JPH0120609B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家庭用風呂システムの状態表示方式
に関する。

従来例の構成とその問題点 従来、家庭用風呂システムにおいて、浴槽部分
は、第１図のように浴槽部１と、蓋２によつて構
成されており、通常風呂を沸かすとき、あるい
は、使用済みのときには浴槽を蓋で覆つている。

これは、放熱損失を少なくして省エネルギー効
果を高めるためである。

しかしながら、蓋は使用者の手によつて開閉す
るので、蓋を閉め忘れることが、しばしばあり、
使用者は、確認のために浴室に足を運ばねばなら
なかつた。

発明の目的 本発明は、このような従来の問題点を解決する
ために、浴室から離れた場所においても、風呂蓋
の状態が確認できるシステムを実現することを目
的とする。

発明の構成 上記目的を達成するために、浴槽内の湯面が視
野内にあるように浴室の適当な場所に赤外線感知
素子を配置し、浴槽の蓋が閉じている時の蓋の表
面温度と、蓋が開いている時の湯の表面温度の変
化を検出して表示するように構成している。

実施例の説明 第２図において、１ａは浴槽、３は赤外線検知
素子であり、点線で示すように浴槽の湯面が適当
な視野内に入るような位置、たとえば、天井の位
置に配置する。E_vは赤外線検知素子の出力信号
値、V_sは基準信号値、４は比較回路、５は、表
示部である。

上記構成において、赤外線検知素子３は、浴槽
１ａの蓋２を開閉することによつて変化する視野
内の表面温度の変化を検知する。

すなわち蓋２が閉じている時には、赤外線検知
素子３は、蓋２の表面温度を検知し、蓋２が開い
ている時には、浴槽内の湯の表面温度を検知して
その表面温度に対応した変化を電気的出力信号値
E_vに変換する。出力信号値E_vは、比較回路４に
よつて適当な値にあらかじめ設定してある基準信
号値V_sと比較される。

比較回路４は、E_v≧V_sの場合には、表示部５
を駆動して、例えば“蓋なし表示”ランプを点灯
させる。またE_v＜V_sの場合には、上記ランプは
点灯しない。赤外線検知素子の出力信号線を延長
することにより比較回路４、および表示部５は、
浴室から離れた場所に設置できる。

発明の効果 本発明によれば、浴室から離れた場所において
も浴槽の蓋の開閉状態が判かるので、 (1) 蓋の確認のためだけに浴室に足を運ばなくて
もよい。

(2) 蓋の開状態を入浴中と対応させれば、浴室以
外の場所で入浴中か、否かの判断が可能。

(3) 蓋の閉め忘れが防止できるので省エネルギー
効果が期待できる。

(4) 浴槽外に赤外線検知素子を配置する構成をと
つているので、この目的のために浴槽を特別に
加工する必要がない。

などの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的な浴槽の断面図、第２図は本発
明の一実施例による風呂システムの断面図であ
る。 １，１ａ……浴槽、２……蓋、３……赤外線検
知素子、４……比較回路、５……表示部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 浴槽内の湯面が視野内にあるように浴室内に
   配置した赤外線感知素子と、上記赤外線感知素子
   の出力信号値とあらかじめ設定した基準信号値と
   を比較する比較回路と、上記比較回路の出力信号
   の状態を表示する表示部とにより構成した風呂シ
   ステム。