JPH01209269A - 短冊状薄板の整列収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の用分野〕 本発明は短冊状薄板の整列収納装置に関し、特に、リー
ドフレーム等の短冊状薄板をその加工工程において精密
に整列させる短冊状薄板の整列収納装置に関する。

〔従来の技術〕

電子部品リードフレームは、フープ材サプライスタンド
より供給されるテープ状の多連リードフレームをプレス
機等により所定形状に打ち抜き、切断された短冊状のリ
ードフレームを搬送ベルト等により収納ケースへ移送し
、その後収納ケース内に堆積されたリードフレームを脱
脂工程へ回送し、脱脂処理後のリードフレームを電子部
品として市場へ供給するのが−船釣である。従って、リ
ードフレームの加工工程においては、多連リードフレー
ムを切断する工程と共に切断された単体リードフレーム
を収納するために自動的に整列させる装置が使用されて
いる。

第５図および第６図はこの種の収納整列装置を示し、８
は短冊状（切断後）のリードフレーム、１８は収納ケー
ス、第５図の１９は回転式シャッター、第６図の２０は
横開き式シャッターを夫々図示している。例えば、第５
図の構成においては、短冊状リードフレーム８は顕送ベ
ルト（図示せず）により回転式シャッター１９まで移送
されると、支点２１を軸として回転し、シャッター１９
は開放される。これにより短冊状リードフレーム８は収
納ケース１８内へ自然落下し、ここに堆積する。第６図
の構成では、シャッター２０は、横方向（矢印に示す方
向）に移動することにより開閉する点を除けば、第５図
のシャッターと実質的に同じ機能を示す。

このほか、短冊状薄板の整列の精度を向上させる装置と
して、例えば、実開昭５９−１８１８６２号公報に示さ
れるものがある。これによると、短冊状薄板をその寸法
よりも僅かに広い通路断面を有する収納ガイドに沿って
落下させると共に、その底部を昇降自在の構造にしてい
る。

この装置によれば、積載される短冊状薄板の枚数に応じ
て収納ガイド底部の高さを制御することができ、これに
より、積載された薄板の最上部を収納に最も望ましい位
置に保つことができる。このため、狭い取り入れ口から
短冊状薄板を取り込む操作を円滑に遂行することができ
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、第５図および第６図に示す構成には次の問題が
指摘され、改善が望まれてきた。

（１１時として短冊状リードフレームが落下中に上下面
を反転し、あるいは起立した状態で収納されることがあ
る。これは製品品質の低下、後続するフレームの収容に
支障を来すので、その都度人手により並べ替える必要が
ある。

（２）短冊状リードフレームの端面（通称「耳」）が整
然と揃わず、このため、人手により再整列の作業（通称
「耳揃え作業」）を行う必要がある。

また、実開昭５９−１８１８６２号公報に示された収納
ガイドの底部を昇降自在とする装置では、昇降装置から
搬送手段へ短冊状リードフレームを円滑に移送すること
ができないという不都合がある。

従って、本発明の目的は並べ替え作業、耳揃え作業等の
人手を要する作業を省略することができる短冊状薄板の
整列収納装置を提供することである。

本発明の他の目的は整列収納した短冊状薄板を搬送コン
ベアへ円滑に移すことができる短冊状薄板の整列収納装
置を提供することである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は以上述べた目的を実現するため、連続的に搬送
されてくる短冊状薄板をそれより僅かに広い誘導路を介
して落下させることにより下降する整列部材上に整列さ
せ、この整列部材の所定の位置までの下降によって短冊
状薄板を搬送コンベアへ移す短冊状薄板の整列収納装置
を提供する。

即ち、本発明の短冊状薄板の整列収納装置は以下の手段
を備えている。

（１）誘導手段 プレス機によって切断された、例えば、リードフレーム
を所定の整列位置へ誘導するものであり、例えば、四方
ガイドボックスによって構成される。四方ガイドボック
スはリードフレームより僅かに広い断面通路を有し、上
部と中間部にシャッター機構を有することが好ましい。

前述のリードフレームは一旦上部シャッターに受は止め
られ１１次に上部シャッターの開放により中間シャフタ
−を通過して落下させられる。中間シャッターは後述す
る搬送手段がリードフレームを搬送しているとき閉じる
ことにより上部シャ・ツタ−より落下するリードフレー
ムを一次的に蓄積し、後述する上下移動整列手段がリー
ドフレームを整列収納する状態に復帰したとき開放する
。

（２）上下移動整列手段 前記誘導手段がリードフレームを誘導排出する位置、例
えば、前記四方ボックスの直下に配置され、誘導された
リードフレームを所定の枚数にわたって整列状態で載置
する。このときリードフレームを一枚あるいは所定の枚
数受ける度にリードフレーム−枚あるいは所定の枚数の
厚さに相当する距離だけ下降し、これによってリードフ
レームの落下距離を載置されたリードフレームの枚数に
関係なく一定にする。この下降運動は間欠的（ステップ
状）あるいは連続的であるを問わない。所定の枚数のリ
ードフレームが積載されると後述する搬送手段へ移し、
上昇して原位置へ戻る。

（３）搬送手段 プラスチック等で製造された搬送コンベア等によって構
成され、前記上下移動整列手段が所定の枚数のリードフ
レームを整列状態で収納して所定の位置まで下降したと
きそのリードフレームの載置面と同じ位置レベルの搬送
面を有する。このため、例えば、垂直に伸び、かつ、最
上部が開放した溝状空間を上下移動整列手段に形成して
おき、ここにこの搬送手段を位置させておくことにより
、上下移動整列手段が最下の位置を取るとリードフレー
ムが整列状態を維持したまま搬送手段へ移される構成を
有する。

〔作用〕

以上の各手段において、プレス機からリードフレームが
一枚ずつ移送されてくると、四方ガイドボックスの上部
シャッターの上に置かれる。所定のタイミングで上部シ
ャッターが開放すると、上部シャッター上のリードフレ
ームは開放している中間シャッターを通過して落下し、
上下移動整列手段に積載させられる。上下移動整列手段
は一枚あるいは所定の枚数のリードフレームを受ける度
にその厚さによっ増加する高さに等しい距離だけ下降し
てリードフレームの落下距離を好ましい一定値に維持す
る。上下移動整列手段に所定の枚数のリードフレームが
整列収納されたときは上下移動整列手段は最下の位置ま
で下降しており、その結果、リードフレームは搬送手段
へ自然に移された状態になる。その状態で搬送手段は駆
動を開始し、そのリードフレームを所定の方向へ搬送す
る。このとき、中間シャッターは閉じて落下してくるリ
ードフレームを一次的に受は止め、上下移動整列手段は
原位置へ上昇して戻る。

以下、本発明の短冊状薄板の整列収納装置について詳細
に説明する。

〔実施例〕

以下、第１図より第４図を参照しながら本発明の装置と
協動するプレス機（左側）および装置本体く右側）の概
要を示す。同図左側において、１および２は夫々上型お
よび下型、３はサプライスタンド（図示せず）より供給
されるフープ状のリードフレーム、８はプレス機により
切断された短冊状のリードフレームである。同図右側に
おいて、４は短冊状リードフレーム８を水平シャッター
（上部シャッター）５まで移送する搬送部、６はテーバ
部６ａを有し、水平シャッター５より落下する短冊状リ
ードフレーム８の運動を規制し、これを上下移動整列手
段１５まで案内する収納ガイド（四方ボックスガイド）
、１６は収納ガイド６の中間部に位置し、必要に応じ、
収納ガイド６に沿って落下するリードフレームを一次的
に保持する中間シャッター、１２は搬送コンベア駆動部
、１５は溝状空間１５ａに搬送コンベア１４を位置させ
た前述の上下移動整列手段、２２は上下移動整列手段１
５を上下させる上下駆動ブレーキ付モータである。上下
駆動ブレーキ付モータ２２はステップ運動の制御が容易
なパルスモータに代えても良い。

第２図は搬送部４の構成を示す断面図で、１０はリード
フレーム８を載置して搬送する搬送用タイミングベルト
、９は搬送用タイミングベルト１０へ駆動力を伝達する
搬送用タイミングプーリ、７は搬送用タイミングベルト
ｌＯを挟んで併行に対立する搬送用ガイドである。

ここで、搬送用ガイド７の間隔はリードフレーム８の幅
より僅かに広く、また、搬送用タイミングベルト１０の
幅はリードフレーム８のそれよりも狭く設定されている
。このため、リードフレーム８の左右両端は搬送用ガイ
ド７に接触する。これによりリードフレーム８のへルト
１０上の位置は自動的に規制されて安定し、横ずれ等は
生じない。

第３図は水平シャッターの動作を説明する断面図で、１
１は水平シャッター５を収納ガイド６の所定の位置に保
持しく第１図参照）、その開閉動作を制御する水平シャ
ッター用ヘッド、矢印は水平シャッター５の往復運動の
方向を示す。

第４図は本装置各部の協働動作を説明するための説明図
で、第１図より第３図と同一の記号により表示された構
成要素の機能については、これらの図の場合と変りない
ので説明を省略する。１７は短冊状リードフレーム８の
到来を検出するリードフレーム検出センサ、１３は矢印
方向に往復する開閉ストッパーで、これが閉のとき（点
線）は搬送コンベア１４は停止し、開のときは（実線）
は所定方向（第４図の場合では右上方向）へ移動する。

収納ガイド６の幅はリードフレーム８のそれよりも僅か
に広（、従ってこれに沿って落下するリードフレームの
位置・姿勢は自動的に規制され、静止して待機する上下
移動整列手段１５の上に整然と積載される。上下移動整
列手段１５は上部が開放した溝状空間１５ａを有し、そ
の空間１５ａに搬送コンベア１４が位置している。

上下移動整列手段１５は上下駆動ブレーキ付モータ２２
（第１図）によって上下に駆動させられる。

以上の構成において、プレス機の上型１および下型２に
より所定の形状寸法に切断された短冊状のリードフレー
ム８は搬送部４により水平シャッター５まで搬送される
。前述した通り、搬送部ガイド７の機能により搬送用タ
イミングベルト１０上におけるリードフレーム８の位置
は正確に規制され、このため、リードフレーム８および
水平シャッター５　（閉じた状態で待機する）の雨中心
線は正確に一致した状態で、前者は後者の上に載置され
る。

短冊状リードフレーム８の到来はリードフレーム検出セ
ンサ１７により検出され、一定時間（例えば数秒）経過
後にシャッター５は開放される。このため、短冊状リー
ドフレーム８は収納ガイド６に沿って落下し、上下移動
整列手段１５（静止の状態で待機する）に堆積する。落
下開始時のリードフレーム８の初期位置・姿勢は正確に
規制されているから、リードフレーム８は収納ガイド６
　（その断面寸法はリードフレームの寸法よりも僅かに
大きい）の中に円滑に進入し、これに誘導されながら落
下するので、整列の精度は従来の方式に比べ格段に向上
する。上下移動整列手段１５はリードフレーム８が一枚
増える毎にその厚さの分だけ下降する。従って、リード
フレーム８の落下距離は常に一定に維持される。所定の
枚数の積載が完了したときは上下移動整列手段１５は最
下の位置まで下降しており、積載されたリードフレーム
８は自然に搬送コンベア１４に載置される。このとき、
中間シャッター１６が閉じ、引き続き落下するリードフ
レーム８はこのシャッター１６により一次的に保持され
る。更に一定時間（例えば数秒）経過後に開閉ストッパ
ー１３が開き、搬送コンベア１４が所定距離移動し、か
つ、上下移動整列手段１５が上昇して原位置へ復帰する
と、再び開閉ストッパー１３は閉じ、同時に、搬送コン
ベア１４は停止する。その後に中間シャッター１６が開
き、これに蓄積された短冊状リードフレームは再び収納
ガイド６に誘導されながら落下し、上下移動整列手段１
５上に整列される。このように上下移動整列手段１５の
リードフレームの積載が不可能なときは、直ちに中間シ
ャッター１６がこれに代わってリードフレームを保持す
るため、プレス機（上型１、下型２）の切断作業、搬送
部４の搬送作業を中断する必要がなく、全加工工程は高
い能率を維持することができる。中間シャッター１６が
開かれた後は、上述の諸工程が反復される。

以上の実施例は、スタンピングプレス、または切断され
た短冊状リードフレームを整列収納する場合について説
明したが、本発明の応用はこれに限定されるものではな
く、短冊状リードフレームのスポットメツキのローダ、
アンローダにも応用することができる。また、整列収納
の対象も短冊状リードフレームに限定されるものではな
く、他の短冊状の薄板にも適用可能である。また、水平
シャッターの長さ、幅等を可変の構成とすることにより
、広い範囲の寸法の短冊状薄板の加工に対応することが
できる。また、以上の実施例の説明においては短冊状リ
ードフレームは１列取りであったが、金型出口の仕分け
を改良することにより多列取りの場合にも本発明は適用
可能である。

〔発明の効果〕

以上説明した通り、本発明の短冊状薄板の整列収納装置
によれば、連続的に搬送されてくる短冊状薄板をそれよ
り僅かに広い誘導路を介して落下させることにより下降
する整列部材上に整列させ、この整列部材の所定の位置
までの下降によって整列部材から搬送手段へ移すように
したため、人手を要する作業を省略し、搬送手段への移
し替えを円滑にし、かつ、短冊状薄板の落下距離を常に
一定にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図より第４図は本発明の一実施例を示す説明図、こ
のうち、第１図は装置全体の構成の概要を示す説明図、
第２図は搬送部の構成を示す断面図、第３図は水平シャ
ッターの動作を説明する断面図である。また、第４図は
本装置内各部の協働動作を説明するための説明図、第５
図および第６図は従来の整列方式を示す断面図。このう
ち、第５図は回転シャッタ一方式を、第６図は横開き方
式を説明するための断面図である。 符号の説明 １・−・−一一−−−−上型　　　　　２−−−−−−
−・−下型３−・・・・・−・−フープ状リードフレー
ム４・−・・・−−−−一搬送部 ５−−−−−−・−水平シャッター ６・−ｍ−−−−・−収納ガイド ７−・・・−−一一一−−搬送部ガイド８−・−・−短
冊状リードフレーム ９・−一一−−−−−−搬送用タイミングプーリ１　ｆ
）−−−−−−−−−−・搬送用タイミングベルト１１
−−−−−一水平シャッター用ヘッド１２・−・−一一
一−−積載移動テーブル駆動部１３−・−−一一−−−
−−開閉ストノパー１４−・−・〜・・−搬送コンベア １５−−一〜−−−−−−・上下移動整列手段１６−・
−・・−−−−−・中間シャッター１７−−−−−−・
−・−リードフレーム検出センサ１８−・−・・−・−
収納ケース １９・−・−−一一一・一回転シャッター２０−−−−
−・・横開きシャック− ２１・−−−−一−・−支点

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 連続的に搬送されてくる短冊状薄板を逐一 取り込み、該短冊状薄板よりも僅かに広い通路断面を有
   する誘導路を経由してその直下へ誘導する誘導手段と、 前記誘導手段によって誘導された前記短冊 状薄板を所定の整列状態で受け、その枚数に応じて位置
   レベルを低下する上下移動整列手段と、 前記上下移動整列手段が受けた所定の枚数 の前記短冊状薄板を所定の方向へ搬送する搬送手段を備
   え、 前記上下移動整列手段が所定の位置レベル まで低下したとき前記所定の整列状態の前記短冊状薄板
   が前記搬送手段の搬送位置レベルまで下降することによ
   り前記搬送手段へ移されることを特徴とする短冊状薄板
   の整列収納装置。