JPH01203324A - 骨吸収およびコラーゲナーゼ放出の阻害方法 - Google Patents

骨吸収およびコラーゲナーゼ放出の阻害方法

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JPH01203324A
JPH01203324A JP63027376A JP2737688A JPH01203324A JP H01203324 A JPH01203324 A JP H01203324A JP 63027376 A JP63027376 A JP 63027376A JP 2737688 A JP2737688 A JP 2737688A JP H01203324 A JPH01203324 A JP H01203324A
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JP
Japan
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sanguinarine
collagenase
bone resorption
amount
benzo
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JP63027376A
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English (en)
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Sakamoto Seizaburo
セイザブロウ サカモト
Sakamoto Masako
マサコ サカモト
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Vipont Pharmaceutical Inc
Original Assignee
Vipont Pharmaceutical Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 11至U 本発明は、哺乳類動物の歯周疾患に勾【プる歯槽骨吸収
を制御する方法に関する。
発明の背景 ベンゾ−C−7エナンスリジンアルカロイドはケシ科(
Papaveracease ) 、ケマンソウ科(F
uiariaceae )およびメギ科(Berber
idaceae )の植物から抽出することができる。
これらの科に属する植物としてはsangutnart
a canadensis。
Hacleaya cordata、 Bocconi
a frutescens。
Carydalis  5evctcozii、 C,
1edebouni、Argeionenoxican
usおよびChclidonlui najus等を挙
げることができる。これらの植物から得られる最も重要
なベンゾ−c−フエナンスリジンアルカロイドの中には
、サンギナリン、キリルピン、マカルビン、アロクリプ
トビン、プロトビン、ホモキリドネン、サンギラチン、
サンギルビンおよびキレリスリンがある。
これらのアルカロイドで最もよく知られているものは、
北米原産の多年生草本Sanguinariacana
densis植物(ほかに1ラツドルート、テターウオ
ート、レッドルート、パクーン等の名でも知られている
)から抽出されるサンギナリンである。
サンギナリア属の植物およびそのジュースは、有史前か
ら有史時代を通じて様々な目的で使用されてきた。とく
にこの植物は民間薬として使われてきた。この植物は一
般に、全体を、乾燥しないで(生のままンまたは乾燥し
て用いられてきて、通常の方法では、乾燥した植物を粉
末化し、担体とU合している。この民間薬は、喘息、気
管支炎、赤痢、自前のような状態、ならびに他の一連の
重要な病気に試みられてきた。
純粋な化学物質、サンギナリン、キレリスリン、プロト
ビン、キレルピン、ベルベリン、キリルチン、サンギラ
チン、マカルビン、サンギルビンおよびアロクリプトビ
ンは、サンギナリア属以外の植物から単離することがで
きる。これらは稀ではあるが、化学薬品販売店から入手
できる場合もある。これらのアルカロイドの半綽品は市
販されていて、一般にサンギナリン硝酸塩およびサンギ
ルビン硫IM[と呼ばれている。この塩は、サンギナリ
ア属植物の混合アルカロイド、主としてサンギナリン、
キレリスリンおよびプロトビンの塩である。純粋なベン
ゾフェナンスリジンアルカロイドの使用に関する文献は
ほとんど見当らないが、このような化合物を含む植物は
広い範囲の病気に使われてきた。
アルカロイドサンギナリンは溶液は、ある種の抗かびお
よび抗原虫作用を示す。サンギナリンは、乳化液として
、かび感染症に局所的に適用される。
サンギナリンの抗細菌活性は付加したラジカルによって
変動することが明らかにされていて、サンギナリンの様
々な塩にある程度の活性が認められて01゛る。塩W1
塩および硫酸塩は、ある濃度である極のllil%:活
性をもつことが明らかにされている。
サンギナリン硝酸塩は、各種の細菌に対しである種の静
菌活性をもつことが報告されている。
口内洗浄剤、とくにねり歯磨の成分としてsangur
narra CanadenSISの抽出液の使用が米
国特許第4,145,412号にtm示されている。
抽出液は、微細に切断または粉砕したブラッドルートを
有機溶媒、たとえばメタノール、酸性化メタノール、酸
性化エタノール、酸性化メタノール水溶液、酸性化エタ
ノール水溶液およびそれらの混合物で処理して製造でき
る。
ブラッドルートを数寄の溶媒と完全に攪拌し、長期間(
たとえば24時間またはそれ以上、温度的60℃で)溶
媒中に保持する。ひとつの方法によれば、この溶液を濾
過し、溶媒を蒸発させる。
ついで残留物を溶解しくたとえばクロロホルム中に)、
濃塩酸を加え、濾過し、ついで乾燥する。
乾燥抽出物を温グリセリン(65℃)に取り、担体と混
合してもよい。他の方法によれば、植物を溶媒で抽出し
たのち、(2)抽出物を溶媒に可溶性の酸塩で沈殿さゼ
、(ハ)沈殿した塩を水に再溶解し、(へ)酸を加えて
沈殿を形成させ、ゆ沈殿を集めることができる。
抽出液は優れた呼気洗浄剤、組III調節剤および歯洗
浄剤である。
サンギナリア植物の抽出液の一成分であるサンギナリン
は抗歯垢剤としても使用されてきて、歯垢形成の予防お
よび制御に有効なことが示されてきた。
一方、進行した歯周疾患、すなわち組織の破壊、高レベ
ルのコラーゲナーぜ活性、およびm槽骨吸収を特徴とす
る疾患では、これらの状態を!IJmおよび逆転するの
に有効な手段が必要になる。
歯周疾患は、合衆国において、すべての歯の喪失の原因
の50%以上を占め、I界中で口内の健康の第一の脅威
となっているものの、その予防および治療にはわずかな
進歩しかムく、この疾患の基本的な病因さえ十分理解さ
れていない。研究者達は、歯周疾患の発生の一次的外因
として、口内フロラ中のある種の微生物およびその代謝
物質が関与していることは疑いなとしている。
最近の歯周疾患の研究では、これらの細菌性物質と各種
の自己防御機構との間の相互作用の性質が注目され始め
ている。細菌毒素と抗原が宿主の免疫系を活性化し、組
織破壊と歯槽骨の吸収を生じる。この両者が歯周疾患の
特徴である(1゜2)。
また、最近の研究は、侵襲性の多形核好中球やマクロフ
ァージのみでな(、さらに固有な結合組繊細胞たとえば
センイ芽細胞、骨芽細胞等がもつと重要に関与して放出
される各種プロテアーゼおよびプロトグリカナーゼが、
結合組織の破壊および歯槽骨の吸収を仲介することが証
明されてきた(3.4)。
細菌性抗原に直面すると、宿主の免疫系の炎症および非
炎症性細胞は様々なリンホカインおよびサイト力インた
とえばインターロイキンを産生ずることによって反応し
、これが破骨細胞活性化因子(OAF)と分子的に同一
であることが明らかにされた(5)。これらの可溶性メ
デイエータ−は、宿主細胞による分解酵素の急速な合成
を誘発し、したがって、炎症応答の調節に主要な役割を
果たしているものと思われる(6)。
歯周疾患の最初の表出は、宿主免疫系の六進反応と表現
することができる。免疫不全疾患を有する患者の臨床研
究では、これらの患者が、年齢のマツチした対照に比較
して、歯周症状のレベルが有意に低いことが明瞭に示さ
れている。すなわら、自己防御機構の過敏性反応として
の歯周疾患の特徴が、宿主細胞による宿主組織の破壊を
招くものとして、最近、多くの研究者の注意をひいてい
るのである。
しかしながら、歯周疾患の予防手段には、主として、細
菌性歯垢の物理的または化学的な絶滅がもっばら考慮さ
れてきた。
骨吸収は、破骨細胞ならび各種の他の細胞が関与する動
的かつ複雑な連鎖的事象であることを示唆する重大な証
拠が集まりつつある(7〜9)。
生体骨の細胞仲介吸収時には、解剖学的吸収に必要な無
機および有機両マトリックスの破壊が同時に起こるもの
と考えられるが、この過程の分子レベルでの詳細は解明
されていない。コラーゲンは骨マトリックスの主要な有
機成分であり、コラ−ゲナーゼは生理的条件下にコラー
ゲンの分解に主としてかかわる酵素である。この特異的
な天然プロテアーゼが、様々な生理学的および病理学的
組織における結合組織の分解に携ってきたのである。
本発明の目的は、ある特定量のサンギナリンおよびその
プソイドエタノラートを経口投与することにより、進行
した歯周疾患における歯槽骨の吸収を制御し、コラ−ゲ
ナーゼの活性レベルを制限する手段を提供することにあ
る。
発明の要約 本発明によれば、サンギナリンおよびそのプソイドエタ
ノラートを、進行した歯周疾患の侵襲を制御するのに有
効なレベル使用する。
発明の詳1[11,を記述 以下の実施例は、サンギナリンおよびそのプソイドエタ
ノラートの、」ラーゲナーゼ合成との関連での骨吸収に
対する作用を示すものである。
例1゜ 5日齢のマウス頭蓋冠培養物を用い、 HatSulOtOら(Arch、 0ral Bio
l、、 24 : 403−405 (1979)の記
載した方法に従って骨培養物を調製した。
ヘパリン(10LI/me)を含むかあるいは含まない
10%熱不活性化ウマ血清を補充した改良ブイヨン培養
基からなるメジウムを使用した。骨吸収は副甲状腺ホル
モンで刺激した(PTH,IU/Id)。高度に精製し
たサンギナリンおよびプソイドエタノラート(サンギナ
リンをエタノールに溶解し、pHをNaOHまたはNH
4OHで上行させることにより固体を沈殿させて製造)
をジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解し、培養メ
ジウムに加えた(0.1%V/V)。対照には同層のD
MSOを加えた。メジウムを2日ごとに新しいものにか
え、4〜6日間インキュベーションを続けた。
骨吸収は、所定の間隔でメジウム中のカルシウム濃度を
測定することにより定量した。総力ルシウム濃度は、c
owenら(Biocl+eO1,Int、、 11 
: 273−280.1985)の記載のようにしてC
0rninlJ 940型カルシウムアナライザーを用
い、蛍光滴定によって測定した。骨吸収はメジウム中の
カルシウム81度(η/d)またはPTHI発値の百分
率で表した。
コラ−ゲナーゼは、頭蓋冠培養物(ヘパリン含有>(1
0)の収穫メジウムサンプルから、第1図に示すように
メジウムをヘパリン−セファロースゲルの多重小力ラム
に通して単離した。コラ−ゲナーゼインヒビターを含む
大部分の血清成分は、コラ−ゲナーゼの定FA 61に
このアフィニティークロマトグラフィー過程で除去した
単離されたコラ−ゲナーゼは完全に潜伏型(酵素的に不
活性)であり、定tli前に11101/オのp−アミ
ノフェニル水銀アセデート(p−APMA)で活性化し
た。標準定量条件も第1図に示す。
DMSOに溶解したサンギナリンおよびそのブソイドエ
タノラートを、S、 5akalOtOら(Arch。
Biochem、 8iophys、、188 : 4
38−449.1978)の記載に従って調製した高純
度マウス骨]ラーゲナーゼ(活性型)を用い、コラーゲ
ナーゼ定檜法で試験した。
骨吸収(PTHによる刺激)および移植骨からのコラ−
ゲナーゼ放出に関してのマウス頭蓋冠に対するサンギナ
リンの作用を試験するために、培養期間中のメジウム中
のカルシウム濃度およびコラ−ゲナーゼレベルの変化を
分析した。第2図は、培養2.4および6日に、PTH
処置群が高レベルの骨吸収を示した。サンギナリン20
μmo171で処置したP T Hおよび対照両群がサ
ンギナリンで処置しない対照群より低値を示し、これは
20μmo1/1のサンギナリンがP T H刺激骨吸
収を完全に阻害することを示している。第3図には、第
2図に示したと同じ培養実験において、移植骨より放出
されたコラ−ゲナーゼの活性レベルを示す。
全PTH群が、培養期間を通じてコラ−ゲナーピ活性の
高レベルを示したが、DMSOを含むPTH群ではDM
SOを含まないPTH群よりわずかに高く、20μl1
01/1のサンギナリンで処置したPTH群は各種対照
群よりも低い値さえ示し、これはサンギナリンが移植骨
からのコラ−ゲナーゼの放出を遮断することを示唆して
いる。
メジウム中のコラ−ゲナーゼのレベルは、一般に、培養
群内での骨吸収の程度によく相関する(第2図および第
3図)。5μ1101/1のサンギナリンプソイドエタ
ノラートも完全に骨吸収を阻害しく第4図)、移植骨か
らのコラ−ゲナーゼ放出を遮断した。第4図には様々な
濃度でのPTH刺激骨吸収に対するサンギナリンおよび
そのプソイドエタノラードの作用を示す。サンギナリン
およびそのブソイドエタノラートの有効濃度範囲は、そ
れぞれ約1〜20μr*o1/1および0.2〜5μm
001/1である。
サンギナリンエタノラートは、この培養系においてはサ
ンギナリンよりも約5〜10倍強力であるように思われ
る。
コラ−ゲナーゼの定量により、サンギナリンのコラ−ゲ
ナーゼ活性に対する直接作用も試験した。
第5図は、サンギナリンもサンギナリンブソイドエノラ
ート型も1111マウス骨コラ−ゲナーゼの活性型を阻
害することを示したが、培養系(第4図)におけるより
も10〜100倍の濃度を要した。
サンギナリンプソイドエタノラートは、低濃度ではサン
ギナリンより強い阻害性を示したが、この作用は高濃度
では逆転した。サンギナリンブソイドエノラートをコラ
ーゲナーゼ定同混合物(pH7,5)に添加した場合、
色はオレンジ色に変化し、エタノラードは急速にサンギ
ナリンに変換したことが認められた。
サンギナリンはマウス頭蓋冠に作用し、コラ−ゲナーゼ
放出および骨吸収の両者を阻害することが明らかであり
、結果は、移植骨によって分泌されるコラーゲナーぜの
、骨吸収時における骨マトリックスコラーゲンの細胞外
性分解における役割を示している。
サンギナリンプソイドエタノラートは、骨吸収に関して
(第4図)、サンギナリンより約5〜10倍強力であっ
て、エタルレートがその親油性により膜をより容易に透
過することを示している。
コラ−ゲナーゼ活性の直接阻害にはサンギナリンはより
高い濃度を必要とした(第5図)。
本研究においては、骨吸収を阻害するために必要な好ま
いサンギナリンブソイドエタル−トの騒は5μraol
/ 1 (1,75μg/d)であるが、副甲状腺ホル
モン刺激による骨吸収およびコラ−ゲナーゼ放出を阻害
するには約0.2〜約10μll01/1の範囲が有効
であることがわかった。
サンギナリン自体の場合は、副甲状腺ホルモン刺激によ
る骨吸収およびコラ−ゲナーゼ放出を阻害する好ましい
騒は約10μm07/iである。しかしながら本発明の
関係では約1〜20μtool/lの範囲で作用するこ
とが明らかにされた。
以上の詳細な説明は、本発明を単に例示するものであっ
て、本発明の精神から逸脱することなく本発明の範囲内
で多くの改変が可能なことを理解すべきである。
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nual 4 Amsterdam。
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【図面の簡単な説明】
第1図は、コラ−ゲナーゼの単離から定量までの操作を
示す工程図である。第2図は、骨吸収に対する本発明の
効果を示す実験結果であって、前培養後の培地中のカル
シウム濃を示す。第3図は、コラ−ゲナーゼ活性に対す
る本発明の効果を示す実験結果であって、培養摸の培地
中のコラ−ゲナーゼ活性を示す。第4図は、サンギナリ
ンおよびサンギナリンエタノラートの濃度とPTH刺激
骨吸収に対する作用を示す図である。第5図は、各種濃
度におけるサンギナリンおよびサンギナリンエエタノラ
ートの作用を示す図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)歯周疾患を有する哺乳類動物の骨吸収およびコラ
    ーゲナーゼ放出を阻止する方法において、上記哺乳類動
    物に骨吸収阻害およびコラーゲナーゼ放出阻害量のベン
    ゾ−c−フエナンスリジンアルカロイド化合物を投与す
    ることを特徴とする方法
  2. (2)ベンゾ−c−フエナンスリジンアルカロイド化合
    物は、サンギナリン、サンギナリンプソイドエタノラー
    トおよびその混合物からなる群より選ばれる特許請求の
    範囲第1項に記載の方法
  3. (3)サンギナリン約1〜約20μmol/L量を投与
    する特許請求の範囲第2項に記載の方法
  4. (4)サンギナリンプソイドエタノラート約0.2〜約
    20μmol/L量を投与する特許請求の範囲第2項に
    記載の方法
  5. (5)サンギナリン20μmol/L量を投与する特許
    請求の範囲第3項に記載の方法
  6. (6)サンギナリンプソイドエタノラート5μmol/
    L量を投与する特許請求の範囲第4項に記載の方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012153615A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Kao Corp コラーゲンゲル収縮促進剤

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