JPH0121221Y2 - - Google Patents

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JPH0121221Y2
JPH0121221Y2 JP3785485U JP3785485U JPH0121221Y2 JP H0121221 Y2 JPH0121221 Y2 JP H0121221Y2 JP 3785485 U JP3785485 U JP 3785485U JP 3785485 U JP3785485 U JP 3785485U JP H0121221 Y2 JPH0121221 Y2 JP H0121221Y2
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JP
Japan
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bearing
carrier
clutch
annular
clutch release
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JP3785485U
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車に用いられる摩擦クラツチの
レリーズ装置、殊にベアリングリテーナ上に設け
られた環状シリンダ部の作動液圧によりベアリン
グキヤリアを移動させベアリングキヤリアに支持
されたクラツチレリーズベアリングをクラツチの
ダイヤフラムスプリングに作動させる油圧式クラ
ツチレリーズ装置に関する。
従来の技術 従来の油圧式クラツチレリーズ装置は、例え
ば、実公昭57−30504号公報に記載のように、ト
ランスミツシヨンのインプツトシヤフトに同軸心
状の円筒部を有し、該円筒部の一端側の外周に環
状のシリンダ部を設けたベアリングリテーナと、
環状シリンダ部に嵌挿してシリンダ部の作動液圧
により作動されるピストンと、該ピストンに押圧
されてベアリングリテーナの円筒部の外周面に摺
動可能に嵌合されクラツチレリーズベアリングを
支持する環状のベアリングキヤリアと、ベアリン
グリテーナと環状のベアリングキヤリア間に配置
されベアリングキヤリアをクラツチに向けて付勢
するコンプレツシヨンスプリングとを備えてい
る。
考案が解決しようとする問題点 上記の従来装置を、トランスミツシヨンのイン
プツトシヤフトに外装してベアリングリテーナを
クラツチハウジングにボルトで固定し、このクラ
ツチハウジングをエンジンに取り付けるには、摩
擦クラツチのダイヤフラムスプリングとクラツチ
ハウジング壁間に装置が配置されることになるの
で、クラツチレリーズベアリングをダイヤフラム
スプリングに当接させてコンププレツシヨンスプ
リングを圧縮させた状態で上記取り付け作業を行
わなければならず、コンプレツシヨンスプリング
の弾発力の作用でボルトの孔合わせ等の作業が面
倒となる問題があつた。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決する本考案の油圧式クラツチ
レリーズ装置は、ベアリングリテーナの円筒部の
外周面にストツプリングを圧入嵌合してベアリン
グキヤリアのピストンとは反対側の端面に係合さ
せ、ベアリングキヤリアを圧縮されたコンプレツ
シヨンスプリングの弾発力に抗して任意の位置に
保持し、液圧の作動により前記保持を解除するよ
うにしたことを特徴とするものである。
作 用 本考案は、上記構成において、トランスミツシ
ヨンのインプツトシヤフトへの取り付け時には、
装置のコンプレツシヨンスプリングの弾発力が摩
擦クラツチのダイヤフラムスプリングとクラツチ
ハウジング壁間で作用しないように、予めベアリ
ングキヤリアを移動してコンプレツシヨンスプリ
ングを圧縮させてストツプリングでコンプレツシ
ヨンスプリングの弾発力に抗してベアリングキヤ
リアを位置決めする。そして装置の取り付け完了
後に、環状シリンダ部の液圧を作用させてクラツ
チレリーズベアリングがダイヤフラムスプリング
を押圧して正常なクラツチレリーズ動作を行う位
置までピストン及びベアリングキヤリアと共にス
トツプリングを移動させる。
実施例 本考案の一実施例を図において説明する。第1
図は本考案の油圧式クラツチレリーズ装置の縦断
面図であつて、図示しないトランスミツシヨンの
インプツトシヤフトに対して同軸心状の円筒部1
を有し該円筒部1の一端側の外周に環状のシリン
ダ部2を設けたベアリングリテーナ3と、該ベア
リングリテーナ3の円筒部1の外周面に取り付け
られ一端がピストン4として環状シリンダ部2に
嵌挿されてシリンダ部2の作動液圧により作動さ
れるとともに他端でクラツチレリーズベアリング
5を支持するようにした環状のベアリングキヤリ
ア6と、上記ベアリングリテーナ3と環状のベア
リングキヤリア6間に配置されベアリングキヤリ
ア6を図示しない摩擦クラツチに向けて付勢する
コンプレツシヨンスプリング7とを備えている。
コンプレツシヨンスプリング7は、ベアリングキ
ヤリア6に一端を、ベアリングリテーナ3に他端
を固着され、その弾発力により、エンジンからの
トルク伝達を受けて回転する例えば第2図に示す
ダイヤフラムスプリング12にクラツチレリーズ
ベアリング5を付勢して接触させている。クラツ
チレリーズベアリング5は、回転輪である内輪5
aと、ベアリングキヤリア6に支持された非回転
輪である外輪5bと、両輪5a,5b間に配置さ
れた転動体5cとを有している。図において、1
3は環状シリンダ部2への給油孔、14はシー
ル、15は防塵用カバーである。
そしてベアリングリテーナ3の円筒部1の外周
面にはストツプリング8が圧入嵌合され、該スト
ツプリング8はコンプレツシヨンスプリング7を
圧縮させながら右方向に移動させたベアリングキ
ヤリア6のピストン4とは反対側の端面9に係合
し、コンプレツシヨンスプリング7の弾発力に抗
してベアリングキヤリア6をその位置に保持して
いる。通常、ストツプリング8は、装置をユニツ
トとして組み立てた時、ベアリングキヤリア6を
第1図のような状態に位置決めするが、装置が第
2図のようにインプツトシヤフト10に外装され
てクラツチハウジング11に取り付けられた後、
環状シリンダ部2に液圧を作用させると、ピスト
ン4及びベアリングキヤリア6と一緒にストツプ
リング8は、ベアリングリテーナ3の円筒部1に
沿つてクラツチレリーズベアリング5がダイヤフ
ラムスプリング12と正常な状態で接触するまで
摺動させられ、第2図のようにその位置で以後そ
のまま停止する。
前記ストツプリング8は、ベアリングリテーナ
3の円筒部1の外周面に対し適度の締め代、すな
わちコンプレツシヨンスプリング7の弾発力より
大きく環状シリンダ部2内の作動液圧より小さい
圧接力を与え得る大きさとし、第3図イのように
完全なリング8とするか、同図ロのように一個所
に切り目16を設けたリング8とするか、または
同図ハのように内周に突起17を設けたリング8
に形成して適度の締め代を得るようにしてもよ
い。さらには、第4図のようにベアリングリテー
ナ3の円筒部1の外周面にリング8の逃げ溝1a
を設け、リング8の前記円筒部1からの脱落を防
止するようにしてもよい。
効 果 本考案の油圧式クラツチレリーズ装置は、装置
をユニツトとして組み立てられた時には、ストツ
プリングによりベアリングキヤリアがコンプレツ
シヨンスプリングを圧縮した状態にまで移動され
かつコンプレツシヨンスプリングの弾発力に抗し
て軸方向に位置決めされるので、ダイヤフラムス
プリングと、該装置をインプツトシヤフトに外装
して取り付けられるクラツチハウジング壁との間
にはコンプレツシヨンスプリングの弾発力は作用
しない。したがつて油圧式クラツチレリーズ装置
のクラツチハウジングへの取り付け及びクラツチ
ハウジングのエンジンへの取り付け作業が容易と
なる。又前記ストツプリングは、クラツチの作動
時には環状シリンダ部内の作動液圧により容易に
クラツチレリーズ作用に支障のない位置まで移動
させられるので、クラツチレリーズ性能を低下さ
せることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図は
本考案の実施例をインプツトシヤフト及びクラツ
チハウジングに取り付けた状態の縦断面図、第3
図イ,ロ,ハはストツプリングの正面図、第4図
は別の実施例の一部縦断面図である。 1……円筒部、2……環状シリンダ部、3……
ベアリングリテーナ、4……ピストン、5……ク
ラツチレリーズベアリング、6……ベアリングキ
ヤリア、7……コンプレツシヨンスプリング、8
……ストツプリング、9……端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トランスミツシヨンのインプツトシヤフトに対
    して同軸心状の円筒部を有し該円筒部の一端側の
    外周に環状のシリンダ部を設けたベアリングリテ
    ーナと、該ベアリングリテーナの円筒部の外周面
    に摺動可能に取り付けられ一端がピストンとして
    環状シリンダ部に嵌挿されてシリンダ部の作動液
    圧により作動されるとともに他端でクラツチレリ
    ーズベアリングを支持するようにした環状のベア
    リングキヤリアと、上記ベアリングリテーナと環
    状のベアリングキヤリア間に配置されベアリング
    キヤリアをクラツチに向けて付勢するコンプレツ
    シヨンスプリングとを備えた油圧式クラツチレリ
    ーズ装置において、ベアリングリテーナの円筒部
    の外周面にストツプリングを圧入嵌合してベアリ
    ングキヤリアのピストンとは反対側の端面に係合
    させ、ベアリングキヤリアを圧縮されたコンプレ
    ツシヨンスプリングの弾発力に抗して任意の位置
    に保持し、液圧の作動により前記保持を解除する
    ようにしたことを特徴とする油圧式クラツチレリ
    ーズ装置。
JP3785485U 1985-03-15 1985-03-15 Expired JPH0121221Y2 (ja)

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JP3785485U JPH0121221Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

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JP3785485U JPH0121221Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

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JPS61154329U JPS61154329U (ja) 1986-09-25
JPH0121221Y2 true JPH0121221Y2 (ja) 1989-06-26

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ID=30544322

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JP3785485U Expired JPH0121221Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

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US5207306A (en) * 1989-07-04 1993-05-04 Kabushiki Kaisha Kubota Device for operating clutch of vehicle

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JPS61154329U (ja) 1986-09-25

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