JPH01206128A - 摩擦材 - Google Patents

摩擦材

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JPH01206128A
JPH01206128A JP2968788A JP2968788A JPH01206128A JP H01206128 A JPH01206128 A JP H01206128A JP 2968788 A JP2968788 A JP 2968788A JP 2968788 A JP2968788 A JP 2968788A JP H01206128 A JPH01206128 A JP H01206128A
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JP
Japan
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friction
fiber
rubber
rubber film
inorganic filler
Prior art date
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Pending
Application number
JP2968788A
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English (en)
Inventor
Shinji Tanizawa
谷澤 伸治
Eiji Hamada
浜田 英二
Yasuhiro Matsumoto
康弘 松本
Teruo Matsukawa
照夫 松川
Motoi Hyodo
兵藤 基
Harunobu Kani
可児 春伸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Chemical Co Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
Aisin Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車などのクラッチフェーシング、ブレー
キパッド等に使用される摩擦材に関する。
[従来の技術] 従来摩擦材の初期摩擦係数を向上させるために摩擦材の
摩擦面に種々の処理をおこなうことが提案されている。
例えば特開昭49−32038号公報には、アルミナを
O〜10重a%含有するゴムを摩擦材表面に塗布する旨
の開示がある。また特開昭50−18845号公報″に
はI!!擦材の摩擦面にゴム系あるいはフェノール系の
接着剤を薄く塗布した上にコルク等の弾性体を付着させ
た摩擦材の開示がある。さらに特開昭61−10302
2号公報には摩擦材の表面に亜鉛を溶射して金属層を形
成してlI!擦係擦合数めた摩擦材の開示がある。
[発明が解決しようとする課題] 、F記の摩擦材の表面に接着剤を介してコルク等の弾性
体を圧着させる方法は、工数が多くかかりかつコルクが
脱落し易く摩擦の初期の段階でコルクが殆んど無くなっ
てしまう問題点を有する。またアルミナを含有するゴム
を塗布する方法はアルミナの添加量が5重量%では効果
が少なく効果を発揮させるには8重M%程度の添加が必
要であり、しかもrIJwA時に相手材の損傷をおこし
やすくまた摩擦材自体も摩耗が進むという問題点を有す
る。
さらに亜鉛を溶射する方法はコスト高となるうえロス1
〜上昇に見合う効果が得られない。
本発明は前記した問題点の少い初期摩擦係数の高いr!
J擦材を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の摩擦材は、基材、無機添加剤、結合剤、摩擦調
整剤などを一体的に形成したレジンモールド系摩擦材の
II擦面上に、モース硬度が7以下の無機充填材を含有
するゴム皮膜を形成したことを特徴とする。
本発明のゴム皮膜の形成されていないI!!擦材は通常
の製造工程によって製造される。例えばクラッチフェー
シングでは基材のIIM紐に結合剤を付着させてこれを
無機添加剤、摩擦調整剤と共に金型で加圧、加熱成形し
、研磨、仕上等をおこなって形成される。またブレーキ
パッドの摩擦材では、基材と結合剤と無機添加剤および
*tgy調整剤とを混合して予備成形、加熱成形し、研
磨仕上を行なって形成される。
基材は無機繊維としてガラス繊維、ロックファイバ、セ
ラミック繊維、炭素繊維、金属系繊維が、有機Il帷と
してはフェノール繊維、ポリアミド繊維、芳香族ポリア
ミドsaH、レーヨン繊維等が用いられ、単独系または
混合系で用いられる。
無機添加剤としては、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、ケイソウ土、ドロマイト、水酸化カ
ルシウム等が用いられる。これらは単独または混合して
用いることができる。
結合剤としては、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、メラミン系樹脂などの熱硬化
性樹脂を用いることができるが、なかでもフェノール系
樹脂が好ましい。
摩擦調整剤としてはグラファイト、二硫化モリブデン、
窒化ホウ素、二硫化タングステン、珪酸ジルコニウム、
酸化ジルコニウム、シリカ、アルミナ、カシューダスト
、カーボンブラック等を用いることができる。
摩擦材の摩擦面上に形成されるゴム皮膜はSBR,NB
R等の合成ゴムまたは天然ゴムと加硫剤、促進剤、補強
剤とから形成されるゴム成分にモース硬度が7以下の無
機充填材が含有される。このゴム皮膜は上記のゴム成分
および無機充填材を溶剤中に溶解ないし分散させ塗布可
能な粘度に!IMして摩擦面に塗布硬化される。
このゴム皮膜の膜厚は10〜100μmであることが好
ましい。膜厚が10μm以下では摩擦材の初期摩擦係数
を高めることができず、100μmを越えるとフェード
期の摩擦係数が低下するため好ましくない。
ゴム皮膜中に添加される無機充填材はゴム100重一部
に対して20〜60重置%であることが初期摩擦係数を
高めるのに好ましい。添加量が20%未満では効果を得
ることができず60%を越えると摩耗が促進されるため
好ましくない。この無機充填材としてはケイソー土、ク
レー、タルク、炭酸カルシウム、硫酸バルウムなどが用
いられる。
この無機充填材はモース硬度が7以下であることが相手
部材の損傷性が少なく、摩擦係数を高めるのに必要であ
る。この無機充填材の粒径は0.5〜10μmであるこ
とが好ましい。粒径が10μmを越えると脱落し易く摩
耗が促進されるため好ましくなく、0.5μm未満の場
合摩擦係数を上げる効果が少ないため好ましくない。
ゴム皮膜の形成は前記ゴム混合溶液を塗布したのち10
0〜250℃の温度で、4時間以内の熱処理によりゴム
皮膜を硬化形成することが好ましい。この硬化ゴム被膜
は5〜80μmの膜厚があることが好ましい。膜厚が5
μm未満ではゴム被膜の効果が得られず、80μmを越
えるとフェード期の摩擦係数が低下するため好ましくな
い。
[発明の作用および効果〕 本発明の摩擦材は、一体的に形成したレジンモールド系
摩擦材の摩擦面上に、モース硬度が7以下の無機充填材
を含有するゴム皮膜を形成したことを特徴とする。
この特定硬度の無機充填材を含有することにより、ブレ
ーキパッド、クラッチフェーシングの重要な性能の一つ
である初期摩擦係数を安定期とほぼ同程度に保つことが
でき初期摩擦係数の低いために生ずる係合時に摩IiI
材がすべりぎみになるのを防ぐことができる。
またゴム皮膜は無機充填材を保持するとともにゴム自体
の粘性が高い為に摩擦面と相手部材であるフライホイー
ル、プレッシャープレートとの間に高い摩擦係数を生じ
ることができる。
[実施例] 以下実施例により本発明を説明する。
(摩擦材の製造) 摩擦材としてはクラッチフェーシングを以下のようにし
て製造した。ガラス繊llI2511%、ロックファイ
バー30重量%、芳香族ポリアミド繊M20重屋%から
なる基材にチタン酸カリウム5重D%、カシ1−ダ28
10重最%、真ちゅう線10重量%を配合した撚り紐に
メラミン変性樹脂を15重量%含浸させ135℃で5分
乾燥後巻き取り、金型に挿入して圧力130 kl’c
a2 、温度170℃で3分間熱成形し、さらに140
℃で5時間、180℃で3時間、230℃で2時間熱処
理して得られた成形体を研麿してクラッチフェーシング
を形成した。
(ゴム皮膜) 塗布用のゴム組成は第1表に示すように5BR30重量
%、カーボンブラック15重量%、硫黄15重量%、の
組成に無機充填材を実施例1では炭酸カルシウム粉末(
平均粒径2μm)を40重量%、実施例2では硫酸バリ
ウム粉末(平均粒径2μm)40重間%、実施例3では
ケーソー土粉末(平均粒径5μm)40重量%、実施例
4ではクレー粉末(平均粒径2μm)40重量%をそれ
ぞれ用いトルエン中に溶解し、前記クラッチフェーシン
グ表面に硬化後の膜厚が約50μmになるように塗布し
200℃で3時間熱処理をおこなった。
比較例1はゴム皮膜を形成しないものであり、比較例2
は特開昭61−103022号に従って亜鉛の溶射膜を
形成されたものである。
(評価) フルサイズダイナモ試験機を用いサイズφ200X14
0X3,5nua、イナーシto、2komseC2、
継合回転数180Orpm、プレッシャープレート係合
前温度300℃X2000回、クラッチカバー荷140
0kqの条件で各クラッチフェーシングについて初期摩
擦係数、フェード期の摩擦係数、安定期Fj擦係数およ
び両面体v4摩耗率を調べた。
結果を第1表に示す。
初期摩擦係数はゴム皮膜がない比較例が0.26である
のに対し実施例1〜4は0.35以上を有し亜鉛を溶射
した比較例2の0.32よりも高い摩擦係数値を有し本
発明の初期摩擦係数の向上効果を示している。フェード
期摩擦係数は0.3前後で比較例とほぼ同一である。さ
らに安定期摩擦係数においても0.4前後で比較例、実
施例とほぼ同一である。摩耗率である両面体積摩耗率は
ゴム皮膜中に無機充填材が存在するため比較例1の4.
0よりやや高い4.6〜4.9を示すが、この程度であ
れば特に問題とならない。
したがって実施例に示したように摩擦材の摩擦面上に無
機充填材を含有することにより従来低くかった初期摩擦
係数を高めた摩擦材が1ηられた。
特許出願人 アイシン化工株式会社 同   アイシン精機株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材、無機添加剤、結合剤、摩擦調整剤などを一
    体的に形成したレジンモールド系摩擦材の摩擦面上に、
    モース硬度が7以下の無機充填材を含有するゴム皮膜を
    形成したことを特徴とする摩擦材。
JP2968788A 1988-02-10 1988-02-10 摩擦材 Pending JPH01206128A (ja)

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JP2968788A JPH01206128A (ja) 1988-02-10 1988-02-10 摩擦材

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JP2968788A JPH01206128A (ja) 1988-02-10 1988-02-10 摩擦材

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JPH01206128A true JPH01206128A (ja) 1989-08-18

Family

ID=12283017

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JP2968788A Pending JPH01206128A (ja) 1988-02-10 1988-02-10 摩擦材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1878936A2 (en) 2006-07-11 2008-01-16 Aisin Kako Kabushiki Kaisha Clutch facing and compounded rubber composition usable therefor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1878936A2 (en) 2006-07-11 2008-01-16 Aisin Kako Kabushiki Kaisha Clutch facing and compounded rubber composition usable therefor
EP2339200A1 (en) 2006-07-11 2011-06-29 Aisin Kako Kabushiki Kaisha Clutch facing and compounded rubber composition usable therefor

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