JPH0120569B2 - - Google Patents

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JPH0120569B2
JPH0120569B2 JP18913784A JP18913784A JPH0120569B2 JP H0120569 B2 JPH0120569 B2 JP H0120569B2 JP 18913784 A JP18913784 A JP 18913784A JP 18913784 A JP18913784 A JP 18913784A JP H0120569 B2 JPH0120569 B2 JP H0120569B2
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Toshiharu Yagi
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は誤り訂正装置に関し、特に畳込み符号
化方式を介して伝送されるデイジタル情報を、ビ
タビ(Viterbi)復号化法により復元する誤り訂
正装置の改良に関する。
(従来技術) 近年、デイジタル通信の発達にともない、伝送
路において発生する符号誤りを訂正することので
きる各種の誤り訂正方式が提案さた使用されてい
るが、畳込み符号化方式により符号化された符号
語を、ビタビ・アルゴリズムによつて復号するビ
タビ復号法は、実用性の高い復号技術として評価
されている。このビタビ復号法による復号手順
は、符号の格子構造における一つの状態節点に再
結合する二つの遷移パスの内、累積メトリツク値
の大きいものを逐次選択する操作を繰返し行うこ
とによつて、最も確からしい残存パスを選択して
復号を行うものである。ビタビ復号法による従来
の誤り訂正装置においては、各タイムスロツト
(デイジタル情報信号の1ビツトまたは1符号誤
に相当する時間)ごとにメトリツク値の加算・比
較・選択の処理を繰返して行うことによる、処理
速度の制約に起因する伝送速度の上限を改善する
ために、前記の加算処理回数を低減する目的で、
符号の格子構造の一つの状態節点に再結合する複
数の遷移パスの内より、各遷移パスに対応する符
号語と受信符号語との同異度を表わす相関値を測
度として、最ゆうパスを選択するACS(Add/
Compare/Select)回路に、復数のタイムスロツ
ト前の各状態節点のメトリツク値に、前記複数の
タイムスロツトにわたる遷移パスの相関値の和を
一括して加算する複数の加算回路と、これらの加
算回路の出力を2個ずつ比較し、その内の一方を
選択する複数の第1の選択回路と、これらの第1
の選択回路の出力からそれぞれ2個ずつを比較し
て、その内の一方を選択する操作を繰返してゆ
き、最終的に所定の状態節点に対応するメトリツ
ク値を選択する、複数の比較回路と複数の選択回
路とを備える方法がとられている。
しかしながら、上記の従来の誤り訂正装置にお
いては、上述のように、複数のタイムスロツト前
の各状態節点のメトリツク値に、前記複数のタイ
ムスロツトにわたる遷移パスの相関値の和を一括
して加算することにより、確かに加算処理回数が
低減され、伝送速度の改善が計られているが、そ
の一方において、前述の比較操作ならびに選択操
作が繰返して実行される過程において、前記比較
操作が必要以上に重複して行われ、誤り訂正装置
の回路構成を複雑化するという欠点がある。
(発明の目的) 本発明の目的は上記の欠点を除去し、複数のタ
イムスロツト前の各状態節点のメトリツク値に、
前記複数のタイムスロツトにわたる遷移パスの相
関値を一括して加算し、これらの加算値の比較操
作ならびに選択操作を繰返して実行してゆく過程
において生起する、重復した比較操作をすべて排
除して、回路構成を簡易化する誤り訂正装置を提
供することにある。
(発明の構成) 本発明の誤り訂正装置は、拘束長K(正の整数)
の畳込み符号化方式を介して、所定の符号誤に変
換されて伝送されるデイジタル情報信号を、ビタ
ビ(Viterbi)復号方式により復元する誤り訂正
装置において、 前記符号語に対応する格子構造の、所定のタイ
ムスロツトに対する2K-1個の状態節点に再結合す
る複数の遷移パスの内より、前記状態節点に対応
する最ゆうパスを選択するACS(Add/
Compare/Select:加算/比較/選択)回路に、 前記状態節点に対してn(正の整数)タイムス
ロツト前の2K-1個の状態節点における各メトリツ
ク値に、前記nタイムスロツトにわたる、それぞ
れ対応する複数の遷移パスの相関値の和を一括し
て加算する2n+K-1個の加算回路と、 前記加算回路により得られる加算出力値の内
の、所定数の相対応する対ごとに加算出力値を比
較照合して、それぞれ所定の選択制御信号を出力
する所定数の第1の比較回路と、 前記加算回路の加算出力値の相対応する対ごと
に、それぞれ対応する前記選択制御信号を参照し
て、それぞれにおいていずれか一方の加算出力値
を選択して出力する所定数の第1の選択回路と、 前記第1の選択回路より出力される前記加算出
力値を、相対応する対ごとに比較照合して所定の
選択制御信号を出力する所定数の第2の比較回路
と、 前記第1の選択回路より出力される前記加算出
力値の相対応する対ごとに、それぞれ対応する前
記第2の比較回路から出力される選択制御信号を
参照して、それぞれにおいていずれか一方の加算
出力値を選択して出力する所定数の第2の選択回
路と、 以下、同様の比較処理および選択処理を繰返し
て、最終的に2K-1個の状態節点に対応するメトリ
ツク値を出力するための、2K-1個の第nの比較回
路と、2K-1個の第nの選択回路と、 を備えて構成される。ただし、前記第1、第2,
…、第nの比較回路は、総計n・2K-1個の比較回
路により構成され、前記第1、第2,…、第nの
選択回路は、総計(2n-1)・2K-1個の選択回路に
より構成される。
(発明の実施例) 以下、本発明について図面を参照して詳細に説
明する。
始めに、ビタビ復号法について、拘束長K=
3、符号語のシンボル数v=2、符号化率r=1/
2の場合の例として説明する。第1図はK1,K2
よびK3の3ビツト構成のシフトレジスタ1と、
排他的論理器2および3と、選択器4とにより形
成され、端子51から入力される1系列の2値情
報信号を、2シンボルの符号語系列に変換して端
子52から出力する畳込み符号化器である。第2
図は、この符号化器の状態の遷移を表わす格子構
造図で、各状態節点Si(j)の円内の数字は、タイム
スロツトt(j)の終りにおける、シフトレジスタ1
のK1およびK2の状態を示している。
前記K1およびK2の状態には、S1(j)=(0,0)、
S2(j)=(1,0)、S3(j)=(0,1)、S4(j)=(1

1)の4状態があり、タイムスロツトt(j)に矢印
付き実線で示される遷移パスPi(j)iの上側に付記
されている情報入力ビツト(1)または(0)が入力
されると、遷移パスの下側に付記されている符号
語00,10,01,11が送出されて、状態節点Si (j-1)
から状態節点Si(j)に移行することを示している。
ビタビ復号法は、受信側において、この格子構造
の各状態節点に再結合するそれぞれ2本の遷移パ
スについて、受信符号語R(j)(x(j),y(j))と各遷
移パスPi(j)iの符号語との相関値を求め、これま
でのメトリツク値に加算し、このメトリツク値の
大きい方を、より一層もつともらしい残存パスと
して選択して他方を消去する、加算・比較・選択
の各操作を繰返し、最も確からしい残存パスを選
択して、この残存遷移パスに対応する情報ビツト
を復号信号として出力する。従つて、ビタビ復号
を行う誤り訂正装置は、受信符号語と各遷移パス
の符号語との相関値を求める相関回路と、上述の
加算・比較・選択の各操作を行うACS回路と、
選択された残存遷移パスを記憶させるパスメモリ
と、このパスメモリから復号信号を出力する復号
出力回路とにより構成されている。
第3図は、本発明の一実施例におけるACS回
路の主要部を示すブロツク図で、前述の拘束長K
=3、符号語のシンボル長v=2、符号化率r=
1/2の場合の畳込み符号化器に対応するACS回路
の一例である。図に示されるように、本ACS回
路は、加算/比較/選択回路5,6,9,10
と、加算/選択回路7,8,11,12と、比
較/選択回路13,14,15,16と、パスメ
モリ制御回路17,18とを備えている。また、
第4図は、上記の加算/比較/選択回路5,6
と、加算/選択回路7,8と、比較/選択回路1
3,14と、パスメモリ制御回路17との、より
詳細なブロツク図で、加算/比較/選択回路5お
よび6には、それぞれ、加算回路19,20、第
1の比較回路21および第1の選択回路22と、
加算回路23,24、第1の比較回路25および
第1の選択回路26とが備えられ、加算/選択回
路7および8には、それぞれ、加算回路27,2
8および第1の選択回路29と、加算回路30,
31および第1の選択回路32とが備えられてい
る。また、比較/選択回路13および14は、そ
れぞれ、第2の比較回路33および第2の選択回
路34と、第2の比較回路35および第2の選択
回路36とにより構成されている。なお、他の加
算/比較/選択回路9,10と、加算/選択回路
11,12と、比較/選択回路15,16と、パ
スメモリ制御回路18とについては、第4図に示
されるブロツク図と同様の構成にて表わされ、且
つ、その作用についても同等であるため、そのブ
ロツク図および作用説明は省略する。以下、第2
図の格子構造図を参照し、第3図および第4図を
用いて前記ACS回路の動作について説明する。
第3図において、所定のメトリツク・メモリか
ら読出される、各状態節点に対応するメトリツク
値M1 (j-1),M2 (j-1),M3 (j-1)およびM4 (j-1)は、それ
ぞれ対応する加算/比較/選択回路5,9および
加算/選択回路7,11と、加算/比較/選択回
路6,10および加算/選択回路8,12と、加
算/比較/選択回路5,9および加算/選択回路
7,11と、加算/比較/選択回路6,10およ
び加算/選択回路8,12とに送られ、比較/選
択回路13,14,15および16を経由して、
それぞれ、2タイムスロツト後における各状態節
点に対応するメトリツク値M1 (j+1),M2 (j+1)
M2 (j+1)およびM4 (j+1)が再結合されて出力される。
このことは、第2図の格子構造図において、状態
節点S1 (j-1),S2 (j-1),S3 (j-1)およびS4 (j-1)に対応す
るメトリツク値M1 (j-1),M2 (j-1),M3 (j-1)および
M4 (j-1)が、図に示されるように、それぞれ4種類
の遷移パスを経由して2タイムスロツト後の状態
節点S1 (j+1),S2 (j+1),S3 (j+1)およびS4 (j+1)に再結合
されることに対応している。また第4図は、この
内の状態節点S1 (j-1),S2 (j-1),S3 (j-1)およびS4 (j-1)
に対応するメトリツク値M1 (j-1),M2 (j-1),M3 (j-1)
およびM4 (j-1)より、状態節点S1 (j+1)およびS2 (j+1)
に対応するメトリツク値M1 (j+1)およびM2 (j+1)が再
結合される動作過程に相当している。
第2図における状態節点S1 (j+1)に再結合する4
種類の遷移パスP11(j)+P11 (j+1),P31(j)+P11 (j+1)
P23(j)+P31 (j+1),およびP43(j)+P31 (j+1)に対応し
て、第4図の加算/比較/選択回路5において
は、所定のメトリツク・メモリから読出されるタ
イムスロツトt(j−1)におけるメトリツク値
M1 (j-1)は、前記遷移パスP11(j)およびP11 (j+1)に対
応する相関値の和Z11(j)+Z11 (j+1)と加算器19に
おいて加算され、その加算出力値は第1の比較回
路21および第1の選択回路22に送られる。同
様に、タイムスロツトt(j−1)におけるメト
リツク値M3 (j-1)は、遷移パスP31(j)およびP11 (j+1)
に対応する相関値の和Z31(j)+Z11 (j+1)と加算器2
0において加算され、その加算出力値は第1の比
較回路21および第1の選択回路22に送られ
る。第1の比較回路21においては、加算器19
および20から送られてくる前記加算出力値を比
較照合し、その大きい方の加算出力値を選択する
選択制御信号101を生成して第1の選択回路2
2に送る。第1の選択回路22おいては、選択制
御信号101を介して、大きい方の加算出力値が
選択され、メトリツク値M1 (j+1) (1,3)として比較/選択
回路13を形成する第2の比較回路33および第
2の選択回路34に送られる。同様に、加算/比
較/選択回路6においても、前記メトリツク・メ
モリから読出されるタイムスロツトt(j−1)
におけるメトリツク値M2 (j-1)およびM4 (j-1)は、加
算回路23および24において、それぞれ、遷移
パスP23(j)およびP31 (j+1)に対応する相関値の和
Z23(j)+Z31 (j+1)、および遷移パスP43(j)および
P31 (j+1)に対応する相関値の和Z43(j)+Z31 (j+1)と加
算され、第1の比較回路25および第2の選択回
路26を介して、大きい方のメトリツク値M1 (j+1) (2,4)
が選択されて、第2の比較回路33および第2の
選択回路34に送られる。第2の比較回路33お
よび第2の選択回路34の作用は、前述の第1の
比較回路21および第1の選択回路22の作用と
同様で、前記メトリツク値M1 (j+1) (1,3)およびM1 (j+1) (
2,4)

いずれか大きい方のメトリツク値が、タイムスロ
ツトt(j+1)におけるメトリツク値M1 (j+1)
して出力される。なお、第1の比較回路21およ
び25から出力される選択制御信号101および
102は、同時に、それぞれ、第1の選択回路2
9およびパスメモリ制御回路17と、第1の選択
回路32およびパスメモリ制御回路17とに送ら
れる。
他方、加算/選択回路7においては、前記メト
リツク・メモリから読出されるタイムスロツトt
(j−1)におけるメトリツク値M1 (j-1)および
M3 (j-1)は、加算回路27および28において、そ
れぞれ、遷移パスP11(j)およびP12 (j+1)に対応する
相関値の和Z11(j)+Z12 (j+1)、および遷移パスP31(j)
およびP12 (j+1)に対応する相関値の和Z31(j)+
Z12 (j+1)と加算され、それぞれの加算出力値は、第
1の選択回路29に送られて、第1の比較回路2
1から送られてくる選択制御信号101を介し
て、大きい方のメトリツク値M2 (j+1) (1,3)が選択され、
第2の比較回路35および第2の選択回路36に
送られる。同様に、加算/選択回路8において
も、前記メトリツク・メモリから読出されるタイ
ムスロツトt(j−1)におけるメトリツク値
M2 (j-1)およびM4 (j-1)は、加算回路30および31
において、それぞれ、遷移パスP23(j)および
P32 (j+1)に対応する相関値の和Z23(j)+Z32 (j+1)、お
よび遷移パスP43(j)およびP32 (j+1)に対応する相関
値の和Z43(j)+Z32 (j+1)と加算され、それぞれの加
算出力値は、第1の選択回路32に送られて、第
1の比較回路25から送られてくる選択制御信号
102を介して、大きい方のメトリツク値M2 (j+1) (2,4)
が選択され、第2の比較回路35および第2の選
択回路36に送られる。第2の比較回路35およ
び第2の選択回路36の作用は、前述のように第
1の比較回路21および第1の選択回路22の作
用と同様で、前記メトリツク値M2 (j+1) (1,3)および
M2 (j+1) (2,4)のいずれか大きい方のメトリツク値が、タ
イムスロツトt(j+1)におけるメトリツク値
M2 (j+1)として出力される。これらのメトリツク値
M1 (j+1)およびM2 (j+1)は、それぞれ所定のメトリツ
ク・メモリに格納される。なお、第1の比較回路
21および25からそれぞれ出力される選択制御
信号101および102と、第2の比較回路33
および35から出力される選択制御信号103お
よび104は、それぞれ対応する選択回路に送ら
れるだけではなく、選択制御信号101および1
02は、タイムスロツトt(j)における状態節点
S1(j)およびS3(j)のパスメモリ制御信号として、ま
た、選択制御信号103および104は、タイム
スロツトt(j+1)における状態節点S1 (j+1)
パスメモリ制御信号として、それぞれパスメモリ
制御回路17に送られ、パスメモリ制御回路17
を介して、所定のパスメモリに送られる。
上記の説明により明らかなように、加算/選択
回路7および8には、共に比較回路が備えられて
いない。従来の誤り訂正装置におけるACP回路
においては、これらの加算/選択回路7および8
の代りに、比較回路を備える加算/比較/選択回
路が、それぞれ代置される形で用いられており、
従つて、比較回路が余分に組込まれており回路構
成が複雑化される。本発明の目的とする改良点
は、上記余分の比較回路を排除して回路構成を簡
易化することにあることは前述のとおりである。
上述のように、ACS回路を構成する一部の加
算/比較/選択回路において、余分の比較回路が
排除される根拠は、下記の理由による。
第2図の格子構造図および第4図のブロツク図
を参照して明らかなように、加算回路19および
20における加算出力値の比較対比と、加算回路
27および28における加算出力値の比較対比と
を不等式の形で表示すると次式のようになる。
M1 (j-1)+Z11(j)+Z11 (j+1)M3 (j-1) +Z31(j)+Z11 (j+1) (1) M1 (j-1)+Z11(j)+Z12 (j+1)M3 (j-1)+Z31(j)+Z12 (j+
1)

(2) 上記(1),(2)式を変形すると、下記の(1′)、
(2′)式が得られる。
M1 (j-1)+Z11(j)M3 (j-1)+Z31(j) (1′) M1 (j-1)Z11(j)M3 (j-1)+Z31(j) (2′) 明らかに、上記の(1′)、(2′)式は、同一不等
式である。従つて、加算回路27および28にお
ける加算出力値の選択については、加算回路19
および20に対応する第1の比較回路21から出
力される選択制御信号101を参照すれば十分で
あり、比較回路は必要としない。このことは、加
算/選択回路8の場合についても同様である。更
に、第3図において、加算/選択回路11および
12の場合についても、上記と同じ原理により比
較回路が排除されて回路構成が簡易化される。
なお、上記の説明においては、第2図の格子構
造図よりも明らかなように、拘束長K=3、タイ
ムスロツト数n=2の場合について、ACS回路
の動作を説明したが、一般的には、拘束長K、タ
イムスロツト数nの場合には、比較回路の数量は
n・2K-1となり、従来の誤り訂正装置における
ACS回路の比較回路の数量に対して、次式によ
つて表わされる数量ΛNだま低減される。
ΛN=2K-1・(2n−n−1) 従つて、拘束長Kとタイムスロツト長nとが増
大する程、比較回路の低減数ΛNは増大する。
上述の実施例の説明においては、冒頭に記述し
たように、拘束長K=3、符号語のシンボル数v
=2、入力情報信号1系列の畳込み符号化器によ
る符号化率1/2の場合について説明したが、本発
明が、一般に任意の拘束長および符号化率の場合
にも適用できることは言うまでもない。勿論タイ
ムスロツト数nについても、前述のように任意の
nについて適用可能である。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明は、複数の
タイムスロツト数にわたり累積メトリツク値の加
算・比較・選択の処理を行うACS回路において、
余分の比較操作処理を排除することにより、回路
構成が簡易化されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、畳込み符号化器の一例のブロツク
図、第2図は符号化器の状態遷移を表わす格子構
造図、第3図は、本発明の一実施例における
ACS回路の主要部を示すブロツク図、第4図は、
前記ACS回路の部分ブロツク図である。図にお
いて 1……シフトレジスタ、2,3……排他的論理
器、4……選択器、5,6,9,10……加算/
比較/選択回路、7,8,11,12……加算/
選択回路、13,14,15,16……比較/選
択回路、17,18……パスメモリ制御回路、1
9,20,23,24,27,28,30,31
……加算回路、21,25……第1の比較回路、
22,26,29,32……第1の選択回路、3
3,35……第2の比較回路、34,36……第
2の選択回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 拘束長K(正の整数)の畳込み符号化方式を
    介して、所定の符号語に変換されて伝送されるデ
    イジタル情報信号を、ビタビ(Viterbi)復号方
    式により復元する誤り訂正装置において、 前記符号語に対応する格子構造の、所定のタイ
    ムスロツトに対する2K-1個の状態節点に再結合す
    る複数の遷移パスの内より、前記状態節点に対応
    する最ゆうパスを選択するACS(Add/
    Compare/Select:加算/比較/選択)回路と、 前記状態節点に対してn(正の整数)タイムス
    ロツト前の2K-1個の状態節点における各メトリツ
    ク値に、前記nタイムスロツトにわたる、それぞ
    れ対応する複数の遷移パスの相関値の和を一括し
    て加算する2n+K-1個の加算回路と、 前記加算回路により得られる加算出力値の内
    の、所定数の相対応する対ごとに加算出力値を比
    較照合して、それぞれ所定の選択制御信号を出力
    する所定数の第1の比較回路と、 前記加算回路の加算出力値の相対応する対ごと
    に、それぞれ対応する前記選択制御信号を参照し
    て、それぞれにおいていずれか一方の加算出力値
    を選択して出力する所定数の第1の選択回路と、 前記第1の選択回路より出力される前記加算出
    力値を、相対応する対ごとに比較照合して所定の
    選択制御信号を出力する所定数の第2の比較回路
    と、 前記第1の選択回路より出力される前記加算出
    力値の相対応する対ごとに、それぞれ対応する前
    記第2の比較回路から出力される選択制御信号を
    参照して、それぞれにおいていずれか一方の加算
    出力値を選択して出力する所定数の第2の選択回
    路と、 以下、同様の比較処理および選択処理を繰返し
    て、最終的に2K-1個の状態節点に対応するメトリ
    ツク値を出力するための、2K-1個の第nの比較回
    路と、2K-1個の第nの選択回路と、 を備えることを特徴とする誤り訂正装置。 ただし、前記第1、第2,……、第nの比較回
    路は、総計n・2K-1個の比較回路により構成さ
    れ、前記第1、第2,……、第nの選択回路は、
    総計(2n−1)・2K-1個の選択回路により構成さ
    れる。
JP18913784A 1984-09-10 1984-09-10 誤り訂正装置 Granted JPS6166412A (ja)

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