JPH01212667A - 前後輪操舵車の後輪操舵装置 - Google Patents

前後輪操舵車の後輪操舵装置

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JPH01212667A
JPH01212667A JP63037754A JP3775488A JPH01212667A JP H01212667 A JPH01212667 A JP H01212667A JP 63037754 A JP63037754 A JP 63037754A JP 3775488 A JP3775488 A JP 3775488A JP H01212667 A JPH01212667 A JP H01212667A
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steered
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Masami Aga
阿賀 正己
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は前輪の操舵に連動して後輪を操舵する前後輪操
舵車の後輪操舵装置に関する。
(従来技術) この種の装置に関する第1の従来技術としては、例えば
実−昭61−66065号公報に示されるように、前輪
の操舵に伴う前輪操舵機構内の変位を後方へ伝達するケ
ーブルと、左右後輪を操舵可能に連結するリレーロッド
を駆動するためのパワーシリンダと、前記ケーブル及び
リレーロッドに接続された弁部材を有しパワーシリンダ
とにより油圧倣い機構を構成する油圧制御バルブとを備
え、前輪の操舵量が大きいとき該操舵に伴う前輪操舵機
構内の変位をケーブルを介して油圧制御バルブの弁部材
に伝達し、油圧制御バルブとパワーシリンダとの協働に
よりリレーロッドを駆動して後輪を逆相に操舵するとと
もに、前輪の操舵量が小さいとき前輪操舵機構内の前記
変位をケーブルへ伝達しないようにして後輪が操舵され
ないようにしたものがある。
また、第2の従来技術としては、例えば特開昭60−2
59571号公報に示されるように、前輪操舵角、車速
等の車両の走行状態を検出する各種センサと、同センサ
に接続された電気制御回路と、同制御回路により駆動制
御される電動モータと、同モータにより駆動制御される
油圧制御バルブと、同バルブにより給排の制御される作
動油に応じて左右後輪を操舵可能に連結したリレーロッ
ドを駆動するパワーシリンダとを備え、前記各種センサ
により検出される車両の走行状態に応じて後輪の操舵を
制御するようにしたものもある。
(発明が解決しようとする課題) しかるに、上記第1の従来技術にあっては、前輪の操舵
量が小さいときには後輪が操舵されないので、前輪が大
きく操舵されることのない高速走行中には後輪の操舵制
御は全くなされない、一般的に、この種の前後輪操舵車
においては、低速走行時における前輪の大舵角操舵に対
しては後輪を前輪と逆相に大きく操舵して車両の旋回半
径を小さくし、また高速走行時における前輪の小舵角操
舵に対しては後輪を前輪と同相に小さく操舵しかつ該同
相操舵量を前輪操舵角、車速等の車両の走行状態に応じ
て制御して車両の走行安定性を良好にすることがよく知
られており、上記従来の装置においても高速走行中にお
ける後輪の操舵制御をすることは好ましいことである。
また、第2の従来技術にあっては、後輪の操舵を低速走
行時にも高速走行時にも自由に制御できるが、かかる場
合には、前輪操舵機構と後輪操舵装置とが機械的に全く
分離されていて各種センサ等の異常時には後輪が前輪と
は無関係に大舵角に操舵される可能性があるという問題
がある。また、かかる問題を防止するためには、該セン
サ等の異常を厳格に感知しかつ該感知時には後輪の操舵
制御をただちに停止させればよいが、前記厳格な異常感
知のために後輪の全ての操舵制御が頻繁に停止され、当
該前後輪操舵車における後輪操舵機能が充分に発揮され
なくなるという問題もある。
本発明は上記第1及び第2の従来技術における各問題を
解決することを課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明は、左右後輪を操舵
可能に連結するとともに軸方向の変位に応じて該後輪を
操舵するリレーロッドと、前記リレーロッドを軸方向に
駆動するパワーシリンダと、ハウジングに対して変位可
能に組み付けられた一対の弁部材からなり該一対の弁部
材のいずれか一方が前記リレーロッドに接続されるとと
もに該−対の弁部材間の相対的変位に応じて前記パワー
シリンダに対する作動油の給排を制御し該パワーシリン
ダとにより油圧倣い機構を構成する油圧制御バルブと、
前輪を操舵する前輪操舵機構に前端にて接続され前輪の
操舵に伴う同機構内の変位を機械的に後方に伝達する非
伸縮性の可撓性部材よりなる連結部材と、前記連結部材
の後端にて接続されたカム部材及び一端にて該カム部材
のカム面に係合するとともに他端にて前記油圧制御バル
ブのいずれか一方の弁部材に接続された駆動ロッドから
なり前記連結部材を介して伝達された変位が大きいとき
左右後輪を前輪に対して逆相に操舵するように前記一方
の弁部材を該変位に応じて変位させかつ前記連結部材を
介して伝達された変位が小さいとき前記一方の弁部材を
変位させないようにした第1の駆動機構と、前記ハウジ
ングに組み付けられた電動モータと、前記電動モータの
回転に応じて前記油圧制御バルブの他方の弁部材を小さ
な範囲内で変位させる第2の駆動機構とにより前後輪操
舵車の後輪操舵装置を構成したことにある。
(発明の作用) 上記のように構成した本発明においては、前輪が操舵さ
れると、該操舵番二伴う前輪操舵機構内の変位は非伸縮
性の可撓性部材よりなる連結部材(例えばケーブル、チ
ェーン、多数のジヨイントで多数の連結子を順次連結し
た連結部材等)を介して第1の駆動機構に伝達される。
かかる場合、第1の駆動機構は、前記伝達される変位が
大きいとき左右後輪を前輪に対して逆相に操舵するよう
に前、配油圧制御バルブのいずれか一方の弁部材を該変
位に応じて変位させかつ前記伝達される変位が小さいと
き前記一方の弁部材を変位させないので、前記伝達され
る変位が大きいときにのみ、油圧制御バルブはパワーシ
リンダとの協働によりリレーロッドを該伝達変位に応じ
て軸方向に駆動して、後輪を前輪と逆相に操舵する。
また、油圧制御バルブを構成する他方の弁部材もハウジ
ングに対して変位可能に組付けられるとともに、同ハウ
ジングに組付けられた電動モータは第2の駆動機構と協
働して前記他方の弁部材をその回転に応じて小さな範囲
内で変位させることができるので、前記連結部材を介し
て伝達される変位が小さくて前記一方の弁部材を変位さ
せないようにしている場合には、後輪は電動モータによ
り操舵制御される。
(発明の効果) 上記作用説明からも理解できるように、本発明によれば
、前輪の操舵量が大きい場合には連結部材を介して伝達
される変位に応じて後輪を前輪と逆相に操舵し、−かつ
同操舵量が小さい場合には電動モータにより後輪を自由
に操舵できるので、低速走行時にも高速走行時にも後輪
の操舵制御が可能となって当該車両の低速走行時におけ
る旋回性能及び高速走行時における走行安定性をともに
良好にできる。また、かかる後輪の操舵制御においては
、第2の駆動機構が小さな範囲内でのみ後輪を操舵し、
かつ第1の駆動機構は連結部材を介して機械的に前輪操
舵機構に連結されているので、後輪が前輪の操舵とは無
関係に大舵角に操舵されることがなくなり、当該車両の
フェールセーフ機能が充実するとともに、各種センナ等
の異常により電動モータによる後輪の操舵が禁止されて
も、連結部材を介した第1の駆動機構による後輪の逆相
大舵角操舵は可能であるので、全ての後輪操舵制御が停
止されることはなく、当該車両の後輪操舵機能の一部を
発揮させることができる。
また、本発明によれば、油圧制御バlレブをハウジング
に対して変位可能な一対の弁部材で構成し、一方の弁部
材を第1の駆動機構により変位させかつ他方の弁部材を
第2の駆動機構により変位させるように構成するととも
に、電動モータを前記ハウジングに組み付けるようにし
たので、当該後輪操舵装置を一コンパクトに構成するこ
とができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、第
3図は本発明に係る前後輪操舵車を概略的に示している
。この前後輪操舵車は左右前輪FWl、FW2を操舵す
る前輪操舵装置Aと、左右後輪RWI、RW2を左右前
輪FWI、FW2の操舵に連動して操舵する後輪操舵装
置Bとを備えている。
前輪操舵装置Aは軸方向に変位して左右前輪FWl、F
W2を操舵するラックパー11を有する。
ラックパー11はピニオンギヤ12及び操舵軸13を介
して操舵ハンドル14に接続されるとともに、その両端
に固走したラックエンドlla、11bに揺動可能に接
続された左右タイロッド15a、15b及び同タイロッ
ド15a、15bに回転可能に接続された左右ナックル
アーム16a。
16bを介して左右前輪FWI、FW2を連結している
。操舵軸13の中間には四方弁からなる制御バルブ17
が組付けられ、同バルブ17は操舵軸13に作用する操
舵トルクに応じて油圧ポンプ18から導管P1を介した
パワーシリンダ21への作動油の供給及び同シリンダ2
1から導管P2を介したリザーバ22への作動油の排出
を制御する、油圧ポンプ18はエンジン23により駆動
されるようになっている。パワーシリンダ21はラック
パー11に固定したピストン21aにより区画された左
右油室21b、21cを有し、各油室21b、21cに
対する作動油の給排に応じてラックパー11を軸方向仁
駆動する。
後輪操舵装置Bは、第1図乃至第3図に示すように、軸
方向に変位して左右後輪RWI、RW2を操舵するリレ
ーロッド24を有する。リレーロッド24は第1ハウジ
ング25に軸方向に変位可能に支持されており、その両
端にて上記前輪操舵装置fAの場合と同様左右タイロッ
ド26a、26b及び左右ナックルアーム27a、27
bを介して左右後輪RWI、RW2を連結している。
第1ハウジング25内にはリレーロッド24を駆動する
ためのパワーシリンダ28が形成されている。このパワ
ーシリンダ28はリレーロッド24に固定したピストン
28aにより区画された左右油室28b、28cを有し
、各油室28b、28cに対する作動油の給排に応じて
リレーロッド24を軸方向に変位させる。
第1ハウジング25に載置された第2ハウジング31内
には、パワーシリンダ28とともに油圧倣い機構を構成
するスプールバルブ32が設けられている。このスプー
ルバルブ32は第2ハウジング31内に軸方向に摺動可
能に収容された弁部材としてのバルブスリーブ32aと
同スリーブ32a内に軸方向に摺動可能に収容された弁
部材としてのバルブスプール32bとからなり、バルブ
スリーブ32aとバルブスプール32bとの相対的変位
に応じてパワーシリンダ28に対する作動油の給排を制
御するとともに、バルブスリーブ32aにて連結部材3
3、レバー34及びピストン28aを介してリレーロッ
ド24に連結されている。連結部材33はその基部にて
バルブスリーブ32aに嵌着され、その先端部に形成し
た筒部33aにてレバー34を貫通させるとともに同筒
部33aの内周面にてレバー34の中間部に形成した球
状凸部34aの外周面を当接させている。レバー34は
、その上端にて第2ハウジング31に軸方向に変位可能
に支持されたシャフト35にピン35aを介して揺動可
能に接続され、その下端にてピストン28aの側部中央
に形成した環状溝28a1に嵌合している。
また、スプールバルブ32は、前記作動油の給排制御の
ために、供給ポート32c、排出ポート32d及び流入
出ポート32d、32eを備えている。供給ポート32
cは導管P3を介してエンジン23により駆動される油
圧ポンプ36に接続され、排出ポート32dは導管P4
を介してリザーバ22に接続されている。流入出ポート
32e。
32fは導管P5.P6を介してパワーシリンダ28の
左右油室28b、28cにそれぞれ接続されている。
スプールバルブ32のバルブスプ・−ル32bは駆動ロ
ッド37及びカム部材38からなる第1の駆動機構によ
り軸方向に駆動されるようになっている。駆動ロッド3
7は第2ハウジング31に軸方向に変位可能に支持され
るとともに、その一端にてピン41によりバルブスプー
ル32bに接続され、その他端にてカム部材38に形成
したカム溝38aにピン42及びボールベヤリング43
a。
43bを介して係合している。また、駆動ロッド37の
中間部には、駆動ロッド37の外周上に摺動可能に組付
けられた一対のリテーナ44a、44bと、駆動ロッド
37を貫通させるとともに圧縮された状態で両端にてリ
テーナ44a、44bにより支持されたスプリング45
と、駆動ロッド37に固定されてリテーナ44a、44
bの同ロッド37に対する外側方向への変位を禁止する
一対のストッパリング46a、46bと、第1ハウジン
グ31に固定されてリテーナ44a、44bの同ハウジ
ング31に対する外側方向への変位を禁止する一対のス
トッパ部材47a、47bとからなり、駆動ロッド37
を中立位置に付勢する中立付勢機構が組付けられている
カム部材38は円盤上に形成され、その中心に固定した
円柱上の軸48にてボールベヤリング51a、51bを
介して第1ハウジング31に回転可能に支持されている
。このカム部材38には上面から下面に貫通したほぼ渦
巻き状のカム溝38aが形成されており、カム部材38
はカム#l38aに前記他端を係合させた駆動ロッド3
7をその回転に応じて軸方向に駆動する。この場合、カ
ム71138 aの形状は、カム部材38の基準回転位
置(第3図の状態)からの回転量が小さい範囲内では駆
動ロッド37を中立位置に保ち、かつ該回転量が大きい
とき同ロッド37を回転量に応じて変位させるようにな
っている。
また、カム部材38の側部外周上には一対の切欠き52
a、52bが形成されるとともに、上下一対の鴻53a
、53bが形成されている。これらの切欠き52a、5
2bにはケーブル54,55の後端に固定したピン54
a、55aがそれぞれ嵌め込まれるとともに、溝53a
、53bにはケーブル54.55がそれぞれ巻きつけら
れ、該ケーブル54.55は第2ハウジング31に形成
した一対の孔31a、31bからそれぞれ外部に延出さ
れている。これらのケーブル54.55は左右前輪FW
I、FW2の操舵に連動してカム部材38を回−させる
もので、適宜箇所にて車体に支持されて車両前方に延設
され、それらの各前端端は前輪操舵装置Aのラックエン
ドlla、11bに接続されている。  。
また、第2ハウジング31には、同ハウジング31に組
付けられた電動モータ56により駆動されてスプールパ
ルプ32のパルプスリーブ32aを駆動する第2の駆動
機構が組付けられている。
第2の駆動機構はレバー34の上端を接続した前記シャ
フト35と、ナツト部材57とにより構成されている。
シャフト35は第2ハウジング31に形成した孔31c
に回転不能かつ所定の小さな、範囲内で進退可能に組付
けられ、その基部に形成した雄ねじ35bによりす、ッ
ト部材57の内周上に形成した雌ねじ57aに螺合して
いる。ナツト部材57は電動モータ56の回転軸56a
に連結されて同軸56aの回転に応じて回転するもので
、このナツト部材57の外周上には雄ねじ57bが形成
されており、同ねじ57bは第2ハウジング31に設け
た前記孔31cの内周上に形成しな雌ねじ31dに螺合
している。この場合、雄ねじ35b(雌ねじ57a)の
リードと雄ねじ57b(雌ねじ31d)のリードとを異
ならせてあり、ナツト部材57を回転させることにより
シャフト35を回転させずに進退させるようになってい
る。
また、後輪操舵装置Bはリレーロッド24を中立位置に
復帰させる中立復帰機構を備えている。
この中立復帰機構は、上述した駆動ロッド37の中立復
帰機構と同様に、リレーロッド24に摺動可能樟組付け
た一対のリテーナ6.1a、61bと、両リテーナ61
a、61bにより支持されたスプリング62と、リレー
ロッド24に形成した段部からなるストッパ部24a及
び同ロッド24に固定したストッパリング63と、第1
ハウジング25に固定したストッパ部材64及び同ハウ
ジング25に形成した段部からなるストッパ部25aと
により構成されて、リレーロッド24を中立位置に付勢
している。
さらに、後輪操舵装置Bは電気制御装置B1を有する。
この電気制御装置B1は各種センサにより検出した車両
の走行状態に応じて電動モータ56を駆動制御すること
により左右後輪RWI、RW2を操舵制御するもので、
車両の走行状態としての前輪操舵角δf、車速V及びヨ
ーレートYをそれぞれ検出する前輪操舵角センサ71.
車速センサ72及びヨーレートセンサ73を備えるとと
もに、フィードバック制御のために後輪操舵角δrを検
出する後輪操舵角センサ74を備えている。
これらの各センサ71〜74はマイクロコンピュータ等
により構成される後輪操舵角制御回路75に接続されて
おり、同制御回路75は、車速Vが当該車両の高速走行
状態に袢応した所定値以上のとき1、前輪操舵角センサ
71、車速センサ72及びヨーレートセンサ73により
検出された前輪操舵角δf、車速V及びヨーレートYに
基づき目標後輪操舵角δ、r*を叶算するととも&子、
該目標後輪操舵角δ、r*l後輪操舵牟センサ74によ
り検出された後輪操舵角δrとの差番こ対応した差信号
を駆動回路76に出力する。駆動回路76は前記差信号
に対応した駆動信号を電動モータ56に出力し、左右後
輪RWI、RW2の操舵角が目標後輪操舵角δr*にな
るように同モータ56の回転を前記差信号に応じて駆動
制御する。かかる場合、目標後輪操舵角δr*は、例え
ば下記演算の実行により計算される。
& r *=Kt(V)・& f +Ki(V)・Yな
お、舵角比係数K 1(V)、 K 2(V)は、第4
図に示すように、車速Vの変化に応じて変化するととも
に左右後輪RWI、RW2を左右前輪FWI、FW2に
対して同相に操舵するように設定された変数であって、
後輪操舵角制御回路75内にテーブルの形で記憶されて
いる。
上記のように構成した実施例の動作を説明する。
まず、当該車両が停止中又は低速走行中にある場合につ
いて説明すると、かかる場合においては電気制御装置B
1は電動モータ56の回転を制御しておらず、シャフト
35は中立状態に保たれているので、バルブスリーブ3
2aは基準位置にある。
今、操舵ハンドル14が中立位置に保たれていれば、ラ
ックパー11は中立状態にあって左右前輪FWI、FW
2も中立状態にある。かかる状態では、ケーブル54.
55には引張力は作用しないので、カム部材38も基準
回転位置にあって、駆動ロッド37はカム部材38によ
り中立位置に設定され、バルブスプール32bも基準位
置にある。
その結果、バルブスリーブ32aとバルブスプール32
bとの間には相対的変位がなく、油圧ポンプ36からス
プールバルブ32の供給ポート32゜Cに供給される作
動油は排出ポート32dからリザーバ22に環流するの
みでパワーシリンダ28には供給されないので、パワー
シリンダ28は中立復帰機構を構成するスプリング62
の付勢力とともにリレーロッド24を中立位置に保ち、
左右後輪RWI、RW2も中立状態に維持される。
かかる状態で、操舵ハンドル14が右方向に回動される
と、該操舵ハンドル14の回動は操舵軸13及びピニオ
ン12を介してラックパー11に伝達され、同バー11
は第3図にて右方向に変位する。このラックパー11の
右方向の変位は左右タイロッド15a、15b及び左右
ナックルアーム16a、16bを介して左右前輪FW1
.FW2に伝達され、同前輪FWI、FW2は右方向に
操舵される。また、かかる左右前輪FWI、FW2の操
舵においては、制御バルブ17が、操舵軸13に作用す
る操舵トルクに応じて、油圧ポンプ18からの作動油を
パワーシリンダ21の左油室21bに供給するとともに
、同シリンダ21の右油室21c内の作動油をリザーバ
22へ排出するので、パワーシリンダ21はラックパー
11を第1図にて右方向に押圧することにより前記左右
前輪FWI、FW2の操舵を助勢する。
一方、前記ラックパー11の右方向の変位はラックエン
ドllbを介してケーブル55に伝達され、同ケーブル
55はカム部材38を第2図にて反時計方向に回転させ
る。かかる場合、ラックパー11の前記変位が小さくて
カム部材38の回転量も小さければ、ピン42がカム溝
38a内を摺動してもカム溝38aの形状により駆動ロ
ッド37は中立位置に保たれるので、上述した場合と同
様、左右後輪RWI、RW2は中立状態に維持される。
これにより、第5図に示すように、左右前輪FWI、F
W2の操舵量が小さい状態では、左右後輪RWI、RW
2は操舵されることはない。
そして、かかる状態から左右前輪FWI、FW2がさら
に右方向に操舵されてカム部材38がさらに第2図にて
反時計方向に回転すると、ピン42はカム溝38a内を
摺動してカム部材38の中心部に向かって移動するので
、駆動ロッド37は第1図及び第2図にて右方向に変位
する。この駆動ロッド37の右方向の変位により、バル
ブスプール32bはバルブスリーブ32aに対して第1
図及び第2図にて右方向に変位し、油圧ポンプ36から
供給ポート32cに供給される作動油は流入出ボート3
2e及び導管P5を介してパワーシリンダ28の左油室
28bに供給されるとともに、同シリンダ28の右油室
28c内の作動油は導管P6、流入出ポニト32f及び
排出ボート32dを介してリザーバ22に排出されるよ
うになる。
その結果、パワーシリンダ28のピストン28aはリレ
ーロッド24を第1図にて右方向に押圧し、同ロッド2
4が同方向に変位する。このリレーロッド24の変位は
左右タイロッド26a、26b及び左右ナックルアーム
27a、27bを介して左右後輪RWI、RW2に伝達
され、同後輪RW1、RW2は左方向すなわち左右前輪
FWI、FW2に対して逆相に操舵される。
一方、前記リレーロッド24の変位により、レバー34
の下端部はピストン28aに形成した環状溝28a1の
内側壁により第1図にて右方向に押圧され、同レバー3
4はビン35a回りに第1図にて反時計方向に揺動する
。このレバー34の揺動により、連結部材33が第1図
の右方向に変位し、この連結部材33の変位に伴いスプ
ールバルブ32のバルブスリーブ32aも右方向に変位
する。そして、バルブスリーブ32aの前記変位により
、同スリーブ32aとバルブスプール32bとの相対的
変位がなくなると、スプールバルブ32はパワーシリン
ダ32に対する前記作動油の給排を停止する。これによ
り、パワーシリンダ28はリレーロッド24の前記押圧
を解除してリレーロッド24の変位を停止させるので、
左右後輪RWI、RW2の前記操舵も停止する。このよ
うなバルブスプール32bに倣ったリレーロッド24の
変位により、左右後輪RW1.RW2は、第 5図に示
すように、左右前輪FWI、FW2の操舵量に比例して
同前軸FW1.FW24:対して逆相に操舵される。
かかる操舵ハンドル14の右方向への回動状態において
、同ハンドル14の回動操作が解除され又は逆に左方向
に回動されて同ハンドル14が中立状態に復帰すると、
左右前輪FW1.FW2が中立状態に復帰するとともに
、ラックパー11の前記右方向の変位によりケーブル5
5に付与されていた前記引張力も解除される。この引張
力の解除により、駆動ロッド37は、中立復帰機構内の
スプリング45の付勢力により、カム部材38の第2図
にて時計方向の回転を伴いながら左方向に変位して中立
状態に復帰し、この復帰に伴いバルブスプール32bが
第1図及び第2図にて左方向に変位して基準位置に設定
される。かかる場合には、バルブスリーブ32aとバル
ブスプール32bとの相対的変位は上記場合とは逆にな
り、倣いバルブとしてのスプールバルブ32はリレーロ
ッド24を第1図にて左方向に変位させて同ロッド24
t′中立位置に復帰させるようにパワーシリンダ28に
対する作動油の給排を制御するので、同シリンダ28は
リレーロッド24を中立位置に復帰させ、左右後輪RW
I、RW2が上述した中立状態に復帰する。なお、バル
ブスリーブ32aもリレーロッド24の前記復帰により
基準位置に復帰する。
さらに、操舵ハンドル14が中立状態から左方向に回動
されると、左右前輪FWI、FW2は前輪操舵装置Aの
上述した作用と同様にして左方向に操舵される。このと
き、ラックパー11は操舵ハンドル14の前記左方向へ
の回動により第3図の左方向へ変位し、ケーブル54に
引張力が付与される。この引張力の付与により、カム部
材38は第2図にて時計方向に回転する。そして、かか
る場合も、左右前輪FWI、FW2の操舵量が小さくて
カム部材38の回転量が小さければ駆動ロッド37は中
立位置に設定されているが、左右前輪FWI、FW2の
操舵量が大きくカム部材38の回転量が大きいときには
駆動ロッド37は上記とは逆に基準位置から第1及び第
2図にて左方向に変位する。そして、このように駆動ロ
ッド37が左方向番こ変位すれば、バルブスプール32
bは第1図及び第2図の左方向に変位するので、スプー
ルバルブ32が上記左右前輪FW1.FW2の右方向へ
の操舵の場合とは逆に作用して、左右後輪RWI、RW
2は、パワーシリンダ28、リレーロッド24、左右タ
イロッド26a、26b。
左右ナックルアーム27a、27b、レバー34及び連
結部材33との協働により、上記場合と逆方向へ操舵制
御される。その結果、かかる場合も、左右後輪RWI、
RW2は、第5図に示すように、左右前輪FW1.FW
2の操舵量の小さな範囲内では中立状態に保たれ、左右
前輪FW1.FW2の操舵量が大きいときその操舵量に
比例して同前輪FWI、FW2に対して逆相に操舵され
る。
なお、かかる操舵ハンドル14の左方向への回動状態に
おいて、同ハンドル14の回動操作が解除され又は逆に
右方向に回動されて同ハンドル14が中立状態に復帰し
た場合には、上述したようにして左右前輪FWI、FW
2及び左右後輪RW1、RW2は中立状態に復帰する。
次に、当該車両が高速走行状態にあって、左右前輪FW
I、FW2を比較的小さな舵角に操舵する場合について
説明する。操舵ハンドル11が小さく回動された場合に
は、上述のように駆動ロッド37は中立状態に保たれる
ので、バルブスプール32bは基準位置にある。一方、
電気制御装置B1は電動モータ56の回転を制御し始め
る。
かかる場合、後輪操舵角制御回路75は前輪操舵角セン
サ71、車速センサ72及びヨーレートセンサ73によ
りそれぞれ検出された前輪操舵角δf、車速V及びヨー
レートYに基づき上記式により定義された目標後輪操舵
角δr*を計算するとともに、この目標後輪操舵角δr
*から後輪操舵角センサ74により検出された後輪操舵
角δrを減算した差信号を駆動回路76に供給し、駆動
回路76が電動モータ56の回転を制御して、同モータ
56が回転軸56aを介してナツト部材57を回転させ
る。かかる場合、ナツト部材57は第2ハウジング31
に回転不能かつ進退可能に支持されているとともに、同
部材57の雄ねじ57b(第2ハウジング31の31d
)のリードとシャフト35の雄ねじ35b(ナツト部材
57の雌ねじ57a)のリードとを異ならせであるので
、シャフト35は電動モータ56の前記回転に応じて第
1図にて左右方向に変位する。
今、シャフト35が電動モータ56の回転により第1図
にて右方向に変位したとすると、最初、レバー34は下
端を中心に第1図にて時計方向に揺動し、連結部材33
を介してバルブスリーブ32aが右方向に駆動される。
これにより、スプールバルブ32は油圧ポンプ36から
供給ポート32Cに供給される作動油を流入出ポート3
2f及び導管P6を介してパワーシリンダ28の右油室
286に供給するととも番こ、同シリンダ28の左油室
28b内の作動油を導管P5、流入出ポート32e及び
排出ポート32dを介してリザーバ22に排出するよう
になる。その結果、パワーシリンダ28のピストン28
aはリレーロッド24を第1図にて左方向に押圧し、同
ロッド24が同方向に変位する。このリレーロッド24
の変位は左右タイロッド26a、26b及び左右ナック
ルアーム27a、27bを介して左右後輪RWI、RW
2Gこ伝達され、同後輪RWI、RW2は右方向に操舵
される。
一方、リレーロッド24の前記左方向の変位に伴って、
レバー34の下端はピストン28aに形成した環状溝2
8a1の内側壁により第1図にて左方向に押圧され、同
レバー34は上端を中心に時計方向に揺動する。これに
より、今度は1.バルブスリーブ32aが第1図番こて
左方向に変位して基準位置に復帰すると、スプールバル
ブ32は前記作動油の給排を停止するので、リレーロッ
ド24の前記左方向への変位が停止する。これにより、
電動モータ56の回転制御によるシャフト35の変位量
に応じて左右後輪RWI、RW2の前記右方向への操舵
量が決定される。
また、逆は、シャフト35が電動モータ56の回転によ
り第1図にて左方向に変位したとすると、最初、レバー
34は下端を中心に第1図にて反時計方向に揺動し、連
結部材33を介してバルブスリーブ32aが左方向に駆
動゛される。これにより、バルブスリーブ32aとバル
ブスプール32bとの間には上記とは逆の相対的変位が
生じ、油圧ポンプ36からの作動油はパワーシリンダ2
8の左油室28bに供給されるとともに、同シリンダ2
8の右油室28c内の作動油はリザーバ22に排出され
るようになるので、リレーロッド24はパワーシリンダ
28により第1図にて右方向に押圧され、左右後輪RW
I、RW2は左方向に操舵される。一方、リレーロッド
24の前記右方向の変位により、レバー34は上端を中
心に第1図にて反時計方向に揺動するので、今度は、バ
ルブスリーブ32aが第1図にて右方向に変位して基準
位置に復帰してリレーロッド24の前記右方向への変位
が停止する。これにより、電動モータ56の回転制御に
よるシャフト35の変位量に応じて左右後輪RWI、R
W2の前記左方向への操舵量が決定される。
このようにシャフト35を第1図にて右方向に変位させ
れば左右後輪RW1.RW2はその変位量に応じて右方
向に操舵され、かつ同シャフト35を第1図にて左方向
に変位させれば同後輪RW1、RW2はその・変位量に
応じて左方向に操舵されるので、前輪操舵角センサ71
により検出された前輪操舵角δfが左右前輪FWI、F
W2の右操舵を表しているとき後輪操舵角制御回路75
及び駆動回路76がシャフト35を右方向に変位させる
ように電動モータ56の回転を制御し、かつ同センサ7
1により検出された前輪操舵角δfが同前輪FW1.F
W2の左操舵を表しているとき同制御回路75及び同駆
動回路76がシャフト35を左方向に変位させるように
同モータ56の回転を制御すれば、左右後輪RWI、R
W2は車速V及びヨーレートYに応じて左右前輪FWI
、FW2と同相の目標後輪操舵角δγ*に操舵制御され
る。これにより、当該車両が高速走行中であって左右前
輪FWI、FW2の操舵角が小さな領域では、左右後輪
RWI、RW2は、第6図のハツチングの部分を除く実
線又は2゛点鎖線で示すように、左右前輪FWI、FW
2に対して同相小舵角に車速V、ヨーレートY等の車両
の走行状態に応じて操舵制御される。なお、本件実施例
では、車両の走行状態を車速V′及びヨーレートYに基
づき検出するようにしたが、同走行状態として横加速度
、路面の状況等を考慮するようにしてもよい。
以上の説明からも理解できる通り、上記実施例によれば
、当該車両が低速走行中にあって左右前輪FW1.FW
2の操舵量が大きい場合にはケーブル54.55、カム
部材38及び駆動ロッド37によるスプールバルブ32
の制御によって左右後輪RWI、RW2を左右前輪FW
I、FW2に対して逆相大舵角に操舵制御し、当該車両
が高速走行中にあって左右後輪RWI、RW2の操舵量
が小さい場合には電気制御装置B1、電動モータ56、
ナツト部材57、シャフト35及びレバー34によるス
プールバルブ32の制御によって左右後輪RWI、RW
2を左右前輪FWI、FW2に対して同相小舵角に操舵
制御するようにしたので、当該車両の低速走行時におけ
る旋回性能及び高速走行時における走行安定性をともに
良好にできる。
また、高速走行中の左右後輪RWI、RW2の操舵制御
においては、シャフト35の変位が小さな範囲に制限さ
れて同後輪RW1.RW2の操舵量も小さな範囲内に制
限されるので、各種センサ71〜74等の電気制御装置
B1に異常が発生しても、左右後輪RW1.RW2が大
舵角に操舵されることがなくなり、当該車両のフェール
モーフ機能が充実する。また、前記電気制御装置B1の
異常により左右後輪RWI、RW2の操舵制御が禁止さ
れても、上記低速走行時における逆相大舵角操舵は可能
であるので、かかる異常時にも当該前後輪操舵車の一部
の機能を発揮できる。
また、低速走行中の左右後輪RW1.RW2の操舵制御
においても、駆動ロッド37はスプリング4うを含む中
立復帰機構により中立位置に付勢されているので、ケー
ブル54.55の切断等の故障が生じても、左右後輪R
WI、RW2は中立状態に維持され、当該車両のフェー
ルモーフ機能が充実する。また、かかる低速走行時にお
ける操舵制御が禁止されても、上記高速走行時における
同相小舵角操舵は可能であるので、がかる異常時にも当
該前後輪操舵車の一部の機能を発揮できる。
さらに、上記実施例によれば、スプールバルブ32を低
速走行時における操舵制御にも高速走行時おける操舵制
御にも利用し、かがる両制御に利用する駆動ロッド37
、カム部材38、電動モータ56等を全て第2ハウジン
グ31に組付けるようにしたので、後輪操舵装置Bをコ
ンパクトに構成することができる。
変1直1 なお、上記実施例では、前輪操舵装置A内のラックバー
11の変位をケーブル54.55を用いて後輪操舵装置
B内のカム部材38に伝達するようにしたが、該ケーブ
ル54.55の代わりに、チェーン、多数のジ目インド
を順次連結した連結部材等の非伸縮性かつ可撓性を有す
るものであって、前記変位伝達が可能でありかつ車両の
前部から後部へ延設するのに簡単で車両搭載性の良好な
ものを用いてもよい、また、かかる変位伝達においては
、左右後輪RWI、RW2は逆相大舵角に操舵され、多
少の伝達誤差が許容されるので、前記連結部材には多少
の誤差を含んでもよい。
また、上記実施例においては、ケーブル54゜55、カ
ム部材38及び駆動口”ラド37によりバルブスプール
32bを駆動制御し、かつ電動モータ56、シャフト3
5及びレバー34によりバルブスリーブ32aを駆動制
御するようにしたが、該バルブスリーブ32aとバルブ
スプール32bとは可逆的なものであるので、ケーブル
54.55等によりバルブスリーブ32aを駆動制御し
、かつ電動モータ56等によりバルブスプール32bを
駆動制御するようにしてもよい、さらに、リレーロッド
24に連動して変位するスプールバルブ32の弁部材と
して、バルブスプール32bを採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る後輪操舵装置の縦断端
面図、第2図は第1図の■−■線に沿って見た端面図、
第3図は第1図及び第2図の後輪操舵装置を備えた前後
輪操舵車の全体概略図、第4・図は後輪の操舵特性を決
定するための係数の車速に対する変化特性図、第5図及
び第6図は第3図の前後輪操舵車の後輪の操舵特性図で
ある。 符号の説明 A・・・前輪操舵装置、B・・・後輪操舵装置、B1・
・・電気制御装置、FWI、FW2・・・前輪、RWI
、RW2・・・後輪、11・・・ラックバ−1lla、
llb・・・ラックエンド、14・・・操舵ハンドル、
24・・・リレーロッド、25.31・・・ハウジング
、28・・・パワーシリンダ、32・・・スプールバル
ブ、32a・・・バルブスリーブ、32b・・・バルブ
スプール、33・・・連結部材、34・・・レバー、1
 35・・・シャフト、37・・・駆動ロッド、38・
・・カム部材、54.55・・・ケーブル、56・・・
電動モータ。 出願人・・・トヨタ自動車株式会社 代理人・・・弁理士 長谷照−(外1名)第4図 第5図 揉@左 第6凶 Ii1輪右 1へ左

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 左右後輪を操舵可能に連結するとともに軸方向の変位に
    応じて該後輪を操舵するリレーロッドと、前記リレーロ
    ッドを軸方向に駆動するパワーシリンダと、ハウジング
    に対して変位可能に組み付けられた一対の弁部材からな
    り該一対の弁部材のいずれか一方が前記リレーロッドに
    接続されるとともに該一対の弁部材間の相対的変位に応
    じて前記パワーシリンダに対する作動油の給排を制御し
    該パワーシリンダとにより油圧倣い機構を構成する油圧
    制御バルブと、前輪を操舵する前輪操舵機構に前端にて
    接続され前輪の操舵に伴う同機構内の変位を機械的に後
    方に伝達する非伸縮性の可撓性部材よりなる連結部材と
    、前記連結部材の後端にて接続されたカム部材及び一端
    にて該カム部材のカム面に係合するとともに他端にて前
    記油圧制御バルブのいずれか一方の弁部材に接続された
    駆動ロッドからなり前記連結部材を介して伝達された変
    位が大きいとき左右後輪を前輪に対して逆相に操舵する
    ように前記一方の弁部材を該変位に応じて変位させかつ
    前記連結部材を介して伝達された変位が小さいとき前記
    一方の弁部材を変位させないようにした第1の駆動機構
    と、前記ハウジングに組み付けられた電動モータと、前
    記電動モータの回転に応じて前記油圧制御バルブの他方
    の弁部材を小さな範囲内で変位させる第2の駆動機構と
    を備えたことを特徴とする前後輪操舵車の後輪操舵装置
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01223076A (ja) * 1988-02-29 1989-09-06 Mazda Motor Corp 車両の操舵装置
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JPH0415167A (ja) * 1990-05-01 1992-01-20 Toyota Motor Corp 前後輪操舵車の後輪操舵制御装置

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JPS60185674A (ja) * 1984-03-05 1985-09-21 Mazda Motor Corp 車両の4輪操舵装置

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