JPH0121464Y2 - - Google Patents

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JPH0121464Y2
JPH0121464Y2 JP1980121656U JP12165680U JPH0121464Y2 JP H0121464 Y2 JPH0121464 Y2 JP H0121464Y2 JP 1980121656 U JP1980121656 U JP 1980121656U JP 12165680 U JP12165680 U JP 12165680U JP H0121464 Y2 JPH0121464 Y2 JP H0121464Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、標準規格の常時励磁形電磁開閉器に
装着することによつて、瞬時励磁形の電磁開閉器
に変換することのできるユニツトに関する。
〔従来の技術〕
瞬時励磁形の電磁開閉器は、接点開閉時のみの
電磁操作で「開」又は「閉」の状態を保持する形
式の開閉器である。また、常時励磁形電磁開閉器
は、「開」又は「閉」の一方の状態を保持するた
めに、常時、電磁石への励磁状態を保持する形式
の開閉器である。
従来より、常時励磁形電磁開閉器を瞬時励磁形
の電磁開閉器に変換するためのユニツトが提案さ
れている。従来のこの種のユニツトの例を第1図
に示す。第1図aは投入前、bは投入後の状態を
示している。これらの図に示すように、前記ユニ
ツトは常時励磁形電磁開閉器本体の上部に一体的
に装着するものであり、ユニツト内のラツチばね
31の付勢力によつて押杆32を本体のクロスバ
ー33に圧接させることにより両者の連結を行な
つている。本体内に設けられている可動鉄心34
は投入コイル35の非励磁状態において可動接点
36を開放状態とするために反発ばね37により
上方に付勢力を与えられている。
いま、第1図aに示す投入前の状態から、投入
コイル35に通電すると、可動鉄心34は反発ば
ね37の付勢力に打ち勝つて固定鉄心38に吸引
され、同時にクロスバー33が下降して可動接点
36を固定接点39に接触させる。ユニツト内部
においては、クロスバー33の下降に伴つてラツ
チばね31の付勢力を受けている押杆32が下降
するが、第1図bに示す投入後の状態に移行する
と、押杆32に取り付けられている第2ラツチば
ね40によつて開く方向に付勢されているラツチ
41が固定鉄心42の内壁面による支持を失つて
開放し、固定鉄心42の開口部上端に係止して、
投入コイル35への通電を停止しても押杆32の
下降状態を保持することとなり、従つてクロスバ
ー33は押え続けられて接点の投入状態を保持す
ることとなる。接点を開放するには、ユニツト内
の引きはずしコイル43に通電して可動鉄心44
を上昇させると、ラツチ41は閉じる方向に力を
受け、ラツチ41の開きが固定鉄心42の内径よ
りも小さくなつたときに、押杆32は反発ばね3
7の復元力により上昇することになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来の構成のユニツトでは、動作を
安定化させるには、本体側の反発ばね37とユニ
ツト側のラツチばね31とのばね力の強さ及び投
入コイル35の電磁力との相関関係が重要とな
り、反発ばね37のばね力を投入コイル35の電
磁力との間で決められる値よりもラツチばね31
の押圧力の分だけ強くしなければならない。も
し、このユニツトを取りはずして開閉器を常時励
磁形として使用しようとする場合、先に設定した
投入コイル35の電磁力、反発ばね37のばね
力、ラツチばね31のばね力のうち、ラツチばね
31が構成から外れるため、三者の相関がくずれ
て投入コイル35の電磁力と反発ばね力とでは後
者が大きくなり、投入動作性能として標準規格が
得られなくなる。従つて反発ばね37を弱いもの
に替えるか又は投入コイル35の電磁力を強くす
るなどの変更が必要となる。即ち、従来の方式で
は、ユニツトを常時励磁形の電磁開閉器本体に装
着した場合とはずした場合とで投入動作性能が変
化して、何れの場合でも標準の性能を得ることが
できなくなる不都合があつた。
また、従来の方式では、ユニツトを電磁開閉器
本体に取り付けるには、電磁開閉器本体を分解し
て組み込んだり、ねじ締めをする等の手間を要
し、簡単に着脱できないという不都合があつた。
本考案は、このような従来のユニツトの問題点
を解消し、標準規格の常時励磁形電磁開閉器の反
発ばね力や投入コイルの電磁力を何ら変更するこ
となく標準規格の瞬時励磁形電磁開閉器に変換す
ることができ、しかも電磁開閉器を分解すること
なくユニツトを容易に着脱することのできるユニ
ツトを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案の常時励磁形
電磁開閉器を瞬時励磁形とするユニツトは、常時
励磁形電磁開閉器本体の外面部においてクロスバ
ーの昇降方向に対して直交する方向からユニツト
ケーシングを着脱自在に係合する係合部を上記開
閉器本体とユニツトケーシングとに設け、非動作
状態にあるときの前記開閉器のクロスバーの先端
と非キヤツチ状態にあるときの前記ユニツトケー
シング内のユニツトの連結杆の先端とが、前記開
閉器本体にユニツトケーシングを装着した際に、
前記クロスバーの昇降方向に対して連結する係合
部をクロスバーと連結杆とに設け、前記ユニツト
ケーシング内には上記連結杆に連設した復帰防止
用係止部に係止自在な爪体及び同爪体を連結杆の
係止方向に付勢するスプリング並びに該爪体を連
結杆の離脱方向に駆動する引はずし装置を内蔵し
たことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案を第2図以下に示す実施例に基づ
いて具体的に説明する。
第2図は本実施例における開閉器本体の係合部
を示す斜視図、第3図はユニツトの係合部を示す
斜視図である。
第2図及び第3図において、常時励磁形電磁開
閉器本体1の上面に鉤状の突起2を突設し、ユニ
ツトケーシング3に突起2と相補的な形状の溝4
を形成し、クロスバー5の昇降方向に対して直交
する方向、例えば第2図矢印の方向からユニツト
ケーシング3を挿入することにより突起2と溝4
とが係合され、開閉器本体1にユニツトがワンタ
ツチで装着できるようにしている。前記開閉器本
体1の突起2の部分にはクロスバー5の先端部が
突出(オフ時)しており、この先端部には逆T字
状溝5aがユニツトの挿入方向に沿つて設けら
れ、またユニツトの方には、逆T字状の先端形状
をした連結杆6が昇降可能に設けられている。し
たがつて、開閉器本体1にユニツトケーシング3
を装着すれば、同時にクロスバー5と連結杆6も
連結される。この点が、ばねの押圧力のみで連動
していた従来のクロスバーと押杆との連結方法と
違う点である。
ユニツトケーシング3内部の構成を第4図(開
閉器本体1がオフの状態)及び第5図(同じくオ
ンの状態)に示す。図中6aは連結杆6の側部に
突設した係止部、7は連結杆6の下降時に係止部
6aに係止するように回動する爪体、8は同爪体
7に回動力を与えるばね、9は引はずしコイル、
10は可動鉄心、11は可動鉄心10の押しば
ね、12は可動鉄心10の移動に連動するリセツ
ト兼用押子、12aは同押子12に設けられた遅
れb接点用可動接触子、12bはその押しばね、
12cは可動接触子12aが接触する固定接触
片、12dは前記爪体7に対する係止部、13は
連結杆6の昇降ガイドピン、14は爪体7の枢
軸、15は爪体7のストツパピンである。なお、
前記の遅れb接点は開閉器本体1の投入用コイル
及びその投入接点に直列に接続され、開閉器本体
1のクロスバー5が完全に下降してキヤツチ状態
となつた後に投入用コイルへの通電を停止するよ
うに設けられるものである。
いま、開閉器本体1がオフ状態にあるときに
は、第4図に示すようにクロスバー5は開閉器本
体1内の反発ばね(図示せず)により上昇してい
るから、連結杆6も押し上げられており、可動鉄
心10も連結杆6の上端側部6bに係止されて引
はずしコイル9内に退入した状態となつており
(引はずしコイル9は非励磁状態)、押子12の係
止部12dが爪体7を図面上時計方向に回動させ
ているから爪体7先端は連結杆6の係止部6aと
は離脱状態となつている。次に、開閉器本体1内
部の投入コイル(図示せず)に通電すればクロス
バー5が下降するので、それに伴つて連結杆6が
下降する。このとき、第5図に示すように可動鉄
心10は連結杆6上端側部6bの支持を失い、押
しばね11の復元力で進出し、それと共に押子1
2も進出する。これによつて爪体7は押子12の
係止部12dの支持を失い、ばね8の復元力で図
面上反時計方向に回動すると同時に爪体7の先端
が連結杆6の係止部6aの上部に回り込み、連結
杆6の下降状態を保持するから、投入コイルへの
通電を停止しても開閉器本体1はオン状態に保た
れる。この実施例では押子12に遅れb接点を設
けているため、投入コイルへの通電の停止は自動
的に且つ完全に行われる。
開閉器をオフ状態にする場合は、ユニツト内の
引はずしコイル9に通電すれば可動鉄心10が押
しばね11の押圧力に打ち勝つて吸引され、可動
鉄心10に連動する押子12の係止部12dが爪
体7を図面上時計方向に回転させるので、爪体7
先端と係止部6aとの間の係止状態が解かれ、開
閉器本体1内部の反発ばねの復元力でクロスバー
5は上昇し、接点をオフ状態とする。その後、引
はずしコイル9への通電を停止すれば、第4図に
示すように可動鉄心10は連結杆6上端側部6b
に係止された退入状態に保たれる。この引はずし
操作は、押子12を押す手動操作によつても行う
ことができる。
〔考案の効果〕
本考案は、上述したように連結杆とクロスバー
とが開閉器本体とユニツトケーシングとの装着時
に同時に共動可能に連結されるので、従来のよう
なラツチばねによる圧接力によつて連動する構成
のものとは異なつて開閉器本体内の反発ばねや投
入コイルの電磁力に何ら影響を与えることがな
い。したがつて、標準規格の常時励磁形電磁開閉
器をそのまま瞬時励磁形とすることができ、同じ
電磁開閉器をユニツトの着脱によつて瞬時励磁形
でも、常時励磁形でも用途に応じて任意に変換し
て使用することができ、しかもユニツトの着脱が
ワンタツチで容易にできる。
また、このような特徴から、本考案によれば、
配電盤等に既に組み込まれ、使用中の常時励磁形
電磁開閉器を、組み込んだ状態のまま、単にユニ
ツトを外装するのみで瞬時励磁形とすることがで
きる。また逆に、ユニツトを取り外すのみで常時
励磁形に戻すことができる。その場合において、
常時励磁形動作をする本体部分は何も手を加える
必要がなく、分解することもないので、既設の配
電盤等で開閉器の常時励磁、瞬時励磁を簡単に短
時間に変換でき、便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のユニツトの例を示す断面図、第
2図は本考案に係る開閉器本体の係合部を示す斜
視図、第3図はユニツトの係合部を示す斜視図、
第4図及び第5図は本考案に係るユニツトの構成
を示す断面図である。 1……開閉器本体、2……突起、3……ユニツ
トケーシング、4……溝、5……クロスバー、6
……連結杆、7……爪体、8……ばね、9……引
はずしコイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 常時励磁形電磁開閉器本体の外面部においてク
    ロスバーの昇降方向に対して直交する方向からユ
    ニツトケーシングを着脱自在に係合する係合部を
    上記開閉器本体とユニツトケーシングとに設け、
    非動作状態にあるときの前記開閉器のクロスバー
    の先端と非キヤツチ状態にあるときの前記ユニツ
    トケーシング内のユニツトの連結杆の先端とが、
    前記開閉器本体にユニツトケーシングを装着した
    際に、前記クロスバーの昇降方向に対して連結す
    る係合部をクロスバーと連結杆とに設け、前記ユ
    ニツトケーシング内には上記連結杆に連設した復
    帰防止用係止部に係止自在な爪体及び同爪体を連
    結杆の係止方向に付勢するスプリング並びに該爪
    体を連結杆の離脱方向に駆動する引はずし装置を
    内蔵したことを特徴とする常時励磁形電磁開閉器
    を瞬時励磁形とするユニツト。
JP1980121656U 1980-08-26 1980-08-26 Expired JPH0121464Y2 (ja)

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JP1980121656U JPH0121464Y2 (ja) 1980-08-26 1980-08-26

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JPS5743547U JPS5743547U (ja) 1982-03-10
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5441976U (ja) * 1977-08-31 1979-03-20

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54137867U (ja) * 1978-03-20 1979-09-25

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JPS5441976U (ja) * 1977-08-31 1979-03-20

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