使用されるアルミノオキサンとしては、具体的には一般
式(I)および一般式(II)で表わされる有機アルミ
ニウム化合物を例示することができる。このようなアル
ミノオキサンにおいて、Rはメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基などの炭化水素基であり、好ましくは
メチル基、エチル基、とくに好ましくはメチル基であり
、mは2以上、好ましくは5〜40の整数であで表わさ
れるアルキルオキジアルミニウム単位および式+OAJ
+で表わされるアルキルオキシアルミニウム単位[ここ
で、R1およびR2はRと同様の炭化水素基を例示する
ことができ、R1およびR2は相異なる基を表わす]か
らなる混合7゛ルキルオキシアルミニウム単位から形成
されていてもよい、その場合には、メチルオキジアルミ
ニウム単位→OAオ士を30モル%以上、好ましくII
3 は50モル%以上、特に好ましくは70モル%以上の割
合で含む混合アルキルオキジアルミニウム単位から形成
されたアルミノオキサンが好適である。
このようなアルミノオキサンの製造法として、たとえば
次の方法を例示することができる。
(1)吸着水を含有する化合物あるいは結晶水を含有す
る塩類、たとえば塩化マグネシウム水和物、硫酸銅水和
物、硫酸アルミニウム水和物、硫酸ニッケル水和物、塩
化第1セリウム水和物などの炭化水素媒体懸濁液に、ト
リアルキルアルミニウムを添加して反応させる方法。
(2)ベンゼン、トルエン、エチルエーテル、テトラヒ
ドロフランなどの媒体中でトリアルキルアルミニウムに
直接水を作用させる方法。
これらの方法のうちでは、(1)の方法を採用するのが
好ましい、なお、該アルミノオキサンは、少量の有機金
属成分を含有していても差しつかえない。
本発明に係るオレフィン重合用触媒で用いられる触媒成
分(C)は、有機チタン化合物であり、具体的には、共
役π電子を有する基を配位子としたチタン化合物を挙げ
ることができる。
このような共役π電子を有する基を配位子としたチタン
化合物は、たとえば下記式(I[[)%式%() (ここてR1は、シクロアルカジェニル基またはその誘
導体を示し、R,RおよびR4は、シフ1コアルカシエ
ニル基またはその誘導体、アルキル基、アリール基、ア
ラルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子または水素で
ある)で示される化合物である。
シクロアルカジェニル基またはその誘導体としては、た
とえばシクロペンタジェニル基、メチルシクロペンタジ
ェニル基、エチルシクロペンタジェニル基、t−ブチル
シクロペンタジェニル基、ジメチルシクロペンタジェニ
ル基、ペンタメチルシクロペンタジェニル基、インデニ
ル基等を例示することができる。アルキル基としては、
たとえばメチル基、エチル基、プロピル基、インデニル
基、ブチル基などを例示することができ、アリール基と
しては、たとえばフェニル基、トリル基などを例示する
ことができ、アラルキル基としては、ベンジル基、ネオ
フィル基などを例示することができ、アルコキシ基とし
ては、メトキシ基、工1−キシ基、プロポキシ基、ブト
キシ基などを例示することができ、ハロゲン原子として
は、フッ素、塩素、臭素などを例示することができる。
このようなチタン化合物としては、す、体的には、次の
化合物を例示することができる。
ビス(シクロペンタジェニル)チタンジメチルビス(シ
クロペンタジェニル)チタンモノメチルモノクロリド ビス(シクロペンタジェニル)チタンジクロリド ビス(メチルシクロペンタジェニル)チタンジメチル ビス(メチルシクロペンタジェニル)チタンモノメチル
モノクロリド ビス(メチルシクロペンタジェニル)チタンジクロリド ビス(メチルシフ11ペンタジエニル)チタンジフェニ
ル ビス(メチルシクロペンタジェニル)チタンジベンジル ビス(エチルシクロペンタジエニルンチタンジメチル ビス([−ブチルシフ1″:Iペンタジエニル)チタン
ジメチル ビス(ペンタメチルシクロペンタジェニル)チタンジメ
チル ビス(ジメチルシクロペンタジェニル)チタンジメチル ビス(インデニル)チタンジメチル ビス(メチルシクロペンタジェニル)チタンモノクロリ
ドモノハイドライド ビス(メチルシクロペンタジェニル)チタンモノクロリ
ドモノエトキシド さらに、インデニル基、置換インデニル基およびその部
分水素化物からなる群から選ばれた少なくとも2個の基
が低級アルキレン基を介して結合した多座配位化合物を
配位子とするチタン化合物を挙げることができる。この
ようなチタン化合物としては、具体的には、次の化合物
を例示することができる。
エチレンビス(インデニル)チタンジメチルエチレンビ
ス(インデニル)チタンモノメチルモノクロリド エチレンビス(インデニル)チタンジクロリドエチレン
ビス(4,5,6,7−テトラヒドロ−1−インデニル
)チタンジメチル 上記のような有機チタン化合物は、2種以上混合して用
いてもよく、また有機アルミニウム化合物との錯体とし
ても用いることができる。
有機チタン化合物と有機アルミニウム化合物との錯体と
しては、具体的には、次のような化合物が用いられる。
ビス(メチルシクロペンタジェニル) T + CIIAj(CI[3) 3 ビス(シクロペンタジェニル) ’I’ + CH2C
jAJ  (CH3)2 本発明に係るオレフィン重合用触媒における固体触媒成
分(A)では、マグネシウム/チタン(原子比)が、通
常、2〜100好ましくは4〜50、より好ましくは5
〜30であり、ハロゲン/チタン(原子比)が4〜10
0、好ましくは5〜90、さらに好ましくは8〜50で
ある。また、その比表面積は、通常、3d/、以上、好
ましくは30 rrr / g以上、より好ましくは5
0〜800nl’ / tである。
また本発明に係るオレフィン重合用触媒においては、触
媒成分(A)と(B)とは、アルミニウム/チタン(原
子比)が、通常、1〜200好ましくは2〜100であ
るような量で用いられ、また触媒成分(A)と(C)と
は、成分(C)中のチタン/成分(A)中のチタン(原
子比)が、通常、1〜200好ましくは2〜100であ
るような量で用いられる。
本発明に係るオレフィン重合用触媒の調製は、各触媒成
分(A)、(1’l)および(C)を重合時に接触させ
ることによって行なっても良いし、あるいは重合前に接
触させることによって行なっても良い、この重合前に各
触媒成分(A)、(li )および(C)を接触させる
場合には、任意の二成分を自由に選択して予め接触させ
た後に、残りの成分を接触させても良いし、また、各成
分の一部を、予め接触させておいた2′Mまたは3種の
触媒成分と接触させてもよい、このような接触は、不活
性ガスまたはオレフィン雰囲気下で行なうことができる
上記のような本発明に係るオレフィン重合用触媒は、オ
レフィン重合体の製造に用いられる0本発明に係るオレ
フィン重合用触媒により重合することができるオレフィ
ンとしては、エチレン、そして炭素数が3〜20のα−
オレフィン、たとえばプロピレン、1−ブテン、1−ヘ
キセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1
−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−へキ
サデセン、1−オクタデセン、1−エイコセンなどを挙
げることができる。
必要に応じてジエンなどのポリエンを共重合することも
できる。
特に本発明では、炭素数が3以上のα−オレフィンの重
合に上記のような触媒を用いた場合には、高立体規則性
の重合体を得ることができる。
本発明に係るオレフィン重合用触媒を用いたオレフィン
の重合反応は、通常、気相で、あるいは液相たとえば溶
液状で行なわれる。液相で重合反応を行なう際には、不
活性炭化水素を溶媒としてもよいし、オレフィン自身を
溶媒とすることもできる。
溶媒として用いられる炭化水素としては、具体、  的
には、ブタン、イソブタン、ペンタン、ヘキサン、オク
タン、デカン、ドデカン、ヘキサデカン、オクタデカン
などの脂肪族系炭化水素、シクロペンタン、メチルシク
ロペンタン、シクロヘキサン、シクロオクタンなどの脂
環族系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族系炭化水素、ガソリン、灯油、軽油などの石油留
分などが挙げられる。
本発明に係るオレフィン重合用触媒を用いたオレフィン
の重合温度は、通常、0〜100℃、好ましくは20〜
80℃の範囲である0重合圧力は、通常、常圧〜100
眩/−1好ましくは常圧〜50kg/−の条件下であり
、重合反応は、四分式、半連続式、連続式のいずれの方
法においても行なうことができる。さらに重合の反応条
件の異なる2段以上に分けて行なうことも可能である。
本発明に係るオレフィン重合用触媒を用いてオレフィン
の重合反応を行なうに際して、上記の触媒の各成分は、
以下のような量で用いられる。すなわち反応容積11当
り触媒成分(A)はチタン−〇 原子に換算して、通常lX10〜lX10−2グラム原
子、好ましくは5×10〜5X10”3グラム原子の量
で、また(B)成分はアルミニウム原子に換算して、通
常lXl0−5〜0.1グラム原子、好ましくは1×1
0〜5X10’ダラム原子の量で、さらに(C)成分は
チタン原子に換算して、通常1×10−5〜0.1グラ
ム原子、好ましくは1×10〜5X10’ダラム原子の
瓜で用いられる。
ル班曵憇遇 本発明にお()る触媒を、オレフィン重合、とくに炭素
数が3以上、のα−オレフィンの重合に適用した場合、
高い活性でもって高立体規則性の重合体を得ることがで
きる。
[実施例] 次に、本発明の方法を実施例によって具体的に説明する
。なお、実施例中に示された1、I。
(アイソタクチックインデックス)は、沸Rn−ヘズタ
ン抽出残の重量%であり、[η]は135℃デカリン中
で測定された値である。
また触媒成分中に含まれるチタン、マグネシウムはT 
CP発光分析法(ロ木ジャーレルアッシュ社製 TCA
P−575)を用いて測定し、また塩素はイオンクロマ
ト法(ダイオネyクス社製2000−I)を用いて測定
した。
内容積0.81のステンレス製ポットにステンレス製ポ
ット(直径15m+) 2 、8k[rを入れ、ポット
内部を窒素置換した後、MgCJ 220 gとエチル
ベンゾエート4.6mlとを装入し、6時間振動ミルで
粉砕した。得られた粉砕固体10gに150m1のT 
+ Cj 、iを加え、80℃で2時間反応させた後、
30分間静置し、上澄み部をデカンテーション法により
抜き出した。新たに150m1のTiCJ14を加え、
さらに80℃で2時間反応させた。その後、熱濾過によ
り固体部を回収し、n−デカンで4回洗浄した。このよ
うにして得られた固体触媒成分(A)中には、チタン2
.1重1%、エチルベンゾエート8.4重量%、マグネ
シウム19重量%、塩素65重斌%が含まれていた。
B の二二 充分に窒素置換した400m1のフラスコにAj  (
So  )  ・14 H2037gとトルエン125
m1とを装入し、0℃に冷却後、トルエン125011
で希釈したトリメチルアルミニウム500ミリモルを滴
下した0次に、40℃まで昇温し、その温度で10時間
反応を続けた0反応後、濾過により固液分離を行ない、
さらに7j3液よりトルエンを除去したところ、白色固
体のアルミノオキサン13gが得られた。ベンゼン中で
の凝固点降下により求められたアルミノオキサンの分子
景はり30であり、触媒成分[11]中に示したm(I
fiは14であった。
凰−一遣 充分に窒素置換した内容積500ω(のガラス製フラス
コにトルエン250m1を装入し、40℃に昇温した。
その後、アルミノオキサンをアルミニウム原子に換算し
て1.25ミリグラム原子、ビス(メチルシクロペンタ
ジェニル)チタンジメチルを1.25ミリモル、上記の
ようにして調製された固体触媒成分(A>をチタン原子
に換算して0.125ミリグラム原子装入した後、ただ
ちにプロピレンガスを吹き込み重合を開始した。常圧下
にプロピレンガスを供給しながら40゛Cで30分間重
合した0重合後、ポリマースラリーを大過剰のメタノー
ル中に投入することによりポリマーを回収し、減圧下、
80℃で1晩乾煉した。このようにして[η] 6.3
5  djl /l、I、■。
98.0%のポリプロピレン47.3tが得られた。
上皇a汁1 実施例1において、アルミノオキサンを使用しなかった
以外は、実施例1と全く同様に行なったところ、[η]
6.12dj/g、1.I。
98.2%のポリプロピレン21.2+rが得られた。
実施例1と同じ装;〃により、M9 CJ 220 g
を6時間粉砕した。得られた粉砕固体10irを200
m1のT + CI 4と80°Cで2時間反応させた
後、濾過により固体部を回収し、n−デカンで4回洗浄
した。このようにして得られた固体触奴中には、チタン
1.0重皿%、マグネシウム24重量%、塩素731!
皿%が含まれていた。
重合 実施例2で合成した固体触媒成分(A)をチタン原子に
換算して0.125グラム原子用い、1時間重合を行な
った以外は、実施例1と同様に重合を行なったところ、
[η]6.19dj/ぎ、1.1. 94.8%のポリ
プロピレン30.2gが得られた。
L笠■ス 実施例2において、アルミノオキサンを使用しなかった
以外は、実施例2と全く同様に行ない、[η]5.11
dl/g、1.1. 95.0%のポリプロピレン11
.2gが得られた。
MgCj24.76t、n−デカン251111および
2−エチルヘキシルアルコール23.4mlを130℃
で2時間加熱反応を行ない、均一溶液とした後、この溶
液中に1!水フタル酸1.11+rを添加し、130°
Cにてさらに1時間撹拌し、熱水フタル酸を溶解させた
。このようにして得られた均一溶液を室温に冷却した後
、〜20℃に保持されたT i Cj 420 Oml
中に1時間にわたって全−If滴下装入した。装入終了
後、この混合液の温度を4時間かけて110℃に昇温し
、110℃に達したところでジイソブチルフタレート2
.68ffIlを添加し、これより2時間同温度で撹拌
した。その後、熱濾過にて固体部を採取し、この固体部
を200m1の’T’1CJ4で再びスラリー状にし、
110℃で2時間加熱した。再び熱濾過にて固体部を採
取し、110℃のデカンおよびヘキサンで洗浄した。
このようにして得られた固体触媒中には、チタン3.1
重量%、マグネシウム17重量%、ジイソブチルフタレ
ート21重量%、塩素56重量%が含まれていた。
この固体触媒をチタン原子換算で、1.62ミリグラム
原子、トリエチルアルミニウム16.2ミリモルおよび
ジフェニルジメトキシシラン3.24ミリモルをヘキサ
ン50m1中で混合し、22℃で2時間撹拌した。その
後、濾過により固体部を回収し、ヘキサンで洗浄後、重
合に用いた。
充分に窒素置換した内容積2jのステンレス製オートク
レーブにヘキサン750 mlを装入し、実施例1で合
成したアルミノオキサンをアルミニウム原子換算で0.
4ミリグラム原子、ビス(メチルシクロペンタジェニル
)チタンジメチルを0.4ミリモルおよび上記で調製し
た固体触媒成分(A)をチタン原子に換算して0.04
ミリグラム原子装入し、40℃に昇温した後、プロピレ
ンガスを導入し、重合をt剤始した。全圧を7に「/−
−ゲージに保持するようにプロピレンガスを連続的に供
給しながら2時間重合を行なった。その後の操作は実施
例1と同様に行なったところ、[η18.12dJ/g
、1.1. 98.8%のポリプロピレン122gが得
られた。
火焦1しLユ互 表1に示す条件下に重合を行なった以外は、実施例1と
同様に行なった。
結果を表1に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(A)マグネシウム、チタンおよびハロゲンを必須
    成分とする固体触媒成分 (B)アルミノオキサンおよび (C)有機チタン化合物 から形成されるオレフィン重合用触媒。 2)(A)マグネシウム、チタンおよびハロゲンを必須
    成分とする固体触媒成分 (B)アルミノオキサンおよび (C)有機チタン化合物 から形成される触媒の存在下に、オレフィンを重合もし
    くは共重合させることを特徴とするオレフィン重合体も
    しくは共重合体の製造方法。
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US6211300B1 (en) 1998-04-10 2001-04-03 Chisso Corporation Propylene-ethylene block copolymer compositions and processes for production thereof

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