JPH01206789A - ビデオカメラの平均映像レベル調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はカラービデオカメラの平均映像レベル調整装
置に関するものである。

［従来の技術〕 第３図は従来のカラービデオカメラの信号処理系の構成
を示すブロック回路である。図において、（１）はレン
ズ、（２）は絞り機構、（３）は撮像素子、（４）は撮
像素子駆動回路、（５）は絞り制御回路、（６）は可変
利得増幅回路、（７）は利得制御回路、（８）は色分離
回路、（９）は輝度信号、ｆｌＯ）は赤信号、（１１）
は青信号、（１２）はカメラ信号プロセス回路、（１３
）は輝度信号の出力端子、（１４）は色差信号１（−Ｙ
の出力端子、（１５）は色差信号Ｂ−Ｙの出力端子であ
る。

つぎに、動作について説明する。

被写体よりの光はレンズ（１）を通り、絞り機構（２）
において光：６−が調整され、撮像素子（３）上に結像
する。カラービデオカメラの場合、撮像素子（３）とし
ては単板のＣＣＤ等が用いられる。撮像素子駆動回路（
４）はこの撮像素子（３）を駆動する回路で、絞り制御
回路（５）は撮像素子（３）から出力される映像信号の
レベルが一定となるように絞り（２）を制御する。利得
制御回路（７）は、絞り（２）が開放となった場合に可
変利得増幅回路（６）の増幅率を高めて出力信号レベル
が一定になるように制御する。

色分離回路（８）は単板カラーカメラの場合、輝度信号
（９）と２つの色信号（＋０１．　（Ｉ＋）に分離し、
通常、２つの色信号は赤色と青色に分離される。

カメラ信号プロセス回路（１２）はこれらの（ｍ号を処
理する回路で、ホワイトバランス調整回路、ガンマ補正
回路等で構成されており、ホワイトバランスのとられた
輝度信号Ｙ、色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ　−Ｙを出力する。

この輝度信号Ｙのレベルは、可変利得増幅回路（６）お
よび利得制御回路（７）により一定に保たれる。この制
御動作は、輝度信号の色によって平均映像レベルが変化
するのてはなく、第４図に示すように、どの色に対して
も同一レベルとなるように動作する。図中、Ｗは白色、
Ｙｅは黄色、Ｂは青色である。

［発明が解決しようとする課題］ Ｎ　Ｔ　Ｓ　Ｃ方式における飽和度１００％の輝度信号
のレベルは、Ｗを１００％とした場合、Ｙｅは８９％、
Ｂは１１％であり人きく異っている。従来の装置では、
通常、どの色の輝度信号に対しても平均映像レベルを約
５０％に追い込むように設定されている。したがって、
青色のように輝度レベルの低いものが全面に撮像された
場合、１１％のものが５０％まで」二げられるため、飽
和したり、異状に明るくなったりするという問題点があ
った。

この発明は上記のような問題点を軽減することのできる
平均映像レベル設定装置を備えたビデオカメラを得るこ
とを目的としている。

〔課題を解決するだめの手段］ この発明に係る平均映像レベル設定装置は、色差信号よ
り青色または赤色イ；；吋のレベルを検出して平均映像
レベルに重み付けを行うことを特徴とする。

〔作用］ この発明における平均映像レベル設定装置は、ホワイト
バランスの調整された色差信号から重み付けの信号を検
出し、この検出信号で下均映像レベルに重み付けを施し
て、色信号のレベルが太きいときには平均映像レベルを
下げ、小さいときには」−げるように調整する作用を行
う。

［発明の実施例］ この発明の実施例を第１図に示す。図において第３図と
同一符号は同一構成部分を示しており、（１６）は色差
信号クリップ回路、（１７）は加算回路である。

つぎに動作について説明する。

全体の構成は第３図の従来例と同様であるが、この実施
例では、利得制御回路（７）に入力される制御信号に色
差信号Ｂ−Ｙから青色信号のレベルを検出して重み付け
を行っている。ずなわち、色差信号Ｂ−Ｙの負側がクリ
ップ回路（１６）においてクリップされ、正側のみが検
出される。このクリップ回路（１６）の検出信号と、輝
度信号Ｙが加算回路（１７）において加算され、この加
算信号が利得制御回路（７）に入力される。この場合の
利得制御回路（７）は入力される加算信号が一定レベル
となるように動作する。たとえば全面に青色が撮像され
た場合には、クリップ回路（１６）に出力信号が生じ、
この信号が輝度信号Ｙと加算されて加算回路（Ｉ７）の
出力が大きくなる。加算回路（１７）の出力が大きくな
ると、利得制御回路（７）は、可変利得増幅回路（６）
の利得を抑えて加算回路（１７）の出力が一定となるよ
うに追い込む。このため輝度信号Ｙのレベルは低く抑え
られることになる。このようにすれば、第２図に示すよ
うに、色に応じた重み付けを行うことができ、飽和等の
問題を軽減することができる。

なお、上記実施例においては、利得制御回路（７）にお
いて重み付けを行ったが、絞り制御回路（５）において
も同様に行うことができる。

また、１．ｉ　Ｒ１２実施例においては、［！を色のレ
ベルを検出してｍみづけを行ったが、赤色または青色と
赤色の両刀のレベルを検出して、レベルの大きい力で市
みづけを行ってもよく、さらに赤色と青色の減算値の絶
対値で市みづけを行うようにしてもよい。

［発明の効果］ この発明によれば、ホワイトバランスの調節された色差
信号から青色もしくは赤色信号のレベルを検出し、この
検出信号で平均映像レベルを制御するように構成したの
で、青色等の輝度レベルの低い被写体を撮像した場合で
も、出力映像信号が異状に明るくなったり、飽和したり
することを軽゛減することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるブロック回路図、第
２図はこの実施例による平均映像レベルを示す図、第３
図は従来のビデオカメラの映像信号処理系のブロック回
路図、第４図は従来例の平均映像レベルを示す図である
。 （３）・・・撮像素子、（５）・・・絞り制御回路、（
６）・・・可変利得増幅回路、（７）・・・利得制御回
路、（８）・・・色分離回路、（１２）・・・カメラ化
けプロセス回路、（１６）・・・色差信号クリップ回路
、（１７）・・・加算回路。 なお、各図中、同一・符可は同一・または相当部分を示
す、。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）撮像された映像信号を輝度信号、赤色信号および
   青色信号に分離する色分離回路と、これらの各色信号を
   入力としかつホワイトバランスのとられた輝度信号およ
   びＲ−Ｙ、Ｂ−Ｙの色差信号を出力するカメラ信号プロ
   セス回路と、上記Ｂ−ＹまたはＲ−Ｙ色差信号から青色
   または赤色信号のレベルを検出する手段と、この検出さ
   れた信号と上記ホワイトバランスのとられた輝度信号と
   を加算する手段と、この加算出力が一定レベルとなるよ
   うに上記色分離回路に入力される映像信号のレベルを制
   御する手段とを備えたビデオカメラの平均映像レベル調
   整装置。