JP3272173B2 - 誤り訂正符号/復号化装置 - Google Patents

誤り訂正符号/復号化装置

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JP3272173B2 JP27090394A JP27090394A JP3272173B2 JP 3272173 B2 JP3272173 B2 JP 3272173B2 JP 27090394 A JP27090394 A JP 27090394A JP 27090394 A JP27090394 A JP 27090394A JP 3272173 B2 JP3272173 B2 JP 3272173B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル自動者電話
等に使用される2重誤り訂正を行なう誤り訂正符号/復
号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の2重誤り訂正符号/復号化
装置のブロック構成図であり、外符号にE−Golay
符号/復号を用い、内符号の復号にビタビ復号を用いて
いる。図7において、入力データ101はE−Gola
y符号器102により検査ビットが付加され、畳み込み
符号器103により送信信号に変換され、伝送路104
に送出される。伝送路104で誤りが付加された信号が
ビタビ復号器105で誤り訂正され、さらにE−Gol
ay符号器106で誤り訂正され、1ブロックの誤り訂
正復号データ107が得られる。
【0003】次に上記従来の動作についてさらに詳細に
説明する。情報ビットに対しE−Golay符号器10
2で検査ビットが算出される。ここでは例として12ビ
ットの情報ビット(k=12)に対し、12ビットの検
査ビット(m=12)が付加されるE−Golay(2
4,12)が用いられる。
【0004】図8は畳み込み符号器103の回路構成を
示している。ここでは例として符号化率R=1/2(情
報ビットビット数と送信信号ビット数の比)、拘束長K
=3(送信信号の生成に関係する情報ビットのビット
数)としている。情報信号111(情報ビット+外符
号)は、x0,x1・・・の順にシフトレジスタ11
2、113に順に入力され、情報信号入力およびシフト
レジスタ出力の値を排他的論理和回路114、115、
116により排他的論理和演算することで、送信信号
(畳み込み符号化信号)117、118が得られる。
【0005】図9はビタビ復号の動作説明図である。ビ
タビ復号は、図に示したトレリス線図と呼ばれる状態遷
移図を用いて行なわれる。状態S0〜S3は符号化にお
けるシフトレジスタ112、113の値を表し、A0が
(R0,R1)=(0,0)、S1が(R0,R1)=
(0,1)、S2が(R0,R1)=(1,0)、S3
が(R0,R1)=(1,1)を表す。なお、この図で
は状態の初期値をS0としている。
【0006】トレリス線図は、各状態において情報信号
として0または1が入力された場合の遷移先状態への分
岐を、連続する送信信号ビット系列に対して図示したも
のである。例えばS2において情報信号として0が入力
されると次の状態はS0となり、1が入力されると次の
状態はS1となるので、S2からはS0とS1へのみ分
岐している。この各状態から次の状態への分岐線をブラ
ンチと呼び、情報信号系列121(x0,x1,x2・
・・)に対応するブランチの連続したものをパスと呼
ぶ。全ての情報信号系列(x0,x1,x2・・・のそ
れぞれが0または1をとり得る。)は、トレリス線図の
いずれかのパスで表すことができる。ビタビ復号は、受
信信号系列123(y0′,y1′,y2′・・・)と
各パス(すなわち各情報信号系列)に対応する送信信号
系列122(y0,y1,y2・・・)とを比較して
(受信信号系列と各送信信号系列との差異をパスメトリ
ックという。)、最も受信信号系列として確からしい送
信信号系列(すなわち、最も確からしいパスメトリック
に対応する送信信号系列)を判定し、対応する情報信号
系列を復号結果とする。
【0007】なお、2つのパスが2回交差した場合、例
えば、あるパスがS0,S0,S0,S0となり、また
あるパスがS0,S1,S2,S0となる時には、交差
以降で上記2つのパスが全く同じ組み合わせのパスを取
り得るため、結果として、この交差内でのパスメトリッ
クが小さいパス(以下残存パスと言う。)が選択され、
交差内でのパスメトリックが大きい方のパスを破棄する
ことにより、メモリや演算量の低減を図っている。
【0008】ビタビ復号により、復号された情報信号に
は、E−Golay(24,12)による24ビットの
情報が入っており、E−Golayにより生成された検
査ビットによりさらに誤り訂正を行ない、復号データを
得る。
【0009】なお、復号でのブロック間の整合を得るた
め、ビタビ復号器内で現ブロックで選ばれたパスの最後
の状態(S0〜S3の値)を記憶し、その状態を次のブ
ロックでの最初の状態とする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の誤り訂正符号/復号化装置では、内符号と外符号と
を完全に分離していたため、外符号により付加された情
報ビットから一意に決まる検査ビットに対してもビタビ
復号を行なうので、多くの演算が必要になるという問題
があった。
【0011】また、上記従来の誤り訂正符号/復号化装
置では、伝送路誤りによりビタビ復号器内部で正しい情
報ビットに対応するパスが破棄される場合があるという
問題があった。
【0012】さらに、上記従来の誤り訂正符号/復号化
装置では、誤り訂正のブロック単位(従来例では外符号
における情報ビット12ビットに対応する情報)での結
果を出力としていたが、ブロックの境界付近に該当する
送信信号に伝送路で誤りが加わった場合に、正しい誤り
訂正が行なえないという問題があった。
【0013】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、外符号での検査ビットに対する内符号の
パスを制限することにより、必要な演算量を低減させる
ことのできる誤り訂正符号/復号化装置を提供すること
を目的とする。
【0014】本発明はまた、伝送路誤りによりビタビ復
号では正しいパスが破棄される(誤った方がパスメトリ
ックが小さくなる)場合でも、正しいパスを選択するこ
とのできる誤り訂正符号/復号化装置を提供することを
目的とする。
【0015】本発明はまた、複数ブロックのパスメトリ
ックを用いて復号データを作成することにより、より正
しい誤り訂正符号を実現することのできる誤り訂正符号
/復号化装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内符号において情報ビットのビタビ復号
により得られたいくつかのパスに該当する情報信号から
一意に決まる外符号のパスに対してのみ、誤り訂正のビ
タビ復号を行なうようにしたものである。
【0017】また本発明は、内符号において情報信号に
より取り得る全てのパスに対してパスメトリックを評価
し、外符号による誤り訂正に該当するパスを情報信号か
ら一意に決まるパスのみとするようにしたものである。
【0018】また本発明は、複数ブロックでの全残存パ
スの情報信号とパスメトリックと最初の状態と最終の状
態を記憶し、複数ブロックの評価後に復号データを作成
するようにしたものである。
【0019】また本発明は、前ブロックの終了時での各
状態(S0〜S3)それぞれのパスメトリックが最小と
なるパスとパスメトリックを記憶し、その値を次のビタ
ビ復号器またはパスメトリック演算器の初期値とし、パ
スメトリックと現ブロックのパスメトリックを用いて復
号データを作成するようにしたものである。
【0020】
【作用】したがって、本発明によれば、外符号の検査ビ
ットに該当するパスを制限することにより演算量を低減
することができる。
【0021】また、誤った情報信号でのパスによるパス
メトリックが正しい情報信号(情報ビット)のパスによ
るパスメトリックからパスの交差前に小さくなった場合
でも、検査ビットに該当するパスが違うことにより正し
い情報信号を選択でき、誤り訂正能力を高めることがで
きる。
【0022】さらに、ブロックの境界での誤りが訂正で
き、より正しい誤り訂正を実現することができる。
【0023】
【実施例】 (実施例1)図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ものであり、外符号にE−Golay符号/復号を用
い、内符号復号にビタビ復号を用いている。図1におい
て、1は入力データである。2はブロック符号化器であ
るE−Golay符号器、3は畳み込み符号器であり、
これらにより2重誤り訂正符号化装置が構成される。4
は伝送路である。5は情報ビットビタビ復号器、6はパ
スメトリック、7は情報信号候補、8はE−Golay
復号器、9は検査ビットパスメトリック演算器、10は
検査ビット、11は復号データであり、情報ビットビタ
ビ復号器5、E−Golay復号器8および検査ビット
パスメトリック演算器9により2重誤り訂正復号化装置
が構成される。
【0024】次に上記実施例の動作について説明する。
入力データ1の情報ビットに対しE−Golay符号器
2で検査ビットが算出される。ここでは例として12ビ
ットの情報ビット(k=12)に対し12ビットの検査
ビット(m=12)が付加されるE−Golay(2
4,12)が用いられる。符号語(情報ビット+検査ビ
ット)は、畳み込み符号器3内のシフトレジスタに情報
ビットx0,x1,・・・x11,検査ビットx12,
x14・・・x23の順に入力され、送信信号(y0,
y1,y2・・・47)が得られ、伝送路4へ出力す
る。
【0025】伝送路4で誤りが付加された送信信号は、
情報ビットビタビ復号器5により情報ビット(kビッ
ト)に対応する送信信号(y0,y1,y2・・・y2
3)に対してのみビタビ復号を行い、トレリス線図上で
各状態(S0,S1,S2,S3,・・・)に至る2つ
のパスのうちパスメトリックが小さいパスを選択するこ
とにより残存パスを得る。また、情報ビットビタビ復号
器5により得られた残存パスに対応する情報信号候補7
を用いてE−Golay復号器8でmビットの検査ビッ
ト10を生成する。次に、検査ビットパスメトリック演
算器9により情報ビタビ復号器5による残存パスでのパ
スメトリック6と、その残存パスに該当するE−Gol
ay復号器8で得られたmビットの検査ビット10に対
応するパスでのパスメトリックとが加算される。この加
算処理により、情報ビットについての受信信号系列15
(y0′,y1′,y2′・・・,y23′)と各パス
に対応する送信信号系列14(y0,y1,y2・・
・,y23)とを比較して得られたパスメトリックと、
それぞれの情報ビットに対応した検査ビットについての
受信信号系列15(y24′,y25′,y26′・・
・,y47′)と各パスに対応する送信信号系列14
(y24,y25,y26・・・,y47)とを比較し
て得られたパスメトリックとの加算結果が得られる。こ
のようにすることでE−Golay符号の符号化規則を
満足する情報信号13に対応するパスだけが残存パスと
して残り、その残存パスに対するパスメトリックの加算
結果が得られる。そして、この加算処理されたパスメト
リックを用いて、最も受信信号系列として確からしい送
信信号系列を判定し、対応する情報信号系列を復号結果
とすることにより、復号データ11を求めて出力する。
このようにして復号データ11を得ることでこの復号デ
ータは必ずE−Golay符号の符号語となり、畳み込
み符号に対する復号の中で、E−Golay符号の冗長
度を全て使っての復号が行なわれることとなる。
【0026】図2は上記情報ビットビタビ復号器の動作
説明図である。本発明においてもビタビ復号は、従来例
と同様に情報信号系列13(x0,x1,x2・・・)
を受信信号系列15(y0′,y1′,y2′・・・)
で表したトレリス線図12によるパスと、送信信号系列
14(y0,y1,y2・・・)とのパスメトリックか
ら最も確からしいパスメトリックに対応する情報信号系
列を復号データとする。
【0027】図2では状態の初期値をS0とし、ある情
報信号kビットに対応するパス12a(図2ではx0=
1,x1=1,x2=0,x3=0・・・x10=0,
x11=0)と、この情報信号とE−Golay復号器
8から一意に決まる検査ビットビットに該当するパス1
2b(図2では、x12=1,x13=0・・・x22
=1,x23=0)によるパスと、送信信号系列による
パスのパスメトリックを求めてこの情報信号のパスメト
リックとする。
【0028】なお、本実施例では、全ての情報ビットに
対する外符号としてE−Golay符号を用いたが、複
数の誤り訂正(例えばRS符号、GF符号、Hammi
ng符号等)を情報ビットブロック(いくつかの情報ビ
ットのかたまり)の任意のビットブロックに加えても良
い。この場合、各情報ビットブロックのビット誤り感度
(各ビットが誤ることによる情報の劣化する度合い)を
調べ、各情報ビットブロックのビット誤り感度に応じて
誤り訂正方式を決定、または一部のビットブロックでの
み外符号を用いることにより、効率的な誤り訂正符号/
復号化装置を実現できる。
【0029】このように、本実施例によれば、情報ビッ
トのビタビ復号での残存パスに対応する外符号によるパ
スのみでパスメトリックを調べることにより、ビタビ復
号に必要な演算量を低減することができる。
【0030】(実施例2)図3は本発明の第2の実施例
の構成を示すものである。図3において、21は入力デ
ータ、22はE−Golay符号器、23は畳み込み符
号器、24は伝送路、25は情報ビットパスメトリック
演算器、26はパスメトリック、27は情報ビット、2
8はE−Golay復号器、29は検査ビットパスメト
リック演算器、30は検査ビット、31は復号データで
ある。
【0031】本実施例では、全ての情報信号に対応する
パス(ここではy0′,y1′,y2′・・・y23′
の212通り)と伝送路24で誤りが付加された送信信号
とでパスメトリックが評価される。全ての情報ビットに
対応する検査ビット30をE−Golay復号器28で
生成するとともに、検査ビットパスメトリック演算器2
9により各検査ビットに対応するパスと送信信号とのパ
スメトリックと、情報ビットパスメトリック演算器25
による各情報信号のパスメトリックとが加算され、この
パスメトリックの中から最も確からしいパスメトリック
に対応する情報信号を復号データ31として出力する。
この検査ビットパスメトリック演算器29は、上記第1
の実施の形態における検査ビットパスメトリック演算器
9とほぼ同様の動作によって上記復号データ31を生成
し、出力する。
【0032】このように、本実施例によれば、全ての情
報ビットに対するパスを残存パスとし、各残存パスに対
し一意で決まる外符号に対応するパスのみを検索するこ
とにより、伝送路による誤りにより従来のビタビ復号で
は正しいパス(情報ビット)が破棄される(残存パスと
ならない。)ような場合でも、正しい誤り訂正を行なえ
るようになる。
【0033】(実施例3)図4は本発明の第3の実施例
の構成を示すものであり、図3に示した第2の実施例の
構成要素と共通の要素には同一の番号を付してある。本
実施例は、検査ビットパスメトリック演算器29により
得た現時点での複数存在する外符号の誤り訂正符号化単
位(以下ブロックという。)の終了時での各状態(S0
〜S3)を、次の情報ビットパスメトリック演算器25
の初期状態とするための状態伝送路32を備えている。
【0034】本実施例では、検査ビットパスメトリック
演算器29により得た最も確からしいパスメトリックに
対応する情報信号系列を復号データ31として出力し、
このパスメトリックに対応する最後の状態(S0〜S
3)の値を、状態伝送路32を通じて次のブロックの情
報ビットパスメトリック演算器25の状態の初期値とす
ることにより、ブロック間の整合を得ている。
【0035】このように、本実施例によれば、次ブロッ
クの初期状態を考慮することにより、ブロックの境界付
近での整合を得ることができる。
【0036】なお、本実施例は、図1に示した第1実施
例に対しても同様に適用することができる。
【0037】(実施例4)図5は本発明の第4実施例の
構成を示すものであり、図4に示した第3実施例の構成
要素と共通の要素には同一の番号を付してある。本実施
例は、検査ビットパスメトリック演算器29による現ブ
ロック終了時での全残存パスの情報信号とパスメトリッ
クと最初の状態と最終の状態を記憶するメモリ33を状
態伝送路32の途中に設けたものである。
【0038】本実施例では、複数(N個)のブロック間
隔で各ブロックの検査ビットパスメトリック演算器29
による全残存パスの情報信号とパスメトリックと最初の
状態と最終の状態をメモリ33に記憶し、隣合うブロッ
クの最終の状態と最初の状態とが等しくなるNブロック
の長さの全てのパスの組み合わせとこのパスに対応する
パスメトリックを求め、このパスメトリックの中から最
も確からしいパスメトリックに対応するNブロックの長
さの情報信号を復号データ31として出力する。
【0039】このように、本実施例によれば、Nブロッ
クのパスメトリック値を考慮することにより、Nブロッ
ク内での境界付近での誤りを訂正することができる。
【0040】なお、本実施例は、図1に示した第1実施
例に対しても同様に適用することができる。
【0041】(実施例5)図6は本発明の第5実施例の
構成を示すものであり、図5に示した第4実施例の構成
要素と共通の要素には同一の番号を付してある。本実施
例は、検査ビットパスメトリック演算器29による現ブ
ロック終了時での各状態(S0〜S3)におけるパスメ
トリックが最小となるパスとパスメトリックを記憶する
メモリ33の値を、次の情報ビットパスメトリック演算
器25の初期値とするとともに、情報ビットパスメトリ
ック演算器25の中間値により復号データを選択するパ
スメトリック比較器34を設けたものである。
【0042】本実施例では、前ブロックでの検査ビット
パスメトリック演算器29による各最終状態(S0〜S
3)におけるパスメトリックが最小となるパスとパスメ
トリックをメモリ33に記憶し、この値を現ブロックの
各状態の初期値とし、数回のパスメトリック演算を行な
い、その時点でパスメトリックをパスメトリック比較器
34で比較し、パスメトリックが最小となるパスに該当
する状態の初期値に対応する全ブロックの復号データ3
1を最終出力とする。
【0043】このように、本実施例によれば、数ブロッ
ク後までのパスメトリック値を考慮することにより、全
ブロック内での境界付近での誤りを訂正することができ
る。
【0044】なお、本実施例は、図1に示した第1実施
例に対しても同様に適用することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、上記各実施例から明らかなよ
うに、情報ビットのビタビ復号での残存パスに対応する
外符号に対応するパスのみでパスメトリックを調べるこ
とにより、ビタビ復号に必要な演算量を低減することが
できる。
【0046】本発明はまた、全ての情報ビットに対する
パスを残存パスとし、各残存パスに対し一意に決まる外
符号に対応するパスのみを検索することにより、伝送路
で付加された誤りにより従来のビタビ復号では正しいパ
ス(情報ビット)が破棄される(残存パスとならな
い。)ような場合でも、正しい誤り訂正を行なうことが
できる。
【0047】本発明はまた、次ブロックのパスメトリッ
ク値を考慮することにより、ブロックの境界付近での誤
りを訂正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における誤り訂正符号/
復号化装置のブロック図
【図2】本発明の第1の実施例におけるビタビ復号器の
動作説明図
【図3】本発明の第2の実施例における誤り訂正符号/
復号化装置のブロック図
【図4】本発明の第3の実施例における誤り訂正符号/
復号化装置のブロック図
【図5】本発明の第4の実施例における誤り訂正符号/
復号化装置のブロック図
【図6】本発明の第5の実施例における誤り訂正符号/
復号化装置のブロック図
【図7】従来における誤り訂正符号/復号化装置のブロ
ック図
【図8】従来における畳み込み符号器のブロック図
【図9】従来におけるビタビ復号器の動作説明図
【符号の説明】
1 入力データ 2 E−Golay符号器 3 畳み込み符号器 4 伝送路 5 情報ビットビタビ復号器 6 パスメトリック 7 情報信号候補 8 E−Golay復号器 9 検査ビットパスメトリック演算器 10 検査ビット 11 復号データ 21 入力データ 22 E−Golay符号器 23 畳み込み符号器 24 伝送路 25 情報ビットパスメトリック演算器 26 パスメトリック 27 情報ビット 28 E−Golay復号器 29 検査ビットパスメトリック演算器 30 検査ビット 31 復号データ 32 状態伝送路 33 メモリ 34 パスメトリック比較器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 13/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報ビットに誤り訂正のための検査ビッ
    トすなわち2重誤り訂正における外符号を付加する回路
    からなるブロック符号化器と、1つあるいは複数の外符
    号で誤り訂正符号化された符号語を入力として畳み込み
    による符号化を行なって内符号とする畳み込み符号化器
    とを備えた2重誤り訂正符号化装置と、情報ビットに該
    当する内符号のビタビ復号と外符号の誤り訂正符号規則
    を満足するパスのみにより復号する2重誤り訂正復号化
    装置とを備えた誤り訂正符号/復号化装置。
  2. 【請求項2】 内符号のビタビ復号において、外符号の
    kビットの情報ビットの取り得る2k 通りのパスに対す
    るパスメトリックを保持する手段を備え、外符号のmビ
    ットの検査ビットに対するビタビ復号では、前記情報ビ
    ットによる2k通りの各パスに対して外符号の誤り訂正
    規則により一意に決定するパスのみを用いて復号する請
    求項1記載の誤り訂正符号/復号化装置。
  3. 【請求項3】 複数存在する外符号の誤り訂正符号化単
    位で、内符号復号時に得られる全てのパスである全残存
    パスに対応するパスメトリック値から最も確からしい情
    報信号を決定し、2重誤り訂正復号化装置の出力値とす
    る請求項1または2記載の誤り訂正符号/復号化装置。
  4. 【請求項4】 複数(N個)存在する外符号の誤り訂正
    符号化単位で、ビタビ復号における最初の状態と最終の
    状態と全残存パスに対応するパスメトリック値の組み合
    わせを記憶し、N個の外符号の連結に対するパスメトリ
    ック値が最も確からしい値となる連結に対応する情報信
    号を2重誤り訂正復号化装置の出力値とする請求項1ま
    たは2記載の誤り訂正符号/復号化装置。
  5. 【請求項5】 複数(N個)存在する外符号の誤り訂正
    符号化単位で、ビタビ復号における最初の状態と最終の
    状態の組み合わせが同一となるパスの中でパスメトリッ
    ク値が最も確からしい値となるパスのみを記憶し、N個
    の外符号の連結に対するパスメトリック値が最も確から
    しい値となる連結を求める手段として、各外符号単位の
    パスメトリック値をブランチメトリックとしてビタビ復
    号を行なう請求項1または2記載の誤り訂正符号/復号
    化装置。
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