JPH01215663A - 小断面形超伝導磁気浮上車両用乗降口 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、Ｕ形のガイドウェイの側壁内面の左右の推
進案内コイルと路盤上の左右二列の浮上コイルの二種類
の地上コイルと、車両下部に設けた超伝導磁石の間に働
く電磁力で列車を磁気浮上走行させる超伝導磁気浮上鉄
道に於て、トンネル断面の小型化やガイドウェイ上部の
構造物の下面高さの低減のため、客室を低床化して小断
面化を図った車両の乗降口に間するものである。

ＣＩＪＩ状の技術の説明〕 超伝導磁気浮上車両の小断面化を図るため客室を低床化
して屋根高さを下げるには、貫通路を設ける車端部と客
室用の中間部に車体を区分し、強力な磁場をもつ超伝導
磁石を取り付けた台車は連接式にして、その上に前後の
車両の車端部を載せ、車体中間部の低床の客室を超伝導
磁石から離す方法がある。この場合、屋根の低い小断面
車両の側面に乗降扉を設けるには、乗降口の出入台の高
さを客室床面高さ並に下げる必要があり、必然的に駅の
ホームも低くなフてくる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように駅のホームが低い場合、ホームの台車部近傍
は超伝導磁石の強い磁場に曝されるので、列車の停車時
はその近くに人間が近すけないような棚を設けるとか、
列車の発着時はホームの人間を列車から遠ざける必要が
ある等の問題がある。また車両の乗降口を床の低い車体
の中間部に設けると、台車上部は客室に出来ないためも
ともと少なめの列車の定員がさらに減る問題もある。

〔問題点を解決する手段〕

この発明は上記問題点を解決するもので、Ｕ形のガイド
ウェイの側壁内面の左右の推進案内コイルと路盤上の左
右二列の浮上コ１′ルの二種類の地上コイルと、車両下
部に設けた超伝導磁石の間に働＜ｉ磁力で列車を磁気浮
上走行させ、駅のホームはそこに居る人間が超伝導磁石
の強力な磁場に曝されないようガイドウェイの路盤から
ホームを高くした駅設備とし、車両は、超伝導磁石を左
右両側面に取り付けた台車を車両の連結部に配置し、そ
の台車の前後に幌でつながった二つの車体の車端を敬せ
て車両を連結し、超伝導磁石から離れた台車上部以外の
車体は低床の客室にして屋根高さを下げて小断面形車両
とした超伝導磁気浮上鉄道に於て、車体の台車上部はそ
の断面中央に貫通路を設けその両脇下部を切り欠いた逆
凸形の断面形状に、また台車はＵ形断面の台車枠の両側
に超伝導磁石を取り付けた構造にして、台車の左右に設
けた車体支持ばねの上に車体の貫通路上部両脇の下面を
載せて車体荷重を支えつつ、貫通路下部をＵ形断面の台
車の凹部に落し込んで貫通路も客室と同様に低床化を図
り、車体の貫通路上部両脇に駅のホームと同し高さの高
床の出入台を設け、車体天井中央を貫通する天井桁に設
けた蝶番を支点として９０度の回転角で開閉を行う車体
表面と同じ表面形状の、高さが出入台から天井中央まで
の幅の広い眺上扉を出入台の入口に取り付け、超伝導磁
石の強力な磁場に曝されない領域に高床の出入台から低
床の貫通路または客室に通じる昇降用の階段を設けた車
両の乗降口とする。

（発明の構成および作用の説明〕 以下、この発明を図面に示す実施例により説明する。第
１図はこの発明の車両の乗降口の側面図である。この図
で超伝導磁石１を両側に取り付けた台車を貫通路用の幌
７でつないだ前後二つの車体２の連結部に配置し、台車
上の前後の空気ばね３で各々の車体荷重を支えている。

そして客室床面４を下げて車両断面の小型化を図るため
、車体２の車端の台車上部に当たる部分の下部両脇に切
り欠きを設け、台車の空気ばね３の上にその切り欠き部
を載せている。

この図は走行輪６が路盤６に着地している停車時を示し
でいるが、高速走行時に走行輪５が引き上げられても、
磁気浮上作用により超伝導磁石１の下辺と路盤６間には
この図と同様の空隙が保たれるので、車体２のｆａ　ｕ
　６からの高さも殆ど変わらない。

台車の上部には超伝導磁石１の強力な磁場に曝されない
高さの位置に高床の出入台８を設けている。小断面車両
のため高床の出入台８と天井間の寸法が人間の身長より
小さくなってしまうので、そこには出入台８から天井中
央の高さまで開閉する跳上ｓ９を乗降扉として設けてい
る。左の車両は跳上ｒｉｔ９の開いた状態で右の車両は
跳上ｒＲ９の閉じた状態を示している。

第２図はこの発明の駅停車時の乗降口の断面図である。

この図でホーム１０は超伝導磁石１の強力な磁場に曝さ
れないよう、車両の出入台８と同じ高さになっている。

出入台８部の車体２と同じ表面形状をした跳上扉９は車
体天井中央を貫通する天井桁１１に蝶番１２で取り１す
けており、開きの状態ではそれを支点に９０度回転して
人間の身長に比べ十分高い位置まで跳ね上がる。

車両の中央には左右の出入台８に挟まれて低床の貫通路
を設けており、高さの異なる出入台８と貫通路床１３の
間と貫通路床１３と客室床面４の間に、それぞれ昇降用
の曲り階段１４とステップ１５を超伝導磁石ｌの強力な
磁場に曝されない領域を選んで設けている。従って、ホ
ーム１０上の人間や乗降客がホームと車両に挟まれてそ
の下にある超伝導磁石１に接近してその磁場に曝される
ことは間違）でもない。

この図の車両の左半分は台車部の車両断面図である０台
車はＵ形断面の台車枠１６をベースに超伝導磁石ｌをそ
の左右両側に、磁気浮上走行と車輪走行の切り替えで車
輪を上下させる脚引上装置１７と走行輪５をその下部に
、空気ばね３をその左右上部に取り付けている。車体の
下面は車体下部両脇を切り欠いた逆凸形の車体下枠１８
をベースにしており、貫ｉＩＩ回路の下半分を構成する
その凸部をＵ形断面の台車枠１６の凹部に落しこみつつ
、その両脇を空気ばね３の上に載せて車体荷重を支えて
いる。

車両の左右の超伝導磁石１と、それに向かい合ってホー
ム１０の下とｔ４ｕ１９の内面に取り付けられた推進案
内コイル２０と路盤６上に二列に取り付けられた浮上コ
イル２１の二種類の地上コイルの間に働く電磁力により
、車両は磁気浮上走行する。

第３図はこの発明の乗降口の平面図で、幌７でつながっ
た二つの車体１は超伝導磁石ｌを取り付けに連接式の台
車の四隅の空気ばね３の上に載っている。向き合った二
つの超伝導磁石１は同極性に励磁されており、お互いの
磁場は反発しあうのでその間に挟まれる貫通路の磁場は
弱められる。

この図の左の車両で、床高さの異なる出入台８と貫通路
床１３および客室床面４の間には、それぞれ昇降用の曲
り階段１４とステップ１５が設けられている。この図の
右の車両の跳上扉９は二つとも閉じた状態を示しており
、その大きさは出入台から屋根中央までの高さで出入台
と曲り階段の幅となっている。このように台車上部を車
両の乗降口にすることで、車体の低床部はすべて客室に
利用でき、もともと少なめの列車の定員を減らさなくて
もすむ。

〔発明の効果〕 この発明により超伝導磁気浮上鉄道の駅のホーム上の人
間や乗降客が超伝導磁石の強力な磁場に曝される危険性
の全くない車両の乗降口を構成でき、また、もともと少
なめの列車の定員を乗降口のためにさらに減らさなくて
もすむ。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２１！Ｉ、第３図はそれぞれこの発明の乗降
口の側面図、駅停車時の断面図、および平面図である。 １・・・超伝導磁石、２・・・車体、３・・・空気ばね
、４・・・客室床面、５・・・走行輪、６・・・路盤、
７・・・幌、８・・・出入台、９・・・跳上扉、　１０
・・・ホーム、　１１・・・天井桁、　１２・・・蝶番
、　１３・・・貫通路床、　１４・・・曲り階段、　１
６・・・ステップ、　１Ｇ・・・台車枠、１７・・・脚
引上装置、　１８・・・車体下枠、　１９・・・側壁、
　２０・・・推進案内コイル、　２１・・・浮上コイル
、２２・・・座席

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. Ｕ形のガイドウェイの側壁内面の左右の推進案内コイル
   と路盤上の左右二列の浮上コイルの二種類の地上コイル
   と、車両下部に設けた超伝導磁石の間に働く電磁力で列
   車を磁気浮上走行させ、駅のホームはそこに居る人間が
   超伝導磁石の強力な磁場に曝されないようガイドウェイ
   の路盤からホームを高くした駅設備とし、車両は、超伝
   導磁石を左右両側面に取り付けた台車を車両の連結部に
   配置し、その台車の前後に幌でつながった二つの車体の
   車端を載せて車両を連結し、超伝導磁石から離れた台車
   上部以外の車体は低床の客室にして屋根高さを下げて小
   断面形車両とした超伝導磁気浮上鉄道に於て、車体の台
   車上部はその断面中央に貫通路を設けその両脇下部を切
   り欠いた逆凸形の断面形状に、また台車はＵ形断面の台
   車枠の両側に超伝導磁石を取り付けた構造にして、台車
   の左右に設けた車体支持ばねの上に車体の貫通路上部両
   脇の下面を載せて車体荷重を支えつつ、貫通路下部をＵ
   形断面の台車の凹部に落し込んで貫通路も客室と同様に
   低床化を図り、車体の貫通力上部両脇に駅のホームと同
   じ高さの高床の出入台を設け、車体天井中央を貫通する
   天井桁に設けた蝶番を支点として９０度の回転角で開閉
   を行う車体表面と同じ表面形状の、高さが出入台から天
   井中央までの幅の広い跳上扉を出入台の入口に取り付け
   、超伝導磁石の強力な磁場に曝されない領域に高床の出
   入台から低床の貫通路または客室に通じる昇降用の階段
   を設けることで、ホーム上の人間や乗降客が超伝導磁石
   の強力な磁場に曝される危険性を全くなくした小断面形
   超伝導磁気浮上車両用乗降口