JPH01211950A - 半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体集積回路装置及びその製造方法Info
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- JPH01211950A JPH01211950A JP3671888A JP3671888A JPH01211950A JP H01211950 A JPH01211950 A JP H01211950A JP 3671888 A JP3671888 A JP 3671888A JP 3671888 A JP3671888 A JP 3671888A JP H01211950 A JPH01211950 A JP H01211950A
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Landscapes
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- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体集積回路装置に関し、特に、多結晶珪
素膜上に高融点金属シリサイド膜を積層した複合膜を有
する半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関する
ものである。
素膜上に高融点金属シリサイド膜を積層した複合膜を有
する半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関する
ものである。
MISFETを有する半導体集積回路装置は、ゲート電
極材料として複合膜(ポリサイド膜)を採用している。
極材料として複合膜(ポリサイド膜)を採用している。
複合膜は、多結晶珪素膜上に高融点金属シリサイド膜例
えばタングステンシリサイド膜(WSix)膜を積層し
たものである。複合膜は従来のゲート電極材料である単
層の多結晶珪素膜に比べて比抵抗値が1桁程度小さいの
で、信号伝達速度が速く、半導体集積回路装置の動作速
度の高速化゛を図ることができる特徴がある。特に、S
(S tatic) RA MやD (D ynami
c) RA Mを有する半導体集積回路装置はメモリセ
ルを選択するワード線をゲート電極材料で構成している
ので、前記複合膜はメモリセルの選択速度を大幅に短縮
することができる。上記のような複合膜をゲート電極材
料に使用しているものは、例えば、アイ・イー・イー・
イー、トランザクションオンエレクトロンデバイセズ、
ブイ・オー・エル、イー・デー31゜ナンバー、10.
オクト−バー(1984年)第1432頁から第143
9頁(IEEE、 TRANSACTION ON E
LECTRON、 DEVICES、VOL、HD−3
1,NO,10,0CTOBER(1984)PP14
32〜1439)において論じられている。
えばタングステンシリサイド膜(WSix)膜を積層し
たものである。複合膜は従来のゲート電極材料である単
層の多結晶珪素膜に比べて比抵抗値が1桁程度小さいの
で、信号伝達速度が速く、半導体集積回路装置の動作速
度の高速化゛を図ることができる特徴がある。特に、S
(S tatic) RA MやD (D ynami
c) RA Mを有する半導体集積回路装置はメモリセ
ルを選択するワード線をゲート電極材料で構成している
ので、前記複合膜はメモリセルの選択速度を大幅に短縮
することができる。上記のような複合膜をゲート電極材
料に使用しているものは、例えば、アイ・イー・イー・
イー、トランザクションオンエレクトロンデバイセズ、
ブイ・オー・エル、イー・デー31゜ナンバー、10.
オクト−バー(1984年)第1432頁から第143
9頁(IEEE、 TRANSACTION ON E
LECTRON、 DEVICES、VOL、HD−3
1,NO,10,0CTOBER(1984)PP14
32〜1439)において論じられている。
本発明者が開発中の半導体集積回路装置の複合膜は、C
VDで堆積された多結晶珪素膜上にcvDで堆積したタ
ングステンシリサイド膜を設けている。タングステンシ
リサイド膜の珪素の含有量(組成比)は、CVDにおい
てソースガスとしてのフッ化タングステン(WF、)の
流量、温度、設定する抵抗値等によって規定される。開
発中の半導体集積回路装置においては、複合膜の比抵抗
値を小さくするために、2.0乃至2.5の範囲内の少
ない珪素の含有量で形成されたタングステンシリサイド
膜を使用している。
VDで堆積された多結晶珪素膜上にcvDで堆積したタ
ングステンシリサイド膜を設けている。タングステンシ
リサイド膜の珪素の含有量(組成比)は、CVDにおい
てソースガスとしてのフッ化タングステン(WF、)の
流量、温度、設定する抵抗値等によって規定される。開
発中の半導体集積回路装置においては、複合膜の比抵抗
値を小さくするために、2.0乃至2.5の範囲内の少
ない珪素の含有量で形成されたタングステンシリサイド
膜を使用している。
本発明者は、前述の半導体集積回路装置の不良解析の結
果、前記複合膜のタングステンシリサイド膜に剥離現象
が多発する事実を確認した。本発明者の検討によれば、
前記剥離現象は以下のメカニズムによって生じると推測
している。前記タングステンシリサイド膜には、その堆
積後に、デンシファイ処理、或はMISFETのソース
領域及びドレイン領域、を形成する不純物導入(ゲート
電極をマスクとする導入)後のアニール処理が施される
。この熱処理によってタングステンシリサイド膜はシュ
リンクするので、ダンゲステンシリサイド膜と多結晶珪
素膜との界面にストレスが発生する。このストレスは、
多結晶珪素膜の表面からタングステンシリサイド膜を剥
離させる。
果、前記複合膜のタングステンシリサイド膜に剥離現象
が多発する事実を確認した。本発明者の検討によれば、
前記剥離現象は以下のメカニズムによって生じると推測
している。前記タングステンシリサイド膜には、その堆
積後に、デンシファイ処理、或はMISFETのソース
領域及びドレイン領域、を形成する不純物導入(ゲート
電極をマスクとする導入)後のアニール処理が施される
。この熱処理によってタングステンシリサイド膜はシュ
リンクするので、ダンゲステンシリサイド膜と多結晶珪
素膜との界面にストレスが発生する。このストレスは、
多結晶珪素膜の表面からタングステンシリサイド膜を剥
離させる。
本発明の目的は、多結晶珪素膜上に高融点金属シリサイ
ド膜を積層する複合膜を有する半導体集積回路装置にお
いて、高融点金属シリサイド膜の剥離を防止することが
可能な技術を提供することにある。
ド膜を積層する複合膜を有する半導体集積回路装置にお
いて、高融点金属シリサイド膜の剥離を防止することが
可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記半導体集積回路装置の歩留り
を向上することが可能な技術を提供することにある。
を向上することが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
多結晶珪素膜上に高融点金属シリサイド膜を積層した複
合膜を有する半導体集積回路装置において、前記多結晶
珪素膜と高融点金属シリサイド膜との間に前記高融点金
属シリサイド膜に比べて珪素の含有量が高い高融点金属
シリサイド膜を介在させる。
合膜を有する半導体集積回路装置において、前記多結晶
珪素膜と高融点金属シリサイド膜との間に前記高融点金
属シリサイド膜に比べて珪素の含有量が高い高融点金属
シリサイド膜を介在させる。
また、前記多結晶珪素膜上に珪素の含有量が高い高融点
金属シリサイド膜を積層した後、この高融点金属シリサ
イド膜上に珪素の含有量が低い高融点金属シリサイド膜
を積層する。
金属シリサイド膜を積層した後、この高融点金属シリサ
イド膜上に珪素の含有量が低い高融点金属シリサイド膜
を積層する。
〔作 用〕
上述した手段によれば、前記複合膜の多結晶珪素膜と高
融点金属シリサイド膜との接着強度を珪素の含有量が高
い高融点金属シリサイド膜で高めることができるので、
高融点金属シリサイド膜の剥離を防止することができる
。
融点金属シリサイド膜との接着強度を珪素の含有量が高
い高融点金属シリサイド膜で高めることができるので、
高融点金属シリサイド膜の剥離を防止することができる
。
以下、本発明の構成について、バイポーラトランジスタ
及び相補型MISFET(CMOS)を有する混在型半
導体集積回路装置(Bi−CMOS)に本発明を適用し
た一実施例とともに説明する。
及び相補型MISFET(CMOS)を有する混在型半
導体集積回路装置(Bi−CMOS)に本発明を適用し
た一実施例とともに説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能
を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は
省略する。
を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は
省略する。
本発明の一実施例であるBi−0MO5を第1図(要部
断面図)で示す。
断面図)で示す。
第1図に示すように、Bi−CMO8は、単結晶珪素か
らなるp−型半導体基板1の主面上に積層されたn°型
エピタキシャル層2の主面に、半導体素子が構成されて
いる。CMO8のpチャネルMISFETQp、nチャ
ネルMISFETQnの夫々は、主に素子間分離絶縁膜
8でその領域を規定され他の領域と電気的に分離されて
いる。バイポーラトランジスタTrは、主に、半導体基
板1、素子間分離絶縁膜8.p゛型半導体領域5及びp
゛型埋込半導体領域(PBL)4で形成される分離領域
によってその領域を規定され他の領域と電気的に分離さ
れている。
らなるp−型半導体基板1の主面上に積層されたn°型
エピタキシャル層2の主面に、半導体素子が構成されて
いる。CMO8のpチャネルMISFETQp、nチャ
ネルMISFETQnの夫々は、主に素子間分離絶縁膜
8でその領域を規定され他の領域と電気的に分離されて
いる。バイポーラトランジスタTrは、主に、半導体基
板1、素子間分離絶縁膜8.p゛型半導体領域5及びp
゛型埋込半導体領域(PBL)4で形成される分離領域
によってその領域を規定され他の領域と電気的に分離さ
れている。
前記バイポーラトランジスタTrは、第1図の左側に示
すように、n型コレクタ領域、P型ベース領域及びn型
エミッタ領域で構成されている。
すように、n型コレクタ領域、P型ベース領域及びn型
エミッタ領域で構成されている。
つまり、バイポーラトランジスタTrはnpn型で構成
されている。
されている。
コレクタ領域は、n゛型埋込半導体領域(NBL)3、
n−型ウェル領域6及びn°型半導体領域(電位引上用
コレクタ領域)16で構成されている。埋込半導体領域
3はコレクタ抵抗を低減するために構成されている。
n−型ウェル領域6及びn°型半導体領域(電位引上用
コレクタ領域)16で構成されている。埋込半導体領域
3はコレクタ抵抗を低減するために構成されている。
ベース領域はP型半導体領域17で構成されている。半
導体領域17は、ウェル領域6の主面部に素子間分離絶
縁膜8で周囲を規定されて設けられている。
導体領域17は、ウェル領域6の主面部に素子間分離絶
縁膜8で周囲を規定されて設けられている。
エミッタ領域はn゛型半導体領域21で構成されている
。半導体領域21は前記ベース領域(半導体領域17)
の主面部に設けられている。
。半導体領域21は前記ベース領域(半導体領域17)
の主面部に設けられている。
バイポーラトランジスタTrのコレクタ領域の半導体領
域16にはコレクタ引出用配線24が接続されている。
域16にはコレクタ引出用配線24が接続されている。
配線24は層間絶縁膜18及び22に形成された接続孔
23を通して半導体領域16に接続されている。コレク
タ引出用配線24は、第1層目の配線形成工程で形成さ
れた、例えばアルミニウム或は所定添加物(Si又は及
びCu)が添加されたアルミニウムで形成されている。
23を通して半導体領域16に接続されている。コレク
タ引出用配線24は、第1層目の配線形成工程で形成さ
れた、例えばアルミニウム或は所定添加物(Si又は及
びCu)が添加されたアルミニウムで形成されている。
ベース領域である半導体領域17にはベース引出用配線
24が接続されている。ベース引出用配線24は、接続
孔23を通して半導体領域17に接続されている。ベー
ス引出用配線24は前記コレクタ引出用配線24と同一
製造工程で形成されている。
24が接続されている。ベース引出用配線24は、接続
孔23を通して半導体領域17に接続されている。ベー
ス引出用配線24は前記コレクタ引出用配線24と同一
製造工程で形成されている。
前記エミッタ領域の半導体領域21にはエミッタ引出用
電極20を介在させて図示しないエミッタ引出用配線2
4が接続されている。エミッタ引出用電極20は、符号
を付けないが、M I S F E T Q n及びQ
pのゲート絶縁膜9に相当する絶縁膜及び層間絶縁膜1
8を除去して形成した接続孔19を通して半導体領域2
1に接続されている。エミッタ引出用電極20は多結晶
珪素膜にn型不純物(P又はA s )を導入して形成
されている。この多結晶珪素膜は第2層目のゲート電極
材料形成工程によって形成されている。前記エミッタ領
域である半導体領域21は、エミッタ引出用電極20に
導入されたn型不純物をベース領域(半導体領域17)
の主面部に拡散することによって形成されている。した
がって、エミッタ引出用電極20は、エミッタ領域を自
己整合で形成すると共に、エミッタ領域と自己整合で接
続されるように構成されている。前記エミッタ引出用配
線24は、前記コレクタ引出用配線24、ベース引出用
配線24の夫々と同一製造工程で形成される。
電極20を介在させて図示しないエミッタ引出用配線2
4が接続されている。エミッタ引出用電極20は、符号
を付けないが、M I S F E T Q n及びQ
pのゲート絶縁膜9に相当する絶縁膜及び層間絶縁膜1
8を除去して形成した接続孔19を通して半導体領域2
1に接続されている。エミッタ引出用電極20は多結晶
珪素膜にn型不純物(P又はA s )を導入して形成
されている。この多結晶珪素膜は第2層目のゲート電極
材料形成工程によって形成されている。前記エミッタ領
域である半導体領域21は、エミッタ引出用電極20に
導入されたn型不純物をベース領域(半導体領域17)
の主面部に拡散することによって形成されている。した
がって、エミッタ引出用電極20は、エミッタ領域を自
己整合で形成すると共に、エミッタ領域と自己整合で接
続されるように構成されている。前記エミッタ引出用配
線24は、前記コレクタ引出用配線24、ベース引出用
配線24の夫々と同一製造工程で形成される。
本実施例のB i −CM OSは図示していないがS
RAMを内蔵しており、前記第2層目のゲート電極材料
形成工程はエミッタ引出用電極20の他に前記SRAM
の高抵抗負荷型メモリセルの高抵抗負荷素子及び電源配
線を形成するようになっている。
RAMを内蔵しており、前記第2層目のゲート電極材料
形成工程はエミッタ引出用電極20の他に前記SRAM
の高抵抗負荷型メモリセルの高抵抗負荷素子及び電源配
線を形成するようになっている。
前記CMO5のnチャネルMISFETQnは第1図の
右側及び第2図(要部拡大断面図)で示すように構成さ
れている。M I S F E T Q nは、p−型
ウェル領域7の主面に形成され、ウェル領域7、ゲート
絶縁膜9、ゲート電極10、ソース領域及びドレイン領
域である一対のn型半導体領域11及び一対のn゛型半
導体領域14で構成されている。
右側及び第2図(要部拡大断面図)で示すように構成さ
れている。M I S F E T Q nは、p−型
ウェル領域7の主面に形成され、ウェル領域7、ゲート
絶縁膜9、ゲート電極10、ソース領域及びドレイン領
域である一対のn型半導体領域11及び一対のn゛型半
導体領域14で構成されている。
ウェル領域7はMISFETQnのチャネル形成領域を
構成するようになっている。このウェル領域7の下部に
はその抵抗値を低減するp°型埋込半導体領域4が設け
られている。
構成するようになっている。このウェル領域7の下部に
はその抵抗値を低減するp°型埋込半導体領域4が設け
られている。
ゲート絶縁膜9は、例えばウェル領域7の主面を酸化し
て形成した酸化珪素膜を用い、200〜300[人コ程
度の膜厚で形成する。
て形成した酸化珪素膜を用い、200〜300[人コ程
度の膜厚で形成する。
ゲート電極10は、多結晶珪素膜10A上に、珪素の含
有量が高い高融点金属シリサイド(WSix。
有量が高い高融点金属シリサイド(WSix。
MoSix、TaSix、Ti5ix)IOBを介在さ
せて、珪素の含有量が低い高融点金属シリサイド膜10
Gを積層させた複合膜で構成されている。
せて、珪素の含有量が低い高融点金属シリサイド膜10
Gを積層させた複合膜で構成されている。
多結晶珪素膜10Aは、CVDで堆積されており、例え
ば2000[人]程度の膜厚で形成されている。この多
結晶珪素膜10Aには抵抗値を低減するn型不純物(A
s又はP)が導入されている。
ば2000[人]程度の膜厚で形成されている。この多
結晶珪素膜10Aには抵抗値を低減するn型不純物(A
s又はP)が導入されている。
高融点金属シリサイド膜10B、IOCの夫々はCVD
で多結晶珪素膜10A上に順次堆積されている。
で多結晶珪素膜10A上に順次堆積されている。
本実施例は高融点金属シリサイド膜10B、IOCの夫
々をタングステンシリサイド(WSix)膜で形成して
いる。高融点金属シリサイド膜10B、10Cの夫々は
ソースガスとしてシランSiH4とフッ化タングステン
WF、を用い、次の反応式にしたがって形成される。
々をタングステンシリサイド(WSix)膜で形成して
いる。高融点金属シリサイド膜10B、10Cの夫々は
ソースガスとしてシランSiH4とフッ化タングステン
WF、を用い、次の反応式にしたがって形成される。
S iH4+WF、 埠WS i x+HF本発明者の
基礎研究によれば、第3図に示すように、タングステン
シリサイド膜の珪素の含有量が低い程剥離強度(ハガレ
強度)が低く、珪素の含有量が高い程剥離強度が高くな
る。同図に示すように、タングステンシリサイド膜の珪
素の含有量が2.5(W S i x : x:2.5
)を越えた時点から(珪素の含有量x =2.7〜3.
1程度の範囲内の高い時点において)、剥離強度が最大
値に漸近する。すなわち、タングステンシリサイド膜は
、珪素の含有量が高い稈長結晶珪素膜10Aからの剥離
を防止することができる。
基礎研究によれば、第3図に示すように、タングステン
シリサイド膜の珪素の含有量が低い程剥離強度(ハガレ
強度)が低く、珪素の含有量が高い程剥離強度が高くな
る。同図に示すように、タングステンシリサイド膜の珪
素の含有量が2.5(W S i x : x:2.5
)を越えた時点から(珪素の含有量x =2.7〜3.
1程度の範囲内の高い時点において)、剥離強度が最大
値に漸近する。すなわち、タングステンシリサイド膜は
、珪素の含有量が高い稈長結晶珪素膜10Aからの剥離
を防止することができる。
前記タングステンシリサイド膜の珪素の含有量は、第4
図に示すように、フッ化タングステンWF、の流量に依
存する。つまり、タングステンシリサイド膜は、フッ化
タングステンの流量が小さい程珪素の含有量が高く、フ
ッ化タングステンの流量が多い程珪素の含有量が低くな
る。例えば、タングステンシリサイド膜は、フッ化タン
グステンの流量を2 [SCCM]とした場合に珪素の
含有量は約3.0、フッ化タングステンの流量を20
[SCCM]とした場合に珪素の含有量は約2.5にな
る。したがって、同一〇VD装置内において、予じめフ
ッ化タングステンの流量を少なくすることで珪素の含有
量が高い高融点金属シリサイド膜10Bを形成し、この
後、フッ化タングステンの流量を多くすることで珪素の
含有量が低い高融点金属シリサイド膜10Gを形成する
ことができる。
図に示すように、フッ化タングステンWF、の流量に依
存する。つまり、タングステンシリサイド膜は、フッ化
タングステンの流量が小さい程珪素の含有量が高く、フ
ッ化タングステンの流量が多い程珪素の含有量が低くな
る。例えば、タングステンシリサイド膜は、フッ化タン
グステンの流量を2 [SCCM]とした場合に珪素の
含有量は約3.0、フッ化タングステンの流量を20
[SCCM]とした場合に珪素の含有量は約2.5にな
る。したがって、同一〇VD装置内において、予じめフ
ッ化タングステンの流量を少なくすることで珪素の含有
量が高い高融点金属シリサイド膜10Bを形成し、この
後、フッ化タングステンの流量を多くすることで珪素の
含有量が低い高融点金属シリサイド膜10Gを形成する
ことができる。
タングステンシリサイド膜の堆積速度は、第5図に示す
ように、フッ化タングステンの流量が少ない程遅く、フ
ッ化タングステンの流量が多い程速い、したがって、珪
素の含有量が高いタングステンシリサイド膜を厚膜で形
成するには堆積時間が増大するので、珪素の含有量が高
い高融点金属シリサイド膜10Bは薄膜で形成し、珪素
の含有量が低い高融点金属シリサイド膜10Gは厚膜で
形成する。
ように、フッ化タングステンの流量が少ない程遅く、フ
ッ化タングステンの流量が多い程速い、したがって、珪
素の含有量が高いタングステンシリサイド膜を厚膜で形
成するには堆積時間が増大するので、珪素の含有量が高
い高融点金属シリサイド膜10Bは薄膜で形成し、珪素
の含有量が低い高融点金属シリサイド膜10Gは厚膜で
形成する。
また、第6図に示すように、タングステンシリサイド膜
の抵抗率は珪素の含有量に依存する。すなわち、タング
ステンシリサイド膜は、珪素の含有量が低い程抵抗値が
高く、珪素の含有量が高い程抵抗値が低くなる。したが
って、Bi−CMO8の動作速度の高速化を図るために
は、珪素の含有量が高い高融点金属シリサイド膜10B
は薄膜で形成し、珪素の含有量が低い高融点金属シリサ
イド膜10Cは厚膜で形成する。
の抵抗率は珪素の含有量に依存する。すなわち、タング
ステンシリサイド膜は、珪素の含有量が低い程抵抗値が
高く、珪素の含有量が高い程抵抗値が低くなる。したが
って、Bi−CMO8の動作速度の高速化を図るために
は、珪素の含有量が高い高融点金属シリサイド膜10B
は薄膜で形成し、珪素の含有量が低い高融点金属シリサ
イド膜10Cは厚膜で形成する。
このような理由に基づき、高融点金属シリサイド膜10
Bは、例えば珪素の含有量を2.7〜3.1程度で形成
し、多結晶珪素膜10Aと高融点金属シリサイド膜10
Gとの剥離を防止できればよいので50〜500[人]
程度の薄い膜厚で形成する。また、高融点金属シリサイ
ド膜10Bは、ゲート電極10の抵抗値を低減するため
に、又堆積速度を速くするために、又ドライエツチング
の加工を簡単にするために、前述の薄い膜厚の方が好ま
しい。一方、高融点金属シリサイド膜10Gは、例えば
珪素の含有量を2.0〜2.5程度で形成し、ゲート電
極10の抵抗値を小さくできるように2000〜300
0[人]程度の厚い膜厚で形成する。
Bは、例えば珪素の含有量を2.7〜3.1程度で形成
し、多結晶珪素膜10Aと高融点金属シリサイド膜10
Gとの剥離を防止できればよいので50〜500[人]
程度の薄い膜厚で形成する。また、高融点金属シリサイ
ド膜10Bは、ゲート電極10の抵抗値を低減するため
に、又堆積速度を速くするために、又ドライエツチング
の加工を簡単にするために、前述の薄い膜厚の方が好ま
しい。一方、高融点金属シリサイド膜10Gは、例えば
珪素の含有量を2.0〜2.5程度で形成し、ゲート電
極10の抵抗値を小さくできるように2000〜300
0[人]程度の厚い膜厚で形成する。
前記低不純物濃度の半導体領域11は高不純物濃度の半
導体領域14のチャネル形成領域側に接続されている。
導体領域14のチャネル形成領域側に接続されている。
この低不純物濃度の半導体領域11は、所謂L D D
(L ightly D oped D rain)
構造のMISFETQnを構成する。低不純物濃度の半
導体領域11は主にゲート電極10を不純物導入用マス
クとし、n型不純物(例えばP)をイオン打込みで導入
することにより構成されている。低不純物濃度の半導体
領域11はゲート電極10に対して自己整合で形成され
ている。
(L ightly D oped D rain)
構造のMISFETQnを構成する。低不純物濃度の半
導体領域11は主にゲート電極10を不純物導入用マス
クとし、n型不純物(例えばP)をイオン打込みで導入
することにより構成されている。低不純物濃度の半導体
領域11はゲート電極10に対して自己整合で形成され
ている。
高不純物濃度の半導体領域14は、主にゲート電極10
の側壁に形成されたサイドウオールスペーサ13を不純
物導入用マスクとし、n型不純物(例えばA s )を
イオン打込みで導入することにより構成されている。高
不純物濃度の半導体領域14は。
の側壁に形成されたサイドウオールスペーサ13を不純
物導入用マスクとし、n型不純物(例えばA s )を
イオン打込みで導入することにより構成されている。高
不純物濃度の半導体領域14は。
サイドウオールスペーサ13がゲート電極10に対して
自己整合で構成されているので、ゲート電極10に対し
て自己整合で構成されている。
自己整合で構成されているので、ゲート電極10に対し
て自己整合で構成されている。
このMISFETQnのソース領域又はドレイン領域で
ある半導体領域14には層間絶縁膜18及び22に形成
された接続孔23を通して配線24が接続されている。
ある半導体領域14には層間絶縁膜18及び22に形成
された接続孔23を通して配線24が接続されている。
配線24は、前記コレクタ引出用配線24、ベース引出
用配線24、エミッタ引出用配線24の夫々と同一導体
膜で構成されている。
用配線24、エミッタ引出用配線24の夫々と同一導体
膜で構成されている。
0MO8のpチャネルMISFETQpは第1図の中央
に示すように構成されている。MISFETQpは、n
−型ウェル領域6の主面に形成され、ウェル領域6.ゲ
ート絶縁膜9、ゲート電極10、ソース領域及びドレイ
ン領域である一対のp型半導体領域12及び一対のp゛
型半導体領域15で構成されている。
に示すように構成されている。MISFETQpは、n
−型ウェル領域6の主面に形成され、ウェル領域6.ゲ
ート絶縁膜9、ゲート電極10、ソース領域及びドレイ
ン領域である一対のp型半導体領域12及び一対のp゛
型半導体領域15で構成されている。
ウェル領域6の下部には前記ウェル領域7と同様にその
抵抗値を低減するざ型埋込半導体領域3が設けられてい
る。
抵抗値を低減するざ型埋込半導体領域3が設けられてい
る。
ゲート絶縁膜9は前記M I S F E T Q n
のゲート絶縁膜9と同一製造工程で形成されている。
のゲート絶縁膜9と同一製造工程で形成されている。
ゲート電極10は、前記MISFETQnのゲート電極
10と同一導体膜、つまり多結晶珪素膜10A上に高融
点金属シリサイド膜10B、10Cの夫々を順次積層し
た複合膜で構成されている。
10と同一導体膜、つまり多結晶珪素膜10A上に高融
点金属シリサイド膜10B、10Cの夫々を順次積層し
た複合膜で構成されている。
低不純物濃度の半導体領域12はLDD構造のMISF
ETQpを構成する。低不純物濃度の半導体領域12は
前記低不純物濃度の半導体領域11と同様にゲート電極
10に対して自己整合で形成されている。高不純物濃度
の半導体領域15はサイドウオールスペーサ13を介在
させてゲート電極10に対して自己整合で構成されてい
る。
ETQpを構成する。低不純物濃度の半導体領域12は
前記低不純物濃度の半導体領域11と同様にゲート電極
10に対して自己整合で形成されている。高不純物濃度
の半導体領域15はサイドウオールスペーサ13を介在
させてゲート電極10に対して自己整合で構成されてい
る。
このMI 5FETQpのソース領域又はドレイン領域
である半導体領域15には、層間絶縁膜18及び22に
形成された接続孔23を通して配線24が接続されてい
る。
である半導体領域15には、層間絶縁膜18及び22に
形成された接続孔23を通して配線24が接続されてい
る。
このように、多結晶珪素膜10A上に高融点金属シリサ
イド膜10Gを積層したゲート電極10(複合膜)を有
するBi−0MO8において、前記多結晶珪素膜10A
と高融点金属シリサイド膜10Cとの間に前記高融点金
属シリサイド膜10Cに比べて珪素の含有量が高い高融
点金属シリサイド膜10Bを介在させることにより、前
記ゲート電極10の多結晶珪素膜10Aと高融点金属シ
リサイド膜10Cとの接着強度を珪素の含有量が高い高
融点金属シリサイド膜10Bで高めることができるので
、高融点金属シリサイド膜10Gの剥離を防止すること
ができる。この結果、Bi−0MO8の製造上の歩留り
を向上することができる。
イド膜10Gを積層したゲート電極10(複合膜)を有
するBi−0MO8において、前記多結晶珪素膜10A
と高融点金属シリサイド膜10Cとの間に前記高融点金
属シリサイド膜10Cに比べて珪素の含有量が高い高融
点金属シリサイド膜10Bを介在させることにより、前
記ゲート電極10の多結晶珪素膜10Aと高融点金属シ
リサイド膜10Cとの接着強度を珪素の含有量が高い高
融点金属シリサイド膜10Bで高めることができるので
、高融点金属シリサイド膜10Gの剥離を防止すること
ができる。この結果、Bi−0MO8の製造上の歩留り
を向上することができる。
また、前記ゲート電極10の珪素の含有量が高い高融点
金属シリサイド膜10Bを高融点金属シリサイド膜10
Cより薄い膜厚で形成することにより、珪素の含有量が
低くかつその膜厚が厚い高融点金属シリサイド膜10C
でゲート電極10の実質的な抵抗値が規定されるので、
ゲート電極10の抵抗値を低減し、Bi−0MO8の動
作速度の高速化を図ることができる。
金属シリサイド膜10Bを高融点金属シリサイド膜10
Cより薄い膜厚で形成することにより、珪素の含有量が
低くかつその膜厚が厚い高融点金属シリサイド膜10C
でゲート電極10の実質的な抵抗値が規定されるので、
ゲート電極10の抵抗値を低減し、Bi−0MO8の動
作速度の高速化を図ることができる。
また、前記高融点金属シリサイド膜10Bを薄い膜厚で
形成することにより、タングステンシリサイド膜の堆積
時間が少なくてすむので、ゲート電極10の形成時間を
短縮し、Bi−0MO5の製造時間を短縮することがで
きる。
形成することにより、タングステンシリサイド膜の堆積
時間が少なくてすむので、ゲート電極10の形成時間を
短縮し、Bi−0MO5の製造時間を短縮することがで
きる。
また、前記高融点金属シリサイド膜10Bを薄い膜厚で
形成することにより、ゲート電極10のドライエツチン
グ加工の際に、高融点金属シリサイド膜10Bのエツチ
ング条件を実質的に無視することができるので、ゲート
電極10の加工を簡単化することができる。
形成することにより、ゲート電極10のドライエツチン
グ加工の際に、高融点金属シリサイド膜10Bのエツチ
ング条件を実質的に無視することができるので、ゲート
電極10の加工を簡単化することができる。
なお、前記ゲート電極10(複合膜)の珪素の含有量が
高い高融点金属シリサイド膜10Bは、製造工程におい
てランプアニール等の低温プロセスを採用する場合、第
1図に示すように高融点金属シリサイド膜10Cとの境
界面が現われるが、高温プロセスを採用する場合には珪
素が高融点金属シリサイド膜10C側に拡散され、製造
工程が完了した時点においては前記境界面が現われない
。
高い高融点金属シリサイド膜10Bは、製造工程におい
てランプアニール等の低温プロセスを採用する場合、第
1図に示すように高融点金属シリサイド膜10Cとの境
界面が現われるが、高温プロセスを採用する場合には珪
素が高融点金属シリサイド膜10C側に拡散され、製造
工程が完了した時点においては前記境界面が現われない
。
また、前記ゲート電極10は最上層の高融点金属シリサ
イド膜10Gに代えて高融点金属膜で構成することが考
えられるが、高融点金属膜は表面の安定性が悪いので、
本発明は高融点金属膜を使用しない。
イド膜10Gに代えて高融点金属膜で構成することが考
えられるが、高融点金属膜は表面の安定性が悪いので、
本発明は高融点金属膜を使用しない。
次に、前述のBi−CMO8の具体的な製造方法につい
て、第7図乃至第11図(各製造工程毎に示すBi−C
MO5の要部断面図)を用いて簡単に説明する。
て、第7図乃至第11図(各製造工程毎に示すBi−C
MO5の要部断面図)を用いて簡単に説明する。
まず、p−型半導体基板1を用意する。
次に、半導体基板1のバイポーラトランジスタTr形成
領域、pチャネルMISFETQp形成領域の夫々の主
面部にn型不純物を選択的に導入する。この後、前記半
導体基板1のnチャネルMISFETQn形成領域、素
子分離領域の夫々の主面部にp型不純物を選択的に導入
する。
領域、pチャネルMISFETQp形成領域の夫々の主
面部にn型不純物を選択的に導入する。この後、前記半
導体基板1のnチャネルMISFETQn形成領域、素
子分離領域の夫々の主面部にp型不純物を選択的に導入
する。
次に、n型不純物、p型不純物の夫々が導入された半導
体基板1の主面上に、n−型エピタキシャル層2を成長
させる。このエピタキシャル層2の成長によって、半導
体基板1とエピタキシャル層2との間部に、n゛型埋込
半導体領域3、p′″型埋込半導体領域4の夫々が形成
される。
体基板1の主面上に、n−型エピタキシャル層2を成長
させる。このエピタキシャル層2の成長によって、半導
体基板1とエピタキシャル層2との間部に、n゛型埋込
半導体領域3、p′″型埋込半導体領域4の夫々が形成
される。
次に、エピタキシャル層2のバイポーラトランジスタT
r形成領域、pチャネルMISFETQp形成領域の夫
々の主面部にざ型ウェル領域6を形成する。この後、前
記エピタキシャル層2のnチャネルM I S F E
T Q n形成領域の主面部にp−型ウェル領域7を
形成する。
r形成領域、pチャネルMISFETQp形成領域の夫
々の主面部にざ型ウェル領域6を形成する。この後、前
記エピタキシャル層2のnチャネルM I S F E
T Q n形成領域の主面部にp−型ウェル領域7を
形成する。
次に、前記ウェル領域6及び7の半導体素子形成領域間
の主面上に、素子間分離絶縁膜8及びp゛型半導体領域
5を形成する。この素子間分離#!!緑膜8及び半導体
領域5は素子分離領域を形成するようになっている。
の主面上に、素子間分離絶縁膜8及びp゛型半導体領域
5を形成する。この素子間分離#!!緑膜8及び半導体
領域5は素子分離領域を形成するようになっている。
次に、第7図に示すように、前記ウェル領域6のMIS
FETQp形成領域、ウェル領域7のMISFETQn
形成領域の夫々の主面上にゲート絶縁膜9を形成する。
FETQp形成領域、ウェル領域7のMISFETQn
形成領域の夫々の主面上にゲート絶縁膜9を形成する。
ゲート絶縁膜9は例えば酸化珪素膜で形成する。
次に、第8図に示すように1Ml5FETQn、Qpの
夫々の形成領域において、前記ゲート絶縁膜9の所定上
部にゲート電極10を形成する。ゲート電極10は、前
述のように、多結晶珪素膜10A。
夫々の形成領域において、前記ゲート絶縁膜9の所定上
部にゲート電極10を形成する。ゲート電極10は、前
述のように、多結晶珪素膜10A。
珪素の含有量が高い高融点金属シリサイド膜10B、そ
れよりも珪素の含有量が低い高融点金属シリサイド[1
0Cを順次積層することによって形成する。
れよりも珪素の含有量が低い高融点金属シリサイド[1
0Cを順次積層することによって形成する。
多結晶珪素膜10A、高融点金属シリサイド膜10B。
10Cの夫々は、CVDで基板全面に順次積層した後、
RIE等のドライエツチングでパターンニングすること
によって形成することができる。ゲート電極10の高融
点金属シリサイド膜10B、10Cの夫々にはパターン
ユング前又は後に活性化のためのデンシファイ処理が施
される。デンシファイ処理は例えば不活性ガス雰囲気中
、 1000[℃]程度以下の温度を施すことによって
行われる。前述のように、珪素の含有量が高い高融点金
属シリサイド膜10Bは薄い膜厚で形成されているので
、堆積時間が短く、しかもドライエツチングが簡単に行
える。
RIE等のドライエツチングでパターンニングすること
によって形成することができる。ゲート電極10の高融
点金属シリサイド膜10B、10Cの夫々にはパターン
ユング前又は後に活性化のためのデンシファイ処理が施
される。デンシファイ処理は例えば不活性ガス雰囲気中
、 1000[℃]程度以下の温度を施すことによって
行われる。前述のように、珪素の含有量が高い高融点金
属シリサイド膜10Bは薄い膜厚で形成されているので
、堆積時間が短く、しかもドライエツチングが簡単に行
える。
次に、MISFETQn形成領域において、ウェル領域
7の主面部にn型半導体領域11を形成する。半導体領
域11は、ゲート電極10をマスクとし、n型不純物を
イオン打込みで導入することによって形成することがで
きる。
7の主面部にn型半導体領域11を形成する。半導体領
域11は、ゲート電極10をマスクとし、n型不純物を
イオン打込みで導入することによって形成することがで
きる。
次に、MISFETQp形成領域において、ウェル領域
6の主面部にp型半導体領域12を形成する。半導体領
域12は、半導体領域11と同様に、ゲート電極10を
マスクとし、p型不純物をイオン打込みで導入すること
によって形成することができる。
6の主面部にp型半導体領域12を形成する。半導体領
域12は、半導体領域11と同様に、ゲート電極10を
マスクとし、p型不純物をイオン打込みで導入すること
によって形成することができる。
次に、MISFETQn、Qpの夫々の形成領域におい
て、ゲート電極10の側壁にサイドウオールスペーサ1
3を形成する。サイドウオールスペーサ13は、例えば
CVDで堆積した酸化珪素膜にRIE等のドライエツチ
ングを施すことによって形成することができる。
て、ゲート電極10の側壁にサイドウオールスペーサ1
3を形成する。サイドウオールスペーサ13は、例えば
CVDで堆積した酸化珪素膜にRIE等のドライエツチ
ングを施すことによって形成することができる。
次に、MISFETQn形成領域において、ウェル領域
7の主面部にn゛型半導体領域14を形成する。半導体
領域14は、ゲート電極10及びサイドウオールスペー
サ13をマスクとし、n型不純物をイオン打込みで導入
することによって形成することができる。この半導体領
域14を形成することによって、nチャネルMISFE
TQnが完成する。
7の主面部にn゛型半導体領域14を形成する。半導体
領域14は、ゲート電極10及びサイドウオールスペー
サ13をマスクとし、n型不純物をイオン打込みで導入
することによって形成することができる。この半導体領
域14を形成することによって、nチャネルMISFE
TQnが完成する。
次に、第9図に示すように、MISFETQp形成領域
において、ウェル領域6の主面部にp゛型半導体領域1
5を形成する。半導体領域15は、前記半導体領域14
と同様に、ゲート電極10及びサイドウオールスペーサ
13をマスクとし、p型不純物をイオン打込みで導入す
ることによって形成することができる。この半導体領域
15を形成することによって、pチャネルMISFET
QPが完成する。
において、ウェル領域6の主面部にp゛型半導体領域1
5を形成する。半導体領域15は、前記半導体領域14
と同様に、ゲート電極10及びサイドウオールスペーサ
13をマスクとし、p型不純物をイオン打込みで導入す
ることによって形成することができる。この半導体領域
15を形成することによって、pチャネルMISFET
QPが完成する。
前記ソース領域及びドレイン領域として使用される半導
体領域11.12.14.15の夫々は、不純物の導入
後に一括して不純物の引き伸し拡散(アニール処理)が
施される。このアニールは例えば1000[℃]径程度
温度で行われる。
体領域11.12.14.15の夫々は、不純物の導入
後に一括して不純物の引き伸し拡散(アニール処理)が
施される。このアニールは例えば1000[℃]径程度
温度で行われる。
このように、多結晶珪素膜10A上に高融点金属シリサ
イド膜10Gを積層したゲート電極10(複合膜)を有
するBi−CMO5の製造方法において、前記多結晶珪
素膜10A上に珪素の含有量が高い高融点金属シリサイ
ド膜10Bを積層した後、この高融点金属シリサイド膜
10B上に珪素の含有量が低い高融点金属シリサイド膜
10Cを積層することにより、前記ゲート電極10の多
結晶珪素膜10Aと高融点金属シリサイド膜10Cとの
接着強度を珪素の含有量が高い高融点金属シリサイド膜
10Bで高めることかできるので、高融点金属シリサイ
ド膜の剥離を防止することができる。
イド膜10Gを積層したゲート電極10(複合膜)を有
するBi−CMO5の製造方法において、前記多結晶珪
素膜10A上に珪素の含有量が高い高融点金属シリサイ
ド膜10Bを積層した後、この高融点金属シリサイド膜
10B上に珪素の含有量が低い高融点金属シリサイド膜
10Cを積層することにより、前記ゲート電極10の多
結晶珪素膜10Aと高融点金属シリサイド膜10Cとの
接着強度を珪素の含有量が高い高融点金属シリサイド膜
10Bで高めることかできるので、高融点金属シリサイ
ド膜の剥離を防止することができる。
前記MISFETQn、Qrの夫々を形成した後に、バ
イポーラトランジスタTr形成領域において、ウェル領
域6の主面部にコレクタ電位引上用として使用されるn
゛型半導体領域16を形成する。
イポーラトランジスタTr形成領域において、ウェル領
域6の主面部にコレクタ電位引上用として使用されるn
゛型半導体領域16を形成する。
次に、第10図に示すように、バイポーラトランジスタ
Tr形成領域において、ウェル領域6の主面部にベース
領域として使用されるP型半導体領域17を形成する。
Tr形成領域において、ウェル領域6の主面部にベース
領域として使用されるP型半導体領域17を形成する。
前記半導体領域16.17の夫々は、イオン打込みで不
純物を導入することによって形成することができる。
純物を導入することによって形成することができる。
次に、バイポーラトランジスタTr形成領域において、
エミッタ領域形成領域の層間絶縁膜18及びその下層の
絶縁膜を除去し、接続孔19を形成する。
エミッタ領域形成領域の層間絶縁膜18及びその下層の
絶縁膜を除去し、接続孔19を形成する。
次に、前記接続孔19を通してベース領域である半導体
領域17に接続するように1層間絶縁膜18上にエミッ
タ引出用電極20を形成する。エミッタ引出用電極20
は、CVDで堆積させた多結晶珪素膜にn型不純物を導
入することによって形成されている。
領域17に接続するように1層間絶縁膜18上にエミッ
タ引出用電極20を形成する。エミッタ引出用電極20
は、CVDで堆積させた多結晶珪素膜にn型不純物を導
入することによって形成されている。
次に、前記エミッタ引出用電極20に導入されたn型不
純物をベース領域に拡散し、第11図に示すように、エ
ミッタ領域として使用されるn゛型半導体領域21を形
成する。半導体領域21を形成することによって、np
n型バイポーラトランジスタTrが完成する。
純物をベース領域に拡散し、第11図に示すように、エ
ミッタ領域として使用されるn゛型半導体領域21を形
成する。半導体領域21を形成することによって、np
n型バイポーラトランジスタTrが完成する。
次に、層間絶縁膜22、接続孔23を順次形成し、前記
第1図に示す引出用配線24及び配線24を形成する。
第1図に示す引出用配線24及び配線24を形成する。
この配線24を形成することによって、本実施例のBi
−CMO8は完成する。
−CMO8は完成する。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に
基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは勿論である。
基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは勿論である。
例えば、本発明は、MISFETQn、Qpの夫々のゲ
ート電極10に限らず、SRAM、DRAM等のメモリ
デバイスのワード線(複合膜)やその他の配線に適用す
ることができる。
ート電極10に限らず、SRAM、DRAM等のメモリ
デバイスのワード線(複合膜)やその他の配線に適用す
ることができる。
また、本発明は、半導体集積回路装置に限らず、プリン
ト配線基板の配線(複合膜)にも適用することができる
。
ト配線基板の配線(複合膜)にも適用することができる
。
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
多結晶珪素膜上に高融点金属シリサイド膜を積層した複
合膜を有する半導体集積回路装置において、前記高融点
金属シリサイド膜の剥離を防止することができる。
合膜を有する半導体集積回路装置において、前記高融点
金属シリサイド膜の剥離を防止することができる。
第1図は、本発明の一実施例であるB1−CMOSの要
部断面図、 第2図は、前記Bi−CMO8のMISFETの要部拡
大断面図、 第3図は、前記M I S FETのゲート電極におい
てハガレ強度とWF、の流量との関係を示す図、第4図
は、前記ゲート電極においてWSixの組成比とWF、
の流量との関係を示す回、第5図は、前記ゲート電極に
おいてWSixの堆積速度とWFGの流量との関係を示
す図、第6図は、前記ゲート電極においてWSixの組
成比と抵抗率との関係を示す図。 第7図乃至第11図は、前記Bi−CMO8の各製造工
程毎に示す要部断面図である。 図中、Tr・・・バイポーラトランジスタ、Qn。 Qp・・・MISFET、10・・・ゲート電極、IO
A・・・多結晶珪素膜、IQB 、 IOC・・・高融
点金属シリサイド膜である。
部断面図、 第2図は、前記Bi−CMO8のMISFETの要部拡
大断面図、 第3図は、前記M I S FETのゲート電極におい
てハガレ強度とWF、の流量との関係を示す図、第4図
は、前記ゲート電極においてWSixの組成比とWF、
の流量との関係を示す回、第5図は、前記ゲート電極に
おいてWSixの堆積速度とWFGの流量との関係を示
す図、第6図は、前記ゲート電極においてWSixの組
成比と抵抗率との関係を示す図。 第7図乃至第11図は、前記Bi−CMO8の各製造工
程毎に示す要部断面図である。 図中、Tr・・・バイポーラトランジスタ、Qn。 Qp・・・MISFET、10・・・ゲート電極、IO
A・・・多結晶珪素膜、IQB 、 IOC・・・高融
点金属シリサイド膜である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、多結晶珪素膜上に高融点金属シリサイド膜を積層し
た複合膜を有する半導体集積回路装置において、前記多
結晶珪素膜と高融点金属シリサイド膜との間に、前記高
融点金属シリサイド膜に比べて珪素の含有量が高い高融
点金属シリサイド膜を設けたことを特徴とする半導体集
積回路装置。 2、前記高融点金属シリサイド膜の珪素の含有量は2.
0乃至2.5程度、前記珪素の含有量が高い高融点金属
シリサイド膜の珪素の含有量は2.7〜3.2程度であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の半導
体集積回路装置。 3、前記珪素の含有量が高い高融点金属シリサイド膜は
50乃至500[Å]程度の薄い膜厚で形成され、前記
珪素の含有量が低い高融点金属シリサイド膜は2000
乃至3000[Å]程度の厚い膜厚で形成されているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載
の半導体集積回路装置。 4、多結晶珪素膜上に高融点金属シリサイド膜を積層し
た複合膜を有する半導体集積回路装置の製造方法におい
て、前記多結晶珪素膜を形成する工程と、該多結晶珪素
膜上に珪素の含有量が高い高融点金属シリサイド膜を積
層する工程と、該珪素の含有量が高い高融点金属シリサ
イド膜上にそれに比べて珪素の含有量が低い高融点金属
シリサイド膜を形成する工程とを備えたことを特徴とす
る半導体集積回路装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3671888A JPH01211950A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 半導体集積回路装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3671888A JPH01211950A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 半導体集積回路装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01211950A true JPH01211950A (ja) | 1989-08-25 |
Family
ID=12477530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3671888A Pending JPH01211950A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 半導体集積回路装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01211950A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04276653A (ja) * | 1991-01-18 | 1992-10-01 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 集積回路デバイスの製造プロセス |
-
1988
- 1988-02-18 JP JP3671888A patent/JPH01211950A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04276653A (ja) * | 1991-01-18 | 1992-10-01 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 集積回路デバイスの製造プロセス |
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