JPH01216121A - すべり軸受 - Google Patents

すべり軸受

Info

Publication number
JPH01216121A
JPH01216121A JP63043086A JP4308688A JPH01216121A JP H01216121 A JPH01216121 A JP H01216121A JP 63043086 A JP63043086 A JP 63043086A JP 4308688 A JP4308688 A JP 4308688A JP H01216121 A JPH01216121 A JP H01216121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
bearing surface
grooves
groove
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63043086A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiro Uruma
閏間 厚裕
Kazuo Muto
武藤 和雄
Toru Hiratsuka
徹 平塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP63043086A priority Critical patent/JPH01216121A/ja
Publication of JPH01216121A publication Critical patent/JPH01216121A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は樹脂を軸受面に用いたすべり軸受の構造改善に
関する。更に詳しくは樹脂で構成された軸受面上に溝を
設けることにより軸受けの耐久性を向上せしめた新規な
すべり軸受に関する。
[従来の技術] 従来からすべり軸受は多用されており、大きな荷重を受
ける場合には金属製のものが用いられていた。
しかし金属の軸受面においては金属自身が自己潤滑性を
もたないために、潤滑剤として一般に鉱物油を主成分と
した潤滑油、もしくはグリースが用いられていた。これ
らのすべり軸受における軸受面には潤滑油もしくはグリ
ースが軸と軸受面の間に均一にかつ常に供給されるよう
に給油消が設けられている。この場合軸受面に設けられ
た清の一方は潤滑剤の供給源につながり、他方の清は潤
滑剤が外部にもれないように溝は軸受面内で行き止まり
となっている。
このように金属を用いたすべり軸受は給油しなければな
らず、油汚れを嫌う場所においてはオイルシールが大変
であるという欠点がある。
一方すべり軸受けの軸受面を自己潤滑性のある樹脂(高
分子重合体)で構成せしめたものも知られているが、こ
れらのすべり軸受は、いずれも低荷重用であるため、支
持効率を高めるために溝を設けることなく用いられてい
た。
しかしながら、樹脂を軸受面に用いたすべり軸受におい
ても高荷重、高速回転分野に用いると、樹脂自身自己潤
滑性は有しているものの、長時間の運転を続けると軸と
軸受面との摩擦抵抗が増加して過負荷を生じ、摩耗粉が
両者の摩擦により発生する。更にこの摩耗粉が研磨剤と
して作用し、すべり軸受けの軸受面を損傷させる結果、
すべり軸受けの耐久性を著しく減退させるという現象が
あられれている。
[発明が解決しようとする課題] 前記したように、軸受面が平滑な中空円柱状内壁面から
なる樹脂製のすべり軸受においては、初期には低摩擦抵
抗で運転されるが、軸との摺動が長くなるにつれて摩耗
粉が発生するが、本発明者らはこの摩耗粉の発生機構に
つき、鋭意検討し、本発明を完成させるに至ったもので
ある。
本発明の目的は上記したように従来技術の欠陥を改善し
、樹脂からなるすべり軸受における軸受面の形状を改善
し、長時間の運転によって発生する摩耗粉を積極的に除
去することにより、該摩耗粉が研磨剤として作用するの
を防止するようにした新規なすべり軸受を提供せんとす
るものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達成するため、次の構成からなる
ものである。
すなわち、少なくとも軸と接触する軸受面が樹脂で構成
されているすべり軸受において、該軸受の軸受面に1本
以上の溝が設けられ、該溝の少なくとも一端は軸受外に
露出していることを特徴とするすべり軸受を基本とする
ものである。
本発明を更に詳しく説明する。
第1図は本発明に係るすべり軸受の一例を示す概略図で
ある。
第1図において、すべり軸受1は樹脂を成型して得られ
たものであり、軸受本体2と該本体2の中央部に軸(図
示せず)と係合する軸孔3を有し、軸受本体2の外周に
はフランジ4が設けられ、該フランジ4には取付穴5が
穿けられている。
軸孔3の内壁面は軸の外周と係合する軸受面6を形成し
ており、該軸受面6に複数本の渭7を設け、該溝7の両
端はいずれも軸受面外に露出している。
この涌7の形状、寸法、本数も特に限定はないが、軸受
面6の面積は溝7を設けない場合の30〜70%となる
ようにするのが好ましい、軸受面6の面積が溝7を設け
ない場合の30%以下となると、溝の面積が広くなり、
摩耗粉の除去はよくなるが軸を支える軸受面の単位面積
当りの荷重が大きくなりすぎる結果、摩耗粉の発生が多
くなり耐久性に問題が生じるので好ましくない。
一方軸受面6の面積が溝7を設けない場合の70%以上
となると、軸を支える軸受面の単位面積当りの荷重は小
さくなるが、溝の面積が少ないために、−度発生した摩
耗粉が満足に除去できず、摩耗粉が研磨剤的に作用する
ために軸受の摩耗が進行しやすくなる傾向がある。
第2図は本発明に適用される溝の形状を例示したもので
ある。第2図において(A)は■形溝、(B)は角溝、
(C)は丸溝、(D)はV形溝における底が平らな清、
(E)は台形溝である。しかしこれらの形状に限定され
ず他の形状のものでも勿論好い結果を得ることができる
。 これらの溝において軸受面6と接する部分の稜線8
は丸みをもっRつきの状態よりも鋭利なエツジであるほ
うがよい。
次に軸受面6における溝7の分布、配列について述べる
溝の数が多い場合(少なくとも10ケ)には問題はない
が、少ない場合には、溝の幅を軸受面6の周長の1/1
0以下とするようにすることが好ましい。
また、溝の数を複数本とする場合には該溝は軸受面の周
りに均等に配置するとよい、特に溝の数が少ない場合に
効果がある。
次に清の状態であるが、第1図に示したものは複数の溝
を均等に直線状に内歯車状に配列したものであり、溝7
は断面矩形の直線である。そして該湧の端部は軸受の端
面すなわち軸受面6の外に露出している。
本発明に係るすべり軸受における清は軸受面外に露出し
ていることが必要である。何故ならば上記溝は前記した
如き溝を有しないすべり軸受けにおいて長時間軸を回転
させた(装置を運転した)場合、軸と接触する軸受面は
樹脂で構成されているため、自己潤滑性を有してはいる
ものの、摩擦による発熱、摩耗粉の発生、摩耗粉の研磨
材としての作用が順次発生してすべり軸受けの耐久性を
急速に減少させるが、本発明に係わるすべり軸受は第1
図ないし第2図に示すような溝を軸受面に有しているた
めに、発生した摩耗粉が溝を介してすべり軸受けの外部
に放出されるから摩耗粉の研磨材としての作用を除去す
ることができるので、すべり軸受の耐久性を著しく向上
させ得ることができる。
第3図は本発明に用いられる溝7の配置を例示した概略
図である。
第3図において(A)は断面半円状の渭7を軸孔3の軸
線と平行に配置したものである。この図においては一本
の溝を示したが、この清は更に複数本、軸孔3の軸線に
平行に配置することができる。この清も第1図と同様、
軸孔の内壁面である軸受面6を前記軸線に沿って貫通し
ている。
第3図(B)は第3図(A)とは異なる態様を示すもの
であって、軸孔3の軸総に対して傾斜して渭7が配列さ
れているものである。この場合も清は軸受面6を貫通し
ており、また、複数本配列することもできる。
第4図は第3図とは異なる溝7の形態を示すものである
第4図(A)は、第1図、第3図(A)に示したように
溝7を軸孔3の軸線に対し平行にかつ軸受面6を貫通さ
せて設けたものである。
しかし第4図(B)ないし第4図(D)は第4図(A)
とは夫々異なる態様を例示したものである。第4図(B
)は溝7の一端が軸受面の外に露出してはいるが、他端
は軸受面上で行き止まりになっている涌7の態様を示し
たものである。
第4図(C)及び(D)は第4図(B)に示したように
消7の一端が軸受面の外に露出はしているものの、他端
は軸受面6上で行き止まりになったものをほぼ直線上に
配したもの、更には千鳥に配したものを示している。
本発明に係わるすべり軸受けにおいては第4図(A)〜
(D)および図示しないパターンの清を適当に組合わせ
て配置したものであってもよい。
第5図は従来公知の金属製すべり軸受の一例を示す斜視
図で、一部断面して示す、第5図に示したように、軸受
本体の軸受面6に設けた油溝9.9−はいずれの清も軸
受面6上で行き止りとなっている。10は油孔である。
第6図は自己潤滑性を持つ樹脂で構成された従来のすべ
り軸受を示す斜視図である。
この物は第1図に示した?II7を持っていない。
本発明に用いる樹脂は特に限定されないが、ポリアミド
、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
カーボネート、ボリアリレート、芳香族ポリエステル、
ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、
ポリエーテルイミド、ポリエーテルエステルゲント、ポ
リアミドイミド、ポリイミドなどの合成樹脂が挙げられ
る。この中でも耐熱性にすぐれたものとしてポリフェニ
レンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテ
ルエステルケトン、ポリアミドイミド、ポイリイミド、
芳香族ポリエステルなどが挙げられる。
上記した樹脂への添加剤もその樹脂の特性を大きく損な
うものでなければ限定されないが、減摩特性、耐摩耗性
を向上させるものとして、グラファイト、二硫化モリブ
デ゛ン、銅、酸化鉛、ポリテトラフルオロエチレン、高
重合度ポリエチレン、グリース、炭素繊維、アラミド繊
維があげられ、これらは単独もしくは組合わせて用いら
れる。
たとえばグラファイト0.5〜40重量%、ポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)0.5〜80重量%、炭
素繊維0.5〜40重量%、をそれぞれ単独で、または
、グラファイトとPTFE、炭素繊維とPTFEの組合
わせが用いられる。
次に本発明を実施例により説明する。
[実施例] 実施例1 第1図に示した形状のすべり軸受をグラフディト20重
量%、PTFE3%を添加したポリアミドイミド樹脂に
より射出成形により一体成型後250℃、24時間の熱
処理を施した。したがって軸孔の内壁面である軸受面の
材質は前記した樹脂である。軸孔の直径は24.88で
ある。清の断面形状は正方形であり、軸受面を貫通して
設け、両端が軸受面外に露出したものとした。
溝は30本であり、軸受面の面積は溝を設けない場合の
42%であり、清の断面の正方形と軸受面の角部はRを
つけずに尖鋭端とした。
このすべり軸受に軸を挿入し、軸回転数77rpH、軸
負荷7kg、f、雰囲気温度180℃の条件で運転を開
したところ、運転開始直後の回転トルク抵抗は3−03
であった。200時間運転後における回転トルク抵抗は
3.1kg、3とほとんど上昇せず、すぐれた低摩擦特
性とすぐれた耐久性を示した。
比較例 実施例1と同様にして軸受面に溝をもたないすべり軸受
を製作し、同様の運転を実施したところ、運転開始直後
の回転トルク抵抗は3.5kt、amと若干高く、20
0時間運転後のそれは7kg、cnと上昇し、摩擦抵抗
が著しく増大していることがわかった。摩擦抵抗の上昇
は摩耗粉の発生および摩耗粉の研磨材的な作用が現れて
いることを意味している。
[発明の効果] 本発明は上記した構成とすることにより、次のようなす
ぐれた作用効果を奏するものである。
すべり軸受けの少なくとも軸受面を樹脂で構成し、かつ
該軸受面に少なくとも1本、好ましくは軸受面の面積を
清を設ける前のそれに比べ、30〜70%とすることに
より、清のないものに比べ摩擦抵抗の経時的な変化がな
く、回転トルクの上昇を防ぐことにより、長時間安定し
た運転を続けることができる。更に摩耗度も少ないので
軸受の耐久性を著しく向上させ得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るすべり軸受の一例を示す概略図で
ある。 第2図は本発明に適用される溝の形状を例示したもので
ある。 第3図は本発明に用いられる清7の配置を例示した概略
図である。 第4図は第3図とは異なる溝7の形態を示すものである
。 第5図は従来公知の金属製すべり軸受の一例を示す斜視
図で一部断面して示す。 第6図は自己潤滑性を持つ樹脂で構成された従来のすべ
り軸受を示めす斜視図である。 1:すべり軸受     2:軸受本体3:軸孔   
     4:フランジ5:取付穴       6:
軸受面 7:溝         8:稜線 9.9°:油溝     10:油孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも軸と接触する軸受面が樹脂で構成されている
    すべり軸受において、該軸受の軸受面に1本以上の溝が
    設けられ、該溝の少なくとも一端は軸受外に露出してい
    ることを特徴とするすべり軸受。
JP63043086A 1988-02-24 1988-02-24 すべり軸受 Pending JPH01216121A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63043086A JPH01216121A (ja) 1988-02-24 1988-02-24 すべり軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63043086A JPH01216121A (ja) 1988-02-24 1988-02-24 すべり軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01216121A true JPH01216121A (ja) 1989-08-30

Family

ID=12654027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63043086A Pending JPH01216121A (ja) 1988-02-24 1988-02-24 すべり軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01216121A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132613A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Funai Electric Co Ltd 画像形成装置および軸受
JP2010209732A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Furukawa Industrial Machinery Systems Co Ltd 一軸偏心ねじポンプ
JP2016034305A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 株式会社高尾 弾球遊技機
JPWO2015099004A1 (ja) * 2013-12-27 2017-03-23 株式会社荏原製作所 すべり軸受装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5224648A (en) * 1976-09-06 1977-02-24 Oiles Ind Co Ltd Smoothly sliding element and its manufacturing method for bearing etc.
JPS52105959A (en) * 1976-03-02 1977-09-06 Nippon Piston Ring Co Ltd Rubbing part material
JPS5690510U (ja) * 1979-12-13 1981-07-20
JPS62100336U (ja) * 1985-12-14 1987-06-26

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52105959A (en) * 1976-03-02 1977-09-06 Nippon Piston Ring Co Ltd Rubbing part material
JPS5224648A (en) * 1976-09-06 1977-02-24 Oiles Ind Co Ltd Smoothly sliding element and its manufacturing method for bearing etc.
JPS5690510U (ja) * 1979-12-13 1981-07-20
JPS62100336U (ja) * 1985-12-14 1987-06-26

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132613A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Funai Electric Co Ltd 画像形成装置および軸受
JP2010209732A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Furukawa Industrial Machinery Systems Co Ltd 一軸偏心ねじポンプ
JPWO2015099004A1 (ja) * 2013-12-27 2017-03-23 株式会社荏原製作所 すべり軸受装置
JP2016034305A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 株式会社高尾 弾球遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5356227A (en) Solid-lubricated bearing assembly
JPH11170397A (ja) 高速・高面圧滑り部用スラストワッシャ
US5539844A (en) Ball bearing cages and ball bearings
US6575631B2 (en) Rolling bearing and rolling bearing device
US5697709A (en) Dynamic pressure type bearing device
KR20080102296A (ko) 미끄럼 베어링
US3790239A (en) Self-lubricating anti friction bearings
JPH07238940A (ja) ころ軸受
US5823686A (en) Chain with oilless antifriction bearing
JPH01216121A (ja) すべり軸受
CN100472079C (zh) 制造滚柱推力轴承的方法
JPH08184321A (ja) 転がり軸受
JPH0949525A (ja) 固体潤滑転がり軸受
JPH074439A (ja) 高速アンギュラ玉軸受
JPS6249017A (ja) 転がり軸受
JP4122474B2 (ja) 保持器
JP6940993B2 (ja) 転がり軸受
KR102490414B1 (ko) 무급유형 베어링.
US20240125351A1 (en) Thrust needle roller bearing
JPH074952U (ja) 含油ポリマ潤滑ボールねじ
JP3981814B2 (ja) 固体潤滑ころ軸受
JP4038341B2 (ja) 固体潤滑転がり軸受
CN221857294U (zh) 一种跳绳转轴
JP4277521B2 (ja) テンタークリップ用転がり軸受
JPH11201152A (ja) ピン形保持器付き転がり軸受