JPH01212525A - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、一般家庭などで使用される電気掃除機の吸込
口体に係り、とくに、吸込口本体に接続された接続管と
この接続管に回動自在に嵌合接続された継手管との接続
部分の構造に関する。

（従来の技術） 従来の電気掃除機の吸込口体においては、第８図に示す
ように、吸込口本体に接続された合成樹脂製の接続管１
とこの接続管１に周方向へ回動自在に嵌合接続された屈
曲した合成樹脂製の継手管２とを抜け止めするために、
これら接続管１と継手管２との嵌合部分の摺動周面に回
動方向に沿いかつ互いに対向する円形の凹溝３，４を形
成し、これら凹溝３，４に弾力性を有する金属製の接続
リング体５を回動摺動自在に嵌合した構造が採られてい
た。しかし、この従来の構造では、接続リング休５と凹
溝３．４との間に塵が溜ると、継手管２の回・・ｉに伴
って、凹溝３．４が削れてしまい、これら凹溝３．４の
幅寸法が広がり、接続管１と継手管２との門のがたが大
きくなることがある。

また、従来、接続管が嵌入された継手管の外周側に別体
の部品を取付け、この部品に形成された抜け止め用のピ
ン部を、継手管を貫通して、接続管の外周面に周方向へ
沿って形成された凹溝に摺動自在に係合させた構造も採
られていた。しかし、この従来の構造では、構造が複雑
になり、組立性が悪いとともに、コスト上不利である。

（発明が解決しようとする課題） 上述のように、ビン部を有する別体の部品により回動自
在に接続された接続管と継手管とを抜け止めする従来の
電気掃除機の吸込口体では、構造が複雑になり、組立性
およびコスト面で問題があった。また、接続リング体に
より接続管と継手管とを抜け止めする電気掃除機の吸込
口体でも接続リング体とこの接続リング体が摺動自在に
嵌合された凹溝との間に塵が溜ると、凹溝が摩耗して、
がたが生じるようになるなどの問題があった。

本発明は、上述のような問題点を解決しようとするもの
で、接続管と継手管とにそれぞれ形成された凹溝に接続
リング体を嵌合して接続管と継手管とを抜け止めする電
気掃除機の吸込口体において、凹溝に塵の溜るのを防止
し、良好な回動性を維持するとともに、摩耗によるがた
の発生を防止することを目的とするものである。さらに
、抜け止めをより一層確実にすることを目的とするもの
である。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明の電気掃除機′の吸込口体は、吸込部を底部に有
する吸込口本体に前記吸込部に連通して　　′接続管を
俯仰回動自在に接続し、この接続管に屈曲した継手管を
周方向へ回動自在に嵌合接続し、これら接続管と継手管
とにこの継手管の回動方向に沿ってそれぞれ形成された
凹溝に弾力性を有する接続リング体の内周部および外周
部をそれぞれ嵌合して前記接続管と継手管とを抜け止め
し、また、これら接続管と継手管とのいずれか一方の凹
溝の一部に他方の凹溝内で摺動する突起を設けるととも
に、他方に凹溝の一部から管先端方向へ延び前記接続管
と継手管との組付は嵌合時前記突起が通過する導入溝を
設けたものである。

さらに、突起は継手管が最も上向きになった状態におけ
る上側の１８００の範囲内に位置して設け、導入溝は下
側の１８０°の範囲内に位置して設けるとよい。

（作用） 本発明の請求項１の電気掃除機の吸込口体では、組立時
、接続管または継手管の凹溝に接続リング体を嵌合した
後、接続管と継手管とのいずれか一方に設けられた突起
を他方−の凹溝にこの凹溝から管先端方向へ延びる導入
溝を介して導入しながら、ｉ読管と継手管とを周方向へ
回動自在に嵌合接続する。このとき、接続リング体は弾
性変形して接続管および継手管の凹溝に内周側と外周側
とが嵌合された状態となり、接続管と継手管とが互いに
抜け止めされた状態となるが、突起が導入溝から外れた
位置にあるときには、突起と凹溝とによっても抜け止め
される。そして、使用時には、たとえば、掃除機本体に
ホースを接続し、゛このホースに延長管を接続し、この
延長管に継手管を接続し工、ホースの握り部などを持っ
て、吸込口本体を床などの被掃除面上で走行させるが、
その際、屈曲した継手管が接続管に対して周方向へ回動
することにより、吸込口本体の走行方向などを楽に変え
られる。また、このように、継手管が回動するとき、突
起がたとえば接続リング体とともに凹溝内において摺動
することにより、この凹溝内に溜った塵が除かれ、導入
溝から撞き出される。

さらに、請求項２の電気掃除機の吸込口体では、掃除時
などに、通常継手管は上向きになっていることから、こ
の継手管が最も上向きになった状態で上側の１８０＠の
範囲内に位置する突起が下側１８０°の範囲内に位置す
る導入溝に臨んで位置することがなく、突起と凹溝との
係合による抜け止めも常時働く。これとともに、昂除時
接続管と継手管との接続部分において下側が支点になり
上側が力点となるから、上側に位置する突起と凹溝とに
よる抜け止めはより効果的に働く。

（実施例） 以下、本発明の電気掃除機の吸込口体の一実施例の構成
を第１図ないし第７図に基づいて説明する。

１１は吸込口本体で、この吸込口本体１１は下部ケース
１２と、この下部ケース１２の上側に取付けられた上部
ケース１３とからなっている。そして、前記下部ケース
１２の底面部には、吸込部として、吸込口１４が中央部
に開口形成されているとともに、この吸込口１４から左
右両側へ直線的に延びる凹溝状の吸込通路１５が形成さ
れている。また、前記吸込口体１１には、前記吸込口１
４および吸込通路１５の前方と後方とに位置してブラシ
１６が底面より出没自在に設けられている。

２１は合成樹脂などからなる接続管で、この接続管２１
は、前部が前面を開口したほぼ角筒形状の、　本体取付
部２２になっているとともに、後部が後面を開口したほ
ぼ円筒形状の継手管取付８ＩＳ２３になっている。そし
て、前記接続管２１は、前記吸込口本体１１の後部に位
置してかつ前記吸込口１４に連通して、下部ケース１２
と上部ケース１３とにより所定角度俯仰回動自在に挟持
されている。すなわち、前記本体取付部２２の両側面に
それぞれ突出形成された支軸部２４が、前記両ケース１
２．１３の接合部分に形成された軸受孔（図示せず）に
回動自在に嵌合されている。

また、前記接続管２１の継手管取付部２３の外周面には
、はぼ中央部に位置して、この取付部２３の周方向に沿
う前後一対の円環状リブ２５．２６が突出形成されてお
り、これら円環状リブ２５．２６の間が同じく周方向に
沿う円環状の凹溝２７となっている。

さらに、前記継手管取付部２３の最下部において、前記
後側の円環状リブ２６の一部が切り欠かれ、前記凹溝２
７と直交しこの凹溝２７から前記後側の円環状リブ２６
の後端面に至る導入溝２８が形成されている。また、前
記継手管取付部２３の外周面前端部には鍔部２９が形成
されている。

３１は継手管で、この継手管３１は、側面視はぼく字形
状の屈曲した円筒形状に形成されており、前部が前記接
続管２１の継手管取付部２３内に周方向へ回動自在に嵌
合される接続管取付部３２になっているとともに、この
接続管取付部３２に対して屈曲した後部がテーパ状接続
部３３になっている。

そして、前記接続管取付部３２の内周面には、はぼ中央
部に位置して、この取付部３２の周方向に沿い前記接続
管２１の凹溝２７に重合される円環状の凹溝３４が形成
されているとともに、この凹溝３４内でかつ前記テーバ
状接続部３３の屈曲方向側すなわちこのテーパ状接続部
３３が最も上向きになったとき最上位になる位置に、前
記接続管２１の凹溝２７に摺動自在に係合される突起３
５が形成されている。

なお、この突起３５の前記周方向の幅は前記導入溝２８
の幅より小さくなっている。また、前記接続管取付ＦＩ
Ｓ３２の内周面には、前記！！１溝３４の若干後方に位
置して前方へ面した前側段差面３６が形成されていると
ともに、この前側段差面３６の後方の最奥部に位置して
前方へ面した後側段差面３７が形成されている。

４１は抜け止め用の接続リング体で、この接続リング体
４１は、弾力性を有する金属材などにより、前記凹溝２
７．３４とほぼ同径でかつ一部を切り欠いて切欠部４２
とした円環状に形成されている。なお、この切欠部４２
の幅は、前記導入溝２８の周方向の幅より若干大きくな
っている。

そうして、接続管２１と継手管３１どを互いに組付ける
にあたっては、まず、接続管２１の凹溝２７に接続リン
グ体４１の内周側を嵌合する。このとき、接続リング体
４１の切欠部４２を導入溝２８に重合させて位置させる
。ついで、接続管２１の継手管取付部２３を継手管３１
の接続管取付部３２に嵌入する。このとき、第５図に示
すように、接続管２１に対して継手管３１のテーバ状接
続部３３が最下方に向いた状態にし、両数付部２３．３
２の周方向の位置関係を、両者の導入溝２８と突起３５
とが一致対向するものにして嵌入し、導入溝２８を介し
て突起３５を接続管２１の凹溝２７に導き、接続リング
体４１の切欠部４２に嵌合する。°また、接続リング体
４１は弾性変形しながら継手管３１の凹溝３４に外周側
が嵌合される。こうして、接続リング体４１が接続管２
１および継手管３１の凹１Ｉ２７．３４に嵌合されると
ともに、継手管３１の突起３５が接続管２１の凹溝２７
に係合されることによって、接続管２１と継手管３１と
が互いに抜け止めされる。

なお、継手９Ｉ３１の接続管取付部３２の前側先端面が
接続管２１の鍔部２９に摺動自在に当接されるとともに
、接続管２１の後側の円環状リブ２６の後面と継手管取
付部２３の後側先端面とが継手管３１の前側段差面３６
と後側段差面３７とにそれぞれ摺動自在に当接される。

つぎに、上記実施例の作用について説明する。

掃除時には、たとえば、掃除機本体にホースの一端部を
接続し、このホースの他端部に延長管の一端部を接続し
、この延長管の他端部に継手管３１のテーパ状接続部３
３を着脱自在に嵌合接続した上で、ホースの握り部など
を持って、吸込口本体１１を床などの被掃除面上で摺動
させる。このとき、吸込口本体１１に対して接続管２１
が俯仰回動し、この接続管２１に対して屈曲した継手管
３１が周方向へ回動すなわちこの継手管３１のテーパ状
接続部３３が首振り運動するので、吸込口本体１１を楽
に走行させることができ、その走行方向も楽に変えられ
る。

そして、掃除機本体内の電動送風機の駆動により吸込口
本体１１の吸込部から空気流とともに吸込まれた塵埃は
、接続管旧、継手管３１、延長管およびホースを介して
、掃除機本体内の集塵室に導かれる。

そして、前述のように、接続リング体４１に加えて、突
起３５と凹溝２１との係合によっても接続管２１と継手
管３１とが互いに抜け止めされているので、接続管２１
の継手管３１からの抜けが確実に防止される。

ところで、とくに通常の１１１時には、ボースの握り部
は被掃除面より下方へは下がらないから、継手管３１は
、そのテーパ状接続部３３が上方へ向いた状態から水平
方向へ向いた状態まで高々１８０゜の範囲でしか回動し
ない。これが継手管３１の実使用回動範囲であるが、突
起３５は継手管３１のテーパ状接続部３３が最も上向き
になったとき最上位に位置し、かつ、突起３５を凹溝２
７に導入するための導入溝２８は接続管２１の継手管取
付部２３の最下部に位置しており、継手管３１のテーパ
状接続部３３が最も下向きになったときにのみ突起３５
が導入溝２８に臨んで位置するので、通常の掃除時には
、突起３５が導入溝２８に臨んで位置することはなく、
突起３５と曲溝３４とによる抜け止めは常時働き、抜け
止めがより一層確実なものとなる。

また、ホースの握り部を持って吸込口本体１１を走行さ
せるとき、通常継手管３１はそのテーパ状接続部３３が
最も上向きになった位置にあることが多く、また、接続
管２１と継手管３１との接続部分において上側が力点と
なり下側が支点となる。ところが、突起３５は、テーパ
状接続部３３が最も上向きになったとき最上位になる位
１に設けられているので、すなわち、通常力点の近くに
位置するので、突起３５と凹溝３４とによる抜け止めも
より効果的に働く。

さらに、接続管２１に対して継手管３１が回動するのに
伴って、この継手！！３１と一体的に突起３５および接
続リング体４１が接続管３１の凹溝３４内を摺動し、こ
の凹溝３４付近に溜った塵等が除かれ、導入溝２８から
撞き出される。そして、継手管３１は掃除時などに頻繁
に回動するから、凹溝３４部分への塵等の貯溜が防止さ
れる。したがって、継手管３１の回動性は常に良好な状
態に保持されるとともに、塵が付着した状態で接続リン
グ体４１が摺動することによる凹溝２７．３４の摩耗が
防止され、接続管２１と継手管３１との間のがたが大き
くなってしまうことがない。　　　　− また、上記構成によれば、接続リング体４１を嵌合する
ための凹溝２１が、抜け止めをより確実にする突起３５
を係合するための凹１１１２７を兼ねており、しかも、
導入溝２８を介して接続管２１の凹溝２７に導入される
突起３５は継手管３１に一体に形成できるので、構造が
簡単であるとともに組立作業も容易であり、安価にでき
る。

□なお、上記実施例では、継手管３１の方に突起３５を
設けたが、接続Ｉ！２１の方に突起を設け、この突起を
継手管３１の凹溝３４に係合してもよい。この場合、も
ちろん導入溝は継手管３１の方に設ける。

また、上記実施例では、継手管３１に接続管２１が嵌入
された構造となっているが、逆でもよい。

さらに、上記実施例では、継手管３１のテーパ状接続部
３３が最も上向きになったとぎ最上位になる位置に突起
３５を設け、接続管３１の最下部に導入溝２８を設けた
が、たとえば、テーパ状接続部３３が最も上向きになっ
たとき最上位になる位置に突起３５を設けた場合、導入
溝２８は接続管２１の継手管取付部２３の下側１８０°
の範囲内に設ければよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、つぎのような効果が得られる。

請求項１の電気４１１１除機の吸込口体では、扱は止め
用の接続リング体が嵌合される凹溝をそれぞれ有する接
続管と継手管とのいずれか一方の凹溝に他方の凹溝内で
摺動する突起を設け、他方に接続管と継手管との組付は
嵌合時突起が通過する導入溝を設けたので、掃除時接続
管に対して継手管が周方向へ回動するのに伴って突起が
凹溝内に溜った塵を導入溝から掃き出し、凹溝部分への
塵の貯溜が防止されることにより、接続管に対する継手
管の回動性を良好な状態に保持できるとともに、凹溝の
摩耗も防止でき、接続管と継手管との間におけるがたの
発生を防止することができ、信頼性が向上する。また、
接続リング体に加えて突起と凹溝との係合によっても抜
け止めが行なわれるので、接続管と継手管との抜け止め
がより確実なものとなる。しかも、接続リング体を嵌合
するための凹溝が突起を係合するための凹溝を兼用して
おり、接続管または継手管の一方に突起を設け、他方に
導入溝を設けるだけでよいので、構造が簡単で、組立性
も良好であり、安価にできる。

さらに、請求項２の電気掃除機の吸込口体では、継手管
が最も上向きになった状態における上側の１８０°の範
囲内に突起を設け、下側の１８０°の範囲内に導入溝を
設けたので、通常継手管が上向きになる掃除時などに突
起が導入溝に臨んで位置することがなく、突起と凹溝と
による抜け止めが常時働き、接続管と継手管とをより一
層確実に抜け止めできるとともに、突起が力点の近くに
位置することにより、突起と凹溝とによる抜け止めをさ
らに効果的なものとできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電気掃除機の吸込口体の一実施例を示
す接続管および継手管の断面図、第２図は同上第１図の
■−亘断面図、第３図は同上接続管および継手管の分解
断面図、第４図は同上接続管の背面図、第５図は同上継
手管の正面図、第６図は同上全体の斜視図、第７図は同
上全体の断面図、第８図は従来の電気掃除機の吸込口体
の一例を示す接続管および継手管の断面図である。 １１・・吸込口本体、１４・・吸込部としての吸込口、
１５・・吸込部としての吸込通路、２１・・接続管、２
７・・凹溝、２８・・導入溝、３１・・継手管、３４・
・凹溝、３５・・突起、４１・・接続リング体。 ヒ１ 浄り図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）吸込部を底部に有する吸込口本体と、この吸込口
   本体に前記吸込部に連通して俯仰回動自在に接続された
   接続管と、この接続管に周方向へ回動自在に嵌合接続さ
   れた屈曲した継手管と、これら接続管および継手管にこ
   の継手管の回動方向に沿ってそれぞれ形成された凹溝に
   内周部および外周部がそれぞれ嵌合された抜け止め用の
   弾力性を有する接続リング体とを備え、 前記接続管と継手管とのいずれか一方の凹溝の一部に他
   方の凹溝内で摺動する突起を設け、他方に凹溝の一部か
   ら管先端方向へ延び前記接続管と継手管との組付け嵌合
   時前記突起が通過する導入溝を設けたことを特徴とする
   電気掃除機の吸込口体。
2. （２）継手管が最も上向きになった状態における上側の
   １８０゜の範囲内に位置して突起を設け、下側の１８０
   ゜の範囲内に位置して導入溝を設けたことを特徴とする
   請求項１記載の電気掃除機の吸込口体。