JPH01208543A - 内燃機関の電子制御燃料噴射装置 - Google Patents
内燃機関の電子制御燃料噴射装置Info
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- JPH01208543A JPH01208543A JP3259788A JP3259788A JPH01208543A JP H01208543 A JPH01208543 A JP H01208543A JP 3259788 A JP3259788 A JP 3259788A JP 3259788 A JP3259788 A JP 3259788A JP H01208543 A JPH01208543 A JP H01208543A
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- air flow
- flow rate
- intake air
- fuel injection
- engine
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Links
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Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、内燃機関の電子制御燃料噴射装置に関し、特
に吸入空気流量の検出値を補正処理する技術に関する。
に吸入空気流量の検出値を補正処理する技術に関する。
〈従来の技術〉
従来、電子制御燃料噴射装置を備えた内燃機関にあって
は、燃料噴射量を次のように設定している(実開昭61
−183440号公報等参照)。
は、燃料噴射量を次のように設定している(実開昭61
−183440号公報等参照)。
即ち、エアフローメータにより検出された吸入空気流量
Qと機関回転速度Nとから基本燃料噴射fiTp (=
KXQ/NHKは定数)を演算し、このTpを、主とし
て冷却水温度に応じた各種補正係数C0EFと排気系に
設けた酸素センサ等によって検出される空燃比に基づい
て設定される空燃比フィードバック補正係数LAMBD
Aとバッテリ電圧による補正分子sとで補正演算して最
終的な燃料噴射量T i (=Tp XC0EF XL
AMBDA+T s )を決定する。
Qと機関回転速度Nとから基本燃料噴射fiTp (=
KXQ/NHKは定数)を演算し、このTpを、主とし
て冷却水温度に応じた各種補正係数C0EFと排気系に
設けた酸素センサ等によって検出される空燃比に基づい
て設定される空燃比フィードバック補正係数LAMBD
Aとバッテリ電圧による補正分子sとで補正演算して最
終的な燃料噴射量T i (=Tp XC0EF XL
AMBDA+T s )を決定する。
そして、例えば吸気マニホルドのブランチ部より上流部
分に燃料噴射弁が備えられるシングルポイントインジェ
クション(以下SPIという)システムでは、4気筒機
関で各回転毎に電磁式燃料噴射弁に対して前記燃料噴射
量Tiに対応するパルス巾をもつ噴射信号(開弁駆動信
号)を出力し、機関に燃料をオン・オフ的に噴射供給す
る。
分に燃料噴射弁が備えられるシングルポイントインジェ
クション(以下SPIという)システムでは、4気筒機
関で各回転毎に電磁式燃料噴射弁に対して前記燃料噴射
量Tiに対応するパルス巾をもつ噴射信号(開弁駆動信
号)を出力し、機関に燃料をオン・オフ的に噴射供給す
る。
〈発明が解決しようとする課題〉
ところで、機関の吸入空気流量を検出するエアフローメ
ータとして熱線式流量計等の応答性の比較的悪いものを
用いると下記のような問題が生じていた。
ータとして熱線式流量計等の応答性の比較的悪いものを
用いると下記のような問題が生じていた。
即ち、吸気マニホルドのブランチ部より上流部分に燃料
噴射弁が備えられるSPIの場合、第5図に示すように
、機関の加速運転状態において、加速初期のA点ではエ
アフローメータの立ち上がり応答遅れが発生し、また、
SPIでは燃料噴射弁よりも下流側の吸気マニホルド部
(吸気マニホルドコレクタ部)に充填される空気の最適
空燃比化を行う必要があるが、エアフローメータの検出
応答遅れにより、B点では吸入空気流量変化の位相遅れ
が発生すると共に、前記吸気マニホルド充填骨の吸入空
気流量の全量が実際には計量されず、燃料噴射量の演算
に供される吸入空気流量Qは、理想Q(機関吸入混合気
の空燃比制御上で最適な吸入空気流量)よりも加速初期
に少なくなって空燃比がリーン化して、加速後期には位
相遅れの影響で理想Qよりも多くなるために空燃比がリ
ッチ化する慣れがあった。
噴射弁が備えられるSPIの場合、第5図に示すように
、機関の加速運転状態において、加速初期のA点ではエ
アフローメータの立ち上がり応答遅れが発生し、また、
SPIでは燃料噴射弁よりも下流側の吸気マニホルド部
(吸気マニホルドコレクタ部)に充填される空気の最適
空燃比化を行う必要があるが、エアフローメータの検出
応答遅れにより、B点では吸入空気流量変化の位相遅れ
が発生すると共に、前記吸気マニホルド充填骨の吸入空
気流量の全量が実際には計量されず、燃料噴射量の演算
に供される吸入空気流量Qは、理想Q(機関吸入混合気
の空燃比制御上で最適な吸入空気流量)よりも加速初期
に少なくなって空燃比がリーン化して、加速後期には位
相遅れの影響で理想Qよりも多くなるために空燃比がリ
ッチ化する慣れがあった。
また、各気筒の吸気ボート部にそれぞれ燃料噴射弁が備
えられたマルチポイントインジェクション(以下MPI
という)システムでは、SPIの場合と同様に0点では
、立ち上がり応答遅れが発生し空燃比がリーン化し、ま
た、MPIの場合はSPIと異なり燃料噴射弁がシリン
ダ近傍に設けられているため、前記吸気マニホルド充填
骨の吸入空気流量を計量する必要がないが、実際には図
中り点に示すようにかかる吸気マニホルド充填骨の一部
が検出されて、燃料噴射量設定にかかる吸気マニホルド
充填骨の吸入空気流量が供されて空燃比がリッチ化する
という問題があった。
えられたマルチポイントインジェクション(以下MPI
という)システムでは、SPIの場合と同様に0点では
、立ち上がり応答遅れが発生し空燃比がリーン化し、ま
た、MPIの場合はSPIと異なり燃料噴射弁がシリン
ダ近傍に設けられているため、前記吸気マニホルド充填
骨の吸入空気流量を計量する必要がないが、実際には図
中り点に示すようにかかる吸気マニホルド充填骨の一部
が検出されて、燃料噴射量設定にかかる吸気マニホルド
充填骨の吸入空気流量が供されて空燃比がリッチ化する
という問題があった。
本発明は上記問題点に濫みなされたものであり、過渡運
転時におけるエアフローメータの検出値を理想値に近似
補正できるようにして、過渡運転時における空燃比制御
性を向上させることを目的とする。
転時におけるエアフローメータの検出値を理想値に近似
補正できるようにして、過渡運転時における空燃比制御
性を向上させることを目的とする。
く課題を解決するための手段〉
そのため本発明では、第1図に示すように、機関回転速
度を検出する機関回転速度検出手段と、機関の吸入空気
流量を検出する吸入空気流量検出手段と、検出された機
関回転速度と吸入空気流量を含む機関運転状態に基づい
て燃料噴射量を設定する燃料噴射量設定手段と、該燃料
噴射量設定手段により設定された量の燃料を機関に噴射
供給する燃料噴射手段と、を備えた内燃機関の電子制御
燃料噴射装置において、 前記吸入空気流量検出手段で検出された吸入空気流量の
最新の検出値と過去の吸入空気流量の値とを加重平均演
算し、該加重平均値を吸入空気流量信号として燃料噴射
量設定手段に出力する加重平均演算手段と、 該加重平均演算手段における最新の検出値に対する重み
付けを前記吸入空気流量検出手段で検出された吸入空気
流量の最新の検出値を前記機関回転速度検出手段で検出
された機関回転速度で除算して得た値の増大に応じて減
少設定する重み付け可変手段と、 を設けるようにした。
度を検出する機関回転速度検出手段と、機関の吸入空気
流量を検出する吸入空気流量検出手段と、検出された機
関回転速度と吸入空気流量を含む機関運転状態に基づい
て燃料噴射量を設定する燃料噴射量設定手段と、該燃料
噴射量設定手段により設定された量の燃料を機関に噴射
供給する燃料噴射手段と、を備えた内燃機関の電子制御
燃料噴射装置において、 前記吸入空気流量検出手段で検出された吸入空気流量の
最新の検出値と過去の吸入空気流量の値とを加重平均演
算し、該加重平均値を吸入空気流量信号として燃料噴射
量設定手段に出力する加重平均演算手段と、 該加重平均演算手段における最新の検出値に対する重み
付けを前記吸入空気流量検出手段で検出された吸入空気
流量の最新の検出値を前記機関回転速度検出手段で検出
された機関回転速度で除算して得た値の増大に応じて減
少設定する重み付け可変手段と、 を設けるようにした。
〈作用〉
かかる構成において、燃料噴射量設定手段は、機関回転
速度検出手段及び吸入空気流量検出手段で検出された機
関回転速度及び吸入空気流量を含む機関運転状態に基づ
いて燃料噴射量を設定する。
速度検出手段及び吸入空気流量検出手段で検出された機
関回転速度及び吸入空気流量を含む機関運転状態に基づ
いて燃料噴射量を設定する。
そして、燃料噴射手段は、燃料噴射量設定手段で設定さ
れた量の燃料を機関に噴射供給する。
れた量の燃料を機関に噴射供給する。
一方、加重平均演算手段は、前記吸入空気流量検出手段
で検出された吸入空気流量の最新の検出値と過去の吸入
空気流量の値とを加重平均演算し、この加重平均値を吸
入空気流量信号として燃料噴射量設定手段に出力する。
で検出された吸入空気流量の最新の検出値と過去の吸入
空気流量の値とを加重平均演算し、この加重平均値を吸
入空気流量信号として燃料噴射量設定手段に出力する。
ここで、重み付け可変手段は、前記加重平均演算手段に
よる加重平均演算における最新の検出値に対する重み付
けを前記吸入空気流量検出手段で検出された吸入空気流
量の最新の検出値を前記機関回転速度検出手段で検出さ
れた機関回転速度で除算して得た値の増大に応じて減少
設定する。
よる加重平均演算における最新の検出値に対する重み付
けを前記吸入空気流量検出手段で検出された吸入空気流
量の最新の検出値を前記機関回転速度検出手段で検出さ
れた機関回転速度で除算して得た値の増大に応じて減少
設定する。
上記のように吸入空気流量の検出値を加重平均演算する
ようにすれば、検出吸入空気流量のオーバーシュートが
大きい機関の低回転領域では、加重平均演算の間隔時間
が長くなって重み付けが同等であっても高回転領域に比
べてより変化を鈍らす処理がなされることになる。
ようにすれば、検出吸入空気流量のオーバーシュートが
大きい機関の低回転領域では、加重平均演算の間隔時間
が長くなって重み付けが同等であっても高回転領域に比
べてより変化を鈍らす処理がなされることになる。
また、吸入空気流量検出手段で検出される吸入空気流量
と、空燃比制御に最適な吸入空気流量との差は機関負荷
状態に応じて変化するため、本発明では、吸入空気流量
の最新検出値を機関回転速度で除算して得た値を機関負
荷を代表するものと・ して用い、この除算値に応じ
て加重平均演算における重み付けを可変することで、燃
料噴射量の設定に供される吸入空気流量を最適補正する
ものである。
と、空燃比制御に最適な吸入空気流量との差は機関負荷
状態に応じて変化するため、本発明では、吸入空気流量
の最新検出値を機関回転速度で除算して得た値を機関負
荷を代表するものと・ して用い、この除算値に応じ
て加重平均演算における重み付けを可変することで、燃
料噴射量の設定に供される吸入空気流量を最適補正する
ものである。
尚、機関負荷を表すものとしては基本燃料噴射量’rp
(=KXQ/N;には定数)があるが、この基本燃料
噴射量Tpは吸入空気流量Qの加重平均結果を用いて演
算されるものであるため、基本燃料噴射量Tpを機関負
荷として用いるようにすると、前回の基本燃料噴射1t
Tpを用いて重み付けを設定することになってしまって
、精度の良い加重平均演算を行わせることができないし
、また、最新の検出値を用いて重み付け設定にのみ用い
る基本燃料噴射量Tpを演算しても良いが、これでは、
基本燃料噴射量の演算が2度手間となってしまうため、
本発明では、最新の検出値を機関回転、速度で除算した
値に応じて重み付けを可変させるようにした。
(=KXQ/N;には定数)があるが、この基本燃料
噴射量Tpは吸入空気流量Qの加重平均結果を用いて演
算されるものであるため、基本燃料噴射量Tpを機関負
荷として用いるようにすると、前回の基本燃料噴射1t
Tpを用いて重み付けを設定することになってしまって
、精度の良い加重平均演算を行わせることができないし
、また、最新の検出値を用いて重み付け設定にのみ用い
る基本燃料噴射量Tpを演算しても良いが、これでは、
基本燃料噴射量の演算が2度手間となってしまうため、
本発明では、最新の検出値を機関回転、速度で除算した
値に応じて重み付けを可変させるようにした。
〈実施例〉
以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
一実施例の構成を示す第2図において、機関1の吸気マ
ニホルド2には、ブランチ部より上流部分にアクセルペ
ダルと連動して吸入空気流量Qを制御するスロットル弁
3と、その上流側に吸入空気流量Qを検出する吸入空気
流量検出手段とじてのエアフローメータ4及び燃料噴射
手段としての燃料噴射弁5が設けられ、燃料噴射弁5は
マイクロコンピュータを内蔵したコントロールユニット
6からの噴射パルス信号によって開弁駆動し、図示しな
い燃料ポンプから圧送されプレッシャレギュレータによ
り所定圧力に調整された燃料を吸気マニホルド2内に噴
射供給する。
ニホルド2には、ブランチ部より上流部分にアクセルペ
ダルと連動して吸入空気流量Qを制御するスロットル弁
3と、その上流側に吸入空気流量Qを検出する吸入空気
流量検出手段とじてのエアフローメータ4及び燃料噴射
手段としての燃料噴射弁5が設けられ、燃料噴射弁5は
マイクロコンピュータを内蔵したコントロールユニット
6からの噴射パルス信号によって開弁駆動し、図示しな
い燃料ポンプから圧送されプレッシャレギュレータによ
り所定圧力に調整された燃料を吸気マニホルド2内に噴
射供給する。
更に、機関1の冷却ジャケット内の冷却水温度を検出す
る水温センサ7が設けられると共に、機関吸入混合気の
空燃比と密接な関係にある排気通路8内の排気中酸素濃
度を検出する酸素センサ9が設けられている。また、図
示しないディストリビュータには、機関回転速度検出手
段を兼ねるクランク角センサ10が内蔵されており、該
クランク角センサlOから機関回転に同期して出力され
る単位クランク角信号を一定時間カウントして、または
、基準クランク角度信号の周期を計測して機関回転速度
Nが検出される。
る水温センサ7が設けられると共に、機関吸入混合気の
空燃比と密接な関係にある排気通路8内の排気中酸素濃
度を検出する酸素センサ9が設けられている。また、図
示しないディストリビュータには、機関回転速度検出手
段を兼ねるクランク角センサ10が内蔵されており、該
クランク角センサlOから機関回転に同期して出力され
る単位クランク角信号を一定時間カウントして、または
、基準クランク角度信号の周期を計測して機関回転速度
Nが検出される。
また、前記スロットル弁3の軸にはスロットル弁開度T
VOを検出するスロットルセンサ11が設けられると共
に、スロットル弁3の全閉位置(アイドル位置)でON
となるアイドルスイッチ12が設けられ、更に、トラン
スミッションのニュートラル状態でONとなるニュート
ラルスイッチ13が設けられている。
VOを検出するスロットルセンサ11が設けられると共
に、スロットル弁3の全閉位置(アイドル位置)でON
となるアイドルスイッチ12が設けられ、更に、トラン
スミッションのニュートラル状態でONとなるニュート
ラルスイッチ13が設けられている。
尚、本実施例では、上記のようにSPIシステムの機関
1を例としたが、MPIシステムのものでも良い。
1を例としたが、MPIシステムのものでも良い。
次に、第3図及び第4図のフローチャートに示すルーチ
ンに従って吸入空気流量検出値の平滑化処理(加重平均
演算)を含む基本燃料噴射量の設定制御の内容を説明す
る。尚、本実施例において、燃料噴射量設定手段、加重
平均演算手段1重み付け可変手段としての機能は上記フ
ローチャートに示されるように、ソフトウェア的に構成
されてし入る。
ンに従って吸入空気流量検出値の平滑化処理(加重平均
演算)を含む基本燃料噴射量の設定制御の内容を説明す
る。尚、本実施例において、燃料噴射量設定手段、加重
平均演算手段1重み付け可変手段としての機能は上記フ
ローチャートに示されるように、ソフトウェア的に構成
されてし入る。
第3図のフローチャートに示す基本燃料噴射量設定ルー
チンは、クランク角センサ10力1らの信号に基づいて
機関1の%回転毎に実行されるものである。
チンは、クランク角センサ10力1らの信号に基づいて
機関1の%回転毎に実行されるものである。
ステップ(図中では「S」としてあり、以下同様とする
)1では、機関1がA回転する間におし)てエアフロー
メータ4で検出された吸入空気流量QAのm算(1su
、−をそのサンプル数■で除算することにより、機関1
が%回転する間におしする吸入空気流量QAの単純平均
値Qs+Mrt(←Q3U14/I)を算出する。
)1では、機関1がA回転する間におし)てエアフロー
メータ4で検出された吸入空気流量QAのm算(1su
、−をそのサンプル数■で除算することにより、機関1
が%回転する間におしする吸入空気流量QAの単純平均
値Qs+Mrt(←Q3U14/I)を算出する。
前記積算値Qs、u、4及びサンプル数14よ、第4図
のフローチャートに示す積算値設定Jルーチンで設定さ
れる。尚、このルーチン心よ、IIIIS毎Gこ実1テ
される。
のフローチャートに示す積算値設定Jルーチンで設定さ
れる。尚、このルーチン心よ、IIIIS毎Gこ実1テ
される。
ここで、ステップ31では、エアフローメータ4の出力
電圧UsをA−D変換し、次のステ・ンブ32では予め
前記出力電圧Usに対応させてマツプに記憶させである
吸入空気流量QAのデータの中からステップ31でA−
D変換して得た出力電圧Usに対応する吸入空気流量Q
Aのデータを検索して求める。
電圧UsをA−D変換し、次のステ・ンブ32では予め
前記出力電圧Usに対応させてマツプに記憶させである
吸入空気流量QAのデータの中からステップ31でA−
D変換して得た出力電圧Usに対応する吸入空気流量Q
Aのデータを検索して求める。
そして、ステップ33では、ステップ32で検索して得
た吸入空気流1tQAをこれまでの積算値Q sunに
加算し、次のステップ34ではステップ33でエアフロ
ーメータ4の検出値QAを積算演算する毎にカウンタI
の値を1アツプさせて積算値Q3□のサンプル数■をカ
ウントする。
た吸入空気流1tQAをこれまでの積算値Q sunに
加算し、次のステップ34ではステップ33でエアフロ
ーメータ4の検出値QAを積算演算する毎にカウンタI
の値を1アツプさせて積算値Q3□のサンプル数■をカ
ウントする。
このようにして得られた積算値QiuMとサンプル数■
とが前記ステップlで用いられて機関1が%回転する間
における吸入空気流量QA(エアフローメータ4の検出
値)の単純平均値Qs+l4pLが算出されるのである
。
とが前記ステップlで用いられて機関1が%回転する間
における吸入空気流量QA(エアフローメータ4の検出
値)の単純平均値Qs+l4pLが算出されるのである
。
次のステップ2では、第4図のフローチャートに示した
ルーチンで新たに・積算値Qsいとサンプル数Iとを設
定させるために、積算値Qs、J、4及びサンプル数I
をゼロリセットさせる。即ち、本ルーチンが実行される
機関1のA回転毎に、単純平均値Q s l M p
tが算出されると共に、積算値QsuM及びサンプル数
Iがゼロにリセットされる。
ルーチンで新たに・積算値Qsいとサンプル数Iとを設
定させるために、積算値Qs、J、4及びサンプル数I
をゼロリセットさせる。即ち、本ルーチンが実行される
機関1のA回転毎に、単純平均値Q s l M p
tが算出されると共に、積算値QsuM及びサンプル数
Iがゼロにリセットされる。
ステップ3では、後述する加重平均処理における重み付
け(加重平均演算式に用いる重付け定数X□V)を設定
するために、現在エアフローメータ4によって検出され
ている吸入空気流量QAを機関回転速度Nで除算(QA
/N)して機関負荷を表す値を求める。尚、ここで、ス
テップ1で算出した機関lが2回転する間における吸入
空気流量QAの単純平均(I Q s r HP Lを
機関回転速度Nで除算して、この値(QSIMPL /
N )を機関負荷を表す値として用いるようにしても
良い。
け(加重平均演算式に用いる重付け定数X□V)を設定
するために、現在エアフローメータ4によって検出され
ている吸入空気流量QAを機関回転速度Nで除算(QA
/N)して機関負荷を表す値を求める。尚、ここで、ス
テップ1で算出した機関lが2回転する間における吸入
空気流量QAの単純平均(I Q s r HP Lを
機関回転速度Nで除算して、この値(QSIMPL /
N )を機関負荷を表す値として用いるようにしても
良い。
ステップ4では、現在の機関運転状態がアイドル運転状
態であるか否かを判定する。具体的には、アイドルスイ
ッチ12がONでかつニュートラルスイッチ13がON
であるときに機関1がアイドル運転状態であると判定す
る。
態であるか否かを判定する。具体的には、アイドルスイ
ッチ12がONでかつニュートラルスイッチ13がON
であるときに機関1がアイドル運転状態であると判定す
る。
ステップ4で機関1がアイドル運転状態でないと判定さ
れたときには、ステップ5へ進んでスロットルセンサ1
1で検出されるスロットル弁開度TVOの変化率ΔTV
Oに基づいて機関1が減速運転状態であるか否かを判定
する。機関1が減速運転状態であるか否かは、前記変化
率ΔTVOが例えば−1,6°/30m5以下であると
きに減速運転状態であると判定するようにしである。
れたときには、ステップ5へ進んでスロットルセンサ1
1で検出されるスロットル弁開度TVOの変化率ΔTV
Oに基づいて機関1が減速運転状態であるか否かを判定
する。機関1が減速運転状態であるか否かは、前記変化
率ΔTVOが例えば−1,6°/30m5以下であると
きに減速運転状態であると判定するようにしである。
ここで、機関1が減速運転状態であると判定されたとき
には、ステップ6へ進んで現在の運転状態がQフラット
領域(スロットル弁開度TVOが変化しても吸入空気流
量QAが変化しない運転領域)に含まれているか否かを
、現在のスロ・ントル弁開度TVOと機関回転速度Nと
に基づいて判定し、Qフラ゛ット領域に含まれないとき
にはステ・ンプ11へ進み、一方、Qフラット領域に含
まれると判定されるとステップ5で機関1が減速運転状
態でないと判定されたときと同様にステップ7へ進む。
には、ステップ6へ進んで現在の運転状態がQフラット
領域(スロットル弁開度TVOが変化しても吸入空気流
量QAが変化しない運転領域)に含まれているか否かを
、現在のスロ・ントル弁開度TVOと機関回転速度Nと
に基づいて判定し、Qフラ゛ット領域に含まれないとき
にはステ・ンプ11へ進み、一方、Qフラット領域に含
まれると判定されるとステップ5で機関1が減速運転状
態でないと判定されたときと同様にステップ7へ進む。
ステップ7では、ステップ5と同様にしてスロットル弁
開度変化率ΔTVOに基づいて機関1が加速運転状態で
あるか否かを判定する。ここでは、例えば前記変化率Δ
TVOが1.6°/Looms以上であるときに加速運
転状態であると判定されるようにする。尚、ステップ6
からステップ7へ進んだときには、勿論機関1が加速運
転状態でないと判定されることになる。
開度変化率ΔTVOに基づいて機関1が加速運転状態で
あるか否かを判定する。ここでは、例えば前記変化率Δ
TVOが1.6°/Looms以上であるときに加速運
転状態であると判定されるようにする。尚、ステップ6
からステップ7へ進んだときには、勿論機関1が加速運
転状態でないと判定されることになる。
そして、ステップ7で機関1が加速運転状態であると判
定されるとステップ8へ進んで、前記吸入空気流量QA
の単純平均値Q sn+ptを加重平均演算するときの
加重平均演算式における重付け定数X*tv(この重付
け定数X、l!9が大であるときにより過去の値に重み
がおかれる)を、ステップ3で演算した機関負荷を表す
QA/N (若しくはQsr−pt/N)に基づいて検
索して求める。
定されるとステップ8へ進んで、前記吸入空気流量QA
の単純平均値Q sn+ptを加重平均演算するときの
加重平均演算式における重付け定数X*tv(この重付
け定数X、l!9が大であるときにより過去の値に重み
がおかれる)を、ステップ3で演算した機関負荷を表す
QA/N (若しくはQsr−pt/N)に基づいて検
索して求める。
即ち、第3図のフローチャート中のグラフに示すように
、予めQA/Hに応じてマツプに記憶させである重付け
定数XIIEvのデータの中から現在のQA/N (ス
テップ3での算出値)に対応する重付け定数X mtv
を検索して求めるものであり、QA/Nが大きい機関1
の高負荷運転時はどX ltVが大きく設定されて、過
去の加重平均値Qav*tvに対する重付けが大きくな
るようにしである。
、予めQA/Hに応じてマツプに記憶させである重付け
定数XIIEvのデータの中から現在のQA/N (ス
テップ3での算出値)に対応する重付け定数X mtv
を検索して求めるものであり、QA/Nが大きい機関1
の高負荷運転時はどX ltVが大きく設定されて、過
去の加重平均値Qav*tvに対する重付けが大きくな
るようにしである。
一方、ステップ7で機関1が加速運転状態でないと判定
されるとステップ9へ進んで、ステップ8と同様に重付
け定数X REVをQA/Nに基づいて検索して求める
。但し、機関1が加速運転状態でないときにステップ9
で検索される重付け定数X、lfvは、加速運転状態に
おけるものに比べQA/Nに対してより大きく設定して
あり、これにより、定常運転状態における吸気脈動を効
果的に抑止すると共に、加速運転状態における吸入空気
流量に対する応答性(追従性)を確保できるようにしで
ある。
されるとステップ9へ進んで、ステップ8と同様に重付
け定数X REVをQA/Nに基づいて検索して求める
。但し、機関1が加速運転状態でないときにステップ9
で検索される重付け定数X、lfvは、加速運転状態に
おけるものに比べQA/Nに対してより大きく設定して
あり、これにより、定常運転状態における吸気脈動を効
果的に抑止すると共に、加速運転状態における吸入空気
流量に対する応答性(追従性)を確保できるようにしで
ある。
そして、ステップ8若しくはステップ9で重付け定数X
REvが設定されると、次のステップ10では今回ステ
ップ1で演算した吸入空気流量QAの単純平均値Qs+
、ptと前回ステップ10で演算された加重平均値QA
v□9とを用いて以下の式に従って加重平均演算を行う
。
REvが設定されると、次のステップ10では今回ステ
ップ1で演算した吸入空気流量QAの単純平均値Qs+
、ptと前回ステップ10で演算された加重平均値QA
v□9とを用いて以下の式に従って加重平均演算を行う
。
QSIMPL(256X*tv)+QAviEvXXn
tvQAv*tv″ □ 一方、ステップ4で機関lがアイドル運転状態であると
判定されたときと、ステップ6でQフラット領域でない
(減速運転状態でかつQフラット領域でない)と判定さ
れたときにはステップ11へ進み、重付け定数X 11
!Vをゼロにセットすると共に、今回ステップ1で演算
した単純平均値Qs1MPLを今回の加重平均値QAv
lltvとして設定し、ス゛テップ10の加重平均演算
は行わない。
tvQAv*tv″ □ 一方、ステップ4で機関lがアイドル運転状態であると
判定されたときと、ステップ6でQフラット領域でない
(減速運転状態でかつQフラット領域でない)と判定さ
れたときにはステップ11へ進み、重付け定数X 11
!Vをゼロにセットすると共に、今回ステップ1で演算
した単純平均値Qs1MPLを今回の加重平均値QAv
lltvとして設定し、ス゛テップ10の加重平均演算
は行わない。
このように、本実施例では、機関負荷を表すQA/Nに
応じて重付け定数X REVを設定して、最新の検出値
(単純平均値Q3□PL )と前回の加重平均値QAv
REvとを加重平均演算するようにしたので、エアフロ
ーメータ4の検出値QAを良好な空燃比制御性が得られ
る値に補正することができ、過渡運転時における運転性
を向上させることができるものである。特に本実施例で
は、機関1が所定回転(4回転)する毎に加重平均演算
するようにしたので、検出吸入空気流量QAのオーバー
シュートが大きい機関1の低回転領域では、加重平均演
算の間隔時間が長くなって重み付けが同等であっても高
回転領域に比べてより変化を鈍らす処理がなされること
になり、加重平均演算にょる空燃比制御性の向上を更に
向上させ得るものである。
応じて重付け定数X REVを設定して、最新の検出値
(単純平均値Q3□PL )と前回の加重平均値QAv
REvとを加重平均演算するようにしたので、エアフロ
ーメータ4の検出値QAを良好な空燃比制御性が得られ
る値に補正することができ、過渡運転時における運転性
を向上させることができるものである。特に本実施例で
は、機関1が所定回転(4回転)する毎に加重平均演算
するようにしたので、検出吸入空気流量QAのオーバー
シュートが大きい機関1の低回転領域では、加重平均演
算の間隔時間が長くなって重み付けが同等であっても高
回転領域に比べてより変化を鈍らす処理がなされること
になり、加重平均演算にょる空燃比制御性の向上を更に
向上させ得るものである。
また、機関負荷を表すものとしては上記QA/Nの他に
基本燃料噴射量Tp (=KX最終Q/N;には定数)
があるが、この基本燃料噴射量Tpは吸入空気流量Qの
加重平均結果QAVREVを用いて演算されるものであ
るため、基本燃料噴射量TPを機関負荷として用いるよ
うにすると、前回の基本燃料噴射量Tpを用いて重み付
けを設定することになってしまって、精度の良い加重平
均演算を行わせることができないし、また、最新の検出
値QAを用いて重み付け設定のみに用いる基本燃料噴射
11Tpを演算しても良いが、これでは、基本燃料噴射
量Tpの演算が2度手間となってしまう。
基本燃料噴射量Tp (=KX最終Q/N;には定数)
があるが、この基本燃料噴射量Tpは吸入空気流量Qの
加重平均結果QAVREVを用いて演算されるものであ
るため、基本燃料噴射量TPを機関負荷として用いるよ
うにすると、前回の基本燃料噴射量Tpを用いて重み付
けを設定することになってしまって、精度の良い加重平
均演算を行わせることができないし、また、最新の検出
値QAを用いて重み付け設定のみに用いる基本燃料噴射
11Tpを演算しても良いが、これでは、基本燃料噴射
量Tpの演算が2度手間となってしまう。
これに対し、本実施例のように、最新の検出値QA@機
関回転速度Nで除算した値を機関負荷を表すものとして
用いるようにすれば、最新の機関負荷に基づいて重付け
定数X IIEVを設定することができ、然も、マイク
ロコンピュータの演算負担を極力少なくすることができ
る。更に、基本燃料噴射量Tpは、燃料噴射弁5が異な
ると定数Kが異なって大きく変化するが、QA/Nに応
じて重付け定数x mtvを設定してあれば、他機種と
の相関チエツクが行えて便利である。
関回転速度Nで除算した値を機関負荷を表すものとして
用いるようにすれば、最新の機関負荷に基づいて重付け
定数X IIEVを設定することができ、然も、マイク
ロコンピュータの演算負担を極力少なくすることができ
る。更に、基本燃料噴射量Tpは、燃料噴射弁5が異な
ると定数Kが異なって大きく変化するが、QA/Nに応
じて重付け定数x mtvを設定してあれば、他機種と
の相関チエツクが行えて便利である。
前述のようにして加重平均値Q AVIEVの演算・設
定が終了すると、次のステップ12では機関1が急加速
運転状態であるか否かをやはりスロットル弁開度変化率
ΔTVOに基づいて判定する。ここでは、例えばスロッ
トル弁開度変化率ΔTVOが1.6°/30Ils以上
であるときに機関1が急加速運転状態であると判定し、
急加速判定がなされたときにはステップ13へ進む。
定が終了すると、次のステップ12では機関1が急加速
運転状態であるか否かをやはりスロットル弁開度変化率
ΔTVOに基づいて判定する。ここでは、例えばスロッ
トル弁開度変化率ΔTVOが1.6°/30Ils以上
であるときに機関1が急加速運転状態であると判定し、
急加速判定がなされたときにはステップ13へ進む。
ステップ13では、ステップ12での急加速判定が初回
であるか否かを判定し、初回であると判定されたときに
ステップ14へ進んでフラグを1に設定するが、初回で
ないときにはステップ14をジャンプしてステップ15
へ進む。
であるか否かを判定し、初回であると判定されたときに
ステップ14へ進んでフラグを1に設定するが、初回で
ないときにはステップ14をジャンプしてステップ15
へ進む。
ステップ15では、機関1の急加速運転状態におけるエ
アフローメータ4の検出遅れを補正するための補正量Δ
Qを以下の式に従って演算する。
アフローメータ4の検出遅れを補正するための補正量Δ
Qを以下の式に従って演算する。
ΔQ←CQav*tv−前Q AVIIEV) KMA
NI即ち、今回演算若しくは設定された加重平均値Qa
VRtvから前回の加重平均値Qav*ivを減算した
値に係数に、A、、を乗算して補正量ΔQが求められる
。尚、前記係数KxaN+は、吸気マニホルド2のコレ
クタ容積とエアフローメータ4の応答性に応じて決定さ
れるものであり、例えば2.6程度の値とする。
NI即ち、今回演算若しくは設定された加重平均値Qa
VRtvから前回の加重平均値Qav*ivを減算した
値に係数に、A、、を乗算して補正量ΔQが求められる
。尚、前記係数KxaN+は、吸気マニホルド2のコレ
クタ容積とエアフローメータ4の応答性に応じて決定さ
れるものであり、例えば2.6程度の値とする。
次のステップ16では、ステップ15で演算した補正量
ΔQがゼロを越える値であるか否かを判定し、補正量Δ
Q>Oであるときには、ステップ17へ進んでフラグの
判定を行い、補正量ΔQ>Oでかつフラグが1であると
きにのみステップ18へ進んで吸入空気流量Qの増量補
正を行う。一方、ステップ16で補正量ΔQ≦0である
と判定されると、ステップ19でフラグをゼロに設定し
た後ステップ20へ進む。
ΔQがゼロを越える値であるか否かを判定し、補正量Δ
Q>Oであるときには、ステップ17へ進んでフラグの
判定を行い、補正量ΔQ>Oでかつフラグが1であると
きにのみステップ18へ進んで吸入空気流量Qの増量補
正を行う。一方、ステップ16で補正量ΔQ≦0である
と判定されると、ステップ19でフラグをゼロに設定し
た後ステップ20へ進む。
ステップ18では、今回ステップ10で演算された加重
平均値Qav++ivに補正量ΔQを加算して増量補正
することにより最終的な吸入空気流量Q(最終Q)を設
定するが、ステップ20では今回ステップ10で演算さ
れた加重平均値QAVREVを最終Qとして設定して増
量補正は行わない。
平均値Qav++ivに補正量ΔQを加算して増量補正
することにより最終的な吸入空気流量Q(最終Q)を設
定するが、ステップ20では今回ステップ10で演算さ
れた加重平均値QAVREVを最終Qとして設定して増
量補正は行わない。
即ち、本実施例では、エアフローメータ4と燃料噴射弁
5とが吸気マニホルド2のブランチ部より上流部分に設
けられるSPIシステムであるため、急加速時には燃料
噴射弁5より下流側の吸気通路容積分に充填される空気
の最適空燃比化を行う必要があるが、エアフローメータ
4の燃料噴射量の設定に供し切れない吸入空気流量Qの
検出遅れ(加重平均演算では補いきれない不足分)があ
るため、ステップ15で演算される補正量ΔQを用いて
増量補正することが必要であるが、急加速後で吸入空気
流量Qが安定したときにも補正量ΔQによる増量補正を
行うと吸気脈動を助長する結果となるため、本実施例で
はこれを解決するために、−旦加重平均値QAv□、が
減少傾向を示したらその後新たに急加速されるまで増量
補正が行われないようにしである。
5とが吸気マニホルド2のブランチ部より上流部分に設
けられるSPIシステムであるため、急加速時には燃料
噴射弁5より下流側の吸気通路容積分に充填される空気
の最適空燃比化を行う必要があるが、エアフローメータ
4の燃料噴射量の設定に供し切れない吸入空気流量Qの
検出遅れ(加重平均演算では補いきれない不足分)があ
るため、ステップ15で演算される補正量ΔQを用いて
増量補正することが必要であるが、急加速後で吸入空気
流量Qが安定したときにも補正量ΔQによる増量補正を
行うと吸気脈動を助長する結果となるため、本実施例で
はこれを解決するために、−旦加重平均値QAv□、が
減少傾向を示したらその後新たに急加速されるまで増量
補正が行われないようにしである。
機関1が急加速されてステップ13で初回判定されると
フラグが1に設定され、加重平均値QAv□9が減少傾
向を示すまで(ステップ16で補正量ΔQ≦0であると
判定されるまで)は、ステップ18における増量補正が
行われるが、加重平均値QAv□9が減少傾向を示すよ
うになるとステップ19でフラグがゼロに設定されるた
め、スロットル弁開度変化率ΔTVOに基づいて機関1
の急加速状態が判定されている状態であっても、ステッ
プ20で最終Qが設定されることにより増量補正が行わ
れず、再度急加速運転状態の初回判定がなされてフラグ
が1に設定されるまではこの増量補正の禁止状態が継続
される。
フラグが1に設定され、加重平均値QAv□9が減少傾
向を示すまで(ステップ16で補正量ΔQ≦0であると
判定されるまで)は、ステップ18における増量補正が
行われるが、加重平均値QAv□9が減少傾向を示すよ
うになるとステップ19でフラグがゼロに設定されるた
め、スロットル弁開度変化率ΔTVOに基づいて機関1
の急加速状態が判定されている状態であっても、ステッ
プ20で最終Qが設定されることにより増量補正が行わ
れず、再度急加速運転状態の初回判定がなされてフラグ
が1に設定されるまではこの増量補正の禁止状態が継続
される。
尚、ステップ18若しくはステップ20で最終Qが設定
されると、次のステップ21において前記最終Qを用い
て基本燃料噴射量Tp (←に×最終Q/N、には定数
)が演算される。そして、本実施例では省略するが、別
ルーチンにおいてバッテリ電圧に基づく補正分子s、酸
素センサ9によって検出される空燃比に基づく空燃比フ
ィードバック補正係数LAMBDA及び水温センサ7に
よって検出される冷却水温度等に基づく各種補正係数C
0EF等によって前記基本燃料噴射量Tpが補正演算さ
れて最終的な燃料噴射量Tiが設定され、この燃料噴射
量Tiに相当する噴射パルス信号が機関回転に同期して
燃料噴射弁5に出力されて、機関1に燃料がオン・オフ
的に噴射供給される。
されると、次のステップ21において前記最終Qを用い
て基本燃料噴射量Tp (←に×最終Q/N、には定数
)が演算される。そして、本実施例では省略するが、別
ルーチンにおいてバッテリ電圧に基づく補正分子s、酸
素センサ9によって検出される空燃比に基づく空燃比フ
ィードバック補正係数LAMBDA及び水温センサ7に
よって検出される冷却水温度等に基づく各種補正係数C
0EF等によって前記基本燃料噴射量Tpが補正演算さ
れて最終的な燃料噴射量Tiが設定され、この燃料噴射
量Tiに相当する噴射パルス信号が機関回転に同期して
燃料噴射弁5に出力されて、機関1に燃料がオン・オフ
的に噴射供給される。
〈発明の効果)
以上説明したように本発明によると、吸入空気流量の最
新の検出値を機関回転速度で除算した値に応じて重み付
けを可変して、機関の所定回転毎に吸入空気流量の最新
の検出値と過去の吸入空気流量とを加重平均演算し、こ
の加重平均値を燃料噴射量設定に供するようにしたので
、過渡運転時における吸入空気流量の検出値を空燃比制
御上の理想値に演算負担を増大させることなく近似補正
でき、過渡運転時における空燃比制御性を向上させるこ
とができるという効果がある。
新の検出値を機関回転速度で除算した値に応じて重み付
けを可変して、機関の所定回転毎に吸入空気流量の最新
の検出値と過去の吸入空気流量とを加重平均演算し、こ
の加重平均値を燃料噴射量設定に供するようにしたので
、過渡運転時における吸入空気流量の検出値を空燃比制
御上の理想値に演算負担を増大させることなく近似補正
でき、過渡運転時における空燃比制御性を向上させるこ
とができるという効果がある。
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示すシステム図、第3図及び第4図は同
上実施例の制御内容を示すフローチャート、第5図は従
来の問題点を説明するためのタイムチャートである。 1・・・機関 2・・・吸気マニホルド 3・・・
スロットル弁 4・・・エアフローメータ 5・・
・燃料噴射弁 6・・・コントロールユニット 1
o・・・クランク角センサ 11・・・スロットルセ
ンサ特許出願人 日本電子機器株式会社 代理人 弁理士 笹 島 富二雄 、第4図
明の一実施例を示すシステム図、第3図及び第4図は同
上実施例の制御内容を示すフローチャート、第5図は従
来の問題点を説明するためのタイムチャートである。 1・・・機関 2・・・吸気マニホルド 3・・・
スロットル弁 4・・・エアフローメータ 5・・
・燃料噴射弁 6・・・コントロールユニット 1
o・・・クランク角センサ 11・・・スロットルセ
ンサ特許出願人 日本電子機器株式会社 代理人 弁理士 笹 島 富二雄 、第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 機関回転速度を検出する機関回転速度検出手段と、機関
の吸入空気流量を検出する吸入空気流量検出手段と、検
出された機関回転速度と吸入空気流量を含む機関運転状
態に基づいて燃料噴射量を設定する燃料噴射量設定手段
と、該燃料噴射量設定手段により設定された量の燃料を
機関に噴射供給する燃料噴射手段と、を備えた内燃機関
の電子制御燃料噴射装置において、 前記吸入空気流量検出手段で検出された吸入空気流量の
最新の検出値と過去の吸入空気流量の値とを加重平均演
算し、該加重平均値を吸入空気流量信号として燃料噴射
量設定手段に出力する加重平均演算手段と、 該加重平均演算手段における最新の検出値に対する重み
付けを前記吸入空気流量検出手段で検出された吸入空気
流量の最新の検出値を前記機関回転速度検出手段で検出
された機関回転速度で除算して得た値の増大に応じて減
少設定する重み付け可変手段と、 を設けたことを特徴とする内燃機関の電子制御燃料噴射
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3259788A JPH01208543A (ja) | 1988-02-17 | 1988-02-17 | 内燃機関の電子制御燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3259788A JPH01208543A (ja) | 1988-02-17 | 1988-02-17 | 内燃機関の電子制御燃料噴射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01208543A true JPH01208543A (ja) | 1989-08-22 |
Family
ID=12363268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3259788A Pending JPH01208543A (ja) | 1988-02-17 | 1988-02-17 | 内燃機関の電子制御燃料噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01208543A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006300863A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Nissan Motor Co Ltd | 理想値演算装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62247149A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-28 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関の燃料制御装置 |
JPS62247150A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-28 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関の燃料制御装置 |
-
1988
- 1988-02-17 JP JP3259788A patent/JPH01208543A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62247149A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-28 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関の燃料制御装置 |
JPS62247150A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-28 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関の燃料制御装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006300863A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Nissan Motor Co Ltd | 理想値演算装置 |
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